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USセミナー2014 参加報告

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USセミナー2014 参加報告
USセミナー2014 参加報告
本社
横田 昇
USセミナー2014の概要
○日程
○研修先
平成26年11月1日(土)~11月8日(土)
8日間
アメリカ カリフォルニア州 コスタメサ
(ロサンゼルス空港から車で40分くらいの町)
○宿泊先
コスタメサ マリオットホテル
○参加者
薬局経営者、幹部、薬剤師、管理栄養士、事務職
東邦薬品株式会社の社員
4名
15名
コスタメサ
【講 師】
Duane Saikami 先生 ( DDJKグループ、MBA取得)
【コーディネーター】 藤長 義ニ 先生 (経営コンサルタント)
Duane先生
藤長先生
スケジュール1日目(11月1日)
14時30分
17時
11時(現地時間)
13時~
成田空港 集合
ロサンゼルスへ出発
↓(所要時間約9時間)
ロサンゼルス空港到着
レセプションパーティー
(自己紹介・チーム分け)
スケジュール2日目(11月2日)
ロサンゼルス観光
時差ぼけの調整のため、2日目はハリウッドやサンタモニカなどロサンゼ
ルス近郊の観光に連れて行っていただきました。
スケジュール3日目(11月3日)
研修1日目
アメリカの医療制度、薬局事業について受講
・薬剤師の役割と責任
・薬剤給付管理会社(PBM)
・電子処方せんの普及状況 などについて学びました。
2014年より実施されたオバマケアにより、無保険者は減少しているが
失業者の増加など様々な弊害が生じているそうです。
米国の薬局サプライチェーン
メーカー
保険会社等
医薬品卸
薬剤供給管理会社
物
薬 局
金
契約、情報提供
(PBM)
PBMが大きな鍵となっています。
患 者
スケジュール4日目(11月4日)
研修2日目(薬局視察)
1.リテール薬局(チェーン薬局)を視察
①Rite aid
薬剤師による予防接種注射の体験
②CVS Pharmacy 薬局内にウォークイン診療所あり
③COSTCO
会員制大型量販店
④VONS
ディスカウントスーパー併設の薬局
薬剤師による予防接種を体験
Rite aid
CVS Pharmacy
薬局内にクリニックがありました。
上級看護師が常駐し、簡単な医療行為
を行っています。
VONS(ディスカウントスーパー)
すぐ隣で鮮魚を販売しています!
日本では考えられません。
2.Alta medグループの薬局を視察
電子処方せんや電子カルテを使って、実際にテクニシャンが
調剤しているところを見学しました。
3.パートナーズヘルスケア(クローズド薬局)
施設処方専門の薬局です。24時間稼動で調剤した薬を施設へ配達します。
まるで工場のようでしたが、アメリカでの最新形の薬局だそうです。
スケジュール5日目(11月5日)
研修3日目(グループ発表)
獲得ポイントが低かったチームは
最後に罰ゲームを受けました。
今年は強烈な芳香スプレーをか
けられていました。
・受講したセミナーと薬局視察を通して得た知識をもとに、 ケーススタディを
チームでまとめて発表しました。
スケジュール6日目(11月6日)
観光
アウトレットでのショッピングやワイン村でのテイスティングを楽し
みながら、参加者との交流を深めました。
や っぱり讃岐人、
うどんが 一番です。
高松空港について、
早速食べました。
アメリカの犬達
USの医療制度、薬局事情について
感じたこと、学んだこと
①薬局薬剤師の業務は監査が中心である。
調剤も投薬もテクニシャンが行う。
②一方で薬剤師の業務範囲は広い。
予防接種の投与、遺伝子検査、モニタリング管理など
③ヒート、一包化がほとんどない。
文化の違い、自己責任主義のためか。
一包化にすると逆にわかりにくいとのこと。
USの医療制度、薬局事情について
④技術料の単価が低い。(1ライン約200円)
医薬品を安く仕入れ、数をこなすことが売上増に繋がる。
⑤患者を待たせることに抵抗がない。
待ち時間は平均30分。
⑥そのためスーパーを併設したチェーン薬局が利用される。
待ち時間に買い物をさせる。
USの医療制度、薬局事情について
⑦PBMとのオンラインで、調剤した時点で調剤報酬が確定。
即時請求で30日から60日で支払われる。
⑧提携した医療機関の電子カルテを閲覧する権利がある。
患者の情報、疾病情報を把握し、適切な処方か確認。
参加者との交流により感じたこと
薬剤師不足はどこも同じであるが、先を見越した展開を
している会社が多い。
たとえば・・・
・今回10社から参加していたが、そのうち3社は施設
専門の調剤をすでに開始していた。
・施設への営業をどんどんかけている会社もあった。
マンツーマン型の調剤からの脱却を進めている。
USセミナー2014に参加して
USセミナーはアメリカの医療制度を学びながら、参加者との情報交換により
将来の日本での調剤薬局のあり方や新たな薬剤師像を考えるいい機会です。
今年は、薬剤師ではない私が参加しましたが、職種やポジションにかかわらず
どの職員が参加しても、意欲があれば非常に意義のあるセミナーになり得ると
感じました。
職員の皆さん、来年もUSセミナーの企画があれば、是非参加してください。
他社の意識の高い職員と時間を共有することで、たくさんの財産を得られます。
私自身も今回得た財産を、今後少しでも皆さんにフィードバックしていきます。
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