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平成16年度報告書概要版

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平成16年度報告書概要版
高知県電子自治体推進協議会
報告書 説明資料
平成17年3月17日
高知県電子自治体推進協議会
Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
0.はじめに
■本資料は、産官学連携コンソーシアムである高知県電子自治体協議会が、2004
年4月22日の設立総会後、約1年間活動を行った経過や成果を取りまとめた報告
書について、説明用に抜粋したものである。
■2つの小委員会における共同アウトソーシング事業に関する検討と、10のWGに
よる共同アウトソーシング事業のモデル的実施をフィールド団体の協力を得て行っ
た。
■本資料は、協議会会員の合意のもと、その内容を広く県内外に紹介・普及するこ
とを目的として作成した公開資料であり、誰でも、出典を明記の上、引用や活用
することを認める。
■本資料に関する問い合わせ先は、次ページの通りである。
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1
0.はじめに
■本資料に関するお問い合わせ先
項目名
該当ページ
団体名
連絡先
1.協議会の概要
P3∼8
高知県
情報推進課 伊藤 [email protected]
2-1 小委員会1
P9∼27
㈱高知電子計算センター
情報事業本部営業部 土居 [email protected]
2-2 小委員会2
P28∼39
㈱三菱総合研究所
E-ガバメント研究センター 中田 [email protected]
2-3 市町村キャラバン
P40∼41
高知県
情報推進課 伊藤 [email protected]
3-1 電子申請
P42∼46
㈱高知電子計算センター
情報事業本部営業部 岩井 [email protected]
3-2 コールセンター
P47∼52
富士通㈱
高知支店 長崎 [email protected]
3-3 ICカード
P53∼57
西日本電信電話㈱
高知支店 河坂 [email protected]
3-4 IT調達適正化
P58∼62
㈱プロシード
荻原 [email protected]
3-5 地域EA
P63∼68
㈱日立製作所
高知支店 桧垣 [email protected]
㈱三菱総合研究所
E-ガバメント研究センター 中田 [email protected]
3-6 情報セキュリティ
P69∼74
四国情報管理センター㈱
ノンストップビジネスプロジェクト 斉藤 [email protected]
トレンドマイクロ㈱
大阪営業所 筒井 [email protected]
3-7 シンクライアント
P75∼80
サン・マイクロシステムズ㈱
寺澤 [email protected]
3-8 官民連携ポータル
P81∼88
マイクロソフト㈱
竹内 [email protected]
3-9 ASP
P89∼93
高知県
情報推進課 浅野 [email protected]
3-10 統合収納
P94∼99
㈱エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
金融イノベーションシステム部 高橋
[email protected]
資料全般について
−
協議会事務局(高知県)
情報推進課 伊藤 [email protected]
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2
1.協議会の概要
■協議会の目的
産学官民が連携して、高知県におけるIT共同利用システム構築に向けての技術的研究やモデル市町村が電
子申請を実施するために必要な課題解決への支援、電子自治体の普及啓発を行い、将来的な共同利用シス
テムの運用方法等の具体的な提案を行う。
■協議会の成果目標
平成17年度以降の共同アウトソーシング事業の本格展開に向けた
①運営主体の設立準備
・事業・経営計画の立案、基盤・システムの検討を行う。
・協議会において、参加団体を中心に必要となる資金及び人材を準備する。
②市町村の参加促進(平成17年度予算化)
・市町村ニーズを詳細に把握して、モデル事業などを通じ、電子自治体の効果をわかり易く市町
村に示すことで、平成17年度からの事業に参加する自治体数を拡大する。
③ビジネスモデルの試行・改善
・SLAや外部企業アライアンス、料金設定など、平成15年度に検討した個別事業のビジネスモデ
ルを試行し、平成17年度からの本格展開に向けて改善する。
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1.協議会の概要
■課題認識
①多様化・高度化する住民・企業ニーズ
②業務改革の推進
③少子高齢化・税収減、三位一体の改革・広域合併 など
情報化をうまく活用
していくことが有効
しかし・・・
(参考)情報化担当者の悩み(15年度実施)
①各自治体の財政状況が一段と厳しくなっており、既存システム経費を見直したい。
②行政の情報化は避けて通れないが、セキュリティや個人情報保護に関する課題が明らかになってきた。それにつ
いての解決策が必要である。
③新しいサービスを実現したいが、投資する余裕がない。また、何にどの程度投資したら良いかわからない。
本協議会では、これらの解決法を「共同利用」をベースに、実証・検討を進める。
■共同アウトソーシングの効果
標準化・共同化によるIT予算の有効活用
新規サー
ビス投資
共同化・標準化
によるコスト削減
これまで
新たな住民サービスの提供、
サービスレベルの向上・業務
の効率化
※ コストの削減とサービスの向上を
両立させるためには、発注者と受注者
が協力して取り組むことが不可欠
今後
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1.協議会の概要
■協議会が目指す電子自治体の姿
地域では・・・
CDCでは・・・
使い方がわからないとき
には、コールセンターに
電話で問合せ(WG2)
家では・・・
FAQ
わかりやすい
ポータルサイ
ト(WG8)
各家庭やSOHOで
コールセンター業務
を提供(WG2)
インターネ
ットやコン
ビニで税金
納付(
WG10)
自宅で生活シーンに
応じた手続きや届出
が可能(WG1)
共同利用でき
るシステムを
提供(WG9)
開発
複数市町村の業務・
システムの標準化し
コストを削減(WG5
)
企業
C村
A市
B町
CDC社員
ICカードで本
人確認してセ
キュリティを
守る(WG3)
ICカードで、家か
ら予約、受付、電
子カルテ、医療費
支払い
E-Learningで自由
な時間にセキュリ
ティ学習(WG6)
病院では・・・
パソコンや携
帯電話から、
予約、申請が
可能
車や飛行機から・・・
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ITの専門家が調達
を支援してコスト
を削減(WG4)
シンクライアントシステムでセキ
ュリテイ向上、管理コス
ト削減(WG7)
役場では・・・
5
1.協議会の概要
■実施体制
総 会
顧 問
幹事会
監 事 各WGの進捗管理、WG間・企業間の調整、協議会全体の成果の取りまとめなどを行う。
事務局
小委員会1[事 業・経営計画]
共同アウトソーシング事業の運営主体の事業計画、経営計画の検討、及び、市町村や企
業のニーズ把握や事業への参加要請を行う。
小委員会2[システム・基盤計画]
共同アウトソーシング事業の運営主体の基盤・システム計画の検討を行う。
WG1
WG2
WG3
WG4
WG5
電子申請
コールセンター
ICカード
IT調達適正化
地域EA
モデル市町村において、申
請・届出のサービスを実証
し、導入の際の条件、課題、
効果などを把握する。
モデル市町村において、バー
チャルコールセンターによ
るサービスを実証し、導入
の際の条件、課題、効果な
どを把握する。
ICカードの活用・普及策や
ビジネスモデルについて検
討する。
市町村における情報システ
ム調達の適正化に関する研
修等を実施するとともに、
そのビジネスモデルを検討
する。
県市町村、民間企業など県
内全体を対象とする業務・
システムの最適化の手順等
を実証するとともに、その
ビジネスモデルを検討する。
WG6
WG7
シン・クライアントを利用し
たテレワーク
WG9
WG10
県内ベンチャー等ASP
統合収納
様々なアプリケーションの
ASP提供や試験利用を行う
デモサイトを構築・運用し、
電子自治体サービス等に関
するニーズや課題を把握す
る。
公金収納の電子化・多様化
の実現方策の一つとしての
統合収納について、具体的
な手順や仕組み、課題など
を検討する。
情報セキュリティ
市町村における情報セキュ
リティに関する研修や診断
等のサービスを実証すると
ともに、そのビジネスモデ
ルを検討する。
シンクライントシステムを
利用したテレワーク支援サー
ビスを実証するとともに、
そのビジネスモデルを検討
する。
WG8
官民連携統合ポータルサ
イト実証研究
県市町村や民間企業などを
統合したポータルサイト構
築・運用を実証するととも
に、そのビジネスモデルを
検討する。
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1.協議会の概要
■参加団体
種類
団体、氏名
幹事
㈱エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ、高知県 ㈱高知電子計算センター サン・
マイクロシステムズ㈱ 四国情報管理センター㈱ トレンドマイクロ㈱ 西日本電信電
話㈱ ㈱日立製作所 富士通㈱ ㈱プロシード マイクロソフト㈱ ㈱三菱総合研究所
会員(幹事以外)
SAPジャパン㈱ 四国リコー㈱ ㈱ソフテック ㈱デュオシステムズ 日本電気㈱ 野市町 松下電器産業㈱ 三菱電機㈱ ㈱メディカル・データ・コミュニケーションズ
顧問
上原 哲太郎(京都大学大学院 工学研究科 助教授)
大山 永昭(東京工業大学フロンティア創造共同研究センター教授)
清水 明宏(高知工科大学フロンティア工学コース長)
須藤 修(東京大学大学院情報学環教授)
寺本 振透(西村ときわ法律事務所 パートナー 弁護士)
松尾 明(中央青山監査法人 代表社員 公認会計士)
協力会社(幹事承
認WG参加団体)
㈱シティネット 富士通高知システムエンジニアリング㈱
フィールド参加市
町村
安芸市、南国市、土佐市、中村市、宿毛市、土佐清水市、野市町、香北町、土佐山田町、
土佐町、本山町、大川村、池川町、吾川村、仁淀村、越知町、日高村、窪川町、大正町、
十和村、大月町、三原村
五十音順。敬称略。
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1.協議会の概要
■実施スケジュール
4月
5月
国・県の動き
6月
H17国予算情報収集
中核的企業の選定
幹事会
7月
8月
9月
10月
国概算要求締切
事業計画案の策定
10
/︶
県、市町村、CDCのグランドデザイン
基盤・システム計画案
の見直し
12
事業計画案の見直し
基盤・システム計画案
の見直し
3
/︶
/︶
22
企業の構成決定
3月
総会︵最終報告・
小委員会2
基盤・システム計画案
の策定
市町村への参加要請
(説明会、個別)
2月
H17の推進方
県H17法人 法検討
設立見送り
平成17年度事業実施方向性の決定
4
1月
事業計画案の見直し
総会︵中間とりまとめ・
設立総会︵
幹事会
12月
県予算要求作業開始
市町村ニーズ把握
(アンケート、WG成果、ユーザヒアリング)
小委員会1
11月
17
市町村ニーズ把握
各WG共通
成果の取りまとめ
ビジネスモデル(中間)の検討
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ビジネスモデル
の見直し
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
(1)目的
●高知CDC(仮称)の事業計画、経営計画を見直し
●県内市町村の事業参画やサービス利用の要請、必要資金の確保、法人設立準備会の立ち上げ
●平成17年度からの高知CDC(仮称)事業の本格展開
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●平成17年度以
降の事業計画の
立案
平成15年度の事業計画、経営計画と
比較した場合の実現性の高さ(より多
くの企業や市町村からの意見の反映)
11月末に事業計画案のとりまとめを完了。
各社からの提案により、スタート時の事業規
模やサービスメニューの妥当性などの点で、
実現性が高い内容となっている。
●事業への市町村
の参画
平成17年度予算に設立資金やサービ
ス利用料を計上した市町村数
8月、9月に市町村キャラバンを実施。12月に
は事業計画(案)を元に参加要請のための各市町
村幹部向け説明会及び市町村担当者向け説明
会をそれぞれ実施。
●法人等の設立準
備会の立上げ
準備会の立上げの可否
未実施
(共同出資の目標額には見込みが立ったが、
サービス利用面の収入見通しが厳しいため、
平成17年度の法人設立は見送りとなった。)
(3)実施体制
主幹事:㈱高知電子計算センター
構成員:高知県 四国情報管理センター㈱ 西日本電信電話㈱ ㈱日立製作所 富士通㈱ ㈱三菱総合研究所
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
(4)検討の成果
①市町村の共同アウトソーシング事業への課題
■課題
① 市町村合併により、電子自治体の取り組み体制及び時間が限られている
② 電子申請等の電子自治体関連システムの全体像を住民にうまく示せないため、あれば良
電子申請等の電子自治体関連システムの全体像を住民にうまく示せないため、あれば良
いとは感じているが、必要不可欠とは考えられていない(住民への説明不足)
③ 各首長をはじめ、市町村職員はITシステムの共同利用の必要性・有効性を認めて
いながらも、具体的な費用対効果が見出せないことにより、予算化に消極的
■対応策
① 地域におけるITの牽引役として「情報化推進室」の役割をもつ高知CDC(仮称)を
設立し、市町村が有効利用。
② 県市町村・高知CDC(仮称)参加による電子自治体推進のための協議会を立上げ。
◆ITコンサルティングによる相談及び導入支援→共同利用型システムの推進
◆地域(自治体、住民等)に対する電子自治体の普及・推進活動
◆地域(自治体、住民等)に対する電子自治体の普及・推進活動
③ 市町村職員が効果を実感しやすいバックオフィス系サービスやIT関連機器共同
調達サービス等の提供。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
②経営理念
公共性、公平性を持った経営方針、健全な運営を目指す。
公益性・中立性の高い事業者として存在感、必要性を地域に示し、地域におけるITの牽引役としてIT企
業を束ね、将来的には蓄積されたノウハウを他県へ展開する。
IT業者
◇低コストなサービス提供
◇低コストなサービス提供
◇生産性向上・利益率アップ
◇生産性向上・利益率アップ
◇事業拡大・新規ビジネス展開
◇事業拡大・新規ビジネス展開
◇運営の安定化
◇運営の安定化
SOHO等
SIer
メーカ
収益拡大
新規ビジネス
サービス利用者
高知CDC
情報生活維新
の実現
住民
商店・企業
◇IT利便性の実感
◇IT利便性の実感
◇雇用の拡大
◇雇用の拡大
◇安心・安全なネット社会
◇安心・安全なネット社会
◇商流・販路の他チャンネル化
◇商流・販路の他チャンネル化
バリューチェーン
の実現
コスト最適化の実現
BPRの実現
電子自治体共同利用協議会(仮称)
◇地域へのITコンサルティング
◇地域へのITコンサルティング
◇共同利用システムによる電子自
◇共同利用システムによる電子自
治体の推進
治体の推進
◇
ビジネスプラットフォームの提供
◇ビジネスプラットフォーム
の提供
自治体、IT事業者双方の利益
に配慮しつつ、電子自治体推進
のためのITコンサルティング
や、電子申請等の既存サービス、
ASPサービスの水平展開を行
う。
◇BPRの実現・経費縮減
◇BPRの実現・経費縮減
◇住民サービスの向上
◇住民サービスの向上
◇地域経済活性化
◇地域経済活性化
◇少子高齢化対策・人口増加
◇少子高齢化対策・人口増加
県市町村が参加し、電子自治体推
進における課題の検討・方針策定
を行う。
サービス提供者
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
③事業方針骨子
■SWOT分析から抽出した事業展開方針
SWOT分析からの課題群
1.自治体と連携した実証事業誘致を進める。
1.自治体と連携した実証事業誘致を進める。
課題群からの事業方針骨子
1.ITコンサルティング事業
1.ITコンサルティング事業
2.フロントオフィス業務の提供は機能の過不足、運
2.フロントオフィス業務の提供は機能の過不足、運
用への適合性等のリスクがあるため、どのシステムで
用への適合性等のリスクがあるため、どのシステムで
も必須となる基盤システム構築を強みとして強化を図る。
も必須となる基盤システム構築を強みとして強化を図る。
自立事業
共同調達,ITコンサルティングなど
電子自治体導入期に向けもっとも注力
する事業である。
協業事業
セキュリティ監査など自社ノウハウと
してはまだ確立していないが、ニーズ
のある業務を専門業者と協業すること
で、信頼性の高いサービス提供を行う。
3.電子自治体関連の業務ノウハウに特化する。IT
3.電子自治体関連の業務ノウハウに特化する。IT
全般におけるスキルを持つ人材を採用する。
全般におけるスキルを持つ人材を採用する。
4.特定の事業者との継続的な賃貸借を行い、低価格
4.特定の事業者との継続的な賃貸借を行い、低価格
なファシリティを確保する。(ニーズにより、ファシ
なファシリティを確保する。(ニーズにより、ファシ
リティ確保・拡大を行う)
リティ確保・拡大を行う)
5.ASPサービスによる、安価なシステム提供マッ
5.ASPサービスによる、安価なシステム提供マッ
チング,協業による最適なシステム提供を行える、ア
チング,協業による最適なシステム提供を行える、ア
ライアンス形成、提案の場をIT企業に提供する。
ライアンス形成、提案の場をIT企業に提供する。
2.データセンター事業
2.データセンター事業
6.野市町における導入事例から啓蒙普及を行い、2
6.野市町における導入事例から啓蒙普及を行い、2
年後の導入期に向けた下地作りを行う。
年後の導入期に向けた下地作りを行う。
7.県事業への積極参加、公益性・中立性を強調した事
7.県事業への積極参加、公益性・中立性を強調した事
業展開により地域に存在感をアピールする。
業展開により地域に存在感をアピールする。
自社
サービス
既存サービスに加えて認証やコールセ
ンターなど他サービスでも共有すべき
サービスの提供を行う。
基盤提供
サービス
ASPサービス等を提供する為に必要な
ASPサービス等を提供する為に必要な
機器・通信インフラの提供を行う。
8.法的に行動の制限される資格保有者の採用。
8.法的に行動の制限される資格保有者の採用。
徹底した、人材(モラル)育成。
徹底した、人材(モラル)育成。
3.人材育成(CDC内)
3.人材育成(CDC内)
9.IT業界の技術革新や収益改善につながる、ビジ
9.IT業界の技術革新や収益改善につながる、ビジ
ネスモデルの構築を行う。
ネスモデルの構築を行う。
業務ノウハウ、電子自治体関連に特化した人材育成を行う。
また、公益性・中立性の観点からモラルの育成も必須である。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
④事業モデル
(1)ITコンサルティング事業−自立事業モデル
自治体におけるEAや共同アウトソーシングの推進を目標に、公益性・中立性を堅持し、自治体・企業等の
コミュニティにおける「情報化推進室」として、共同調達、コンサルティング、実証事業マネージメントサー
ビスを行う。
≪事業内容≫
事業内容
目 的
IT関連物品の共同調達
仕様の統一、共同購入、保守の一元化による範囲・規模の経済性推進
IT調達の適正化支援等コンサルティング
共同アウトソーシング推進による地域EAの実現
研究開発・実証事業マネジメント
国事業の誘致,新規ビジネスの創出、IT企業とのコラボレーション
(2)ITコンサルティング事業−協業事業モデル
自治体の多様なニーズにお答えするため、専門業者との協業により、高品質で信頼性の高いサービスを提供
する。
≪事業内容≫
事業内容
目 的
セキュリティ監査・ポリシー策定・運用支援
セキュリティ監査,運用等一定のスキルを要する運用の支援を行う
コールセンターによるSOHO,ベンチャーとの連携
新規ビジネスの創出,雇用促進
ハウジング・ホスティング,遠隔監視等運用の代行
システムの安定稼動、災害時やデータ漏洩に対するリスク分散
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
(3)データセンター事業−自社サービス事業モデル
電子申請など既存サービスに加えて関連する、認証やコールセンター、公金収納(マルチペイメント)等の
各種基盤システムのサービスを提供する。
≪事業内容≫
事業内容
電子申請の啓蒙・普及,導入支援
汎用集計,汎用アンケートの啓蒙・普及,導入支援
認証・コールセンター・公金収納(マルチペイメント)
目 的
電子自治体効果を実感させる。導入実績を拡大し普及を図る。
電子自治体に限らず、ASPサービス等でも必須となる基盤であり、
将来的には民間へのサービス提供も視野に一層のコストシェアを図る。
(4)データセンター事業−基盤提供事業モデル
IT企業はCDCの共通基盤(基盤提供事業)を利用し、自治体向けにASPサービス(文書管理、財務
会計等)を提供する。
≪事業内容≫
事業内容
インフラ(機器・ネットワーク,基盤システム等)提供
目 的
県内でのサービス提供基盤を持たない事業者等にインフラの提供を行
う。新規事業者の参入を容易にし、競争原理の活性化や、よりよいサー
ビスの提供を行う。
※自治体では当事業にて提供されるサービスを選択することにより、導入コストや運用経費を抑えたサービス利用が可能となる。
また、他市町村からのニーズが見込まれるシステム等についてはCDCが積極展開を行い、一層のコスト低減を図る。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑤事業展開
各事業領域における、事業の展開戦略を各サービスメニューごとに以下にお示しします。尚、展開戦略はドッグイヤーで進展する
IT業界であるため、電子申請機器リプレースまでの3年を目処とした展開戦略としております。
市場
市町村
動向・展開予測
利用数︵目標︶
市町村合併における機構改革に併せてBPRの実施が想定さ
れます。合併による広域化、余剰人員の受け皿など電子自治
体の推進、併せてIT経費縮減を目的とした共同利用システ
ムなどEAの推進が本格化すると予想されます
ITコンサル
ティング事業
市町村合併導入期
平成18年度
電子自治体導入期
BPR実施
EA推進
平成19年度
電子自治体展開期
業務システム連携
ITコンサルティン
グ事業
自立事業
35団体
35団体
35団体
協業事業
5団体
10団体
15団体
データセンター事業
自社サービス事業
25団体
30団体
35団体
5団体
10団体
20団体
平成17年度
平成18年度
平成19年度
基盤提供事業
事業領域
平成17年度
基本的な考え方
サービスメニュー
IT調達ガイド、EAガイドに
より地域EAの推進を行う。 自立事業
協議会設立
協議会向けのITコンサルティング(電子自治体啓蒙普及,調達適正化)
共同調達
協業事業
データセンター 電子申請に必要となる基盤
事業
(MPN,法人認証)の整備
を行う。
他地域展開・業務システム
との連携コーディネイトに
よる基盤利用推進を行う。
自社サービス事業
共同調達
セキュリティ等啓蒙普及
協業による高品質なサービスの提供
ニーズに対応可能なアライアンス形成
協業先との連携により
他県へも展開
既存サービスの他地域展開・拡大
新規サービス基本設計
構築
サービス開始
既存サービスとの連携
初期サービス開始
基盤提供事業
共同調達
サービスの水平展開
新規サービス開始
新規サービスの発掘
提供基盤拡充 新規サービスの発掘
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他県展開
提供基盤拡充
15
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑥サービスメニュー
■提供サービスメニュー1/2
事業領域
自社サー
ビス
自立サー
ビス
サービス名
サービス内容
電子申請・届出
総務省汎用受付仕様に準拠した共同利用型の電子申請・届出サービスを提供する。住民よりインターネッ
ト経由(住民ポータル)で送信された電子申請書を受け付ける。自治体では受け付けた電子申請書を新
情報ハイウェイ(市町村VPN、自治体ポータル)経由で確認し、申請書の受理・不受理等を汎用受付
機能のWebメールにより連絡する。
電子申請様式作成代行
電子申請・届出を行うにあたり電子申請化の業務サポート及び書式の作成を行う。各業務の県内統一様
式による提供を原則とし、電子申請化に向けた支援、電子申請書式の設計・作成及び適用を行う。
公金収納
電子自治体での公金収納サービス(マルチペイメントネットワーク)の接続サービスを提供する。
法人・個人認証
商業登記認証による法人の認証及び公的個人認証の利用に必要な署名検証のサービスを提供する。
コールセンター(自社)
電子申請における住民及び自治体職員向けの問い合せ対応サービスを提供する。
文書管理(ITCity)
文書の簿冊管理ができる。電子申請と連携し、申請データを簿冊に取り込むこともできる。
施設予約(ITCity)
住民や民間企業が、ID・パスワードやICカードを用いて、市町村の公共施設の空き情報確認や予約申請
できるサービスを提供する。
グループウェア(ITCity)
掲示板、庁内施設予約、行事予定等、地方公共団体職員の業務支援サービスを提供する。
汎用アンケート(自社)
市町村の職員向けにアンケートの作成及び実施サービスを提供する。将来的には、自治体間のアンケー
トやインターネット利用者向けもサービス対象とし、住民の利便性向上につなげる。
ITコンサルティング
協議会からの発注により、次の観点でコンサルティングサービスを提供する。 ①調達時の相談窓口、担
当職員やベンダ以外の客観的な視点での導入支援②業務・システム最適化計画の立案・実施③担当職員
とベンダとのインターフェース並びにベンダとの交渉など
共同調達
情報関連機器を複数市町村とりまとめ標準仕様を策定し、一括調達を行う。
地域EAマネジメント
EAガイドライン等に基づき産官学民の参加による地域EAの推進を行う。
研究開発・実証実験マネ
ジメント
国等の研究開発・実証実験案件の実施にあたり、参加ベンダの調整・管理を行う。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
■提供サービスメニュー2/2
事業領域
協業サー
ビス
基盤提供
サービス
サービス名
サービス内容
ハウジング・ホスティン
グ・遠隔監視サービス
県・市町村の導入済みシステムの機器を高セキュリティのDC内で設置・管理する。また、庁内及びC
DC内に設置した機器やネットワーク監視・自動バックアップを高知県新情報ハイウェイ(LGWAN)
経由で遠隔実施する。
コールセンターサービス
県・市町村が提供する各種自治体サービスに関する住民や職員からの問合せへの対応を行う。インターネット(ブロー
ドバンド)を活用したネットワーク上に構築したコールセンターを活用し、住民からのEmailや電話による問い合わせ
に対して、インターネットを活用して蓄積されたDBから検索した回答を元に対応する。
セキュリティ監査・ポリシー策定
運用支援
県・市町村のセキュリティ成熟度を診断し、適切な対処方法を提示し、運用を支援する。
基盤提供
CDCは各ベンダ等のサービス提供者が実施するサービスの稼働基盤(各種基盤)を提供する。サービ
ス事業者はCDCに利用料を支払い、サービス提供者(自治体)がサービスを利用する場合はCDCと
契約する。
文書管理システム
市町村向け文書管理サービスを提供する。電子申請により受け付けた住民からの申請を文書管理システ
ムに連携し、収受から起案、供覧、決裁、施行、完結に至る文書のライフサイクル管理と電子文書・紙
文書の保管情報や保存情報等を統合的に管理する機能を提供する。
施設予約サービス
県及び市町村のスポーツ施設の横断検索・予約サービスを提供する。将来的には民間施設やスポーツ施
設以外の文化施設等もサービス対象とし、住民の利便性向上につなげる。
コンテンツマネージメントシステム
官民連携ポータルサ
イト
市町村、医療機関等公共機関や地元企業向けにHPコンテンツを安価で効率的に管理・運営する共同利用型の
コンテンツマネージメントシステムを提供する。また、コンテンツ管理機能を活用して、公共分野、医療分野、民間情報等の
情報が相互に連携した、住民向け「官民連携ポータルサイト」を構築する。
グループウェア
市町村向けのグループウェアを提供する。
共同利用型住基カー
ド基盤
住基カードの独自利用領域を利用した各種APを提供する。認証基盤、ICカードの発行・運用を行う。
財務会計システム
市町村向けの総合的な財務会計システムを提供する。
給与システム
市町村向けの総合的な給与システムを提供する。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑦組織体制と人員
株主総会
監査役会
【社長の業務】
・CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)
・企業の立ち上げ期に必要な経営全
般
専門職(2名)
取締役会
社外取締役
・地方公共団体、大学、民間ベンダ、金融機関、国など
への営業、連携、ネットワークの形成
【人材に求められる要件】
県 (1名)
社長 1名
・自治体等へのトップ営業ができること
監査役:組織の性質上、
IT技術に精通したも
のを専任する。
市町村(1名)
社外取締役:県・市町
村・民間より各1名を
選出する。
民間 (1名)
営業・企画・コンサルティング部門
データセンター管理・運用部門
管理部門
4名
1名
1名
コンサルティング事業を主たる事業と
する。
共通基盤の管理・運用のみ自社エンジニア
が行う。その他は外部委託とし、営業・企
画・コンサルティング部門と兼任する。
当面は部門長1名とし、事業状況によ
り事務員を増員する。
【部門の業務】
・CDC全体の事業の企画
・営業・予算情報把握、顧客管理
・ コ ン サ ル テ ィ ン グ ・ 人 材 育 成の
共同利用事業の実施
【人材に求められる要件】
・自治体への営業や予算情報に通じ
ていること
・情報システムの調達やコンサルティ
ングの能力・知識があること
兼務
【部門の業務】
【部門の業務】
・共通基盤の管理・運用
・総務・法務、財務、経理、人事労務、
広報、事務
・共同開発・共同運営事業の実施
・著作権管理
・契約書、SLA、セキュリティポ
リシーなどの策定、運用、改定
【人材に求められる要件】
・研究開発・実証事業の実施
・組織の管 理業務全般の 経験や知識 が
深いこと
【人材に求められる要件】
・情報システムの運用や技術などの
経験・知識が深いこと
・特に、財務に明るいこと
・事業マネジメントができること
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑧電子自治体共同利用協議会(仮称)
組織形態:任意団体
組織形態:任意団体
事務局 :高知CDC内に設置
事務局 :高知CDC内に設置
運営方法:各参加団体の年会費は無料とする。
運営方法:各参加団体の年会費は無料とする。
未参加団体も年会費を支払うことにより協議会への参加を可能とする。(年会費2万円程度を想定)
未参加団体も年会費を支払うことにより協議会への参加を可能とする。(年会費2万円程度を想定)
会員 :高知CDCを利用するすべての自治体・CDCは利用しないが将来的に共同利用計画する団体・高知CDC
会員 :高知CDCを利用するすべての自治体・CDCは利用しないが将来的に共同利用計画する団体・高知CDC
※平成16年度は協議会のあり方やCDCの利用等について協議したいため、全市町村に参加(年会費無し)を
※平成16年度は協議会のあり方やCDCの利用等について協議したいため、全市町村に参加(年会費無し)を
お願いする方向で検討中。
お願いする方向で検討中。
目的 :電子自治体推進における課題の検討・方針策定
目的 :電子自治体推進における課題の検討・方針策定
役割 :◆共同調達による効果的な調達など
役割 :◆共同調達による効果的な調達など
◆自治体のニーズ洗い出し
◆自治体のニーズ洗い出し
◆共同利用実施における業務サービス内容等の検討・業務仕様・項目の確定・予算措置 など
◆共同利用実施における業務サービス内容等の検討・業務仕様・項目の確定・予算措置 など
自治体
自治体(各自治体の情報担当者で構成)
(各自治体の情報担当者で構成)
情報担当課室
情報担当課室
ITコンサルティング
ITコンサルティング
全体会議
課題検討
企業提案
高知CDC(事務局・取り纏め)
高知CDC(事務局・取り纏め)
合意形成の場
関係課室
関係課室
※検討を行うシステム等の内容により、評価者と
して関係課室担当者を交えた構成とする。
要望事項の取りまとめ、仕様確認
庁内・関係課室・機関調整
関係業務BPR検討
メーリングリスト
個別打合せ
全体会・提案
課題の抽出
課題解決方針検討
ITベンダー
ITベンダー
※ITベンダーの参加は検討の内容により高知C
DCが声がけを行い、自治体に事前承認を得る。
システム提案
業務仕様,連携仕様策定・システム構築
他県事例,全国動向
共同アウトソーシングによる電子自治体の推進
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑨事業収支計画の設定方針
(1)事業収支計画の前提条件
【事業展開】
● H17年度は、自立サービス(ITコンサルティング、共同調達等)及び自社サービス(電子申請・届出、個
人認証、申請様式作成代行等)を中心に事業を展開する。
● H18年度には、基盤提供サービス(文書管理等のバックオフィス系ASP)を本格展開し、電子自治体に必
要な各種サービスを提供する。
【高知CDCの役割と企業連携】
● 各サービスの契約は、CDCで実施する。ただし、基盤提供サービスについてはサービス提供者(IT事業者)
と協力・連携し、企画、仕様書作成等を実施する。
● ソフト開発は、外注とする。
● CDCは原則としてハードを所有せず(共通基盤のハードのみ所有)、サービス提供者(IT事業者)が提
供。平成14年度ITCity事業関連機器(県市町村所有)については、CDCが県市町村から低料金で賃借す
る方向で検討中。
● CDCがソフトを所有するのは、共通基盤とし、残りは、原則としてIT事業者からCDCブランドで提供する。
● CDCは原則としてシステムの保守・運用を行わず、外注とする。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
(2)事業収支計画の設定条件
【投資】
● サービス開始までの開業準備として、各種書類作成や什器調達などの投資を行う。
● 前ページに示した各サービスの提供に合わせて、ハード・ソフト調達の投資を行う。
● 投資金額は、IT事業者の見積の最低価格等を用いて設定する。
● ハード投資は、5年償却で、原則として5年ごとに同額を再投資する。ソフト投資は、3年償却で、原則として5年
ごとに同額を再投資する。
【支出】
● 人件費は、各サービスを実施するために必要な人役を設定して算定する。
また、社会保障費相当分として、人件費の20%を計上する。
● システム保守・運用委託費はハード投資の7%+ソフト投資の15%、監視・バックアップ委託費、ラック利用料、ソ
フト利用料等は各種見積等をもとに設定する。
【収入】
● 提供サービスは、原則 8%(情報サービス業上位20%の水準) の利益率として料金を設定する。
【事業損益・資金調達】
● 事業2年目(平成18年度)から単年度黒字とする
● 資本金は、借入金をゼロにする金額とする。(初期投資を抑えたスモールスタートで、リスク分を含め1億5千万円
とした)
※記載した数字や設定条件は、検討中のものであり、今後変更の可能性があります。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑩出資額・出資構成
立ち上げ時(平成17年度)の出資総額は1億5千万円とする。
≪基本的考え方≫
立ち上げ時から3年間に必要となる運営経費を自己資金で賄える額とする。
(単位:千円)
高知県、市町村(
高知県、市町村(有志)
有志)
資本金
50,000
民間企業
(20口)
100,000
合 計
150,000
≪県市町村からの出資金調達≫
資本金50,000千円は県市町村により負担額(財政規模等)を決定する。
≪民間企業からの出資金調達≫
本協議会参加企業を中心に、1口5,000千円の出資を募る。(1社の上限は5口)
≪現物出資≫
県市町村所有の電子申請関係サーバ類( ITCITY事業関連)については、現物出資か賃借とするか
を検討中。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑪料金体系
高知CDCが提供するサービスの料金体系は、以下の方針に基づき、次頁のように想定した。
A)電子自治体に不可欠で新たにシステム構築が必要なサービスについては、県・48市町村(合併による減を
想定)で共同利用することを最終目標とするが、あくまでも市町村の選択によるものとする。
費用負担は、利用団体(県・市町村)による「基本料金+人口規模別」とする。
法人・個人認証及び公金収納は高知県が導入し、市町村が共同利用することとする。
●電子申請・届出
●法人・個人認証、公金収納
B)内容により作業内容や量が異なるサービスについては「従量制」とする。
●地域EAマネジメント、ハウジング・ホスティング・遠隔監視サービス、セキュリティ監査・ポリシー策定・
運用支援
●電子申請様式作成代行(1様式あたりの従量制)
●コールセンターサービス(1業務あたりの従量制)
C)ITコンサルティングは県・48市町村が共同利用することを前提とし、定額料金とする。 D)基盤提供サービスはサービス事業者(ベンダ等)が実施するサービスの稼働基盤をCDCが提供し、サービ
ス事業者は基盤利用料をCDCに支払う。
自治体は高知CDCと契約し、料金を支払う。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
■利用形態・料金体系
事業名
自立サービス
自社サービス
協業サービス
基盤提供サービス
サービス名
利用形態
①
料金体系
C
共同調達
①
E
地域EAマネジメント
②
B
研究開発・実証実験マネジメント
①
−
公金収納
③
A
法人・個人認証
③
A
電子申請・届出
②
A
電子申請様式作成代行
②
B
コールセンター(自社)
②
F
文書管理(ITCity)
②
C
施設予約(ITCity)
②
F
グループウェア(ITCity)
②
F
汎用アンケート(自社)
②
C
ハウジング・ホスティング・遠隔監視サービス
②
B
コールセンターサービス
②
B
セキュリティ監査・ポリシー策定・運用支援
②
B
基盤提供サービス
文書管理システム
−
−
②
D
ITコンサルティング
施設予約サービス
コンテンツマネージメントシステム
官民連携ポータルサイト
グループウェア
共同利用型住基カード基盤
財務会計システム
給与システム
【利用形態】
【料金体系】
① 県・48市町村に導入要請/県・市町村の選択
A 利用団体による基本料金+指標割 E 費用削減分より定率料金
② 県・市町村の選択 B 利用団体による従量制 F 市町村の人口規模別
③ 市町村の選択(導入は県)
C 定額制
D ASPサービスごとに料金を設定する
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑫事業・経営計画(案)作成にあたっての検討体制・検討経過
(1)検討体制
事務局:高知県情報推進課
高知県電子自治体推進協議会
幹事会 (高知県外11社)
小委員会1(事業経営計画)
小委員会2(システム基盤計画)
協 議 会 :高知県の電子自治体推進のため事業実施
幹 事 会 :高知CDCの事業計画(案)の説明、小委員会等の進捗管理
小委員会1 :高知CDCの事業計画(案)について検討(民間主導)
小委員会2 :高知CDCの情報システムの技術仕様の検討
(2)検討経過
16年 4月22日 設立総会
16年10月12日 第2回 総会(中間報告)
16年 5月13日 県市町村連絡協議会で協議会や
16年10月21日 県市町村連絡協議会で事業
各WG説明(WGフィールド市町村募集)
計画(案)やWGの説明
16年 5月31日 第1回 幹事会・小委1、2
16年11月12日 第6回 幹事会
16年 6月30日 第2回 幹事会
16年11月16日 第3回 総会
16年 8月 5日 第3回 幹事会・小委1、2
16年11月19日 第4回 小委1
16年 9月 8日 第4回 幹事会・小委1、2
16年11月26日 第7回 幹事会・小委2
16年10月 7日 第5回 幹事会
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑬市町村向け参加要請の結果
CDCに関する法人設立・利用サービス等に対する市町村の回答概要<1月6日時点>
(目標参加市町村数:35、資本金1.5億円(官5千万円、民1億円)、初年度売上2億円)
(1)予算要求状況
① 法人設立について
予算要求(出資)・・・・・22自治体
予算要求再検討中・・・11自治体
不参加 ・・・・・・・・・15自治体
② 個別利用希望サービスについて
ITコンサルタント・・・・・22自治体
電子申請・グループウェア・文書管理(各1自治体)
(2)アンケート結果(予算状況の調査と同時に実施) ① 共同利用の仕組
県内に必要(40)、不要(5)、不明ほか(3)
② 共同利用の仕組みづくりに主体的に取り組む意思があるか
ある(22)、なし(21)、不明ほか(5)
③ 共同利用に関する意見
・必要だが、合併の見極めが必要、財政状況が厳しい
・効果判断、パッケージソフトでよい ・住基システムの構築が必要、電子申請は必要だが2∼3年先
・財務会計は遅くても18年度には必要、財務・給与は6月にも必要。
・バックオフィスは共同化が理想だが、困難では
・統一化は望ましいが現状より経費が必要となりはしないか など
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-1 小委員会1
⑭来年度の取り組み
今回の高知CDC(仮称)事業計画(案)を元にした市町村への参加要請に
対しては、共同出資の目標額には見込みが立ったものの、サービス利用面の
収入見通しが厳しい(サービスを提供して適切な収益を上げていくという経
営見通しが立たない)ことから、平成17年度からの法人化は見送りとなっ
たが、経済産業省の「平成14年度 IT City構想 IT装備都市研究
事業を基礎としたコミュニティ連携を推進するデータセンターに関する研究
開発・実証事業(高知地域)」以来、他県に先立ってフロントオフィス系の
共同利用型サービスを提供することにより培った経験やノウハウを活かして、
そのビジネスモデルを全国へ示せるようにすべきである。
また、CDCによる共同利用の仕組みについても、県下の約8割の市町村
が賛成していることから、高知県のリーダシップにより、新たな方式(任意
協議会方式等)で市町村の自主性を発揮した事業を推進していくべきである。
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
(1)目的
●高知CDCとしてのシステムや共通基盤の計画
●平成17年度からの高知CDC(仮称)事業の本格展開
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●平成16年度事業のシス
テム・ネットワークの
全体像
1)平成16年度事業のシステム・ネット
ワークの全体及び詳細を網羅的に把握で
きたかどうか
1)各WGの中間報告内容に基づき把
握。
●平成17年度以降の高知
県・市町村・高知CDC
のシステム・ネットワー
クにおけるCDCの役割
の明確化
1)地域としてのシステム・ネットワーク
の全体像を把握できたかどうか
2)地域全体としてのシステム・ネットワー
クにおける県・市町村・CDCの適切な役
割分担の将来像が描けたかどうか
1)全体像のイメージを把握。
2)役割分担の方針を検討。また、そ
の方針に基づき、具体的な役割分担
の将来像について、一部検討。
●平成17年度以降の高知
CDCのシステム・基盤
計画の立案
1)平成15年度のシステム・基盤計画と
比較した場合の実現性の高さ(より多く
の企業や市町村からの意見の反映)
1)機能ブロックの粒度、構成、関連、
高知CDCが担当すべきシステム機
能について検討。システム・基盤計
画の立案は検討途中であり、システ
ム調達仕様の作成には至らず。
(3)実施体制
主幹事:高知県
構成員:NTTコミュニケーションズ㈱ ㈱高知電子計算センター サン・マイクロシステムズ㈱ トレンド
マイクロ㈱ 西日本電信電話㈱ ㈱日立製作所 富士通㈱ ㈱プロシード マイクロソフト㈱ ㈱
三菱総合研究所
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知CDCの設立目的
(4)検討の成果
低コスト性
高知CDCの設立目的
(CDCのシステム基盤から
地域に提供すべきこと)
・地方公共団体等が単 独で対応
するよりも安価でシステムの導入
運用が可能
拡張性、仕様見直し柔軟性
早期(迅速性)
課 題の 主た る要因
電 子自治体の 構築・ 運用において、
「 各々」 の自 治体が、「 独自」 の仕様 ・技術
を用いて、「 個々」 のシステムを開発
・地方 公共団体等が単独で対応する
よりも早く、情 報システムやサービ ス
の導入、 運用開始が可能
・既存システムから新規システムへの
円滑な移行が可能
電 子自治体の 構築・ 運用において、県 内
共 通の「 標準」 を採 用
★ 独自開発部 分を減らし 、構築・ 運用 費
用 を削 減
★ 必要知識も 標準化 され、 人材確保( 教
育 )が容 易
★ ベンダへ の依存度を減ら し、 選択性・
競 争性を向上
★ 障害時、ベンダ破綻 時、損害賠 償請求
時 のリスク 軽減
★ システムや 人の共同利 用が可能
・地元企業のI Tスキルが向上し、 そのスキルが
その企業の事業拡大、 新規事業開拓、全国 展
開に結びつくこ と
・高知CD C事業への地 元企業の参入を促進
(参入機会増加)
環 境 変化 への 対 応の 必 要性
■ 電子政府 ・自治 体市場の拡 大
■ 政府・ 自治体などにおけるEAの推進
■ 電子自治 体の共同アウトソ ーシング推
進に伴 う電子自 治体市場の 競争激化
■ リスク 管理を含めたセキュ リティ面と コ
スト面での 高い要求
■ 発注形態 の変化( 分割発注 、共同化、
ダウンサイ ジングなど)
高 知 CD C、 市 町村
② 標 準に 基づ いた基
盤 ・システム の 発注
仕 様 ・評 価
県 内IT 事業 者の 課 題
高知CDCを 中核
とする地域EA推
進サイクル
地 域 EA推 進 サイクル への 参 画に よ
る課 題 解決
地元企業のITスキル向上
(参入容易性)
・段 階的な機能拡 張およ び性能・容量 の拡張が
可能
・EA を用いた標 準化への取り組みに沿った、継
続的な仕様の見直し(柔軟な仕様見直し)が
可能
技 術 検討 WG(高知
C DC が 運営 事 務局 )
① 高 知県 内及 びC DC
に おい て採用 すべ き各
種 標 準を検 討(全 国・
世 界 の標 準技 術 動向
や CD C・市町 村 のシ ス
テム 構 築・運 用実 績を
分析)
■ 上流工程 (企画 ・設計 )ノウハ ウの不足
( 県外流出 )
■ 最新の標 準技術への 対応
■ 限定さ れた県内市場 の規模( 他地域の
市場 への参入が 必要)
■ 県外企業 による県内市 場への参 入
参画
P30
IT事 業 者
高知CDC を 中核とし、自治体と 地元 IT ベン ダーが参画して、高知地域
のEA 推進サイクルを 回すことにより、
■自治体:情報システ ムの最適化による システムコ ストダウン と、業務の
最適化による 行政コストダウン
■IT企業: 高知地域の公的 IT 事業への参画を 通した、IT スキル向上
を 同時に実現する 。
電子 自治 体 構築 ・運用 上 の課 題
■ 高い利便性 ・セキュ リティを確保し た電
子自 治体の構築 ・運用 に係るコストが
高い
■ 技術革新が 早く、専門人 材を確保する
こ とが困 難で、IT担当人事が 硬直化
■ 当該ベンダへの依存 性が高く、代 替者
や競 争性の確保 が困難
■ 住民の損害 賠償請求 の際の過失 認定
が不 利
・無停止システムの 構築・運用環境 の提供
・個人情報等の漏洩防止策の 完全実施
参画
■成果の関連図
自治体
高セキュリティ性
地 域 EA 推進 サイクル への 参 画に よ
る課 題 解決
高 知 CD C、 市町 村
IT事 業者
④ 基 盤や システム の
仕 様 、運 用状 況な ど
をド キュメ ント化 し提
出
③ 標 準に 基づ いた基
盤 ・システム の 企画 ・
設 計 ・開 発 ・保 守 ・運 用
★ 企画・ 設計力、開 発技術力 など、競 争
力の 向上
★ 標準技術 に基づく製品・ サービスによ
る他地域 への展開
★ 県内の電 子自治体市 場の安定的 拡大
■県・市町村の情報システムの現状(システム一覧、システム構成図)
導 入済 み ・ 構築
外部システム
情 報システ ム名
教職員人事
システム
介護 保険
軽自 動車税、住民 記録、住民 税、固定資産 税、国保税 、LG WAN、人事給
国保 資格、収 納管理、 グルー プウェア 、国民年 金、選 挙、メー ル管理
2529 団体
公的 個人認証 基盤接続 、健康 管理、農 家台帳 、上下水 道/簡易 水道、
下水 道、教育 、ネット ワーク 運用管理 、地域イ ントラ 運用管理
員
人
人
事
事
情
情
報
報
控除情報
イ ンター ネッ ト
プ ロバイ ダ設
L3SW
L 3SW ファイアウォール
プロバイダL AN
(KCC-I X.NE.JP)
プライベートアドレス4
【凡例】
Webコンソー
ル用専用端末
情報
申請受
付
サーバ
認証に
よる連携
口座振込情報
業務連携 審査 データベース
サーバ
GWサーバ サーバ
L3SW
L3S W
決算前財産情報
認証
給与 シス テム
システム
連携
プライベートアドレス 2
プライベートアドレス1
決算情報
AP
AP
サーバ サーバ
予
物 品管 理
シ ステ ム
外部媒体
等による
データ連携
決算 統計
シス テム
報
職員人事情報
認証
道路 情報、電 子調達・ 入札、 各種統計 情報提 供、地方 税申告、 福利厚
【共通基 盤系】
職員情報
共 通管 理管理 DB
負荷分散装
外部不正アク
セス監視装置
報提 供、電子 決裁、メ ルマガ 、情報公 開、電 子申請受 付、旅費 計算、
生事 務、住民 アンケー ト調査 、コール センタ、 公金収 納
WWW WWW
サーバ サーバ
DNS
サーバ
小中学校WEBシステム
財形
収納情報
財 務会 計
情
乳幼 児医療、 文書管理 、公共 施設等予 約、電子 会議室
教育 、図書館 情報、臨 時職員 給与管理 、統合型 GIS、 議会・ 審議会情
土木管理システム
貸 付・
評価情報
文書 管理
シス テム
一部支出情報
算
1014 団体
9 団 体以下
成績システム
県・市 町村︵ 高知 県 4/ 9市 町村︶
印鑑 証明、保 育料、法 人住民 税、公営 住宅管理 、国土 調査、戸 籍管理
1519 団体
職
員
共済システム
総合税システム
控除情報
参加
条例 ・規則情 報提供、 児童手 当、セキ ュリティ 管理
2024 団体
職
その他個別システム
金融機関
【 バック オフィス 系】
理
3034 団体
個別システム
控除債権者
総合人事
システム
住 民・ 企業
40 団体以上
3539 団体
与、 財務会計 、起債管 理、老 人医療、 土木積 算、ホー ムページ 運用管
P31
(株 )高知 電子 計算 センタ ー サーバ 室
高知 県高 知市 本町4 丁目 1- 16 高 知電気 ビ
【個別シ ステム 連携系】
中・ 検 討中 の 市町
村数
職員 認証 シス テム
S MT P 運用管理
サーバ サーバ
高 知県設 備
ファイアウォール
市町村VPN
用機器
負荷分散装置
外部不正アク
セス監視装置
リバースプロキシーサー
市町村 VPN
WWW WWW
サーバ サーバ
L3 SW
プライベートアドレス3
負荷分散装
■県・市町村の情報システムの将来像(仮説)
(機能ブロック定義、TRM、ブロック構成・連関図)
●機能ブロック動作定義
標準
デ ータ
定義
処理定義
■仮説の検証(各社からの提案)
地域
ユーザ
金融機 関
●高知CDCシステム標準
様式定義
高知 県
(高知CDCのシステム 全般に関わる標準)
(画面、帳票)
(住 民側 フロント 系)
・技術標準(TRM)
・ドキュメント標準
現状技術
高知CDCの標準(H17年度まで)
※太 字は平成15年度までに
高知CDCで採用したもの
・セキュリティ標準
ライブラリ/クラス
区分
Windows系
UNIX系
OSS系
(.NET系)
(J2EE系)
ハード System-BUS
PCI-X , AGP, Sun ・画面/帳票デ
Fireplane interconnect,ザイン標準
…
PCI-X, AGP
機能ブロックの動作を指定 する各種定義の定義方法
を定め たもの。
高知CDCの技術標準(TRM)
で定義された規格等に基 づい て定め る。
収納
情報
収 入、
支払
住民側フロント系
バック系
・・・
情報
情報
公開
個 別業務機能
ブロック群
□□業務
システム
企業
業務間 共通機
能ブロック群
業務機能ブロック群
機能ブロ ック
※2:公的個人認証の場合、証明書検証(VA)の他、認証登録(R A)時の本人確認業務も含まれる(実際には公的個人認証ネットと の接続機能のみ)
J機能
K機能
※3:複数の異なるシステム の画面を1 つのGUI にまと める機能
電子 決済
Z基盤機能
運 用管 理 バ ックアッ プ
職 員認 証 メ ニュー 画面
(シ ステム
基盤 系 )
LGWAN,住 基ネット,etc…
総務 省
※ 将来 、機能 ブロッ クと して分 離可 能性 のある機 能は で表記
■国の動向
業務情報連携機能ブロック群
Y基盤機能
(業務 情 報連 携)
決算 統計
情報
※4:機能ブロック間接続のセキ ュリ ティに関する機能、電子署名(署名検証) 機能、運用管理機能(バッ クア ップ、課金、ソフトウェア 構成管理等) は、機能ブロックとし て独立さ せる
のではなく、 個々の機能ブロックが備える「フレーム ワーク(標準もし くはひな 形)」 とし て実装する
X基盤機能
予 算編 成機 能
歳入 機能
歳出 機能
歳 計外 管理 機能
決算 機能
決 算統 計機 能
相手 方管 理機 能
業務共通
Dシステム
ハードウェア
システム基盤機能ブロック群
(システム運用機能)
文書 管理
財務
システム
歳出
職員側フロント系
OS
歳入
情報
︵
画面 ︶
システム基盤機能ブロック群
(入出力機能)
他の機能ブロックへ
●機能ブロック間 I/F 標準
給与システム等
歳出
情報
職員
・・・
ミドルウェア
仮想動作環境
※各標準は、EAを用い
た標準化への取り組み
に沿って、業界動向等を
見据えながら定期的に
見直し
職員側端末
税 務システム等
○○ 市ホー ムページ
・
・
県ホー ムペー ジ
DBMS
EAI/BPM
機能ブロックの開発方法を
定めたも の。
高知CDCの技術標準(TRM)
で定義された製品や規格等
に基づいて定める。
画面・帳票構築
ウェア 外部機器 I/F
SCSI, Fiber Channel, USB, IEEE1349, RS 232C,
SCSI, Fiber Channel, USB
機能ブロック分類
該当する機能ブロック
外部機器 IC-Card
TypeⅠ、Typ eⅡ、TypeⅢ, Java Card, …
Type Ⅱ
ソフト 仮想動作環境(システ
.NET(.NET Framework ※1)
.NET(.NET
Java(J2EE)
ウェア ム構築環境)
Java(J 2EE)
Framework)
住民側フ ロント系
バック 系
職員側フロント系
ミドル
DB形態/定義
RDB(S QL)
RDB(SQL)
OODB, XML-DB
※業務機能ブロック同士で直接連携するものもある
(住民側) (職員側)
ウェア
住民側端末
DB接続
ODBC, ADO.NET
ODBC, ADO.NET
JDBC
(トランザクション/ワークフローが発生しないもの)
JDBC
業務機能
個別業務機能
・電子申告機能
・賦課機能
・申告審査機能
画面・帳票
PDF システム
HTML, PDF
全般に関わる標準の範囲内で、
構築ツール
Flash MX
機能ブロック構築に関わる標準を定め
対象業務のシステム化に必
対象業務毎に
る
個別に必要
・徴収(督促)機能
開発言語
VB, C++, C#, VB
VB, C++, C#, VB
Java, JSP,
要となる機能
と なる機能
・証明書交付機能
Script
Script
JavaScript
T基盤機能
R基盤機能
Java , JSP, J avaScri pt
分散アプリケーション
DCOM I/F
Web 業務間共通機能
サービス(SOAP)
Web サービス
・申請受付機能
・収納機能 ※1
・情報提供機能
間 I/F
CORBA
DCOM, COM+
CORBA
(SOAP)
複数の業務に 共通する機
・情報提供機能
・文書管理機能 ・職位確認機能
ネット 下位通信層
I P(TCP/UD P) V4
IP(TCP/UDP) V4 (設定変更で、V6 IP(TCP/UDP) V6
ワーク
に対応可能なこと)
能
・問合せ対応機能(コールセ
・財務会計機能
(外部 データ表 表現形式
XML(XML-Schema, XSLT, …)
XML(XML-Schema, XSLT)
ンター )
との関 現
機能ブロッ
文字コード
Unicode(UCS-2/UTF8), Shift-JISク間の I/F を定めた
Unicode(UCS-2/UTF-8)
連)
EUC
・電子決済機能 ※1
もの。
Shift-JIS, EUC
基盤サー ディレクト
LDAP, DNS , …
LDAP, DNS
・本人確認機能 ※2
業務共通
業務共通
業務共通
RM)で
ビス
リ
Active
Sun 高知CDCの技術標準(T
ONE
Active Directory
Aシステム
Bシ ステム
Cシス テム
Directory
Directory
(Windows
定義された規格等に基づい
て のみ)
業務情報連携機能
・EAIブロー カ機能(機能ブロック間の確実なデー タ転送機能、データ 変換機能)
(LDAP, DNS)
Server
定め
る。
(LDAP, DNS)
業務機能ブロック間のデータ連携の
うち 、トラ ンザク ション
・ワ ークフ ロー 管理機能(複数の機能ブロック間の一連のデータ 連携の定義と実行制御)
時刻同期
NTP
NTP
(ワークフロー)
管理に必要と
なる機能
電子メイル
smt p, pop, …
smtp
データ転送
ftp, http/h ttps, …
http/https
ebXML Message
入出力機能
・ポ ータル機能(統合GUI) ※3
ディスク共
NFS システム基盤機能
NFS(NAS)
(Windows
PC NetLink
※2 Samba
※
有
Storage 端末側の
Area Network(SAN)
システムを構築・
運用する上
入出力に 関する
・ICカー ド R/W 機能
Network/
で、 各種システムに共通して 機能
▲▲業務
◎◎業務
○○業務
Storage Area
必要と なる機能
Network[SAN])
シ ステム
シ ステ ム
システム
システム
・フ ァシリティ機能
高位サー 電子認証
GPKI/LGPKI, 公的個人認証, 個別PKI 認証(COM
GPKI/LGPKI,
公的個運用機能
人認証
※
ビス
CA,..), …
シ ステ ムの 運用・管理に関
・運用管理機能(集中監視機能の部分)
電子決済
マルチペイメントネットワーク, コンビニ収納代行 マルチペイメントネットワ
ーク
する機能
・ユ ーザ認証機能
(Smart Pit, …), …
・大量印刷機能
※1:UNIXプラッ
トフォームにつ
・ICカー ド発行/運用機能
いてはサードベ
ンダー製品で対
※1:電子決済/収納機能は、地方税収納の他、介護保険や国民健康保険の保険料収納、上下水道の料金収納、公的施設の利用料収納でも必要
応
W eb App Server
Web Server
●機能ブロック開発標準
(バッ ク系)
将来の技術
住民
開発言語
(職 員側 フロント系 )
○○ 市(町村 )
定義
・・・
■県・市町村の情報システムの将来像
(ブロック構成・連関図、データ標準化)
●機能ブロ ック動作定義
標準
機能 ブロックの動作を 指定 する各種定義 の定義方法
を 定めたもの。
高知 CDCの技術 標準(TRM)
で定義され た規格等に基 づいて定める。
データ
定義
処理定義
ライブラリ/クラス
開発言語
業 務 機能
個 別業 務機 能
1 つの業務は、 以下の組み合わせ
に よって 、シ ステム化される
・n 個の 個別業務機能ブロック
・m 個の 業務間共通機能ブロック
●高知CDCシステム標準
(高知CDCのシステム全般に関わ る標準 )
・技術標準(TRM)
・ドキュメント標準
該 当す る機能 ブロック
・セキュリテ ィ標準
住 民側 フロント系
バ ック系
・画面/帳票デザイン標準
仕様c
移行仕様a
情報共有
・・・
公金収納
c)
Master
a)
職員
・LGW AN接続
・高知CDCネ ットワ ーク接続
・共通民間ネ ット ワーク接続
・IC カード発行管理
・印刷機能(大量印刷お よび電子帳票)
ワークフロ ー
・構成管理(バージ ョン 管理、 Patch適用管理、 …)
・稼働監視
・ユーザ認証(ID/Pas swordやIC カード等に よるユーザ確認)→Si ngle Sign On
・時刻同期(各種機器の内部時計の時刻合わせ)
・
構成管理
稼働監視
・
申請審査
庁内申請
レプリケ ーション Or 間接参照
(業務間共通機能)
企業
対象業務に関係なく 一般に システ ムを構築・運用する上で、 各
種シ ステムに 共通して必要とな る機能を提供するブロック
財務会計
文書管理
・・・
機能ブロック
シ ステム基 盤機 能
・EAIブ ローカ機能
(機能ブロ
ック間の確実な データ転送機能、 データ変換機能)
定義され
た規格等に基づいて
情報提供
・ワ ークフロ ー管理機能(複数の機能ブ ロック間の一連のデータ連携の定義と実行制御)
定める。
・
・
・・
・
ハードウェア
レプリケーション
Or
間接参照
c)
Slave
職員 ポ ー タ ル
・・・
国民健康保険
・組織認証(民間組織)
・人事情報参照 ・職員認証
機能ブロック 間の I /F・予算/実績
を 定めた
・
情報参照 ・組織認証(自治体)
・
・ ・
もの。
・
電子申
・ 請 ・
高知CDCの技術標 準(T RM )で
業 務 情報 連携 機能
業務機能ブロック間のデータ連携の うち 、トラン ザクショ ン(ワー
クフ ロー)管理に必要となる機能を提供するブ ロック
機能ブロックY
b)
仕様b
申告審査
税務
・・
・
住民
●機能ブロック間 I/F 標準
住民台帳
・・・
電子申告 ・職員ポータル
・財務会計
・文書管理 ・申請審査
施設予約
・公金収納 ・庁内電子申請
・共通データ/コード管理 ・情報共有
他の機 能ブロックへ
・情報提供(コンテ ンツ管理)
・個人認証
(個別業務機能)
・
市 ホ ーム ページ ︵ポ ー タル︶
OS
機能ブロックX
・申告審査(地方税)
・
・施設管理
システム全般 に関わ る標 準の範
囲内で、
・
機能ブロック 構築に 関わる標準
を定 める
・住民ポータル
複数の業務に共通する I/ F・電子申請(汎用受付シ ステム)
業 務間 共通 機能
業務機能を提供するブ
ミ ドルウェア
ロック
仮想動作環境
・住民台帳
・税務
・
高知県
・国民健康保険
・
・介護
○○市(町村)
(職員
(住民側フロ
ント 系)
(バック系)
側フロ ント系)
・
・
・・・
職 員側 フロント系
(住民 側民間企業・
) (職 員側
)
団体等
地域
・
・
・電子申告(地方税
ユ ーザ)
・施設予約
県 ホー ム ページ ︵ポ ータ ル︶
DB MS
※各標準は、EAを用い
た標準化への取り組み
に沿って、業界動向等を
見据えながら定期的に
見直し
E AI /B PM
P32-35
Web S erver
●機能ブロ ック開発標準
対象業務毎に 個別に 必
要となる業務機能を提
供するブロック
画面・帳票構 築
Web App Server
対象業務のシ ステム化
機能 ブロックの開発方 法を
定め たも の。
高知 CDCの技術 標準(TRM)
で定義され た製品や規格 等
に基づいて定める。
様 式定義
( 画面、 帳票)
定義
分類
E AIブ ローカ
外部ネット接続
・・・
リファレンス用
機能ブロックXX
(業務情報連携機能)
ユーザ認証
・・・
LGWAN ,住基ネ ット,etc…
国(府省等)
c) Master
仕様c
a)
(シス テム基盤機能)
標準仕様a
共通データ管理
機能ブロックZ
他自治体
■選定ポリシー
a.その機能ブロックが対象とする業務の仕様に関して、団体間の差異が少ないもの(収納
機能ブ
ロックなど)
b.外部との連携仕様が別途指定されているもの(公的個人認証検証機能ブロック、電子申
■高知CDCの機能ブロック構成
告機能
ブロック、マルチペイメント接続機能ブロックなど)
c.その機能ブロックが対象とする業務の実施において、団体間の連携を必要とするもの(地
機能ブロック区分
機能 ブロック名
概要
選定ポリシー
(該当するものに○)
a.
c.
個
別
住 民 側 施設予約管理
フ ロ ン
施設 予約・空き情報・利用案内
(広 域施設予約)
△
機
能
業
務
機
ト系
物品 入札、CALS/EC
(県 ・市町村の一括業者登録)
△
電子入札
議会中継
能
バ ッ ク 住民記録
系
戸籍
P37-38
b.
業
務
○
○
能ブロック、大量印刷機能ブロック、稼動管理・ソフトウェア構成管理等の各機能ブロ
公的 施設の管理
フ ロ ン
ト系
バ ッ ク 文書管理
系
宛名管理
ックに実装される雛形など)
○
○
電子 申告内容の審査
○
○
庁内 の申請・届出
○
住民 ポータルサイト提供(地域で
△
○
の行 政・民間サービスを利用する
ため の窓口機能)
電子申請
能
申請 ・届出の汎用受付
○
文書 管理
口 座・ 納税組 合・納 税管理 人管
■各機能ブロックのRFP
○
○
理・ その他
収納管理
収納 ・消し込み・納付書再発行
(収 納機関との接続)
○
○
○
○
● 機能ブロッ ク動 作定義
標準
○
○
○
T
R
M
● 機能ブロッ ク開 発標準
○
機 能ブロックの開発方法 を
定 めたもの。
高 知CDCの技術標準 (TRM)
で定義された製品や規格等
に基づいて定める。
※各標準は 、EAを用い
た標準 化への取り組 み
に沿って、業界動 向等を
見据えながら定期的に
見直し
仕様定義に必要な項目
・マルチペイメントネット ワーク(MPN)を用いた電子公金収納
・MPN接続のためのコミュニケーショ ン・サーバ機能
・技術標 準(TRM)
・ドキュメント標準
・セキュリティ標準
・画面/帳票デザイン標準
ライブラリ/クラス
)
開発言語
○
DBMS
イ ・LGWAN・その他閉 域ネットワ
ーク との接続
(
○
○
MPN接続基盤
機能
●公金収納機能
・(マルチペイメントネットワーク の仕様に準拠)
・処理能力:nト ランザクション/sec以上
・平均発生トランザクション数:n件/月
・同時接続サーバ数:
(高知CDCのシステム全般 に関わ る標準)
(画面、帳票)
EAI/BPM
理・ 監視を行う
各種ネ ットワー イン ターネット・新情報ハイウェ
○
○
○
電子自治体構築基盤
・高知CDC内の各種システムをマルチペイメントネットワーク(M PN)に接続するための基盤
・地方公共団体等の「 公金収納側」に必要となるMPN接続機能( コミュニケーション・サーバ等)
●高知CDCシステム標準
様式定義
定義
画 面・帳票構築
機 能 ブ ロ ッ ク の 運 用状 況 の 管
処理定 義
データ
定義
機 能ブロックの動作を 指定 する 各種定義の定義 方法
を 定めたもの 。
高 知CDCの技術標準
で定義された規格等に基 づいて定める。
Web App Server
Web Server
L GPKI
運用管理
ク接続
△
I D/パスワード認証、証明書発行
( PKI)
、シングルサインオン
公的個人認証
組織認証
■機能ブロックの構築標準
○
連の ワークフローを管理
IC カ ー ド 発 I C カード発行管理、 状態管理、
行・運用管理
A P 管理、セキュリティ管理
ユーザ認証
概要
○
(EAI)
連携 、データ変換
ワーク フロー管 定義 に従い、機能ブロック間の一
理(BPM )
基盤名
△
職 員 側 職員ポータル
職員 ポータルサイト提供(職員向
フ ロ ン
けの 窓口機能)
ト系
職員認証
職員 認証・利用権限などの管理
業務情報連携機能 シ ス テ ム 連 携 機 能ブ ロック 間の確 実なデ ータ
システム基盤機能
住民基本台帳システム等のレガシー系機能ブロックなど)
監視機
保険 料算定
共
通
機
ック、
e.各種の機能ブロックを高知 CDC で運用する上で、必要不可欠なもの(システム稼働集中
○
○
賦課 、証明書発行
保険 料算定、還付
務
間
など)
○
住民 基本台帳管理
施設管理
業
ータル機能ブロック、市町村のデータを県で集計し国に報告する統計調査機能ブロック
d.共同利用によるシステム導入・運用費の削減効果が期待できるもの(電子申請機能ブロ
戸籍 簿管理
介護保険
P36
域ポ
e.
○
V OD 映像配信、ライブ映像配信、
映像 撮影、映像情報管理
税務
国民健康保険
職 員 側 電子申告審査
フ ロ ン 庁内申請
ト系
住 民 側 住民ポータル
d.
○
機能
および
仕様・要件
・
・
・・・
ミドルウェア
仮想動作環境
OS
ハードウェア
機能ブロック
システム全 般に関 わる標準の範囲 内で、
機 能ブロ ック構 築に関 わる標準を 定める
I/F
機 能ブロック間の I/F を定めた
もの 。
高 知CDCの技術標準 (TRM)で
定 義され た規格 等に基 づいて
定 める。
・CDCを収納機関共同利用センタと位置づける方法(地方公共団体等で共有するコミュニケーション・サーバ
MPN接続ASP」を利用する方法もある。
・コミ ュニケーション・サーバの仕様、ネットワーク接続方法については、M PNの仕様に準拠する必要がある。
を
他の 機能ブロッ クへ
● 機能ブロッ ク間 I/F 標準
P39
Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
その他
特記事項
本説明用資料に
掲載した成果物
導
入
す
る
方
法
)
の
ほ
か
、
外
部
の
「
・MPN以外の収納基盤(コンビニ収納など)についても、検討が必要
29
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知CDCの設立目的(CDCのシステム基盤から地域に提供すべきこと)
高セキュリティ性
・無停止システムの構築・運用環境の提供
・個人情報等の漏洩防止策の完全実施
低コスト性
・地方公共団体等が単独で対応
するよりも安価でシステムの導入
運用が可能
高知CDCの設立目的
(CDCのシステム基盤から
地域に提供すべきこと)
拡張性、仕様見直し柔軟性
・段階的な機能拡張および性能・容量の拡張が
可能
・EAを用いた標準化への取り組みに沿った、継
続的な仕様の見直し(柔軟な仕様見直し)が
可能
早期(迅速性)
・地方公共団体等が単独で対応する
よりも早く、情報システムやサービス
の導入、運用開始が可能
・既存システムから新規システムへの
円滑な移行が可能
地元企業のITスキル向上
(参入容易性)
・地元企業のITスキルが向上し、そのスキルが
その企業の事業拡大、新規事業開拓、全国展
開に結びつくこと
・高知CDC事業への地元企業の参入を促進
(参入機会増加)
Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
30
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知県・市町村における情報システムの全体像(現状)
<市町村の情報システムの現状>
導入済み・構築中・
検討中の市町村数
情報システム名
40団体以上
介護保険
35-39団体
軽自動車税、住民記録、住民税、固定資産税、国保税、LGWAN、人事給与、財務会計、起債管理、老人医療、土木積算、ホームページ
運用管理
30-34団体
国保資格、収納管理、グループウェア、国民年金、選挙、メール管理
25-29団体
公的個人認証基盤接続、健康管理、農家台帳、上下水道/簡易水道、条例・規則情報提供、児童手当、セキュリティ管理
20-24団体
印鑑証明、保育料、法人住民税、公営住宅管理、国土調査、戸籍管理
15-19団体
下水道、教育、ネットワーク運用管理、地域イントラ運用管理
10-14団体
乳幼児医療、文書管理、公共施設等予約、電子会議室
9団体以下
教育、図書館情報、臨時職員給与管理、統合型GIS、議会・審議会情報提供、電子決裁、メルマガ、情報公開、電子申請受付、旅費計算、
道路情報、電子調達・入札、各種統計情報提供、地方税申告、福利厚生事務、住民アンケート調査、コールセンタ、公金収納
<県の情報システムの現状>
種類
システム数
主なシステム名
C/S
40
森林計画総合システム、図書館情報システム、災害復旧事業管理システム、健康づくり支援システム、造林補助金計算事務
システム、新旅費システム、病害虫発生予測データバンクシステム、児童扶養手当管理システム
Web
30
県ホームページ、災害査定管理システム、道路台帳管理システム、データ共有型GIS、電話料金検認システム、県民の声デー
タベースシステム、食糧費インターネット公開システム、U・Iターン情報システム
スタンドアロン
52
道路台帳管理システム、交通事故統計システム、金融機関財務情報システム、職員試験採点システム、高知県議会情報シス
テム、食品営業台帳システム、看護師等免許事務システム、特別児童扶養手当システム
汎用機
72
各種調査統計処理、レガシー媒体(FD,CMT)作成、大量印刷、人事給与付随処理、その他個別システム
合計
194
Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
31
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知県・市町村における情報システムの将来像
<将来像検討の前提条件>
●本検討においては、「情報システムを全体最適(EA)の視点で見たときに、最も適切だと考えられる「システムの最小調達単位」
となるシステムのまとまり」を「機能ブロック」と呼ぶ
●機能ブロックの最適配置を検討することにより、情報システムのマルチベンダ化や共同利用が容易となり、県・市町村の情報シス
テムが抱える課題(高セキュリティ、低コスト、早期実現:既存システムから新規システムへの円滑な移行、拡張性、ITスキル向
上)を解決する
●機能ブロックは、「機能ブロックの開発方法」「機能ブロックの動作定義方法」「機能ブロック間 I/F」などに関するの各種の標準
仕様(使用する技術や規格を定めたもの)に準拠して、構築(もしくは調達)されるものと仮定する
●情報システムの対象は、先に整理した「全体像(現状)」に、今後県・市町村において必要となると想定されるものを加えたもの
<機能ブロックの概要(仮説)>
●機能ブロック動作定義
標準
機能ブロックの動作を指定 する各種定義の定義方法
を定めたもの。
高知CDCの技術標準(TRM)
で定義された規格等に基 づいて定める。
・技術標準(TRM)
・ドキュメント標準
・セキュリティ標準
・画面/帳票デザイン標準
ライブラリ/クラス
開発言語
EAI/BPM
画面・帳票構築
Web Server
※各標準は、EAを用い
た標準化への取り組み
に沿って、業界動向等を
見据えながら定期的に
見直し
(高知CDCのシステム全般に関わる標準)
(画面、帳票)
Web App Server
機能ブロックの開発方法を
定めたもの。
高知CDCの技術標準(TRM)
で定義された製品や規格等
に基づいて定める。
様式定義
定義
DBMS
●機能ブロック開発標準
処理定義
データ
定義
共通システムの共同利用
マルチベンダ化
●高知CDCシステム標準
・
・
・・・
ミドルウェア
仮想動作環境
OS
ハードウェア
システム全般に関わる標準の範囲内で、
機能ブロック構築に関わる標準を定める
I/F
他の機能ブロックへ
●機能ブロック間 I/F 標準
機能ブロック間の I/F を定めた
もの。
高知CDCの技術標準(TRM)で
定義された規格等に基づいて
定める。
機能ブロック
Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
○○業務向けサービス
P県
Aシステム
(X社製)
Bシステム
(X社製)
Cシステム
(X社製)
機能A
機能B
機能C
どのベンダーの製品にも入れ替え可能
新
Bシステム
(X社製)
新
Bシステム
(Y社製)
新
Bシステム
(Z社製)
機能B
機能B
機能B
Q県
R市
競争を通して
「良いもの」が
調達出来る
32
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知県・市町村における情報システムの将来像
●前提条件をもとに、仮説として検討した「機能ブロックの分類、構成」の考え方を、各社の既存パッケージソフトに適用して検証
した結果、以下のような「機能ブロックの分類、構成」が導出された。
<県・市町村における機能ブロックの分類表>
分類
該当する機能ブロック
住民側フロント系
業務機能
個別業務機能
対象業務のシステム化
対象業務毎に個別に必
要となる業務機能を提
供するブロック
1つの業務は、以下の組み合わせ
によって、システム化される
・n個の個別業務機能ブロック
・m個の業務間共通機能ブロック
業務間共通機能
複数の業務に共通する
業務機能を提供するブ
ロック
業務情報連携機能
業務機能ブロック間のデータ連携のうち、トランザクション(ワー
クフロー)管理に必要となる機能を提供するブロック
システム基盤機能
対象業務に関係なく一般にシステムを構築・運用する上で、各
種システムに共通して必要となる機能を提供するブロック
バック系
(住民側) (職員側)
・電子申告(地方税)
・施設予約
・
・
・住民ポータル
・電子申請(汎用受付システム)
・情報提供(コンテンツ管理)
・個人認証
・組織認証(民間組織)
・
・
・
・住民台帳
・税務
・国民健康保険
・介護
・施設管理
・
・
・財務会計
・文書管理
・公金収納
・共通データ/コード管理
・人事情報参照
・予算/実績情報参照
・ ・ 職員側フロント系
・申告審査(地方税)
・
・
・
・職員ポータル
・申請審査
・庁内電子申請
・情報共有
・職員認証
・組織認証(自治体)
・
・
・EAIブローカ機能(機能ブロック間の確実なデータ転送機能、データ変換機能)
・ワークフロー管理機能(複数の機能ブロック間の一連のデータ連携の定義と実行制御)
・
・
・LGWAN接続
・高知CDCネットワーク接続
・共通民間ネットワーク接続
・ICカード発行管理
・印刷機能(大量印刷および電子帳票)
・構成管理(バージョン管理、Patch適用管理、…)
・稼働監視
・ユーザ認証(ID/PasswordやICカード等によるユーザ確認)→Single Sign On
・時刻同期(各種機器の内部時計の時刻合わせ)
・
・
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33
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知県・市町村における情報システムの将来像
<県・市町村における機能ブロックの構成>
民間企業・団体等
地域
ユーザ
高知県
○○市(町村) (住民側フロント系)
(バック系)
(職員側フロント系)
住民台帳
施設予約
税務
申告審査
・・・
電子申告
・・・
国民健康保険
情報提供
文書管理
庁内申請
公金収納
情報共有
職員
申請審査
・
・・
・
・・
財務会計
・
・・
電子申請
職員ポータル
・・・
市ホームページ︵ポータル︶
住民
県ホームページ︵ポータル︶
(個別業務機能)
企業
(業務間共通機能)
ワークフロー
構成管理
稼働監視
EAIブローカ
外部ネット接続
・・・
(業務情報連携機能)
ユーザ認証
・・・
(システム基盤機能)
LGWAN,住基ネット,etc…
国(府省等)
他自治体
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■高知県・市町村における情報システムの将来像
<県・市町村の情報システムの将来像における「データ標準化」の方向性>
a
b
c
標準化方法
概要
仕様による
標準化
・ 内部データの標準仕様a を定めた「リファレンス用機
能ブロック」の仕様を定義する
・ 各社の機能ブロックは、その内部データ構造を標準仕
様aに合わせる必要はないが、その代わり 「リファレ
ンス用機能ブロック」へのデータ移行仕様a に準拠し
、リファレンス用機能ブロックへのデータ移行が出来
ることを担保する
仕様による
標準化
実体による
標準化
実体による
標準化
・ 連携仕様bを定義して、各機能ブロックに準拠させる
・ なお、連携仕様bへの具体的な準拠方法(既存パッケ
ージの改造、EAI:統合連携ブロックの活用、等々)
は、機能ブロック毎に検討する
・ 共通データを利用する機能ブロックの1つを、そのデー
タを管理する(データの追加、更新、削除を行う)機
能ブロック(Master)とし、データ仕様cを他の機能
ブロックに公開する
・ 他の機能ブロック(Slave)は、Masterが管理するデ
ータを「間接利用(参照のみ)」する(内部データ構
造をデータ仕様cに合わせる必要はない)
・ 具体的な間接利用方法(データベースの間接参照、デ
ータベースのレプリケーション、等々)は、データの
更新頻度などに応じて機能ブロック毎に検討する
・ 共通データを利用する機能ブロックの中からMaster
となるブロックが定義出来ない場合は、共通データを
管理する機能ブロックを新たに定義するものとする
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機能ブロックの独立性
高セキュリティ性
(適切な調達単位)
低コスト性
機能ブロック開発の自由度
早期(迅速性)
(既存パッケージの流用を含む)
拡張性、仕様見直し柔軟性
データの管理責任の明確化
地元企業のITスキル向上
高知CDCのシステム基盤から
地域に提供すべきこと
「データ標準化」の方向性検討で
重視すること
機能ブロックX
機能ブロックY
b)
仕様b
c)
Slave
仕様c
レプリケーション
Or
間接参照
c)
Master
a)
移行仕様a
レプリケーション Or 間接参照
リファレンス用
機能ブロックXX
a)
標準仕様a
c) Master
仕様c
共通データ管理
機能ブロックZ
35
2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■CDCの機能ブロックの構成
<高知CDCが提供する機能ブロックの選定ポリシー案>
●技術面から見れば、高知CDCが提供する機能ブロックは、「県・市町村等での共同利用(共同アウトソーシング)が容易な機
能ブロック」である。
●しかし、小委員会2での検討の過程において、「高知CDCとして必ずしも標準化・共通化したものだけを提供するのではなく、
高知CDCが担うことによって、コスト削減や利便性向上につながるものを提供するのが望ましい」「既存システムからの移行
容易性(段階的な移行)も必要」という方向性に展開し、以下のような選定ポリシー案をとりまとめた。
a.その機能ブロックが対象とする業務の仕様に関して、団体間の差異が少ないもの(収納機能ブロックなど)
b.外部との連携仕様が別途指定されているもの(公的個人認証検証機能ブロック、電子申告機能ブロック、マルチペイメント接
続機能ブロックなど)
c.その機能ブロックが対象とする業務の実施において、団体間の連携を必要とするもの(地域ポータル機能ブロック、市町村のデー
タを県で集計し国に報告する統計調査機能ブロックなど)
d.共同利用によるシステム導入・運用費の削減効果が期待できるもの(電子申請機能ブロック、住民基本台帳システム等のレガ
シー系機能ブロックなど)
e.各種の機能ブロックを高知CDCで運用する上で、必要不可欠なもの(システム稼働集中監視機能ブロック、大量印刷機能ブロッ
ク、稼動管理・ソフトウェア構成管理等の各機能ブロックに実装される雛形など)
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■CDCの機能ブロックの構成
<高知CDCが提供する機能ブロック構成案>
●選定ポリシーに基づき、高知CDCが提供すべき機能ブロックを具体的に選定すると下表のようになる。
●実際には、県・市町村におけるアウトソーシング方針や高知CDCの事業計画と考え合わせて、高知CDCが提供する機能ブロック
を次頁のように想定した。
機能ブロック区分
機能ブロック名
概要
選定ポリシー
a
業務
機能
個別
業務
機能
住民側フロント系
バック系
職員側フロント系
業務
間共
通機
能
住民側フロント系
バック系
職員側フロント系
業務情報連携機能
システム基盤機能
c
d
施設予約管理
施設予約・空き情報・利用案内(広域施設予約)
△
○
電子入札
物品入札、CALS/EC(県・市町村の一括業者登録)
△
○
議会中継
VOD映像配信、ライブ映像配信、映像撮影、映像情報管理
○
住民記録
住民基本台帳管理
○
戸籍
戸籍簿管理
○
税務
賦課、証明書発行
○
国民健康保険
保険料算定、還付
○
介護保険
保険料算定
○
施設管理
公的施設の管理
電子申告審査
電子申告内容の審査
庁内申請
庁内の申請・届出
住民ポータル
住民ポータルサイト提供(地域での行政・民間サービスを利用するための窓口機能)
電子申請
申請・届出の汎用受付
○
文書管理
文書管理
○
宛名管理
口座・納税組合・納税管理人管理・その他
収納管理
収納・消し込み・納付書再発行(収納機関との接続)
職員ポータル
職員ポータルサイト提供(職員向けの窓口機能)
○
職員認証
職員認証・利用権限などの管理
○
システム連携(EAI)
機能ブロック間の確実なデータ連携、データ変換
ワークフロー管理(BPM)
定義に従い、機能ブロック間の一連のワークフローを管理
ICカード発行・運用管理
ICカード発行管理、状態管理、AP管理、セキュリティ管理
ユーザ認証
ID/パスワード認証、証明書発行(PKI)、シングルサインオン
公的個人認証
b
e.
○
○
○
○
△
○
○
△
○
○
○
△
○
○
○
○
○
○
○
○
○
組織認証
LGPKI
運用管理
機能ブロックの運用状況の管理・監視を行う
○
各種ネットワーク接続
インターネット・新情報ハイウェイ・LGWAN・その他閉域ネットワークとの接続
○
データセンター
スペース、ラック、無停電電源、監視・セキュリティ、保守
○
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■CDCの機能ブロックの構成
<今年度、小委員会2の検討対象とした機能ブロック>
ュ
ー
ド
基
テ共
同
利
I 用
C型
カ
コ
ド ミ
基
盤ニ
︵
ー
ェ
盤共
同
利
用
型
住
基
カ
ィ ︶
ー
ー
電
子
申
請
・
届
出
高知CDCの提供サービスの内、関連する機能ブロックを高知CDCとして調達するもの
自社サービス
基盤提供サービス
電
公
法
住
文
施
ポト コ
グ
財
給
子
金
人
基
書
設
シン
ル
務
与
申
収
・
管
予
タ ステ
会
請
納
個
理
約
ルテ ン
プ
計
様
人
サム ツ
ウ
式
認
イ マ
作
証
ト 官ネ
ア
成
民
代
連ジ
行
携メ
ン
︶
個
別
業
務
機
能
業
務
間
共
通
機
能
概要
︵
業
務
機
能
検討対象とす
る機能ブロッ
ク名
ー
機能ブロック区
分
住民側フ (無し)
ロント系
バック系 (無し)
職員側フ (無し)
ロント系
住民側フ 電子申請
ロント系
電子申請様式
作成
バック系 収納管理
職員側フ 職員認証
ロント系
業務情報連携機 システム連携
(EAI)
能
ワークフロー
管理(BPM)
システム基盤機 ICカード発
行・運用管理
能
ユーザ認証
公的個人認証
(署名検証)
組織認証
法人認証(署
名検証)
運用管理
各種ネット
ワーク接続
データセン
ター
申請・届出の汎用受付
◎
電子申請に用いる様式の作成
◎
収納・消し込み・納付書再発行
(収納機関との接続)
職員認証・利用権限などの管理
●
◎
●
●
機能ブロック間の確実なデータ連携、
データ変換
定義に従い、機能ブロック間の一連の
ワークフローを管理
ICカード発行管理、状態管理、AP管理、
セキュリティ管理
ID/パスワード認証、証明書発行
(PKI)、シングルサインオン
●
●
●
●
●
●
LGPKI
機能ブロックの運用状況の管理・監視を
行う
インターネット・新情報ハイウェイ・
LGWAN・その他閉域ネットワークとの接続
スペース、ラック、無停電電源、監視・
セキュリティ、保守
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
◎
●
◎
●
◎
●
●
●
●
●
●
●
●
●
◎
◎
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
◎:そのサービス提供に必要となる主たる機能ブロック(高知CDC として調達するもの)
●:上記の「主たる機能ブロック」を運用する場合に必要となる動作環境等を提供する機能ブロック(高知CDC として調達するもの)
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-2 小委員会2
■CDCの機能ブロックの構成
<機能ブロックの構築標準の構成案:SOAによる全体構成>
処理定義
データ
定義
様式定義
(画面、帳票)
開発言語
画面・帳票構築
EAI/BPM
Web Server
Web App Server
DBMS
⑤機能ブロック
直接連携 I/F
標準
・・・
ミドルウェア
仮想動作環境
OS
ハードウェア
④機能ブロック
業務情報連携
I/F 標準
機能ブロック
EAI
⑥機能ブロック
基盤 I/F 標準
データセンター
業務機能ブロック群
ライブラリ/クラス
③機能ブロック
GUI I/F 標準
①機能ブロック開発標準
ポータル機能ブロック
定義
②機能ブロック
動作定義標準
各種ネット接続
機能ブロック
ワークフロー
業務情報連携機能ブロック群
運用管理
・・・
システム基盤機能ブロック群
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-3 市町村キャラバン
(1)目的
●協議会幹事会の事業として、市町村幹部にITを活用した業務の効率化や経費削減手法、情報セキュリティ
などに関する情報提供を行い、情報化に関する理解を深めることで、高知CDC(仮称)事業への参加や協
力等を促す。併せて市町村の要望等を収集し、今後の事業計画やビジネスモデル等に反映させていく。
(2)訪問市町村(2004年8月24日∼9月9日/5市11町1村訪問)
高知市 南国市 中村市 土佐山田町 安芸市 室戸市 佐川町 窪川町 大方町 香我美町 大豊町 日
高村 香北町 本山町 夜須町 安田町 田野町
(3)市町村の意見のポイント(その1)
●これまでのIT化の課題、問題点
・情報システムの構築・運用において、特定ベンダの依存度が高い。
・国からのトップダウンで、次々に市町村に新しい情報システムの導入が求められるやり方には問題がある。
・ITを実際に活用する現場(原課)に、情報システム導入の主体性がない。
・人口や職員の規模からすると、財政立て直しのためには、情報システムを使わないという選択肢もある。
●協議会の主旨、共同利用やCDCの必要性
・基本的には、共同利用の必要性について理解している。
・ただし、合併対応や財政事情から、参加のタイミングが難しい。(5団体)
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2.共同アウトソーシング事業に関する検討 2-3 市町村キャラバン
(3)市町村の意見のポイント(その2)
●CDC利用の条件・時期・要望
・参加団体数などの条件により、利用料金がいくらになるのかが、CDC利用の判断基準になる。(②団体)
・導入済みの情報システムの次の更新時期がCDC利用として適切である。(2団体)
・共同利用の際のセキュリティの確保は課題である。(2団体)
・共同利用に際しては、業務内容の異なる市町村に対する配慮も必要である。
●サービスメニュー
・電子申請は、まだ導入の効果が小さい。(4団体)
・コールセンター、電子決裁、戸籍などは導入の可能性がある。(4団体)
・既存システムの運用経費削減、新規システムの導入コスト削減、住民向けのサービスが、優先順位が高い。
(3団体)
・職員数の非常に少ない団体では、あまり利用効果が見込めない。(3団体)
●CDCの事業性
・第三セクターでは、将来、行政が赤字を補填しなければいけない可能性について問題視している。
(4)今後の課題
●市町村の平成17年度予算作成までに、具体的なサービスメニュー、サービスの詳細、料金、利用条件、期
待される効果などを持って説明し、利用を促すこと
●市町村ニーズの高いサービスメニューを重点的に検討すること
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-1 電子申請(WG1)
(1)目的
●モデル自治体(野市町を予定)への電子申請サービス導入
●申請業務におけるBPRの有効性の定量的評価
●他市町村での電子申請サービス導入の指針となるガイドブックの作成
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況
●モデル市町村に
おいて電子申請
サービスを実施
する
①市町村にとって効果はあったか。
②住民にとって効果はあったか。
③導入作業における経費(広報含む)は妥当で
あったか。
・電子化対象の考え方を整理し、
73申請を抽出後、11申請の電子
化を実施した。
・評価は、アンケートを主体に実施
●導入ガイドブッ
クを作成する
①条例改正を行うための作業手順や注意事項が明 ・導入ガイドブック作成。
確に記載されているか。
・条例改正案は野市町議会通過後、
②電子申請の導入作業において、市町村にて実施
追記の予定。
の必要な作業や対応策が明確に記載されているか。
③運用における検討項目について、事前協議事項
や作業、対応策が記載されているか。
(3)実施体制
幹事:㈱高知電子計算センター
構成員:野市町 高知県 トレンドマイクロ㈱ ㈱日立製作所 富士通㈱ Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-1 電子申請(WG1)
(4)検討の成果
①他県調査
他県調査結果から得られた知見
本実証における検討方針
公的個人認証を必要としない申請・届出は利用件数が比較
的多い
公的個人認証を必要としない申請・届出を優先して実施す
る
公的個人認証を必要とする申請・届出は、利用のメリット
より利用のハードルが高い
公的個人認証を必要とする申請・届出について、法令等に
照らし合わせて要否を精査
インターネット普及率が電子申請・届出の利用件数に影響
を及ぼす
公的個人認証を必要とする申請・届出について、利用メリッ
トを住民にPRする
電子化の容易性に基づいて、申請対象を選定する傾向が、
利便性を下げている
インターネット環境が整い、リピート利用が期待できる企
業対象の申請・届出を電子化する
※他県調査の概要
■実施時期:2004年6月17日∼7月30日
■調査対象:岡山県、山梨県、岐阜県、その他都市部の114市町村
■回答団体:65市町村
住民生活や企業活動における利用シーンから電子化対象を
選定し、利便性を高める
様式ダウンロード等のメニュー化により、申請・届出の一
括窓口として充実する
②申請・届出の電子化検討・実績
105申請
※ワンストップサービスなど、
住民利便性の観点から電
子申請対象を選定するた
め、「電子化の可能な申
請」ではなく、「市町村
における一般的な申請全
て」から検討を開始した。
電子化可能性の検討
電子化可能
39申請
無くても可19申請
必要 20申請
条例改正等により電
子化可能 34申請
電子化対象外
32申請
本実証での対応
公的個人認証対応
説明ページの作成・
様式ダウンロードの提供
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電 子化検 討
対 象 申請
野市町における検討対
象申請の洗い出し※
73
電子化 11申請
未検討 22申請
未検討 34申請
様式ダウンロード 13申請
未対応 25申請
43
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-1 電子申請(WG1)
③公的個人認証への対応について
本事業では公的個人認証システムが未整備であったため、ユーザID発行の際に本人確認を行い本人性を
担保することで、電子申請時の電子署名を行わないこととした。
尚、本運用は、住基カード,ICカードR/W等の普及状況により切り換えを行う方針で経過措置的な対応
である。
④条例・規則の制定・改正
3月議会向けに以下の条例と関係する規則の改正・制定を行う予定である。
■行政手続条例(平成8年条例第24号) ※一部改正
−第8条第1項中の「添付書類」を「添付書類その他の申請の内容」に変更。 −第33条第3項2号中「(前項の書面を含む。)」の下に「又は電磁的記録(電磁的方式、磁気的
方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算
機による情報処理の用に供されるのをいう。)」を加える。
■行政手続における情報通信の技術に関する条例 ※制定
申請・届出その他の手続等に関して、電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を
利用する方法により行うことができるようにするための共通事項を定めたものとなる予定で、
8つの条項を定める。
⑤利用状況
集計項目
11月
ホームページアクセス数
2,656
ユーザ登録数
申請件数
12月
1月
2月
合計
2,766
3,880
4,186
13,488
−
5
4
4
13
−
1
1
4
6
1月の広報以降 ホームページアクセス数は増加をしており、関心の高さを示してる。
利用のあった電子申請は、土地一筆切図申請2件と軽自動車税納税証明書(車検用)申請4件の計6件であった。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-1 電子申請(WG1)
⑥評価
≪アンケート結果≫
■電子申請を利用しなかった住民へのアンケート(窓口で申請を行った住民)
回答者の約80%がPC,イ
ンターネット等の電子申請利
用環境を備えている。
62%が電子申請サービス
を利用したい。
広報の内容を92%が理解し
ている。
利用しなかった理由
・利用可能な申請・届出が少ない。
・手間が増えそう。
・交付物の受け取り,料金の支払いに
窓口に行かなくてはならない。
■自治体職員へのアンケート
・サービス導入のメリットは感じられるが、利用件数が少なく実感できていない。
・来庁せずに申請・届出ができる仕組みが必要。
−最終形として、自宅で交付物が印刷可能な仕組み
−電子収納への対応
−コンビニなど庁外での交付物、手数料の授受
・到達お知らせ機能,管理者機能など、運用面に配慮した機能追加が必要。
共通意見として
次年度も継続した取
り組みを行う。
≪評価≫
利用件数からもわかるように、市町村,住民とも効果を実感頂ける結果とはなっていない。
今後の取り組みとしては、電子申請のメニュー拡充、運用面でのサービス拡充、システムへの
機能追加などの検討を行う。
コスト面では設定資料作成の分担やツールの利用により、従来より安価なサービス導入が選択
可能であることが結果として得られた。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-1 電子申請(WG1)
(5)市町村ニーズ(フィールド団体ヒアリングより)
●電子申請とコールセンターの導入による住民対応業務の効率化に期待(現在は相当な手間と時間を要する)
●継続利用の際の利用料金の抑制、運用保守体制の充実を要請
●住民の入力負荷を軽減する機能の充実を要請
●住民の利便性の観点からすると、単独の町ではなく、近隣市町村、全県での電子申請・届出の提供が必要
(6)想定されるビジネスモデル(CDC法人化を前提とした)
●導入支援料金:個別対応
●電子申請・届出利用平均料金:基本料金1000千円(県、30市町村を想定)+保守費5千円×申請数
●様式作成料金:新規作成150千円/様式、野市町様式利用80千円/様式
●利用団体数想定:H17・7団体、H18・27団体、H19∼21・30団体
(7)今後の課題
●利用拡大への取り組み(電子申請メニューの拡充、広報誌等での継続的な啓蒙など)
●運用面での利便性の拡大(日直、コンビニなど交付物受け渡し運用の検討)
●システムの機能拡充(到達お知らせ機能追加など)
●公的個人認証及び法人認証への対応
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-2 コールセンター(WG2)
1.バーチャルコールセンターとは
14年度総務省eまちづくり事業で構築(実証実験:実験フィールド 高知市中央窓口センター)
※旧来の1ヶ所集中型のコールセンターでなく、インターネットを活用し在宅対応をベースとした分散型コールセンター
【特長】
・ネットワーク上に構築するコールセンターの為、センター設立投資コストの軽減効果
・中山間地域の多い本県での新規就労機会創出効果(オペレータの就労場所を限定しない・オペレータは地域住民)
問合せ
在宅オペレータ(OP
)
在宅オペレータ(OP)
バーチャルコールセンター(
バーチャルコールセンター(iDC)
iDC)
住民
TEL/E-Mail
回答
・VoIPと公衆電話
・VoIPと公衆電話
のゲートウェイ
のゲートウェイ
①受付/回答
・インターネット
・インターネット
質問
TEL/E-Mail
パソコンはいつ
まで不燃物の収
集に出していい
ですか?
自治体担当課
対応履歴DB
10月からは
リサイクル法
により業者で
の有償引取り
となります。
ナレッジDB
(FAQ DB)
④原課からの直接対応
オペレータで対応困難な場
合はスーパーバイザーが
対応
契約による
対応不可事項
②参照/登録
パソコンは9月まで
不燃物として回収
可能です。
③担当課へ転送
(電話番号案内)
TEL 等
担当職員
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-2 コールセンター(WG2)
2.本WGの目的 等
(1)目的
●コールセンター活用効果、県内自治体での共同利用の可能性調査
●モデル市町村を対象とした実証事業を通じた検証
●17年度からの県内自治体共同利用コールセンターとしての本格稼働に繋がるビジネスプランの策定
(2)成果目標と達成状況
評価方法
達成状況(17年2月末現在)
①他県必要性調査
②県内市町村ニーズ調査
①他県調査完了
②県内市町村ニーズ調査(10団体で実施)
●モデル事業に
よる検証
①現行業務(県健康対策課)と
電子申請業務双方で検証
・導入市町村での効果測定
・住民サービス向上への効果
①現行業務(特定疾患受給者交付申請)
・コールセンターでの回答率 95%
・雇用創出効果(県内4地区7名)
②電子申請業務(野市町)
・利用件数が期間中8件であり(電子申請件数4件)、
各効果測定は不能であった
●ビジネスプラン
策定
①高知CDCの事業計画書に
当該WGの検証結果が反映
され、17年度よりサービス実施
・提供形態は確定(分散型コールセンター)
・システムは前年度構築分を改変
成果目標
●マーケティング
実施
(3)実施体制(幹事:富士通)
※敬称略
構成メンバー:高知県、高知電子計算センター、ソフテック、NTT西日本、NTT-AT、プロシード
富士通四国システムズ、NPOとさはちきんねっと
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-2 コールセンター(WG2)
3.コールセンター導入の目的(調査結果より)
(1)調査対象
東京都、大阪府、京都府、福岡県、沖縄県、高知県、横浜市、札幌市、福岡市、浜松市、松山市、高知市(6県6市)
(2)コールセンター導入の目的
導入目的
自治体名
対象業務例
札幌市、横浜市 等
・住民に対する手続や窓口の案内業務
・住民や企業に対して電子申請等の操作方法説明
を行う窓口業務
・観光客からの問合せを受付ける業務
②自治体業務の
効率化
高知県健康対策課
福岡市水道局 等
・水道、ガス、ゴミ収集、国保等の電話を日常的に
利用する業務
・特定疾患医療費受給申請問合せ、市営住宅申込
受付業務等
の特定時期に電話受付が多発する業務
・業務の大幅なBPR等に伴う職員向けヘルプデスク
③住民の声の蓄積・活用
(マーケティング的観点)
浜松市 等
・住民の声を政策に反映させる事を目的として
住民ニーズ把握
④雇用対策(行政コール
センターの住民へのアウト
ソース、県外コールセンタ
ー業者の誘致)
高知市実証実験(前者)
沖縄県、松山市 等
(後者)
・地域活性化を目的としている為、業務特徴はない
①住民や来庁者への
サービス向上
(ワンストップサービス)
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-2 コールセンター(WG2)
4.モデル事業概要(県健康対策課事業より)
実施2モデル事業のうち、全項目検証結果の得られた「県健康対策課事業」につき記載
●モデル事業
特定疾患医療受給者証交付申請手続問合せ業務(本年7月∼9月)
●主なサービス内容
・電話のみの受付(メール対応は昨年までも行なっていない)
・県庁開庁時間内対応(平日8時30分∼17時15分 ※12時∼13時も交替対応)
・受付席数(7月前半4席、同後半3席、8∼9月2席)(業務繁忙状況に合わせた設定)
※合計7名のオペレータ(スーパーバイザー1名含む)でのローテーション対応
●検証結果(現行業務でのコールセンター利用効果を以下4点にて検証)
検証項目
目標
結果
①業務効率効果
・センター対応完了比率 80%
・平均対応時間 5分(昨年度実績より)
・センター対応完了比率 94.6%
・平均対応時間 4分4秒
※コール総数863件(うち817件対応)
②コスト縮減効果
・現行業務をアウトソーシングした方が
安価であること
・人件費ベースで101千円のコスト縮減
(7月実績)
③利用者満足度
・クレーム件数10件以下
・クレーム件数 0件
④雇用創出効果
・県内複数地域からの、住民
オペレータ雇用
・県内4地域(高知市・南国市・土佐市・
須崎市)より7名雇用
※高知県SOHO人材研修事業修了者
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-2 コールセンター(WG2)
5.モデル事業結果からの知見と利用検討にあたって
●モデル事業(県健康対策課)より得られた知見
◆前述4検証項目においていずれも高い成果が得られた(自治体の多角的なサービスをコールセンターが実現)
【業務効率効果・コスト縮減効果】
①職員の通常時間内での最適なパフォーマンス実現
・電話対応による思考の妨げをシャットアウト(継続思考状況の確立)
・同じ質問に何度も回答する必要なし(専門性の高い内容のみへの対応)
②回答レベルの標準化
・FAQをデータベース化による回答
【利用者満足度】
①高品質なサービス提供
・利用者不満の解消(電話繋がらない、対応たらい回し、回答内容のバラツキ等)
【雇用創出効果】
①新たな就労機会の提供
・ITを活用したエリアを限定しない在宅(テレワーク)就労形態可能性拡大
●利用検討にあたって
◆自治体様側での役割
・FAQ作成(基礎データ作成)/オペレータ教育(業務面を3時間程度)/コールセンター対応不可案件への対応
◆想定料金(複数業務での利用時はスケールメリットのある価格対応実施)
①初期導入料金(導入コンサルティングサービス)(1業務あたり)
・FAQ構築 : 20万円∼ / 運用手順書作成 : 15万円∼ / 職員様向け研修 : 5万円∼ / 地域内オペレータ候補者教育 : 4万円/名(e-learningのみ。集合研修は別途)
②サービス利用料金例(月額)
・スーパーバイザー1名、オペレータ2名で、1業務で利用の場合
50万円(平日開庁時間対応)/月
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-2 コールセンター(WG2)
6.コールセンター利用イメージ
これ以外にも様々な利用ケースが想定されます!
電子申請
■電子申請/調達の運用開始に伴い、質問が殺到!
使い方が
わからない
■職員PC操作・トラブルシューティングのヘルプデスク
予測される質問件数は
申請数の50%
在宅
在宅
住民
予測される質問内容は
SOHOオペレーター
職員OB
原課対応が必要
25%
企業
この記述で
大丈夫か
な?
IT関連
(操作、環境)
40%
自治体
自治体
FAQ 35%
原課職員
職員向けITヘルプデスク
75%はコールセンター
で対応可能!
電子申請実証実験に
おける質問対応状況(事例)
在宅
在宅
自治体
自治体
<実施概要>
• 建築業者の入札参加資格申請
• 実施期間は30日間
• 電話対応要員4名
(ITスキル保有)
• SE支援有り
<電子申請件数>
総件数 : 7523件 (30日間) ・平日平均 : 337件
・休日平均 : 49件
チョット教え
て!
PCを再起動してく
ださい
育児及び介護中
職員の在宅勤務
<電話問合せ件数>
総件数 : 3224件
(平日21日間) ・平日平均 : 153件
※内容はIT関連40% 、FAQ35%
育児中職員
職員
オペレータ例:育児休暇中職員
コール受付先例
オペレータ例:在宅のSOHOワーカー・職員OB
バーチャル
バーチャル
コールセンター
コールセンター
(IDC)
(IDC)
住民
健康・福祉・生活
■特定疾患・インフルエンザ・住宅申込・水道
特定疾患の申請書
の書き方教えて
在宅
在宅
役所内受付
役所内受付
■観光案内・施設案内・予約受付
サテライトオフィス
サテライトオフィス
在宅
在宅
定型的なQA
住民
↓
次回の市営住宅の
募集はいつ?
サテライトオフィス
サテライトオフィス
観光
地元のおいしい料
理が食べられる所
を教えて!
観光サポーター
の利用
住民(SOHO)オペレーター
SOHOオペレーター
主婦
オペレータ例:住民オペレータ(SOHO・主婦)
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観光客・住民
シルバー人材
(高齢者・学生)
オペレータ例:観光サポーター・シルバー人材
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-3 ICカード(WG3)
(1)目的
●平成17年度より実施される共同アウトソーシング推進主体において、多目的ICカードを利用し住民の生
活向上につながるサービスを全県域に展開・定着させる
●ICカードを利用するサービス及びそれに付随するICカードやその基盤システム、さらには地域のソフト
開発会社によるアプリケーションを経済的に開発する仕組みづくりの検討
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●ICカードを用いるサービス
の具現化
・ニーズ把握が十分できており、現実性
があるか
・そのニーズとビジネスモデルが合致し
ているか
利用者ニーズについては全国的な有効事例等について分析を行った。これ
に基づいて、高知市近郊の企業団体に対しての状況調査、および市町村の
ニーズ確認を実施し、本山町と香北町では、県内初の住基カード多目的利
用サービスの具現化を行ったものの、その他のサービスについては、具体
的なビジネスモデルの構築まではいたらなかった。
●具現化したサービスに必要
な、ICカード基盤の整
備
・具現化したサービス提供に必要な機能
が含まれているか
・将来サービスが追加された際の拡張性
を有しているか
住民基本台帳カードと国民健康保険被保険者証との連携事業を通してIC
カード標準システム基本システムの整備を行うことができた。
なお、同システムは住基カードの独自利用領域を用いた多目的利用サービ
スの追加が可能であり、今後の展開利用が期待できる。
●効率的なICカード基盤運
用方法の明確化
・現在の運用に比べ、作業の効率化が図
られているか
本年度に具現化した住基カード多目的利用サービスである国保資格確認サー
ビスや健康情報管理サービスの実証実験を実施する中で、実運用面での課
題を抽出。市町村が新たなサービスを提供する際に、職員の作業負担を低
減させる解決策を本WGの見解として整理した。
●県内企業によるアプリケー
ション開発ができる仕組
み(環境)づくり
・県内ソフトウェア開発企業の意見が十
分反映されているか
ICカードのカードアプリケーション開発担当者の必要スキル、必要な開
発環境の洗い出しは完了。また、県内企業へのヒヤリング・意見交換を実
施することで、県内企業の役割について一定の方向性を得た。
(3)実施体制
幹事:西日本電信電話㈱
構成員:㈱高知電子計算センター ㈱ソフテック ㈱日立製作所 富士通㈱ 松下電器産業㈱ 三菱電機㈱ ㈱メディカル・データ・コミュニケーションズ NTTアドバンステクノロジ㈱ NTTコミュニケーションズ㈱
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-3 ICカード(WG3)
(4)検討の成果
■ICカード利活用対策について
1.ニーズ把握
県内におけるこれまでの取り組みおよび 、全国的な有効事例のニーズ分析の結果以下の見解を得た
(行政分野)
中山間を多く抱える、高知県の地域事情にあったサービスを共同利用の仕組みで提供
・住民の多くが加入している、或いは関与するサービス(例:保険証資格確認など)
・一年に何度も繰り返し利用する機会があるサービス(例:施設予約、健診情報など)
(民間分野)
行政で整備した共同利用化の基盤を活用することで、双方にとってコストメリットを享受できる
2.個別サービスモデル
ICカード基盤を検討するにあたり、それを用いたサービスをニーズ把握結果より、行政サービス・保健
医療福祉・交通・ポイントの4分野に絞り込んで検討を進めることとした。
■ワーキングの軌道修正
・本山町と香北町が高知県との協働により、「住民基本台帳カードと国民健康保険被保険者証との連携事業」
(以下、「国保連携事業」という)が実施されることとなった。
・実証事業の実フィールドができたため、方向を変更し、このフィールドを活用した住基カードに焦点を絞っ
た諸課題の解決に向けた方向性やビジネスモデルの検討を行った。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-3 ICカード(WG3)
■自治体パイロット事業と協業
国保連携事業において、少子高齢化の顕著である両町は、健康・医療・福祉分野を重視し、対象者の拡大と利
便性の向上を考え、両町がこれまで積極的に取り組み受診率の高い住民健診に関するサービスも併せて実施。
本WGでは、この実証実験事業を実施するなかで、実運用面での課題抽出をおこなった。
【住基カードの空き領域を活用した多目的利用サービスの提供】
・国保資格確認サービス
・健康情報管理サービス
香北町
香北町
共
共同
同利
利用
用
セ
ン
タ
ー
セ ン タ ー
ICカード標準
システムサーバ
住 民 住 民 国保資格確認
健康情報管理
共同利用
住基カード
本 町
本 町
国保資格確認
健康情報管理
国保資格確認
サーバ
医療機関
医療機関
各種サービス利用
国保資格確認
健康情報管理
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-3 ICカード(WG3)
■ICカード基盤の整備展開について
・多目的利用アプリケーションサービスでは、利用地域の拡大を図るため、国保連携事業で整備のシステム
を改善・展開するとともに、健康・医療・福祉分野の新しいアプリケーションについても提案を行う
・ICカード運用管理システムについては、国保連携事業で整備の標準システムを活用していく
H16年度
H17年度(案)
H18年度∼(案)
標準システム
ICカードWGにおける検討
■国保連携事業 実験(本山・香北)
・標準システム整備 AP1)国保資格確認
AP2)健康情報管理
運用(共同利用)
(共同利用)
運用
■展開事業1 実験(約5市町村)
【例示】
AP3)電子申請 :A,B町
AP4)その他 :A,C,E町村
AP5)その他 :E市
(共同利用)
運用
■展開事業2 実験(約10∼20市町村)
AP1,3) :5市町村
AP2,3,4) : 5市町村
AP3) :10市町村
住基カードAP等開発講習
ICカードWGにおける検討
コミュニテ ィカード利用促進における検討
(交通機関への利用、 ポイントサービス等)
(共同利用)
■展開事業 (交通)
AP)交通機関料金支払い
︵
IT装備都市事業にて整備︶
既存ICカード運用管理システム
【例示】
■IT装備都市事業で整備したAP
運用
■展開事業
AP)小売ポイント
AP)証明書発行
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※システム
移行
今後の検討課題
AP)小売ポイント
AP)証明書発行
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-3 ICカード(WG3)
(5)市町村ニーズ
●住基カード発行については、市町村業務のアウトソースによる効率化やコストダウンのニーズがある
●住民サービスについては、国保連携事業で整備システムの機能向上や高齢者が利便性を実感できる、健康・
医療・福祉分野のサービス提供に対しニーズがある
(6)想定されるビジネスモデル
ICカード標準システム基本サービスの提供(住基カードの空き領域を利用した独自の多目的利用サービスを
提供することが可能)についてビジネスモデルを検討した
参考)基本システムを利用する場合の概算経費比較(税込)
1つの市町村が単独で基本システムを整
備利用した場合の経費
ICカード標準システム基本サービスを
利用した場合の1市町村あたりの経費
①基本システム初期導入経費
7,400千円
約1,600千円∼
②ランニング経費
約1,535千円/年
約720千円/年
●前提条件(想定利用団体)
H17: 5団体、H18: 10団体、H19: 15団体、H20: 20団体、 H21:25団体
(その他の前提条件は高知県電子自治体推進協議会最終報告書を参照)
(7)今後の課題
●新規多目的利用サービスの創出、効率的な運用、市町村のコスト面・作業面の負担軽減を図るといった課題
があり、市町村と一体となった推進体制作りを含め、継続的に課題解決していくことが 必要。
●また、いかに地域カードを利用した民間サービスを取り込んでいくか検討が必要。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-4 IT調達適正化(WG4)
(1)目的
●高知県情報システム調達ガイドブックを高知県下の市町村へ展開し、IT調達の適正化に向けた課題の洗い
出しと対応策の抽出を実施すること。
●共同アウトソーシングのビジネスモデルとして支援室事業を検討すること。
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●IT調達適正化の他地方公共団体への展開の
手法及び手順書の策定すること。
・市町村への展開の施策(展開の
手法及び手順書の策定)を纏めら
れるか否か。
3回の意見交換会を実施し、展開に関す
る手法及び手順書「パッケージ製品の調
達ガイドライン」の完成。
●研修会の開催の方針作成すること。
●カリキュラム・テキストの作成すること。
●研修会の実施すること。
研修内容について検討を行なえる
か否か。
平成16年7月に開催した研修会につい
ては、参加の3町から一定の評価をいた
だいた。
●市町村向けサンプル集を作成すること。
●パイロットプロジェクトの成功すること。
●パイロットプロジェクト報告書を作成する
こと。
高知県と市町村とでの支援のある
べき姿の検証を行なえるか否か。
パイロットプロジェクトが成功事
例となるか否か。
参加の3町がそれぞれ、市町村合併を控
えており、今年度はパイロットプロジェ
クトに適当なシステム調達がないとの理
由から、今回は実施しないこととする。
●IT調達支援のビジネスモデルの策定するこ
と。
● IT調達適正化の意見書作成すること。
IT調達支援業務が共同アウトソー
シングのビジネスモデルが成立す
るか否か。IT調達適正化に向けた
意見書が纏まるか否か。
参加の3町より意見をいただき「想定さ
れるビジネスモデル」を作成。
(3)実施体制
幹事:㈱プロシード
構成員:高知県 窪川町 香北町 土佐山田町 四国情報管理センター㈱ ㈱三菱総合研究所 Copyright © 2004-2005高知県電子自治体推進協議会 All Rights Reserved
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-4 IT調達適正化(WG4)
(4)検討の成果
■IT調達適正化の手順書作成
・市町村との意見交換会から、市町村のIT調達の現状をみると高知県情報システム調達ガイドブックで定義し
ている、システム開発を伴うIT調達はあまり無く、主にパッケージ製品の購入(カスタマイズ含む)である。
・市町村のIT調達は、県レベルのIT調達と異なる点があることが判明した。
・IT調達の展開プロセスについては、高知県情報システム調達ガイドブックのプロセスを踏襲するが、市町村
向けのIT調達プロセス細部に至っては参加の市町村と検討をおこなう。
・市町村向け展開の手法及び手順書の完成。「パッケージ製品の調達ガイドライン」
参加市町村との
参加市町村との
意見交換
意見交換
高知県情報システム
高知県情報システム
調達ガイドブックの
調達ガイドブックの
研修
研修
市町村からの意見
市町村からの意見
As
As isの把握
isの把握
市町村向け展開の手法
市町村向け展開の手法
及び手順書v0.5作成
及び手順書v0.5作成
市町村向け展開の手法
市町村向け展開の手法
及び手順書v1.0完成
及び手順書v1.0完成
具体的な調達への
具体的な調達への
適応
適応
実施済み
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-4 IT調達適正化(WG4)
(4)検討の成果
■パッケージ製品の調達ガイドライン 目的
市町村では情報システムの調達、特に既存のパッケージ製品の調達をおこなうケースが多い。今回、パッ
ケージ製品の調達をおこなう際に活用できるパッケージ製品調達ガイドライン(以下、調達ガイドラインと
する。)を作成し、適正な情報システム調達が実施できることを目的とする。なお、新規でシステム開発を
おこなう情報システム調達においては高知ガイドブックを参照するものとする。調達ガイドラインでは、特
に市町村の調達担当者にパッケージ製品を調達する際に留意していただきたい「ライフサイクル調達執行計
画」「調達」「運用保守」の3フェーズに絞って記載する。
■パッケージ製品の調達ガイドライン 活用方法
パッケージ製品を調達する際の調達フロー図、パッケージ製品の特徴、調達フェーズの概要と留意点、サ
ンプルを記載する。特に留意点ではチェックボックス方式(□)を使用し、調達担当者が調達をおこなう際
にチェック(✔)をおこないながら、次のタスクに進めるよう記載する。なお、本調達ガイドラインは使用
するどの市町村でも使えるように汎用的に記載する。よって、使用する自治体においては、本調達ガイドラ
インを基に各自治体に特化した調達方法の検討をおこない、活用するものとする。
■ 調達ガイドライン活用のイメージ図
パッケージ製品
パッケージ製品
調達ガイドラインv1.0
調達ガイドラインv1.0
各自治体で
各自治体で
活用
活用
調達ガイドライン
調達ガイドライン
改定方針
改定方針
パッケージ製品 パッケージ製品 調達ガイドライン
調達ガイドライン
V2.0
V2.0
・活用自治体の意見反映
・活用自治体の意見反映
・ITコンサルタントの意見反映
・ITコンサルタントの意見反映
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-4 IT調達適正化(WG4)
(4)検討の成果
■市町村むけIT調達研修会の開催
・高知県庁の職員の方へ実施している、高知県情報システム調達ガイドブック及びサンプル集の研修を市町村
の方へ実施。
・今回は調達プロセスのみの研修であったが、IT構築の研修も実施検討中。
・調達担当者のIT調達の苦手意識を軽減する。
【IT調達ガイドブック研修 使用テキスト】
・高知県情報システム調達ガイドブック及びサンプル集
・高知プロジェクトQ&A集
【IT構築研修 使用テキスト】
・システム開発におけるプロジェクトマネジメント
■パイロットプロジェクト支援計画構成案
・参加の市町村でパイロットプロジェクトを実施して、市町村向けサンプル集を作成する。
・サンプル集に記載する内容としては、パッケージ製品を調達する際のサンプル集とする。
・パッケージ製品を調達するにあたっての注意点、特に「企画と運用保守」に絞って作成する。
・市町村向け展開の手法及び手順書の完成。「パッケージ製品の調達ガイドライン」に記載。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-4 IT調達適正化(WG4)
(5)市町村ニーズ(市町村との意見交換会や研修会での意見より)
■当面の利用意向
・市町村合併後の体制変更に伴い、情報システムの委託先として、支援室を活用することは可能である。
・大規模調達の際には追加の費用負担も可。
■調達支援室としてのサービス
・調達の際の相談窓口。(ベンダ以外の客観的な意見が欲しい。)
・仕様書(RFP)の確認、提出先(ベンダ)選定、プロジェクト計画書作成などの支援。
■CIO補佐官的役割としてのサービス
・市町村合併の前後でシステムの最適化(EA)や仕様書(RFP)の整合性の確認及び支援。
■ITアドバイザーとしてのサービス
・ITの専門家として業者との打合せ、選定審査会に参加。
・業者と担当者とのインターフェースとなり、質問への回答、交渉を行って欲しい。
・提案書の評価基準書作成、見積書の金額の妥当性評価、ベンダ決定、契約書作成などに関する支援。
(6)想定されるビジネスモデル
●利用料金は、調達総額の10%とし、1団体平均250万円(2500万円の調達案件の支援)
●H17 利用10団体 支援者1名 H18 利用15団体 支援者2名 H19 利用20団体 支援者2名
(7)平成17年度への提言
●「パッケージ製品の調達ガイドライン」の展開の支援。
●各市町村における調達プロセスのカスタマイズの実施。
●各市町村が調達に対しての相談窓口
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-5 地域EA(WG5)
(1)目的
●平成17年度以降、地域EAを高知CDCの主たる事業の一つとして展開できるようにすること
●地域EAの具体的な手順や仕組み、アウトプットイメージ、EAに係る各種文書の様式、県市町村側に求め
る事項などを検討してその結果を手引書にまとめ、県とモデル市町村を対象として試行すること
●高知CDCが平成17年度以降に整備すべき情報システムやサービスに関する幹事会での検討に資すること
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●高知地域EAの必要性の
周知
本WGの検討内容や成果を県や各市町村に説明す
ることで、地域EAの必要性・有効性が関係者に
理解され、県および複数市町村の平成17年度予
算に地域EA関連項目が盛り込まれるかどうか
・窪川町、越知町に対して地域EAの必要性・
有効性を説明し、一定の理解を得た
・平成17年度予算へのEA関連予算の計上に
ついては不明
●高知地域EA手引書の作
成
高知地域の特性を反映しているEA手引書か
・EA手引書(第1版)を作成
●高知地域EA手引書に基
づいて、2つ以上の地
方公共団体が参画する
実際に参画した地方公共団体の数
・窪川町、越知町が「介護保険業務」で参画
●地域EAを高知CDCの主
たる事業の一つとして
展開できるようにする
高知CDCの事業計画に、地域EA事業が位置づけ
られるかどうか
・「地域EA事業(EA手法研修、県域全体で
のEA推進)は、主たる事業として位置づけら
れる」と考察
(3)実施体制
幹事:㈱日立製作所 ㈱三菱総合研究所
構成員:高知県 窪川町 越知町 ㈱高知電子計算センター SAPジャパン㈱ 四国情報管理センター㈱ 富士通㈱ ㈱プロシード マイクロソフト㈱ ㈱デュオシステムズ 松下電器産業㈱
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-5 地域EA(WG5)
(4)検討の成果
■地域EA手引書(第1版)の目次
はじめに
1 .地域EA 導入の目的
(1)顧客志向への転換による高度なサービスの実現:理想
像の共有
(2)IT 投資の合理化・効率化:現状の明確化と改善
(3)全体最適化に向けたプロセスの提示:理想にいたるプ
ロセスの共有
2 .EA の機能と役割:四つの機能
(1)業務からシステムに至る垂直的な関係とその現状の明
確化
(2)現状から理想目標に至る時系列的な関係の明確化と改
善サイクルの確立
(3)情報資産と業務との関係の明確化:データ資産の洗い
出し
(4)長期的な設計思想の明確化と技術の世代管理に関する
明確な指針付与
3 .地域EA 策定手順
(1)地域EA 策定の前提条件
(2)現状(AsIs)モデル分析(EA 成果物の策定Ⅰ)
(3)理想目標(ToBe)モデルの設計・策定(EA 成果物
の策定Ⅱ)
(4)次期モデルの設計・策定(EA 成果物の開発・利用)
4 .地域EA 記述書の記述様式
(1)政策・業務体系記述書
(2)データ体系記述書
(3)適用処理体系記述書
(4)技術体系記述書
5 .謝辞
6 .付録
(1)用語集
(2)参考資料
※手引書本文は別添
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64
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-5 地域EA(WG5)
■モデル団体の業務・システム最適化計画書(EA図表)
1)介護保険給付系業務(高額サービス)の現状(AsIs)
1−1 AsIs 機能構成図(DMM)
71-1
712
対象者受取
7-1-3
対象者確認
71-8
7-1
71-7
716
721
基準額確認
7-1-4
申請勧奨
7-2-3
受付
728
7-2
727
726
731
領収確認
受給資格
確認
732
733
減額等確認
7-2-4
738
7-3
7-2-5
737
736
申請
通知
7-1-5
未申請者
再通知
722
申請書等
提出
審査
未申請者
確認
自己負担額
確認
734
基準額確認
735
支給額確認
給付制限等
確認
(Lebel 1)
78-1
782
7-8-3
71
72
7-3
申請勧奨
78-8
7-8
7-8-4
78
1−2 AsIs 機能情報関連図(DFD)
申請
7
7-4
高額
サービス
連合会
審査支払システム
78-7
被保険者
・高額サービス給付費対象者一覧表
・高額サービス対象お知らせ通知
786
・高額サービス申請書
・領収書
7-8-5
77
741
審査
76
未決者確認
支払
743
支給決定
748
7-4
747
746
751
752
決定者送付
744
支給決定
支給決定
7-5
742
報告
745
通知
・高額サービス対象お知らせ通知
・高額サービス申請書
77-1
高額対象者7-7-2
申請登録
高額対象者
情報登録
77-8
7-7-3
振込対象
確認
7-7
7-7-4
・高額サービス申請情報
・高額対象情報
761
768
762
7-6
高額サービス費
支払い
776
・限度額情報
・支給指示情報
766
758
振込結果
確認
7-6-5
753
通知
7-5
754
通知
757
756
755
・支給決定情報
・申請内容情報
・通知書交付情報
高額サービス費
決定通知書交付
767
決定者確認
高額対象者
申請内容確認
高額サービス管理台帳
・振込依頼情報
7-7-5
振込
7-6-4
支払
77-7
7-6-3
振込依頼書作
成
高額サービス費
支給決定
金融機関
・支給指示情報
・支払い
被保険者
・決定通知書
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※EA図表本文は別添
65
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-5 地域EA(WG5)
2)介護保険給付系業務(高額サービス)の理想像(ToBe)
2−1 ToBe 機能構成図(DMM)
711
「外部(金融機関、被保険者等)との連携
機能」を、その自治体が属する地域の連合
会に集約して、介護ポータル等でワンストッ
プ化することを想定
712
受給資格
確認
718
サービス利用
状況確認
7-1
高額サービ
ス対象者抽
出
717
716
支払額・
利用料確認
給付制限等
確認
7-13
減額等確認
7-14
721
72-2
支給決定
728
7-2
自己負担額
確認
7-15
7-31
72-4
7-38
733
振込
73
振替対象
確認
734
支払・利用
料徴収
支給決定
727
7-32
振込対象
確認
振替
72-6
72-5
7-37
7-36
735
72
73
7-41
7-42
743
74
7-48
74
744
基準額確認
(Lebel 1)
781
782
7-83
71
高額サービス
対象者抽出
788
7-8
7-84
78
支給決定
7
支払・利用料
徴収
高額
サービス
2−2 ToBe 機能情報関連図(DFD)
連合会
審査支払システム
72-3
報告
787
786
7-85
77
76
75
7-47
7-46
745
771
772
7-73
761
76-2
76-3
7-51
7-52
753
7-74
768
7-6
76-4
7-58
75
754
767
76-6
76-5
7-57
7-56
755
・サービス利用状況(レセプト)情報
・高額サービス対象者情報
サービス利用状況
(レセプト)情報
登録
・サービス利用状況(レセプト)情報
高額サービス
対象者抽出
778
7-7
777
776
高額サービス費
支給決定
7-75
・支給決定情報
・支払額情報
・サービス利用料情報
・高額サービス対象者情報
サービス利用状況管理台帳
金融機関
・保険者負担分振替
保険者
・利用料分振替
・支払額分振込
被保険者
サービス事業者
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66
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-5 地域EA(WG5)
2)介護保険給付系業務(高額サービス)の次期モデル(BP)
3−1 次期 機能構成図(DMM)
711
将来の「介護ポータルによるワンストップ
化」の実現を見据えた業務改善の第一歩と
して、申請勧奨業務の効率化(手作業部分
のシステム化)を図る
7-1-2
対象者抽出
718
713
通知
71
714
申請勧奨
717
未申請者
抽出
7-1-6
7-2-1
722
申請書等
提出
7-2-8
7-2
未申請者
再通知
715
723
受付
7-3-1
領収確認
724
受給資格
確認
7-3-8
732
7-3
申請
7-2-7
726
733
減額等確認
734
審査
725
7-3-7
自己負担額
確認
736
基準額確認
735
支給額確認
給付制限等
確認
(Lebel 1)
781
7-8-2
783
7-1
72
73
申請勧奨
申請
788
78
784
7-8
7
787
7-8-6
785
7-7
76
74
高額
サービス
3−2 次期 機能情報関連図(DFD)
連合会
審査支払システム
支払
・高額サービス申請書
・領収書
未決者確認
742
743
支給決定
7-4-8
7-4
7-4-7
746
7-5-1
752
決定者送付
744
支給決定
支給決定
75
被保険者
・高額サービス給付費情報
7-4-1
審査
報告
745
通知
・高額サービス対象お知らせ通知
・高額サービス申請書
771
高額対象者
情報登録
7-7-2
773
778
・高額対象情報
7-6-1
振込対象
確認
高額対象者
申請登録
77
774
7-6-8
7-7-6
775
7-6-7
763
振込依頼書作
成
7-6
振込
764
支払
・高額サービス申請情報
777
762
766
決定者確認
7-5-8
振込結果
確認
765
753
通知
7-5
754
通知
7-5-7
756
755
・限度額情報
高額サービス費
支払い
高額対象者
申請内容確認
高額サービス管理台帳
・支給指示情報
・振込依頼情報
・支給決定情報
・申請内容情報
・通知書交付情報
高額サービス費
決定通知書交付
高額サービス費
支給決定
金融機関
・支給指示情報
・決定通知書
・支払い
被保険者
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67
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-5 地域EA(WG5)
(5)市町村ニーズ
①当面の利用意向
・地域全体という視点が必要となる業務・システム見直しにおける調査・検討手法としての利用、および県・国
等への意見提示内容の取りまとめ手法としての利用
②利用のための条件(料金など)
・市町村の業務見直しやIT調達の担当者向けに、EA手法に係る勉強会などが安価で提供される必要がある。
・市町村の業務見直しやIT調達の担当者側の「EA適用にかかる作業負担(EA図表の作成など)」を、極力軽く
する必要がある。
③サービスの内容に対するニーズ
・EA手法の研修に対するニーズは、一定量存在すると想定。
・地域全体という視点が必要となる業務・システム見直しを、EA手法を用いて支援することに対するニーズは、
一定量存在すると想定。
(6)想定されるビジネスモデル
・県・市町村の業務見直しやIT調達の担当部署に対する「最適化計画策定手法教育サービス(EA研修サービス)」
および「EAマネジメント支援サービス」の提供を、実事業として実施
(7)今後の課題
・高知地域における地域EAの推進に係る、県・市町村の合意形成
・希望団体(県、市町村)の参加による、地域EAの試行
・地域EAに係る国の予算等の獲得
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68
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-6 情報セキュリティ(WG6)
(1)目的
●平成17年度以降、高知CDC(仮称)が情報セキュリティを共同アウトソーシング事業の柱の一つとして
展開できるようにする
●県とモデル市町村を対象として試験的に実施した情報セキュリティサービスの結果を、県市町村に提供す
る情報セキュリティサービスの種類、条件、価格などに反映してビジネスモデルを作成する
(2)成果目標と達成状況
成果目標
●高知県電子自治体推進協
議会が、平成17年度
から情報セキュリティ
を事業として展開でき
るようにすること
評価方法
達成状況(2月末現在)
各市町村が情報セキュリティ対策として実施し
なければいけない内容が明確になっているかど
うか
サンプリングによる市町村へのヒアリング調
査を実施し、概略的な状況把握は完了し、ニー
ズとしてサービスメニューなどの事業モデル
の検討開に活用した。
●県内各市町村でアウトソー 各市町村へ提供可能な情報セキュリティサービ
シング可能な情報セキュ スが明確になっているかどうか
リティサービスを創出
すること
情報セキュリティセミナー、情報セキュリティ
教育、情報セキュリティ診断、情報セキュリ
ティ監査の4サービスのメニューについて作
成した。
(3)実施体制
幹事:四国情報管理センター㈱ トレンドマイクロ㈱
構成員:四国リコー㈱ 日本電気㈱ 富士通㈱ ㈱プロシード マイクロソフト㈱
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69
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-6 情報セキュリティ(WG6)
(4)検討の成果
■県内市町村職員調査から得られた知見
・職員個々人によって、セキュリティに対する意識の差が非常に大きい状況であり、セキュリティ意識が低い
ところからセキュリティ事故に犯されるリスクが大きい。
・ほとんどの市町村でIT研修やセキュリティ研修を受けている職員が一部であり、大半の職員は十分な教育
がされていない状況であり、最優先でセキュリティ教育を実施する必要がある。
・一般職員へのセキュリティ教育に対する理解を得るためにも、各市町村の三役クラスに対する情報セキュリ
ティセミナーの必要性を確認した。
グラフ5 セキュ リテ ィ事故( インシ デント)
グラフ3 職員のセキュ リ ティ意識
10%
0%
セキュリティに対する意識が高く、キチンと実行で
きている
20%
10%
10%
10%
10%
ある程度の注意は払っているが、実務では「まぁ
いいか」といった対応が多い
ノートPC 盗難
内部者による無権限アクセス
コンピュータウイルス被害
セキュリティとは無縁と思っている職員が殆どだ
外部者によるシステム侵入、Web改竄
セキュリティに対する意識が全くなく、危険にも気
付いていない
70%
情報資産の盗難・漏洩
60%
グラフ7 セキュ リテ ィ監査
17%
8%
既に監査を実施している
8%
0%
30%
外部(FW外側)からの侵入テストをアウトソースしたい
8%
内部(FW内側)の侵入テストをアウトソースしたい
51%
サーバー室を作る予定である
総合的にセキュリティ監査をアウトソースしたい
監査後、課題の対策についてコンサルティングをアウトソース
したい
セキュリティ要件を満たしたサーバー室がある
サーバー室はあるが、セキュリティ要件を満たしていない
ネットワーク診断をアウトソースしたい
8%
グラフ8 ファシリ ティ
10%
スペースや建物の構造上、サーバー室は作れない
60%
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70
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-6 情報セキュリティ(WG6)
■情報セキュリティセミナー
1.セミナの開催
目的:県内各市町村の三役、総務課長、情報担当など情報セキュリティ推進に重要なかかわりを持つ方々を
対象にセミナーを実施する事で、情報セキュリティの重要性の理解を深めてもらい、提供する情報セキュリ
ティ関連のサービスを利用してもらう。
①「総務課長様向け情報セキュリティセミナー」平成16年10月12日
②「情報担当者様向け情報セキュリティセミナー」平成16年10月21日
③「三役様向け情報セキュリティセミナー」平成17年1月12日
2.セミナの成果
実施した3回のセミナーでは、参加者も多く「情報セキュリティの重要性の理解を深める」という目的は
充分に達成できたと思われる。しかし、「提供する情報セキュリティ関連のサービスを利用してもらう」と
いう目的の達成は、各自治体の財政事情が厳しい状況の中ではなかなか難しそうである。
3.講師派遣サービスの事業化
今回のWG活動の中で実施した「情報セキュリティセミナー」の経験を活用して、各団体にて実施するセ
ミナーへの講師派遣をサービス業務として提供する。
講演テーマ:「宇治市での漏洩事件を踏まえてこれからのセキュリティについて」
関西情報・産業活性化センター iDC事業部担当部長 木村修二
「電子自治体とセキュリティ」
京都大学大学院工学研究科附属情報センター助教授 上原 哲太郎
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71
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-6 情報セキュリティ(WG6)
■情報セキュリティ関連サービス
①情報セキュリティ教育サービス
1.eラーニングによる次の3カリキュラムを提供する。
①「よくわかる事例で学ぶ情報セキュリティ」標準学習時間:5時間
対象:各自治体すべての職員の方向け
②「パソコンユーザのためのセキュリティ」標準学習時間:5時間
対象:パソコンでインターネットやLANなど利用する自治体職員の方向け
③「管理者のための情報セキュリティ」標準学習時間:5時間
対象:自治体などで部門のセキュリティの管理する方向け
2.4モデル市町村(南国市、土佐市、土佐山田町、野市町)のモニタ実施(平成17年1月∼2月)
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72
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-6 情報セキュリティ(WG6)
②情報セキュリティ診断サービス
ニーズ調査の結果も考慮し診断サービスとして
擬似不正メールの送付
①「不正メール予防訓練サービス」
②「簡易セキュリティ診断サービス」
の2つのサービスメニューを検討したが、②はサー
ビス提供企業が見つからず、最終的には①だけをサー
ビス提供する事となった。
1)「簡易セキュリティ診断サービス」
メール利用者の
意識調査
送信
フィード
バック
送信
予防訓練の開始
各団体のサイトに対してインターネットからセキュ
リティチェックを実施する。
結果集計
送信
メール利用者
報
2)「不正メール予防訓練サービス」
ウィルス対策のためのシミュレーションを実施す
ることで、「事前対策」、「ウィルス検出/駆除」、
「回復/損害診断」の3つのフェーズを体験する。
モデル市町村(土佐清水市)のモニタ実施(平成
17年3月)
告
レポートティング
(コンサルティング)
セキュリティポリシーの見直し・追加
対策ソフトや機器の見直し・導入
セキュリティ教育の検討
現状と対策の検討
③情報セキュリティ監査サービス
・外部監査の一環として有資格者(ISMS審査員、システム監査人など)による情報セキュリティ監査サー
ビスを提供することを検討したが、現時点では有資格者で本サービスを引き受けてくれる人材を探すまでに
は至らなかった。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-6 情報セキュリティ(WG6)
(5)市町村ニーズ(県内市町村ヒアリングより)
●情報セキュリティセミナー、同教育サービス、情報セキュリティ監査に対するニーズは非常に高い
●情報セキュリティ診断サービスについては、費用対効果が明確でなく、利用を躊躇する傾向が高い
●セミナーは無料、教育サービスは受講者ごとではなく団体一括での料金が望まれている
(6)想定されるビジネスモデル
①高知CDCとしてのサービスの内容、レベル
・情報セキュリティセミナーは、不定期な開催又は講師の派遣とする。
・情報セキュリティ教育サービスは、eラーニング形式であり24時間のサービス提供とする。
・情報セキュリティ診断サービスは、団体向けを中心に平日(9時∼17時)のサービス提供とする。
・情報セキュリティ監査サービスは、監査員の派遣サービスとする。
②サービスの提供に必要な業務、アライアンス、経費(コストモデル)
・教育サービス、診断サービスなどすべての情報セキュリティサービスは、事業リスクの軽減策としてアウト
ソーシングを考えているので、サービス提供企業とのアライアンスが必須である。
・提供サービス を利用してもらう事による手数料収入を想定している。
(7)今後の課題
・情報セキュリティ監査サービスのリソース(人員)の確保方法
・情報セキュリティ診断サービスのメニューの増加
・eラーニングによる情報セキュリティ教育のカリキュラムの増加
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-7 シンクライアント(WG7)
(1)目的
●シン・クライアントシステムが、
①行政業務システムで活用できるかを特定する
②市町村及びCDCのシステム全体の管理性をいかに向上させるのかを検証する
③市町村及びCDCのシステム全体のセキュリティをいかに向上させるのかを検証する
④高知県市町村のネットワーク環境(庁内LAN経由及びインターネット経由)の実態にいかに対応できるかを検証する
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
①シン・クライアントシステムに適した
市町村業務の特定
具体的に適用可能な市町村業務を複数提示する
こと
達成。庁舎内・住民用情報公開・小学校
教育利用など適用可能な業務を特定
②シン・クライアントを導入するために
必要となる技術上の基本要件の特定
導入に必要な技術要件を提示すること
達成。実証実験対象での基本用件を特定
した。今後の具体的な案件での参考にな
りえる十分な要件は提示が可能
③コストモデルを含む、ビジネスモデ
ル案の提示
市町村の導入(利用)判断基準となるような、実
証実験結果に基づく合理的・具体的なコストモ
デルとビジネスモデル案を提示すること
達成。ビジネスモデル案、コストモデル
案を特定し最終報告書にて報告した。今
後は具体的な数量において精緻化が必要。
④シン・クライアントシステム導入への
複数自治体の参加表明獲得
市町村からの参加希望を複数得ること
大正町、窪川町、十和村、香北町、野市
町、土佐市などに興味を持って頂いた。
⑤効果測定結果の提示とビジネスモデ
ルの具体化により、CDC事業計画に
シン・クライアントシステムのモデル
が反映されること。
業務中断時間の短縮、ユーザー満足度・ROIの
向上、TCOの削減など定量的かつ定性的な効果
測定結果の提示と、その結果を反映したビジネ
スモデルを提示すること
CDC事業計画立案の問題から本目標は見
送っているが、CDCのような事業形態に
てビジネスモデル案の提示が可能
(3)実施体制
幹事:サン・マイクロシステムズ㈱
構成員:㈱アズム ㈱高知電子計算センター 協力:四国情報管理センター㈱、㈱NTTマーケティングアクト、 ㈱NTTネオメイト四国
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-7 シンクライアント(WG7)
(4)検討の成果
■高知情報スーパーハイウェイを利用したシン・クライアントシステムを導入
●現行のネットワーク構成を変更せずに、小学校においてシンクライアント方式で授業が可能であることを確認
⇒ 市町村や小中学校にとって導入の負担が小さく、サーバをそのまま高知CDCへ移行可能
高知県新情報ハイウェイ
川口小学校
口神ノ川小学校
窪川町役場電算室
Sun Ray VPN
インターネットVPN
Sun Ray VPN
ファイアーウォール
利用アプリケーション
利用アプリケーション
•• Mozilla
Mozilla (ブラウザ)
(ブラウザ)
•• StarSuite(オフィスツール)
StarSuite(オフィスツール)
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-7 シンクライアント(WG7)
■シン・クライアントを導入するために必要となる技術上の基本要件の特定
ネットワーク要件
LAN環境またはWAN環境(既存の環境を利
用可能)
大正町:庁内LAN
窪川町:高知県情報ハイウェイネットワーク
十和村:ケーブルテレビ網
ソフトウェア要件
シン・クライアント・サーバ:
SunRayServerSoftware3
サーバOS:Solaris9、Sun Java
Desktop System
※Windows環境利用の場合
プロトコルエミュレーションミドルウェア:
Tarantellaサーバ
Windowsサーバ:Windows2003
Terminal Server
※オフコン(ACOS)環境利用の場合
Windows上のACOS端末エミュレータ
ハードウェア要件
※必須条件
Sun Ray端末(種類は問わず)
Sun Rayサーバ(端末数に応じたCPU数を備
えたもの)
※Windows環境利用の場合
Tarantella用サーバ
Sun Ray端末での印刷を行う場合
USBプリンタまたはネットワークプリンタ
NEC/ACOS
ACOSエミュレータ
Windowsアプリケーション
Windowsターミナルサーバー
Windowsターミナルサーバー
Tarantellaサーバー
SunRayサーバー
庁内LAN、WAN、高知県新情報ハイウェイ
Sun Ray シン・クライアント
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-7 シンクライアント(WG7)
■コストモデルを含む、ビジネスモデル案の提示
オフコン/メインフレーム系
大正町
窪川町
その他
大正町
窪川町
その他
アプリ
アプリ
アプリ
データ層
大正町 窪川町 高知県 その他
マイクロソフト系
アプリケーション
オープン系アプリケーション
Tarantella
サーバ
電子
申請
電子
調達
電子
入札
電子
申告
メール
カレ
ンダー
オフィス
ツール
その他
Tarantella
サーバ
オフィス
ツール
教育
関連
グループ
ウェア
その他
ポータル
高知CDC
Sun Rayサーバ
コンピューター・リソース
サービス
インターネット
利用料
公共施設(空港・図書館)
自治体
自宅
学校
プリンター
サーバ
プリンター
プリンター
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プリンター
78
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-7 シンクライアント(WG7)
■コストモデルを含む、ビジネスモデル案の提示
•
•
このモデルについてはあくまでもシン・クライアント・システムというコンピュータインフラの
コストモデルであり、業務アプリケーションコストについては想定していない。
収入モデルとしてサブスクリプション(定期購読)を想定している。想定が困難な高知CDC自体
の維持コスト(物理的安全管理措置・人的安全管理措置・組織的安全管理措置など)やオフコン・
メインフレーム環境を使用するコストは含まれていない。
ハードウェア
• Sun Ray用
サーバ
• Sun Ray
Thin Client
• 無停電装置
• ネットワーク
機器
• Windows
Server用サー
バ
• ファイルサー
バなど一般的
に必要となる
サーバ
ソフトウェア
• Solaris/Java Desktop
System (Linux)
• Sun Ray Server
Software3
• StarSuite
• Windows2003
Terminal Server
( Windows環境を利用す
る場合)
• MS-Office( MS-Office
を利用する場合)
• オフコンエミュレータ for
Windows/Solaris/Linux
(オフコンを利用する場合)
• メインフレームエミュレー
タfor Windows / Solaris
/ Linux( メインフレーム
を利用する場合)
500端末のシン・クライアントを高知CDCで
利用する場合の概算
初期コスト
• Sun Ray Server (HW・SW) / Sun Ray
Client / StarSuite / Tarantella:97.65百
万円(195,300円/一端末)
• 初期設定コストとして6人月(150万円/人
月):9百万円(18,000円/一端末)
• 初期コストを6年間で回収する場合:(3,00
0円/一端末/毎月)
運用コスト
• 毎月運用コスト(ヘルプデスク+技術サポー
ト): 1人(60万円/人月): 0.6百万
円(1,200円/一端末)
一端末あたりの月間コスト:4,200円
4,200円に高知CDCとして必要な利益を加え
た金額がビジネスモデル図の利用料として設定
できる可能性がある。
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(参考)500端末のPCを利用する
場合のコスト概算
初期コスト
• PC Server / PC Client (含むOffice
SW) /ウィルス検知SW / Acrobat Standard:93百万円(186,000円
/一端末)
• 初期設定コストとして1人月(150万
円/人月):1.5百万円(3,000円/
一端末)
• 初期コストを6年間で回収する場合:
(2,625円/一端末/毎月)
運用コスト
• 毎月運用コスト(ヘルプデスク+技術
サポート): 3人(40万円/人月):
1.2百万円(2,400円/一端末)
一端末あたりの月間コスト:5,025円
*PCを利用した場合は、6年間に機材の買
換えが必要となるが、上記の計算にはそ
れを考慮していない。
79
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-7 シンクライアント(WG7)
(5)まとめ
シン・クライアントシステムは、従来のパソコンシステムと比べて
• セキュリティの向上
• システム管理性の向上
• トータル維持コストの削減
• 高知県の市町村のネットワーク環境においても対応可能
であることができることがわかり、現在の行政業務も殆どが利用可能であった。
シン・クラアイント即ちサーバーベースコンピューティングは高知CDCが提供できるサービスメニューの一
つとして考えられ、アプリケーションの共同利用や共同調達の前にインフラを高知CDCに移行して、集中
させることの利点を提示できる。
(6)今後の課題
• 具体的な案件を想定したコストモデル・ビジネスモデルの精査
• 具体的な案件を想定したシステム要件の精査
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80
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(1)目的
県域における、県・市町村・民間企業・医療の枠組みを超えた官民連携の県域統合ポータルの在り方の検討
● 高知県民のトップアクセスサイトの実現
− 新聞、テレビ、ラジオと同じ情報入手手段に
− 県民ポータルとしての位置付け確立
● 生活に必要な情報を集める
− 行政サービス情報
− 衣食住及び遊びの情報を集める
● 実現の可能性と収支の整理
− 有益な(有償)情報の掲載
− 広告収入などの可能性
− IT最新技術適用による容易(低コスト)な運用
県民
電子行政サービス、
電子行政サービス、
コールセンター、
コールセンター、
共同施設などの
共同施設などの
利用率向上に貢献
利用率向上に貢献
WG1 WG2 WG9
WG3
WG4 WG5
WG6 WG7
WG10
本協議会 各WG内容
県ホームページ
医師会・病院
新聞・出版社
市ホームページ
町ホームページ
村ホームページ
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民間企業
既存ポータル
81
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(2)成果目標と達成状況
ワーキング活動を遂行していく過程において
検討内容が大きく変わったため
詳細については割愛し
実際にイメージしたトップページ紹介
本トップページで検討したアクセス数の獲得施策
<利用率の高い機能>
● 有益なサイトのリンクを含むメニュー
● ページ検索機能
● タイムリーな情報掲載
<トップページ向きのコンテンツ>
● リアルタイム性を必要とするもの
− 新聞ニュース
− 気象情報、注意報警報、災害情報
− 感染症情報
− イベント情報
●対象者の多いコンテンツ
− 自治体発信の広報
− 有益サイトのリンク情報
●広告効果
− トップページバナー広告
− テキストバナー広告
●地域性
− 歴史や文化コンテンツ
− 地元ニュース(商店街情報)
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82
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(3)実施体制
本ワーキングは
共同研究メンバーと
情報提供団体と検討した
高知県
(情報推進課)
他WG
WG1 電子申請
WG2 コールセンター
幹事会
WG8
官民連携総合ポータル
マイクロソフト株式会社(幹事)
担当: 山城、竹内
役割: 連絡調整、進捗管理、課題対応、
成果取り纏め、幹事会への報告
四国情報管理センター株式会社(共同研究メンバー)
担当: 斉藤様、西内様
役割: 民間分野の取り纏め
株式会社シティネット(共同研究メンバー )
担当: 渡邊様、片岡様
役割: 医療分野の取り纏め
富士通株式会社(共同研究メンバー )
担当: 長崎様、唄様
役割: システム環境、アクセス分析検討
協力企業
高知新聞社
内容: 記事情報(高知県内)
松下電器産業株式会社(パートナー)
担当: 後藤様、左近田様
役割: 市町村の取り纏め
県市町村
読売新聞社
内容: 新聞記事情報(全国)
高知市
内容: 観光情報、施設サイトとのリンク
イースト株式会社
内容: 国際新聞電気通信評議会会員
高知県総務部消防防災課(相談中)
内容: 警報注意報情報提供
財団法人日本気象協会
内容: 詳細気象情報(高知県内)
高知県健康福祉部
内容: 感染症情報サイトとのリンク
JR四国情報システム株式会社
内容: 時刻表情報
財団法人 高知県観光コンベンション協会
内容: 観光情報提供
株式会社イープレス高知
内容: 地元情報
株式会社エス・ピー・シー
内容: 地元情報
協同組合帯屋町筋
内容: 地元情報
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医療
高知県医師会
内容: 医療ネットとのリンク
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(4)検討の成果
行政情報
掲載コンテンツ
既存サイトを調査し想定した
県民が欲している情報
自治体広報、公共施設情報、電子行政サービス案内
(アンダーラインが付いている情報は、
実証実験サイトへの情報掲載、
及び、関連ページへのリンク許可が
得られた情報です。)
雇用情報
医療情報
病院検索、感染症情報
雇用情報
不動産情報
賃貸物件情報、売買物件情報
コンテンツ収集可否
情報提供者の有無とポータルへの期待の確認
● 高知県医師会
− 病院検索サイトへのリンク許可
− 病人、怪我人以外の方へ予防を伴う
感染症などの情報を伝達できる
● 財団法人高知県観光コンベンション協会
− 観光地情報の提供と掲載許可
− 観光地の情報を多くの方に紹介できる
● 協同組合帯屋町筋
− 帯屋町筋商店街のお店と
商品情報の提供と掲載許可
− 広告効果
● JR四国情報システム株式会社
− 電車バスの時刻表サイトへのリンク許可
− 常に最新の時刻表が確認できる
グルメ情報
お店紹介、料理紹介、イベント情報
交通情報
電車時刻表、バス時刻表、指定席の空席情報、駐車場情報、道路情報
遊び情報
観光地情報、旅館情報、商店街情報、テレビ番組表、映画館上映情報、
コンサート情報
気象情報
天気図、警報注意報情報、災害情報
地域特化情報(文化、歴史)
地域特有の文化や歴史に関する情報
ボランティア情報
ボランティア活動情報、ボランティアイベント情報
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(4)検討の成果
住民ポータルサイトの価値の整理
● 住民としての価値
− 生活に必要な情報が揃う
− 住民間での情報共有
● 医療関係者としての価値
− 病院検索
− 感染症への予防促進
● 県、市町村としての価値
− 観光地の紹介
− イベントの紹介
− 名産品の販売促進
− 地域産業の活性化に貢献
● 地場産業としての価値
− お店の紹介
− 商品の紹介
− 顧客の集客
● 電子自治体としての価値
− 電子行政サービスの紹介
− 電子申請の促進
− 共同施設の利用促進
− 住民の声のフィードバック
● 災害、防災、犯罪などからの防衛価値
− 災害情報のリアルタイム発信
− 犯罪手口情報の浸透促進
● 情報提供手段としての価値
− 双方向コミュニケーションが用意な
− 新しいチャネルの確立
− コンテンツビジネスの拡大
● ポータルビジネスとしての価値
− 集客量
− バナー広告費
− クーポン券ペイバック
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(4)検討の成果
最新ITを活用し、本ポータルサイト運用の自動化(運用コスト低減)を図る
ポータルサイト運用自動化 Microsoft(R) Content Management Server
2002採用
情報送受信自動化 Microsoft(R) BizTalk(R) Server 2004採用
コンテンツライフサイクルや第三者提供コンテンツの運用の自動化
コンテンツの内容確認や編集を伴うワークフロー業務への適用
NewsML、BML、B-XML、
BHTML、ProgramGuideMLなどの
メディア業界の標準フォーマットへの
対応可否について実証環境にて検証
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
(5)市町村のニーズ
ヒヤリングしたニーズから
ポータルにて支援できる
項目を洗い出す
ニーズ
施策
住み良い街創り(人口を増やす)
住宅情報、地図情報の掲載
医療、交通機関情報の提供
医療情報、交通機関情報の掲載
財源改善
ニュースの掲載、広告情報の掲載
住民の声の整理
利用者の声の掲載、地元見識者の掲載
県市町村ホームページとの相互リンク
電子行政サービスの利用促進
電子行政サービスサイトとの連携
サービス充実
共通的なライフイベント型にサービスを体系化し掲載
コスト削減
共通ガイドラインとページテンプレート用意
住民ニーズの把握
コールセンターサイトとの連携
行政サービス手続きの整理
ガイドラインの掲載
観光地情報のタイムリーな掲載
交通手段情報の紹介
交通機関情報(時刻表、ルート情報)の掲載
ポータルサイトでニーズ分析
名産品の紹介
名産品情報の掲載と相互リンクサイトの拡大
企業紹介情報の掲載
企業紹介
企業ホームページとの相互リンク
求人
求人情報の掲載
活動支援
地域環境
保護
名産品情報の掲載
新規名産品の開発
産業・企業の誘致・育成
観光地情報の掲載と相互リンクサイトの拡大
観光地情報、イベント情報の紹介
有名な名産品を作る
電子化された行政サービスの紹介
行政サービスの紹介
観光客を増やす
気象情報、災害情報の掲載
地元のさまざまな取り組み情報の提供
行政サービスの向上
税収増大
生活に必要な情報の掲載
街、道路、住居の整備
災害情報の提供
住民ポータルで支援できるもの
NPO、ボランティア活動の情報の掲載
ボランティア活動への参加誘致
イベントカレンダーの掲載
歴史や文化の保護・育成
地元見識者の知識や経験の掲載
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-8 官民連携ポータル(WG8)
1.サイト構築費用(初期導入費)
(6)想定されるビジネスモデル
ハードウェア/
ソフトウェア
ビジネスの可能性を収支計画で検討
収入は広告費や紹介料を検討
公開サーバ(Webサーバ)一式
データ送受信サーバ(情報基盤サーバ)一式
ファイアーオールサーバ一式
開発環境一式
SE費
引越手続などの
ワンストップ
サービス実現
コスト(年度毎)
アクセス数
コンテンツ数
セットアップ費用
2,000
万円
システム開発費
業務設計費
サイト運用設計費用
2.運用費(年間)
放送メディア
の融合
システム運用費
ネットワークセキュリティ管理
業務運用費
運用費
広告費
個人認証
コンテンツ内容確認と問合せ対応(1名)
携帯電話の
サポート
新聞ニュース
3,600
万円
気象データ
イベント情報
営業活動費
営業費
3.収入(年間)
バナー広告
広告費
運用費
広告費
トップページバナー(ローテーション) x 10枠
サブページバナー(ローテーション) x 30枠
テキストバナー(全角30文字) x 6枠
紹介情報掲載料
県市町村
平成17
年度
平成17年度
有償コンテンツ
購入費
電子申請
コールセンター
などをリンク
運用費
県市町村︵高知CDC設立負担︶
初期費
収入
情報提供者への誘導活動(2名)
全体管理(1名)
有償コンテンツ
の活用
支出
サーバ機器メンテナンス
お店、商品紹介(定型型) x 100件
3,000
万円
オープン情報、特売情報(スポット情報)x 10件
4.負担(年間)
支出
収入
平成18
年度
平成18年度
支出
収入
平成19
年度
平成19年度
時間
県
市町村
参加数30と想定
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300万円/年間
参加市町村毎
10万円/年間
600
万円
88
3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-9 県内ベンチャー等ASP(WG9)
(1)目的
●共同利用型のシステムの実証を通じ、電子自治体が業務改革などに資するものであることを市町村が実感で
きるかたちでの普及啓発を図り、電子自治体の構築を推進する
●県内のベンチャー企業や大学の研究室などが新たに開発したコンテンツのデモ等を市町村などで利用できる
環境を提供し、コンテンツの利用促進と市町村職員のICTの醸成、更には、IT産業の活性化を図る
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●共同化(ASP利用)
効果の測定
ASPの導入前との比較及び高知CDCの
必要性・有効性が市町村に理解され、複数
市町村の平成17年度予算にバックオフィ
ス系ASP関連項目が盛り込まれるかどう
か
・市町村キャラバン等で市町村に共同利用効果を説明。
・効果測定は、以下。なお、詳細検討が必要。
<効果>既存経費の財務で41%、給与で38%の経費。
・開発が遅れ、予算に間に合わず。来年度以降となる。
●モデル市町村及び評価
市町村として10団体
以上の地方公共団体が
参画する
実際に参画した地方公共団体の数
・H16,5,13に県市町村情報化連絡協議会で事業説明
・各市町村への事業参加要請。
・実証フィールドは15市町村。(Aグループ)土佐町、
大川村、香北町、(Bグループ)安芸市、土佐清水市、
宿毛市、中村市、越知町、日高村、本山町、香北町、
大月町、三原村、西仁淀合併協3町村
●市町村バックオフィス
系ASPを高知CDCの
事業の一つとして展開
できるようにする
・CDCのビジネスモデルの構築
・立ち上げと同時事業化
・財務会計;予算編成、全機能の2種、給与システム
のASP版を完成
・立ち上げ時の事業化は上記1欄のとおり。
(3)実施体制
幹事:高知県、構成員:高知工科大学 ㈱高知電子計算センター 四国情報管理センター㈱
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-9 県内ベンチャー等ASP(WG9)
(4)デモサイトでの提供予定のコンテンツ
●知識同盟型ノウハウ共有支援システム
●Cellを活用したコンテンツ管理システム
●ローカルコミュニケーションに適したポイント流通システム
●多世代交流型情報リテラシ講座(Kochi Inter-generation Communication System)
●観光情報に適したWeb配信システム
(5)市町村ニーズ(県内市町村ヒアリングより)
●市町村では、財政難から、経費の削減効果への期待が最も多かった。
●今後の共同利用型システムについては、多くの市町村の賛同は得られたが、財政難のおり、何時のタイミングで
踏み込んでいくかの判断が難しい市町村もあった
●既存システムの更新時期等により、ハードの繰上げ償還経費をどのように捻出していくかが大きな課題にあると
推測されるため、共同利用型システムと現システムとの経費比較だけでなく、組織の生産性やセキュリティの向
上及び大量帳票類のアウトソーシングなど、総合的に効果を示していく必要がある。
■モデル市町村の選定状況
システム
実施企業
モデル市町村
デモ評価市町村
財
務
会
計
全機能
KCC
安芸市
土佐清水市、中村市、宿毛市、越知町、日高村、本山町、香北町、
大月町、三原村、西仁淀合併協3町村(池川町、吾川村、仁淀村)
予算編成
四国情管
土佐町、大川村
香北町
KCC
上記、財務システムの中で実施。
給与
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-9 県内ベンチャー等ASP(WG9)
■市町村の業務見直しの視点
涸れたシステムであるため、開発側で案を作成し、合併時のシステム統合の資料や市町村ヒアリング、デモを通
じて熟度をアップさせる。開発側が示した新たな機能は、
●事業評価に用いるため、個別の事業単位で決算が上がる、事業別決算機能 ●発生源入力の考えを徹底し、組織のフラット化を推進(総務の集約管理から単位組織管理)等
■共同利用型システムのシステムの共通の特徴及び構築の概要
●2システムは何れも,機能ブロックとして独立したモジュールから構成されていることやインターフェイス仕様
も特定のプラットホームに依存しないで統一されたものとして、柔軟性や拡張性に富んだものとした。
●発生源入力の原則を徹底し,再入力の防止と組織のフラット化を促進するものが一定できた。
●セキュリティ対策も各システムで十分に備えることとするが、できれば外付けの機能とし、次ぎの共通機能と
して切り出しができるように構築しておく方向で構築できた。
●今後の電子自治体の構築に柔軟に対応していくため、コード体系やインターフェイス仕様、汎用的なDBは統合
的に管理できる仕組みを構築し、今後のシステムの開発や統合的な管理に役立てる方向で構築した。
●EUC機能の充実や操作性の向上、電子帳票の充実などに努めた。
(6)市町村の評価
●利用状況 財務60件、給与119件
●全体評価 システムは好評。市町村の置かれている環境の課題認識、考え方等がまだ甘い点がある。
●システム機能面の評価結果
両社とも高い評価を得る。満足度は応答時間、画面遷移は78%(未答22%)、表示が分かり良い89%(未答11%)。
入力の容易さ78%、(分かりにくい11%、未答11%)
・優れていた点;検索しやすいヘルプ機能、すっきりした画面構成、直前に行なった入力内容の再利用機能等
・改善・実現して欲しい機能;各市町村のスタイルに合わせた入力方法の実現、プルダウンによる入力操作、
習熟度に応じたデータ加工・編集ができる機能、住民税等の住民情報との連携
●経費面での評価;どのシステムも200万円以下の利用料金を希望。市町村との乖離があるが対応の範囲内。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-9 県内ベンチャー等ASP(WG9)
■導入の効果等
●財務会計:既存 開発15百万円、運用15百万円/5年、ファシリティ、人件費3百万円 計34,380千円
共同利用 利用料金2,847千円/年 5年14,235千円 既存の41%、既存より約20百万円削減 ●給 与:既存 開発12百万円、運用12.5百万円/5年、ファシリティ、人件費3百万円 計28,881千円
共同利用 利用料金2,229千円/年 5年11,145千円 既存の38%、既存より17百万円削減 ●その他効果:制度改正による改修費1/N。セキュリティの向上、大量印刷(税、年2.5百万円削減)等
■導入の検討;財務;4市町村、給与;1市町村
(7)ビジネスモデルの検討(今後、各種課題の検討の中で変わる可能性がある)
人口
3万人超
3万人∼
2万人超
2万人∼
1万人超
1万人
以下
平均
希望利用団体数
財務
5,561
4,448
3,559
2,847
2,847千円
H21までに30団体
給与
4,354
3,483
2,786
2,229
2,229
同上
(8)今後の課題
■総務省モデルの検討
導入も視野に入れ、評価・検討し、現状のシステムの改善の参考等に用いるとともに、市町村の選択肢を増やす
意味で導入することの検討も必要
■ビジネスモデルの検討
①市町村の利用促進策(経費削減、組織の生産性やセキュリティの向上など総合的に判断できる材料提供)
②政策価格での早期顧客化や高付加価値製品の価格設定等製品特性に応じた価格展開
③市場の狭隘性への対応
④標準システムとして用意する商品のバリエーションとその料金
(フル機能を用意し、使わない機能は塞いでいく方向、或いは、システムの機能ブロック単位のシステム)
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-9 県内ベンチャー等ASP(WG9)
■システム構築上の課題
●要求水準の異なる市町村における標準仕様と独自仕様のバランスなど
API機能の構築;市町村と協議するの中で、共通項の括り出し等を行い共通基盤化を検討 ■その他共同利用型のシステムの開発、導入について
●総務省統計の決算統計などのように汎用集計機能を利用した簡易でしかも効果を職員が実感で
きる業務を共同利用化の視野に入れる必要。
●グループウェアに庶務事務、文書等次々に機能付加できる、自己増殖できるシステムも念頭に
置いた検討も必要
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-10 統合収納(WG10)
(1)目的
●平成17年度以降、統合収納を高知CDCの主たる事業の一つとして展開できるようにすること
●公金収納の電子化・多様化それらの統合的対応を進める具体的な手順や仕組み、県市町村側で解決すべき
課題などを検討して、統合収納の導入に係る要件定義を行うこと
●高知CDCが平成17年度以降に整備すべき情報システムやサービスに関する幹事会での検討に資すること
(2)成果目標と達成状況
成果目標
評価方法
達成状況(2月末現在)
●統合収納の必要性の周知
本WGの検討内容や成果を県や各市町村に説明
することで、統合収納の必要性・有効性が関係
者に理解され、県および複数市町村の平成17
年度予算に統合収納関連項目が盛り込まれるか
どうか
・高知県の担当者に対して統合収納の必要性・
有効性を説明し、一定の理解を得た
・市町村への説明は未実施
・平成17年度予算への統合収納関連予算の計
上については不明
●統合収納の要件定義
公金収納の電子化・多様化それらの統合的対応
を進める具体的な手順や仕組み、県市町村側で
解決すべき課題などを検討して、統合収納の導
入に係る要件定義ができるかどうか
・高知県の自動車税収納に係る現状分析を通
じて、統合収納の導入に係る一般的な要件定
義を行った
・高知県に特化した要件定義は未実施
●統合収納を高知CDCの主
たる事業の一つとして展
開できるようにする
高知CDCの事業計画に、統合収納事業が位置
づけられるかどうか
・統合収納事業は、主たる事業として位置づ
けられる」と考察
(3)実施体制 ※はオブザーバ参加
幹事:NTTコミュニケーションズ㈱
構成員:高知県 ㈱高知電子計算センター ㈱日立製作所 ㈱三菱総合研究所
㈱四国銀行※ ㈱ジェーシービー※ NTTインターネット㈱ ※
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-10 統合収納(WG10)
(4)検討の成果
■公金収納の電子化・多様化に関する説明資料
国の動向
国の動向
将来の公金収納に係わるキーワード
従来の公金収納業務
(紙の納税通知書の送付等に基づき、金融機関が収納代行業務を担う)
各種文書(納税通知書
など)の電子化
公金収納に係る種々の環境変化
規制改革・民間開放推進会議(公金収納業務の民間委託の拡大)
e-Japan戦略(電子政府、電子自治体)
収納チャネルの
多様化
現在、および将来の公金収納業務
(納税通知書等の各種文書が電子化され、金融機関を含む種々の民間企業等が収納代行業務や徴収支援業務を担う)
電子化
電子化
民間委託の拡大
民間委託の拡大
納税通知書をはじめとする各種文書の電子化が可能に
法律上、各種公金の収納業務が、金融機関以外の私人(民間
企業等)にも委託可能に(多様化)
民間委託できる
業務範囲の拡大
徴収業務の一部も、民間委託を可能とする方向で検討(委託
業務範囲の拡大)
収納の電子化・民間委託拡大により、公金収納に係る各種課題を解決
地公体(県・市町村等)
を超えた収納・徴収業
務の共同化
他の地公体の動向
他の地公体の動向
自動車税:東京都、神奈川県、福岡県、静岡県(予定)、千葉県(平成16年度中に検 討結果を報告)
地方税や各種料のコンビニ収納を実施
クレジット収納についての検討
電子収納システムについての検討
県税・市町村税の税務事務の一元化
軽自動車税:三鷹市、寝屋川市、 四條畷 市
地方税全般:帯広市、草加市、戸田市、横浜市、川崎市、茅ヶ崎市、知多市(予定)、寝屋川市など
国民健康保険料:杉並区、足立区、横浜 市、川崎市、神戸市、目 黒区、中野区、練馬区など
大阪府の特区申 請、東京都立病院でのクレジットカード決済(平成17年度より 開始)
東京都、埼玉県、新潟県、富山県、 愛知県、岡山県、横浜市、千葉 市
納税者
利便性の向上
徴収率の向上
行政
業務効率化
静岡県(平成20年 度からの実施を想定)
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-10 統合収納(WG10)
■高知県の収納関連業務・システム最適化計画書
∼対象業務・システムの将来像の検討結果(情報システム関連図)∼
民間収納
チャネルとの連携
収納金
指定金
等
日報・月報
収納チャネルの
多様化
納付通知書
地域
カスタマイズ
機能
収納情報
(納税台帳)
業務の共通化
地域内
収納業務
支援機能
※2
町村
納付通知書
町村
ホーム
ページ
金融機関(銀行)等
マルチペイメントネットワーク
クレジット収納業者
クレジット収納等
コンビニ収納業者
コンビニ収納等
ニーズに応 じた納付方 法 の選 択
収納情報
(納税台帳)
既存窓口(窓口収納、口座振替)
収納チャネル統合機能
市区
ホーム
ページ
地域内
共同利用
業務機能
※1
地方公共団体連携機能
納付通知書
等
LGWAN
市区
金融機関(銀行)等
統合収納機能
地公体を超えた
共同化
納付者
(住民・法人)
民間収納代行業者
全国共通機能
収納サービスとりまとめ機能
都道府県
ホーム
ページ
民間委託の
拡大
収納情報
都道府県
等
LGWAN
各種業務の収納・
徴収業務機能や情
報システムを、地
公体(県・市町村
等)を超えて「一
元化」することで、
徴収率向上や業務
効率化に係る種々
の方策が導入しや
すくなる。
既存業務
との連携
その他新規収納チャネル
収納情報
(納税台帳)
電子マネーなど
納付書
作成機能
納付通知・照会機能
リンク
収納ポータル
各種文書の
電子化
電子納付通知書
インターネット等
納付状況照会
電子証明書
バーコード付き
納付通知書
納付通知
との連携
納付
通知書
郵送
※1:収納業務のみでなく、地域内で共同化可能な業務に対応した機能(例:OSSなど)
PC
電子窓口
との連携
※2:収納業務に係わる地域の共同機能(例:消込用情報作成など)
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-10 統合収納(WG10)
∼対象業務・システムの「次期システム」の仕様(案)の検討結果(業務の流れ)∼
金流(収納金の流れ)、物流(収納済通知書の流れ)、情流(収納データの流れ)を別々に取り扱う必要がある。
納税通知書
地公体
納付通知書
作成・送付
調定
日計表
領収済通知書
指定金融機関
日計表
速報で実施可
能な業務を実
施(督促状抜
取り等)
速報による
仮消込
(コンビニ収納、クレジット
収納の入金を含む)
速報
地公体口座
確報
消込
仮消込
収納代行
速報
確報
入金予定情報
債権の消滅
各種業務を
実施
収納代理金融機関
コンビニ
チェーン
収納データ
収納データ
(金融機関窓口、コンビニ、
クレジットの確報)
(加盟店契約毎)
統合収納機能
クレジットカード
会社
入金日に実施
収納データ
出納・会計部門
出納・会計部門
納税ポータル
税務部門
税務部門
MPN
仮消込:
仮消込:
税システム上、債権は消滅しないが、証明書発行等の
税システム上、債権は消滅しないが、証明書発行等の
事務を行えるステータスにする処理
事務を行えるステータスにする処理
消込:
消込:
税システム上、債権を消滅させる処理
税システム上、債権を消滅させる処理
お金の流れ(金流)
物(済通知など)の流れ(物流)
情報の流れ(情流)
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-10 統合収納(WG10)
∼対象業務・システムの「次期システム」の仕様(案)の検討結果(収納データの構造)∼
収納データを「速報」「確報」「入金情報」の3つに分けて取り扱う必要がある。
納付確定
納付金入金
収納台帳
納付行為把握
証明書交付
過誤納管理
︵
還付処理︶
賦課情報
納付番号
収納 徴/収登録
︵
消込︶
収納・徴収
納税通知
賦課
賦課準備
○○業務
督促催告
催(告状の
送付停止︶
賦課
課税台帳
納税
通知
確報:
収納代行業者から地公体
口座に、納付金が確かに
振り込まれる旨を通知する
入金情報:
収納代行業者から地
公体口座に入金があっ
たことを通知する
Internet Bankingや
ATMで
支払い
マルペイセンター側で
収納情報を精査し、自
治体口座への入金額と
入金予定日を確定
地公体口座に
入金
コンビニの
レジで
支払い
コンビニ本部側で収納
情報を精査し、地公体
口座への入金額と入金
予定日を確定
金融機関側で収納情
報を精査し、地公体口
座への入金額と入金予
定日を確定
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地公体口座に
入金
地公体口座に
入金
金融機関
窓口収納
金融機関の
窓口で
支払い
地公体側で売上データ
を作成し、クレジット会社
への送信を実施
クレジット収納
納税ポータルで
支払い
(与信照会済)
地公体口座に
入金
還付は、実際に地公
体口座に入金があっ
た後でないと対応出来
ない場合がある
コンビニ収納
納税者
速報:
納税者が納付行為
を行った旨を通知す
る
マルチペイメント
ネットワーク
納税した納税
者に催告状を
誤送付してト
ラブルになる
ことを防ぐ
コンビニ収納などで入
金を待っていると、証
明書交付が翌月まで
出来ない
金融機関窓口収
納では、入金情
報に合わせて確
報が通知される。
また速報は通知
されない。
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3.共同アウトソーシング事業のモデル実施 3-10 統合収納(WG10)
(5)市町村ニーズ
①当面の利用意向
・収納方法の多様化に係る他地公体の対応状況(コンビニ収納の導入など)および収納の多様化・電子化に係る
ニーズ調査の結果(幹事会社によるインターネット・アンケート調査)に鑑み、高知県の各市町村においても、
収納方法の多様化に関するニーズは一定量あるものと考察。
②利用のための条件(料金など)
・統合収納の導入や利用に係る各種サービスが、安価で提供される必要がある。
③サービスの内容に対するニーズ
・収納方法の多様化に係る統合収納のニーズは、一定量存在すると想定。
(6)想定されるビジネスモデル
・統合収納では、収納業務に必要となる業務機能のうち、共通化・外部化可能と考えられる「全国共通機能」と
「地域カスタマイズ機能」を担う。この内、高知CDCは、地域カスタマイズ機能を担うと考察。
・また、統合収納による「収納業務の共通化・外部化」の枠組みにより、周辺地公体と共同で国の各種システム
(自動車保有OSS、地方税ポータルシステムなど)との連携も可能となると考察。
(7)今後の課題
以下の点について検討して、高知県に特化した要件定義を実施する必要がある。
・個別・具体的な業務フロー
・共通化・外部化する機能の特定
・共通化・外部化の具体的な実現方法の決定
・導入ステップの詳細化
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