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府中市ごみ減量アクションプラン(PDF:1406KB)
府中市ごみ減量アクションプラン 平成 23 年 3 月 府中市 「循環型社会の形成」と 「ごみ50%削減の達成」をめざして 私たちは、豊かで快適な生活を営んできましたが、その一方で大量生産・大量消 費・大量廃棄型の社会を生み出しました。このような社会は、廃棄物の大量発生を 伴い、不法投棄や最終処分場の残余容量のひっ迫など、廃棄物をめぐる様々な問題 を引き起こし、地球全体では、地球温暖化や天然資源の枯渇、自然環境破壊などの 環境問題を発生させています。 そうしたことから、環境問題に大きく関わるごみ問題については、3R(リデュー ス・リユース・リサイクル)を推進し、環境への負荷を低減させ、天然資源の消費 を抑制する循環型社会の形成に向けた取組みが必要とされています。 本市では、循環型社会の形成を目指して、平成 15 年に策定しました環境基本計 画の中で「10 年間でごみ 50%削減」を重点施策として掲げ、様々なごみ減量施策 を展開してまいりました。 平成 22 年 2 月からは、新たなごみ減量施策の一つとして、「家庭ごみの有料化、 戸別収集の実施、ダストボックスの撤去」という、かつてない大きな取組みを行い、 ごみの削減率は約 40%まで達する見込みとなっています。 また、同年 12 月には、ごみ収集方法の変更を踏まえ、将来にわたる市民・事業者・ 市が取り組むべきごみ減量施策等の基本方針となる一般廃棄物処理基本計画も改定 いたしました。 今後も、「循環型都市『府中』」として更なる発展をしていくためには、市民・事 業者・市それぞれが積極的にごみ減量に取り組むとともに、市が率先して、三者が 協働し実施する取組みを推進することが大切となります。 そこでこのたび、一般廃棄物処理基本計画を具体的に実行する行動指針として、 「府中市ごみ減量アクションプラン」を策定いたしました。 今後ともごみ減量につきまして、より一層のご理解ご協力をお願い申しあげます。 平成 23 年 3 月 目 次 Ⅰ.ごみ減量アクションプランの基本事項 ……………………………………………………………… 1 1 ごみ減量アクションプランの役割と位置付け ■ ……………………………………………………………… 1 2 ごみ量の目標……………………………………………………………… 1 ■ 3 ごみ処理における基本方針 ……………………………………………………………… 2 ■ ……………………………………………………………… 3 4 3Rを推進するための市民・事業者・市の役割 ■ Ⅱ.府中市のごみ処理の現状 ……………………………………………………………… 4 1 ごみ量の推移……………………………………………………………… 4 ■ 2 リサイクルの状況 ■ ……………………………………………………………… 5 3 ごみ 50%削減の達成状況 ■ ……………………………………………………………… 6 4 ごみ収集方法変更前後のごみ量について ■ ……………………………………………………………… 7 Ⅲ.3R を推進するための取組み ……………………………………………………………… 8 1 市の取組み ……………………………………………………………… 8 ■ 2 市民の取組み……………………………………………………………… 12 ■ 市民の3R 自己評価シート ……………………………………………………………… 16 3 事業者の取組み ■ ……………………………………………………………… 18 24 事業者の3R……………………………………………………………… 自己評価シート Ⅰ. ごみ減量アクションプランの基本事項 1 ごみ減量アクションプランの役割と位置付け 本アクションプランは、循環型社会の形成に向けて掲げる「ごみ 50%削減」を達成す るため、3R の推進に関する施策について、市民・事業者・市の立場における具体的な取 組みを示し、府中市一般廃棄物処理基本計画(平成 22 年度改定)の実行に向けた行動指 針として策定するものです。 2 ごみ量の目標 平成 25 年度末までに『ごみ 50%削減』 国では、循環型社会の形成を総合的・計画的に進めるため、平成 15 年度に「循環型社 会形成推進基本計画」を策定しました。これを受けて、本市でも平成 15 年度に「府中市 環境基本計画」が策定され、この中で「10 年間でごみの 50 パーセント削減を目指しま す」を重点施策の一つとして掲げました。 そのため、本市では、平成 25 年度末までに平成 13 年度比で、ごみ量(燃やすごみ・ 燃やさないごみ・粗大ごみ・事業系ごみ)を 50%削減することを目標としています。 (t) 80000 70000 68,000 ㌧ ⇒⇒⇒ 60000 50000 40000 50%削減 34,000 ㌧ 30000 20000 10000 0 平成 13 年度 ⇒ ⇒ ⇒ 1 平成 25 年度 3 ごみ処理における基本方針 循環型社会形成推進基本法において、ごみ処理における優先順位は、①発生抑制(リ デュース)、②再使用(リユース)、③再生利用(リサイクル)、④熱回収、⑤適正処分と明示 されています。 中でも、ごみを減量するために、ごみの発生そのものを抑える「リデュース」、使える ものは繰り返し使用する「リユース」 、分別した資源を原材料として利用する「リサイクル」、 という3Rの取組みを推進します。 3Rを推進するうえでは「リサイクル」をすることも大切ですが、より環境負荷が少な い「リデュース」や「リユース」を重点的に推進していくことが重要です。 1 ● 発生抑制 ・・・生産・流通・消費の各段階から、ごみの発生そのものを抑制 します。 (リデュース/ Reduce) 2 ●再 使 用 ・・・不用になったものの中から製品としてそのまま使用できるも (リユース/ Reuse) の(リターナルびんなど)は、繰り返し使用します。 3 ● 再生利用 ・・・ごみの中から資源として利用できるものを分別し、原材料と して利用します。 (リサイクル/ Recycle) 4 ●熱 回 収 ・・・再使用や再生利用ができないものを焼却する場合、焼却時に 得られる熱を発電や温水利用などに利用します。 5 ● 適正処分 ・・・最終的に排出されるごみは、環境に負荷を与えないよう適正 に処分します。 2 4 3Rを推進するための市民・事業者・市の役割 3R を推進するためには、市民・事業者・市が日々の活動の中でそれぞれの役割を果た しつつ、協働して取り組むことが必要です。 3Rを推進するにあたって、市民・事業者・市の役割は次のとおりです。 (1)発生抑制(リデュース)の推進 市 民 廃棄するときのことを考えて、できるだけ家庭にごみになるようなものを持ち込まな い、ものを大切に使う、使い捨て商品の使用を減らす、無駄のない食生活を送るなど、 極力ごみをつくらない生活を行う。 事業者 ごみになりにくい製品作りをするとともに、ごみを増やさない販売活動を行う。 市 率先してごみを作らないようにするとともに、市民や事業者にごみを減らすよう働き かけるための施策を積極的に行う。 (2)再使用(リユース)の推進 市 民 不用品を有効利用するとともに、ごみにならず繰り返し使用できる容器に入った商品 を選択する。 事業者 製品の製造にあたっては、部品の再使用に努めるとともに、再使用可能な商品を開発 する。また、再使用を推進する販売活動を行う。 市 率先して再使用に努めるとともに、市民・事業者が自主的に再使用に取り組む活動を 支援する。 (3)再生利用(リサイクル)の推進 市 民 優先的に再生品の購入を行い、ごみは分別して排出し資源のリサイクルに協力すると ともに、集団回収に参加する。 事業者 優先的に再生品の購入を行うとともに、再生原料の使用、再生品の販売を推進する。 市 率先して再生品を購入するとともに、市民・事業者が自主的に行うリサイクル活動を 支援する。 3 Ⅱ. 府中市のごみ処理の現状 1 ごみ量の推移 本市の総ごみ量及びごみ量については、平成 18 年度から減少しています。 これは、日本の経済状況や地球温暖化などの環境問題などにより、市民・事業者のごみ減 量意識が高まったことが影響していると考えられます。 【ごみ量の推移】 ( 単位:トン) ᖹᡂᖺᗘ ᖹᡂᖺᗘ ᖹᡂᖺᗘ ᖹᡂᖺᗘ ᖹᡂᖺᗘ ᐙᗞࡈࡳ 54,540 52,768 49,809 48,869 48,574 ⇞ࡸࡍࡈࡳ 42,975 41,917 39,615 38,849 37,369 燃やさないごみ ⇞ࡸࡉ࡞࠸ࡈࡳ 9,771 9,070 8,446 8,271 9,205 ⢒ࡈࡳ 1,794 1,781 1,748 1,749 2,000 ᴗ⣔ࡈࡳ 15,483 14,329 12,169 10,202 9,109 ࡈࡳ㔞 70,023 67,097 61,978 59,071 57,683 ᪂ࠉ⪺ 1,816 1,760 1,579 1,155 1,098 㞧ㄅ࣭㞧ࡀࡳ 2,313 2,402 2,266 1,863 2,430 ẁ࣮࣎ࣝ 1,560 1,593 1,593 1,602 1,613 ⣬ࣃࢵࢡ 32 14 12 10 21 ྂࠉᕸ 644 706 784 755 891 ࡧࠉࢇ 2,104 2,067 2,138 2,125 2,180 ࠉࢇ 963 811 798 763 752 ࣌ࢵࢺ࣎ࢺࣝ 546 578 693 680 679 廃食用油 Ἔ 7 6 7 6 7 ࢺࣞ 21 9 ⏕ࡈࡳ 77 71 73 58 47 ࡣࡀࡁ ㈨ࠉ※ 2 10,083 10,017 9,943 9,017 9,721 ᭷ᐖࡈࡳ 88 94 93 94 108 ⥲ࡈࡳ㔞 80,194 77,208 72,014 68,182 67,512 ͤᩘ್ࡣ༢ࢺࣥᮍ‶࡛➃ᩘฎ⌮㸦ᅄᤞධ㸧ࡋ࡚࠸ࡿࡓࡵࠊྜィࡀྜࢃ࡞࠸ሙྜࡀ࠶ࡾࡲࡍࠋ ※数値は単位トン未満で端数処理 ( 四捨五入 ) しているため、合計が合わない場合があります。 ※燃やさないごみ量にプラスチック類を含みます。 ࠉࠉࠉͤ⇞ࡸࡉ࡞࠸ࡈࡳ㔞ࣉࣛࢫࢳࢵࢡ㢮ࢆྵࡳࡲࡍࠋ 4 2 リサイクルの状況 本市の集団回収量については、平成 17 年度以降ほぼ横ばいとなっています。リサイク ルの推進や行政回収による収集費用の削減などの観点から、集団回収量を増加させること が課題となっています。 本市の総資源化量・リサイクル率は平成 18・19 年度に大幅に増加していますが、これ は焼却灰のエコセメント化や事業系ごみの一部を熱分解ガス化改質処理したことにより、 中間処理施設でごみから資源化した量が増加したためです。 なお、平成21年度は熱分解ガス化改質処理量の減少により、リサイクル率も低下して います。 【資源化量とリサイクル率の推移】 総ごみ量(㌧)行政資源化量(㌧)集団回収量(㌧)リサイクル率 平成 17 年度 㸣 平成 18 年度 㸣 平成 19 年度 㸣 平成 20 年度 㸣 平成 21 年度 㸣 ※行政資源化量とは、市が資源として回収した量や中間処理施設でごみから資源化 した量、メタル・スラグの生成量、エコセメント化量などを合計したものです。 ※リサイクル率=(行政資源化量+集団回収量)÷(総ごみ量+集団回収量) 5 3 ごみ 50%削減の達成状況 総合計画・環境基本計画に掲げる「10 年間でごみ 50 削減」については、ごみ量(燃 やすごみ・燃やさないごみ・粗大ごみ・事業系ごみ)を平成 25 年度末までに平成 13 年 度比で、50%削減することを目標としています。 平成 21 年度は、平成 13 年度比で 10,712 トンの減量となっており、減量率は−15.7% となっています。 この目標の達成に向けて、平成 25 年度末までに、あと 23,486 トンの減量が必要とな ります。 㻤㻜㻘㻜㻜㻜 㻣㻜㻘㻜㻜㻜 㼠䠋ᖺ 㻢㻤㻘㻟㻥㻡 㻢㻥㻘㻝㻣㻥 㻢㻥㻘㻤㻡㻠 㻢㻥㻘㻤㻤㻡 㻣㻜㻘㻜㻞㻟 事業系ごみ 㻢㻣㻘㻜㻥㻣 平成 13 年度比 -15.7% 10,712t減量 㻢㻝㻘㻥㻣㻤 㻡㻥㻘㻜㻣㻝 㻢㻜㻘㻜㻜㻜 㻡㻣㻘㻢㻤㻟 ᖹᡂ㻝㻟ᖺᗘẚ 「ごみ 50%減量」に 㻝㻜㻘㻣㻝㻞䝖䞁ῶ㔞䠄㻙㻝㻡㻚㻣䠂䠅 䛂䛤䜏㻡㻜㻑๐ῶ䛃䛻 あと 23,500t 䛒䛸㻞㻟㻘㻠㻤㻢䝖䞁 㻡㻜㻘㻜㻜㻜 㻠㻜㻘㻜㻜㻜 粗大ごみ 㻟㻜㻘㻜㻜㻜 燃やさないごみ・ ᴗ⣔䛤䜏 プラスチック 㻞㻜㻘㻜㻜㻜 ⢒䛤䜏 ⇞䜔䛥䛺䛔䛤䜏䞉䝥䝷䝇 燃やすごみ 㻝㻜㻘㻜㻜㻜 䝏䝑䜽䛤䜏 ⇞䜔䛩䛤䜏 㻜 平成 㻝㻟 㻝㻠 㻝㻡 㻝㻢 㻝㻣 ᖺ ᗘ 㻝㻤 6 㻝㻥 㻞㻜 㻞㻝 4 ごみ収集方法変更前後のごみ量について 平成 22 年 2 月から、ごみ 50%削減に向けたごみ減量施策の一つとして、 「家庭ごみの 有料化・戸別収集の実施・ダストボックスの撤去」というごみ収集方法の変更を行いました。 このことにより、本市のごみ量は収集方法変更前後で比較すると、家庭ごみで約 34% の減少、事業系ごみを含むごみ量で見ると、約 29%減少しています。 ごみ 50%削減の基準年度である平成 13 年度比と比較した場合、平成 22 年度のごみ 量は約 40%の減量を見込んでいます。 資源については約 65%増加していることから、分別の徹底が進んでいることがわかり ます。 また、ごみ量と資源を含めた総ごみ量も約 16%減少していることから、ごみ・資源の 発生そのものも抑制されていることがわかります。 【ごみ収集方法変更前(平成 21 年 2 月~ 22 年 1 月)と変更後(平成 22 年 2 月~ 23 年 1 月)のごみ量比較】 ྜィ ࡈࡳࡢ༊ศ H21.2~H22.1 H22.2~H23.1 前年量対比 前年対比率 (単位:㌧) ⇞ࡸࡍࡈࡳ 28,808 -10,178 -26.1% 9,530 2,643 -6,887 -72.3% 1,980 1,948 -32 -1.6% 50,495 33,398 -17,097 -33.9% 9,071 9,042 -29 -0.3% 59,566 42,440 -17,126 -28.8% ᪂⪺ 1,087 1,049 -38 -3.5% 㞧ㄅ࣭㞧ࡀࡳ 2,059 4,280 2,220 107.8% ẁ࣮࣎ࣝ 1,683 1,236 -446 -26.5% ⣬ࣃࢵࢡ 9 79 70 798.9% 832 994 162 19.5% 0 4,419 4,419 ࡧࢇ 2,207 2,001 -206 -9.3% ࢇ 766 667 -99 -12.9% ࣌ࢵࢺ࣎ࢺࣝ 682 701 19 2.8% 9,324 15,425 6,101 65.4% 98 119 22 22.4% ࠉᑠィ ᴗ⣔ࡈࡳ 総ごみ量 ྜィ ྂᕸ ᐜჾໟࣉࣛࢫࢳࢵࢡ ྜィ ࡑࡢ (単位:㌧) 38,986 家庭ごみ ⇞ࡸࡉ࡞࠸ࡈࡳ ⢒ࡈࡳ ごみ量 ㈨※ (単位:㌧) ᭷ᐖࡈࡳ 㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌⥲䚷ྜ䚷ィ 㻢㻤㻘㻥㻤㻤㻌 㻡㻣㻘㻥㻤㻠㻌 㻙㻝㻝㻘㻜㻜㻟㻌 䈜䚷ᩘ್䛿䝖䞁༢ᮍ‶䛷➃ᩘฎ⌮䠄ᅄᤞධ䠅䛧䛶䛚䜚䜎䛩䚹 䈜䚷⇞䜔䛥䛺䛔䛤䜏㔞䛻䚸ᖹᡂ䠎䠍ᖺ䛿䝥䝷䝇䝏䝑䜽䚸ᖹᡂ䠎䠎ᖺ䛿༴㝤䛤䜏䜢ྵ䜏䜎䛩䚹 7 - -15.9% Ⅲ.3R を推進するための取組み Ⅲ.3R ごみ 50%削減の達成と適正なごみ処理事業を行うため、一般廃棄物処理基本計画では、 「ご み排出抑制のための施策」、「ごみ分別排出管理のための施策」、「ごみ・資源収集・運搬のた めの施策」、「中間処理・最終処分のための施策」を示しています。 その中で、ごみ減量・リサイクルの推進に関わる施策を、本アクションプランでは、市民・ 事業者・市の取組みに分け、それぞれの立場ごとに示していきます。 1 市の取組み 市は、ごみ減量を推進するための仕組みづくりや、リサイクル体制の充実などにより、 市民・事業者の3R の取組みを支援していきます。 なお、市も、一事業者として、率先してごみ減量に取り組みます。 (1)市のごみ減量に関する取組み ●職員エコ・アクションプランの実行 府中市職員エコ・アクションプラン(府中市職員による環境負荷低減に関する率先実行 及び地球温暖化防止計画)は、府中市の職員が、事務事業の実施に伴う環境への負荷を低 減するための行動を自ら率先して実行することにより、地球温暖化対策を始めとする地球 環境保全施策の推進を図ることを目的としています。具体的な行動は全部で 27 項目あり、 ごみ減量に関するものは次のとおりです。 ①レジ袋は受け取りません。 ②片面使用済紙・両面コピーの使用・紙の使用量削減。 ③必要最低限の枚数しかプリントアウトしない。 ④使用済み封筒を再利用する。 ⑤ごみ減量やリサイクルのルールを徹底する。 ⑥割り箸は使わない。 ⑦環境にやさしい商品を購入する。 ⑧物品購入に当たっては必要以上に購入しない。 ⑨印刷コピーは必要なだけにする。 (2)市民・事業者へ3R を推進させる市の取組み 市民へ3R を推進させる取組み ●生ごみ減量の推進 ①食材を多く買いすぎない、食べ残しをしない、生ごみは一絞りして水分をとるなど、 自ら実践できる方法を、ごみ広報紙「府中のごみ」などを通じてPRしていきます。 ②生ごみの排出抑制を推進するため、生ごみ堆肥化容器や生ごみ処理機の購入に対する 補助制度を継続するとともに、PRを推進します。 8 ●容器包装材の発生抑制の推進 ①買い物時の取組みであるマイバッグ持参運動を推進します。 ②ばら売りや量り売りでの商品購入を推進することなど容器包装材の発生抑制を促します。 ●フリーマーケットや不用品交換活動の支援 ①リサイクルフェスタを実施し、リユース活動の支援を行います。 ②「リサちゃんショップけやき」活動を継続します。 ●分別排出ルールの徹底 ①PR・啓発事業や地域ごみ対策推進員との協力により、各家庭による正しいごみの排 出を働きかけます。 ②集合住宅に対しては、転入時における指導の徹底、管理者・家主と連携し、正しいご みの排出を働きかけます。 ③10世帯以下の集合住宅については、地域住民とも連携し、市指導員による指導を強 化します。 ④ルール違反のごみは、ルール違反のシールを貼り、収集せず、市指導員が違反者に対 して指導を行います。 ⑤管理者や家主、居住者の協力により、良好な分別排出が維持されている集合住宅の取 組みや成果の情報提供に努めます。 ●集団回収の拡充 リサイクルを推進するため、集団回収を拡充します。 また、行政回収による収集費用の削減など観点から、集団回収量の増加を目指します。 ①集団回収を推進するための中期的スケジュール(5 年間)を作成します。 ②大規模な集合住宅などに集団回収の実施を促し、新たな登録団体・参加者を増やします。 ③既存の登録団体の活動を活性化するために有効となる情報提供や支援を行います。 ④集団回収を拡充するための新たな施策を検討します。 ●店頭回収の促進 店舗での回収体制を支援し、市民の店頭回収への協力を促します。 事業者へ3R を推進させる取組み ●マイバッグ持参運動の継続 マイバッグを持参しない無関心層を取り込むため、市民団体や販売店、商店街などと連 携し、単にごみ減量の観点だけでなく、デザインや機能性など様々な視点からマイバッ グの持参やレジ袋の削減を呼びかけます。 ●マイボトル持参運動の検討と試行 ①買い物の時からごみ減量の意識付けをしていく新たな取組みとして、マイボトル持参 運動を進めます。 ②マイボトルに対応した自動販売機などの設置について研究します。 9 ●容器包装使用量の削減などの働きかけ 市内の販売店と協議を行いながら、削減の取組みを支援します。 ①レジ袋の削減、商品のばら売りや量り売りを推進します。 ②詰め替え容器や再生品、グリーンマーク商品など、環境に配慮した商品の販売を推進 します。 ③「ごみが少ない売り方」や「店頭回収」といった事業者の取組みに関する情報をごみ 広報紙「府中のごみ」などを活用しPRしていきます。 ④事業者と協働して取り組んでいるペットボトル回収事業については費用対効果を踏ま え、効率的に実施していきます。 ●リサイクル推進協力事業所制度の見直し ごみ減量・リサイクルを推進する販売店などの取組みや成果を公表・チェックするなど の仕組みづくりを検討します。これに伴い、従来の制度を見直します。 ●環境マネジメントシステム(ISO14001 やエコアクション 21)導入の推進 事業活動におけるごみ減量や省資源・省エネルギーなどの環境負荷を低減する取組みを 継続的に推進するため、環境マネジメントシステムの導入を推進します。 ※環境マネジメントシステムとは、事業活動の中で環境に関する方針や目標を自ら設定し、そ の達成に向けた取組を実施するための体制や計画、手続き、仕組みなどを指します。 ※ISO14001 とは、国際標準化機構(ISO)が策定した環境マネジメントシステムの国際規格、 エコアクション 21 は環境省が策定した環境マネジメントシステムの日本国内のガイドライ ンです。 ●国や関係機関に対する要望 拡大生産者責任に基づき、生産・流通・販売の各段階におけるごみの発生抑制の取組み や自主的な回収を促すため、都や国へ要請を行います。 ●事業系ごみの排出指導の徹底 ①1,000 ㎡以上の事業用大規模建築物には、再生利用に関する計画書の提出と廃棄物 管理責任者の選任を義務付け、個別指導を徹底します。 ②事業系有料袋で排出する事業者のルール違反には、市指導員による指導を徹底します。 ③許可業者による収集についても、搬入ごみ検査や市指導員による排出指導を徹底しま す。 ●資源回収ルートの整備 ①紙類などの資源を直接問屋に持ち込む、商店街単位で古紙回収を行うなどの取組みを 促し、資源化を推進します。 ②積極的にリサイクルに取り組む事業者を紹介し、事業者の取組みを喚起します。 10 (3)3R を推進するための支援 ●PR・広報の充実 ①ごみ広報紙「府中のごみ」の発行や市のホームページを通じて、ごみに関するPR・ 広報の充実を図ります。 ②ごみ以外の分野で発行する広報紙などを活用して、ごみに関する情報提供を行います。 ●環境・ごみ教育の実施 環境学習講座やリサイクル教室の開催、児童・生徒・事業所に対する出張授業の開催な ど、市民・事業者と協力しながら環境教育・ごみ教育(ごみの分別など)を推進します。 ●地域ごみ対策推進事業の推進 ①地域ごみ対策推進員を地域のごみ3R推進リーダーとして位置づけ活動を支援します。 ②地域ごみ対策推進員に環境・ごみ教育の研修を実施します。 ③不法投棄やポイ捨てパトロール員としての活動を検討します。 (4)新たな制度の検討 ●新たな資源化の調査研究 ①せん定した枝葉については、民間処理施設を活用して資源化を実施していますが、今 後は効率的に実施できるよう、申請手続き、処理方法を見直していきます。 ②生ごみの資源化について、他市と共同して調査研究を進めます。 また、本市の都市形態に合った生ごみの資源化の方法について、中長期的なプランを 作成します。 11 2 市民の取組み ごみを減量するためには、排出者である市民の一人ひとりが「ごみの発生を抑える」、 「繰 り返し何度も使う」、「ごみと資源を分別する」といった3R の取組みを実践することが大 切です。 ここでは、市民の3R の取組みを「買い物時の取組み」 「暮らしの中の取組み」「不要な ものができた時の取組み」の生活場面ごとに分類し示しています。 また、各取組みを実行することによる具体的な減量効果を明示しました。 「市民の3R 自己評価シート」を活用し、日ごろのごみ減量の取組みを診断してみましょう。 (1)買い物時の取組み リデュース ●マイバッグを持って買い物に行きましょう。 買い物の時はマイバッグを持っていき、レジ袋をもらわないようにしましょう。 ◆効果 全市民が一日一回レジ袋(1 枚約 5 グラム)を断ると、年間約 450 トンのごみ 減量となります。 ●過剰包装は断りましょう。 すぐに不要となってしまう包装紙やトレイなどは断りましょう。 ◆効果 全市民が一ヶ月に一回包装紙(1枚約 45 グラム)を断ると、年間約 130 トン のごみ減量となります。 ●詰め替え商品やコンパクト商品などを選びましょう。 洗剤、シャンプーなどを購入する際は、詰め替え商品や成分が濃縮されたコンパクト商 品を選びましょう。 ◆効果 シャンプーの容器の重さを比較すると、ボトルは約 90 グラム、詰め替え商品は 約 10 グラム。買い物時に詰め替え商品を選択することで、80 グラムの減量に つながります。 12 ●ばら売りや量り売りの商品を選びましょう。 野菜や果物、肉などを購入する際は、ばら売りや量り売りのものを選びましょう。 ◆効果 ばら売りや量り売りの商品を選ぶことにより、購入後すぐごみとなるラップやト レイなどを削減することができます。 ●使い捨て商品の使用を控えましょう。 弁当などを購入する際は、使い捨ての箸やスプーンなどを断り、使い捨て商品の使用を 控えましょう。 ◆効果 、割り箸・使い捨てスプー 全市民がティッシュペーパーや紙ふきん(1 枚約 1 グラム) ン(各 4 グラム)などの使い捨て商品を1日4グラム控えると、年間約 360 トンのごみ減量となります。 リユース ●繰り返し使える容器に入った商品を選びましょう。 ビール・酒などを買う際は、繰り返し使えるリターナブルびん入りの商品を選びましょ う。 ◆効果 リターナブルびんは、回収後洗浄することにより、10 回以上使用することがで きます。 ●レンタル品や中古品を利用しましょう。 ベビー用品や旅行用品など短期間しか使用しないものは、レンタル品を利用しましょう。 また、家具や衣類、家電製品などの購入は、リサイクルショップを利用しましょう。 リサイクル ●再生品を選びましょう。 トイレットペーパーや文房具などを購入する際は、再生品を選びましょう。 資源を活かすためには、再生資源を原料とした再生品を使用することが大切です。 再生品を示す目印として、牛乳パック再利用マークや PET ボトルリサイクル推奨マー クなどがあります。 ペットボトル 再利用品 13 (2)暮らしの中の取組み リデュース ●生ごみの減量・リサイクルに取り組みましょう。 ①野菜などの食材を無駄なく使い切るエコクッキングを心がけましょう。 ②賞味・消費期限切れに注意し、無駄なく食材を使いましょう。 ③食べ残したものは、翌日のお弁当にするなど生ごみの発生を減らしましょう。 ④生ごみを出す前には、できるだけ水切りをしましょう。 ⑤家庭菜園、プランターなどで利用できる場合は、生ごみの堆肥化に挑戦してみましょ う。 ⑥生ごみ処理機器の使用により、生ごみの減量化に挑戦してみましょう。 ◆効果 全世帯が一日に生ごみを水切りして約 50 グラム減量すると、年間約 2,000 トン、 全市民が一週間あたりみかん 1 個分(約 100 グラム)の食品を無駄なく使いきると、 約 1,300 トンのごみ減量となります。 ●水筒・マイボトルの持参を心がけましょう。 缶やペットボトル飲料を購入せずに、家から水筒などのマイボトルを持参しましょう。 ●不要なダイレクトメールは断りましょう。 ダイレクトメールは、欲しい情報を得ることができる反面、ときには不要でごみとなっ てしまう場合もあります。 不要なダイレクトメールを断る方法としては、次のものがあります。 ①書類を開封しないまま赤字で「受取拒否」と書き、郵便物の受取人が署名押印した紙を 貼って、ポストに投函する方法。 ②ダイレクトメール差出企業へ「保有個人データの利用停止等を請求」されたい旨を申 し出る方法。 リユース・リサイクル ●故障したときは修理をして、長期間使うようにしましょう。 自転車や家具、電気製品などが故障したときには、できるだけ修理をするなどして、で きるだけ長期間使うようにしましょう。 14 (3)不要なものができた時の取組み リユース ●まだ使えるものは、必要としている人に譲りましょう。 衣類や家具などでまだ使えるものは、フリーマーケットやリサイクルショップを利用し て必要としている人に譲りしましょう。 ●リサちゃんショップけやきを利用しましょう。 家庭で不用になった衣類、小物などをお預かりして展示販売をしています。また、掲示 板で「ゆずりたい品」「ほしい品」の情報交換コーナーや、粗大ごみとして出された木 製家具を再生家具として販売しています。 ◆場所・・・府中市グリーンプラザ分館 2 階(寿町 1 の 1) ◆電話・・・042-360-3751 リサイクル ●集団回収を利用しましょう。 新聞、雑誌・雑がみ、段ボール、紙パック、古布、びん、かんは自治会や子供会、PT Aなどが行う集団回収を利用し、リサイクルしましょう。 集団回収に取り組む団体に対して、回収量に応じて奨励金を交付していますので、積極 的に利用しましょう。 ●市の資源回収を利用しましょう。 ①新聞、雑誌・雑がみ、段ボール、紙パック、古布、びん、かん、ペットボトル、せん 定した枝葉は分別し、市の資源回収に出し、リサイクルしましょう。 ②家庭用の廃食用油は、月1回の各文化センターでの回収に出し、リサイクルしましょう。 ※回収日時:毎月第 4 日曜日の午前 9 時∼ 11 時 〔12 月は第 3 日曜日〕 ③はがきや手紙は、はがきの回収箱を利用し、リサイクルしましょう。 ※回収箱の設置場所:市役所本庁舎、各文化センター、府中グリーンプラザ分館 ●店頭回収を利用しましょう。 トレイ・紙パック・ペットボトルなどを買ったお店で回収を行っている場合は、店頭回 収を利用し、リサイクルしましょう。 ※回収された資源は次のようにリサイクルされます。 ・紙類 → 新聞紙、段ボール、トイレットペーパーなどにリサイクル ・びん → びんや路盤材としてリサイクル ・アルミ缶 → アルミ缶などにリサイクル ・スチール缶 → 鉄鋼製品などにリサイクル ・ペットボトル → プラスチック製品や衣類などにリサイクル ・プラスチック → プラスチックの原料やコークスなどにリサイクル ・廃食用油 → バイオディーゼル車の燃料などにリサイクル 15 市民の3R 自己評価シート 皆さんのごみ減量・リサイクルの取組みを、さらにチェックしてみましょう。あてはまる項目の数字部分に「○」 をつけて、右の空欄にその数字 ( 点数 ) を書き込んでください。 最後に、タテの項目の合計をし、「発生抑制 ( リデュース )」「再使用 ( リユース )」「再生利用 ( リサイクル )」の 各項目についてレーダーチャートを使って分析してみましょう。 点 数 記 入 欄 必ず 時々 していない している している 行 動 例 発生抑制 1 マイバックを特って買い物に行っている。 4 2 0 ⇒ 2 過剰包装は断っている。 2 1 0 ⇒ 3 ビールや酒などは繰り返し使える容器に入った商品を選 んでいる。 6 3 0 ⇒ 4 洗剤やシャンプーなどを購入する際には、詰め替え商品や コンパクト商品などを選んでいる。 2 1 0 ⇒ 5 野菜や果物、肉などを購入する際には、裸売りやばら売り、 量り売りの商品を選んでいる。 2 1 0 ⇒ 6 トイレットペーパーや文房具などは再生品を選んで購入 している。 2 1 0 ⇒ 7 割り箸や紙コップなどの使い捨て商品の使用を控えてい る。 6 3 0 ⇒ 8 ベビー用品や旅行用品などのレンタル品や家具、衣類な どの中古品を利用している。 6 3 0 ⇒ 9 食べ残しをしないように気をつけている。 6 3 0 ⇒ 10 家電製品などは故障してもできるだけ修理している。 4 2 0 ⇒ 11 購入後の食品の品質や消費・賞味期限をこまめにチェッ クしている。 6 3 0 ⇒ 12 野菜などの食材はできるだけ無駄なく使い切るようにし ている。 4 2 0 ⇒ 13 生ごみを出す前に水切りをしている。 4 2 0 ⇒ 14 生ごみ処理機器を利用している。 4 2 0 ⇒ 15 まだ使えるものは、必要としている人に譲っている。 4 2 0 ⇒ 16 びん・かん・ペットボトルは、資源の収集に出している。 4 2 0 ⇒ 17 再生資源から作られた再生品を購入するようにしている。 2 1 0 ⇒ 18 食品トレイ・紙パックなどは、スーパーマーケットなどで の店頭回収に出している。 2 1 0 ⇒ 19 使い終わった食用油は、市の回収に出している。 2 1 0 ⇒ 20 新聞・雑誌・段ボールなどは集団回収などに出している。 4 2 0 ⇒ 合 計 「必ずしている」の点数が、「6 点」、「4 点」、「2 点」の 3 段階に分かれて いますが、これは、各行動について、ごみとして出されている重さなどの観 点から評価し、ランク付けをしたものです。 再生利用 点 点 点 40 点満点 20 点満点 16 点満点 ×2.50 ×5.00 ×6.25 % 発生抑制 16 再使用 % % 再使用 再生利用 レーダーチャートにより、「発生抑制(リデュース)」「再使用(リユース)」「再生 利用(リサイクル)」のどの取組みが足りないかチェックしてみてください。 レーダーチャート 発生抑制 (%)100 100 75 50 25 0 再生利用 再使用 発生抑制 再生利用 再使用 発生抑制 ( リデュース) ・・・65.0%(26 点 ) 再 使 用 ( リユース) ・・・・33.6%( 6 点 ) 再生利用 ( リサイクル) ・・・70.0%(14 点 ) ↑この記入の場合では、再使用の取組みが 少したりないと言えます。 17 3 事業者の取組み 事業者のごみ減量の取組みには、生産者・販売者として、リサイクルしやすい製品の製 造や過剰包装の抑制など、拡大生産者責任に基づいた取組みがあります。 また、市民の取組みと同様にごみの排出者として3Rの推進に取り組むことも必要です。 ここでは、事業者の取組みをオフィス・事務所、製造業、販売業(百貨店・スーパーマー ケット・商店街など)、飲食業、ホテル・旅館業などの業種ごとに示しています。 「事業者の3R 自己評価シート」により、事業所内のごみ減量の取組みを診断してみま しょう。 なお、事業所から発生するごみは、業種などによって様々なため、まずは各事業所で発 生するごみの種類や量を把握する必要があります。そして、その結果をもとに、ごみ減量 行動の方針及び計画の策定(Plan)、計画の実行 (Do)、結果の点検(Check)、見直しと 改善(Action)を継続的に実施することが大切です。 事業活動の中で継続的にごみ減量を含めた環境負荷を低減する取組みを実施するため、 環境マネジメントシステムの導入に取り組みましょう。 (1)オフィス・事務所での取組み ●紙類の減量について ①オフィス用紙は、できるだけ再生紙を購入し、使用しましょう。 ②コピー用紙の使用量を抑制しましょう ( 両面コピーの励行、使用済み用紙の裏面利用、 文書の共有、電子メ−ルの活用によるペーパーレス化など )。 ③使用済みの用紙を分別する容器を各フロアに設置し、分別しましょう。 ④分別した紙類は、再生資源業者に引き渡し、リサイクルしましょう。 ●事務用品について ①文具などの事務用品に再生品を購入し、使用しましょう。 ②筆記用具やのりなどは、詰め替え商品を使用しましょう。 ③不用となった事務用品・事務机などは他のセクションなどで新たに使用しましよう。 ●飲料品について ①お茶やコーヒーなどは湯飲みやカップ(使い捨てでないもの)に各自が入れ、使い捨 て容器(かん、ペットボトル、紙コップなど)の使用量を減らしましょう。 ②びん・かん・ペットボトル・紙コップなどは、分別容器を設置し、販売業者に引き取っ てもらうか、再生資源業者に引き渡しましょう。 ●環境学習の推進 社内での環境学習を推進し、ごみ減量・リサイクルに取り組みましょう。 18 ●環境マネジメントシステム(ISO14001 やエコアクション 21)の導入 ①経営方針にごみ減量・リサイクルの事項を掲げるなど、行動計画の作成に努めましょ う。 ②社内の取組みを推進するための組織を整備し、内部監査などで進捗状況の適切な管理 に努めましょう。 (2)製造業での取組み ●設計・開発で ①製品の小型化など、同一機能に対する資源使用量の削減に努めましょう。 ②寿命の長い製品を設計・開発しましょう。 ③頻繁なモデルチェンジの是非を検討しましょう。 ④解体の容易さ、素材種類の削減など、修理や再使用・リサイクルするときのことを考 えた設計・開発を行いましょう。 ●原料の選択 再生資源を積極的に利用しましょう。 ●容器の選択 ①容器のリターナブル化やデポジット制(製品価格に容器代を上乗せし、製品使用後容 器を返すことで、容器代を払い戻す制度)を検討しましょう。 ②詰め替え可能な商品の生産の促進に努めましょう。 ③リサイクルしやすい容器を選択しましょう。 ●運搬・梱包で パレットの使用など運搬資材・梱包資材の省資源化・再使用を進めましよう。 ●消費者への情報提供 ①ごみ減量・リサイクルに適した商品・再生品であることの表示に努めましょう (識別表示、リターナブル容器、軽量化容器、コンパクト商品など)。 ②消費者に、再生品が受け入れられるように PR しましょう。 ③環境への取組みについての情報提供に努めましょう(環境会計の公表など)。 ●修理体制の充実 交換部品の確保、受付窓口の設置など、修理体制の充実に努めましょう。 ●回収とリサイクル ①製品及び梱包材などを回収し、リサイクルしましょう。 ②リサイクルに関する技術開発を推進しましょう。 19 ●再使用の推進 再使用可能な部品を再使用しましょう。 ●環境学習の推進 社内での環境学習を推進し、ごみ減量・リサイクルに取り組みましょう。 ●環境マネジメントシステム(ISO14001 やエコアクション 21)の導入 ①経営方針にごみ減量・リサイクルの事項を掲げるなど、行動計画の作成に努めましょ う。 ②社内の取組みを推進するための組織を整備し、内部監査などで進捗状況の適切な管理 に努めましょう。 ●適正処理 適正処理困難物の処理技術を確立し、その情報提供に努め、回収など適切な措置を講じ ましょう。 (3)販売業での取組み ●容器・包装の削減 ①過剰包装を控え、簡易包装・無包装を推進しましょう。 ②マイバッグ持参時のスタンプ方式やレジ袋の有料制などを導入し、買い物袋の持参を 呼びかけて、レジ袋を削減しましょう。 ③ばら売りや量り売りなど、消費者が包装方法を選択できる仕組みを整備しましょう。 ●ごみ減量・リサイクルに配慮した商品の販売 ①詰め替え商品・繰り返し使用できる容器(リターナブル容器)に入った商品など、繰 り返し使用できる商品を販売しましょう。 ②修理体制の充実した商品を販売しましょう。 ③衣類や本、パソコンなどの中古品の引き取りや販売をしましょう。 ④再生原料を使用したエコマーク商品・グリーンマーク商品など、環境ラベル付き商品 を販売しましょう。 ●ごみ減量・リサイクルに配慮した販売姿勢 ①過剰なダイレクトメールを自粛しましょう。 ②ごみ減量・リサイクルに適した商品供給の推進に努めましょう。 ③リサイクル品コーナーを設置しましょう。 ④ごみ減量・リサイクルに適した商品のPRを行いましょう。 ⑤製品故障時の修理体制を強化しましょう。 ⑥ごみ減量への取組みを消費者にPRしましょう。 20 ●販売管理の徹底 ①消費・賞味期限切れ商品などによる廃棄量を削減する販売管理を行いましょう。 ②販売管理の徹底により、売れ残りを減らしましょう。 ●グリーン調達の推進 チラシ、パンフレット、包装紙、トイレットペーパーは、再生紙を使用するなど再生品 の使用を推進しましょう。 ●再使用の促進 流通用梱包材は、繰り返し使用できるものを使用しましょう。 ●店頭回収の推進 ①トレイ、紙パック、ペットボトルなど容器包装の回収を行いましょう。 ②ボタン電池、充電式電池などの回収を行いましょう。 ③ビールびん、一升びんといったリターナブルびんの回収を行いましょう。 ④自動販売機から発生する空き容器を回収しましょう。 ●生ごみの減量・リサイクル ①加工くずや売れ残り食料品などの脱水やバイオガス化処理、コンポストの利用を推進 しましょう。 ②廃食用油のリサイクルを推進しましょう。 ●適正処理 適正処理が困難な商品は、製造者と協力して、逆流通システムを利用した回収など適切 な措置を講じましょう。 ●環境学習の推進 社内での環境学習を推進し、ごみ減量・リサイクルに取り組みましょう。 ●環境マネジメントシステム(ISO14001 やエコアクション 21)の導入 ①経営方針にごみ減量・リサイクルの事項を掲げるなど、行動計画の作成に努めましょ う。 ②社内の取組みを推進するための組織を整備し、内部監査などで進捗状況の適切な管理 に努めましょう。 21 (4)飲食業での取組み ●使い捨て商品の使用の削減 ①箸を再使用できるものに切り換えたり、箸袋を簡素化したりしましょう。 ②紙製おしぼりを布製に替えましょう。 ③小分け包装のシュガーなどの使用を控えましょう。 ④食品や物品の仕入れは通い箱(空きびんを回収するためのビールケースなど)を使用 しましょう。 ⑤トイレでのペーパータオルの使用をやめましょう。 ●生ごみの減量・リサイクル ①調理の工夫により無駄な生ごみを出さないようにしましょう。 ②顧客ニーズに応じたメニューを工夫し、食べ残しの減少に努めましょう。 ③ごみとして出す前に水切りを徹底しましょう。 ④業種や地域単位の共同生ごみリサイクルを推進しましょう。 ⑤廃食用油のリサイクルを推進しましょう。 ●グリーン調達の推進 チラシ、パンフレット、トイレットペーパーは、再生紙を使用するなど再生品の使用を 推進しましょう。 ●環境学習の推進 社内での環境学習を推進し、ごみ減量・リサイクルに取り組みましょう。 ●環境マネジメントシステム(ISO14001 やエコアクション21)の導入 ①経営方針にごみ減量・リサイクルの事項を掲げるなど、行動計画の作成に努めましょ う。 ②社内の取組みを推進するための組織を整備し、内部監査などで進捗状況の適切な管理 に努めましょう。 (5)ホテル・旅館業での取組み ●使い捨て商品の使用の削減 ①石けんやシャンプーなどについて、ディスペンサー容器(必要量だけ出せる容器)の 採用を推進しましょう。 ②食品や物品の仕入れは通い箱(空きびんを回収するためのビールケースなど)を使用 しましょう。 ③トイレでのペーパータオルの使用をやめましょう。 22 ●生ごみの減量・リサイクル ①調理の工夫により無駄な生ごみを出さないようにしましょう。 ②顧客ニーズに応じたメニューを工夫し、食べ残しの減少に努めましょう。 ③食べ残しなどの脱水やバイオガス化処理、コンポストの利用を推進しましょう。 ④業種や地域単位の共同生ごみリサイクルを推進しましょう。 ⑤廃食用油のリサイクルを推進しましょう。 ●グリーン調達の推進 チラシ , パンフレット、引き出物袋、トイレットペーパーは再生紙を使用するなど再生 品の使用を推進しましょう。 ●環境学習の推進 社内での環境学習を推進し、ごみ減量・リサイクルに取り組みましょう。 ●環境マネジメントシステム(ISO14001 やエコアクション21)の導入 ①経営方針にごみ減量・リサイクルの事項を掲げるなど、行動計画の作成に努めましょ う。 ②社内の取組みを推進するための組織を整備し、内部監査等で進捗状況の適切な管理に 努めましょう。 23 事業者の3R 自己評価シート あなたのオフィスなどでのごみ減量・リサイクル行動を自己評価してみましょう。 該当する項目の数字部分に「○」をつけて、その数字 ( 点数 ) を書き込み、合計してください (100 点満点) 。 一部で 実施している 実施している 実施していない 行 動 例 1 ごみの発生量を測定し、その種類や量を把握している。 2 オフィス用紙は再生紙を使用している。 10 5 0 10 5 0 10 5 0 10 5 0 ど ) を使用している。 10 5 0 弁当などを買う際はレジ袋を断っている。 10 5 0 にいれるようにしている。 10 5 0 びん・かん・ペットボトルなどは分別し、リサイクルしている。 10 5 0 10 5 0 10 5 0 コピー用紙の使用量の抑制に取り組んでいる(両面コピーの 3 励行、使用済み用紙の裏面利用、文書の共有、電子メールの活 用によるペーパーレス化など)。 4 5 6 7 8 9 10 紙類は分別し、再生資源業者に引き渡してリサイクルしてい る。 文具などの事務用品は再生品や詰め替え商品 ( ペンやのりな お茶やコーヒーなどは湯飲みやカップ ( 使い捨てでないもの ) 経営方針にごみ減量・リサイクルの事項を掲げ、内部監査など で進捗状況を管理している。 社内でごみ減量・リサイクルの意義などについての環境学習 を推進している。 合 計 24 府中市ごみ減量アクションプラン 発 行 日 平成23年3月 編集 ・ 発行 府中市ごみ減量推進課 〒183-8703 東京都府中市宮西町 2 丁目 24 番地 電話 042-364-4111(代表) 042-335-4400(直通) FAX 042-336-5181 ホームページ http://www.city.fuchu.tokyo.jp