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2012年度 学校関係者評価報告書

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2012年度 学校関係者評価報告書
2012年度 学校関係者評価報告書
常翔学園中学校・高等学校
2012年度の学校自己評価に基づき、学校関係者評価委員の方々から評価と提言を頂き
ましたので報告いたします。
<学校関係者評価委員会>
委員会は後援会会長・後援会副会長(2名)
・学園評議員・学園職員の5名の方で構成され
ています。
分類
学校関係者評価委員の評価と提言
○ 前年度に比較して学校運営について各教職員の理解が高まっています。しかし、評
議員、理事会機能についてはあまり向上していません。建学の精神についても、も
っと積極的に伝えて頂きたいと思います。
○ 全体として努力の跡が伺えますが「会議の有効性」についてはまだ改善の余地があ
ります。世の中の趨勢は「会議の効率化・短時間化」です。会議の時間設定、事前
学校 運営
の資料配布、資料形式の統一(A4一枚)などの工夫により短時間で終えています。
この会議の効率化・短時間化によって本来業務により精力が傾注できると考えま
す。
○ 学習指導要領に沿った教育課程の編成やシラバスの作成など、教育の基盤は評価で
きます。また、情報公開においては保護者アンケートでの評価も高く大変素晴らし
いと思います。しかし、財務の把握や教員と事務職員の連携においてはまだ評価で
きるとは言い辛い状態です。今後の課題としては、教員間の連携だけでなく教員と
事務職員との連携も強化することにより教育の付加価値を高めていくことが求め
られると思います。
○ 全体的には良い評価です。特にキャリア教育については評価でき、各教員の努力が
伺えます。部活動、ボランティア、学校行事等子ども達の伸び盛り期に先生方が愛
情、力を注いでくれていると評価できます。環境教育、人権教育、情報教育につい
ても評価でき、ますます生徒の向上心を高めて頂きたいと思います。
教育内容
○ キャリア教育は今や本校の代表的な取り組みであり、将来を見据えた社会人基礎力
の養成に繋がっています。また、大学教育に先駆けて行っていることは大いに評価
できます。教育内容の評価項目に「学力伸長」関係の項目が必要ではないかと感じ
ます。
○ 教育内容の充実が図られ、効果を上げていることを実感しています。しかし、学園
内大学、特に大阪工業大学への進学について、大学・高校のさらなるコミュニケー
ションを図り、実績を積まれることを期待します。
○ 国際理解の評価がやや低いのは常勤のネイティブ教員がいない事も要因であると
思われます。また、オーストラリアのカシミア校との交流において学園施設での宿
泊だけでなく、週末だけでもホームステイの受け入れ家庭の募集を検討されてはと
思います。
○ 府内でも有数の大規模校でありながら、きめ細かな生徒指導を行っています。この
ことは教員の力量と熱心さがないとできないことと思います。支援体制では、専門
の学校カウンセラーを配置し、心のケアを行っていますが、日々生徒と向き合う中
であらゆることに対応するためには、教員もカウンセリングの知識を持って生徒指
生徒指導
導にあたる必要があると考えます。
○ 身だしなみにおいて徹底した指導が行き届き、染髪や化粧、極端に短いスカート丈
の生徒が見受けられない事が大変素晴らしいと思います。多様化する生徒への重点
目標の徹底を図り、この伝統ある生徒指導・支援がさらに前進されんことを期待し
ています。
○ 生徒指導、支援については各教員と生徒達の意思疎通ができていると考えます。た
だし、各家庭との連携となると保護者の考え方等が有りますので時間がかかるもの
と思います。中学校併設に伴い、中高の教員連携や保護者の意見の取りまとめ方が
要点になると思います。
○ 教員の資質向上は、生徒の学習面に大きな影響を及ぼすため、重要事項であると考
えます。校内や校外での研修、教員間での授業内容の評価などにより、自己評価が
前年より上昇していることは良い傾向です。自校の授業見学だけでなく、進学実績
教員研修 ・資質向上
のある他校の授業を見学することも必要ではないでしょうか。
○ 「勤続年数 10 年未満の教員が約半数」が気になります。より一層の初任者のサポ
ートと研修の徹底をお願いします。
○ 教育の重点目標として「あいさつ」が掲げられ朝の挨拶指導をされている教員の姿
は大変立派だと思います。その一方、校内ですれ違う保護者に対しての教員の挨拶
には差が見られます。教員の資質に差が有ると言う保護者の声が無くなる事を望み
ます。
○ 教員同志の意思疎通はできていると判断できます。校内、校外研修等も行っており
各教員のレベル向上にもつながっていると感じます。近年、年令層に関係なくモラ
ルの低下を感じますので、学園職員の方々は各々の知識や知恵をもっと発揮し、特
に保護者に対して自信を持って教育現場に取り組んで頂きたいです。
以上
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