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精神科リエゾン外来を受診の患者様へのお知らせ

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精神科リエゾン外来を受診の患者様へのお知らせ
2012 年 4 月
精神科リエゾン外来を受診の患者様へのお知らせ
東京医科歯科大学歯学部附属病院顎顔面外科では、
『口腔外科を受診した患者が有する精
神医学的要因の研究
―精神科リエゾン診療を実施した患者の検討―』と題した研究を行
っています。
つきましては、調査の実施とその概要をお知らせいたしますので、調査へのご理解、ご
協力をお願い申し上げます。なお、この研究に含まれています患者さまへの研究参加の同
意書は必要といたしません。
対象:精神科リエゾン外来を受診された方すべて
目的:口腔外科を受診する患者の中で、顎関節症や舌痛症等の診断基準に疼痛等の自覚症
状が含まれる疾患は、病理組織や画像所見で診断が確定する疾患とは異なり、感覚機能的
な評価や精神医学的な要因を考慮する必要があるため、当科においては、1992 年から “精
神科リエゾン外来”を設置し、口腔外科の担当医が精神医学的対応を要すると判断した患
者を、精神科医と共同で診療に当っています。
今回の研究では、精神障害に起因する口腔顎顔面領域の症状、歯科疾患と精神障害が併
存する症例の特長および狭義の心身症症例を検討することで、歯科医師が早期に上記の病
態を把握し、適切な対応が可能になることを目的としています。
必要性:当外来を受診する患者の中には、明確な他覚所見が認められないにもかかわらず
自覚症状に対して非可逆的な治療(抜髄、歯根尖切除術、抜歯等)が行われている症例が
存在します。また、口腔顎顔面部の症状と全身各所の身体症状を関連付けて訴える患者に
対して、不必要な咬合治療や矯正治療等の歯科的処置が行われている症例があり、これら
の歯科治療は患者の利益に繋がらないと考えられます。
本研究で得られた結果を一般歯科臨床に普及することで、歯科医師が適切な診断と対応
が可能となり、患者の身体的、精神的、経済的、時間的な負担が軽減されることが期待で
きます。
協力内容:診療情報(症状、所見など)の二次利用(調査への使用)
。カルテからの情報を
検討する後ろ向き研究である、個人を特定しないことから、対象者への危険性はなく、不
利益になることもありません。
調査方法:担当医師が所定の用紙に記載
個人情報の保護:個人が特定できる情報(カルテ番号、氏名、住所、電話番号など)は収
集しません。
結果の公表:全体の集計結果は、今後の診療水準向上のため、報告、公表されます。個人
を特定しうる情報に関してはこれを公開することなく、またプライバシーはいかなる場合
も保護されます。
研究参加の撤回:研究機関中いつでも、お申し出をいただいた時点で研究協力は撤回でき、
それまでに取得した全ての情報を破棄することができます。
皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。
調査責任者:
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・顎顔面外科学
中久木康一
問い合わせ先:
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・顎顔面外科学(担当:和気・中久木)
〒113-8549 文京区湯島 1-5-45
Tel: 03-5803-5503(研究室)、5738(外来)
[email protected]
Fax: 03-5803-5500
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