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平成16年度 第 2 回豊田市特別職等の報酬及び給料等に関する審議会

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平成16年度 第 2 回豊田市特別職等の報酬及び給料等に関する審議会
平成16年度
●日 時
●場 所
●出席者
第 2 回豊田市特別職等の報酬及び給料等に関する審議会会議録
平成16年12月10日(金) 午後2時 00分∼3時50分
市役所 南庁舎7階 74委員会室
・出席委員9名
今川
晃 (合併協議会委員・同志社大学教授)※会長
岩月 桂子 (豊田市消費者グループ連絡会 会長)
岡田
剛 (連合愛知豊田地域協議会 代表)
熊田 国道 (豊田市区長会 会長)
粂田 義弘(あいち豊田農業協同組合 代表理事専務)
久野 令依子(住民代表 公募委員)
鈴木 隆太 (豊田青年会議所 2005 年度理事長)
田辺 容子 (住民代表 公募委員)
山本 郁代 (豊田市ボランティア連絡協議会 運営委員)
・欠席委員1名
今井 康夫 (豊田商工会議所 副会頭)
※副会長
・事務局
鈴村
近藤
福嶋
倉地
篠田
杉山
杉坂
寺田
●
傍聴人
喜代雪(総務部長)
伴次 (総務部専門監)
兼光 (人事課長)
正道 (議会事務局主幹)
博 (人事課副主幹)
基明 (議会事務局副主幹)
盛雄 (人事課係長)
剛
(議会事務局主査)
0人
【議 事 録】
◎会長あいさつ後、議事に入る。
◎議
1
(会
事
傍聴人の確認について
長)
(事務局)
2
本日の傍聴人はいるか。
傍聴人はいない。
第1回審議会会議録の確認
1
(会
長) 第1回会議録の確認をする。各委員の発言等修正箇所があればご指摘い
ただきたい。
(事務局) 氏名の誤りについて、指摘を事前にいただいているが、それ以外の人は
どうか。
委員より修正の発言なし
(会
長) 会議録を確認していただいたということで、この内容で会議録の公開を
することとしますが、事務局からの追加説明はあるか。
(事務局) 第1回の審議会で決定したとおり、会議録の公開は、個人名は出さず、
単に委員と表示することとし、資料も含めて公開する。
3
(会
追加資料の説明
長)
前回の審議会で要望のあった追加資料について説明をお願いしたい。
(事務局)
《追加資料1》
(説明要旨)
・ 追加資料1は、平成15年度の議員支出調査の結果である。
・ 市から交付される38万円の政務調査費は、この調査には入って
いない。
・ この表の調査項目は、地方自治法の改正により、政務調査費の制
度ができたときに、政務調査費でどの経費に充てるかを国から示
されたものである。
・ 本市では、この項目のうち、研究研修費、調査旅費、資料作成費、
資料購入費の4項目に限定して政務調査費の対象経費としている。
・ モデルとして、11人の人にご協力願って調査した結果である。
・ 平均すると、1人年間約160万円、月平均で13万円である。
・ 平成15年度は選挙の年であったため、選挙費用も平均で約16
2万円かかっている。
《追加資料2》
(説明要旨)
・ 追加資料2は、議会費のうち、議員個人に対して負担している金
額であり、議会事務局職員の人件費、議会だより作成費等は除い
てある。
・ 本市の議員一人あたりの年額は 1,062 万円となっており、中核市
平均の 1,265 万円と比較して、約 200 万円ほど低くなっている。
・ 海外視察については、4 年に 1 回実施しており、平成 16 年度は一
人当たり 120 万円の予算で、実施予定となっている。
・ 議員個人に対して負担している議会費は、年額 894,197 円となっ
2
ているが、内訳としては、議員共済の公費負担金が大きな額とな
っているが、議員報酬の 10.5%と決められている。この他、年 2
回行われる議員研修会の講師料、議員控え室に設置されている各
議員用パソコンの研修代、リース料、各議員の自宅に設置されて
いる連絡用 FAX のリース料があり、合計は、約 35,768 千円で、
一人当たりでは、894,197 円である。
《追加資料3》
(説明要旨)
・ 追加資料 3 は、平成 15 年の選挙直後に議員台帳を作成するために
申し出てもらった職業である。その後変更があるかもしれないが、
調査時点での状況はこの資料のとおりである。
・ 他に職を持たないという人は、10 人となっている。また、会社員
となっていても、会社からの収入がいくらかということまではわ
からない。
《追加資料4》
(説明要旨)
・ 追加資料4は、平成15年度の実績であり、年収ベースでの比較
であるが、一般議員については、行政職の課長級職員のやや上の
額となっている。
(会
長)
追加資料の説明について質問があればお願いしたい。
(委
員)
追加資料1の11人の職業は何か。
(事務局)
自営、農業、無職、会社役員等である。
(委
追加資料1の11人の年齢は何歳くらいか。
員)
(事務局)
(委
員) 議員共済の負担金が載っているが、年金のことか。また個人の負担はど
のくらいか。
(事務局)
(委
30歳代から60歳台まで色々である。
議員共済の個人掛け金は、報酬の 13%である。議員共済は、議員歴 12
年以上の場合に年金が支給され、それ未満の人には、一時金がおりる制
度になっている。
員) 資料も公開ということになると、議員の個人情報も加えた形での公開と
なるのか。
(事務局) 議員の個人情報は資料に加えない形での公開をご承諾いただきたいと思
う。
(会 長) 本日の議題は、特別職等の給料額、市議会議員の報酬額、政務調査費の
3
具体的な額ではなく、改定すべきかどうかという改定の是非についてであ
る。先ず特別職等の給料額についてご意見をお願いしたい。
(委
員) 前回、議員の報酬は安易に上げるべきでないという発言をしたが、その
後、いろいろと勉強をして、知り合いの議員ともざっくばらんに議論した。
そもそも市会議員は、名誉職というところから始まっているという認識で
いたが、中核市、地方分権等の流れにあって、議員の資質向上が不可欠で
あるということで、先の発言を撤回して、柔軟に考えるべきであるという
思いに達したので報告しておく。
(会
長) 意見として聞いておくが、最初に特別職等の給料額についてご意見をい
ただきたい。
(委
員) 特別職の給料も、一般職の人事院勧告の影響を受けると思うが今年の人
事院勧告はどうか。
(事務局) 今年の人事院勧告は、据え置きであるが、報酬審議会は 2 年に 1 回なの
で、そういう意味では、今年の据え置きと昨年のマイナス 1%分をトータ
ルしたマイナス 1%がベースで、それに豊田市の事情をどのように汲むか
ということになろうかと思う。
(委
員) 給料のマイナスというのは言いにくいが、上げづらい状況にあることも
理解できた。
(委
員)
(会
長) 議事の進行上、特別職と議員を分けているが、特別職と議員を連動して
発言する必要のある人は、そのように発言していただいて結構だ。
(委
員) 読売新聞に世論調査が出ていたが、税金の無駄遣い、職員が多すぎる、
ということのほかに、議会については、「あまり満足していない」と「多
少満足している」が似通った数字となっている。この数字を「まあまあ満
足」というように持っていくためには、資質の向上が大切と思うが、資質
と報酬が同じような考え方でいっていいのか(それぞれ別の問題として考
えるべき)と思う。
(委
員) 一般市民の収入は減っている。その中で、特別職の人が大変な仕事をし
ているとか、議員(報酬)も、もう少し魅力のある報酬にする必要がある
ということはわかるが、それには、納税者の理解が必要で、そのための説
明をしていく必要がある。井戸端会議では、生活が苦しいという声が多い
し、豊田市はいいが、国では、大変な負債があると言っている。これらの
ことも加味する必要がある。
特別職の給料は、まあまあ(の水準)かなと思う。
(委 員) 市民の生活感覚、経済状況をどのように見ていくか。加えて、資質の問
4
題をどうとらえるかが問題だという意見であるが、こういった審議につい
ては広報紙等で公表されるのか。
(事務局) 審議会でこういう答申が出ました。例えば、据え置きとか増額という答
申が出たとすれば、どういう理由とどういう理由でこういう答申になった
というような形で公表させていただく。しかし、その答申を受けて、市長
の最終判断で決定することになる。
(委 員) 現行の特別職の額については、前回(平成14年度)の審議会で審議さ
れて、その時点で妥当であろうということで決まったという考え方である。
人勧は据え置きということだが、特に来年4月 1 日に合併して、市域が拡
がり、人口も県下第 2 位となる、こういう要素を加味する必要があると思
う。
(委
員) 資料 4 の年収比較では、新聞では人事院勧告は大手企業を比較対象とし
ているとのことだ。給料の低い中小企業を比較対象にしていないため、議
員とか公務員の給料は、これらの人よりも高い。このことも加味すべきだ
と思う。
(事務局) 国の公務員の給与を決めている人事院勧告は、従業員規模 100 人以上の
事業所を調査しており、それ以下は含まれていないが、大企業だけを調べ
ているということではない。平成 16 年度の豊田市職員の給与は、国と比
較して、ちょうど同じ水準となっている。
(委
員)
特別職の給料は中核市のほぼ真中あたりのところにある。
合併後の人口が約 40 万人であり、人口規模においても中核市の真中あ
たりとなる。
(事務局)
(委
員) 資質とかのことは比べようがないので、人事院勧告がベースとしてわか
りやすい基準と思う。市の役職者(特別職)の水準は、ある程度の水準だ
と思うので、私としては、現状で適切な水準なのかなと思う。
(委
員)
4 月の合併のことがあるので、多少のアップがあってもいいと思う。
(委
員)
合併で仕事内容が変わるというようなことがあるか。
(事務局) 特別職は、市域が広がっても公用車で移動するため、直接的な影響は少
ないと思うが、議長以外の議員は、全部自分の車で移動するため、市域が
拡がってその移動に要する経費の負担が増える。
平成 10 年度に中核市となり、事務権限が増えた。合併によって人口が
増え、面積も広大となり、災害対応、廃棄物対策、森林保護、都市内分権
の仕組作り等新しい政策課題も増えると思われる。
(事務局)
5
(委
員) 市長の給料も思い切って上げて、志のある方が、一つこの仕事に命を掛
けてみるかと思うような額にしてもよいと思う。
(会
長) いままでの議論では、金額面で、多少低めでもよいのではという意見と
逆に上げるべきだという意見と現状維持という意見がある。
(委
員) 合併して、市域が拡がると、(特別職の)職務も増えると思う。据え置
きだと、職務が増えた分が実質マイナスとなると思う。
(委
員) 特別職は、一般職とのつながりが強いので、一般職が上がらないのに、
会社でいえば、社長だけが上がっていいのかということが1つある。議員
は、市役所の中では、特別職とは少し違う関係にあると思う。したがって、
特別職は、人事院勧告が大きな要素と思うが、議員は、人事院勧告のこと
をあまり影響させなくてもよいと思う。特別職は、できるだけ、人事院勧
告や他の中核市との比較で考えるべきで、議員は、資質とか、仕事の中身
の問題、選挙のこと等、個人的な項目が多い。議員もある程度上げる必要
があると思うが、他市の動きも見る必要があると思う。
(事務局) 人事院勧告のことでは、世の中全体の動きとして、この2年間でマイナ
ス1%となったということを前提として、その他の要素として、例えば、
合併の要素でプラス1%なのか2%なのかというような整理の仕方もあ
ると思う。
(委
員) 合併の要素というものは、執行部の長として、組織と一体的に考えなけ
ればいけないというところから来るもの(要素)と理解する。
(委
員) 私は、特別職は、多少のプラスを考えてもよいと思う。議員は、それと
は別に考えても良いのではないかという考えである。
(委 員) 特別職の中でも、市長はまた別格だ。選挙もあるし、合併して業務の責
任範囲も非常に広くなる。面積が3倍になるということは大変なことだと
思う。狭ければまとめやすいが、そういうことを考慮して中核市の並びを
見ると、多少引き上げてもよいと思う。
(会
長) どの程度改定するかは別にして、人事院勧告に従ってマイナス1%、又
は現状維持、さらにはプラス何%というように、(改定の)幅はともかく
として、改定を是と考えて、現状維持か、現状よりも若干引き上げるとい
う意見が大勢であると理解してよいか。
(委 員) 先ほど、公用車の話が出たが、公用車を廃止した市もある。そういう工
夫をして、ある程度マイナスをカバーするということを考えるのも仕事だ
と思う。
6
(委 員) 特別職の市長、助役、収入役を1つで考えるのか、それぞれ別々に考え
てよいのか。
(事務局) いままでは、結果としては横並びの何%の改定というようになったこと
が多いが、例えば、市長に比べて、助役、収入役が高めにあるとなれば、
そのことを議論してもらうこともよい。
(委
員) 過去の例から見ると、市長に対する助役、収入役の割合はほぼ一定水準
で推移している。
(委
員) 市長は、合併になると仕事量も相当増えると思うが、助役が代行する部
分も、今後は、今まで以上に増えると思う。
(事務局) 市長をはじめ、特別職の業務は相当増えるが、健康管理のこともあるの
で、我々(事務方)がコントロールしないといけないと思う。
特に、合併直後は相当増えると思う。
(委
員)
拘束時間ということでは、移動時間も含めると相当ハードだと思う。
(会 長) 意見としては、特別職については、現状維持か、若干のプラスというこ
とでまとめさせていただいて、事務局に、原案を作っていただき、次回に
発表してもらうこととしたい。ただし、市長、助役、収入役、教育長、水
道事業管理者を、それぞれ別個に検討することにはなるが、セットで事務
局に原案を作ってもらうこととしたいがどうか。
(委
員) たたき台ということで、素案を出していただいて検討するということで
よい。
(委
員) 資料21ページに、市長を100とした場合の助役、収入役等の割合が
ある。この割合は、豊田市の分であるが、他市の資料は入手できるか。
(事務局) 中核市比較では、市長はほぼ真中、助役、収入役はそれよりやや高い位
置にある。ということは、豊田市の助役、収入役は市長に比べて相対的に
は高いということになる。このことは、その率を少し下げた方がいいとい
う議論にもつながっていくことになる。
(委
員) 助役以下は、「少し下げ」となるか、市長を上げて、助役以下を「現状
維持」とするかという議論にもなる。
(委
員)
(事務局)
(会
中核市は、大体助役2人制か。
その資料は、持ち合わせていない。
長) 以上を踏まえると、特別職については、現状維持若しくは若干のプラス
7
ということで、現状の比率(特別職同士の比率)を踏まえて原案を次回提
示してもらうということでよいか。
――
委員賛成の意思表示あり
――
次回には、原案を基にまた議論してもらいたい。
(会
長)
続いて、市議会議員の報酬額について審議する。
(委 員) 先程、追加資料1について説明されたが、豊田市は他市に比べて、政務
調査費が極端に低い。政務調査費と報酬は違うが、資料購入費等を報酬か
ら支出しているということになるとどうしたらいいかということになる。
ならば政務調査費を上げればよいということになるが、そうなると政務調
査費を上げてよいのかどうかを議論する必要がある。研究研修費、資料購
入費とかの扱いをどうするか。他市はどう扱っているか。
(事務局) 先程の資料説明を補足すると、豊田市は、政務調査費として追加資料1
の項目の他に、会議費というものがある。会議費は、会派内の会議とか会
派がいろいろな団体から意見をもらうときに使う経費ということで、相手
を特定して会議を行う場合に使えるお金として交付している。これは、政
務調査費として1人あたり38万円ずつ交付している中に含めている。一
方、広報費、公聴費、人件費、事務所費等は、公の活動と私的な活動を区
別しづらいということで、こうしたあいまいな経費は政務調査費の支給対
象から除くというように使途を制限している。現在、主に使われている経
費は何かといえば、研究研修と調査旅費が主である。
(委
員) 政務調査費で38万円いただいた他に、さらに、個人の持ち出しでこれ
だけの経費を負担しているということを表したものが追加資料1だとい
う理解でよいか。
(事務局) そういうことだが、政務調査費は、会派というグループで使うというこ
とが前提になっている。一方、追加資料1の費用は、それとは別に、個人
として活動している部分の金額である。
(委
員) 広報誌の発行等の広報費があるが、この経費も岡崎、豊橋は政務調査費
に含めている。豊田市の議員も個人で広報誌を発行していて、1回発行す
ると結構費用がかかると思うが、そういう費用を見てあげたいと思うと、
それが政務調査費ではだめということならば、報酬でその分を見てあげる
ということも考えてもよいと思うがどうか。
(事務局) 議員の中でも政務調査費の使途を考える際に、そういう議論があった。
かなりの議員から、自分達が活動報告する費用くらいは政務調査費で見る
べきだという意見があった。40人の議員で見ると、それが議会活動の報
告なのか個々の後援会活動なのかという区別がつかないということで、公
8
私の区別のつかないものは、政務調査費から外すという厳しい取り決めが
された。
(委
員) 議会の報告書では、政務調査費については、使途がハッキリしないもの
に関して対象にしないということなので、金額もこのままでよいというま
とめになっている。でも、生活が苦しいという感じの内容になっている。
政務調査費を上げられないならば、報酬で上げてあげないと議員活動が十
分できないというようなことになると思うので、そこのところを考えてあ
げたいと思う。
(委
員) 市議会議員は、政治献金を後援会から受けてはいけないのか。政党から
活動費が出るのか出ないのかというようなことが良く分からない。
(事務局) 詳しくは分からないが、選挙のときに多少後援会から寄付があるケース
があるというくらいの状況だと思う。一般的に後援会で寄付がドンドンあ
るということはないと理解している。
(事務局) 県の広報などを見ると、後援会の収支報告が載っているが、それによる
と、議員本人が後援会に寄付していて、そのお金で後援会活動を行ってい
るという状況のようだ。
(委
員) 個人が個人に寄付するのは良いが、団体とか労働組合が寄付することは
できないことになっているようだ。
(委
員) 働き盛りの人が議員専業でやっていくということになれば、とても今の
報酬ではやっていけない。たとえば、45歳前後で子供が大学ということ
になれば 586,000 円で議員活動とか諸経費で20万引けば、実質 30 数万
で生活をするということになる。専業では(議員を)やる人が無くなると
思う。土地を売ったりすればやれるかもしれないが、それだけの魅力があ
るかということになる。60 歳以上で、報酬だけですべてやっていける人
は問題ないが、働き盛りの若い人が、本当にきちんとやっていこうとする
ならば、まず、なり手がいないだろうという話も聞いた。私もなるほどと
思う。
(委
員) 地方分権の流れから、議員は今まで以上に住民と政策議論をする必要が
ある。そうなると広報費が増えると思うが、それは、政務調査費を増やす
か報酬を上げて、補っていかないといけないと思う。
(事務局) 議員が公費で視察する場合に、レポートを出すが、こういったことにか
なり時間も使っていて、そういう要素はあるようだ。
(事務局) 視察のレポートはそれぞれのグループで 1 部保存するという取り決めが
ある。後は地元での報告は自分の費用で行うこととしている。
9
(委
員) 議員に優秀な人を集めるには報酬の引き上げが必要になってくる。ただ、
合併で議員が 47 人にもなってしまうと上げづらい状況になる。そこで、
平成 23 年の選挙の時には定数を下げて、その代わり一人当たりの報酬を
ドンと上げるという方法ならば受け入れられると思う。
(委
員) 合併町村にも議会と議員がいて、それを加味すると全体では縮小するこ
とになる。
今回の合併による最終の形は、46 人だ。合併時の増員選挙は 7 人で行
い、次の選挙は 47 人、さらにその次(平成 23 年)からは 46 人となる。
(事務局)
(委
議員の定数はおおむね 1 万人に 1 人の割合か。人口が少なければ 5000
人に 1 人という事もあるが、なぜそうなっているのか良く分からない。
員)
(事務局) 出発点は地方自治法で決まっていた。その後、議員を減らせという世論
の高まりがあって、条例でだんだんと減数してきた経緯がある。
(委
員) 昔の地方自治法は、(議員定数の)下限を定めたが、今は上限を定めて
いる。したがって、ドンドン減らしてかまわないということになる。
(委
員)
(委
員) 議員の収入源は、色々なパターンがあると思う。会社役員とか自営とか
色々だが、議員に専従するという観点からすると、資料4では地方公務員
の課長級の年収額に匹敵するということだが、4年に 1 回の選挙でかなり
入用だということと、日常でも議員という立場で必要な経費もあって大変
だと思う。議員報酬の中身として、労働の対価、責任という面での議論は
どうか。1 ヶ月のうち、何日公的な議員活動があるか。
やはりそういう(議員を減らせという)声は、かなりあるようだ。
費用弁償の対象となる公的なものは、年間 50 回位だが、この他にも職
務を果たしてもらうのに、地域での取材活動とか勉強とかの部分があり、
それがどれだけあるのかということになる。
(事務局)
議会年報では、おおむね実質の日数が延べ 410 日になる。その他、
議会代表として、一部事務組合の議会に委員として出ることもある。
(事務局)
(事務局) 費用弁償の対象としているものは、一人当たりに換算すると、年間 50
回弱ということになるが、これ以外にも一部事務組合等の会議に出ること
もあって、恐らく公式なものが年間 1 人あたりでは70∼80 回にはなろう
と思われる。これだけのことをやっていただくのに日常的にどれだけの取
材、勉強をしていただいているかということになる。
(委
員) それは個人差が大きいと思う。ある議員と話したことだが、歩いてこら
れる人と、今後、稲武から車で1時間かけてくる人も出てくる。その場合、
10
(費用弁償で)同じ 5000 円でいいのかという話があって、これは考えな
いといけないと思う。
(委
員)
会議日数は、10年前と比べて増え具合はどうか。
(事務局) いわゆる議場を使って行う定例会は、基本的には変わらないが、特別委
員会は年間で10回以上開くという状況が今の時代だ。
(事務局)
常任委員会はそんなに変化がないが、特別委員会は増えていると思う。
(委 員) 昔に比べて、忙しくなったという声を聞くが、実際には、かなり勉強し
ないといけないようになったということだと思う
(事務局)
加えて、会派の活動は昔に比べて倍以上に増えていると思われる。
ただし、これは非公式な活動である。
(委
員) 議員の一部で生活が苦しいという意見があるようだが、一般的に生活が
苦しいという概念は、年金生活者等からみると 980 万という金額(年収)
は贅沢の部類に入ると思う。若い人が議員になるのはちょっと大変だとい
うことに関しては、政務調査費のようなものを個別の資産とか収入に応じ
て支給するようにしないと若い人を引き上げる方法がないと思う。
(委
員)
若い人が出やすい環境作りは必要だと思う。
(委
員)
議員は、平均何年やっているか。
(事務局)
3期 12 年が多いと思う。
(事務局)
今は、ちょうど世代交代の時期で、1 期目の人が14人いる。2 期目の
人が11人、もっとも長い人では、7期目の人がいる。
(委
員)
3期 12 年というのは、年金のからみだと思う。
3期 12 年が議員年金のうえで、一番率がいい。4期目以降は掛け金を
払う割には年金額が増えない仕組みになっている。1 期、2 期の人は、一
時金が少しもらえるだけである。誰が、どのように決めたか分からないが
全国的にこうなっている。
(事務局)
(委
員)
(事務局)
事務所を構えている議員はたくさんいるか。
そんなに多くない。
(事務局) 中核市比較では、特別職はまあまあのところにあるが、議員は非常に低
いところにある。ただし、県下ではトップにあるという状況のところを委
11
員の方がどのように評価するのかということをお尋ねしたい。
(委
員)
(事務局)
(委
愛知県が全体的に低いという理由は何かあるか。
愛知県全体の風土のようなものがあるのかもしれない。
員) 中核市になったのが遅かったので、一気に上げられなかったというよう
なことではないか。
(事務局) 市制の古いところ、人口の多いところは相対的に高いということは一般
的に言える。
(委
員)
一般市民は、議員を名誉職として考えているのだろうか。
(会
長) 雰囲気としては、上げる方向というように感じられるが、その場合に、
報酬額は上げるけれども、政務調査費は現状維持とか、この辺りのバラン
スも含めてご意見をいただきたい。
(委
員)
(会
長) それでは、議員の報酬額は上げる方向で、政務調査費は現状維持という
ことで、次回に事務局のほうから原案を出していただいて、具体的に審議
するという形でよろしいか。
議会の報告書では、政務調査費はこのままの金額でというように思う。
だとすれば、報酬額を上げてほしいというようにも思える。
――
委員賛成の意思表示あり
――
それではそのように進めることとします。
(会 長) もう一度、確認させていただくが、特別職等の給料については、現状維
持か若干上げるということで、次回に事務局から原案を提示してもらう。
市議会議員の報酬額も若干上げる形で原案を出していただく。政務調査費
は据え置きという形で確認のために原案を出していただく。このようでよ
ろしいか。
――
委員賛成の意思表示あり
――
では、改定の是非についてはそのように決めさせていただく。
改定の額については、次回の審議会で具体的に原案を出していただいてか
ら進めていく。
(会
長)
次回の日程を説明してほしい。
(事務局) 第3回は 12 月 24 日の午後 1 時30分から、同じくこの会場で開催した
12
いのでよろしく。
(委
員)
所要のため欠席する。
(事務局) 今日、欠席委員のご意見も予め伺っているので申し上げると特別職の給
料については、情勢適用の原則を踏まえて据え置き又は若干の引上げが基
本的な考えではないか。また、議員報酬については他の中核市との比較に
おいて、市民の理解が得られる程度という前提がつくが、若干の引き上げ、
政務調査費については特に意見はなかったが、先程の結論と大筋でのずれ
はない。
(会
長) 特別職の給料の据え置きというのは、実施する場合には人事院勧告で下
がった分を戻すという形になるか。
(事務局) 事務局としては、世の中のこの 2 年間の動きをベースとして捉えておく
べきだという思いはある。
(会
長) それでは、次回、現状の額と比較しながら検討するということでお願い
したい。
(会
長)
(委
員)
その他のことで何かあるか。
政務調査費は、先回(平成14年度)の審議会も付帯意見があって、
報酬審議会で審議することとは違うのではないか。会派が行った事業に対
する補助金的、助成金的な要素が強いと思う。前回の付帯意見が改められ
なくて、また審議に上がっているが、どの市も政務調査費をこのような形
で審議しているか。
(事務局) 実数を確認していないが、政務調査費を作成するに当たり、第三者の意
見を聞きなさいという国の指導があり、報酬審議会での審議にかけた市も
あれば、まったく意見を聞かずに議会の判断だけで政務調査費を決めてい
るところも 6、7 割あると思われる。
(委
個人に対して 38 万という額が決まっているが、中身としては、会派で
事業をしたことに対してのみを対象とするということであり、性質的には、
報酬とは違うと思う。事業費的な要素のような気がする。
員)
(事務局) 第三者機関の意見を聞きなさいという国からの指導が出たときに、例え
ば、報酬審議会をつかって審議するような指導があったため、最初に政務
調査費を決めるときから報酬審議会で審議することとなった。2 年に 1 回
の報酬審議会で議論いただくことがどうかということについては、まだ、
結論が出ていない状況だ。
(委
員)
意見として言わせてもらった。
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(会
長)
今後のためにもご検討いただければと思う。本日はこれで終了とする。
審議会終了時間
午後 3 時 50 分
以上
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