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不安定さを増すスペインの金融システム~貯蓄銀行

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不安定さを増すスペインの金融システム~貯蓄銀行
Economic Research
Yoshiyuki Honda
44-20-7577-2176
[email protected]
BTMU FOCUS, London
June 3, 2010
不安定さを増すスペインの金融システム~貯蓄銀行の動向
巨額の財政赤字を計上し、PIIGS の1つとしても挙げられるスペインでは、財政
赤字の問題以外にも、足元では、金融システムへの懸念が増している。本稿では、
特に caja と呼ばれる貯蓄金融機関の動向について分析した。
1.2000 年代に貯蓄銀行は急速に業容を拡大
(1)支店数、総資産、貸出が拡大
スペインでは、caja(カハ)と呼ばれる貯蓄銀行が 2000 年代に急速に業容を拡
大した。ここでは、商業銀行が大型再編に入る前の 1998 年と直近の 2009 年で比
較したが、貯蓄銀行の行数は 51 行から 46 行へと減少しているものの、その間支
店数は 6,620 支店増加している(第 1 表)。一方、商業銀行の行数は 1 行増加した
ものの、支店数は 2,610 支店減少している。商業銀行はサンタンデールや BBVA
といった大型の銀行再編とそれに伴うリストラにより支店数が減少した。この結
果、貯蓄銀行の総資産は 1998 年から 2009 年にかけて 4.1 倍、貸出は 5.4 倍と商業
第 1 表:貯蓄銀行と商業銀行の業容
51
貯蓄銀行
総資産
貸出
預金
(10億ユーロ) (10億ユーロ) (10億ユーロ)
17,582
318
162
268
46
24,202
行数
1998年
2009年
伸び率
-
支店数
-
1,310
882
939
4.1倍
5.4倍
3.5倍
152
商業銀行
総資産
貸出
預金
(10億ユーロ) (10億ユーロ) (10億ユーロ)
17,450
522
210
443
153
14,840
行数
支店数
-
-
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
第 1 図:収益の動向
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
(10億ユーロ)
(%)
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
2000
01
02
03
04
税引前利益(貯蓄銀行)
ROA(貯蓄銀行、右目盛)
05
06
07
08
税引前利益(商業銀行)
ROA(商業銀行、右目盛)
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ, Ltd.
Economic Research Office (London)
12-15 Finsbury Circus, London, EC2M 7BT, UK
09
1,690
798
1,225
3.2倍
3.8倍
2.8倍
Economic Research
銀行のそれぞれ 3.2 倍、3.8 倍を上回る伸びを示した。貯蓄銀行の総資産は 1998 年
には商業銀行の 61%程度の規模であったものが、2009 年には 81%まで増加してい
る。貯蓄銀行は商業銀行を上回る業容の拡大を遂げたといえる。
収益についてみると、貯蓄銀行は、2007 年までは商業銀行同様に税引前利益を
増加させており、ROA もほぼ同程度であったが、2008 年以降の利益の落ち込みは
貯蓄銀行の方が大きくなっている(第 1 図)。
(2)高い経済成長率のほか住宅価格も上昇
2007 年までの間、確かに経済成長率は高くマクロ経済環境が良好であった。実
質 GDP 成長率をみると、1998 年から 2007 年にかけて、2002 年を除き 3%を上回
る成長を遂げている(第 2 図)。同期間の年平均成長率は 3.7%に達している。し
かし、マクロ経済的な要因だけであれば、貯蓄銀行が総資産や貸出を商業銀行以
上に伸ばした理由にはならない。やはり、その間の住宅価格の上昇が影響してい
るとみることができよう。スペインの住宅価格は 1998 年初めから直近ピークの
2008 年初めまでの間に 2.9 倍に上昇している(第 3 図)。
第 2 図:実質 GDP 成長率
6
5
4
3
2
1
0
-1
-2
-3
-4
-5
(前年比、%)
1998 99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
(資料)Instituto Nacianal de Estadisticaより三菱東京UFJ銀行経済
調査室作成
第 3 図:住宅価格の動向
(Euro/㎡)
(前年比、%)
2,200
20
2,100 住宅価格上昇率 ( 右目盛)
2,000
15
1,900
1,800
1,700
10
1,600
1,500
1,400
5
1,300
1,200
0
1,100
1,000
900
住宅価格(左目盛)
-5
800
700
600
-10
97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
(資料)スペイン統計庁より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
(3)貯蓄銀行は不動産業向け貸出を急増
この間、本業の1つである住宅ローンを増加させているが、それ以上に伸ばした
のが企業向けである。貸出構成比の推移をみると、貯蓄銀行の企業向け貸出構成
比は 2000 年から 2009 年の間に、44%から 49%へと上昇している(第 4 図)。一
方、住宅ローンのシェアは 41%で不変である。商業銀行についてみると、企業向
け貸出シェアは 61%から 60%と微減の一方、住宅ローンは、26%から 30%へと
増加している。さらに貯蓄銀行の企業向け貸出の業種別シェアをみると、不動産
業向けシェアが 2000 年から 2009 年にかけて 18.0%から 40.6%へと急上昇してい
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12-15 Finsbury Circus, London, EC2M 7BT, UK
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Economic Research
第 4 図:貯蓄銀行・商業銀行の貸出構成比
貯蓄銀行
2000年
2009年
企業向け
44%
企業向け
49%
その他
3%
その他
2%
消費者ローン
8%
消費者ローン
12%
住宅ローン
41%
住宅ローン
41%
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室
作成
商業銀行
2000年
2009年
企業向け
60%
企業向け
61%
その他
2%
消費者ローン
11%
住宅ローン
26%
その他
2%
消費者ローン
8%
住宅ローン
30%
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室
作成
ることがわかる(第 5 図)。住宅バブルに乗り、不動産業向けに急激に貸出を伸
ばしたことにより、貯蓄銀行の総資産及び貸出の伸びが商業銀行を大きく上回っ
たといえる。貯蓄銀行の中には、地域の政治家と深い関係を持つところも多く、
政治家が絡んだ不動産開発プロジェクト向け貸出も多かったとみられる。一方、
そうした積極的な住宅ローンや不動産業向け貸出が住宅価格のさらなる上昇につ
ながった点には留意する必要があろう。
(4)市場性資金による調達を増加
貸出原資となる資金については、第 1 表からわかるように、預金を大きく伸ば
して賄っている。貯蓄銀行が支店を急増させた一因は預金獲得のためであるとい
えよう。しかし、それ以上に、市場性資金の良好な調達環境が続いたことも貸出
を増加させた要因といえよう。2000 年から 2009 年にかけて市場性資金の資金調達
に占めるシェアは 4.6%から 15.6%へと急速に上昇している(第 6 図)。貸出を担
保としたカバードボンドや住宅ローンを証券化した RMBS などの発行による資金
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Economic Research
第 5 図:貯蓄銀行の企業向け貸出業種別シェア
1 00
第 6 図:貯蓄銀行の資金調達構造
(% )
1 0. 8
100
1 1. 9
90
(%)
90
80
80
1 8. 0
70
4. 8
6. 2
4. 3
10 .8
60
50
4 0. 6
30
6. 2
3. 0
3. 1
6. 4
20
1 5. 6
40
1 8. 4
その他サービス
不動産
金融
運輸・通信
ホテ ル・ レ スト ラン
卸小売
建設
製造業
農林水産業
20 .9
10
11 .1
2. 1
5. 7
0
2 00 0年
2 00 9年
( 資 料) ス ペ イ ン 中 銀 よ り 三 菱 東 京 UF J銀 行 経 済 調 査 室 作 成
70
60
その他
資本
証券調達
預金
50
40
30
20
10
0
2000
01
02
03
04
05
06
07
08
09
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
調達を貯蓄銀行は積極的に行っていたことがわかる。そして、調達された資金が
主に、不動産業向け貸出につながったのが 2008 年初め頃までの状況である。
2.住宅バブルの崩壊と不良債権の増加
(1)不良債権比率は上昇
2007 年夏のサブプライム危機、2008 年秋の金融危機を経て、金融機関の資金調
達環境は急激に悪化し、貸出姿勢を急速に引き締めた。その結果、住宅価格は下
落に転じるとともに、企業や個人の資金繰りも悪化、不良債権比率は大きく上昇
した。不動産業向け貸出比率を高めた貯蓄銀行の不良債権比率は 2008 年以降、商
業銀行を上回る勢いで上昇したが、2009 年末時点では、貯蓄銀行が 5.1%、商業銀
行が 5.0%とほぼ拮抗した水準にある(第 7 図)。貯蓄銀行の不良債権比率は 2009
年第 3 四半期から第 4 四半期にかけて 0.1%ポイント低下したが、住宅価格の下落
が続いていることを踏まえると、これで低下に転じたというよりは、まだ上昇す
る可能性が高いとみるべきであろう。業種別の不良債権比率をみると、不動産業
向けが 9.7%、建設業向けが 9.0%と、この 2 業種が突出して高くなっている(第 8
図)。
スペインでは、中銀による銀行監督姿勢が厳しく貸倒引当金の計上については、
景気が良好で、金融機関の業績が好調なときには、厚めに積み上げ、景気が悪化
し、不良債権が増加する際には、それらを取り崩し、業績への影響を軽減すると
いうダイナミックプロビジョニングルールが適用されてきた。実際に、スペイン
の景気が良好であった 2004~07 年の貸倒引当金の対不良債権比率は 200%を上回
っており、他の欧州主要国よりはるかに高い水準にあった(第 9 図)。それが
2009 年には他の欧州諸国並の水準に低下しており、それまでの蓄積分を全て吐き
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第 7 図:不良債権比率
1
0
2000 01
02
全金融機関
03
04
銀行
05
06
07
08 09
10
貯蓄金融機関 (年、四半期)
そ
の
他
住
そ
宅
の
ロ
他
ー
消
ン
費
者
ロ
ー
ン
農
林
水
産
業
2
不
動
産
3
金
融
4
卸
小
売
ホテ
ル・
レス
トラ
ン
運
輸
・
通
信
5
建
設
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
(%)
製
造
業
6
第 8 図:業種別不良債権比率
(%)
(注)2009年末時点の各業種向け貸出に対するDughtful貸出の割合
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
(資料)スペイン中銀より三菱東京UFJ銀行経済調査室
作成
第 9 図:貸倒引当金の対不良債権比率
(%)
350
300
250
200
150
100
50
0
2004
スペイン
05
06
ドイツ
07
08
フランス
09
英国
(資料)IMFより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
出すことになったが、逆に好景気時の貸倒引当金の蓄積がなければ、足元の業績
が今以上に悪化することから、ダイナミックプロビジョニングルールは一定の機
能を果たしたと考えられる。
(2)銀行再編基金を使った経営統合の推進
不良債権の増加や市場性資金の調達が困難になるなか、昨年 6 月に政府は銀行
再編基金(The Fund for Orderly Bank Restructuring、FROB)を設立し、経営が厳し
くなった貯蓄銀行の統合再編を進めようとしている。FROB のスキームは、中央
政府が一般予算より 67.5 億ユーロ、3 つの預金保証基金が計 22.5 億ユーロ、合計
90 億ユーロをまず資金拠出し、それら以外にも最大 900 億ユーロの資金を政府保
証付の債券発行や借入により調達することができるというものである(第 10 図)。
追加的な資金調達は昨年 11 月に行われた 30 億ユーロのみで、総額 990 億の資金
枠のうち、120 億ユーロの資金が実際に準備されている。これまでに、FROB から
の資金供与が承認された経営統合案件は 3 件で、供与額は 21.6 億ユーロとなって
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いる。また、最近では、大手貯蓄銀行のカハマドリードが 30 億ユーロの資金援助
を要請したとの報道があったほか、5 月 24 日に暫定合意した貯蓄銀行 4 行による
合併においても FROB に資金援助を申請している可能性があるなど、FROB への
資金援助要請は増加している。ただし、FROB への資金援助の申請は 6 月 30 日を
期限としており、今月末にかけて、さらなる経営統合が行われるとみられる。
第 10 図:銀行再編基金の仕組み
中央 政府
67.5
資金 拠出
22.5
保証
銀 行 預金 保証 基金
資金 拠出
貯 蓄 銀行 預金 保証
基金
共 同 信用 機関 預金
保証 基金
資金 拠出
900
(うち 30
億 ユー ロ
は 既に 調
達 済)
債券 発 行及 び借
入に より 調 達
外部 より
調達
資金 拠出
FRO B
( 注)1 .単位 は 億ユ ーロ
2 .預金 保 証基 金か らの 拠出 は22 .5億 ユー ロを それ ぞれ の資 本金 規模 で按 分
( 資料 )FRO Bよ り三 菱東 京UF J銀行 経済 調査 室作 成
(3)貯蓄銀行の損失試算
今後、貯蓄銀行の不良債権損失はどこまで膨らみ、それは既存のシステムで対
応できるかについて試算した。2009 年末時点での貯蓄銀行の貸出残高は、8,820 億
ユーロで、その内、住宅ローン、不動産業向け貸出等は第 2 表の通りである。住
宅ローン及び不動産業向け貸出の損失率はアイルランド政府が設立した不良債権
処理機関 NAMA が使用した 5%、60%を用いている。これらは、相当程度保守的
な数字といえる。その他の貸出損失率は 10%とした。その結果、今後、貯蓄金融
機関において発生するであろう不良債権処理損失は 1,580 億ユーロとなった。ただ
し、この損失額は 1 年間で発生するものではなく、今後、数年かけて発生する点
には留意しておく必要がある。
2009 年末時点で貯蓄銀行の資本金等は 730 億ユーロ、貸倒引当金は 260 億ユー
ロあり、予想損失額 1,580 億ユーロに対する不足額はおよそ 600 億ユーロとなる
(第 11 図)。FROB の資金枠 990 億ユーロを考慮すれば、一応、対応可能な損失
に止まることになる。もっとも 6 月末までに、貯蓄銀行の統合が進み、必要額の
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第 2 表:貯蓄銀行の不良債権損失試算
貸出残高(10億ユーロ)
住宅ローン
362
不動産
176
その他
344
総額
882
損失率
5%
60%
10%
18%
損失額(10億ユーロ)
18
105
34
158
(注)1.貸出残高は2009年末時点
2.住宅ローン、不動産開発業向け損失率はアイルランドの不良債権処理機関NAMAの損失率を適用
(資料)スペイン中銀、NAMAより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
第 11 図:損失処理必要額
180
(10億ユーロ)
160
必要額
140
60
120
100
80
資本金等
158
73
60
40
20
引当金
26
0
損失額
資本金、引当金等
(資料)スペイン中銀等より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
資金援助をうけることができればよいが、そうでなければ、6 月末以降も FROB
並の規模を持つ金融機関の支援機関が必要になる。さらに、いまのところ、商業
銀行で経営危機に陥ったところはないが、商業銀行でも資金援助が必要なところ
が出てくれば、一層の政府資金が必要になることも考えられる。
3.今後の展望
スペイン経済は 2010 年もマイナス成長になるとみられ、引き続き厳しい経済情
勢が続きそうである。また、住宅価格の調整も継続するとみられ、その結果、さ
らに不良債権比率は上昇し、金融機関のバランスシート調整が進む可能性が高い。
こうしたなか、失業率は、4 月に 19.7%へと上昇し、雇用情勢は引き続き厳しい。
スペインの失業手当の給付期間は最長 2 年であり、2008 年秋頃より失業率が上昇
し始めたことを踏まえると、失業手当の給付を打ち切られる失業者が増え始める
タイミングに差し掛かっており、住宅ローンをはじめとする個人向けローンの不
良債権比率がさらに上昇するであろう。
また、金融機関の再編を進める FROB が行う資金援助の期限を 6 月末に迎える
が、期限の延長が必要となろう。しかし、現状、FROB は 120 億ユーロの資金し
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7
Economic Research
か確保しておらず、期限を延長しても、残枠の 870 億ユーロのなかで、さらなる
資金調達が求められる。一方で、政府は財政赤字削減を進めていることから、
FROB が十分な資金調達を行えないことが考えられるほか、格付機関によりスペ
インのソブリン格付が引き下げられるなど、FROB の資金調達環境は厳しくなっ
ている点には留意する必要がある。。
そして、貯蓄銀行の統合再編に伴う FROB の資金援助により不良債権問題を早
期に処理していかなければ、問題はますます大きくなる。貯蓄銀行に影響力を持
ち経営統合に反対する地方政治家の介入を廃し、スペイン中央政府及び中銀主導
による再編が求められる。
さらに、再編が終了しても、これまでのように市場性資金を調達し、不動産業
向けに貸し出すというビジネスモデルは、昨今の市場の状況を鑑みると、持続す
ることは難しい。貯蓄銀行のビジネスモデルの転換も不可欠であろう。
こうしてみると、スペインの貯蓄銀行巡る問題の解決には、まだまだ課題も多
く、時間もかかるとみられる。
以 上
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