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女川町まちづくりワーキンググループ‐活動実績報告
平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 平成25年度女川町まちづくり ワーキンググループ ―活動実績報告― 平成26年3月 1 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ まちづくりワーキンググループの趣旨 <目的> 復興まちづくりに町民の意見を幅広く反映させる 復興まちづくりに町民が主体的に関われる体制をつくる 平成25年度の目標: 提言の具現化へ・・・ • 前年度WGの提言書をベースに、復興事業の進捗と連動した4つのテーマを 設定し、各検討チーム別に具体的な議論を行う ① 運動公園の再生 ③ 教育環境と小中連携 ② 公共施設 ④ 観光交流エリア • 検討結果を町内の意思決定の場(デザイン会議等)と共有し、随時事業に反映 させる • まちづくり推進協議会推薦者および一般公募で構成される、37名により構成 2 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ ワーキンググループ全体の流れ 全体定例会(月1回程度) 講専 師門 : 北家 原等 啓の 講 司義 氏 検討チームのワークショップ ○観光交流エリア検討チーム 全体定例会①…7月29日(月) ○趣旨説明、参加者紹介、テーマ分け 第1回:9月25日(水) 第2回:10月25日(金) 第3回:11月19日(火) 第4回:12月18日(水) 第5回:2月12日(水) 第6回:2月24日(月) 全体定例会②…9月3日(火) ○講師による勉強会 ○公共施設検討チーム 全体定例会③…10月2日(水) ○公共施設の配置について 第1回:10月24日(木) 第2回:11月13日(水) 第3回:12月13日(金) 第4回:1月28日(火) 第5回:2月25日(火) 全体定例会④…11月6日(水) ○若者定住等、駅舎設計について ○教育環境検討チーム 全体定例会⑤…12月2日(月) ○検討チームの意見交換会 視先 察進 地 事 例 報告 全体定例会⑥…1月9日(木) ○シティプロモーション① 第1回:11月27日(水) 第2回:12月16日(月) 第3回:1月20日(月) 第4回:2月17日(月) 第5回:3月20日(木) ○運動公園検討チーム 全体定例会⑦…2月4日(火) ○シティプロモーション② 全体定例会⑧…3月4日(火) ○シティプロモーション③ 第1回:10月7日(月) 第2回:11月10日(日) 第3回:11月25日(月) 第4回:1月14日(火) 第5回:2月13日(木) 第6回:3月10日(月) 検討チームと検討内容の一例 ◆教育環境と小中連携 ◆運動公園の再生 • • • • • • • • • • • 震災によって失われた機能 をいかに取り戻すか 総合運動公園と、清水公園 (仮)との機能連携 代替施設の新たな配置先 競技の特化 or 多目的性? スポーツ観光への仕掛け アウトドア施設 多自然型川づくり 山林の緑化、保全 • (=子供たちによるにぎわい創出) • • ◆公共施設 • • • • • • 図書館、生涯学習センター の新たな役割 集客の核となる公共施設 (プロムナード沿い) 子育て支援センターと働く 母親にも優しい機能 役場の機能と利便性 高齢者に優しい機能 防災、避難施設 小中一貫教育のあり方 地域ぐるみでの子育て 制約された環境下での健 全な心と体の形成 徒歩で通学できる環境整 備 自然体験型の授業 女川の伝統文化の継承 ◆観光交流エリアの整備 • 女川駅 • • 医療 センター • 港町の雰囲気と調和したデ ザイン 家族から観光客まで、全て の人に自由度の高い空間 の創出 みなと祭り等イベント時に 必要な施設、機能 メモリアル施設、慰霊碑に ついて 4 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 観光交流エリア検討チーム ― 報 告 ― 「くどける水辺のあるまち」を目指して 5 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 観光交流エリア検討チームワークショップの流れ 第1回(9月25日) ・検討チームの進め方、海の玄関口としてのコンセプトについて 第2回(10月25日) ・観光交流エリアを取り巻く整備予定(前提条件)、基本計画案について 第3回(11月19日) ・シンボル空間計画案について①(まちづくりデザイン会議との連携) 第4回(12月18日) ・シンボル空間計画案について②(まちづくりデザイン会議との連携) 合同会議、もしくは 資料共有 第5回(2月12日) ・「くどける水辺があるまち」に向けた取組みについて ま ち づ く り デ ザ イ ン 会 議 第6回(2月24日) ・みんなでできるアクションプランについて 報告・提案 6 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 観光交流エリアのイメージと目指す方向 観光交流エリアのイメージ 女川駅から の景観 海岸にある 漁船の景観 「水」と「まち」 の一体性 女川らしさとは? 江島が見 える空間 水産の まち 海を見ながら何を するか 女川の活性化に何が必要か? プロムナード~メモリアル公園 海岸公園 ・若い人が来たくなるような空間 ・観光客にも心地よい空間 ・被災前の雰囲気が味わえる空間 ・観光客が気軽に立ち寄れる空間 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 観光交流エリアのコンセプト プロムナード~メモリアル公園 ・若い人が来たくなるような空間 ・観光客にも心地よい空間 ターゲット 観光客向けのエリア ※町民が楽しみ、住みよ いまちには、観光客も 来たくなる 海岸公園 ・被災前の雰囲気が味わえる空間 ・観光客が気軽に立ち寄れる空間 《コンセプト》 《コンセプト》 くどける水辺が あるまち 海・島・船・水と ふれあえるまち 差別化を図る ○メモリアル公園だけでは、石巻に負けてしまう ○海が見える終着駅(日本でも数少ない) ○広い公園だけでは、仙台などには勝てない ○リアス式の地形を活かしたスペインの雰囲気 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 観光交流エリアのゾーニングと方針 くどける水辺に誘導するしかけづくり 海岸先端部の魅力ある空間づくり ・手すりにカギをかける→カギをプロムナードで売る。 (記念になるものを残す) ・駅と海の2カ所に鐘を設置(駅はきぼうのかね)どち らもならしに行くように仕向ける ・海岸の空間に仕掛けがほしい ・海のギリギリすぐ近くにベンチ(座ると幸せになるイス)を設置する ・海が見えるスペースの確保(船が停泊しないエリアをつくる) 海岸公園のシンボルづくり ・シンボルツリー等再生を感じさせて、くどける場所をつくる ・「遺構=鎮魂」として、「再生=何かシンボル的なもの」をつくる 観光交流の空間づくり(釣り機能) ・夜の海のあかりは ロマンチックに 見える ・漁港道路に車を停めて釣りができるようにする 観光交流の空間づくり(レジャー機能) ・釣った魚を調理して食べる場所 ・釣りが出来るように海近くに駐車場→海で歩いて釣り をする ロマンチックな雰囲気づくり ・ロマンチックな夜景で差別化 ・マスカ―の光を活用、マスカ―の壁でプロジェク ションマッピング ・夜の海のあかりはロマンチックに見える 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ メモリアル公園に必要な機能 《コンセプト》 海岸先端 部の魅力 くどける水辺があるまち ○海の光を演出する ・ライトアップ、船の光が見える空間、水に中が光る工夫 など ○水とふれあえる ・海の魚が出入りできる、水に足をつけることができる シンボル 機能 など ○シンボルをつくる ・復興シンボルをつくる、シンボル的なくどける場所 など ○イベントができる ・イベントが出来る場所 仮設の店舗など 駅からの 誘導機能 ○駅やプロムナードの集客 ・温泉施設の集客、イルミネーション、魅力発信 など ○誘導する仕掛け ・駅と海の2カ所に鐘を設置、プロムナードでカギを売って、 海岸の手すりにカギをかける など 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 海岸公園に必要な機能 《コンセプト》 釣り 機能 海・島・船・水とふれあえるまち ○釣りができる ・ちょっと歩くと釣りができる、海岸に釣具屋 など ○漁業体験 ・海を身近に感じられるツアー、漁業体験ツアーの基地 など レジャー 機能 ○バーベキューができる ・バーベキューが出来る場所 など ○離島航路拠点ゾーンへの集客 ・観光船乗り場、漁業体験受付 など 交流 機能 ○散策・休める ・駐車場、あずまや、道の駅機能 など ○子どもが遊べる ・子ども達が安全・安心で遊べるスペース、多機能公園 など 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ プロムナード~メモリアル公園の具体的提案 シンボル空間 イベント広場 海岸先端部 ・鎮魂の場と、幸せを願う場 を分ける ・「遺構=鎮魂」として、「再生 =何かシンボル的なもの」 をつくる ・高低差を利用して客席とステージに する等イベント利用 ・トレーラーハウスや仮設の店舗配置 ・維持管理費用がかからないもの ・樹種など、町民が管理できるもの ・座ると幸せになるベンチ(恋人の空間) ・ライトアップが出来ると良い ・船やマスカーの光を活用した雰囲気づくり ・恋人が歩いて海辺まで近づける仕掛け ・水とふれあえる空間づくり 駅前広場 ・車での来街者への配慮(プロムナード を歩いてもらう) ・温泉施設の集客 ・足湯以外にも人を呼ぶ仕掛け ・駅前のイルミネーション(海ほたる)を 復活 プロムナード ・プロムナードからのイルミネーション ・ロマンティック街道として位置づける ・プロムナードに女川の魅力を発信でき る基地のような場所 ・下町らしさが出せると良い ・自然的な素材によるデザイン 12 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 「くどける水辺があるまち」に向けた取組み提案 「くどける水辺があるまち」の実現に向けて ◆女川駅から海岸部まで誘導するデザイン・工夫 ・女川駅と海岸部を歩かせるしかけづくり。 ・道路の横断等で切れないように、デザインを工夫する。など ◆海岸先端部の魅力アップ(水辺の活用) ・海岸で水と触れ合える空間(親水性の確保) ・海岸の空間になにか仕掛けがほしい(カップルシートが光るなど) ・海が見えるスペースの確保(船が停泊しないエリアをつくる)。 など ◆恋人たちが集まる雰囲気のある照明計画(光の活用) ・プロムナードからのイルミネーション ・ライトアップによる雰囲気づくり ・ロマンチックな夜景で差別化 ・マスカ―の壁でプロジェクションマッピング ・夜の海のあかりはロマンチックに見える。など ◆「くどける水辺があるまち」の情報発信 ・TVのお見合いプロジェクト ・町民の女川PR大使がネットでPR ・恋人の聖地に登録してPR ・女川で元気が出たエピソード発信 など 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 「くどける水辺があるまち」アクションプラン 町に住む人が楽しめる「まち」をつくる 町民ができること ベンチ・木・花壇のオーナー制度 ・女川のベンチを全て2人掛けにする ・ベンチなどに名前を入れる ・女川町に桜を植える ・遺構と合わせて再生の木を植える(オーナー制度 による管理) ・プロムナードの木をオーナー制度で管理(木=再 生(命のはぐくみ)) ・トーテムポールを作るように思い出づくり 花いっぱい運動 ・地区エリアのつながりを感じられる花壇づくり ・町に管理させられている花壇ではなく、町民が 自ら作る花壇 ふれあいからおもてなしを感じさせる フェイスブックなどによる情報発信 団体・行政等ができること 情報発信 ・TVのお見合いプロジェクト ・恋人の聖地に登録してPR ・町民の女川PR大使がネットで PR ・女川で元気が出たエピソード発 信 しかけづくり・工夫 ・1人1人が少しずつ恋人を対象 とした工夫を重ねる ・記念切符、記念入場券、記念駐 車券(離島航路の記念切符ハー ト型にする) ・商品街スタンプラリー(記念品 を授与) ・みんなが自由に使える「壁」を 作る 花づくりができる団体 との連携 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 実現に向けた今後の課題 ○住民がプロムナードに集える「たまる場となる」仕組みづくり ・商業者との連携が必要。 ・心地よい空間を町民主体でつくる。 ・ハードの整備だけで集客できない。子どもたちを巻き込むことが重要。など ○女川町民による「女川らしさ」を醸成 ・自分たちが行きたくなる、楽しめるまちをつくる。それをできる店に頼らず、自分た ちで何をできるか考える。 ・来てくれることを喜ぶという意識を持つ。 ・住む人が楽しめる場所をつくるため、住み方、考え方、意識を変えていく。など ○町民みんなで共有できるキャッチフレーズにブラッシュアップ。 ・「くどける水辺があるまち」他にないキャッチフレーズができた。ブラッシュアップ が必要。 ・「くどける」ではなく、女性目線で「くどかれたくなる水辺」にする。 など ○まちづくりの実践に向けて取り組む。 ・何か拠点的な施設をつくり、取組を実践していく時期ではないか。 ・何か1つ実践すれば町内事業者のつながりはでてくる。まずは挑戦してみる。 など 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 公共施設検討チーム ― 報 告 ― 新たな公共施設のあり方 16 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 公共施設検討チームワークショップの流れ 第1回(10月24日) ・公共施設の機能と相互の結びつきについて~利用者の立場から~ 第2回(11月13日) ・中心市街地での公共施設のあり方、機能 ・公共施設のつくられ方、使われ方 第3回(12月13日) ・中心市街地での公共施設のあり方、機能(カテゴリー別) 第4回(1月28日) ・「役場・保健センター・子育て支援センター」について 意見交換 第5回(2月25日) ・施設管理者との意見交換 公 共 施 設 の 管 理 者 ( 関 係 課 ) と の 情 報 共 有 18 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 中心市街地での公共施設のあり方、機能 ○安全性が必要な施設は 安全な場所に ・絶対的な安全性が必要な施設は L2津波に対応できる高台 ・安全な高台の面積は限られている ・機能連携上必要な施設を配置 ○公共施設は活性化にも 寄与する ・公共施設、特に不特定の来訪者 が見込まれる施設は、商店街等 の活性化に寄与できる ・L1対応のまちなかに公共施設 を設置し活性化につなげる ・商店街などに子供がたむろし、 地域の大人で見守る姿は、健全な まちなかとなる 19 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 中心市街地での公共施設のあり方、機能 町民向け 軽運動室(プ レイルーム・ ダンス練習 場) 小会議室 外向け(観光客) 多目的、町民 のための施設 調理実習 食育の場 子どもの 遊 び 場 (キッズ プレイル ーム) 多世代(子ど もからお年寄 りまで) 親同士の交流 多目的ル ーム 図書室・ 雑誌等図 書(開架) 賑わい創出機能を優先。相 互に機能を補完し合える仕 組みが重要 喫茶室・ カフェ 一般的な図書 館との差別化 か リラックスで きる空間 小ホール ミニシアター 音楽練習室 活性化のため 商店街をうま く使う 学習室 24H 気軽に使え るトイレ 各種情報 コーナー 様々な情報が 得られる場所 が必要 町全 体 の被 災 状況 が 分か る 施設 震災記録 展 示 室 (メモリ アル展示 室) 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 中心市街地での公共施設のあり方、機能 項目 図書室・雑誌等図書(開架) 学習室 喫茶室・カフェ 小ホール 多目的ルーム 各種情報コーナー 震災記録展示室(メモリアル展 示室) 軽運動室(プレイルーム・ダン ス練習場) 小会議室 調理実習室 子どもの遊び場(キッズプレイ ルーム) 具体的な機能 雑誌等図書・特徴ある図書収集 学生・一般向け学習室 喫茶店・カフェ(食堂までは不要) おしゃれなカフェ カフェレストラン・食堂 休憩スペース(ご飯を食べられるスペース) 団体で食事がとれる場所 音楽練習室 ステージのある小ホール 映画館・ミニシアター 研修室 調理スペース 観光案内施設 ネット環境のあるスペース メモリアル展示室 海を見ながら運動できる軽運動場 運動できる場所(スポーツジム、プール) 3 階建ての施設 カルチャースクール 料理教室 子どもの遊び場・親の交流の場 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 「役場・保健センター・子育て支援センター」について ◎震災前及び既存の子育て支援センターについて <長所> ・専門員(保育士)がいるので、相談する環境は良好。 ・一時預かり機能があり、便利。 ・季節ごとのイベントなど多彩なメニューを実施。 <問題点、課題> ・職員が不足している。 ・屋外の遊べるスペースが、従前も現在も駐車場しかないような 状況。 ◎新施設に必要な機能等 ○乳幼児の預かり ○父親も使いやすい環境の確保、形成 ○十分な駐車スペース ○子育て世帯へのニーズ調査の実施が必要 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 各施設と施設間の連携について ◎地域交流センターについて ・活動が外からでもわかるように、ガラスなどを使ったファサードにする ・メモリアル公園やプロムナード周辺の広場にガーデニングのスペースを 整備(ソフト面での維持管理方策も検討) ・地域交流センターと生涯学習センターは両施設で機能分担すべき など ◎保健センター・子育て支援センターと、役場または地域医療 センターとの連携 ・役場と保健センターが近接していれば、ワンストップで出生届けな どが発行できる ・地域医療センターと保健センターが近接していれば、事務的なコ ミュニケーションが両施設間で潤滑に取れる ・行政的な縦割りの制度ではなく、施設同士でコミュニケーションを 密にとり、横の連携を図っていくべき など 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 各施設と施設間の連携について ◎各施設間の移動について ・各施設間の移動交通手段を確保すべき ・交通弱者が移動するのに負担がないようなデマンド交通などを検討 ・ソフト面とハード面で機能的な部分を分けて検討 ・平面図だけだと高低差が分からないため、模型があると分かりやすい。 ◎子ども園の立地について ・現小学校の敷地にこども園が立地された場合 ○子供の遊ぶ場所が少なくなってしまう可能性がある ○避難路が設けられないなど安全面に不安 ・こども園は小中一貫校(シビックコア)の近くにあるといい (一体的に整備された方が送迎に便利、災害時の対応も楽になる) 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 教育環境検討チーム ― 報 告 ― 地域ぐるみで子どもを育んでいくために 25 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 教育環境検討チームワークショップの流れ 第1回(11月27日) :女川町における教育環境の現状と課題 第2回(12月16日) :地域ぐるみの教育環境づくりに関する検討課題の絞り込み 第3回(1月20日) :地域が小中一貫教育を支えるために必要なこと 第4回(2月17日) :地域ぐるみで子どもを育んでいくための体制づくり 第5回(3月20日) :地域ぐるみで子どもを育んでいくための取り組み(まとめ) 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 女川町における教育環境をめぐる検討課題 遊び場 部活 体力・ スポーツ 保育 障害児教育 子育て環境 通学環境 公共 学力 子ども会 育成会 地域で対応を検討 すべき課題 家庭・地域 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 地域が対応すべき主な検討課題と対策の例 分野 主な課題 地域での対策例 ・女川の子ども達は体力 が無い ・子ども達にスポーツの 体力・スポー 機会を増やしてあげた い ツ ・スポーツの町、女川を 取り戻したい ・スポーツをする場所・ 遊び場 を増 やす ( 自然 に遊び を通 じて体 力づ くりが でき るよう にす る) ・地域の人が教えに行く ・スポーツ少年団などの 情報発信をする ・仮設住宅になって育成 会がなくなった ・子ども会に入りたくな い家庭が増えた ・ジュニアリーダー活動 をしているが、要請が ない ・子ども会活動を再開す るため には 親の組 織が 必要 ⇒暫定でも行政区をつ くって育成会をつくる ⇒若い人の参加を促す 子ども会 育成会 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 地域が小中一貫教育を支えるために <小中一貫教育の先進事例> ⇒豊里小中学校の取り組み時には地域が支援した <子ども会(育成会)> ・地域コミュニティが成り立ってはじめ て育成会が成り立つ ⇒平成30年に小中一貫校がスタートす るまでの過渡期に仮でも地域コミュ ニティをつくることが必要 <地域コミュニティがあってはじめて子ども支援・学校 支援ができる> ・新しいコミュニティをつくる強い意志が必要 ・仮の行政区でも設定して活動する必要がある 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 地域ぐるみで子どもを育んでいくために ■地域コミュニティがあってはじめて子ど も支援・学校支援ができる 子のいない家庭の 積極的な参加 子ども会 子のいない家庭 子のいない家庭 夏祭り/創作神輿/クリーン活動 子のいる家庭 地域コミュニティ 子のいる家庭 地域の大人の見守り 子どもの体力づくり 伝統芸能の継承 家庭と学校の連携 ~学力~ 地域と学校の連携 ~安全、社会体験・参加~ 小中一貫校 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 新しい地域コミュニティ形成に向けて <従来の地域コミュニティ> ・育成会が子どもと地域との関わりの基本 ・子どもが小学校を卒業すると、親は実業団や氏子会な どでコミュニティを維持 <コミュニティ形成上の問題> ・子どもがいないと地域に入ることが難しい ・外から来た人は地域のコミュニティに入りづらい ・平日に働いている人は土・日・夜に参加しづらい <新しいコミュニティ形成に向けた取り組み(案)> ①あらゆる世帯が地域に関われる仕組みをつくる ②若い人が関わりやすい雰囲気をつくる ③ある程度の強制力を持ってイベントに参加してもらう まずは実験的に取り組みを企画・実行してみる 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 新しい地域コミュニティ形成に向けた取り組み(案) まずは実験的に取り組みを企画・実行してみる ①目的 ・若い人が参加できる地域イベントを行い、コミュニティ参加 のきっかけとする。 ⇒若い人が地域に貢献することで、地域からも認められる。 ②内容 ・若い人の感覚で企画を練ってもらう(季節感を感じるイベン トなど)。 ・参加の動機づけとなる(ある程度の強制力が働く)ように、 地区対抗の要素を入れる。 ・子どもから高齢者まで老若男女が参加できるイベントとする。 ・子ども達が主体的に参加する内容として、大人が手伝うかた ちに。 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 運動公園検討チーム ― 報 告 ― 「地域を元気にする公園」に向けて 33 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 運動公園検討チームワークショップの流れ 第1回(10月7日) ・検討チームの進め方、運動公園でやってみたいことについて 第2回(11月10日) 検討状況の共有 ・清水地区の現地見学会と意見交換 第3回(11月25日) 検討状況の共有 ・公園の目標・コンセプトの検討、ゾーニングの検討 まちづくり デザイン会議 多自然型川づくり の提案 第4回(1月14日) 検討状況の共有 女 川 町 ・ゾーンを絞った具体的検討(整備イメージの検討) 川まちづくり 検討部会設置 第5回(2月13日) 上流部の 多自然型川づくり の検討開始 検討状況の共有 ・公園の魅力的な活用、維持管理の方策の検討 第6回(3月10日) 検討状況の共有 ・今から、みんなでできる取組の検討 34 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 清水公園のコンセプト 運動公園の将来イメージ 自由に使えて安 心・安全・お手軽 1日中 飽きない公園 東京オリンピックの 練習場になるかも 水を活かした 親水公園 親子で楽し める公園 町民のための おだやかな空間 『考えるポイント』 ◎誰がどのように使うか?(第3回WS) ◎どのような利用をして欲しいか?(第3回WS) ◎現地の規模や造成計画どうなっているか(第2回WS:現地見学会) 清水公園の整備目標 女川町の自然環境を活かし、 3世代で日常的に楽しめ、長く滞在できる公園 35 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 清水公園のゾーニングと方針 親水広場、キャンプ場、バーベキューゾーン (町民も来訪者も利用) 清水公園のゾーニング図 バーベキュー・キャンプ場 ・キャンプファイヤーができるとよい (火はバーベキューエリアだけで使う) ・道具を町で貸し出し、利用料を少額ずつ課金し、 管理費に充てる ・エルファロのトレーラーハウスをキャンプ場の バンガローとして利用できないか ・イベントが可能なステージが併設されていると 良い 親水空間づくり ・親水広場があると良い ・現在のコンクリート護岸は親水性が低く、生態系にも良くない。多自然型 の川づくりをしたい ・自然の河川としたいが、水位の増減が激しいので親水空間は困難だろう。 ⇒水量を一定に保つためには河川とは別に水を引き込み、クリークなどを 整備すれば親水空間をつくれる ・水量が一定ならホタルを育てられる ・子どもも安全に水遊びができると良い ・町名になった河川なので、「町民が自分たちの川」という意識を持ち、皆 で憩えて誇りを持てるものにしたい ⇒河川の管理、掃除が楽しみになるような工夫が必要 その他 ・防災面も考え、複数箇所に手押しポンプ井戸を設置すると良い ・各ゾーンをつなぐような散策路を整備する 36 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 清水公園のゾーニングと方針 ビオトープゾーン(人より自然環境を重視) 清水公園のゾーニング図 住民の手による雑木林づくり ・住民の手で、20~30年先を見据えて雑木林をつくる ・ミヤマクワガタやカブトムシが育つ森にしたい ・ビオトープをつくりたい ・雑木林だけでなく、草地など様々な自然環境があると良い ・森の中に木材チップの道を整備してはどうか ・山側は桜、もみじなど季節で楽しめる樹木を植え、自然の山への導入部とする ・山の影なので冬は14時~15時頃には暗くなるので、人の利用より動植物のた めの環境にしたい 雑木林の利用 ・間伐材で、河川の柵やバーベキューで利用できる炭などをつくる ・植林をする際も、用意された苗を植えるだけではなく、植林を一から町民が手 掛けられないか ⇒植樹用の木をつくるための、木の畑をつくることも大切である 自然の中の子育て ・自然学校・森の幼稚園としての利用 出典:キャンピカ明野 ふれあいの里スタッフブログ 37 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 清水公園のゾーニングと方針 運動施設ゾーン (スポーツ大会、町民は利用しにくい) 清水公園のゾーニング図 陸上競技場の整備について ・陸上競技場の整備の必要性は検討チームだけで考えられない問題である ・陸上競技場やサッカー場が考えられるが、競技に特化した施設になる ・高規格の施設だと町民の気軽な利用が制限される ・陸上競技場にこだわらず、サッカー、ラグビーなど多種の競技に対応で きる施設にしたほうが良いのではないか ・大きい施設であり維持費も大きい ⇒総合的にコストパフォーマンスが良くない施設なのでは? 陸上競技場の利用について ・天然芝のサッカーコートをつくり、人工芝の多目的運動場と使い分けて はどうか ・多目的な施設は無目的な施設とならないか心配 ・高齢者や子どもが気軽に使えるものが必要ではないか ・大会がたくさん来るかはわからない ・利用されない日が多いのではないか ⇒利用が少ない施設を高くなった法面から見下ろすのは寂しい(使われ る施設となってほしい) もし、陸上競技場を作るなら ・立派な大会を呼べるものをつくった方が良い ・陸上競技場と併せて宿泊施設も必要となる ・駐車場が必要となる ・災害時に備えた、利用者や観客の避難計画が大切 38 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 清水公園のゾーニングと方針 雑木林・プレーパーク・町民農園ゾーン (町民が日常的に利用) 清水公園のゾーニング図 自由な利用ができる多目的広場 ・多目的な広場として利用する ・人工的施設と自然の中間の雑木林とする ・子どもが自己責任で自由に遊べるプレーパーク (ハザードはきちんと取り除く) ・迷路を作ると面白いのではないか ・畑(町民農園)はニーズがあるのではないか ⇒既存の町民農園が針浜にあり、1区画30㎡、1年5千円程 度で実施している ・学校と連携した畑づくり(食育) もできる ・バーベキュー客向けの直売所を つくる ・畑には鹿がくることが課題である パークゴルフゾーン(町民が日常的に利用) 女川の新しいスポーツの確立 ・女川の新しいスポーツを確立したい(ボルダリング、パークゴ ルフなど) ・子どもから高齢者まで一緒にできるスポーツが良い ⇒パークゴルフ場の要望は度々寄せられている ⇒パークゴルフ場は、18ホールで約1.4ha必要である。 コースの配置も比較的自由度が高いため、ちょうど良い施設 ではないか 39 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 魅力的な公園にするための工夫 魅力的でたくさんの人が訪れる公園にするために ◆「みちのく潮風トレイル」と連携した魅力づくり ・コースを散策する人が休憩したり、宿泊できるような公園にする ・管理棟に売店を併設するなどして、女川の魅力を発信する機能を付与する など ◆バーベキュー食材を町内(漁業体験、町民農園など)で手配 ・バーベキュー食材をシーパル宅配便で配達するサービス ・食材配達のワンストップ窓口をプロムナードに整備する ・海だけでなく山の恵みも体験してもらう など ◆滞在時間延長のためのレンタサイクルの活用 ・清水公園や女川駅、海岸公園など主要スポットを回遊できるレンタサイクル ・サイクルポートを町内複数個所に設置し、気軽に利用できるサービスとする ・2人乗り自転車など、乗ることも楽しくなる自転車を用意する など ◆「住民の関わり・思い出」が残る公園づくり ・町の卒業生が復興に関わった証として、記念植樹を行う ・公園に来るたびに成長を感じられる、住民主体の雑木林づくり ・「自分たちの公園」と思える管理・運営の関わり方 など 40 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 公園の管理運営の手法 住民が関わり、持続可能な公園にするために ◎住民主体の柔軟な管理運営の方針 ・行政に任せきりだと「自分のもの」という意識が希薄になる ・町民が管理し、使いながら柔軟にルールを改善 ・登録制で町民が管理人になる ・管理者は町にいて必要なときに公園にくる など ◎住民のアイディアによる管理費の獲得 ・バーベキュー場の年間パスポートをつくる ・食材配達サービス、町民農園などの収入を管理費に充てる ・レンタサイクル、バーベキュー道具の貸出などで少しずつ課金する など ◎民間資金の活用 ・企業スポンサーの獲得(バーベキュー道具や特定のメーカーの宣伝を兼ねる) ・ネーミングライツを利用する ・企業のCSR活動と連携する ・民間との連携はスピード感を持って行うことが大事 など 41 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 公園の管理運営の手法 住民が関わり、持続可能な公園にするために ◎管理運営の体制・仕組みづくり ・行政から委託を受ける民間事業者は、 町民が行う管理運営活動の事務局 としての役割 ・町民が自分の得意分野について、 集まって管理を行う仕組み ⇒町民の力だけでもたくさんの ことができると思う ・気軽に楽しんでできるサークルの ような取組にする ・町内の様々な活動団体の代表が 集まって意見交換できる場を設ける など 42 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 今から、みんなで、できること ◎奥清水渓流の森を活用したキャンプ・バーベキュー体験 ・町内の子供を対象にしたキャンプ、バーベキュー体験 ・町内のNPOや各種団体、行政が連携し、夏休みの頃に実施できないか ・川遊び、早朝の昆虫採集(カブトムシ、クワガタ)、星空観察などができる ・町内の商店と連携した、地域にお金が落ちる仕組みの実験 ・やってみて、課題を改善しより良いものにしていく工夫を行う など ◎町民主体の森づくり ・公園整備区域に植樹できなければ、植樹に向けた樹種の検討などを行う ・公園への植樹を想定し、各家庭での苗木の育成もできる ・苗木は山にたくさんあるので、容易に手に入る ・山の地権者の協力が不可欠となる ・町内外で植樹活動をする団体に講師となってもらう など ◎花植え活動 ・川沿いやキャンプ場への道沿いに花を植える ・仮設住宅で花壇づくりをしている方がおり、そのような方に講師をしてもらう ・球根を配る団体などもあり、種や球根を手に入れることもできる など 43 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 運動公園検討チームの感想、今後の課題 ・様々な提案が具体的に実践されていくと良い。 ・潮風トレイルとの連携を充実させたい。 ・「川まちづくり検討部会」が立ち上がり、 ワーキングの成果がデザイン会議にきちんと 受け止められており良かった。 ・清水公園の河川について、吉村先生のお話を聞いてみたい。 ・来年度以降、運動公園について話すなら、 スポーツ関係者を招いた方が議論が深まる。 ・女川について、新しく知ることもあり良かった。 多世代がわくわく出来る公園となると良い。 44 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 全体定例会 ― 報 告 ― 女川魅力アップ戦略 ~定住促進&観光振興~ 45 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 先進地視察の報告 流山市(平成26年1月22日) レクチャー① レクチャー② レクチャー③ マーケティング戦略について 小中一貫教育について 送迎保育ステーションについて 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 先進地視察の報告 柏市(平成26年1月23日) レクチャー④ レクチャー⑤ まちのクラブ活動について UDCKの活動について 第6回全体定例会 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ 女川町の魅力とポジショニングを考えよう!! 第7回全体定例会 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ ターゲットとプロモーション戦略を考えよう!! 第8回全体定例会 平成25年度女川町まちづくりワーキンググループ みんなでできるプロモーション戦略を考えよう!! 50