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オーティコンのもうひとつの「First」 初めて補聴器を手に取る方のために

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オーティコンのもうひとつの「First」 初めて補聴器を手に取る方のために
オーティコンのもうひとつの「First」
初めて補聴器を手に取る方のために
オーティコンの歴史にそのルーツがあるピープル・ファーストの企業理念。これ
が21世紀にリーダー的役割を果たすようオーティコンを推進する原動力になっ
ている。
「ピープル・ファースト(難聴者のニーズを一番に考える)を最優先に長
期的な計画を立てることが、オーティコンのすべての活動の原点になっていま
す」と、オーティコンA/S社長のソーレン・ニールセンさんは言う。
初めて補聴器を装用する新規ユーザーへの対応はなかなか難しいが、やりがいが
あるものだ。オーティコンは今、このエンドユーザーのニーズに、オーティコン・
インティガで応えようとしている。インティガは、初めて補聴器を装用するユー
ザーに抵抗なく受け入れられ、すぐに補聴器の効果が実感できる、彼らのニーズ
オーティコンA/S社長のソーレン・ニールセンさん
に応える、ユーザーの気持ちから環境まで全てを考慮して開発された製品だ。
コペンハーゲン郊外のコンゲバッケンにあ
(日本国以外のデータ)。しかし軽度難聴者
ングで、初めて装用する人にもより受け入れ
る、最先端技術を集約したオーティコン本社
では、補聴器を装用する人が10人中1人以下
られやすい補聴器だ。目立たないデザイン、
で、ニールセンさんは、新しい「First」につい
で、中等度から高度難聴者では、10人中4人し
音質の自然さ、そして、すぐに慣れることが
て語った。これは、世界中のオーティコンのオ
か補聴器を使っていない。
できるという、新規ユーザーの希望に合わせ
ーディオロジスト、科学者、製品・技術開発担
「当社の調査によれば、補聴器技能者たち
て作られた。
当者、製造スタッフ、ソフトウェア・エンジニア、
は、1週間の全業務の約40%を新規ユーザ
「インティガによって、初めて補聴器の音を聞
マーケティング・コミュニケーション担当者の
ーに費やしていますが、望ましい結果が得
く新規ユーザーたちがすぐに補聴器を受け入れ
想像力を刺激し、彼らが熱心に取り組むこと
られていません」と、ニールセンさんは言う。
られるように補聴器技能者の方々をサポート
になった「新規の補聴器ユーザー(first time
「初めて補聴器を装用するより多くの方々に
することも、オーティコンが目指したことです」
users)」のことだ。
補聴器を受け入れていただくために、補聴器
と、ニールセンさんは付け加えた。
「私たちは、
「初めて補聴器を使うユーザーのニーズに応
カウンセリングの中で、補聴器のことをよく
これを『The Now Effect∼つけてすぐ変化が
えることは、補聴器技能者の方々が遭遇する
理解して補聴器装用に対する心の準備をし
実感できる効果』と呼んでいます」
最大のチャレンジの一つです」とニールセン
てもらい、装用意欲を高める方法を研究す
さんは説明する。
る必要性を感じていました。そして、新規ユ
「4人中3人以上が、聴力低下があっても何も
ーザーにもすぐに受け入れられ、すぐに効果
しません。4人中1人は、すぐに補聴器を使用
を実感していただけるような補聴器を提供し
新製品オーティコン・インティガは、すぐに
していれば効果が得られたのにもかかわら
たいと考えました」
効果を実感したいという高い期待に応える
ず、聴力低下に気づいてから7年から10年後
にやっと行動を起こします」
オーティコン・インティガ発売
現在では、難聴者の4人に1人が補聴器を
「つけてすぐ変化を実感」
ために開発された補聴器だ。その効果をすぐ
に実感できることが、クオリティ・オブ・ライ
フ(生活の質)の向上に直結する。オーティコ
装用しており、補聴器の普及率は徐々に増加
その結果生まれたのが、新しい補聴器「オ
ン・インティガの特徴は、サイズが極めて小さ
している。また、10人中8人は両耳装用者だ
ーティコン・インティガ」。最初のフィッティ
いこと、おしゃれな外観、人間工学に基づいた
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オーティコンが約束すること
ピープルファースト オーティコンは、
自由に伝えあうことができ、自然にふる
まえるように、そして活動的に生活でき
るように、聞こえに悩む人々を力づけ
ます。聞こえに悩む人々を第一に考え
る、これが、オーティコンが掲げる企
業理念です。
人々を力づける 社会の中でいきいき
と暮らしていけるように人々を力づけ
ることが、オーティコンが世界中の補
オーティコン・インティガ
・ RITE(外耳道レシーバ)補聴器。軽度から中度難聴(75dB )までのすべてのタイプ
の難聴に。
・ RISE2チップを搭載。インティガのシェルの形状に合わせて小型化が実現。さらに処
理能力はそのままに、電池効率が20%向上。
・ 両耳ワイヤレスシステム付き。先端技術による両耳間通信機能と高音質の外部機器と
のワイヤレス接続。
・ スピーチガードを搭載。慣れやすく、少ない努力でより楽に会話が理解できる。
・ 極小サイズ。オーティコンのミニRITE補聴器より33%小さく、表面にボタンなどなく
滑らかでシンプルなデザイン。
・ 改良されたスピーカーユニット。細く、柔らかいワイヤーと外耳道のカーブに沿うよう
にカーブをつけたスピーカーユニットで、快 適なつけ心 地と鼓 膜に直接音が
届く高い音質を実現。
・ ハイテクのナノテクノロジーによる撥水性のコーティングで、湿気や汚れを寄せつけ
聴器技能者たちとともに目指すゴール
です。活動的な暮らしを続けられるよ
う、難聴者を力づけるために必要なサ
ポートを提供することをオーティコンは
固くお約束します。その実現のために、
エンドユーザーのための、そしてユーザ
ーと補聴器技能者の両者にとって価値
のある技術の開発を続けます。
人々が根底にある オーティコンの技
術革新の根底にあるのは人々の声とニ
ーズです。オーティコンは補聴器技能
者、およびそのお客様と協力し、ユーザ
ーの希望、ニーズ、日常生活でのコミュ
ニケーションについて、常に新たな情報
を得ています。研究室、販売現場、エリ
クスホルム研究所で得られた知見と洞
察が、オーティコンのすべての活動の根
底にあります。
ず、水、湿気、汚れから電気部品を守る。
・ 器種は、価格と機能の異なるインティガ10、インティガ8、インティガ6の3種。
カラーは全10色。
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自然さを追求
能のRISE2チップを採用することで種々の高
ネージャーが、新規ユーザー用に改良された。
性能機能や両耳ワイヤレスシステムを搭載し、
アダプテーション・マネージャーは、新規ユー
オーティコンの製品開発チームは、さらに、
なおかつ、補聴器用電池としては最小サイズの
ザー用の設定から補聴器を使いなれた装用経
新規ユーザーがすぐにその効果を実感でき、す
10A電池で小型化を実現した。
験者用の設定まで、4週間の間に増幅を徐々
ぐに受け入れられるように、インティガに先進
「RISE2チップを改良し、オーティコン・アジャ
に大きくしていく。増幅された音に対する脳
機能を搭載した。こうして、空間の全体の音像
イルのプラットフォームと比較して、電池効率
の適応能力に合わせて徐々に大きくしていく
を完全に捉えられるように、空間の手がかりを
を20%高めました」とラスムセンさんは言う。
ため、新規ユーザーは楽に補聴器に慣れてい
保つために重要なスピーチガードと音空間認
「先端技術の両耳ワイヤレス機能と高音質の
くことができる。
知機能が搭載された。クリニカルエビデンス/
外部機器とのワイヤレス接続を使っても、10A
「トーソン大学の独自の研究によれば、イン
コミュニケーションマネージャーのトマス・ベー
電池が6 7日間持続します」
ティガに搭載されている技術は新規ユーザー
レンスさんは「新規ユーザーに、できる限り音
高い信頼性も、オーティコン製品開発チーム
にとって適応しやすい信号処理だということ
が不自然ではなく透明に感じられる補聴器を
の重要な目標の一つだった。
「まず各部品をテ
です」と、トマス・ベーレンスさんは言う。
「研
届けたいと思いました」と言う。
ストし、次に部品を組み立てた状態で再度テス
究に参加した新規ユーザーのほとんどが、研
そこで、両耳ワイヤレスシステムをインティガ
トをし、最後に完全な補聴器の状態でテスト
究が始まった週の最初の数日で、不快な感覚
の極小シェルに搭載し、両耳のインティガが音
をしました。インティガの開発では、私たちは
がなく、ことばの聞き取りが大きく改善したと
環境を協力して分析できるようにした。機械部
品質を最重要視しながら、サイズ、つけ心地の
報告されています」
品を小型化して配置を工夫。改良された高性
良さ、性能で妥協をしませんでした」
最後にオーティコンA/S社長のソーレン・ニ
新規ユーザーにとっては、目立たなさと性能
ールセンさんは言う。
「インティガのデザインと
の次に、すぐに補聴器を受け入れられること
オージオロジー機能は、エンドユーザーの声を
が重要な要素だ。すぐに会話が聞き取
基に開発されました。このインティガが、補聴
れて、すぐに効果がわかるよう、
器技能者とエンドユーザーとの信頼関係を高
オーティコンのボイスアラ
め、初めて補聴器を手に取る方々が補聴器を
イメント・コンプレショ
受け入れてその良さを長く享受していただける
ン(VAC)のアダプ
ように、補聴器技能者の方々をよりサポートす
テーション・マ
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ることを願っています」
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(PR)
デザインと、そこに搭載されたパワフルなデジ
タルチップRISE2。そしてさらに、新規ユーザ
ーがより早く補聴器に慣れるために、研究結果
に基づいて改良されたアダプテーション・マネ
ージャーが搭載されていることだ。
アメリカ・メリーランド州ボルチモアのト
ーソン大学の研究で、インティガの先進技術
がすぐに様々な効果をもたらすことがわかっ
た。それは、外耳道内と耳介の両方でのつけ
心地の良さ、大きな音の聞きやすさ、静かな
ところでの一対一の会話、騒がしい場所で
の会話、自声音の聞こえなどの補聴器装用
の鍵となる部分で効果が感じられ
夢を現実のものに
聴であるという現実を受け入れたくない場合
新規ユーザーのニーズを理解し、それに応
「新規ユーザーは、目立たなさ、魅力的なデザ
え、そして彼らが補聴器をより楽に快適に受
け入れられるようにするためには、そのユー
ザーの声に応えて行動に移すことが大切で
あるとオーティコンは考える。プロダクト・マ
ネージャーのフランク・エンゲル・ラスムセン
さんは、これを「インティガが、夢を現実の
が多いのです」とラスムセンさんは言う。
イン、使いやすさ、信頼性、ことばの明瞭さ、そ
して、聞こえが自然であることなど様々なもの
を求めています。その中で、一番求めているの
は、
『目立ちにくさ』です」
オーティコンの製品開発チームは、製品の
ものにする」と表現した。
デザインを開発するにあたり、慎重にテスト
「新規ユーザーは、それまで一度も補聴器をつ
をした。
けたことがない人たちです。そして、自分が難
モデルを準備し、様々な手法を用いて研究
「我々が追及したのは、
『完璧さ』で
す。シェルは、わずかに丸みがあ
たことで、新規ユーザーにすぐに
り、テストユーザーの耳の後ろに
補聴器装用を受け入れられた。さ
ぴったりフィットする形状を追
らに、研究の第一週目に、参加者
のほとんどが、この新しい補聴器を長
期間使いたいと答えたのだ。
求しました。インティガのシェル
の表面はきれいで、なめらかです。
自然で丸い形状が、耳の曲線に沿いま
「この『すぐに実感できる効果』で、
『新規ユー
す。さらに、目立たず、つけ心地のよいスピーカ
ザーは補聴器に慣れるのに6週間から8週間
ー・ユニットのワイヤーを開発しました」とラス
かかる』という常識を覆します」とニールセン
ムセンさんは説明する。新しいデザインのワイ
さんは宣言する。
ヤーは細く柔らかく、耳と皮膚に沿ってフィッ
「当社の調査によると、新規ユーザーは、聞こ
トし、装用している本人だけではなく、周りの
えの問題を『すぐに解決』したいと思っている
人からもワイヤーがほとんど見えない。レシー
ことがわかりました。彼らは補聴器に対してつ
バ部分は、わずかにカーブしており、その曲が
け心地の良さ、自然な音質、目立たなさを求め
りと改良されたワイヤーの形状が組み合わさ
ています。トーソン大学の調査は、この要望に
り、耳からはずれにくく、見た目も良く、より一
応えることができれば、新規ユーザーが補聴器
人ひとりの耳に合うようになった。
を装用し続けることを示しています」
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