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〇寄生虫と間違えられた ホタテガイの程晶体について 〇道東産アサリ貝

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〇寄生虫と間違えられた ホタテガイの程晶体について 〇道東産アサリ貝
釧路水試 だよ り
77
海藻穎づ くりに励 む生徒達 (
昆布森中学校)
○寄生虫と間違え られた
ホタテガイの梓晶体 について
○羅臼のスケ トウダラ資源
一升源f守・
I日I兼も同浪合の恥t
J
払みについて一
〇道東産アサ リ具の成分について
○海の野菜について
平成 1
0年 1月
北海 道 立釧 路 水産 試 験場
釧路水試だより 第77号 (
1
99
8
.1)
寄 生虫 と 間 違 え ら れ た
ホ タ テガ イ の梓 品 体 に つい て
彦
造 と消 化過 程 な どを水 産 庁中央水産 研究 所 の
沼 口さ ん の報告 や福 岡女 子大 学 の澄川教 授 の
総 説を参 考 に紹 介し た い。
アサ リ の生産 性 は天然 漁場 や造 成 され た増
殖場 で の餌料 環境 により大 き な影響を 受 け る。
供給 量 の増 強 、資源管 理な どを検 討す るう え
漁場 の生物 生産 力 の解 明、 環境収 容力 '餌料
で重要 な知 見 とな る アサ リ漁 場 の餌料 環境 や
義
アサリ の摂 餌、消化 、排 他 と い った研究 は少
川
ッキガ イ の背 骨 」と 理解 した であ ろう。塩野
く、 しか し この番 組を み ていた視 聴者 は 「
ホ
な く'北海 道 で の知 見 はな い のが 現状 であ る。
中
いて)
」のなか で嘘 に ついて'「つま り、嘘 とは、
七生氏 は 「
男 たち へ (
第 五章 の嘘 の効 用 に つ
函館水 産 試 験場 に勤 務 し て いた時 な のでも
う十 五年 はど前 になり ます か ' ホ タ テガ イを
「 はじ め に
担当 し て いた ので東京 の市 場 関 係 の人 か ら ホ
を 発揮 す る、人 間性 の深 い洞察 に基 づ いた'
ど の二枚 貝類 は、海水中 にあ る植 物プ ラ ンク
ホ タ テガ イ、 カキ 'ホ ッキガ イ' アサリな
二、餌 料 に つい て
高 等 な技 術 の成 果 な の であ る。」
とし ている。
タ テガ イ の寄 生 虫 のこと で電話 を いただ いた。 真実 を言 っていては実 現不可能 な場 合 に効 力
そ の内 容 は 「
消 費 者 の方 か ら購 入 し たホ タ テ
ど の植 物プ ラ ンクト ンやデ ー ライタ ス (
有樺
ガ イ に体 が白 い寒 天 でそ の頭部 か黒な いし茶
物残虐 ︰デ トリ タ ス、粒 状有 機物 )を 主 とし
ト ンや有 機懸 濁物を食 べて生 き ている こと は
イ の背 骨 と言 われ た のではな- 、権 威 のあ る
て摂 餌 し て いる。デ ー ラ イタ スは腐植土 のよ
良 く知 られ て いる。 アサ - は漁場 の珪 藻類 な
方 ?か ら背骨 と知 ら され たか、 はたま た テレ
うな分 解途 中 の有機 物 の こと で、プ ラ ンクト
料 理長氏 はあ え て 「
高 等 な技術 の成 果 」を 期
こと であ った。 そ の方 と お話 し す る内 に これ
ビ に出演 す る にあ たり十 分 に調 べるまも なく
ンの死骸 や死な な いま でも生 活力 をな -し た
待 し て人 間性 の深 い洞察 に基 づ いてホ ッキガ
は梓 晶体 (
晶 梓体 あ る いは晶体 とも いわれ る
背 骨 とし たか ' いず れ にし ても単純 な間違 い
も のな どが沈 ん ででき たも のと いえ る。デ ト
? いる。 こ のよう な寄 生 虫 は何 ぞ や?」と の
が本文 では梓 晶体 とす る) であ る ことが わか
であ ろう。横 道 にそれ るが 「
男 たち へ」 の副
褐 色 の寄 生虫 と 思 われ るも のが例外 なく 一匹
り'寄 生 虫 ではな く消 化 器 系 の 1部 であ る こ
題 は'「フツウ の男を フツウ でな い男 にす るた
ライ タ スの成因 とし て主 に次 の三 つが考 え ら
た ことが あ った。今年 (
平 成九 年 三月 )某 テ
れ ている。第 一は植物 プ ラ ンクー ンな ど が大
とと そ の機能 な どを説 明し て、納 得 いただ い
であ ったとし たら 母親達 や妻達 の 「
男改造 マ
め の五十 四章 」とあ り 、主題 が 「
女 たち へ」
ニ ュアル」 のバ イブ ルとな ったかも しれ な い。 発生後 '死滅し て集 合体 とな り形成 され るも
(ウバガ イ) の樟 晶休 の料 理が某 ホ テル の料
主題 はや はり 「
男 たち へ」が良 い。
レビ局 の旅 行 と料 理 の番組 の中 でホ ッキガ イ
理長 より 紹介 され た。 料 理長 は こ の梓 晶休を
えて 「
ホ ッキガ イ の背 骨 」と言 われ た。 無脊
鯉類 )を 例 にし て餌料 '摂餌 '消 化 器官 の構
こ こでは本 題 と若 干外 れ るが ' アサリ (
弁
は陸上 起 源 の淳 泥か河 川 の感 潮域 (
大 潮時 に
の溶存有 機物 が 吸着 L形成 され るも の。第 三
の。第 二は海表 面 で生 ず る気泡 の界面 に水 中
視 聴者 にわ かり やす -説 明す るため にか ?あ
椎 動物 であ る貝 には脊 椎 骨 など あ るわけ がな
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河 川 で海 水 の遡上 到達 地 点 か ら河 口域 の問 )
の懸 濁物食 者 への餌料 の補給 が行 われ ている。
ま な種類 の粒 子を摂 取す る こと が知 られ てい
り 二枚 貝 は有 機物 ・無 機物 の区 別な く さまざ
潜砂率 、生残 率 と の関係を 調査し た結 果 か ら
漁場 で のク ロ ロフィル a量 と アサリ の肥満 度 '
では考 え られ て いる。ま た、千葉 県 で冬季 の
期間続 く方 が速 いと アメ- カ(ワシ ント ン州 )
アサ リ の成 長 は'多 量 の餌料 が散 発的 に供
に浮 遊珪 藻 は殆 ど みられず 底生 性珪藻 が主体
る。 アサ リは 1- 三 岬 の微細 な粒 子を高 い効
ク ロロフィル a量 は 三 岬/ ゼ以上 が望 まし い
給 され るより、適度 な餌料 濃 度 が安定 し て長
であり 'な か でも 着泥性 珪 藻 と着砂性珪 藻 が
率 で捕捉 し、 五∼七 岬 の大き さ の粒 子を完 全
と いわれ て いる。北 海 道 でも 漁場 の適 正な指
餌 料 の粒子 径が適当 であれば毒 でな いかぎ
多 い こと 'ま た'内容 物 の珪 藻 組成 は アサリ
に捕 捉す る。 アサ リ の人 工種苗生産 で幼生 や
の消 化管 内容 物を 明ら か にし て い- 必要 があ
ろう。
生 息場 の底生 珪 藻 組成 と関係 があ る こと が報
母貝 の養 成 には'餌料 とし て細胞 の大 き さが
アサ リ の消 化管 内容 物 の観 察 では'内 容物
告 され て いて' アサリ の生 息 し て いる場 の餌
で集合粒 子体 化 し て形成 され るも のであ る。
料 環境 と密接 に関連す る こと が指摘 され てい
る。 ま た '天 然 アサ リ の消 化管 内容 物 には数
が潮位 の周期 的な変 化 と とも に増 減す る こと
棲 値 と いえ るかどう か検 討す る必要 があ ろう。
アサ - の生 息 し て いる場 の取 り入 れ る こと の
以上 より アサ リは餌料 とし て数 岬か ら数十 仰
十 岬 の大 きさ の付 着珪 藻類 も 認め られ ている. ロフィル量な ど植物 由来 色素 量 や粒 状 有機物
干 潟域 や増 殖場 での アサ- の高生 産性 が維
物 由来 色素 量 '流向 流速 などを把 握す る こと
潮 汐 にともな う懸 濁物 量 、粒状有 機物 量 '植
ま た、 干潮 の影響を受 け る内 湾域 では' ク ロ
でき る餌 料 を 摂 餌 し て いる。ま た、 アサ リ の
が報告 され て いる。 餌料 環境 を把 握す る には
る。 アサ リは浮遊 珪藻 を 食 べな いのではな く ' 五 岬前後 の培 養微 細藻 類 が多 - 用 いられ てい
消化 管 に漁場 のデ ト ライタ スの取り 込 みが 明
の大 き さ の粒 子を 摂 取し ている。
のアサ リ漁場 の調査 か ら、底 層 水中 や沈 降物
も 必要 であ ろう。
らか にな って いる。 ま た'熊 本 県菊 池 川河 口
中 には十 叩以下 の大 き さ の懸 濁物 が多 く ' こ
て いる珪 藻、着 泥性 ・着砂 性 の珪藻 などや河
持 され るため には内湾 のア マモなど に付着し
し たデ ト ライ タ スはそ のま ま では アサリ によ
れ て鯉 (
同時 に鯉 で呼 吸す る) の鯉糸 間 の繊
海水中 に懸 濁し ている餌 料を外 套 腔 に引き 入
か に入水 菅 を出 し て底 層直上 の海水 を 吸水 Lt
川 や沿岸水 を 通し て供 給 され るデ ト ライタ ス
り摂 取 され る こと はな -'干潟域 では潮汐流
毛 により ろ過す る。餌料 は繊毛 運動 により 最
ロロフィルな ど ) の分 解物 であ る フ ェオ色 素
れら の微 細 懸 濁物 には有 機 物 や植物 色 素 (ク
いと いえ る。 干潟 や内 湾 にみら れ る ア マモ類
や波 浪 によ って底 層が適当 に棲 乱 され 、底生
埋在 性 のアサリは潜 砂 し '砂泥表 面 にわず
三、摂餌 に つい て
の表 面 にど のような付 着性 珪 藻 がみられ る の
性 の付着珪 藻 や底 層 に堆積 し たデ ト ライタ ス
終的 に唇弁 に運 ば れ て選 別 され て' 口部 に達
ア マモ類 に付 着 し た底 生性 珪藻 や底 層 に堆 積
か?ま た '天 然漁場 や増 殖 場 ' さら に痔 筋 の
し 、食 道 に入り ' そ こで分泌 され る粘液 と 混
な ど豊富 な餌料 の補給 が必要 であ る。砂 泥 や
底質 な ど の着 泥性 お よび着 砂性 珪藻 に ついて
は巻 き上げ られ ' そ の後再沈 降す る こと によ
の後 部 が - っい て水 管 を つ- って いる。 腹
合 され て胃 に運 ばれ る。 二枚貝類 は'外 套膜
が多 -含 まれ て いる こと か ら' アサ リ漁 場 の
のアサ-漁場 や増殖場 周 辺 の浮 遊性 '着 泥性 、 って アサリ により摂 取 され る。干潟域 では周
の知 見 は無 い のが,
現 状 であ る。今後 '北 海 道
ト ライ タ スは繰 り 返し 再懸 濁され アサリな ど
期 的 な潮汐流 によ って底生 性 の付 着珪藻 やデ
底層 には植物 起 源 の微 細 な デ ト ライ タ スが多
タ スな ど の餌 料 と それ ぞれ の漁 場 で の アサリ
着砂 性 '着藻 (ア マモ類 )性珪 藻 やデ ト ライ
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図 1 走 査 型電 子等 散鍬 こて観 察 したホ タテ ガイの生殖 巣
繊 毛(C)
、 目盛 り線 は左側が5
0umを、右側が 5,
um を示す。
図 2 走 査 型電 子覇 微鏡 にて観 察 したホ タテ ガイの地
主細糸 (P F)、普柵糸 (O F)、育繊毛距状突起 (S)、
目盛 り線 は左側が500.
um 、右側が50F
L
m を示すo
- 3
管 の海水 の出 入り と外 套 腔 の中 で の海水 の動
な どを 海 水 と い っし ょに吐 き出 し て いる。水
の出 水 管 から あま った餌料 や ふん、 卵 や精子
部 より の入水 管か ら は海水 を 吸収 し 、背 の方
に影響があ らわれ る可能 性 が指摘 され ている。 れ、 不適当な粒 子 は腸満 に送 られ る。 な お'
以下 でも アサ リ のろ水率
長期 に及 ぶと 三百 E=
百 ∼ 五百 脚 の濁り で影響 があ ら われ '濁り が
貝 の体力 を消 耗 させ る。 アサ- のろ水 率 は 三
り の増加 ととも に偽糞 の排 出 量を増 加 させ て
物 粒 子 は胃 に開 口し て いる中 腸腺 に送 り 込ま
物 粒 子 選別域 があ り '最 終的 に選 別され た食
分 され る。前域 はキ チ ン質 で繊 毛 をも った食
な り管状 を し て腸 に連 絡 し ている後域 と に区
お よび 腸壁 や体 組織 内 で の多 数 の遊走 細胞 で
消 化 は、中腸腺 の盲細 管 を構 成 し て いる細胞
き は'主 に鯉 など にあ る小 さ い繊 毛 の運動 と
にな ると懸 濁粒子 を摂 取 せず に偽糞 とし て体
の細胞内消化 と先 に延 べた細 胞外消 化 があ る。
ま た' アサ リ は濁 り の濃度 が十 ∼ 二十 脚以上
後域 は梓 晶休 嚢 と腸満 か らな り '梓 晶休 は こ
リ の鯉を 紹介 でき な い ので'函館水 産 試 験場
糞 の排出 量 も増 加 す る こと が知 られ ている。
外 に排出 し始 め ' 濁り の増 加 にともな って偽
筋肉 ののび ち ぢ み によ ってお こされ る。 アサ
で撮 影し た ホ タテガ イ の鯉 や生殖 巣を 紹介す
に勤 務 し たと き に走査 型 電 子顕微鏡 (
SEM)
の梓 晶体重 に入 って いて' そ の東端 が前域 の
者 への餌料 の補 給 に重要 な役割 を担 って いる
基 質 とな り '干潟域 のアサ リな ど の懸 濁物食
二時 間 ) に つれ て中 腸腺 の消 化 過 程も 一周り
く 関連 し て いる。 アサリ は潮汐 の 一周期 (
十
よ って異なり' とく に生 息場 所 と摂食 が大 き
潮 汐 周 期 が 消 化 周 期 に及 ぼ す 影 響 は種 に
一方梓 晶休 の尾 端 か ら成 長し て い-0
胃楯板 に達し て いて'回転し なが ら溶 け て'
ア マモは、内 湾域 では緩衡 機能 とし て海水 を
る. 図 一は ホ タテガ イ の生 殖巣 の表 面 の繊 毛
る。 図 二は ホ タテガ イ の鯉 であ る。 二 つの主
(
S) で連結 し た格子状構 造 を 示す。 と推 測され る。
干 潮時 に細胞内 消化 を 開始し '次 の摂食 の満
接 す る満 潮時 に 1斉 に摂食し '引 き続 いての
す る単 一相型 の種 で'す なわち多 量 の餌料 に
消 化器官 の構造 は' 二言で言 う と非科 学的
潮時 ま で に終 わ る活 動 形式 の種 で、干満 の影
四、 消化 に つい て
る。 胃が摺 り鉢 で'胃 の中 にキ チ ン質 が発達
表 現 にな るが 「
括 り鉢 と括 り粉木 」型 と いえ
指標 にな る。 アサ - のサ イズ 別水 温 別 のろ水
率を 知 る こと は アサ リ の正 確な摂 餌 量を 把握
北海 道 の アサ リ の主要 漁場 であ る干 潟 の発
す るう え で重 要 であ る。 さ ら に'あ る海 域 の
分解 酵素 であ る ア-ラーゼな ど の酵素類を含
達 し た野付湾 、 風蓮 湖 や温根 沼な ど内湾 には
響 が強 く受 け る潮 間帯 に適応 し た消 化活動 を
む )が そ の黒 な いし茶 褐色 の頭 端を胃楯板 に
ア マモが繁茂 し ている。 これ ら の内湾 の航 空
し ている。
の物 理 ・化 学 的 環境条 件 が アサリ の摂 餌 活動
餌活 動 に つい ては本文 では省略 す るが、漁場
て溶 け て'珪 藻 やデ ト ライ タ スを含 む粘液質
衝突 させな が ら回転 し'回転 し な がら摩 擦 し
写真を み るとじ つに ア マモが樗筋 ととも に生
る壁 があ り '揺り 粉木 にあ た る梓 晶休 (
澱粉
に及 ぼす 影響 に ついて の知 見 は少 な - '今後
の食 物塊 と混合 し 、細胞 外消 化 を お こな う。
し た胃楯 板 (
単 に胃楯 とも いう )とな ってい
さら に知 見 の積 み重 ねが望 ま れ る。
胃 は食道 と連 絡 し ている球 形 の前域 と'細 -
アサ - の餌料 条件 から みた 環境収容 力を 知 る
アサ リ' ホ ッキガ イ、 ホ タ テガ イな ど 二枚
おわ り に
貝 (
弁 鯉 類 ) では餌料 価値 のな い濁り は '濁
う え にも重 要 な基 礎 資料 と な る。 ろ水率 と摂
す る量を ろ水 率 と いい' アサ リ の摂 餌活 動 の
アサ リが入水管 か ら単 位 時 間当 たり に吸水
距状突起
細糸 (
p F) の間 に普 綿 糸 (O F)が有 繊 毛
(
C) で、肉 眼的 には繊毛 は観察 されな いが、 浄 化 したり '波 浪 等 による無 用な 濁りを 押 さ
外套腔 にあ る生殖 巣表 面 には無数 の繊毛 があ え るば かり でなく '付着性 珪藻 の重要な付着
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き生 き と輝 いて いる。北 海 道 のアサ リ の主要
な漁 場 とな って いる干 潟 や内 湾 には やはり緑
アサ リ の生 産増 大 には'漁場 の餌料 環境 特
の濃 い ア マモが ふさわ し い。
(≡)澄川清 吾 (1九 八九 )潮 間帯 弁鯉類 の
十 三∼ 四十 四
日本 ベ ント ス研究 会誌 '
三十 七 ・四十九 ∼ 五十 六
消化 活動 (
総説 )
純 (l九九 二)東京 湾小 橋 川河 口干潟 にお
(四)小池 裕 子 ・斎藤
第 二号
水産 工学
百 五∼百十 二
第
(
五 )中 川義 彦 (一九 九四)干 潟と アサ-増
二十 九 巻
け る アサリ の食性 と貝 殻成 長
徹 ・小 杉 正 人 ・柿 野
用や効 果 的 な増 殖場 の造成 とと も にア マモと
性 の把 握 '資 源 の適切 な管 理、 遊休 漁場 の活
干潟 の保全 が大 事 であ る。
な お' 干 潟 と アサリ増 殖 場 の資源管 理 に つ
いては'本 誌 七十 一号を ' アサ リ の詳細 な生
学 習 研究社 東京
監 修 (一九 八八 )
∼十 四
明 ・渡部忠 垂
殖場 の資 源管 理 に つい て'本 誌 、七 十 一、七
原色 ワイド図鑑⑤
態、増 殖 場 の造成 計 画立 案 の方 法、造成 後 の
魚 ・貝
(六 )落合
管 理方 法 '増 殖場 の造 成 事 例 な どは全国 沿岸
漁場 振 興 開発協 会 が発 行 し て いる 「
増 殖場 造
(
七 )代 田昭彦 (一九 八 一)懸 濁粘土粒 子 の
成計 画指 針 -ヒ ラメ ・アサ リ編 -平成 8年度
保護 協会 か ら 刊行 され た 「ワシ ント ン州 にお
-l OC化 と低次 生物 生産 への役割 水 産海
洋研究会報 第 三十九 号 六十 八∼七十 五
(八 )増殖場 造成 計 画指針 編集 委員 会 (1九
版 」を 参 照 され た い。 さら に' 日本 水産 資 源
アサ リ の増殖 業 の実状 や現場 で の実 際的 な手
ける アサ リ養 殖 ガ イド ブ ック」 は アメリ カ の
九七 )増殖場 造成計 画指針 -ヒ ラメ ・アサ リ
(
九 )鳥 羽光 晴
四十 二
監訳
東京
水 産増 養殖 叢書
日本 水産 資 源保護協 会
る アサリ養殖 ガ イドブ ック
ワシ ント ン州 にお け
編 -平成 8年 度版 、全 国沿 岸漁 業振 興 開発協
日
三百十六 頁
是非 読 ま れ た い。
平成 四年度
四
会 '東京
法を 知 るう え で、 アサ リ漁 業 に関係 し た方 は
技報 堂
釧路水 産 試 験場 資 源増殖 部 )
(
な か がわ よし ひ こ ・
参考 文 献
(1)高 槻 俊 一 (1九 四九 )牡 蛎
東京 都
境 と摂 餌 に ついて の 1考察
講 演論 文集
(二)沼 口勝之 (一九 九 二) アサ- の餌料 環
学術講 演 会
本水 産 工学会
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羅 臼 の ス ケ ー ウ ダ ラ資 源
田
修
協 の取 り 組 みを紹 介 し た いと思 います 。
に守 り育 ててい こう とし ている のか、羅臼漁
志
資 源管 理 ・羅 臼漁 業 協 同組 合 の取 り組 み に つい て
根室海 峡 の北 部 に位 置 す る羅 臼漁協 の スケ
です が ' スケ トウダ ラ の様 に親 ま で生 き残 れ
はサ ケな ど で行 われ て いる 「
種 苗生 産 、放流 」
資 源を 増 やす方 法 とし てまず あげ られ る の
図 1 滞日のスケ トウダラ漁獲量
はじ め に
三月 ) には十 万六 千 ト ン (
す け とうだ ら刺し
増加 し ' 1九 八九 年漁 期 (一九 八九年十 1-
る確率 が低- ' これを 見越 し て多 く の卵を産
資 源 を守 り育 てる には
網 ' はえ な わ漁業 の合 計 ) の水 揚 げを 記録し
資料 :羅 臼漁業協同組合報告
ト ウダ ラ漁 獲 量 は'わ が国 でも 二〇〇海 里制
まし た (
図 1)
。し かし ' 一九九 〇年漁期 以降
ど多 - の種苗 を作 る のは非常 に難 し いこと で
む タ イプ の魚 では、資 源を増 加 させ られ るは
ー 6-
度 が暫定 的 に始 ま った 1九 七七 年以降 急 激 に
漁 獲量 は急減L t 1九 九 四年 漁期 には 1万 二
す 。 なぜ な ら'種 苗生 産 の技術 は確立 でき る
千 ト ンと最盛 期 の十分 の 一近- ま で漁 獲 が減
ま た' スケト ウダ ラが 1番多 く 死亡す る の
少し てし ま いまし た. そ の後 、 1九九 五年 、
は'醇 化直 後 の最初 に餌を とり始 め る時 期 で'
でし ょう が' 必要 と され る施 設 の規 模 や費 用
みはな ん とか - い止め られ て います 。漁 獲 量
この時期 の海 洋 環境 が重要 だと考 え られ て い
を 考 え ると現実 的 と言 えな いか ら です。
がうな ぎ 登り に増 え始 め た頃 ' 羅臼 の スケト
ます が、人 間 の手 で環境を コント ロールす る
一九九六 年漁 期 は非常 にゆ っ- り ではあ りま
ウダ ラ資 源 は長期 的 に安定 し て高 いレベ ルを
000 00
00 000
000 00
00000
086 42
■
l
IH
11
■
H
u
漁 獲 量n
け
lU
漁期年 (
43月)
1
995
1
990
1
985
1
980
1
975
1
970
1
965
960
す が、 回復 傾 向 を 見せ始 め 、漁 獲量 の落 ち 込
維持す ると思 われ て いま し た。 そ の神 話 が崩
対 象 にし ています 。 こ こで人 間 が でき る こと
羅臼 の漁場 は産 卵 のため にや ってき た親魚 を
根 室海 峡 は スケ トウダ ラ の産 卵場 な ので'
こと は できま せ ん。
け て新 し い' そし て難 し い局面 をむ かえ て い
れ た今 '羅 臼 の スケト ウダ ラ漁業 は再生 を か
ます 。
そ こで'今 後 スケト ウダ ラ資 源を ど のよう
120.
000
釧路水武 だよ り 第77号 (
1
9
9
8
.1)
1,
000,
000
点哩難癖
2,
000,
000
30 3
5 40 45 50 55 60 65 70
図 2 羅 臼の スケ トウダラ刺網漁獲物体長組成 と
こで、将来 に向 け て漁場 別漁獲量調査 と いう
ではなく、 さら に長 い時間がかかります。 そ
減 ってしま った資源を 元 に戻す にはまだ十分
漁 獲 量 の動 向 を み ても 分 か るよ う に、 一度
と いう取り組 みがなされ ています。しかし、
先 に挙げ た 二 つの対策 によ って親魚を残す
新 たな 取り組 み ・漁場 別漁獲 量萌査
0
は、 「
親を残す こと」 二 「
漁獲 努力 を削 減す
直接的な漁獲努力 量 の削減方法 です が、減船
隻 にのぼる減船を実施 しま した。減船 は最も
した本人 はもちろん'漁協 、残 った漁業者と
は何 年 にも渡 って産卵す る魚 です のでへ残 っ
も に非常 に大 きな負担を おう こと になりまし
4,
000,
000
新 たな取り組 みが 一九九六年漁期 (T九九七
5 40 45 50 55 60 65 70
30 3
る こと 」 です。 これ は羅臼 に限らず '他 の海
o
さら に、羅臼 では' 1九 九 五年漁期 に五〇
4,
000,
000
や って- る でし ょう。 これ は、大きく育 った
被嫉体長l
cml
域 の資 源 でも いわれ てき た こと です が、 ひと
-ち に漁 獲努力 の削 減と い っても、漁業者 の
生活 に直結した問題 であり t l朝 7夕 にでき
る こと ではありま せ ん。 そ のような厳し い条
30 3
5 40 45 50 55 60 65 70
も のから収穫 す ると いう、 うま い利 用 の仕方
刺網の 目合 い選択性の影響
件 のも と で'どう や って 「
漁 業 」と 「
資 源保
護 」を両 立 させられ る のでし ょうか。
羅臼 の資源が 「
高位 安定 」 の状態を維持す
刺網 の選択性 と親魚 の保謙
るだ ろう と考 えられ ていた理由 の 一つは'使
0
減船 による漁獲努力 の削減
(哩 )癖 嘩 糖類
1,
000.
000
た。しかし、 これ により着業隻数 は約% に減
りまし た。
- 7-
用し ている刺 網 の目合 いが大き い (
九七 m)
と いう こと でし た。刺し網 には目合 い選択性
があ り、 羅臼 で使 っている刺網 の目合 では、
体長 (
披 鱗体長 ) 五〇 Ⅷ- ら いの大型 の高齢
若 い親魚 (四歳、 五歳 )はあまりかからな い
魚 が最も網 にかかりやす く' これより小 さ い
(
図 2) のよう にな っています 。漁 獲 は崖数
ではな-重量を基 本 にし ています から、同じ
漁獲量をあげ るな らt より大型 の魚を と った
2,
000,
000
と言 えます。
3,
000,
000
壁
3,
000,
000
た若 い親 は翌年 に 一回り大 きくな って産卵 に
方 が尾数 は少 なく てす みます。 スケトウダ ラ
*
2,
000・
000
1・
000・
000
#
燕
3,
000,
000
垂
4,
000,
000
釧路水試だより 第7
7
号 (
1
9
98
.1)
この取 り組 みは刺綱 青年 部 が親部 会 に提案
年一
∼ 三月 )からはじまりまし た。
の方 法 は'各 船 が組 合 の市 場 に水揚 げす る時
し、全 船 が実 施す る こと にな りまし た。 調査
に' 漁獲 し た場 所を 刺 網青 年部 の有 志 が作 っ
た漁 区 にし た が って (
図 3)報 告す ると いう
市場 職員 によ って伝票 に記 録 され' 羅臼刺 網
図 3 漁場別漁礁霊視査用の漁場図
も のです 。報 告 され た場所と漁 獲量 は組 合 の
1
7サシルイ・天■⇒
2
9沖のJとメガネの中■群み
1
8ガンゴ知円JI
P・ルサ 3
0ルサRZ
Iみ
31カモユンぺ■斗み
3
2モイルス事み
3
31の下7み
3
4赤せ7み
青年 部 の有志 と羅臼漁業 協 同組 合振 興部 の職
員が月 毎 にデ ータを集 計 し 、 これを 水試 でま
- 8-
図 4 に 一九 九 六年漁 期 (一九 九七 年 一
∼三
羅臼刺綱青年部作成
とめ て います。
の図 だ け でも漁 場 が時 期 別 にど のよ う に移 っ
月 )の月 毎 の漁 場 別漁 獲 量を 示 しま し た。 こ
ていたか が読 みとれ ます 。 組合 と水 試 では'
これ と は 別 に漁 場内 の水 温 と魚 探 によ る魚群
せ ると 環 境 と 漁 場 形 成 と の関 連も 明 ら か に
分布 調査 を実 施 し ており ' このデ ータを 合 わ
な っていく と 思 います 。ま た、漁場 別 の単 価
も った 雌 の多 い場 所 と、 単 価 の高 い真 子 を
を 調 べる こと により 、単 価 の安 い雄 や水 子を
め る のではな いかと考 え て いま す。も ち ろん
持 った雌 の多 い場 所 のお お よ そ の傾 向 が つか
一年 のデ ータ で全 てわ か るわけ ではな い ので
今後 継 続 し て、少 しつ つ明 らか にし て い- 必
これ ら のデータを使 って次 漁期 に親を 残す
要が あ ります 。
方法 を 考 え てみ ると、例 えば 「
あま り有 効 に
1
9ワシ書 セセキ
2
AdX1
21カモユンベ・クズレ
2
2■書・テJ
T
リ
2
3モイルス・ぺキン
2
41のJ・カブト
5セキ.
テンジン
6ワクリ.訴=
7カワナカ ソスケ
8中の事沖の■れ上
9訴1
0ラウスr・チトライ
11中の■沖の■れ下
1
2中の*丘の■れ
2
58書 ・
知斥
2
6■E
]
Rr
:
1ケ
2
7k亡*1事み
2
8天弗書ti
I
み
1カギノ事上平*
1
3ローソク・ラクヨウ
21
:
手上†+
1
4メタ7
3ワタリ上平1
1
5中a)
tウマノセゴ
4カギノ事 テンクのハナ 1
6沖の■
釧路水武だよ り 第7
7
号 (
1
9
9
8
.1)
図4 1
9
9
6
年漁期 (
1
9
9
7
年 1-3月)の月別漁場別スケ トウダラ漁獲量
0
t
以
上
1000t
以上
7
5
500t
以上
- 9-
\
釧路水武だよ り 第 7
7
号 (
1
998.1)
に魚 を残 す 」とか 「
水 子 の多 い漁場 を そ の時
使 えな い漁場 を禁 漁 区 とし て' 確実 に次 漁期
期禁 漁 区 にす る -産卵 中 の魚 を 保護 し な が ら
価格 の高 い魚 を漁獲し て少 な い生産 でも 同 じ
水揚 げ金 額を あげ る 」'な ど様 々な方 策 が考
の両 立 が でき るよう な方 策 を練 って いけ る の
え られま す 。今 後 ' 「
経済 」と 「
資 源保護 」
ではな いかと考 え ています 。
1度 減 ってしま った資 源 をも と に戻す のは
おわ り に
翌年 からす ぐ効 果 が上 が るも の ではな - '継
並大 抵 な こと ではあ り ま せ ん。 どんな方 策も
TAC制 度 が スタートし ま し た。 これ は漁 獲
続し て いく必要 があ ります 。 一九九 七年 か ら
のと ころど んな スケト ウダ ラ でも (
雄 でも雌
を量で管 理す る ことを基 本 とし ており ' いま
でも 若 く ても 年寄 り でも ) 1k
gは 1短 で管 理
み始 め た のは、 さら に 一歩 進 ん だ漁 業 の質 的
す る方 式 とし か いえま せ ん。 羅臼が今 取 り組
(
し だ おきむ ・資 源管 理部管 理料 )
管 理 と いえ ると思 いま す 。
10
釧路水武だよ り 第 7
7
号 (
1
9
9
8
.1)
道東産 アサリ貝 の成分 に ついて
H アサリ具の産地別、時期別原料特性
試料 の採取は釧路支庁管内厚岸 町、浜中 町
大字散布と、根室支庁管内別海町野付 の三地
当場加 工部 では アサリ貝 のメ ッカ であ る道
の生 アサリ貝を 二 ・五% の塩水 で五分間煮沸
一般成分 の分析を行な いました。また'五k
g
うと共 に、三〇個体 に ついて均 1に微細し て
点 に ついて行な い、採取後 二日間 の砂抜きを
行 った後、五十個体 に ついて生物測定を行な
過 日、道東海域 における師走 の風物詩とし
東 の四季を通じ てのアサリ貝 の原料特性を把
し て、殻と身を分離し てボイル剥き身 の歩留
まり に ついても検討を加えました。
船 岡輝幸 ・飯 田訓之 ・信太茂春
の様子が十 二
握することを目的とし て平成 八年度 のプ ラザ
〟
事業 で若干 の試験を実施し てきたと ころです
て知られ る 〟
アサリはさみ漁
NHKによ って中継放映され ていました。
月初頭 の冷え切 って朝請 の立 つ火散布沼から
・
:
I.I
.,
...
.
_
.L
r
1
_
.
ト
ー
0
0
2
・l
(
7
8
*
.
_
_
_
L
0
3
(
%)
図 1 漁獲時期による殻長、重量、剥 き身歩留 りの変化
図 1に平均殻長'平均重量'剥き身 の生歩
が、そ の結果を簡単 にご紹介致します。
■
一■
∴
㌢
03
0 20 10
4
(
a
)
州側 官 許
l
寒冷期 に採取された アサ-は良-身が締ま
り酒蒸し や、味噌汁 にす ると こたえられな い
程美味し-、身体も心も温か-なります。
本誌 では' これま でも アサリ に関する記述
こ十年間 に ついてみますと次 の三編が記憶 に
平成六年十 一月 中川義彦
l
月
6
8月 1 2月
月
10月
2
4月
を幾多皆様 に紹介し てきたと ころ ですが、 こ
昭和六十 三年三月 高谷義幸
59号 風蓮湖 のアサ- の成長 に ついて
新し いと ころ です。
いて
アサリとヤ マー シジ- の砂抜き に つ
平成八年三月 中川義彦
]・
J
.
A
.
Ll
O
3
)(
7
(%
.
..、L
0
2
5
*
4月
▽:
厚岸
○:野付
{ :散布
71号 干潟と アサ-増殖場 の資源管理 に つ
74号
いて
読者 の皆様も御存じ の通り、道東地方 は本
杜
4
1
0ト
0
-2月
4
月8
月1
6月 10月 2月
+
8月 12月
6月 10月 2月
0-
道 における アサ-貝 の 一大生産地とし て知ら
0
0
6
50
(
∈u
J
)雌 髄 哲
5
0「
-「
生剥き身歩留 り
¶
J
30
れ'本道生産量 二二〇〇ト ン (
平成七年 ) の
ほとんどが釧路お よび根室支庁 の両管内 で生
産され ている現状 にあります。
平均重量
ト
平
均
殻
長■
■
■
」
」
・
」
一
」
4
月
8
月
1
2
月
6
月
1
0
月
2
月
70
釧路水武だよ り 第77
号 (
1
9
98
.1)
の傾 向 が み ら れ ま し た が'十 二月 でや や減 少
▽ :厚岸
0
0
5
0
0
0
0
0
5
Pu
u
)
叫溢 ヽ川ト
(
叫ooL
2月
10月
し ま し た。 平均 重 量 は散 布 産 で十 月 ま で増 加
を 示 し '十 二月 ま で重 量 の回復 は認 め ら れ ま
せ ん でし た。 ま た '生 歩 留 り のピ ークは '産
地 によ って異 な り '厚 岸 で十 月 に、 散布 で八
月 ' 野付 で六 月 に最 大 値を 示 し 、 いず れ も 十
二月 に最少 値 を 示 し ま す が ' 二月 には回 復 の
ても 同 様 な 傾 向 が 認 め られ てお り ま す。
傾 向 が 認 め ら れ ま し た。ボ イ ル歩 留 り に つい
漁 獲 時期 によ る 一般成 分 の変 化 を 図2 に示
粗 タ ンパ ンク質 二 一
% ∼ 一五 % で' 粗脂 肪 と
0
-
- 12
し ま す が ' アサ リ 貝 は お お よ そ '水 分八 〇% 、
% ' 二% ∼ 三 %程 度 の含 有 量 でし た。 ま た '
灰 分 は非 常 に少 な く 、 それ ぞれ 〇 ・五% ∼ 1
0
0
0
0
0
0
5
0
5
1
1
PL
U)
叫 潜 ヽ川ト
(
BooL
0
0
5
川ト
ヽ
0
0
0
0
5
0
1
1
B
(o
oLPuJ
)
叫溢
図 4 漁獲時期による遊離 7ミノ強tの変化
12月
8月
6月
4月
1
2月
1
0月
2月
8月
留 り ' お よび ボ イ ル歩 留 り を 示 し ま し た が '
2
図 2 漁獲時期による一般成分の変化
平 均 殻 長 は散 布 産 アサ リ が大 き な値 を 示 し 、
3
に' 漁 獲 時 期 によ る遊 離 ア- ノ酸 の変 化 を 図
漁 獲 時 期 によ るグ リ コーゲ ン量 の変 化を 図 三
o
o
(
U
2
0
0
0
2
総 ア ミノ酸量
味 に関す るア ミノ酸 (グルタ ミン酸 +グ リシン+アラニ ン+プロ リン)
『■
匹ヨ
四 に示 し ま し た。
仰J
m
o
図 3 漁獲時期によるグ リコー
ゲン量の変化
■ :散布
○ :野付
▽ :厚岸
4月 6月
1
0月1
2月2
月
8月
6月
4月
「
「
5
.レ
L歴
4 3
2
.1
(
%)< .4 - t
;(
1
.
6
4月
8月 12月
6月 10月 2月
月 jo月 2月
10月 2月
6月
(
%)毒 梁 塵
08
(
%)余 鴬
粗タンパク質
O
I
■
■
■
■
L
4
月
8
月
1
2
月
6
_
■
【 L_
■
h l-1J '
4月 _8月 12月
王
○ :野付
■ :散布
8月 12月
6月 10月 2月
し ' 厚 岸 お よ び 野 付 の試料 では六 月 で最 大 値
4
85
4月
そ の他 の産 地 では いず れ も 六 月 で最 大 値 を 示
9
0
釧路水託だよ り 第 77号 (
1
998.日
以上 の結 果 によ る と グ リ コーゲ ン'遊 離 ア
ミ ノ酸 共 に いず れ の産 地 にお い ても 八月 に最
小値 を 示し '
味 に関 係す る主 要 な ア- ノ酸 (
ブ
ル タ - ン酸 十グ リ シ ン + ア ラ ニ ン +プ ロリ
ン) も 最 小 値 を 示 し ま し た 。 こ の時 期 は アサ
リ貝 の産 卵 期 と し て いず れ の産 地 でも 禁 漁 の
措 置 を と っており ' 本 試 験 の結 果 か ら み ても 、
ま た '資 源 保 護 の面 か ら も 適 切 な時 期 の選択
凍 結 アサ リ具 の製 造 試 験
であ ると 考 え られ ま す 。
口
生 鮮 アサ リ 貝 は 、 凍 結 し た後 '加 熱 調 理を
間 乾 燥 1包 装
食 塩 三 ・五 % 、粉 末 ソル
b. アサリ 調味 干 し
ボ イ ル剥 き アサ リ - 調味 一晩 1 三 〇℃ で七 時
調味 配合 割 合 は
ビ ット 二〇% 、 砂 糖 一〇 % '味 の素 〇 ・五 % '
リボ タ イド 〇 ・〇 一%' 1昧 唐 辛 子〇 ・〇 1
% '薄 切 り生 妻 一%
製 造 歩留 り はボ イ ル剥 き アサ リ から六 〇%
食塩 三 ・五 % '粉 末 ソル
C. アサ- 調味 く ん製
ボ イ ル剥 き アサ リ 1 調味 一晩 1- ん乾 1包 装
調味 配合 割 合 は
ビ ット 二〇%、 砂 糖 五% '味 の素〇 ・五%
め ' 凍 結 前 の アサ リ員 を 短 時 間 の加 熱 処 理を
な い、本 事 業 関 係 者 を 中 心 に試 食品 評を 幾 度
調味 く ん製 ' 佃煮 の四種類 に つい て試 作 を 行
粉 山 板 を添 加 し 冷 風 を当 て艶 を 出 す 1包 装
湯 せ ん上 で煮 詰 め る 1 ステ ンレ スの台 に移 し '
d. アサ リ佃煮
田 加 工品 の試作
アサ リ員 の加 工 品 と し て磯 干 し、 調味 干 し 、 ボ イ ル剥き アサ リ1 撹拝 し な が ら 調味 加 熱 1
製 造 歩 留 り はボ イ ル剥 き アサ -か ら六 五 %
施 し て熱 湯中 で閉 殻 率 の高 い凍 結 アサ リ 貝 の
か にわ た り行 な ってき ま し た が 、概 ね良 好 な
山 根 〇 ・〇 一%
味 琳 六 %、 水 飴 10%、 味 の素〇 ・五% 、 粉
行 な っても 貝 殻 が 開 か ず 肉 部 の取 り 出 し が 困
製 造 試 験 を 次 のよ う な 方 法 で行 な いま し た。
品 評を 得 てお り ま す。 な お '製 造 の概 略 お よ
難 です 。 こ のよう に食 し難 い点 を 解 消 す る た
活 き アサ リ員 五 〇個 体 を 五倍 量 の九 五 ℃ 熱
び 製造 歩 留 り を 参 考 ま で に記 し ます が 、 不 明
製造歩留 り はボ イ ル剥 き アサ - から九 〇%
醤油 二 〇% ' 砂糖 二 〇%'
湯 中 で三 〇秒 間 加 熱 し た も の、 お よ び対 照 と
な 点 あ る いは アサ リ員 の価 値 向 上 に つい てよ
製 造 歩 留 り は生 剥 き アサ リか ら 二六 %
つ繋 ぐ 1倍 焼 1真 空 包 装 1加 熱 滅菌
調味 配合 割 合 は
し て熱 湯処 理 を し な いも の の二種 類 を マイ ナ
り 有効 な 方 法 を 御 存 じ の方 はご 連 絡 頂 け れ ば
a. アサリ の磯 干 し
生剥 き アサ リ1五 %塩水 に 10分間浸演 1乾
幸 い です 。
ス三 五 ℃ で 1ヶ月 間凍 結 保 管 後 '沸 騰 水 中 で
を 開 いた の対 し て'生 凍 結 の対 照 区 では 二八
秒 間加 熱 処 理 を施 し た アサ リ貝 は 一〇 〇%殻
蓑 I に示す よう に凍 結 保 管 をす る前 に三〇
加 熱 し て両 者 の開 殻 率 を 検 討 し てみ ま し た 。
での閉殻率の変化
水 分 二 〇% にな るま で)1 竹串 に五個 ず
% の低 い閉殻 率 と な り ' こ の結 果 か ら み ても 、 煤 (
と が 認め られ ま し た。
凍 結 前 の三 〇秒 間 の加 熱 処 理 が有 効 であ る こ
13
1 凍結アサ リの沸騰水中
表
釧路水洗 だよ り 第77号 (
1
99
8
.1)
表 1 乾燥海藻 1
0
0g中の成分
海 の野 菜 に つ い て
浩 司 ・宮崎 亜希 子 ・大堀忠志
エ ゾツ ノマ タ
スジメ
市Jiコ ンプ
辻
ウ ガ ノモ ク
利 用部
ル (
乾 燥 コンプ の表 面 に析出 す る白 い粉 の主
アナ ア オサ
はじ め に
成 分 ) が 主役 であ る と いわれ て いま す 。
チガイソ
海 藻 は ' 海 の中 の栄 養 分 を 吸 収 し て成 長 し
た海 の野 菜 ' いわ ゆ る シーベ ジ タブ ルと いわ
れ て いま す 。 お も な食 用海 藻 には ノリ' コン
プ 、 ワカ メ、 ヒジ キ' アオ ノリ な ど があ り 、
繊 維 が 多 く 含 ま れ てい る こと か ら健 康 食 品 と
栄養 成 分 と し ては -ネ ラ ル' ピ タ - ン' 食 物
し て海 藻 に対 す る関 心 が高 ま って います 。
そ こ で' 海 の中 には我 々が食 べて いな い海
藻 が ま だ ま だ あ るわ け です が 、 あま り 利 用 さ
れ て いな い海 藻 にはど のよ う な 成分 が含 ま れ
て いる の でし ょう か 。 今 回 は 平 成 八年 の春 か
ら秋 にか け て' 釧 路 市 沿 岸 の コンプ 漁 場 に繁
ガ ノ モク、 スジ メ (
褐 藻 類 ) ' エゾ ツノ マタ
茂 す る アナ アオ サ (
緑 藻 類 ) ' チガ イ ソ' ウ
(
紅 藻 類 ) に つい て紹 介 し ます 。
コンプ ダ シ
コンプ は 佃 煮 、 昆 布 巻 '塩 昆 布 、 と ろ ろ'
お ぼ ろ等 に加 工 され ま す が 、 な んと い っても
ダ シと し て の利 用が 1般 的 です 。 コンプ ダ シ
の 「
うま 昧 」 は ア- ノ酸 の ひと つであ る グ ル
う ま味 成 分
表 一より 、 コンプ が 「
う ま 味 」成分 を いか
に多 - 含 ん で いる のか が 分 か り ま す 。
食 物繊 維
うま 味 成 分 以外 を コンプ と比 較 し てみ ると
いずれ の海 藻 も食 物繊 維 と 灰 分 が 多 - ' と -
に エゾ ツノ マタ の食 物 繊 維 は全 体 の半 分 以上
を 占 め て います O
海藻 の食 物 繊 維 には寒 天 ' カ ラギー ナ ン'
ア ルギ ン酸 ' フ コイダ ンな ど があ り' 藻 体 の
か つ強 固 に保 つの に役 立 って います 。 人 間 は
細 胞 と細 胞 のあ いだ に入 って' 藻体 を 柔 軟 にt
食 物 繊 維 を 消 化 す る酵 素 が な - ' 腸内 細 菌 で
一部 分 解 され る ため ' 腸 内 細 菌 の栄 養 にはな
り ま す が、 我 々 の エネ ルギ ー にはあ ま り な り
ま せ ん 。海 藻 が ダ イ エ ット食 品 と いわ れ る 理
由 でし ょう 。 ま た、 褐 藻 類 に含 ま れ る アルギ
ン酸 はダ イ エ ット効 果 の はか に血 圧 を 下 げ る
作 用も あ り ま す 。高 血 圧 の原 因 の 一つに食 塩
の摂 り す ぎ があ りま す が ' アルギ ン酸 は食 塩
を く っつけ て、 便 と 一緒 に排 滑 し て- れ る働
き が あ り ま す 。 こ のほか に' アルギ ン酸 は c
を
a(カ ル シウ ム)と結 び つ- と 固 ま る (
ゼ リI
)
性質 が あ り ま す 。今 後 ' こ のゼ - -化 技 術
ソ フーな 食 感 の素材 を 開 発 でき たら ・・ ・ ・
チガ イ ソ、 ウガ ノ モク、 スジ メなど に利 用し '
と考 え て いま す 。
14
分
成
一
般
タ - ン酸 (
化 学 調味 料 の主成 分 )と マン ニト ー
I州 暮(
g) 氏 舟(
g) と
ん
d(I(
8) 占 ‡(
g)
gAlミン
I(
■) 7ンニトA(
g)
藻
海
釧路水試 だよ り 第 77号 (
1
9
9
8
.1)
K
5
0
0
6
1
6
1
9
3
5
0
4
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7
2
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0 2 7 0 2 ∧
U
7 9
5 9
5
4 ▲
9T 9
9 7
5
0
.1
4
1
8
6
g
M
1
.0
2 5 2 3 0 4
4 1 1 7 1
(カ リ ウ
海 藻 の灰分 中 には' いろ いろな -ネ ラ ルが
ミネ ラル
いず れ も N a (ナ ト リ ウ ム)とK
含 ま れ て いま す 。 (
表 二)
ム)を 多 く含んでおり 、 N aとKのバ ラ ン ス
は ウガ ノ モク' スジ メ' コンプが 理想 と いえ
て いる現在 、Kをより 多 -摂 る 必要 が あ ると
ま す 。 つまり 、 N aの過 剰摂 取 が問 題 にな っ
いわ れ て いるか ら です 。
ま た ' 日本 人 の栄 養 素 のな か でもc a摂 取
量 (
六 百 mg/ 日 ) の不 足 が指 摘 され、強 化食
品 が多 く 登場 し て いるな か、 近 年 、M g (マ
グ ネ シウ ム)も 重 要 視 され '欠 乏 はあらゆる
三百 mg以上を 摂 る必要 があ り ま す 。
成 人 病 の原因 にな ると も いわれ てお り 、 一日
と く に、 アナ アオ サ と ウガ ノ モク はM gの
供 給 源 と し て有 望 です 。 M gの季 節 変化を み
てみま す と、 アナ アオ サが四月 か ら九 月 にか
け増 加 し 、 ウガ ノ モク では大 き な 変 化 が な い
5
0
.1
0 0 7 5 6 7
9 3
2 2
4 2
4 9
3 2 ⋮
2
-
1
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0
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こと が分 かり ま す 。 利 用す る に当 た っては 、
こ のよ うな季 節 変 化 も 考慮 す べき でし ょう 。
(
図 二 二)
図 1 アナアオサのMgとCaの月別変化
図 2 ウガノモ クのMgとCaの月別変化
9月
8月
7月
6月
5月
3.5
市 販 コ ンプ
4月
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9
月
1
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エ ゾ ツ ノマ タ
8月
2
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500
500
2.2
ス ジメ
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おわ り に
コンプ漁 場 に繁 茂 し なか ら我 々 の 口 に入 る
こと の少 な い海 藻 は 、 ダ シ には む き ま せ んが '
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1
ウ ガ ノモ ク
1500
8
5 0 0
0.
3
チガイソ
7月
6月
5月
4月
0
-ネ ラ ルと食 物繊 維 が コンプ 以上 に豊 富 です 。
これ ら の成 分 を な る べく損 な う こと のな い食
品 素 材 の開発 を 今 後 行 う 予定 です 。
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アナ アオサ
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スケ トウダ ラ、 /シ十モ等 の 魚類 と ケガ二 .- ナサ キ ガニ事 の 甲やgt
の生欝 .動 態 につ いて の抗戦 研究
及 び賀意 の抄斬 .辞 書 .f 理 技術 に関す る抗戦 研究
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h兼対 牧絹 であ るウニ、 ホ ッキ ガイ. マツ カ ワ、 ニ ンン等 の丸 且期の中仰甘 皮 及 びi
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有用背意 であ るホ ッキ ガ イ、 アサ リ.ホ ヶカ イエ ビ、 コ ンプ難 の漁場達成技術 の帥 臭 につ いての拭壌 研
究及 び水官 や底 官等の漁 場珊 I
IにW する拭強 研究
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一 圭 に並 t 太平 洋海 域での サ ンマ、 マサバ . マイ ワ ゾ、 イ カ、 スケ トウダラ事を対 鼓 と した各種菜裁可重
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拝見
及 び海 洋I
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所
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〒085-OD27 釧 花市沖 浜 r
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54)24- 7083. FAX (
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卓長 川本 地 司
主 任研究 A
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岡川手
水産物 の加 工技術 の改良 と合理 化にB
Cす る拭功 研究
水産物 の保J
E性 を高め る品文 保持及 び汝遺 技術 に帥 す る拭gt
研究
水産 物 の *品 支材 化やポ 刈品 の帥 発等 の利用 技術 に関す る抗戦 研究
水産集 光物 の処 理 技術 と有満物 の回収等利 用技 術のB
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平成 九 年 度 水 産 江 坂 研究 プ ラザ
開催 状 況等 に つい て
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平成九年度 の水産試験研究プ ラザは'六月
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N持 市
二十 日に厚岸 町 にお いて開催し た 「アサリ の
1
2. 4
付加価値向上拭額 の結 果報告 」を皮切り に'
ミニ プ ラザ
下記 のとおり開催し ております。 平成 元年か
すJ
t町
ら始ま った このプ ラザ・
a八年を経過し'昨年
度 から要 領 の 一部が改正され、現在 は以前 か
ら r- ニプ ラザ」と呼ばれ ていた小規模 の開
前 ペ ージ には、平成十年 一月 現在 の釧路水
催形式を主体 としています。
試 の機構 図と' それぞれが担当す る仕事 の簡
単な説明を 記載しまし た。 な る べく多く の地
区 にお いて 「
プ ラザ」を開催し ようと思 いま
すが、もし皆様 のお近 く で関催 されな い場合
でも、ご意 見、ご要望等ご さ いまし たら直接
水杖 に屯結等 にて伝え ていただければ' それ
に応 え ていき た いと思 います のでよろしくお
願 いいたします。
ミニ プ ラザ
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(生水す‡一書iS麦類嘩阜研究書 8i
泉室長)
く しろ水 産 セ ンター
角 田 栽 培 科 長)
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(繁 藤 増 殖 都
ミニ プ ラザ
ー7サ リの 付加価 佐 向上拭 験 の結 果報 告
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佐 藤 研 究 牡 邑)
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(賀 渡 管 理 郎
ミニ プ ラザ
・アサ リの 付加価 撞 向上 扶駿 の結 果報 告
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化
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9年度 水産試験研 究 プラザ開催状 況
平成
入
人事 異 動
転
*ト 月 一日付
推
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て、歓声をあげな がら作業 にあ た っていまし
た。出来上が った海 藻g
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は' マヨネ ーズ やサ
表紙 の写暮
この写兵は、・
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月 ニト 八 日に釧路 町管内 の
・指事等を行う こと によりへ担 い手 の育成を
計 ろうと いうも のです
当 日は釧路水産加 工部唖E
3を中 心 に、釧路
西部地区水産技術普及指可所 の福田所長 '釧
おかず
行
所 ⋮路⋮浜 ⋮ 二㌢
人
第77号
」
とし て提供された そう です。
釧 路水洗 だ より
発行年月 日
発
行
'Z 熊 手 日
発
一
食しました。ま たへ そのt
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の給食 の時 間 にbt
ラ ダ ト レ ッシングなと で和え て' そ の場 で試
いき いさ
この実習は、水産技術普及指
昆布森中学校 で行 った'海藻簿 の製造実 習 の
時 の・
Jのです
導所が中 心とな って開催し ている
水産 学園開催専業」 によるも ので' その目的
釧路水 産試戦場主任水産業専門技術員
辺
(石持地区水産技術普 及指導所主査 )
渡
美
を対 象 に、水産柴 の実態 や魅力 に関す る啓発
は水産 に関す る教育を実施 し て いる小中学校
一日 付
出
1一
転
*1月
留萌南部地 区水産 技術普 及指事所長
正
(
釧路水式主任水産集専門技術R .7
2
路水試 の渡 F
g主任咋技 か生徒 の指尊 にあ たり
まし た。まず '船岡主任研究凸 が' コンプか
ら海藻者か でき るしくみ に ついて謙 義を行 っ
たあと、製造実習 に移りまし た。材料 は'あ
らかしめ釧路水試加 工分庁舎 で下準備 された、
ペ ー スト状 にな った コンプ で、 それを注射器
原料 とな った
に売切し て水酸化 カルシウ ム溶液 に射出す る
こと により'積状 に固めます
電 話 _云 甲 t三
合 印 刷 株 式 会 社l
六二二
コンプ は'福 田所長 の指叫 のも とへ生徒達が
FAよ り言 四 二三 六 二二五
北海道立針路水産試験場
一昨年 から自分通 の前浜 で養殖したも のです
別路綜
Fly UP