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JChecker X

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JChecker X
JChecker X
はじめに
とりあえず使ってみよう
HTML文法チェックの根拠
環境設定
編集操作
エラーブラウザ
チェック
辞書
アップルスクリプト
はじめに
すでにインターネットは毎日の生活に欠かせないものになり、ホームページの
作成はだれもが行うあたりまえのものになりました。ホームページ作成ツール
も、一般向けのものからプロ向けのものまで様々なWYSIWYG型のツールが発
売されています。
ホームページの作成に慣れてHTMLを理解してくると、多くのユーザーは
WYSIWYG型のツールに加えて、直接テキストエディタでもHTMLのソースコ
ードを編集するようになります。WYSIWYG型ツールでは、レイアウト偏重の
ためHTMLの論理構造を正しく記述できない、動作が重たい、ちょっとした修
正などには使いにくい、ツールによっては意味不明のタグが勝手にはいってま
う、などの理由からです。
しかし、ソースコードを直接編集するときは、エレメントや属性のスペル、階
層関係、終了タグ、出現順序などに十分注意する必要があります。英文を書く
ときにスペルチェッカーが有用なのと同じように、HTMLを直接編集するとき
は、HTML規則に従っているか、リンク先が存在するかなどをチェックしてく
れるHTMLチェッカーは不可欠です。
JCheckerは、Jeditなどのテキストエディタと連係するHTMLチェッカーとして
1998年5月に公開され、JChecker 2.0(1999年11月)、JChecker 2.1(2000年
1月)、JChecker 3.0(2002年2月)と改訂を重ね、ご好評をいただいてきま
した。
そして、このJChecker Xでは、Macintoshの最新のハードウェア、OS環境に
対応するべくCocoaをベースに全く零から書直し、さらにJedit Xのプラグイン
としてJedit Xと完全に統合化した動作を実現しました。
プラグインと言えども、これまでのJCheckerの機能(HTMLチェック、リンク
チェック、エラーの自動修正、ソースリスト整形など)すべてを引き継ぎ、さら
に洗練し、より使いやすいJCheckerに生まれ変わりました。
HTMLソースコード作成の必携ツールとしてJChecker Xを皆様のお役に立てて
いただければ幸いです。
2006年5月
松本慧(Jedit/JChecker作者)
JChecker X の特長
・Cocoa/Universal Binary対応
Mac OS Xの機能をフルに引き出すべく、Mac OS Xの標準開発環境である
Cocoaをベースに全く零から書直され、またUniversal Binaryに対応しIntel
CPU搭載のMacintoshでもネーティブに動作します。
・エディタJedit Xと完全統合を実現
Jedit Xのプラグインとして動作しJedit Xが強力なHTMLソースコードエディ
タに変身します。
・WebベースのHTMLチェッカーはもう要らない
インターネットに接続している必要もなく動作も高速です。またチェック結果
とエディタが連動するのでHTML編集を効率的に行えます。
・ファイルやURLをドロップするだけで一発チェック
メニュー「HTMLチェック」を選択しなくても、HTMLファイルやURLを
JChecker XのエラーブラウザへドロップするだけでHTMLチェックを行えます。
・79項目にわたりHTMLを厳重チェック
エレメントや属性のスペル、階層関係、対応する終了タグ、出現順序、属性値
のタイプ など79項目にわたるチェックを行います。 HTML2.0、HTML3.2、
HTML4.0、XHTML1.0、XHTML1.1、Compact HTML1.0、XHTML Basic
1.0など14種類のDTDに基づくチェックが可能です。
・見つけたエラーは一括自動修正
79種類のうち43種類のHTMLエラーについて自動修正をサポートしています。
たくさんのエラーを一発で修正する「一括修正」、ひとつひとつ確認しながら
できる「個別修正」のどちらでも可能です。
・リンク切れもまとめてチェック
HTML書類のなかのリンク先URLについて存在の有無をチェックします。ロー
カルリンク、リモートリンクのどちらもチェックできます。またリンク先のペ
ージもまとめてチェックする「再帰的チェック」もサポートしています。
・HTMLソースコードをより読みやすく
HTML整形はソースコードを読みやすい形に整えます。タグ階層に応じたイン
デントやデータ文からの改行コード削除などきめ細かなオプションが指定が可
能です。
・相対URLからも一発オープン
絶対URLでも相対URLでもcmd+クリックでリンク先ファイルを一発で開くこ
とができます。リモートURLであればブラウザが、ローカルファイルであれば
ファイル種別に応じたアプリケーションが開かれます。
・JChecker XならではのHTML編集メニュー
JChecker XをJedit Xにインストールすると、「タグを選択」「対になるタグ
を選択」「エレメントを選択」「選択タグの編集」「HTMLカラー値」など、
HTML編集に便利なアイテムが編集メニューに追加されます。
・これは便利「選択タグの編集」メニュー
編集したいタグのどこかにカーソルを置いて「選択タグの編集」を実行すれば、
タグに応じた属性を一覧/編集できるダイアログが現れます。
・役に立つマクロ集「HTML Macros For Jedit X」も付属
JChecker Xを実装するとHTML編集に便利な20種類近くのアップルスクリプ
トコマンドがJedit Xに追加されます。それらを活用したマクロ集「HTML
Macros For Jedit X」も付属しています。
動作環境
・JChecker Xには、エディタJedit Xのプラグインとして動作します。
・Jedit X Rev.1.34以上が必要です。
・Mac OS X 10.3以上で動作します。
・Universal Binary対応。PowrPC、Intel PCどちらのMacintoshでもネーティ
ブに動作します。
著作権、使用、配布について
・JChecker Xの著作権は、松本慧([email protected])にあります。著
作権者の許可なくJChecker Xの一部または全部を改変することはできません。
・JChecker Xはシェアウェアです。試用期間(20日)後も継続して利用される場
合はユーザー登録をしてライセンス料を支払う必要があります。
ユーザー登録は以下からオンラインで行えます。
https://www.artman21.net/shop/
・JChecker Xの使用によるどのような損害に対しても著作者は一切の責任を負
いません。またシェアウェア登録後のJChecker Xの使用権は第三者に譲渡、貸
与することはできません。
・非営利にかぎりJChecker Xはインターネットなどで自由に複製、配布ができ
ます。ただし、配布の際にJChecker Xのファイル構成/内容等に修正を加える
ことはできません。CD-ROMでの配布や商品にバンドルする場合は事前に著作
者の書面による許可が必要です。
・Netscape Navigator及びInterner Explore のHTML辞書の作成にあたっては、
石野恵一郎氏作成のDTDを利用しています。
ユーザーサポート
JChecker Xに関するお問い合わせ、ご要望、バグレポートなどがありまし
たら以下へお願いいたします。
連絡先: アートマン21 ユーザーサポート係
[email protected]
TEL/FAX 0466-24-1028
〒251-0055 神奈川県藤沢市南藤沢16-11
JChecker Xの最新版は以下のホームページで公開されています。
http://www.artman21.net/index.html
登録キーを忘れてしまったり、登録メールアドレスの変更は以下のURLから
オンラインで行えます。
http://support.artman21.co.jp/
第1章 とりあえず使ってみよう
1.1 インストール
JChecker Xは、以下の当社サイトからダウンロードできます。
http://www.artman21.net/product/JCheckerX/
ダウンロードファイルは以下のようにディスイメージファイル(.dmg)で提供さ
れます。ファイル名のなかの数字「100」はリビジョン番号なのでその時によ
ってリビジョン番号は違うかも知れません。
ー[ダブルクリック]→
ディスイメージファイル(.dmg)をマウスでダブルクリックするとドライブ「
JCheckerX100」がデスクトップに現れ、それをダブルクリックすると以下の
ようなウインドウが表示されます。
ファイル「読んでください」には、JChecker Xについての最新情報が書かれて
いますので、ひととおり読んでください。
プラグインのインストール
JChecker XはエディタJedit Xのプラグインとして動作し、その本体はプラグ
インファイル「JChecker X.plugin」です。
プラグインファイル「JChecker X.plugin」をドラッグして、Jedit Xのアプリ
ケーションアイコンへドロップするだけでインストールできます。
ーードロップー→
プラグインファイル「JChecker X.plugin」が以下のディレクトリへ自動的に
コピーされます。
/Library/Application Support/Jedit X/PlugIns/
付属プログラム のインストール
フォルダ「JChecker X Subprograms」には、辞書生成プログラム「
DtdToDicX」、HTML作成支援のためのいろいろなマクロ集「Jedit X HTML
Macros」、それらのマクロ(アップルスクリプト)からコールされるアップルス
クリプトアプリケーション「JHTML X」などの付属プログラムが収められて
います。
ーードロップー→
フォルダ「JChecker X Subprograms」を、アプリケーションフォルダにドロ
ップしてください。
<<注意>>フォルダ「Jedit X HTML Macros」のなかの各マクロをJedit Xマク
ロメニューへの登録するには、別途マクロごとに行う必要があります。詳しく
は、後述の 8.3 サンプルマクロ を参照してください。
1.2 アンインストール
JChecker Xプラグインを、Jedit Xからアンインストールするには、Jedit Xを
起動し、メニュー「Jedit X > プラグインについて > JChecker 」を選択し、
JCheckerのアバウトパネルを開き、その下部の「アンインストール」ボタンを
押してください。
以下のディレクトリから、プラグインファイル「JChecker X.plugin」がごみ
箱へ移動されます。
/Library/Application Support/Jedit X/PlugIns/
1.3 ライセンス
インストールが終わったら、Jedit Xを起動し文法チェックしたいHTMLファイ
ルを開いてみてください。すると、JCheckerの文法チェックが自動的に起動し、
ライセンスが未登録のときには以下のようなパネルが現れます。
登録せずに試用するときはボタン「とりあえず試用する」を押します。
登録しないまま20日間の試用期間が経過すると、HTMLチェックをするたびに
以下のようなダイアログがでるようになります。
ライセンスを購入する場合はボタン「ライセンスを購入」を押します。ライセ
ンスは以下のサイトからオンラインで購入できます。
https://www.artman21.net/shop/
当社からライセンスを購入しユーザーIDと登録キーを受け取ったらボタン「ラ
イセンスキーの入力」を押してください。
ボタン「ライセンスキーの入力」を押すと以下のようなライセンスパネルが表
示されますので、製品名ポップアップメニューで「JChecker X」を指定し、ユ
ーザーIDと登録キーを入力し「OK」ボタンを押してください。
1.4 HTMLの文法チェック
Jedit XでHTMLファイルを開けば自動的にJCheckerの文法チェックが実行さ
れます(環境設定「JChecker」で自動チェックをオフにすることもできます)。
するとチェック結果が以下のように「エラーブラウザ」に表示されます。
ドロップ&チェック
HTMLファイルをJedit Xから開かなくても、HTMLファイルのアイコンや、ブ
ラウザのURLを エラーブラウザのなかへドロップ するだけで文法チェックを
行うこともできます。
エラーブラウザ
エラーブラウザには、検出されたエラー
その内容が表示されます。
と注意点
のパラグラフ番号と
エラーメッセージを シングルクリックすると、そのエラーに対応するソースリ
ストの部分がJedit Xエディタウィンドウで選択表示されます。
ダブルクリックすると、そのファイルがjedit Xで開かれ、そのエラー部分が選
択表示されます。
自動修正可能なエラーについては、絆創膏ボタン
タンを押すとそのエラーが自動修正されます。
が表示されます。ボ
各カラムの見出し部分をクリックすると、エラーメッセージがそのカラムの内
容でソートされます。
またエラーブラウザには複数のファイルのエラー表示に対応しています。
はじめて文法チェックをしたとき、多くのユーザーはそのエラーと警告の多さ
に驚かれるかもしれません。「一体全体、JChecker X はどのような根拠をも
ってこんなにたくさんのエラーや警告を出すのか」と疑問に思われるかたは、
是非「第2章、HTML 文法チェックの根拠」をお読みください。
HTMLにエラーがたくさんあっても、プログラムのように止まってしまうわけ
ではありませんが、ブラウザ(ユーザーエージェント)によってはその部分が
無視されたり、解釈が違ってしまい思ったような見え方にならないという原因
になります。
第2章 HTML文法チェックの根拠
JChecher X で文法チェックすると予想以上にエラーや警告が多くでて、驚かれ
るかもしれません。この章ではJChecher X のエラーや警告がどのような根拠に
基づいているのかについて説明しています。
2.1 DTDと辞書
HTMLでは、文書のなかにどんなエレメントがあるのか、それぞれのエレメン
トではどんな属性をサポートしているのか、またエレメント間の階層関係や出
現順序はどうなっているのかなど、DTD (Document Type Definition)という
ファイルにすべて規定されています。
JChecker X ではこのDTDから辞書を生成し、それをもとにHTML書類をチェ
ックします。JChecker Xから出力されるほとんどのエラーメッセージと警告は
DTDを根拠としています。
DTDはHTMLのバージョンごとに存在します。
JCheckerには、HTML2.0/3.2/4.0、Netscape Navigator4.0、Internet
Explorer5.0 、XHTML1.0、XHTML1.1、Compact HTML1.0などの辞書をあ
らかじめ用意しています。JCheckerの辞書メニューで現在JCheckerがサポー
トしている辞書を一覧できます。
これらの辞書は、JChecker付属のプログラム「DtdToDic X」を使ってDTDか
ら自動生成されたものです。
したがって、DTDさえ入手できれば、辞書をユーザーが自由に追加できます。
また、DTDをユーザーがカスタマイズして「DtdToDicX」で辞書を生成すれ
ば、ユーザー独自の辞書を作成することも可能です。
なお、Netscape Navigator とInternet Explorer については公式DTDが存在し
ないため、web上のHTMLチェッカとして有名な石野恵一郎 氏作成のDTDを
許可を得て辞書を作成しました。
GUIのHTMLエディタで作成したHTML書類を、JChecker Xでチェックすると、
多くのエラーや警告がでて驚かれるかもしれません。警告やエラーがでるとい
うことは、少なくともDTDに準拠していない部分があるということですが、
HTMLはもともとプログラムとは異なり、エラーがあってもハングしたりする
ことはありません。しかし、警告やエラーの部分は、それぞれのブラウザが独
自に解釈したり無視したりすることになり、結果としてブラウザのバージョン
や種類によって見え方が違ってくる可能性があります。
2.2 Web上のHTML文法チェッカ
JChecher X はMacintosh上でオフラインでチェックしますが、HTML文法チ
ェッカにはインターネット上でチェックしてくれるサービスもあります。
JChecher X と同じようにDTDに基づいたチェックが行なわれます。
もし、JChecher X でエラーメッセージで納得できないときは、これらのサー
ビスでもチェックしてみてください。(JChecher X よりは権威があります。)
http://validator.w3.org/
HTMLの仕様を公開しているHTMLの本家、W3C(World Wide Web
Consortium)が行っているサービスです。チェックしたいホームページのURL
を入力すると、そのページの文法チェックを行います。日本語を含むHTML に
も対応していますが、エラーメッセージは英語で表示されます。
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllint.html
k16(石野恵一郎)氏が作成・運営している日本語対応のHTML文法チェッカです。
大変緻密な文法チェックを行います。HTML の文法チェックに関する有用な情
報も入手できます。JChecher X の辞書作成でもNetscape Navigator、Internet
Explorer のDTDでお世話になりました。
第3章 環境設定
3.1 初期設定ファイル
JChecker Xの環境設定値は、初期設定ファイル「jp.co.artman21.JCheckerX.
plist」に保存されています。初期設定ファイルはユーザーディレクトリのなかの
/Library/Preferences/jp.co.artman21.JCheckerX.plist
にあります。(なお、キーバインドなどJedit Xと共通の設定は、Jedit Xの初期
設定ファイル「jp.co.artman21.JeditX.plist」に保存されます)。
通常は初期設定ファイルを直接編集する必要はありませんが、以下ようなとき
初期設定ファイルを直接操作すると便利です。
すべての環境設定値を出荷時の状態に戻したい
Jedit Xを終了してからJChecker Xの初期設定ファイルをゴミ箱へ捨てて再度
Jedit Xを起動してください。すべてのJChecker Xの環境設定値が出荷時の状
態に戻ります。
現在の環境設定を別のマシンのJChecker X へコピーしたい
現在のJChecker Xの初期設定ファイルを、別のマシンのPreferencesフォルダ
へコピーすれば現在の環境設定が別のマシンのJChecker X にコピーされます。
3.2 文法チェックの設定
Jedit Xのメニュー「環境設定 」を開き、一番右の「 JChecker」アイコンをク
リックし、「HTML」タブを選択します。
メニュー「デフォルト辞書」
HTMLの文法チェックをするときに使用する辞書を指定します。
通常は「HTML 4.01 Transitional」を指定しておくと無難です。
DOCTYPEからチェックする辞書を決める
オンにしておくと、文法チェックに先立ちHTML書類の先頭のDOCTYPE宣言
を解釈して、使用する辞書をきりかえるようにします。
HTML書類を開いたときに自動チェックする
オンにしておくと、Jedtt X でHTML書類を開いたときに自動的にHTMLの文
法チェックをします。
HTML書類が変更されていたときは自動チェックする
オンにしておくと、Jedtt X でHTML書類を修正した後、JChecker Xのエラー
ブラウザを選択すると自動的に再チェックを行います。
メニュー「チェックを始める前に」
新たな文法チェックに先立ち、エラーブラウザに表示されているこれまでのチ
ェック結果をどのように処理するかを指定します。
「なにもしない」を指定すると、これまでのチェック結果の表示をそのままに
して次のチェックを開始します。
「すべてのエラーをクリア」を指定すると、エラーブラウザをクリアしてから
次のチェックを開始します。
「すべてのファイル項目を閉じる」を指定すると、エラーブラウザの既存のフ
ァイル項目を閉じてから次のチェックを開始します。
サウンド
チェックが終わって、エラーがあったとき、注意点があったとき、エラーも注
意点もなかったときに、それぞれどのようなサウンドで知らせるかを指定しま
す。
指定できるサウンドのうち、ErrorSound、CautonSound、NoErrorSound は
JChecker独自のものですが、そのほかに
/Library/Sounds/
/System/Library/Sounds/
/Library/Sounds/
に登録されているサウンドも指定できます。
3.3 リンクチェックの設定
Jedit Xのメニュー「環境設定 」を開き、一番右の「 JChecker」アイコンをク
リックし、「リンク」タブを選択します。
タイムアウト
インターネット上のリンクを調べるときのタイムアウト時間を指定します。回
線速度などによっても違ってきますが通常は20秒程度を指定しておいてくださ
い。
ローカルリンクをチェックする
ローカルリンクとは、リンク先がローカルディスク内にあるファイルのとき、
または、同一HTMLファイル内のアンカーのときです。ローカルリンクはネッ
トワークへのアクセスを伴わず高速にチェックできるので、通常はオンにして
おいてください。
リモートリンクをチェックする」
リモートリンクとは、リンク先がネットワーク上のファイルのときです。 イン
ターネットにつながっていないときや、とりあえずローカルリンクだけをチェ
ックしたいときなどにはオフにしてください。
サポートしていないプロトコルは警告する」
JCheckerでチェックできるプロトコルは、「http://....」「https://....」「ftp://..
..」「file://....」の4種類です。このチェックをオンにしていると、チェックで
きないプロトコル(mailto: など)があったときに警告メッセージを表示しま
す。
3.4 整形の設定
Jedit Xのメニュー「環境設定 」を開き、一番右の「 JChecker」アイコンをク
リックし、「整形」タブを選択します。
階層に応じたインデントを付加する
HTMLの文章は階層構造になっています。<HTML>タグの下には <HEAD>
<BODY>タグがあり、さらに<BODY>タグの下には<HR> <IMG> <TABLE>タ
グなどが連なっています。この階層構造をインデントで表現するかどうかを指
定します。オンにすると以下のように整形が行われます。階層構造の深さに応
じてタグの前にタブコードが付加されて以下のようにインデント表示されます。
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>タイトル</TITLE>
</HEAD>
<BODY BGCOLOR="#FFFFFF">
.....................
</BODY>
</HTML>
<タグ>ラベルは1行にまとめる
'<'マークで始まり'>'マークで終わる1つのタグが、複数行にまたがっていたと
きに1行にまとめるかどうかを指定します。 またオンの時は、アンカーに余分
なスペースが入らないようにタグ</A>は行末に付加されるようになります。
データ文からタブ/改行を削除し1行にする
オンにすると、データ文にあるタブ・改行・連続したスペースを1つのスペー
スに置き換え、データ文を1行にまとめます。ただし、 <PRE> <SERVER>
<SCRIPT> <STYLE> <LISTING> <XMP> <PLAINTEXT>のエレメントに含まれ
るデータ文(CDATA)については処理を行いません。
属性値は自動的に" "マークで囲む
オンにすると、整形時に" "マークで囲まれていない属性値があったら自動的に"
"マークで囲みます。
インデントタブ幅
整形をするときにタブ幅を指定します。Jedit Xのメニュー「書式 > パラグラフ >
タブ幅」のタブ幅もこのタブ幅に自動的に変更されます。
エレメント名
整形のときに、エレメント名を大文字にするか、小文字にするか、それともな
にもしないかをポップアップメニューで指定します。
属性名
整形のときに、属性名を大文字にするか、小文字にするか、それともなにもし
ないかをポップアップメニューで指定します。
インデントも改行もしないタグ(文字修飾系)
インデントも改行もしないエレメントを登録します。工場出荷時には以下のイ
ンラインエレメントが登録されています。
a abbr acronym applet b basefont bdo big button cite code dfn em font i
iframe img input kbd label map object q s samp script select small span
strike strong sub sup textarea tt u var
開始タグはインデントするが終了タグは改行もインデントもしない
工場出荷時には以下のエレメントが登録されています。
caption dd li p td th title
インデントはしないが開始タグ直後で改行する
工場出荷時には以下のエレメントが登録されています。
br wbr !-開始タグ直前でインデントし開始タグ直後で改行する
工場出荷時には以下のエレメントが登録されています。
hr
上記のいずれにも指定されていないエレメントについては開始タグと終了タグ
で行を変えてインデントします。
3.5 メッセージの設定
Jedit Xのメニュー「環境設定 」を開き、一番右の「 JChecker」アイコンをク
リックし、「メッセージ」タブを選択します。
「メッセージ」の設定では、文法チェックやリンクチェックで出力されるメッ
セージについて、その種別や自動修正モードをカスタマイズできます。
メッセージNo.
メッセージNo.は1文字の英字とそれに続く3桁の連番で表されます。HTMLの
文法チェックで検出されるものには「H」で、リンクチェックで検出されるも
のには「L」で始まる番号になります。
種別
検出されたときに、エラー
として表示するか、注意点
か、あるいは無視して表示しない
として表示する
かを指定します。
修正
自動修正可能なエラーについてはチェックボックスが表示されます。
メニュー「自動修正 > 書類全体」を実行したとき、そのエラーを一括修正に
含める場合はチェックします。
タイトル
メッセージの内容です。「%1」や「%2」などで表示される部分には、実際に
表示されるときにふさわしい文字列がセットされます。
テーブルのソート
メッセージテーブル上部の見出しの各カラムをクリックすると、そのカラムの
内容でテーブルがソートされます。
3.6 ショートカットキーの設定
JChecker Xの各メニューには、ユーザーが自由にショートカットキーを割り当
てることができます。
ショートカットキーは、Jedit Xの「環境設定」「キーバインド」「メニューシ
ョートカットキー」で、Jedit Xの他のショートカットを同じようにカスタマイ
ズできます。
第4章 編集操作
4.1 HTML編集メニュー
JChecker XをJedit Xにプラグインとして組み込むと、以下のHTML編集メニ
ューが、Jedit Xの編集メニューに追加されます。
タグを選択
タグのなかのどこかにキャレットを置いてメニュー「タグを選択」を実行する
と、そのタグ全体 ( < から > まで) が、選択されます。
対になるタグを選択
開始タグのどこかにキャレットを置いてメニュー「対になるタグを選択」を実
行すると、そのタグの終了タグが選択されます。終了タグにキャレットを置け
ば、開始タグが選択されます。
エレメントを選択
開始タグあるいは終了タグのどこかにキャレットを置いてメニュー「エレメン
トを選択」を実行すると、そのエレメント全体 (開始タグの始まりの < から、
終了タグの最後の > まで)が選択されます。
また、データのなかにキャレットを置いてメニュー「エレメントを選択」を実
行するとデーター全体が選択されます。
選択タグを編集
開始タグのどこかにキャレットを置いてメニュー「選択タグを編集」を実行す
ると、それぞれのタグに応じたタグ編集ダイアログが表示されます。
例えば<body>タグのなかで実行すると、以下のような<body>タグ編集ダイア
ログが表示されます。
ダイアログにはbodyエレメントで指定できる各種の属性が表示されます。
必須属性のときは属性名が太字で表示されます。
旧式で使用が奨められない属性のときはイタリック体で表示されます。
属性に希望の値を入力して「OK」ボタンを押せば、それらの属性と属性値が
タグのなかに書き込まれます。属性値をブランクにして「OK」ボタンを押せ
ば、その属性はタグから削除されます。
URLの入力が必要な属性には
ボタンが表示されます。ボタンを押すとファ
イルダイアログが現れファイルを指定するとその相対URLが属性値のフィール
ドに書き込まれます。
カラー値の入力が必要な属性には、カラーウエル
が表示され、クリックす
るとカラーパネルが表示されます。希望の色をクリックするとそのRGB値が属
性フィールドにセットされます。またフィールドはcomboメニューになってい
てメニューを選択してカラー名(英語)でも指定できます。
ボタンを押すとそのエレメントについての
WDG (Web Design Group、 http://www.htmlhelp.com/ )
のオンラインヘルプが表示されます。
共通属性を指定できるエレメントについては「コア」、「国際属性」、「スク
リプトイベント」のボタンが表示されます。ボタンを押すとそれらの属性編集
ダイアログが現れます。
「選択タグを編集」は、HTML 4.01 TransitionalのDTDをベースとして以下の
60数種類エレメントの編集をサポートしています。
"br", "img", "a", "map", "area", "font", "bdo", "iframe", "basefont",
"applet", "object", "parameter", "span", "q", "p", "hr", "div", "h1", "h2",
"h3", "h4", "h5", "h6", "blockquote", "pre", "ins", "del", "base", "link",
"meta", "script", "style", "title", "xml", "doctype", "html", "head",
"body", "frame", "frameset", "table", "caption", "col", "colgroup",
"thead", "tbody", "tfoot", "th", "tr", "td", "form", "input", "button",
"label", "select", "optgroup", "option", "textarea", "fieldset", "legend",
"dl", "dt", "dd", "ol", "ul", "li"
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
JHTML Xパネル
メニュー「JHTML X」を実行すると以下のような「JHTML X」のメインパネ
ルが表示されます。
パネルの各ボタンを押すと、それぞれのボタンに応じたタグ編集ダイアログが
現れます。新規にタグを作成するときや、テーブルを作成するときに利用する
と便利です。
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
HTMLカラー値
カラー値(RGB値またはカラー名)を選択してから、メニュー「HTMLカラー
値」を実行すると、以下のようなHTMLカラー値編集ダイアログが表示されま
す。
カラー値を、カラー名リストまたはカラーパレットから指定できます。
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
新規テーブル
テーブルを作成したい位置にキャレットをセットメニュー「新規テーブル」を
実行すると以下のようダイアログが現れます。
希望の値をセットして「OK」ボタンを押してください。
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
CSVからテーブル生成
テーブルにしたいタブ区切りデータまたはカンマ区切りデータをマウスで選択
し、メニュー「CSVからテーブル生成」を実行すると以下のようダイアログが
現れます。
希望の値をセットして「OK」ボタンを押してください。
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
番号付きリスト
番号付きリストにしたい部分をマウスでマウスで選択し、メニュー「番号付き
リスト」を実行すると、その部分が番号付きリストに変換され、そして以下の
ようダイアログが現れます。
特に属性を指定する必要がなければ「キャンセル」ボタン、属性を指定したと
きは「OK」ボタンを押してください。
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
番号なしリスト
番号なしリストにしたい部分をマウスでマウスで選択し、メニュー「番号なし
リスト」を実行すると、その部分が番号なしリストに変換され、そして以下の
ようダイアログが現れます。
特に属性を指定する必要がなければ「キャンセル」ボタン、属性を指定したと
きは「OK」ボタンを押してください。
<注意>このメニューの実行に、JChecker Xの付属プログラム「JHTML X」
が必要です。「JHTML X」は、フォルダ「JChecker X Subprograms」のな
かに格納されています。
定義リスト
定義リストにしたい部分をマウスでマウスで選択し、メニュー「定義リスト」
を実行すると、その部分が定義リストに変換されます。
「定義名」と「その説明」がタブで区切られた1行を1つの定義とします。
4.2 URLへリンクする
Jedit X の基本機能としてURL部分をcmd+クリックするとwebブラウザにその
ページが表示されます。
JChecker XをJedit Xに組み込むと、URL部分が「相対URL」であってもcmd+
クリックでリンク先ファイルを開くことができます。
URL部分が、リモートURLであればWebブラウザで、ローカルURLであればリ
ンク先のファイル種別に応じたアプリケーションで開かれます。
4.3 ファイルのドロップ
Jedit X で編集中のHTML書類にファイルをドロップすると、以下のようにフ
ァイルの種類に応じたタグが自動生成されます。URLにはHTML書類からファ
イルへの相対URLが埋め込まれます。(ただしHTML書類が未保存でパスが確
定していないときは絶対URLが埋め込まれます。)
画像ファイル(png, jpeg, gif)
<img src="xxxx.gif" width="999" height="999" alt="xxxx.gif" >
XHTML書類のときは
<img src="xxxx.gif" width="999" height="999" alt="xxxx.gif" />
QuickTimeムービー
<object classid="clsid:02BF25D5-8C17-4B23-BC80-D3488ABDDC6B" width="---"
height="---"codebase="http://www.apple.com/qtactivex/qtplugin.cab">
<param name="src" value="ファイル名">
<embed src="ファイル名" width="---" height="---" autoplay="true"
controller="true"
pluginspage="http://www.apple.com/quicktime/download/">
</embed>
</object>
flashムービー
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000"
codebase="http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/
swflash.cab#version=4,0,0,0" width="---" height="---">
<param name="movie" value="ファイル名">
<embed src="ファイル名" width="---" height="---" bgcolor="#" loop="false"
quality="high"
pluginspage="http://www.macromedia.com/shockwave/download/index.cgi?
P1_Prod_Version=ShockwaveFlash" type="application/x-shockwave-flash>
</embed>
</object>
Javascriptファイル(.js)
<script src="ファイル名" type="text/javascript"></script>
スタイルシート(.css)
<head>エレメント内にドロップしたとき
<link rel="stylesheet" href="ファイル名" type="text/css">
XHTML書類のときは
<link rel="stylesheet" href="ファイル名" type="text/css" />
アイコンファイル(.ico)
<head>エレメント内にドロップしたとき
<link rel="shortcut icon" href="ファイル名" type="image/x-icon">
XHTML書類のときは
<link rel="shortcut icon" href="ファイル名" type="image/x-icon" />
上記以外のファイル
<head>エレメント内にドロップしたとき
<link rel="????" href="ファイル名" type="text/html">
XHTML書類のときは
<link rel="????" href="ファイル名" type="text/html" />
<head>エレメント以外にドロップしたとき
<a href="ファイル名"> [領域選択されていた内容]</a>
第5章 エラーブラウザ
5.1 基本操作
HTML文法チェックやリンクチェックを行うと、検出されたエラーや注意点は
エラーブラウザにリストアップされます。また、メニュー
ザ」を選択しても、ラーブラウザの表示を行えます。
の「エラーブラウ
マルチファイル対応
エラーブラウザは複数ファイルのエラー表示に対応していて、ファイルごとに
アウトライン表示します。
ファイル行の左の三角をクリックするとそのファイルのエラーリストを開閉で
きます。
環境設定「HTML」で「チェックを始めるまえに:」に「 すべてのファイル項
目を閉じる」が指定されているときは、つねに1つのファイルだけが開かれる
ようになります。
エラーリストには、検出されたエラー
の内容が表示されます。
と注意点
のパラグラフ番号とそ
HTMLソースコードとの連動
ファイル行をダブルクリックすると、そのファイルがJedit Xで開かれそのウイ
ンドウが最前面に表示されます。
エラーメッセージ部分を シングルクリックすると、ソースリストの対応部分が
Jedit Xエディタウィンドウで選択表示されます。ダブルクリックすると、その
ファイルがJedit Xで開かれ、そのエラー部分が選択表示されます。
エラーの個別自動修正
自動修正可能なエラーについては、絆創膏ボタン
タンを押すとそのエラーが自動修正されます。
が表示されます。ボ
エラー行の選択
シングルクリックするとその行だけ選択されます。
shift+クリックすると、先に選択された行からその行まで複数行が選択されま
す。
cmd+クリックすると、その行が不連続選択されます。
ファイル行をシングルクリックすると、そのファイルのすべてのエラー行が選
択されます。
エラー行の削除
削除したい行(複数可)を選択してdeleteキーを押すと削除さます。
エラー行をすべて選択してdeleteキーを押すとファイル行も一緒に削除されま
す。
また、メニュー
す。
の「クリア」/「すべてクリア」でもエラー行の削除を行えま
エラー行のソート
各カラムの見出し部分をクリックすると、エラーメッセージがそのカラムの内
容でソートされます。
5.2 ツールバー
エラーブラウザではカスタマイズ可能なツールバーをサポートしています。
エラーブラウザを最前面に表示し、メニュー「表示 > ツールバーのカスタマイ
ズ」を実行すると以下のようなカスタマイズパネルが現れます。
また、一部のツールバーアイテム(HTMLチェック、リンクチェックなど)は、
Jedit Xの編集ウインドウのツールバーにも指定できます。
エラーブラウザのすべてのエラー行をクリアします。
メニュー
「すべてクリア」を実行するのと同じです。
エラーブラウザの選択されているエラー行をクリアします。
メニュー
「クリア」を実行するのと同じです。
最前面のHTML書類の文法チェックを行います。
メニュー
「HTMLチェック」を実行するのと同じです。
このアイテムはJedit Xの編集ウインドウでも利用できます。
最前面のHTML書類のリンクチェックを行います。
メニュー
「リンクチェック」を実行するのと同じです。
このアイテムはJedit Xの編集ウインドウでも利用できます。
最前面のHTML書類の文法チェックとリンクチェックを行います。
メニュー
「両方チェック」を実行するのと同じです。
このアイテムはJedit Xの編集ウインドウでも利用できます。
最前面のHTML書類を起点に再帰的チェックを行います。
メニュー
「再帰的チェック」を実行するのと同じです。
このアイテムはJedit Xの編集ウインドウでも利用できます。
最前面のHTML書類で選択されているタグにつて、辞書ブラウザを開きます。
メニュー
「辞書で調べる」を実行するのと同じです。
HTMLチェックするときの辞書を指定します。この指定は、環境設定「JChecker
> HTML」の「デフォルトの辞書」「DOCTYPE宣言からチェックする辞書を
決定する」と連動します。
エラー行がなにも選択されていないときは、最前面のHTML書類全体について
い自動修正を実行します。
エラー行が選択されているときは、選択されているエラーについて自動修正を
行います。
選択されているエラーについて、そのエラー解説をドロワに表示します。
最前面のHTML書類全体について指定のWebブラウザでブラウズします。この
アイテムはJedit Xのツールバーアイテムです。詳しい使い方は、Jedit X ヘルプ
「5.6 ツールバー」を参照してください。
最前面のHTML書類について整形を行います。HTML書類のなかに選択部分が
あるときは選択部分だけ、なにも選択されていないときは書類全体が整形され
ます。
このアイテムはJedit Xの編集ウインドウでも利用できます。
最前面のHTML書類全体について最小化を行います。
このアイテムはJedit Xの編集ウインドウでも利用できます。
メニュー
「HTMLを最小化」を実行するのと同じです。
5.3 チェック結果の保存
チェック結果を保存するには、エラーブラウザ右下の「保存」ボタンを押しま
す。すると、以下のように保存先とレコード形式を聞いてきます。
レコード形式に「マルチライン」を指定すると1つのエラー行が以下ように2行
で保存されます。
/Users/foo/bar/xxxxxx.html {loc:6455,len:59}
00315 (E) H076: タグ<script>の必須属性 'type' が定義されていません。
1行目がファイルパスと、エラーレンジ。2行目がパラグラフ位置、エラー種別
(エラーか注意か)、エラー番号、エラーの説明です。
1行目を、cmd+クリックすると、そのHTMLファイルがJedit Xで開かれ、エ
ラー部分が選択表示されます。
レコード形式に「タブ区切り」を指定するとエラー行を以下のタブ区切りレコ
ード(1行)で保存されます。
ファイルパス[tab]パラグラフ位置[tab]エラー種別[tab]エラー番号[tab]エラ
ーの説明[LF]
第6章 チェック
6.1 HTMLチェック
いろいろあるチェック方法
HTML文書の文法チェックを行う方法としては以下の5通りの方法があります。
・Jedit XでHTML文書を開き、メニュー
「HTMLチェック」を実行する。
・チェックしたいHTMLのファイルアイコンをエラーブラウザへドロップする。
・チェックしたいHTMLのURLをエラーブラウザへドロップする。
・エラーブラウザのツールバー「HTMLチェック」を実行する。
・Jedit Xの編集ウインドウのツールバー「HTMLチェック」を実行する。
どの辞書でチェックするか
文法チェックは「辞書」をもとに行われます。どの「辞書」を使うかは、環境
設定「JChecker > HTML」またはツールバーの「HTML辞書」で指定できま
す。
辞書に「DOCTYPEに準拠」を指定しておくと、HTMLのDOCTYPE宣言に対
応する辞書が自動的に選択されます。通常、辞書メニューでは 「DOCTYPEに
準拠」か「 HTML 4.01 Transitional」を指定しておくと無難です。
エラーの修正
チェックを行ったとき、場合によっては、エラーや警告が100件以上もでて
驚くかもしれません。
まず、単純なエラーや警告については、メニュー
「自動修正」を実行して
まとめて修正してください。JCheckerでは43種類のエラーについて自動修正
をサポートしています。
対応する終了タグがなかったり、含むことができないサブエレメントを指定し
ているなどのHTMLの階層構造を壊すようなエラーは、その行以降の階層構造
をすべて壊していまうので、1つのエラーがたくさんのエラーを誘発します。
終了タグがあるのに「終了タグが見つからない」というエラーがでたりするの
は、そのエレメントの中に階層構造を壊すエラーを含んでいるからです。もと
になるエラーを修正すれば、まとめてたくさんのエラーを減らすことができま
す。
6.2 リンクチェック
メニュー
「リンクチェック」を実行するか、ツールバーの「リンクチェッ
ク」ボタンをクリックすると、最前面のHTML文書内のリンクについて、その
リンク先が実際に存在するかどうかをチェックします。エラーや警告を検出す
ると、それらをエラーブラウザに表示します。
環境設定「JChecker」「リンク」でローカルリンクとリモートリンクのそれど
れについてチェックするかどうかを指定できます。
リンクチェックは、辞書で属性値のタイプに「CDATA(URI)」が指定されてい
る属性値について行います。具体的には
"a", "body", "layer", "bgsound", "embed", "marquee","object", "ilayer",
"form", "del","ins", "input", "img", "applet", "area", "link", "base"
の要素にあらわれる属性
"background", "background-image", "cite", "data", "classid", "longdesc",
"pluginspage", "profile", "action", "src", "usemap", "codebase", "href"
のなどの値(URI)です。なお mailto: で指定されるアドレスについてはチェッ
クは行いません。
リンクチェック中には以下のようのプログレスバーが表示され進行状況がわか
ります。
6.3 両方チェック
メニュー
「両方チェック」を実行するか、ツールバーの「両方チェック」
ボタンをクリックすると、、編集ウィンドウのHTML文書の文法チェックとリ
ンクチェックの両方を同時に行います。
6.4 再帰的チェック
メニュー
「再帰的チェック」を実行するか、ツールバーの「再帰的チェッ
ク」ボタンをクリックすると、リンクチェックをしながら、さらにそのリンク
先のHTML書類のチェックも行います。すなわち、トップページで「再帰的チ
ェック」を実行すれば、そこから相対リンクしている下流のページを根こそぎ
チェックできます。
メニュー
「再帰的チェック」を選択すると以下のようなパネルが現れます。
リンクの深さ1のときは、最初のページからリンクしているページ(子ペー
ジ)までをチェックします。深さ2のときは、子ページからリンクしている孫
ページまでチェックします。
リンクの深さを大きくすると、チェックするページ数が幾何級数的に増大して
しまうので、必要以上には大きくしないでください。
ラジオボタン「HTMLチェック」を指定すると、文法チェックだけ行います。
ラジオボタン「リンクチェック」を指定すると、リンクチェックだけ行います。
ラジオボタン「HTML+リンクチェック」を指定すると、文法とリンクの両方
をチェックします。
6.5 自動修正
JCheckerでは、HTMLチェックで検出する79種類のエラーのうち、43種類の
エラーについて自動修正をサポートしています。
自動修正には、以下の3つのモードがあります。
・個別修正
HTMLチェックを行うと、エラーブラウザで、自動修正可能なエラーについ
ては絆創膏ボタン
動修正されます。
が表示されます。ボタンを押すとそのエラーが自
・選択部分の一括修正
エラーブラウザで修正したいエラーを選択(複数可)して、メニューメニュ
ー
「自動修正 > 選択されたエラー」を実行するか、ツールバー「自動修
正」をクリックします。
・書類全体の一括修正
メニュー
「自動修正 >書類全体」を実行すると、最前面のHTML書類の
自動修正を行います。
一括修正で、1行に複数のエラーがあるようなときは1回の一括修正では修正し
きれない場合があります。そのようなときはもう一度一括修正を行ってくださ
い。
環境設定「JChecker」の「メッセージ」で、個々のエラーについて一括修正に
含めるかどうかを指定できます。エラーのうちチェックボックスがあるエラー
が自動修正可能なエラーで、そのチェックボックスをオフにすれば一括修正に
は含まれなくなります。
6.6 HTMLの整形
メニュー
「HTMLを整形 > 書類全体」を実行すると、エレメントの階層構
造などが一目で分かりやすくなるように最前面のHTML書類をインデントをつ
けて整形します。
メニュー
「HTMLを整形 > 選択部分」を実行すると、最前面のHTML書類
の選択部分だけを整形します。
チェックしたエラーメッセージで原因がよくわからな いようなときは、この「
HTMLを整形」で、文書を階層構造で表記してみるとエラーの原因をみつけや
すくなります。
また、整形するときに階層構造を解釈する上でエラーがあると「正しく整形で
きないことがある」旨の警告が表示されます。
整形には、環境設定「JChecker > 整形」でいろいろなオプションをつけること
ができます。詳しくは、 3.4 整形の設定 を参照してください。
6.7 HTMLの最小化
HTMLでは、連続したホワイトスペース(半角スペース、タブコード、改行コ
ード)は1つの半角スペースに置き換わります。したがって、ソースリスト上
にあるたくさんのスペース、タブコード、改行コードはHTMLの表示では意味
を持ちません。そこで、そのような無駄なホワイトスペースをソースリストか
ら取り除いてしまうのが「最小化」です。
メニュー「チェック」「最小化」を実行すると、以下のように最小化したとき
の効果が表示されます。最小化するときは「はい」ボタンを押します。
最小化するとおおむね10%程度の縮小が可能です。そのぶん、インターネット
上の転送時間が短くなり、またサーバー上のスペースも節約できます。
ただし、最小化を行うとソースリストの視認性が著しく低下しますので、ソー
スを変更するときはメニュー「HTMLを整形」で整形してから編集してくださ
い。
なお、pre、script, xmp, listing, plaintext, style, server などのデータタイプが
CDATA の要素については最小化は行いません。
第7章 辞書
HTMLには、HTML2.0, HTML3.2, HTML4.01, XHTML1.0, XHTML1.0など
多くのバージョンがあり、バージョンによってエレメントや属性の仕様が異な
ります。JCheckerでは、それらのバージョンごとにその規則をおさめた辞書を
用意し、バージョンに応じた文法チェックができるようになっています。また
辞書の追加やカスタマイズも行えます。
辞書は、以下のフォルダのなかに格納されています。
~/Library/Application Support/JChecker X/dictionaries/
7.1 辞書ブラウザ
メニュー
「辞書」を開くと、以下のように「dictionaries」フォルダに格納さ
れている辞書がアルファベット順に表示されます。
希望の辞書を選択しメニューを実行すると、その内容が辞書ブラウザに表示さ
れます。
ウィンドウ上部は、PUBLIC識別子とSYSTEM識別子が表示されます。
上記の例では、HTMLのDOCTYPE宣言のPUBLIC識別子に「-//W3C//DTD
HTML 4.01 Transitional//EN」が指定されたときに、この辞書でチェックし
ます。
ウィンドウ左には、使用できるエレメントがアルファベット順にリストされて
います。リストから希望のエレメントを選択すると、そのエレメントに関する
情報が右側に表示されます。
エレメント情報の上部には、そのエレメントの開始タグ、終了タグが省略可能
かどうかが表示されます。
ボタンを押すとそのエレメントについての
WDG (Web Design Group、 http://www.htmlhelp.com/ )
のオンラインヘルプが表示されます。
「属性」には、このエレメントで指定できる属性がリストされています。リス
トのどこかをクリックすると、その属性のデフォルト値とその属性値のタイプ
が下に表示されます。
「子エレメント」には、このエレメントで含むことができるサブエレメントが
リストされます。リストのなかのエレメントをダブルクリックすると、そのエ
レメントについての表示に切り替わります。
「親エレメント」には、このエレメントを含むことができる親エレメントがに
リストされます。リストのなかのエレメントをダブルクリックすると、そのエ
レメントについての表示に切り替わります。
7.2 辞書の生成(DtdToDicX)
JCheckerの辞書は、公開されている DTD (Document Type Definition) から付
属プログラム「DtdToDicX」で自動生成されます。
フォルダ「JChecker X Subprograms」のなかのフォルダ「DTD」には、辞書
のもとになったDTDファイルが格納されています。またファイル「DTDの入手
先」には、それらのDTDが公開されてるURLが記されてます。
辞書を生成するには、DTDファイルをDtdToDicXのプログラムアイコンにドロ
ップしてください。
ーードロップ ー→
ログウインドが現れ、なんらかの問題があったときは警告メッセージ表示され
ます。変換が終わると「変換が終了しました...」が表示されます。
問題がなければ、メニュー「ファイル > 保存する」を実行します。すると以下
ように辞書の名前、PUBLIC 識別子、SYSYEM識別子を聞いてきます。
辞書の名前は、JChecker Xの辞書メニューに表示される名前です。
「PUBLIC 識別子」「SYSYEM識別子」は、DTDから抽出するようになってい
ますが、誤りがあればここで修正してください。
「保存ボタン」を押すと「辞書の名前.dict」のファイル名で保存されます。
生成された辞書を「dictionaries」フォルダに移動し、JCheckerを再起動すれ
ば、辞書メニューにその辞書名があらわれます。「dictionaries」フォルダを
開くには、メニュー
「辞書 > Finderで開く」を使うと簡単です。
DtdToDicX 留意点
・DTDそのものに誤りがあるようなときは、正しく辞書を生成できない場合が
あります。
・DtdToDicXの変換はフラットなDTDファイルに限られます。DTDから別の
DTDを読込むような形式のDTDファイルについては未サポートです。
・DtdToDicXはユニバーサルアプリケーションです。
7.3 辞書ファイルの構造
辞書ファイルは、xmlファイルなのでJedit Xなどのエディタでその内容を直接
見ることができ、また構造も簡単なのでユーザーが直接書き換えることも可能
です。
辞書ファイルをJedit Xのアプリケーションアイコンへドロップすれば、その内
容が表示されます。
最初の階層には以下の5項目があります。
ApplicationName
DoctypeName
SystemIdentifier
VersionNumber
DtdDictionary
ApplicationName はこの辞書を使うアプリケーション名で常に「JChecker
X」です。DoctypeName はこの辞書のPUBLIC 識別子です。SystemIdentifier は、この辞書のSYSTEM 識別子です。VersionNumberはこの辞書のバージョ
ン番号です。
そして、DtdDictionaryのなかにすべてのエレメントが定義されています。
各エレメントには、そのエレメントで利用できる属性 Attributes、子エレメント
ChildElements、親エレメント ParentElements そして、エレメントタイプ
TypeString が定義されています。
エレメントタイプは3文字からなりタグが省略可能かどうかを示します。
--O
OO
開始タグも終了タグも省略不可
終了タグだけ省略可
開始タグも終了タグも省略可
なお、文字Oは省略を意味する「omit」の頭文字です。
属性に関する記述では、以下のようなフォーマットになってます。
属性名、タブコード、タイプ、タブコード、状態
タイプには、CDATA、NAME、ID、NUMBERなど属性値のタイプを示す文字
列、あるいは、とりうる値が指定されます。
状態には、属性値のデフォルト値、あるいは以下の#付きキーワードが指定さ
れます。
#IMPLIED
#REQUIRED
#FIXED
親エレメントから属性値が継承され、デフォルトの値が
ユーザーエージェントからあたえられる
そのエレメントに必ず必要な属性。必須属性。
属性値が指定のもので固定されている。
例えば
align
(top¦bottom¦left¦right)
#IMPLIED
属性alignには、top、bottom、left、rightのどれかを指定でき、省略されたと
きは親エレメントまたはユーザーエージェントのデフォルト値が採用されます。
alt
CDATA(Text)
#REQUIRED
altの属性値はテキストで、必ず指定しなければならない属性であること示して
います。
scrolling
(yes¦no¦auto)
auto
属性scrollingには、yes、no、autoのどれかを指定でき、属性が省略されたと
きは、autoが指定されたものとして動作します。
7.4 辞書のカスタマイズ
辞書をカスタマイズするには以下の2つ方法があります。
1)辞書ファイルをエディタで直接修正する
2)DTDファイルをエディタで修正し、DtdToDicXプログラムで辞書を生成し
直す。
ここでは、HTML4.01Transitionalの辞書のbodyエレメントに属性 leftmargin
と topmargin を追加する場合を例に説明します。
辞書ファイルを直接修正する場合
辞書のbodyエレメントの属性に関する部分を修正します。
HTML4.01Transitionalの辞書をJedit Xで開き、文字列
<key>BODY</key>
を検索します。すると、bodyエレメントの属性に関する部分は、1247パラグ
ラフ目から始まり以下のようになっています。
<key>Attributes</key>
<array>
<string>id
ID
<string>class
CDATA
<string>style
CDATA
..........................
..........................
<string>vlink
CDATA
<string>alink
CDATA
</array>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
leftmarginとtopmarginの属性を追加すると以下のようになります。
<key>Attributes</key>
<array>
<string> leftmargin
<string> topmargin
<string>id
ID
<string>class
CDATA
<string>style
CDATA
..........................
..........................
<string>vlink
CDATA
<string>alink
CDATA
</array>
CDATA #IMPLIED</string>
CDATA #IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
#IMPLIED</string>
上記2行を追加して辞書を保存しなおせば修正が完了です。
DTDから修正する場合
DTDから修正するには、DTDの読み方を知らないと修正できませんが、Web
上の解説ページなどを参照してください。(「DTDの読み方」で Googleすると
DTDについて解説しているページが沢山ヒットします。)
HTML4.01TransitionalのDTDファイル「HTML401Transitional.dtd」をエデ
ィタで開くと、その313パラグラフ目に以下のようなbodyの属性定義部分があ
ります。
<!ATTLIST BODY
%attrs;
-- %coreattrs, %i18n, %events -onload
%Script; #IMPLIED -- the document has been loaded -onunload
%Script; #IMPLIED -- the document has been removed -background
%URI;
#IMPLIED -- texture tile for document
background -%bodycolors;
-- bgcolor, text,link,vlink,alink ->
leftmarginとtopmarginの属性を追加すると以下のようになります。
<!ATTLIST BODY
%attrs;
-- %coreattrs, %i18n, %events -onload
%Script; #IMPLIED -- the document has been loaded -onunload
%Script; #IMPLIED -- the document has been removed -background
%URI;
#IMPLIED -- texture tile for document
background -%bodycolors;
-- bgcolor, text,link,vlink,alink -leftmargin CDATA #IMPLIED
topmargin CDATA #IMPLIED
>
上記2行を追加し保存して、そのDTDファイルをDtdToDicXプログラムで辞書
を生成し、dictionariesフォルダの古い辞書と入れ替えてください。
第8章 アップルスクリプト
8.1 HTML編集のためのコマンド
JChecker XをJedit Xに組み込むと、以下のHTML編集のためのAppleScriptコ
マンド19種類がJedit Xに追加されます。各コマンドのパラメータについては、
メニュー「ヘルプ > AppleScript用語説明」を参照してください。
validateHTML
checkLinks
recursiveCheck
beautifyHTML
minimizeHTML
correctHTML
clearErrorResults
saveErrorResults
convertToRelativeURL
getDtdName
isXHTML
getTagName
isEmpty
getAttributes
selectElement
selectTag
selectAttribute
setAttribute
getJCheckerVersion
HTMLチェックをする。
リンクチェックをする。
再帰的チェックをする。
HTMLを整形する。
HTMLを最小化する。
自動修正する。
エラーブラウザをクリアする。
エラーブラウザエラー情報を保存する。
絶対パス名を相対パス名に変換する。
HTMLのDOCTYPE名を返す。
XHTMLかどうかを調べる。
カーソル位置のタグ名を返す。
空エレメントかどうかを調べる。
カーソル位置のタグの属性リストを返す。
カーソル位置のエレメントを選択する。
カーソル位置のタグを選択する。
選択タグの指定属性を選択する。
選択タグに属性と属性値をセットする。
JChecker Xのバージョンを調べる。
8.2 JHTML X
付属プログラムJHTML Xには、タグ編集を行うための様々なダイアログが収
められています。これらのダイアログはJHTMLのメニューから直接呼び出す
こともできますが、通常はJedit XのマクロメニューやHTML編集メニューから
AppleScript経由でコールされます。
JHTML X のタグ編集ダイアログでは、HTML 4.01 TransitionalのDTDをベ
ースとして以下の60数種類エレメントの編集をサポートしています
"br", "img", "a", "map", "area", "font", "bdo", "iframe", "basefont",
"applet", "object", "parameter", "span", "q", "p", "hr", "div", "h1", "h2",
"h3", "h4", "h5", "h6", "blockquote", "pre", "ins", "del", "base", "link",
"meta", "script", "style", "title", "xml", "doctype", "html", "head",
"body", "frame", "frameset", "table", "caption", "col", "colgroup",
"thead", "tbody", "tfoot", "th", "tr", "td", "form", "input", "button",
"label", "select", "optgroup", "option", "textarea", "fieldset", "legend",
"dl", "dt", "dd", "ol", "ul", "li"
Jedit X上で編集したいタグにキャレットをセットしてメニュー「編集 > HTML >
選択タグを編集」を実行すると(あるいはJHTML Xのメニュー「編集 > 選択タ
グを編集する」を実行すると)、選択タグに応じたタグ編集ダイアログがあらわ
れます。
Jedit X のメニュー「編集 > HTML >JHTML Xパネル」を実行すると(あるいは
JHTML Xのメニュー「ファイル > メインパネルを表示」を実行すると)、以下
のようなJHTML Xのメインパネルが現れ、JHTML Xサポートしているタグ編
集ダイアログを直接呼び出すことも可能です。
AppleScript インターフェース
エレメント foo のタグ編集ダイアログをAppleScriptからコールするには、
tell application "JHTML X"
activate
open�"Window_foo"
end tell
実際に使用するときは文字列 foo に編集したいエレメント名を指定してくださ
い。66種類のエレメントのタグ編集ダイアログを開くことができます。
Jedit X上で選択されているタグに応じたタグ編集ダイアログをAppleScriptか
らコールするには、
tell application "JHTML X"
activate
open "EditTag"
end tell
JHTML Xの open 命令では上記のほかにも以下のようなパラメータをサポー
トしています。
open "main_panel"
open "Window_colorValue"
open "Window_newtable"
open "Window_tablefromcsv"
open "Window_doctype"
open "Window_xml"
open "Window_core"
open "Window_inter"
open "Window_events"
メインパネルを開く
HTMLカラーパネルを開く
新規テーブルパネルを開く
CSVからテーブル生成パネルを開く
doctype宣言編集パネルを開く
xml宣言編集パネルを開く
コア属性編集パネルを開く
国際化属性編集パネルを開く
イベント属性編集パネルを開く
ソースコード
JHTML Xは、AppleScript Studioで開発されたAppleScriptアプリケーション
です。
Jedit XのAppleScriptのサンプルとしてソースコードを以下で公開しています。
http://www.artman21.net/product/JeditX/addin.html
JHTML Xについてさらに詳しく知りたいときはソースコードを参照してみて
ください。
8.3 サンプルマクロ
フォルダ「JChecker X Subprograms」のなかのフォルダ「Jedit X HTML
Macros」には、HTML作成に便利なマクロプログラムがたくさん収められて
います。マクロはAppleScriptで書かれています。
JHTMLパネルを開く
HTMLカラー値
選択タグを編集する
スタイル
<u>で囲む
<tt>で囲む
<sup>で囲む
<sub>で囲む
<strike>で囲む
<small>で囲む
<s>で囲む
<i>で囲む
<font>で囲む
<big>で囲む
<b>で囲む
テーブル
新規テーブル
CSVからテーブル作成
フレーズ
<code>で囲む
<abbr>で囲む
<var>で囲む
<strong>で囲む
<kbd>で囲む
<em>で囲む
<samp>で囲む
<dfn>で囲む
<acronym>で囲む
<cite>で囲む
ブロック
<code>で囲む
<abbr>で囲む
<var>で囲む
<strong>で囲む
<kbd>で囲む
<em>で囲む
<samp>で囲む
<dfn>で囲む
<acronym>で囲む
<cite>で囲む
リスト
番号付きリスト
番号なしリスト
定義リスト
共通属性
番号付きリスト
番号なしリスト
定義リスト
見出し
<h1>で囲む
<h2>で囲む
<h5>で囲む
<h4>で囲む
<h3>で囲む
<h6>で囲む
修正
<ins>で囲む
<del>で囲む
以下の8つのマクロについては、JChecker XをJedit Xに組み込めば、メニュー
「編集 > HTML」に自動的に追加されます。
選択タグを編集する
JHTMLパネルを開く
HTMLカラー値
新規テーブル
CSVからテーブル作成
番号付きリスト
番号なしリスト
定義リスト
上記以外のマクロについては、必要に応じてJedit Xのマクロメニューに手動で
追加してください。
Jedit Xのメニュー
「スクリプトウインドウを表示」を実行しスクリプトウ
インドウを開き、そこにマクロとして追加したいスクリプトファイルをドロッ
プすれば、マクロメニューに追加されます。
さらに詳しくは、Jedit X ヘルプ 第11章 11.2 スクリプトウインドウ を参照し
てください。
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