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4 - 慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)
Title Author Publisher Jtitle Abstract Genre URL Powered by TCPDF (www.tcpdf.org) 工業化と技術選択 岸, 真清 慶應義塾経済学会 三田学会雑誌 (Keio journal of economics). Vol.68, No.3 (1975. 3) ,p.193(75)- 217(99) Journal Article http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00234610-19750301 -0075 t* w w n u 'iij'* m iw * g g 工業化と技術還択 I 真 岸 i 清 s I I はじめに I 経済発朕の盤と農業部門の相互関係 □ 農業部門と工業部門の相互関係 I i r a 工業発展計画の型 I V 工業化と技術選択 おわりに I は じ め に ' t 工業化を推進しつつある低開発国は , 1 人当り国民所得の増加を経済発展計画の目標に置いてい る。雇用の増加と,それを上回る生産物の増加を達成することによって, 1 人当り国民所得を局め てい こ う と し て い る 。 経済亮展計画は, » 発国が有する労働 • 資 本 ,自然資源の下でいかなる財を生産するのかを考 (1) 慮しなければならない。 〔 87), R. B. HeIfgoit=S. Schiaro-C.mpo C32X ふ Tinbergen n m および原覚天〔31〕などを參照。 資 源 R ^ o u ~r c e s 目標 G oals 」 本搞で,低開発国の発展詠回iを次のよ 成 長 率 R ate of G row th うに扱う。 1 人当り国民所得増加の目標は,利用 In terin d u stry R e la tio n s 可能な諸資源に最適な形で決定される。 自壊は生産物の内容偶成の形をとる。 目 一 location 標は,各々のま栗部 r ] の 成 長 傘 に 一 致 し 1 1 ^ て時問を通じて変化する。 ここで産業速 m d を考傲して異なった部門の相対的な成 I 1 ^ , 殺.摸 Si^e of P lants I 投資型 Investment -P attern T e c h n iq u e s 組 織 O rg a n iza tio n a l - P a t te r n 近 代 化 効 来 Modernization 長举が設定されなければならな、、 。 たとえば,農業および工業部門の関速, ' ' 〜 Effects _______ _ „ るいは工業部門内の諸産業の旧速を者 \^ M ¥ )— この場合,( 1)自給自足によるm . 地» な配置. 組» 型を: ^ ^ ^ よ *ょび》 を 决 走 仏 ,た . 《 — I&.' I ta im な» » j: . 技術およぴ規模の選択なとかIら制を通し〔,投資の 物ぉょび W 75(295)— 政策目標に時間選好を者傲する。 , ' ; て; ^ ^ I BWBBifciiWwwyirjiwnia 「 三ffl学会雑誌J 68卷 3 号 ( 1975年3 月) 農業部門と工業部門の関連を考慮し,あるいは工業部門のうち, 消費財と生産財のいずれを優先 n すろかを決めなければならない 。. f こうして,効率的な投資の型が決定されるが, その投資の型は労働後約的な技術を選択するか西 j かにより影響をうける。 w n g l l 本稿で,低開発国の工業化の問題を,次のように取り扱う。 1 章で,すべての低開発国において,工業化が有効な発展政策であるのかどうかを検討する。 2 章で,工業化に際し,農業部門と工業部門の関連を論じる。 3 章で,工業部門を発展させる場合に,いかなる産業を優先させていくのかを考察する。 4 章において,工業部門の発展に適した技術選択の問題を考察する D そして,資本集約的な技術 の選択が必ずしも適切なものであるとは服らないことを示す。 経済発展の型と農業部門の相互関係 1 人当り国民所得の増大という目標のために,すべての低開発国が工業化を急がなければならな いのであろう力もし国々によって発展方向が異なるとすれば,それに傅って,経済発展計画も異 なったものになろう。 ヌルクセ( R. N u r k s e ) 〔74 〕 . ミ ン ト ( H. M y i n t ) 〔69 〕,ク ラ ー ク ( C. C la r k ) 〔18 〕 は , 人 口 規 模 の a- 4 , , (2 ) 大 • 小によって発展の型が興なることを主張してきた。 また,チ ェ ネ リ ー ( H. B. C henery) 〔 14〕 は次のように述べる。経済発展は工業部門の拡大を伴う ゼ、 、 しかし工業部門が主導的な役割をどの程度; I : す か は に よ っ て 異 な る , と。 なぜ異なった発 展の型になるのかは,所 得 水 準 • 人 口 規 模 ,資源が各々の ■ において異なっているからである。 チュネリーの突証研究〔 15〕によれぱ,先 進 国 • 低開発国を含めての 5 0 数力国が, 3 つのグル一 プに分けられる。人口規模の大きな国々および人ロ規模が小さくてもエ藥に優位を有する国々と, 人口想模が小さな国々のうち第一次産業に優位を有する国々の 3 グループが存在する。前二者と後 者は発展の割が異なる。だが,経资発展の型は農業部 H を 分析する こ と に よっても示唆される。 策者は,以下のように農業部 r i を中心とする若干の分析によって, チ :C ネリーと同様な結果が得 られることを示してみよう。 A 次 の 3 つの観点から,発展の型を考察する。 0 ) 農業生産成長率と人口親模の阅係 .■ (2) 農業生産成長率と所得水準の関係 (3) 農業生逆成長率と人口成長率の関係 2 ) 注 ( 108X , 矢 め 原 膀 〔 — 7 6 a お — » 工業化と技術選択 n m 1955〜I960年 no 率 (% ) 1955 〜1%5 年 I960 〜1%54: 襄業生®成長率 経済成長率 废業生産成長本経済成長 - 6 ぐ 4 湖 4 4 1.20 3.10 0.60 1.10 3.70 1.70 0.20 3.50 3.10 1.90 8.10 M 3,00 ____ ___ H 5.90 4.55 5.30 4.90 4.15 4.75 3.05 4.00 •一0.05 5,10 5.15 2.40 6.05 4.05 2.70 3.30 5,80 4.20 7.20 6• 6 7 5 5 40 1 7 9 0 ^ 3 9 2 0 8 3 6 5 3 77(195) — 1 3 5 3 2 5 0 3 7 9 X 、 ooo 0 6,80 6.30 11.30 9.70 t.i;-i 45-1 I -V......... り そ き -A X rtTM U ル■,口 -れ''■ょ......... y 6.10 H 0 0 0 ゐ. 5 0• 4• 7• 4• 4 7 6 5 2.90 . DU .00 ,20 .00 .20 .40 .80 .20 .20 .80 ; .60 2.30 15.50 1.90 3.20 5.10 3.70 3.20 0.10 5 9 5.10 9.60 7.10 5.00 4.60 5.60 M - - - -- - - - TT-TT-hjhlTrrr-; 10.00 0 ^ 0 3.59 0 ‘84 2.78 10.91 2.24 2.18 4.96 3.22 1.64 —0.20 d 6.02 一 1.60 13.00 1.40 3.80 4.20 3.60 4.40 0.40 3.60 3.20 4.40 0.40 5.00 0.00 2.00 3.60 2.00 —1 *80 7.40 2.60 1.60 9.00 4.00 3.30 4-70 4.10 4.90 5 .GO 2.20 4.30 10.20 4.50 4.90 5.60 5 ‘10 4.90 8.50 6.60 4.50 3.50 4.20 4.5U 3.41 2.62 2.65 1.67 3.42 1.75 4.00 2.93 1.03 0.63 1.65 0.83 6 ‘84 が’ ^ ^ ^ g s g s w び ^ a^ ^ a^ 4 j ^ 3 9 4 4 5 4 6 7 6 4 4.60 4.40 2.60 1.60 3.40 2.80 6.00 3.20 3.20 5.40 4.20 4.20 3.40 6.60 3.40 7.30 3.10 4.30 5.70 3.10 3.90 6.10 3.60 7.90 4.60 3.20 4.90 4.50 7.90 5.90 3.80 3.50 農業生産成長率経済成長率 . ⑩ 加‘ gが 8 §g si 激 s .S .§ S . o ^ 4 * 0 ^ 2 * 1 3 ' 9 ^ 5 3 2 3 3 2 5 7 3 0.00 9 7 1 AIGERIA 2 ARGENTINA 3 AUSTRALIA 4 AUSTRIA 5 BELGIUM 6 CANADA 7 CEYLON 8 CHILE-CHIしI 9 CHINA-TAIWAN 10 COLOMBIA 11 DENMARK 12 FINLAND 13 FRANCE 14 GERMANY,F,R 15 -GREECE 16 GUATEMALA 17 HONDURAS 18 IRAN 19 IRELAND 20 ISRAEL 21 ITALY 22 JAPAN 23 KOREA,R 24 NETHERLANDS 25 NEWZELAND 26. NORWAY 27 PANAMA 28 PERU 29 PHILIPPINES 30 PORTUGAL 31 SOUTH AFRICA 32 SWEDEN 33 SWITZERLAND 34 UNITED KINGDOM 35 UNITED STATES 36 URUGUAY 37 BRAZIL 38 BURMA 39 MOROCCO 40 MEXICO 41 INDIA 42 TUNISIA 43 PAKISTAN 44 SYRIA 45 THAILAND 4G TURKEY 47 VENEZUELA 48 UNITED ARABR 49 INDONESIA 50 IRAQ 51 MALAYSIA 52 SPAIN r,3 YUGOSLAVIA M . -------- 第1 表 農 業 ( 全品目)生産成長率と経済成長率 — |随 ■■»,|| I!I.|.|| w ' l■ 隨Iin n r m r f TPTTiTrriTWwgwiWTfim 1 1»i i m m \ m iiMB a a M M M H HB M B B g g g M E f f i ^ B a M W M M i W i i n T O g B a g B H M r r w r f f i m :田学会雑誌j 68卷 3 号 ( 1975牟3 月) 第2 表 農 業 ( 全品目)生gg成長率と経済成長率の相関係数 1955~ 60ギ 1960〜65ギ 1955~ 65年 標本数 世 界 全 体 (修iE 5 ) 人口規模による分類 人口栽段の大きな国々( L,) (修 正 2 ) 人口規模のホ程度の国々( L,) (修 正 2 ) 人口哉摸の小さな国々( し) (修 正 2 ) , [ ( ‘ [ ''r ss バ r 0.625 0.793 0.484 0.669 0.619 0.732 53 48 0.533 0.162 一0.364 16 0.784 0.276 0.658 16 0.762 0.860 0.740 15 0.830 0.895 0.691 0.891 0,869 0.954 16 14 0.837 0.462 0.880 10 0.418 0.516 一0.330 23 - 所得水準による分類 所得の大きな国々(Y0 fl /t (修 正 2 ) 所得の中程度なS 々( Yg) (修 正 2 ) 所得の小さな国々び3) (修 正 2 ) ( 資料) ru.N.統Hi部鑑1%6年J よ, リHt算。 ' ノス ' - Aン w 3 レュ ノ (注) 修正ナンバーは元の標本から取り除いた国の数を示す。 L i に 含 ま れ る ®々 :アルゼンチン,フランス,ドイッ . イラン .,イ タ リ ー . 日 本 . フィリピン . イ ギ リ ス ‘アメ リ力,プラジル• ピ ルマ,メキシコ • イ ン ド ,バ キ ス タ ン ,トルコ. アラプ速合 . インドネシア . ス ペ イ ン ( 人 ロ規模M 0 0 力以上の国々) V V - w ' プ " . 、 メ ! シ f L j に舍まれる国々:オーストラリア,オーストリア,ベ ル ギ ー . カ ナ ダ . セ イ ロ ン . チ リ 一 ,台 湾 . コ ロ ン ピア. ギリ‘ シ ヤ ,オランダ . ペ ル ー . ポルト ガ ル 》南 ア 速 邦 * スウェ 一 デ ン . ス イ ス , モ ロ ッ コ . ヴェネズェラ,ユー ゴスラビア( 人口規模が 700〜 1,400万の国々) L j に含まれる国々:アルジェリア . デ ン マ 一 ク ,フィンランド . ガ テ マ ラ ,ホンジュラス . ア イ ル ラ ン ド . イス ラェル,韓 国 ,ニュージーランド . ノルウェー,バ ナ マ ,ウルグアイ,チュニジア,シ リ ア ,タ イ ,イ ラ ク ,マ レーシヤ( 人口ガ雄ね, 、 700 万以下の国々) Y i に含まれる国々:オーストラリア. ベ ル ギ ー ,カ ナ ダ . デ ン マ ー ク .フ ィ ン ラ ン ド ,フラ ン ス . ドイッ,イス ラェル • 才ランダ . ニュージーランド. ノルウェー,スウェーデン. ス イ ス ,イ ギ リ ス ,ア メ リ 力 . ベネズェラ ( 1 人当り国民所得が9 0 0 8 以上の® 々) Y z に合まれる国々:アルゼンチン . オーストリア.チリ 一 * コロンピア . ギ リ シ ャ . アイルランド . イ タ リ ー ‘ 日本. パ ナ マ ,南 ァ 述 邦 ,ゥノレグヮィ,プ ラ ジ ル (1 人当り国民所得が 350Sから900なの® 々)‘ Y a に含まれる国々:アルジェリア * セ イ ロ ン ,台 湾 . ガ テ マ ラ * ホンジュ'ラ ス . イ ラ ン . 轉 国 • ペルー•フィリ ピ ン • ポノレトガル‘ビルマ , モ ロ ッ コ * メキシコ * イ ン ド ,チュュジア,バキス タ ン ,シ リ ア * タ イ ,トルコ . アラプ連合 . インドネシア . イ ラ ク . マレーシヤ . ス ペ イ ン . ユ ー ゴ ス ラ ビ ア (1 人 当 り 国 民 所 得 が 350 $ 以下 の C こ の う ち , 最 初 の 問 題 は ヌ ル ク セ * ミ ン ト . ク ラ ー ク . チ ェ ネ リ 一 が 指 摘 し て い る も の で あ る ,. 第 2 の 問 題 は チ :n ネリ一力’ ;, Wj 3 の 問 題 は ミ ン ト . ク リ ス チ ン ニ イ 一 ( R.. P. ChristenニH. Y. Yee) 〔16〕 が 各 ノ < 指摘した と こ ろ で あ る 。 , ら 誰者は, 先進国および低開究国を合む 5 3 力国を対象として, 経済成長率と戲業生産成長率の問 A- -~~~ 78(196) — y 辦 工業化と技術選択 の 相 関 が 人 口 規 模 の 大 き さ • 所 得 水 制 こ 応 じ て ど のような差異をもたらすかをみてみた。対象期間 は 1955〜6 0 年 , 6 0 〜6 5 年 , 5 5 〜6 5 年 の 3 種 ぼ と した。 また, グル- プに含まれる国々の数か各々' 大 体 同 数 に な る よ う な グ ル ー プ 分 類 を し た 。人 口 規模においては,人 口 が 7 0 0 方以下の国々,M 0 0 〜 ま 万 の 国 々 , 1,400万 以 上 の 国 々 の 3 つ の グ ル - プとする。所得水準に関しては ’ 1 人当りの国 第1 図 農 業 ( 全品目)生産成長率と人口成長率 20• イスラエル(3,5, 15.5) ( メキシコ參40) f ‘ 8 .0 2 :1 ガTマラ 7.0 6.5 •53J•ーゴ 6 .0 »15ギリシャ 5.5 >4Sアラプ速金) 5.0 23$4国 參3オーストラリア 春46ト ノ レ づ 7セイロン •17ホンジュラス ゴ ▼ , ォフ/ノダ パナマ,27 (フィリピン) イ キ リ ス ♦ 37プラジノレ 雖29--------3.5 (^^4— — /2 5 ニュージーランド• 16コロンビア • •22, ロ 1をラ; ^ス : ,31南ァフリ/ 12フインランドI ( 3そを'ヒ )(41ィン上) 3.0 • 5ベルギー/ (43パキスタシ)/ • 28ペルー ルクセンブルグ《14ド イ ツ 一/ 2.5 >8チリ• ►2 ア ル ゼ ン チ ン ’、 •19アイノレランドI , (イ ン ドネシァ) 11デンマーク "9 •39モロッコ 2.0 ' #*21イ夕リ3 5 ^ 參 6 カ ナ ダ MJ力參3 1.5 4.0 " 方--スト"ア I II i li : i i / 30ポルト ガ • 33スイス 42チュニジア 1.0 (•18イラン) 50イラク % 32スウェーデン 0.5 參1アルジェリア 26 ノルウ:C•一 ♦ 3(5ウルグアイ 0.5 1 , 0. 1.5 2.0 人口/お長率 ノ 、 レ! 队 Tく 〒 (炎料) ru'N‘, 2,5 3.0 ゆ %もより■ 4-0 3.5 (m 79 ( 股 ) 4.5 5.0 5.5 6.0 <3.5 7.0(%) 下のぱ MSMaiiimfflamflBBMiBwaSHHMiMSffiHBSBBiii^^*.^ flBH 「 三ta学会雑誌」68卷 3 号 ( 1975す: 3 月) 民所 得 が 3 5 0 ドル以下の国々,3 5 0 〜9 0 0 ドルの国々,9 0 0 ドル以上の国々の 3 つのグループに分類 し,相関係数を第 2 表に示す。 その結果,次のことが明らかになる。 . ( 1 ) 人口規摸の大きな国々において,農業生産成長率と経済成長率の問にはほとんど相開がない が,人口規模の小さな国々においてはなんらかの相関が認められる。 ( 2 ) 所得水準の小さな国々においては,農業生産成長率と経済成長率の間にほとんど相開がない ■ « I '‘、 J 力' ; , 所得水準が高い国々ではかなりの相関を示す。 また,第 .1 図から次のことが分る。 ( 3 ) 1 人当り所得の低い国々においては,農業生産成長率と人口成長率の比率が 2 对 1 以下の範 囲にあるのに対し,所得の高い国々においては 2 対 1 以上の施囲にある。 以上の分析では, もちろん推測をするのにとどまろうが,( 1》 経済発展の進展につれて,農ーエ問 の関連の型が異なってくる。( 2)経済発展の型が人ロ親摸の大小ならびに所得水準によって異なるこ とが示されよう。人口規模の小さな国々においては,工業化によらなくても経済発展をもたらしう ると思われるので,本稿では人口親摸の大きな所得水準の低い国々を主な対象として,工業化を論 じてみよう。 H 農業部門と工業部門の相互関係 レ '''•A: d 工業化の初期段階において,農業部門をどのようにとらえるべきなのだろうか。農禁ポゼ門のとら (3 ) え方が経资発展政策を決定することになろう。 華者は | f { 2 図のように,農業部門と工業部門の関連を考えてみたぃ。 エ藥および農業部門のを産は,資 本 ’ 労 働 ,生産技術によって決定される。経済発展によって 1 人当り所得が増加する。 この場合, トレイ= ジ ョ ン ス ト ン (R R Johnston = G.S. T o lle y ) 〔 43 〕 の述べ 注< 3 ) 経济発展計画において工業を農菜に⑥先させる学者にはH. Leibenstein〔 56〕 ,h. 0. Hirschmatl〔 33〕 ,G. Myrdal C70X Rosenstein-Rodan C84: ) などがもる。 力、 れらは農業部H の労働力の限況生鹿力がゼロに近いことに注日する。農 業生摩は治水計画および土地の改ホなどによって容易に増加しうる。摄業部門の過剰人口とそのを: !:菜部門の発展 によって解消しうると«?摘する。 他方,農衆ほ先を主艰する学者は,P. T. Bauer 〔3 〕,J. V in er 〔 105: ), W. W. Rostow 〔 85〕〔 86〕,W. H. Nicholls 〔 7リなどである。 かれら}t 先進Ii1に比べて立ち近れた工業よりも,むしろ1T菜を発展させることによって低開発国の 経济発展が^^巧えされると説く。 ■ し力、 し 般 近 で は W. h. Lewis.〔 6の,R. N urkse〔 74〕 ,G. Roni3 = J,C. H. P c i 〔 81〕のように農業と: : l:業の同部|"j. がざfi展計刚において均衡をぱ:ち, 同時に成お:すべきであるという見解があ力である。 S. K uxnets〔 5 3 )0 5 0 , B. F. Jonston = J.W. Mellor C^2X T. W. Schultz〔 89), 'IJJim W!〕 ,ル‘椒 ト 〔 36〕 ,稀 满 养 〔 3 7 ) , 糊|J|献一‘,閲ロ未 夫 . 庄m安 〔 39〕 ,都W献 宇 沢 弘 : }: c m . m m 〔 103〕によっても農;: [:問のjね衡過; !?,!が詳細に論じられてい る。 また,この分類の力法についてはW. W. Lawrence〔 551 pp. 121-2を參照。 80(198) い*ノン mmm 工業化と技衛選択 i 第 2 図農業部門と工業部門の相互関係 I I I るがごとく,赠 の 所 得 弾 力 性 ,計画当局による投資配分, .農業財とエ藥財の間の相対価格の変化 にもとづいて,農業と工業の生産比率が決められる。 農業部門は, ク ズ ネ ッ ツ ( S. Kuznets) C 5 3 ) 〔54 〕, ジ ョ ン ス ト ン ニ メラ- ( B- F. Johnston=J. W. M ello r) 〔 42 〕 などの指摘するがごとく,次のような役割を果す。すなわち,農業部門は食糧および 原 料 ,労 働 力 . 資本を工業部門へ移転する。そして,生産物の一部を市場に提供して生産財および (5 ) 消費財を購入することによって市場を拡大する。 農業部門が経済発展に精極的な役割を浦ずるには,生‘ 産の憎加が生産性の増加に依存することか 望まれ (る 61 生産性の向上は諸生産要素を提供し工業化を促進するが,他方,工業化は生産技術の開 発を促進することによって,集部門の生産性を高める。 工業化の進展に応ずる 2 部 r j の関連について, ラニス ニフ ェ イ ( G. 满春〔 38〕 は次のように論じる。» ユ F e i)〔 81 ; ) . 稲毛 の初期段階において,比較的低水準なる農業技術の下に多く ロ成提に適仓したものでありた。しかし, . « の« ゴ ニ ユ 発国では八ロ成長に対応した生産をしていないものとぼんる。 : ニ 〔 17〕を,脈 ■ • 81(299) ^ にっぃては。, R. H - 1 1 ! i I ^-^―! m I I ii, riri.'■niTfMfmrrmmrffftffftiffiffffilffitmwiiWiwwMWKiii , 「 三ra学会雑誌j 68卷 3 号 (1975年 3 月) の労働力か雇用される。 この労働力、 の服界生産力は, はとんどゼロであるとぃぅ意味で過剰労働力 と呼ばれる。過剰労働力が存在する間は,賞金率をいわゆる生物学的な最低水準に窗める た だ し この場合,食糧の総生産高は最高水準にある。 しかし,過剰労働力の工業部門への移勘開始によっ て,賃金水準は上昇しはじめる。過剰労働力の消減後さらに労働力を工業部門へ移動させ続けると 食糧 不 足 が 発 生 し 食 糧 価 格 が 騰 貴 す る 。 これが工業部門の賞金率を上昇させ,工業部門の肩用の 増加を妨げ,工業化の達成を困難にする。 工業化を円滑に進めるため,後業部門へ資本を投入することにより労働生産性を向上さ(^ , 食 糧 不足を防ぐ必要がある。 また,工業化の経費を節約するための方法の 1 つ と し て , シ ン ガ ー ( H. W. S in g e r ) 〔 96 〕 は労働 第約的な技術の採用を提案する。 しかし, ラニスニフ ェ イ 〔 82〕 が述べるように,労働集約的な技術を用いて経濟発展を押し進め ラるかどうかは,( 1》 人口成長率を越える労働雇用を形成できるか,( 2)資本蓄積を達成しうるかに依 存する。 ill 上 述 の 2 つのことが可能ならぱ,労働染約的な技術の採用が経済発展に開して有効な政策になる。 労働力に比して資本か相対的に希少であるという条件の下で,生産物と雇用量の 2 つの目標をず現 するしとにより, 1 人当り所得の増加をもたらすことができると思われる。’ たとえば, ラ ニ ス ニ フ ェイは発展過程における工業部門の資本蓄積および技術進ホの役割を, 日本とイ ン ドで対比してい I る。 日本は経済発展の初期段階において労働染約的な技術を採用した例であり,インドはその逆で ある。 しかし,結果として日本の場合には,人口成長率を越える労働履用量を確保しかつ資本蓄積 を達成している。力' ; , インドでは成功していない。 上述のことから,次のことが示される。 まず,労働集約的な技術を用いて農業部門から移励する 労働力を有効に使用する。偽装失業が消減することによって工業部門の賞金が増加した場合には, 資本が次第に蓄積されていくこととあいまって,資本集約的な技術を導入することが望ましぃ発腰 II 政银になろう。 皿 工 業 発 展 計 画 の 型 もる一定の外国為替量を保有する低発国において, 1 人当りの消費財を最も増加させうる発展 戦略を求めてみよう。たとえば,機械およびホ問財を生産する機械部 f"Jをまず Ilf成 す る の も 1 っ の. 注(7 ) (8 ) L. A. Chandlor〔9 〕p, 347.たとえば,改 ⑩ ,溜服. 輪作力法および農與の改iミのために廣業役资をすること 主张する。 、 ま た , B. F. Jonston ニ G.S. T o l le y 〔43; ) pp. 3 6 6 -3 7 2 , S. M is r a 〔66) pp. 3 8 3 -3 8 4 G. Rani8 = J.C.H. F e i 〔82) pp, 289—306, 82(200) レ<■巧 を み よ * i j R 工業化と技術選択 I l 方法である。だが,いかなる産業政策を選択するかは,( 1)計画期問の長さ,( 2)労働者の消費必要額 i i に依存する。 これを考慮した場合には,機械部門の礙先政策に疑問が生じる。 ニ A .K. .S e n ) 〔 76 〕 〔 77 〕 の試みをみてみよ にi. (9) 産業発展戦略を取り扱うラジ ニ セ ン モ デ ル ( K. N. Raj う。 ラジ、 :センは,工業部門を機械および中間財を生産する機械部門( M 部門)•消費財を生産する た め の 機 械 部 門 U 部門)* 原 料 お よ び 1ナ順]財 部 門 ( R 部門),消 費 財 部 門 (G 部門)の 4 部門分割に よって消費財の流れを対比ずる。 まず,消 費 財 部 門 (C ) において次の仮票)を する。( i )各部門の生産物に対する需要は他の部門の 生産にもとづいている。{ii)C 部門の生産物の需耍は, C 部門自身の需要ならびに I ,R , M 部門の生 産規模にもとづいている。( iii) c が消費性向を示す。すると, ( G + I + M ) ニ D となる。 D は消費財の G . I .M は各々の部門の生産物の価値である。 また, R 部門の価適は,すでに各々の部門に 含まれている。 国際質息が存在しない場合には , C ニ D つ ま り C ( l _ c ) ニ ( I + M ) c でなければなら ない。 一 … ( 1 ) 消費性向の値は政策によって影響を受けることなく,一方,消費の規模は課税•補 助金の政策手段によって影響される。 ( 2 ) . 消費財のための投資財部門(I ) において,次の関係が得られる 。 < を C 部口での資本一産出 高比率とする。 I 財への需要は C 部門の成長率にもとづいているので,• ^ ぺ ニ I となる。'— (2) ( 3 ) 原材料および中間財部 m R ) においては,次のようになる。 K 財への需要は全部門の生産の 絶対水準に依存する。 各部門の生産係数が同一であり, これをデで表わすと,( C + I + R + M ) 7, ニ R EXl—rO= (C + I + M )7 ,を得る。 (4) (3) I . R * M 部門に対する投資財部門( M ) では,次のことが成り立つ。 M 財への需要は, 1 ,R , M 部門それ自身の成長率に依存する。 3 つの部 n で 資 本 ,産串高比率が同一でちり, これをの*■とす る と , (び I / « i + び R / び 今部門において 一 け 定 び 成 り 長 W 率 ニ M - ; — g が存 在 m (4 ) す るので, ニびG / び ト 1 / C ニ び R M . 1 / R ニ 《 1 /び い 1 / 1 ニ び M /び も• u I 次 に ( り発展の初期段階で, エおよびM 部門が存在していない,( 2)生産物の一部を輸出すること .により P 举位の外国為替を得ることを仮定すると,経済発展計画において 4 つの政策手段を考える ことができる。すなわち,( a)完全に C 財を輸入する。( b)G 部門に対して I 財および R 財を輸入する, (C )I および R 部門に対■して完全にM 財を輸入する。( d)M 部門に対して完全に M 財を輸入すること, がそれでもる。 上述のことは,次の経済発展型の図セ表わされる。 この 4 つの政策を対比させよう。 注(9) (10) I I I I I I I I A. B. Atkinson 〔1 〕 ,ii.好彥ニ〔 银 )〔 47〕'を参照。また B. G. Tandon〔 99〕, C. Kennedy C49] をみギ, K. N ‘ Raj ニA,K. S e n 〔 76〕p. 46‘ I I I ■- 83 (20f) I ■ : i A , 「 三旧学会雑誌」68卷 3 号 (1975年 3 月) 第 3 図縫済発展の型 0 -, スa ) 消費財の入に.よる発艘 〔 ケース! )〕 消費財の 生 のために ェ財とR財の輪入による発展 I 〔ケースC〕 I およびR部門のた めにM財の輸入による発展 〔ケースd 〕 M部r'jのためのM財 の輪入による発展 i * ,〔ケ - ス a 〕 この場合,( 1)生産め拡大はない,( 2)消費財は F 量だけ每年輸入される,( 3 )時間を通 じて,a C l a t の消費の成長率は 0 である。 〔ケ - ス b 〕 ( 1)C 部 門 は I 財 と R 財の輸入を通して拡、 大する。 4 ) 問 財( R ) が無视ざれる場合,っ 夢 i E 織 Iけ まり? . ニ0 で ぁ れ ぱ 1 = ? となる。すなわち,a C l a t = F / i — (5), (2)中間財( R )を 考 慮 す れ げ 。 部門の生産の絶対水準が上昇するにつれて,必要な財の量は増加する。 F 単位の外貨は消費財の生 産を増加させるために, R 財を輸入するのに使用される。 た だ し 極 限 の 場 合 , C マニF a C / びi ニ0 となる。ェ+ K ニF a C /a tn + C -r= F « 0 / び (ニ > ^ ^ = シなる。 ^ ふして (^) 〔ケース C 〕 ( 1 ) 1 財 お よ び K 財の生産が始まり, そ の 各 々 の 生 産 能 力 は 時 間 を 通 し て 成長す る。 l = a C l a f i これは, 国内で/ 産 さ れ る こ と に な っ た I 財の生産物が, C 部門での生産能力 蘭 織 を増大させる役割を果すことを示す。 ■ 部 門 は C ,エ,R 部 門での生産活動に 応 する。すなわち,R ニ(ね 1 + R ) デ R ニ 一 M で あ る じて, 中間財 。 F 単位の外貨で購入される M 財は 【 さぐのブ産(ニ 開 T させ, (11)さ ら に R 部門の生産能力も増大させる。 ^ - ^ c c l l a t - \ - a R l a t ) m びで/び广 一 一 ■一' ■ これは F 位の外貸 で 購 入 されるM 財 が I および R 部 で 用 い ら れ る 場 合に,消費の成長率は時問の経過と共に増大する。 し か し , 墙加举は週減的でもり,ゃがて一定の 注( 1 1 ) これを道いておく。F ニ れを1綱 に li/jし ( ま…V饥 , よ り , £"レ ニCま + 晋 となる。 ひ , ,, ところが,《 ニf … " 一 なので, じ, し 微 分 し て + — (2) 0)に(2)を代入する と ニ + み Cc\ (/ \1 \\ . rT aOC ^ cit 7’,\\ cd 、 n , 饥 od 11— 一 ? at ^ a t ! がG : : s r h r T ) + T1 : : r- ^ となる。これを?ii き砲せは’,ひ一'めf/c暮 ま とな る 。ごW こ で ニ •~~ り , づひ [ ニat 一 ’*^ *^。 、 びf — ""m て も ■ したがゥ て に P 湖 で き , る %• 。 84嫩 m sa 〉 wmmm mmm ^ T fffT T T jim iifflrw in m m w ra n n n m ra w 删 iM n iiiim u iiii w im 工業化と技術選択 成長率に収束すろことを示す。消費の絶対成長年は時問を通して増加するけれども,その率は低下 する。 〔ケース d 〕 ( 1 }F 単位の為替量すべてが M 財を輸入するためにだけ使用される。( 2)R , 財は全部門 の問 財 の 必 要 量 を ま か な う の で , R = ( C + I + R + M ) r ベてのM 財の生産に用いられるので , F ニdVI/« いm Rニ( ぃ パ 1)て (3)輪入された M 財はす ここで, 生産されることになった M 財 は I お よびR 部門での生産, の拡大のために用いられるので, M ニm («R / びf + びI/crり と な る 。 これから, び3C/びも3二- ゴ ) ニ‘れクg / -び を得る。消費の成長雜の増加率は時問の経過と共に増加するが, 適減的である。 - 上述のことを,消費の流れの観点から整理してみよう。 〔ケース a 〕 において , cvCM ニ0 . 消費 は常に一定水準に债まる。 〔ケースわ〕 で は cvC/ix«はプラスでり時間を通して増加しつつある。 しかし,その率は低下し極限には a C lc d は一定値になる。 〔ケース d 〕 に至って,(xGfcct の成長率 は適増する。 し か し a 2G /a i2 が一定になるようにび 3C/びi 3 は時間を通して低下する。 ’ 上 述 の 4 つのケースは,発展計画が一定消費 . 成長の定率あるいは成長率の成長の一定率の問で , どれを選択するかを示している。 しかし,いかなる型の政策を選択すべきかは次の要因にもとづく C イり時間の遅れの導入,( 2)計画期間において新規雇用の労働力の消費の必要額, これである。ただ, ラジ = センモデルは次の仮定にもとづいている。( 1)M 財が他の M 財を生産しうる,( 2〉 R 財の必要性 が経情発展の過程への制約条件たりうること,後者は通常のモデルが C 財を制約条件とするのに比 して対照的である。 この特徴ある仮定を認めるにしても, ロ ー ゼ ン ( G. R o s e n ) 〔 83 〕• ス コ ッ ト ( M. FG. S c o t t ) 〔 90> (13) バ グ ワ チ ィ (JL B h agw ati) 「5 〕• ル イ ス .(J. P. L e w is ) 〔 58 〕 からの批判にみられるように,.次の点 注( 12) K. N. Raj = A. K. S e n 〔 76〕p. 52. (13) G. Rosen〔 83; } p . 1 1 3 において次の批判をする。( U 経済が国内で使fflするた?6 の資本財部門を発展させるのに十 分な時間と資源を有すると仮定することは, 非現庚的である。( 2) 長時間にわたゥても,輪入財を購入するためにそれ に具合った输出廣業を発展させ得ない。( 3》 ( IX2)のことはラジニセンモデルにある静態的な輪出所得に関する初期の短 朋的仮定とは一致しないこと。 M. FG. S c o t t 〔 90 〕pp. 103— 1 0 7 で次の批判をする。U ) ラジニセンモデルでは, I 財 . R 財 ,M 財以外のすべての 生産要素において無制限供給があるとしている。 し か し 実 際 に は ,たとえは’,熟練労働と力、 企業経営者の能力のよう に稀少な資源がある。 ( 2>ラジニセンモデルでは, 特別な生産耍素への需要があるだけである。 たとえば, を i= l め式は, ラジ = センによれば,消費財 C の供給力;投 资 財 I の燈を変イヒさせることを示す。 しかしスコットはこの式が # に消費財を生産するための投資財への需5? を示すのにすぎない, と批判する。( 3)ラジニセン-をデルご:!身の欠略は, («0族本的な原料ないし機械に特別な価値を持たせる。( b)ShV干の輪人財の限界生産力がその費ifJを上回ると考えているこ と, とも1 摘すを。 J, Bhagwati〔5 〕p p .114一116 で次り批判をする。 m ジニセンの時nyの経過に閲する議論は恣意的でり意味がない。 {2)(i内および国外の投入係数が同一なものであるとするのは問違っている。 . J, P. Lewis C59] p p .108—1 1 2 で次の批判をする。 《 1 ) 4 つの部門が同一な成長率を示すことに疑問がある。( 2》 ラジ= セ ンモデルは特別なケースをiji純化して説明するのにすぎない。 上述の批物へのラi^ = センの反諭については, . K. N. RajニA. K. Serr〔 77〕pp. 200—2 0 4 を参照されたい^ 時問経過に 1Mける発展許画上 © 政饿は, A . B. A t k in s o n 〔I 〕pp. 325 — 3 2 6 の招摘するがごとく,消め財部 |"jの他力 の最大化と割り引きされた消!/, d ik の合評の最大イ匕を対比させて梭时するのが望まし'/、 。 ■------ 85 (203 ) — 一 4 rニ旧学会雑誌J 68巻 3 号 (1975年3 月) には疑問がある。 (1)ラジニセンモデルにおいては, R 財だけが経済発展の制約条件であるが, ; R 財以外の生!!耍素 9 E か制限される場合に十分な説明ができない。たとえば,経済発展過程において熟練労働が不足する S - 場合には, これも制約条件として考慮されなけれぱならない。 1 1 (2)M 財だけを輸入することによ . りM 部門を発展させ,. 将来の C 財を増加させることがラジニセン 8 8 の意図である。 しかし, この方法を採らなくても一国の付与資源に適した技術を使用する部門を 育 成する方法も考えられる。たとえば, I 部門を発展させて I 財を輸出し C 財を輸入する。あるいはト C 部門の拡大を最初に 実t 施 し て C 財を増加さ 4 ることなどが可能であろう。 とれらの政策の間の選択は,ある与えられた計画期間内で履用されている人々がどれだけの消費 量を 得るのかに依存しよう。 3V 工業化と技術選択 効率的な生産のための技術選振および投資配分が,発展計 [Ejの主な問題であろう 本稿で技術選択に関して,次 の 3 つの問題を提起しておきたい。 1 人当り所得の増加という目標を達成する過程において,( 1)技術選択に付随して,雇用と生産の 目的の間で衝突が生じるのではないか 。 (2)計画期問 0 長さに応じて,選択される技術の型が異なる のではないか。( 3)た と 計 画 期 間 を 限 定 し な い で 遠 い 将 来 に 目 標 を お い た 場 合 に も ,必ずしも資 本樂約的な技術の週択が最な方法とは言えないのではないか。 生産量の最大化と雇用量の最大化の間の衝突 経済発展計画において愿用量を高めることも,生産量を増大させることも切望されている。 し し, この 2 つの目的が同時に達成されるわけではない。 か ■ 生産物を最大にするためには, できるだけ高生産性の下に資源を使用することが望まれる。特に 資本は希少資源セあるので, これを有効に使用することが梭討されよう。 一方,労 働 は ド ッ プ ( M. D o b b ) 〔 1 9 ) の指摘するがごとく, たとえばパトラクターに人間 1 人と いうように採用された機械の逛に結びついている。 新 -み典派のモデルでは,資本と労働の問で代替可能性が仮定される。 しかし,低開発国の発展計 回j において, エ ッ 力 ク ス ( R. S. E ckaim ) 〔 22〕 が述べるように, 代替可能性が制服されている場谷 を想ふする必要かもる。その場合,利iTi可能な資本量が制服されると,生産物と履用の間で衝突が 化じる。 掘川 M は採用された技術の型に依杯し, また質金の形をとる消費財の生産水準に依存するこれ — m {204 ) — 1^ ^ ^ - ■ 工業化と技術選択、 は,生産量と貯蓄された生産量の比率に関遮する。 現拓の生産量を最大にすることと,履用量を最大にすることの間に衝突が避けがたいものであろ とすれぱ,雇用を辕牲にしないで生産量を银牲にする理由は何であろうか。スチワートニストレー チン( F. Stewart = R S treetem ) 〔 98〕は次の 4 つの理(£)を挙げる。( 1)雇用は所得分配のための手段で ある。{2)非雇用は国民の現在の生活を困難にする。( 3)失業および非履用か大きければ政治的なル題 I I II I になる。( 4)仕事そのものが美徳であると考えられる。 現在の生産および® 用量とその成長率の間の衝突を,次に考えてみよう。 この場合には,貯蓄率 を 爱 える必要がある。 グッドウィン( R. M. Goodwin)〔 30〕 およびハ ー シ ュ マ ン ニ シ ル キ ン ( A. 0. Hirschman = G .S irk in) 〔 34〕によれば,資本獵約的な技術を一般的に選択するのは, これがより高い 貯ま比率をA むと仮定すをからでもる。ガレンソンニライベンスタイン( W. Galenson ニH. Leibenstein) .I 〔 27〕 は雇用量を小さくして貯蓄率を高め, 生産と履用の成長を促進する方法を提案している。資 第4図 本染約度を増加させれぱ貯蓄比率が増加するとしても, これ には産出一資本比率との関連を考慮しなければならない。 (15). こ こ で , 新古典派の成長に対する含意を見てみよう。 0 : 生 産 量 L : 労 働 量 K : 資 本 W : 賞金, と記号を 定める。すべての賞金が消費され:,すべての利潤が貯蓄され るとするならば,貯 蓄 率 (S ) は 産出高- 資 (資料)' F. Stewart ニP,Strcoten 〔 98) p. 160. 第5 図 本 比 ^ ^ ^ と表わされる。 率 は WX り,W から生産函数への傾斜で示される。 が" は与えられたB の下 での成長率極大点となる。 用の成長を最大にするための資本银約度は増加するか,利润 率の低下を愈い止めるほど増加しないとすれば,達成可能な i 極大成長卒は減少する。 もし技術の資本集約度が墙加する場 (16) 合に資本一産出高比率が増加していくという新古典派の仮定 を棄却すれば,資本染約的な技術は質金率とは関係なく成長 に適したものになる。 P 161 i I|I| 貧 金 水 準 が の よ う に 増 加 す る と ,生産物と履 次に所得分配がH 用量によって決定される場合に,現在の 注 (14) P. Stewart=P. Strceten C98; ] pp. 149—150. ( 1 5 ) 加藤宽. 原 数,m m 018〕および丸w 笑 ,藤m棘 〔 63〕を参亂 , (16) 資本一 出商J; (潘が湖加するのは,次のことを仮定しているからでもろ。{ り K'金率か労働生M性によりて決/され るすべての利潤が貯卷されるわけではない。 政府が賃金あるいは課税政策によって貯蓄を形成するしとかで きないこと。 -------- 87 (205)-------- - m •I 三田学会雑誌J 68 巻 3 号 (1975年3 月) 雇用の最大化と属用および生産の成長率の最大化の目的の間に衝突が生じる。 ( \ 1) ' ま,所与の貯蓄比率によって形成された所得が次の 2 つの部門のいずれかで投資されるとする : (a)資本財を生みだす資本財部門,( b)消費財をつくる資本財部門,すると,( 《 )への投資は生産物の成 長率を早くし,将来の消費を高め現在の消費量を低める。投資をする場合に, 2 つの部門において 必要な雇用量が同じであるとすれぱ,現在および将来の履用の最大化は (a)への投資配分比率を高め ることによって得られる。 この場合は,生産と雇用の間に衝突が生じない。 しかし, 消費と雇用の 間に衝突が生じる。 また,バウアー = ハ ー べ ( W. Bauer ニM.E. H e r v § ) 〔4 〕 のごとく,( a)への投資 1 単位当りの雇用必要量が (b)のそれよりも低いものとすれぱ,少なくとも現在の雇用と生産物の成 長の間に衝突が生じる。 技術が不変であって,時間を通じて固定されているならば,生産物と雇用は同率で成長する。 し かし,技術は時間を通じて恋化する。一般に,技術変化は労働生産性を高める。それゆえ,履用の 成長率は次第に増加していくものの,生産物の成長率よりも低い。 だが,技術が労働集約的な型をとるか資本集約的な型をとるかによ っ'て,少なくとも短期問にお いては,生産物と雇用の目的の間の衝突の程度に影響を与えるものと思われる。 技術選択と計画期間 経済発展計画の期間に応じて選択される技術は異な っ たものになる。投資効卒を高めるためには , いかなる技術を選択したらよいのだろうか。計 ®期 間 を 長 く し た 場 合 に は 資 本 約 的 な 技 術 が 有 利 になり,短い場合には労働集約的な技術が有利になる傾向がある。 低開発国の技術選択は,福 地 崇 生 〔 26〕• 斎藤 i t 造 〔 88 〕,瀬 尾 芙 已 子 〔 95〕* チ :C ネ リ ー 〔 12〕な どによって分類が試みられている。 また, セ ン 〔 91 〕 〔 92 〕 も次のように分類している。すなわち, ポラーク( J. J. P o la k ) お よ び プ キ ャ ナ ン ( N. S. B u ch a n a n ) の 回 率 基 準 , カ ー ン ( A. E. Kahn) 〔 44 〕,チ : Cネ リ ー 〔 13〕 の社会的限得生産性基準( 以下,S M P 基準と略す), ガレンソンニライベン (18) スタイン〔 27 〕 〔 〕 の巧;投 資 基準, エ ク ス タ イ ン ( 0 . E c k s te in ) 〔23 〕 〔24 : ) , ド ッ ブ 〔19〕 . セ ン の 時 系 列基準である。 注( 1 7 ) 货金率がIS1定されていること,および資本財部H と消侧け部門の奴摸に関する収機一定を仮定すると,投入係数はあ る評画側n)にわたゥて不変である。没入係数が固定されると,消費財部の生産物および賃金率そして利潤は同率で掀 大する,また,资本財部pjの労働力も消!t 財部門の利}W こ比例するので同で拡大する。すなわち,均衡成長の極大率 は資本iy•部門の資本の限界生産性に等しくなる。 --さらに,最適化条件から,消巧財部門の労働の阪界尘ま性は,货金率 の増加と共に増す。そして資本の限界生を性がプラスである吸り,資本財部門への投資を誘引する。 これにりいては:R, F indlay〔 25〕pp. 81—83, R. Mabro〔 61〕pp. 656-657 の論♦および S. B ose〔8 〕pp. 431— 4 3 7 を参-照。 ひ8) センのいくつ かの論文〔91〕( 9 2 ) 〔93〕〔94〕を批判し発展させ,あ る 、は論争をなすものには, 次のものがある。 ん K. Dagchi〔2 ), L. R. W ebb〔 106〕 ,T.N, Srinivasan〔 97〕,J‘ ん Mirrleea〔 65〕 ,本多能击〔 35〕 ,片野參ニ〔 45〕 , 本山樊彦〔 68), . 88(20め mmm 工業化と技術選択 _ 回酝率基準は産出高 一 資 本 比 率 を 高 く す る 方 法 , S M P 基準は資本の社会的限界生産性を極大に する方 法 ,再 投 資 » は 経 済 成 長 料 極 大 に す る 方 法 で も る 。時 系 列 » は 上 述 の 3 つの方法を, ある計画期間内で組み合わせ,計 [ 0 期間の長さに応じて最適な組み合わせを選釈するものでもる。 なかでも, センは時系列基準の立場にあるが, P3転率基準および S M P 甚準そして W 資基準の つ の基準を対比して議論する。 ‘ まず,現在および将来の生産量の最大化という観点から, 第6図 上 述 の 3 つの基準を对比しよう。 いま,南 軸 が 第 1 部 門 ( 資 ' P c ,, C 本財部門)の 雇 用 ( L i ) , 東軸 が 第 2 部 門 ( 消費財部門)の追加 cz ぶ' 的な雇用( L c ) , 北 軸 が 第 2 部門の追加的な穀物生産物(C ) (穀物という用語は,ゼンが指標問題を避けるために合成商品として 使用するものである)を表わす。穀物の生産 fは線はQ によって 表わされる。 0 1 は初期の穀物.余剰で雇用される労働者数で L ei ある。第 1 部門の投資によって第 2 部門で形成される雇用は, 資本集約度にもとづく。 資本ま約度は, 各 々 OLcl, OLc'I’ (資料、 , A.K. Son C913 P .18. 0 レ 1 の 11肩で強くなる。 労働生産性はこれに対応して, P,OLc, Pc'OLc, P e,'O L oに よ っ て 表 わされるがごとく, 次 第 に 増加していく。 次に質金( W e ) を 与 え て み よ う 。す る と E 点 は 現 在の穀物生産量を最大にする。 これは, 回転率 基準および. S M P 甚 準 の 意 図 す る と こ ろ で も る 。P 点 は 生 産 量 に お い て ®^点よりも小 さ い が ,余剰 す な わ ち 将 来 の た め の 再 投 資 可 能 性 は Q p - W c > Q . - W o でもって,E 点よ り も 大 き い 。 しれか# 投資基準の意図するものになる。 賃 金 が W o , に増加すると,次の変化が生じる。 S 点では余剰が焦となり, 一方,P 点ではなお プ パ で ぁ る 。すなゎ ち ,, 資本集約的な技術が資本の蓄積にとつて有効な政策てもるしとをポす。 第8図 第7 図 A. K. S e n 〔 92) p. 576. (資料) A. K. S e n 〔 92) p. 575. S9(207) RSBMI " J >ク 「 三田学会雑誌J 68 巻 3 号 (1975年 3 月) 経済成長を政策目標においたとき,低賞金の場合には資本集約度の低い技術が選択される 71; 能性も あるか,貧金を引き上げた場合には資本染約的な技術の方が好ましい こ と に な (る ) 2 番目に,上 述 の 3 つの基準か計画期間に応じてどのような意味をもっのかを示そぅ。 センは回 期問の概 ,3、 を導入する。回 期 間 と は ,ある資本染約的な技術をと っ た場合のお年の生産物のフ ロ- - のIfe和か,ちる資本節約的な技術を選択した場合の生産物のフロー の合計に等し/かる期問で ちる 計圃朋間を任意に決定し,資本 I I 約的技術を採用して,現在の消費を犧牲にし強制貯菩をせ•るこ とで,将来の高成長を計画する場合に,今期での消費の減少が将来の超過生産物によって計画期間 内で補償されるかとうかを考察することになろう。たとえば,発展計画の初期に消費を押えること により,工場制技術を導入したとしよう。工場制技術は手肪技術よりも多くの投資を要するけれど も,一度備えつけられると手練技術よりも急速に年々の生産物を増大させていく。 この生産物の博 大が消費者にとって,初 期 の 耐 乏 を 補償するにたる期間を調べるわけでる。 ‘ 資 本 集 約 的 な 技 術 ( H ) を選択すると,計画の初期段階では懷任期間が存在するために,生産物 の流れの絶対額は小さい。 し か し こ の 技 術 は 機 械 1 台当りの生産性が高いものと想定すれぱ,時 間の経過と共に成長率を高めていく。そして,資 本 渠 約 的 な 技 術 (L ) の場合の所得の流れを追ぃ 第9 図 越すようになる。 消費生;蛮物 上述のことは左図で説明される。計画期間を V , 補 償 されるまでの期間を T とする。すると ’ V < T ならぱ技 術( L ) が選択され,V > T ならば,技 術 (H ) が選ぱれる。 V ニT ならぱ, いずれの技術を用いても同じである。 計 画 期 問 ( V ) を補償されるまでの期間(T ) よりもで きるかぎり短かく定めようとすれば,回転率:基準が望ま しい基準となる。技術は回転率すなわち資本に対する産 V i l j 問 T 出比率にしたがって選ばれる。資本-~産出高比率の低い (資料) A.K. S e n 〔 92〕p. 576 1 9 ) 注 ( • 貨 金 か 騰 し た 場 合 で も , 和 税 . 技術が選択される。 所 得 の 強 制 移 転 等 の 政 策 を /|j い る と と に よ っ て , 货 ☆ の 地 加 分 か 和 殺 す る と が ホ き る な ら ぱ , そ れ ほ ど 資 本 的 な 技 術 を 選 択 し な く て も よ い こ と に な ろ う 。 (20) _セ S ン ’ モデルは,各々 の 技 術 に 応 じ て , 所 得 の 流 れ を 異 に す る 系 列 を Tiし 列 を 割 'j | い 1 て 対 比 す る 。 セ ン が こ れ を 割 引 く 理 山 は , ( )所 得 水 準 の 増 加 に 你 こ れ に つ い て は , ソ は 技 術 選 択 に 際 し て , 投 资 た 填 合 に 形 成 さ れ て い く 所 得 の 時 系 う眼 ダ <1効 川 の 通 減 , ( 2》 将 来 に 関 す る 不 確 奨 ’ 性 の 考 慮 , に よ る 。 Iき 考えている。 セ を 可 変 め な も の と み な す 。 そ し て 資 本 集 約 的 な 技 術 お よ び 節 約 的 な 技 術 を 使 ; J. T in b ergen 〔l O l ) 〔1 0 2 ) を み よ 。 また,iiM棚問について次の文献を参照されたい。 K. N o v e 〔 73〕pp. 302—316, K. Portwit (751 pp. 55—56, M. Dobb〔 20〕p , 164, ’ 90(2 (?め tn,.nt^r6K i» w iW iiM a w ' 工業化と技術選択 S M P 墓準も, 労働の機会費用がきわめて小さな場合には,回転率基準に近い立場にあるものと ■0■えよう。ただし,投資が短命でホ) って減価償却費が局い場合には,投資に比し費用か高くなり礼 会的限界生産性が低くなるので , 回転率基準とは一致しない。 Y を無限大と走めるならば,再投資基港が望ましい基準になる。 ガレンソンニライベンスタイン I は経済発展の目的を,将 来 の 1 人当りの生産物の増加におく。そして,初期年から始まる投資から 年々継続して生じる役资の量がより大きくなるような技術を選択する。すなわち,資本一労働比率 の高い投資を選ぶ。 この考え方は,回転率基準および 3 M P 基準とは逆の立場にある。 総計された消費の極大を目標とする新古興派的な提言により,経済成長を資本の眼界生産性に等 しくする条件を満たすよう, な資本一労働比率が選ばれる。 資本集約的技術優先政策への疑問 遠い将来の 1 人当り所得を目標とする発展政策をとる代表的な学者に, ガレンソンニラィベンス クィン( 以 下 G - L と略す)〔 27〕 C 283 〔 56〕〔 5のが ^>る。彼らの議論はチ: c ネリ一などによる SMP 塞準をi t S す.ることにより,重工業優先政策を展開する。資本が不足している低開発国においても, 経済発展のナこめには労働集約的な技術よりも,資本渠約的な技術を採用する方が有効であるとする。 資本集約的な技術によって重工業優先政策をとる理由は,( 1)貯蓄率を高める効果,イ2)工業化がもた らす都市化によって, 出生率を押え過剰人口を解消する効果にある。 G - L モデルは, E けi = e / i + 卫 と し て 表 現 さ れ る 。 E パよりfぶの雇用量,C は 機 械 1 台当 りの費用,り は 機 械 1 台当りの付加価値額, g は 機 械 1 台当りの屈用労働者数, W は実質賞金率で あ る こ こ で ,G - L は,生産狗が賞金と利潤の問で分配される '。 また,生産物から賃金費用を除い こ利潤が次'期 の巧投資を決定することを仮定している。 これは,次のように理解される。 fi十画の初 I ( 2 1 ) S MP 甚 準 〔 13〕.は,’ 3 つの命題,すなわちU) 生産高- - 役資比率の極大化,{2》 労働一投資比率の極大化, 《 3)输 出 財 役 資比率の極大化を含んでいる。 , G- L〔 27〕は,輸出財一投資比率の枚討を除く理由は不必要な混乱を避けるためでちるとして,この3 つの命題のう ち,U) ぉよび(2)の問题'をとりあげて批别を加える。これを,次 純 生 ; のように理解しておこう。 SMP の生産高一投資比率の極大化に対して,G - L は 曲 Y( ^ 線 C を対比させる。今,投 資 量 で Ya i を摩出する収獲適戚 摩:業 ん Yu i を座出する収横一定産業B, Y c i を産出する収® 通増産業C がf c ると仮定する。 すると,K i I 'だけの投資造に ぉいては,A 庫:業ないしB 産 業 の 方 が 効 率 は ま さ る * し Y a 。 かし, さらにもし投资が可能になった場会には,すなわちK3 Y だけの投資が行われた填合には,この関係が逆転して,A な い Y しB 産業よりも,C産業の方が効率がよいという紹論が得られY J る。 つまり,SM P並準が意図するものとは逆の結果が得られ ることになる。したがって,資本の生座性において嚴朋的な観1 点からみれぱ,嚴 斯 の 準 が の そ れ よ り ま さ つ て い る 。 第 2 の問題についても同後なことが言免る* 9 1 (209) fa a n a H M mm ■ i ま 穆 ■pfWMWIMWM園 m W B 「 三旧学会雑誌j 68卷 3 号イ1975年 3/1) 期段階において,企業ないし社会の生産物が消費されないで再投資に向けられる割合が大き い は レ 、 —f-« : : A s2 h*r^ » ぐ、一レ* 将来にわたって資本蓄猿の速度が速くなり雇用量を増加させう る ‘ -V - ^ > •■ V ■"■■ - i__« . . . . 上述のことから,G - L 基準は次のように要約できる。( り投資基準は長期的な観点から選ばれねぱ ならぬ。( 2)工業化はほとんど不"丁避的に都市化をもたらす。そして労働生産性を高めることにより 工業部門内の生産に要する労働雇用数を小さくするので,都市化の費用を低め, その結果,工業部 門の負担を軽 < して!£大 を n]•能にする。 ( 3 ) S M P 基準では,静的条件の下で資本の生産性が高くか つ多 くの另働者を雇用する經工業および農業部門を局 く評価し,工業化に不可欠な重工業部門を低 く評価する低1向かある。 これに比して,G - L は工業部門の発展,特に大規模な長期資本を投資する 重工業部門のぜ成を押し進めようとし て い る 。 、 し か し , G - L 〔27 〕 を め ぐ っ て , モ ー ズ ( J. M o e s ) 〔67 〕 . ビ ラ ー ド 旧 . H. V illa r d ) 〔104 〕 • ハ ー シュマン= シ ル キ ン ( A .O .Hirschm n ニG .S ir k in ) 〔34: ! * ラニ ス ( G. R a n is ) 〔78 〕 〔79〕 〔8 の . キ ル ビ 一 (P. Kilby) C 50D 〔 51 〕 • プ ' 、ラ (A. S. Bhalla ) 〔6 〕 〔7 〕 ,ウ ー デ ィ ン グ ( p. ん が論争に加わっている。 ’ ' W o o d in g ) 〔107 〕 ‘ モース〔 6 7 ) は次のように述べる。 り)Q - L 基準は資本の限界効率を強調するものでは な い が, モデルに組み入れられてぃる要素( ’ パりは資本の限界効率を表ゎすものでぁる。 だから, 資本 の限界効率を重視しないと い う G - L の意図と矛盾する。( 2) G - L 甚 準 の ( J ニ ^ ) の 式 に ぉ い て , 先進国と低開発国の間の賃金率( W ) に差異がある。 先進国に比べて, ぶ?f 開発■のそれは低い値で あるので賃金分配( e w ) の負担が@ くなって,労働集約的な技術の方が経済発展を円滑に進展させ る。( 3)経済発展の目的は,G ~ L が説くように,,もる将来の生産量にあるのではなく,現在をも含む ものでなければならない。すなわち',将来の発風のため, に投資の拡大を計るぱかりでなく,現在の 労働者の生活水準をも高めるよ うな技術が選択されなけれぱならない。 J ヒフード〔 104〕は次の批判をする。G - L の重工業優先政策の背景に,人口成長遂の低下を予想し た上でのェ藥化の達成がもる。 しかし,人口成-長 率を押える方法には大規模X 業を起こしての都市 化政;^によらなくても,堪に産兄制服などの手段で解決されうる の で は な 、か と述ぺ(| f また, ラニス 〔 78〕 〔 7の . プ ハ ラ 〔6 〕 は,各々,企業活動調査の精(i を用ぃて,G -L への批判 ) する。 能: ミ, 有 ; よ こ ご も ,大企業.中企業の経常者の力が小企業の経® ラこスによる« :, _【 r. « ょりも新技術を採用する企業 別の比較による分析においては,0 - ^ ニスに反論する,ラニスは资料を駆使して,中说模企梁が般も高 い 織 :資-资本比 をk iV していしとを/j、c うとしている。しかしこのことは何もG -L の主張をj}, 桃るものではなぃ, と述べてぃる。 9 2 ( 2 J 0 ) 工業化と技術選択 を試みる。 力、 れ.らは,G~^Lによる'単一の資金という:仮定を疑問視する。賞金率'は小規模な労働ま約的なす乂術 よりも,資 本 な も の の 方 が 高 い と 考 え る こ と が で き る 。 しかし,余剰がどれほど生み出され るかは,生産性水準と賃金水準の間の関係によって決定される。すると,技術選択の有効性を諭じ る場合に, その可否を決定するものは貧金の絶対額ではなく,労働生産性に対する賞金の比率でち る。 したがって,余剰は資本集約的な技術を使用する方がより多くのものを生み出す場合と,労働每ミ 約的な技術がより多くのものを生み出す場合の両方のケース,か 考えられる。 経済発展計画に必要なものは,次の計画に再投資を可能にする総余剰額でもる。 しかし, G L の 暗黙の仮定( 雇用数を小さくしても, 1 人当りの余剰を大きくする方が,数多く雇用されても1 人当りの余剰 が小さな場合よりも, 結果としてより多くの総余剰を生みだしうる)は,必ずしも妥当しない。 たから ’ G - L の-言うような資本集約度の高い技術を選択する投資配分政策が, '必 ずしも, 経済発展計画に 最適なものではないことが分る。 筆者は技術選択に際し,次のことに注意しなければならないと思う。 今,再投資 一 資本比率を ( ^ ) とすると, - H i t ^ = ^ ( 1 ) ( ^ ) { ^ ) と表わされる。 1 は再投 資, K は資本, 0 は産出, P は利潤である。 これを時間に関して全微分すると, ( i ) / ( i H (§ )/(§ )+ぺ § )/(長) となる。すなわち,発展計画の進展と共に,再 投 資 一 資 本 比 率 の 増 加 年 は , 資本 生 産 性 の 増 加 ギ ( ( ( f ) / ( t ) ) ) 利 潤 分 配 率 の 増 加 率 《 (■!)/(吾) 》 かつ利潤のうち, どれだけ を再投資に振り向けるかの企業経営の行動いかん ( ( ( M 吾) ) ) にもとづくことになる。 このことは,次 の 3 つの主張を意味しよう。 すなわち, ( D S M P 基準の述べる資本の生産性,( 2) G~Lの説く将来において利潤分配率を, 司める産業をま"成する方法, 指摘するように,資本集約的な企業が再投資利潤比率 { ^ に^ ^ ¥ ) ハーシュマン〔 3わ の を高めるという企業家の行動型でもる。 資本一労働比率を極大にすることではなく,相対的に高い資本一労働比率を ぼ投資- 資本比寫ぐ再投資一利潤比本は生みだされた余剰からの役资決定に反映され,そして企業の成■ゆを汰定して ぃ エ ご ニ ?! * ニ , で1ン ; も プ ' 、ラのHI. 如 法 に 》 がもるけ る 。すなゎち,プ' 、ラグ,ま ニ サ i ;. A ぐ 当りの余剰に各々の規模《 の勵激をかけたものでぁる。だから,雇 腿 の 大 き な デ }〒 ニ ニ 7 ぶf なr ト ているのは当然のことであると批判する。また,余剰を生みだすのに必» 投資量そのものの/力析かなされていないと パ""Lしだ題ぐ: : ん : '% m は次のょぅに答ぇる。 資本集約めなものでぁろぅと労働集約的なものでもろ.: 、 力’ のi の技術だけを使;n はりでは,よはきな投資可能な総余剰を生むことができないシ 択’が 是か非かを論じるよりも両者を■ することにより,» — された総金» 9 U 2 1 1 ) ------ I 効» に舰けるカか ^5^ ねであると° I -jiiiiniiiMiiimi■■■園I園■■麵iMra園職T i園iim馳 丄が 「 三ffl学会雑誌J 68巻 3 号 (1975年 3 月) この 3 つの要まのうち, どれが特に再投資一 資 本 比 率 ( i ) に影響を与えていくのだろう力、 。丸 尾 '〔 63〕 の指摘するがごとく,経濟発展の初期段階において利潤分配率 ( : g ) が上昇し,資本の生 産 性 ( § ) が低下するという値向がある。 これを考慮すると,再'投 資 一 資 本 比 率 ( i ) を高めるた めに,資本の生産性 ( § ) の低下分を上回る利潤分配率 (■g ) な い し 企 業 家 の 投 資 意 欲 の 増 加かなければならない。 し か し 実 証 则 究 に お い て , ラ ニスおよびプ ハ ラ そして モ ー ズ が 指摘する ように,産 出 (0 ) の増加に i t 例 し て 必 ず し も 利 潤 (P ) が増加しないものとすると,利潤分配率 ( • ^ ) の増加率は小さくなろう。すると, W 投資一資本比率 ( i V t は 資 本 の 生 産 性 ( - £ ) と企業家の 投 資 意 欲 に よ る と こ ろ が 大 き 1 なる, と推測することができる。 したかって,現在のみならず将来への継続的な発展計画という観点から,資本の生産性を高めま た企業家による投資意欲を Iね上させるような方法を捜さなければならないだろう。 お わ り に ‘ 以上,本稿において鶴者が特に明らかにしたことは次のような点である。 ま者は,農業生産成長率と人口規模,農業生産成長率と所得水準,農業生産成長率と人口成長率 の観点から,経済発展の型の分 I I を試みた。その結果,次のことが明らかになった。( 1)人口規模の 大きな国々では農業生産成長率と経済序長率の問にはほとんど相関がな、 が,人ロ規摸の小さな国 々ではなんらかの相関が認められる。( 2)所得水準の小さな国々では,農業生産成長率と経済成長率 の問にほとんど相関がないが,所得水準が高い国々ではかなりの相関がある。(3)1 人当り所得の低 い! !々では,農業生産成長率と人口成長率の比率が 2 对 1 以下の範面にあるのに対し,所得の高い 国々では 2 对 1 以上の範囲にある。 本稿では, とれらの発展の型のなかから,人口がある程度多くかつ所得水準が低い国々におい VT 工業化のための投資基準に焦点を合わせて検討してみた。 従来の投資基準を大別すると,資本の生こ産性( £ ) を 重 视 す る 立 場 ( SMP 基準)と利潤分配率 ない し 投 資 率 を 重 視 す る 立 場 ( 剩余極大化基準)に分類される。 い 3 れ {■しせよ, これらの基準は-長期的あるいは短期的に生産物の極大化を目的とする点で共通 している。 しかし, 1970 年頃から先進猪国において,生産物の成長優位の考えに反省気運が生じ,福祉優先 主義とも言える考え方が交配的になってきた。 経済発城のための投資並準にも,そのような反 /着 が出されてしかるべきセあろう。すなわち,福 祉盛缚あるいは福祉成殺基!準とも言ぅべき役资基準を開発し運用することが必要であろち 注( 2 4 ) たとえば,五沖一雄C29X 丸 ほ 奨 〔 62〕を參 — 9 4 (2 7 2 )— -…ぐ .,.一一■ 工業化と技術選択 く文献リスト > 〔1 〕. 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