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を0.001 ∼ 5.0重量%と、(B)納豆エ
JP 3641366 B2 2005.4.20 (57)【 特 許 請 求 の 範 囲 】 【請求項1】 (A)ポリビニルアルコールを0.001∼5.0重量%と、(B)納豆エキスを0. 001∼10.0重量%とを配合することを特徴とする皮膚外用剤。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、皮膚外用剤に関し、さらに詳細には、肌なじみがよく、べたつきがなく、かつ 皮膚上で適度な被膜を形成し良好なはり感を有する皮膚外用剤に関するものである。 【0002】 10 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】 従来、皮膚にはり感を与える皮膚外用剤には、水溶性あるいは油溶性の高分子が配合され 、皮膚表面を高分子が被膜することで、はり感を与えるものであった。 しかしながら、水溶性あるいは油溶性の高分子を配合し、はり感を充分感じる皮膚外用剤 では、皮膚上で高分子が被膜する際に生じる溶媒の揮発時の粘性により、べたつきが強く 感じられ、使用性が良くないという欠点があった。 このため、はり感を充分感じられる皮膚外用剤で、高分子のべたつき感が少ない使用性の 良好な皮膚外用剤の開発が望まれていた。 【0003】 本発明は前記従来の技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は肌上で塗布後にべ 20 (2) JP 3641366 B2 2005.4.20 たつきを与えず、肌のなじみがよく、適度なはり感を与える皮膚外用剤を提供することに ある。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明者等は上記の事情に鑑み、鋭意研究した結果、被膜剤と納豆エキスとを組み合わせ て配合することにより、皮膚へのなじみがよく、塗布後のべたつきが少なく、皮膚へのは り感が十分感じられる、極めて優れた使用感の皮膚外用剤が得られることを見い出し、本 発明を完成するに至った。 【0005】 すなわち、本発明は、(A)ポリビニルアルコールを0.001∼5.0重量%と、( 10 B)納豆エキスを0.001∼10.0重量%とを配合することを特徴とする皮膚外用剤 である。 【0006】 以下、本発明について詳細に説明する。 本発明で用いられる(A)被膜剤としては、ポリビニルピロリドン(PVP)、PVP/ ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体、PVP/エイコセン共重合体、PVP/メ タクリル酸エチル/メタクリル酸エチル共重合体、PVP/ヘキサデセン共重合体、PV P/ビニルアセテート共重合体、PVP/ビニルアセテート/イタコン酸共重合体、PV P/スチレン共重合体等のポリビニルピロリドン系被膜剤、アクリル酸エチル/アクリル 酸アミド/アクリル酸共重合体、アクリル酸エチル/アクリル酸ブチル共重合体、アクリ 20 ル酸エチル/メタクリル酸エチル共重含体、アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体、 アクリル酸エチル/メタクリル酸メチル共重合体、アクリル酸オクチル/酢酸ビニル共重 合体、アクリル酸オクチル/スチレン共重合体、アクリル酸アルキルスチレン共重合体、 アクリル酸ブチル/酢酸ビニル共重合体、アクリル酸ブチル/ヒドロキシメタクリル酸エ チル共重合体、アクリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重合体、アクリル酸メトキシエ チル/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル共重合体、アクリル酸ラウリル/ 酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリスチレンアク リル酸樹脂等のアクリル酸系被膜剤、ポリ酢酸ビニル等の酢酸ビニル系被膜剤、ポリメタ クリル酸メチル、メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチル/アクリル酸オクチル、ジエチ ル硫酸ビニルピロリドン/N,N’−ジメチルアミノメタクリル酸共重合体等のメタクリ 30 ル酸系被膜剤、ビニルメチルエーテル/マレインブチル共重合体等のビニルメチルエーテ ル系被膜剤、スチレン/メチルスチレン/インデン共重合体等のスチレン系被膜剤、シク ロヘキサン系アルキッド樹脂等のアルキッド樹脂系被膜剤、トリメチルシロキシケイ酸等 のシリコーン樹脂系被膜剤、オルガノポリシロキサン等の皮膜形成能のある合成樹脂エマ ルジョンおよび水またはアルコール溶解性のポリビニルアルコール類、非水溶性のニトロ セルロース、カチオン化セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒド ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、 ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結 晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子等が挙げられる。 【0007】 40 これらの被膜剤のうち特に好ましいのは、ポリビニルピロリドン系被膜剤、アクリル酸系 被膜剤、酢酸ビニル系被膜剤、メタクリル酸系被膜剤、ビニルメチルエーテル系被膜剤、 スチレン系被膜剤、アルキッド樹脂系被膜剤、シリコーン樹脂系被膜剤、カチオン化セル ロースおよびポリビニルアルコールであり、これらの中でも特にポリビニルアルコールが 好ましい。 【0008】 被膜剤の配合量は、本発明の皮膚外用剤中、0.001∼5.0重量%であり、好ましく は同0.01∼3.0重量%である。皮膚外用剤全体に対して0.001重量%未満の配 合量であると、十分なはり感が得られず、5.0重量%を超えて配合してもはり感の増強 が見られず、皮膚上で高分子のよれを生じ、皮膚上でかすを生じるために外用剤の使用感 50 (3) JP 3641366 B2 2005.4.20 触が損なわれることになり、好ましくない。 【0009】 本発明で用いられる(B)納豆エキスは、大豆の種子を納豆菌 Bacillus na tto Sawamura で発酵して作った納豆菌の20%エタノール抽出エキスに無 水エタノールを加えて析出する塊状粘質物を10%エタノール溶液に分散して得られる液 (塊状粘質物:10%エタノール溶液=約2:98)で、γ−グルタミン酸ポリマーを主 成分とし、他に糖なども含む粘稠性のあるエキスである。市販品としては、一丸ファルコ ス株式会社製、商品名「フィトコラージュ」が挙げられる。 【0010】 本発明の皮膚外用剤における納豆エキスの配合量は、外用剤全体に対して0.001∼1 10 0.0重量%であり、好ましくは同0.01∼5.0重量%である。納豆エキスの配合量 が外用剤全体に対して0.001重量%未満の配合量であると、外用剤のなじみのよさの 向上、はり効果を発揮させることが実質上困難になり好ましくなく、同10.0重量%を 超えて配合してもはり感の増強が認められず、皮膚上で高分子のよれを生じ、皮膚上でか すを生じるために外用剤の使用感触が損なわれることになり好ましくない。 【0011】 本発明の皮膚外用剤には、必要により上記の基本的な配合成分に加えて、通常化粧品や医 薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分を、本発明の所期の効果を損なわない限り適宜 配合することができる。これらは単独配合だけではなく、これらの他の成分を2種以上組 み合わせて配合することも可能である。 20 【0012】 かかる成分としては、例えば、流動パラフィン,スクワラン,ワセリン等の炭化水素;マ カデミアナッツ油,オリーブ油,ラノリン等の油脂類;ホホバ油,カルナバロウ,キャン デリラロウ等のロウ類,ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン等のシ リコーン類および環状のシリコーン類;カプリルアルコール,ラウリルアルコール,ミリ スチルアルコール,セチルアルコール,コレステロール,フィトステロール等の高級アル コール類;カプリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘニン酸,ラノ リン脂肪酸,リノール酸,リノレン酸等の高級脂肪酸;ポリエチレングリコール,グリセ リン、1,3−ブチレングリコール,エリスリトール,ソルビトール,キシリトール,マ ルチトール等の保湿剤; クインスシード,カラギーナン,ペクチン,マンナン,カード 30 ラン,デンプン,ガラクタン,グリコーゲン,アラビアガム,キサンタンガム,ヒドロキ シエチルグアガム,カルボキシメチルグアガム,グアガム,デキストラン,ローカストビ ーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン,カルボキシメチルキチン ,寒天等の増粘剤;エタノール等の低級アルコール;ブチルヒドロキシトルエン,トコフ ェロール,フィチン等の酸化防止剤;安息香酸,サリチル酸,ソルビン酸,パラオキシ安 息香酸アルキルエステル,ヘキサクロロフェン等の抗菌剤等;パラアミノ安息香酸系紫外 線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線 吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベンジ リデン)−d−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウ ロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒ 40 ドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t −オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェ ニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’ −t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)− 3−ペンタン−2−オン等の紫外線吸収剤;アシルサルコシン酸(例えばラウロイルサル コシンナトリウム)、グルタチオン、クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸等の有機酸;ビ タミンA及びその誘導体、ビタミンB6 塩酸塩,ビタミンB6 トリパルミテート,ビタミ ン B 6 ジ オ ク タ ノ エ ー ト , ビ タ ミ ン B 2 及 び そ の 誘 導 体 , ビ タ ミ ン B 12, ビ タ ミ ン B 15及 びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸,アスコルビン酸硫酸エステル(塩), アスコルビン酸リン酸エステル(塩),アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC類 50 (4) JP 3641366 B2 2005.4.20 、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテー ト等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン等のビタミ ン類;ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリ チルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸及びその誘導体、ヒノキチオール、ビサボロール 、ユーカルプトーン、チモール、イノシトール、サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘ チマサポニン、ムクロジサポニン等のサポニン類;パントテニルエチルエーテル、エチニ ルエストラジオール、トラネキサム酸、アルブチン、セファランチン、プラセンタエキス 等の各種薬剤;ギシギシ,クララ,コウホネ,オレンジ,セージ,ノコギリソウ,ゼニア オイ,センブリ,タイム,トウキ,トウヒ,バーチ,スギナ,ヘチマ,マロニエ,ユキノ シタ,アルニカ,ユリ,ヨモギ,シャクヤク,アロエ,クチナシ,サワラ等の植物の抽出 10 物;色素;モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セスキオレイン酸 ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 、モノステアリン酸ポリオキセチレンソルビタン、ポリエチレングリコールモノオレート 、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリコールジエーテル、ラウロイルジエタ ノールアマイド、脂肪酸イソプロパノールアマイド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸エー テル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、シュガーエステル等の非イオン性活性剤; ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミン オキサイド等のカチオン性界面活性剤;パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム 、ラウリル酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエ ーテル、ロート油、リニアドデシルベンゼン硫酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレ 20 イン酸、アシルメチルタウリン等のアニオン性界面活性剤;両性界面活性剤、中和剤、酸 化防止剤、香料、精製水等を配合することができる。 【0013】 本発明の皮膚外用剤が採り得る剤型は特に限定されず、例えば水溶液系、可溶化系、乳化 系、粉末分散系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等の全般にわたって本発明を適用す ることが可能である。また、その用途も化粧水,乳液,クリーム,パック等の基礎化粧品 や、口紅,ファンデーション等のメーキャップ化粧料、シャンプー,リンス,染毛剤等の 頭髪用製品や日焼け止め等の特殊化粧品等、多くの種類にわたるものである。 【0014】 【実施例】 30 以下、本発明を実施例等をあげて更に詳しく説明するが、本発明の技術的範囲がこれらの 実施例等により限定解釈されるべきものではない。なお、配合量については、他に指定の ない限り重量%を示す。 【0015】 実施例1∼5,比較例1∼6 表1および表2記載の処方で、常法に基づいてローションを調製した。 得られた各ローションについて、男女30名計60名のパネルに使用感を判定してもらい 、肌のなじみ、肌のべたつき感、肌のはり感をパネルの人数を基準にして判定した。評価 基準は以下の通りである。その結果を表1および表2に併せて示す。 【0016】 40 (1)肌のなじみの評価基準 ◎:肌なじみがよいと感じた人が30人以上。 ○:肌なじみがよいと感じた人が10人以上,30人未満。 △:肌なじみがよいと感じた人が5人以上,10人未満。 ×:肌なじみがよいと感じた人が5人未満。 【0017】 (2)肌のべたつき感の評価基準 ◎:べたつかないと感じた人が30人以上。 ○:べたつかないと感じた人が10人以上,30人未満。 △:べたつかないと感じた人が5人以上,10人未満。 50 (5) JP 3641366 B2 2005.4.20 ×:べたつかないと感じた人が5人未満。 【0018】 (3)肌のはり感の評価基準 ◎:肌のはり感を感じた人が30人以上。 ○:肌のはり感を感じた人が10人以上,30人未満。 △:肌のはり感を感じた人が5人以上,10人未満。 ×:肌のはり感を感じた人が5人未満。 【0019】 【表1】 10 20 【0020】 【表2】 30 (6) JP 3641366 B2 2005.4.20 10 20 【0021】 *1)「 フ ィ ト コ ラ ー ジ ュ 」 、 一 丸 フ ァ ル コ ス 株 式 会 社 製 表1、表2に示したように、被膜剤であるポリビニルアルコールと納豆エキスを含有させ ることにより、これら成分の相乗効果によって優れた使用感を発揮することが分かる。 次に、本発明皮膚外用剤の処方例を示す。 【0022】 30 実施例6 クリーム (1) セ チ ル ア ル コ ー ル 5 . 0 重 量 % (2) ス テ ア リ ン 酸 3 . 0 (3) ワ セ リ ン 5 . 0 (4) ス ク ワ ラ ン 1 0 . 0 (5) グ リ セ ロ ー ル ト リ 2− エ チ ル ヘ キ サ ン 酸 エ ス テ ル 7 . 0 (6) ジ プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 5 . 0 (7) グ リ セ リ ン 5 . 0 (8) プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル モ ノ ス テ ア リ ン 酸 エ ス テ ル 1 . 5 (9) P O E (20)セ チ ル ア ル コ ー ル エ ー テ ル 1 . 5 40 (10)ト リ エ タ ノ ー ル ア ミ ン 1 . 0 (11)ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 1 . 0 (12)納 豆 エ キ ス 3 . 0 (「フィトコラージュ」、一丸ファルコス株式会社製) (13)米 胚 芽 油 適 量 (14)ロ イ ヤ ル ゼ リ ー 抽 出 液 適 量 (15)防 腐 剤 適 量 (16)酸 化 防 止 剤 適 量 (17)香 料 適 量 (18)精 製 水 残 余 50 (7) JP 3641366 B2 2005.4.20 (製法) 精製水に保湿剤、納豆エキス、ロイヤルゼリー抽出液を添加した後、別に一部の精製水に ポリビニルアルコールを80℃にて溶解したものを添加後、70℃に調整した(水相)。 次に油分を加熱溶解後、これに界面活性剤,防腐剤,酸化防止剤及び香料を添加して、 70℃に調整した。これを先の水相に添加して予備乳化を行った。この予備乳化物の乳化 粒子をホモミキサーで均一にした後、脱気,濾過,冷却を行って、所望するクリームを得 た。 【0023】 実施例7 乳液 (1) セ チ ル ア ル コ ー ル 1 . 0 重 量 % 10 (2) ミ ツ ロ ウ 0 . 5 (3) ワ セ リ ン 2 . 0 (4) ス ク ワ ラ ン 6 . 0 (5) ジ メ チ ル ポ リ シ ロ キ サ ン 2 . 0 (6) エ タ ノ ー ル 5 . 0 (7) グ リ セ リ ン 4 . 0 (8) 1 , 3 − ブ チ レ ン グ リ コ ー ル 4 . 0 (9) P O E ( 10) モ ノ オ レ イ ン 酸 エ ス テ ル 1 . 0 (10)グ リ セ ロ ー ル モ ノ ス テ ア リ ン 酸 エ ス テ ル 1 . 0 (11)ト リ メ チ ル シ ロ キ シ ケ イ 酸 2 . 0 20 (12)納 豆 エ キ ス 3 . 0 (「フィトコラージュ」、一丸ファルコス株式会社製) (13)ハ マ メ リ ス 適 量 (14)防 腐 剤 適 量 (15)色 剤 適 量 (16)香 料 適 量 (17)精 製 水 残 余 (製法) 精製水に保湿剤、納豆エキス、ハマメリス、色剤を添加し、70℃に加熱調製した(水相 )。次に、油分にトリメチルシロキシケイ酸、界面活性剤及び防腐剤を加え、70℃に加 30 熱調製した。これを先の水相に添加して予備乳化を行い、この予備乳化物に防腐剤及びエ タノールを添加して撹拌し、ホモミキサーで乳化粒子を均一にした後、脱気,濾過及び冷 却を行って、所望する乳液を得た。 【0024】 実施例8 ファンデーション (1) タ ル ク 3 . 0 重 量 % (2) 二 酸 化 チ タ ン 5 . 0 (3) ベ ン ガ ラ 0 . 5 (4) 黄 酸 化 鉄 1 . 4 (5) 黒 酸 化 鉄 0 . 1 40 (6) モ ノ ス テ ア リ ン 酸 ポ リ オ キ シ エ チ レ ン ソ ル ビ タ ン 0 . 9 (7) ト リ エ タ ノ ー ル ア ミ ン 1 . 0 (8) プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 5 . 0 (9) ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 0 . 5 (10)納 豆 エ キ ス 5 . 0 (「フィトコラージュ」、一丸ファルコス株式会社製) (11)ビ タ ミ ン E ア セ テ ー ト 0 . 5 (12)ス テ ア リ ン 酸 2 . 2 (13)イ ソ ヘ キ サ デ シ ル ア ル コ ー ル 7 . 0 (14)モ ノ ス テ ア リ ン 酸 グ リ セ リ ン 2 . 0 50 (8) JP 3641366 B2 2005.4.20 (15)液 状 ラ ノ リ ン 2 . 0 (16)流 動 パ ラ フ ィ ン 8 . 0 (17)防 腐 剤 適 量 (18)香 料 適 量 (19)精 製 水 残 余 (製法) ポリビニルアルコールを一部の精製水に80℃の精製水に溶解したものに、残りの水相成 分を添加して十分に撹拌した。これに十分混合粉砕した粉体成分を撹拌しながら添加し、 70℃でホモミキサー処理を行った。これを撹拌しながら冷却し、系が45℃になった時 点で香料を加え、最後に脱気し、容器に充填して、所望するファンデーションを得た。 【0025】 実施例6∼8の皮膚外用剤は、肌なじみ、肌のべたつき感および肌のはり感に関する効果 試験において、いずれも実施例1∼5と同様の結果が得られた。 【0026】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明の皮膚外用剤は、肌なじみがよく、べたつきがなく、かつ皮 膚上で適度な被膜を形成し良好なはり感を有するものである。 10 (9) JP 3641366 B2 2005.4.20 フロントページの続き (72)発明者 阿部 公司 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂 第一リサーチセンター内 審査官 大宅 郁治 (56)参考文献 特開平09−124453(JP,A) 特開平09−040518(JP,A) 特開平06−329529(JP,A) 特開平01−246207(JP,A) 特開昭58−225003(JP,A) 7 (58)調査した分野(Int.Cl. ,DB名) A61K 7/00-035、06-155、32-50