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長井のフットパスを歩く観光客
『川とまちづくり』
2013年8月19日
国土交通省 東北地方整備局
山形河川国道事務所
0
0
(本日の講演内容)
1.最上川の特徴と歴史
2.川を活かしたまちづくり
3.地域づくりの事例(道の駅)
-
参考資料-
(1)
洪
水
(2)
渇
水
(3)
災害対策基本法の一部改正(一部)
(4)
水防法・河川法の一部改正
(5)
河川協力団体制度の創設
1
1.最上川の特徴と歴史
2
最上川の特徴
流域及び氾濫域の諸元
(流域の概要)
■ 最上川流域は、県土面積の約8割、全35市町村のうち13市
16町3村を擁し、その人口は県人口の約8割を占める約96万
人と山形県の社会・経済・文化の基盤をなしている。
鳥海山系
神室山系
酒田市
最上狭窄部(最上峡)
庄内平野
新庄市
項
流
域
目
諸
面
7,040km2
積
元
備
考
鶴岡市
新庄盆地
全国第9位、想定氾濫区域面積約680km2
幹 川 流 路 延 長
229km
全国第7位
流 域 内 人 口
約96万人
流 域 内 市 町 村
13市16町3
村
尾花沢市
月山山系
山形県内人口約116万人、想定氾濫区域内人口約32万人
山形市、米沢市、鶴岡市、酒田市、新庄市、寒河江市、上山市、村
山市、長井市、天童市、東根市、尾花沢市、南陽市、山辺町、中山
町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、最上町、
舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、高畠町、川西町、白
鷹町、飯豊町、庄内町
最上川水系の特徴
碁点・三ヶ瀬・隼
(洪水時の特性)
■ 急勾配な地形から流出時間が短く、急激な水位上昇。
■ 狭窄部が流出のネックとなり、上流側での滞留時間が長い。
村山市
寒河江市
朝日山系
天童市
山形盆地
荒砥狭窄部
五百川峡・黒滝
(地形的特性)
■ 狭窄部(最上・大淀・荒砥・河井山)と盆地(新庄・山形・長井・
米沢)が交互に繰り返す地形・
■ 狭窄部上流に市街地が形成。
■ 東西南北を山岳に挟まれ、全国有数の多雨・多雪地帯。
■ 狭窄部上流は緩勾配。支川は、流路延長が短く急勾配。
舟形山系
大淀狭窄部
山形市
蔵王山系
長井市
長井盆地
河井山狭窄部
米沢盆地
飯豊山系
米沢市
吾妻山系
3
3
平成25年7月18日出水 最上川上流域で観測史上「第2位」の水位を記録
白鷹雨量観測所で最大時間雨量は45mm、
累加雨量267mmを記録
下野観測所で羽越豪雨(昭和42年8月洪
水)に次ぐ観測史上第2位の水位を記録
平成25年7月18日4時
下野
水位観測所
白鷹雨量
観測所
累加雨量 267mm
最大時間雨量 45mm→
累加雨量(
㎜)
7/17~
7/18雨量
時間雨量(
㎜)
白鷹
雨量
観測所
下野
観測所
起生年月
昭和 42 年 8
平成 25 年 7
昭和 44 年 8
昭和 32 年 7
平成 14 年 7
昭和 31 年 7
平成 9 年 6
昭和 40 年 7
昭和 33 年 9
第10位 昭和 41 年 7
順位
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位
第6位
第7位
第8位
第9位
水位(m)
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
15.94
15.62
15.26
15.22
15.10
15.05
14.94
14.80
14.78
14.72
4
最上川沿川の浸水被害箇所
長島地区
(村山市)
大久保遊水地(洪水調節施設)
百目木地区
(大江町)
最上町
尾花沢市
東根市
大淀狭窄部
【百目木地区】
天童市
山形市
■大石田
舟形町
金山町
村山市
天童市街地
最上川
新庄市
山形市街地
■下野
大石田町
新庄市街地
上山市
須川
■古口
寒河江市街地
河北町
寒河江市
鮭川
真室川町
中山町
高畠町
山辺町
大蔵村
鮭川村
南陽市街地
南陽市
戸沢村
西川町
荒砥狭窄部
■糠野目
川西町
米沢市街地
米沢市
朝日町
大江町
最上狭窄部
【長島地区】
■小出
白鷹町
河井山狭窄部
長井市街地
長井市
最上
川
酒田市
飯豊町
庄内町
鶴岡市
酒田市街地
■両羽橋
鶴岡市街地
【長島地区】
【百目木地区】
赤川
5
5
渇 水 ~平成24年最上川渇水状況~
山形河川国道事務所管内の河川
流域では、7月から8月にかけ
ての降水量が平年に比べて少な
く、特に上流の米沢では8月の
降水量が平年の22%と極端に
少ない状況でした。
黒滝橋付近(8/23)
少雨や影響を
伝える記事
6
最上川の歴史
最上義光銅像(山形市霞城公園)
よしあき
最上義光(戦国時代~)
ごてん
みかのせ
はやぶさ
最上川中流部の三難所(碁点・三ヶ瀬・隼)を開削
舟運時代・航路の維持
村山地方だけでなく、大石田および酒田も、商業都市と
して発展を遂げた。
三難所の一つ「三ヶ瀬」
きゅうざ え もん
西村久左衛門
(江戸時代~)
いもがわきょう
最上川上流部の難所 五百川峡・黒滝地点を開削
米沢から酒田までの水運が整備され、舟運による
流通経済が更に発達した。
鉄道の開通
7
五百川狭窄部 7
最上川の舟運の歴史
最上川下流
最上川中流
日
本
真
室
川
●酒田
海
最
京
田
川
●
鮭
川
上
清川
新庄
川
●
立
谷
沢
川
鶴岡
●本合海
●清水
古口
●名木沢
銅
山
川
横山●● 大石田
境ノ目● 最
上
川
寒河江
村山市大淀の観光船
海味
●
川
左沢●
最上川上流
(舟運の歴史)
■ 最上川と人々との係わりは古く、舟運の要路として
利用され、米や紅花などを送り出すとともに、生活
の物資や進んだ都の文化を流域にもたらした。
■ 最上川を航行する川船の数は、明治20年~30年に
かけてピークを迎えた。
■ ところが、明治36年に奥羽本線が新庄まで開通し、大
正3年に陸羽西線が開通すると、物流の主役は鉄道
へと移行し、最上川舟運は急速に終焉へと向かった。
■ しかし、舟運がもたらした文化は現在も山形県民の中
に息づいている。
■ 現在は観光船として、最上・大淀狭窄部で運行されて
おり、年間約13万人の観光客が訪れている。
谷地 ●
● 荷口
寒河江
長崎 ● ●寺津
●船町
須
●菖蒲
川
山形
置
賜
野
川
宮●
小出 ●
最
上
置
賜
白
川
川
● 糠野目
米沢
凡 例
:大きな城下町
8
● :主な河岸・船着場
8
2.川を活かしたまちづくり
9
川を活かしたまちづくり
~『かわまちづくり』とは?~
目的 : 観光などの活性化に繋がる景観・歴史・文化等の河川が有する地域の魅力という「資源」や地域
の創意としての「知恵」を活かし、地方公共団体や地元住民との連携の下で立案された、実現性の高い河
川や水辺の整備・利活用計画による、良好なまちと水辺が融合した空間形成の円滑な推進を図る。
●ソフト面での支援
民間事業者が行う河川敷のイベント広場やオープンカフェ等
への利用(河川敷地占用許可準則の特例措置)を拡充する等に
より、地域づくりを積極的に支援します。
●ハード面での支援
治水上及び河川利用上の安全・安心に係る河川管理施設の
整備を通じ、まちづくりと一体となった水辺整備を支援します。
①地域の創意としての「知恵」を活かした計画を対象
②利活用方策が地域において明確となっているものを対象
③施設の維持管理に地域の協力が得られるものを対象
河川を核とした地域活性化(最上川)
◆登録数(平成25年3月29日現在)
10
・全国で117箇所
・東北では13箇所(内、山形県内では長井地区を含む5箇所)
10
「かわまちづくり」支援制度 登録箇所【東北地方整備局管内】
平成25年3月31日現在 13箇所
※山形県内5箇所
11
川を活かしたまちづくり
~長井地区かわまちづくり~
長井市において、最上川の舟運時代の川港として栄えた歴史を活かしたまちづくりを踏
まえて、水辺が一体となった良好な空間を創出し、観光を支援します。
ガイドマップ
あやめ
公園
河川公園
神社
商家跡
桜づつみ
桜づつみ
舟場跡
長井市街地
かわと
道の駅
階段
階段
階段
階段
商家跡
白つつじ
公園
物産館
階段
階段
船通し水路
船通し水路
坂路(車路)
坂路(車路)
桜づつみ
桜づつみ
船着場
船着場
舟場跡
坂路(車路)
坂路(車路)
フットパス
フットパス
千本桜
最上川
桜づつみ
桜づつみ
さくら大橋
H24まで
H25
H26以降
フットパス
フットパス
←最
上川
桜づつみ
桜づつみ
桜づつみ
桜づつみ
12
住民がデザインした
道しるべ、案内看板 12
川を活かしたまちづくり
~長井地区における具体的な取組み~
河川管理者の実施内容
自然を活かし
た様々な道
川沿いをフットパスとして利用
河川管理者
フットパス(トロッコ道)整備状況
※昔のトロッコ軌道跡地
取組内容
舟通し水路工と看板
(H23.9 完成)
船着場の整備状況
・階段護岸の整備
・管理用通路の整備
13
川を活かしたまちづくり
~長井地区の地域の取り組み~
実施概要
○地域と河川管理者が一体となって、 舟運で栄えた商家跡や水路などの歴史的な地域資源を発掘し、
河川管理用通路の整備によって多くの観光客が訪れる最上川との回遊性が高まることで、観光客を誘
導し、まちの賑わいを再生。
地域の実施内容
NPOが発行しているガイドマップ
取組内容
地域の取組
・観光ボランティアとの連携した案内
・観光協会等による河川での催し物の開催
・休憩施設や案内板の整備
・NPOによるフットパスガイドマップの発行
・市民協力による商屋跡やトイレなどの開放
(長井市観光協会HP)
まちの中の街路を
フットパスとしての利用
観光ボランティアガイド
駅からハイキング
スタート
フットパス長井完成
増加
傾向
直江兼続効果により
観光客数の増加
東日本大震災の
影響により減少
かわまちづくり事業着手
舟運で栄えた商家跡などを開放
町中や川沿いの案内板の整備
(情報提供:長井市)
14
川を活かしたまちづくり
○JR等との連携
~長井地区の地域の取り組み~
~平成25年度の取り組み事例~
長井市、JR、NPOの連携により、長井
のまちなかを歩いて楽しんでもらうための
体験ツアーを企画・開催。
(平成24年度 103名参加)
長井市有形文化財
フットパス
まち中の寺社・史跡
15
川を活かしたまちづくり
○置賜さくら回廊キャンペーン
~長井地区の地域の取り組み~
置賜さくら回廊は、山形県南部の置賜盆地
に位置し、赤湯温泉~白鷹町荒砥までをつな
ぐフラワー長井線沿いの43Kmの桜の観光
ルートであり、開花時期は、ルートの3市町
(南陽市、長井市、白鷹町)が連携し、観光
客受入体制を形成。
整備したフットパスも観覧ルートとして位
置付けられており、利活用が図られている。
河川利用者数の増加
長井地区における河川利用者数の推移
(最上川 178.0k ~ 184.5k 左右岸集計値:年間)
80,000
66,717
60,250
利用者数(人)
60,000
40,000
H16
フットパス整備
33,254
31,769
H 12
H 15
20,000
0
H 18
H 21
年度
16
川を活かしたまちづくり
街を流れる川を観光、イベントに活用
(結婚式やお祭りに川を利用)
~全国事例:福岡県 柳川~
(観光遊覧)
(川沿いに散策路)
17
川を活かしたまちづくり
~全国事例:京都府 鴨川~
鴨川を中心にした府民の生活と関わり
(多様なイベントに川を利用)
(日常より府民の憩いの場となる川)
18
川を活かしたまちづくり ~全国事例:徳島県 新町川・助任川~
実施概要
○内町・新町地区かわまちづくりは、徳島市の「ひょうたん島水と緑のネットワーク構想」に基づき、新町川と助任川に囲まれた
「ひょうたん島」を重点整備地域として、水の魅力を最大限に生かしたまちづくりに取り組んできた。 護岸修景・遊歩道や新たな
船着場の整備を一体的に実施するとともに、地域資源であるLEDを活用した景観整備により、これまで整備してきた水の魅力
に「光」の要素を新たに加えることで、他の都市にはない魅力をもった「水都・とくしま」を創造し、全国に発信している。
徳島市
(新町川・助任川)
水質改善前の新町川汚濁状況
新町川整備済み区間の状況
水質改善により寒中水泳大会を実施
LED景観整備
※徳島LEDアートフェスティバルの開催(H22.4)
19
ひょうたん島周遊船の運航
19
川を活かしたまちづくり
実施概要
~全国事例:広島県 太田川~
民間活力によるまちの賑わいづくり
○広島市中心部を流れる太田川(京橋川)の水辺・河岸緑地において、民間事業者がオープンカフェ等の飲食施設の整備を実
施している。出店者による周辺緑地の清掃や事業協賛金等により、良好な河川空間が維持され、新たな交流空間を創出。
イルミネーションによる
河川空間の賑わい
オープンカフェによる河川空間の利活用
・河川管理者が親水護岸、遊歩道等を整備
・市が、河岸緑地の遊歩道や植裁等を整備
・河川管理者が常設型店舗の設置にかかる河川敷地
占用に関して特別措置を適用
<主な出店の条件>
〔公益的施設〕 空地・トイレ・通り抜け通路の
いずれかの整備・提供
〔清掃活動〕 周辺緑地の清掃義務づけ
〔事業協賛金〕 ※周辺緑地等の環境改善や整備に充当
200円/月㎡ (ウッドデッキ、交流ゾーン)
1000円/月㎡ (店舗部分)
〔店舗〕 出店者が費用負担(鉄骨造、平屋)
河川空間での民間事業者による
常設型店舗の設置
【効果】
①河岸緑地に新しい人通りを誘発、新たなにぎわい・交流を創出
②新しい観光スポットに定着(旅行ガイド誌への掲載、旅行商品)
③環境改善(不法駐車・駐輪の減少、照明等による歩行安全性向上)
20
3.地域づくりの事例(道の駅)
21
「道の駅」とは?
・休憩機能、情報発信機能、地域連携機能が揃った「地域とともにつく
る個性豊かなにぎわいの場」
地域
地域とともにつくる
休憩
連携
個性豊かなにぎわ
機能
いの場
機能
+
+
《シンボルマーク》
トイレ
道路・地域情報提供施設
休憩施設
地域振興施設
《イメージ図》
○全国に1004箇所
○東北では142箇所、山形県内で17箇所
(平成25年4月1日現在)
22
ひ
わ
さ
道の駅の事例「道の駅 日和佐」(徳島県日和佐町)
■鉄道駅と一体となった「道の駅」
○H17.4.17に供用し、全国で11番目に出来た鉄道駅と一体となった「道の駅」です。
む ぎ せん
○JR牟岐線日和佐駅と国道に立地しており、道路利用者だけでなく町民の方も利用しやす
い「道の駅」です。
《位置図》
JR日和佐駅
《イメージ図》
「日和佐駅」と「道の
駅」がリンクしていて、
誰もが利用しやすい。
道の駅 日和佐
道の駅 日和佐
23
23
道の駅の事例「道の駅 日和佐」(徳島県日和佐町)
■道の駅「日和佐」全景
JR日和佐駅
物産館
休憩所(足湯)
産直館
トイレ
国
般
一
55
道
号
24
地域と密着したサービス
○敷地内に、情報コーナー・物産コーナー・姉妹都市交流コーナーを備えた「物産館」、お遍路さんの足
をいやす「足湯館」、地元の特産物を購入することができる「産直館」を備え、県南部の中核観光ゾー
ンとして整理されています。
【産直館】
【足湯館】
【物産館】
【情報交流コーナー】
【屋外休憩所】
【情報コーナー】
25
25
道の駅の事例「道の駅 鯉が窪」(岡山県新見市哲西町)
○ 平成9年にオープン。(農産加工体験、特産品販売、伝統文化の伝習や発表の場づくり)
○ 道の駅に隣接し、町の拠点施設「きらめき広場・哲西」が平成13年にオープン。
市庁舎を始め、図書館や診療所、子育て支援施設など市民サービス施設を集中的に配置。
町の主要施設と、町内外の交流施設(道の駅)とが一体となった拠点性
「きらめき広場・哲西」
・平成13年開設(敷地面積:23,000m2、建築面積:6,020m2)
・主な施設
新見市哲西支局、診療所、生涯学習センター、文化ホール
図書館、保健福祉センター、防災センター(災害時)
・市営バス、福祉バスの発着場所としての交通結節点機能も持つ
(施設概要)
・立地面積15,000m2
「道の駅」鯉が窪
新見市HPより
施設の一部をNPO法人「NPOきらめき広場」が
企画・運営を受託
・地域づくりセミナー
・保健福祉推進事業
・子育て支援事業
・パソコン教室
・哲西図書館の管理受託事業など
・駐車場:39台(普通車:33台 大型車6台)
・レストラン(山野彩館)
・食文化伝承施設、体験学習受入れ施設
・文化伝習館、交流広場
・製パン施設、製粉施設など
「きらめき広場・哲西」
26
参考資料
(1) 洪 水
27
最上川の洪水との戦い
< ①既往の洪水>
昭和42年洪水(羽越豪雨)
洪水年月日
原因
被害状況
大正2年8月27日
(1913)
台風+前線
(馬見ヶ崎川大洪水)
須川は既往最大の洪水県南部を中心とした豪雨、家屋
流失6戸、浸水537戸、堤防決壊・破損1,339m、道路損
壊3,049m、橋梁流失5ケ所
昭和28年8月28日
(1953)
寒冷前線
(最上豪雨)
最上・庄内地方を中心とした豪雨
死者1名、負傷者1名、家屋流失2戸、半壊床上浸水261
戸、床下浸水748戸、一部破損17戸、非住家291棟、農
地浸水27,384ha、堤防決壊33ケ所、道路損壊45ケ所、橋
梁流失44ケ所
昭和42年8月28日
(1967)
前線+低気圧
(羽越豪雨)
上流部は既往最大の洪水、県中・南部を中心とした集
中豪雨、激甚災害に指定された
死者8名、負傷者137名、全壊流失167戸、半壊床上浸
水10,818戸、床下浸水11,066戸、農地浸水10,849ha、宅
地等浸水2,330ha
昭和44年8月8日
(1969)
低気圧
中・下流部は既往最大の洪水、庄内・最上地方を中心
に32市町村にわたり甚大な被害
死者2名、負傷者8名、家屋全壊流失13戸、半壊床上浸
水1,091戸、床下浸水3,834戸、非住家1,988棟
昭和46年7月15日
(1971)
温暖前線
京田川では既往最大の洪水、県内中・北部を中心に大
きな被害
死者4名、負傷者6名、家屋全壊流失13戸、半壊床上浸
水1,056戸、床下浸水5,383戸、一部破損14戸、非住家
821棟
昭和50年8月5日
(1975)
寒冷前線
(真室川災害)
特に鮭川流域に大雨をもたらし、土石流や堤防決壊より
甚大な被害が発生。激甚災害に指定された。
死者5名、負傷者28名、家屋全半壊115戸、床上床下浸
水788戸、農地浸水2,814ha、宅地等浸水593ha
昭和50年洪水(真室川災害)
28
最上川の洪水との戦い
<② 近年の洪水>
平成14年7月出水の状況
洪水年月日
原因
平成9年6月27日
(1997)
台風8号
梅雨前線
村山、最上地方を中心に内水及び無堤部浸水被害床
上浸水9戸、床下浸水72戸、宅地等浸水3.1ha、農地浸
水1,612.5ha
平成14年7月8日
(2002)
梅雨前線+台風6号
村山、置賜、最上で大雨による浸水被害が発生。
家屋半壊1戸、床上床下浸水44戸、農地浸水284.7ha、
宅地等浸水0.8ha
平成16年7月17日
(2004)
梅雨前線
特に鮭川流域に大雨。鮭川の真木観測所では既往最
高水位を観測。
鮭川で溢水破堤による浸水被害が発生した他、各地で
内水氾濫による被害が発生。
床上床下浸水99戸、農地浸水1,710.1ha、宅地等浸水
0.3ha
高水位を観測。
鮭川で溢水破堤による浸水被害が発生した他、各地で
「関沢雨量観測所」で日雨量で224mm/dを記録。高畠
内水氾濫による被害が発生。
町の糠野目水位観測所では「はん濫危険水位」までわ
ずか22㎝に迫った。
床上床下浸水99戸、農地浸水1,710.1ha、宅地等浸水
0.3ha
(2004)
平成19年9月6日
(2007)
台風9号
被害状況
山形市志戸田(須川支川荒神川付近)
須川(JR須川鉄橋付近付近)
平成19年9月出水の状況
内水氾濫状況
(山形市志戸田付近)
夏目橋上流(№62付近)
糠野目橋(№72付近)
水防活動状況(米沢市下新田)
29
平成25年7月低気圧に伴う降雨
《ポイント》
●最上川上流域「下野主要地点」(村山地区)での水位は、
羽越豪雨(昭和42年8月洪水)に次ぐ観測史上「第2位」を記録。
30
平成25年7月18日出水・降雨の概要
東北地方に停滞した低気圧に向かう暖かく湿った空気や 上空の寒気の影響で、17日夜半から雨が降り続き、最
上川上流域における雨量観測所の最大時間雨量は、白鷹雨量観測所で45mm、月布雨量観測所で35mmを記録し、
累加雨量は、白鷹雨量観測所で267mm、月布雨量観測所で209mmを記録した。
白鷹雨量観測所
7/17~7/18雨量
平成25年7月18日9時
等雨量曲線図
最大時間雨量 45mm
累加雨量 267mm
7/17~7/18
累加雨量(㎜)
時間雨量(㎜)
月布雨量観測所
平成25年7月18日4時
平成25年7月18日9時
7/17~7/18雨量
最大時間雨量 35mm
累加雨量 209mm
累加雨量(㎜)
時間雨量(㎜)
31
最上川上流域で観測史上「第2位」の水位を記録
今回の洪水の規模は、下野観測所で羽越豪雨(昭和42年8月洪水)に次ぐ観測史上第2位の水位を
下野観測所
下野
記録。
水位(m)
水位観測所
長崎
水位観測所
鮨洗
水位観測所
起生年月
昭和 42 年 8
平成 25 年 7
昭和 44 年 8
昭和 32 年 7
平成 14 年 7
昭和 31 年 7
平成 9 年 6
昭和 40 年 7
昭和 33 年 9
第10位 昭和 41 年 7
順位
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位
第6位
第7位
第8位
第9位
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
15.94
15.62
15.26
15.22
15.10
15.05
14.94
14.80
14.78
14.72
17
計画高水位16.99m
16
氾濫警戒水位15.90m
15
避難判断水位15.60m
長崎観測所
起生年月
昭和 42 年 8
昭和 31 年 7
昭和 32 年 7
昭和 33 年 9
昭和 40 年 7
平成 25 年 7
昭和 41 年 7
平成 16 年 7
昭和 28 年 8
第10位 昭和 34 年 7
順位
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位
第6位
第7位
第8位
第9位
起生年月
昭和 31 年 7
昭和 42 年 8
昭和 22 年 9
昭和 41 年 7
昭和 33 年 9
昭和 32 年 7
昭和 23 年 9
昭和 39 年 7
平成 10 年 8
第10位 昭和 24 年 9
第20位 平成 25 年 7
氾濫注意水位14.00m
14
水防団待機水13.30m
13
12
S42年8月
11
H25年7月
10
S44年8月
S32年7月
9
H14年7月
8
0
6
12
18
24
水位(m)
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
15.80
15.25
15.10
14.80
14.55
14.40
14.18
13.96
13.95
13.85
水位(m)
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
16.30
16.08
16.00
15.90
15.80
15.73
15.60
15.45
15.18
15.00
14.49
30
36
42
48
54
60
66
72
60
66
72
時間経過(時間)
水位(m)
18
鮨洗観測所 (支川須川)
順位
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位
第6位
第7位
第8位
第9位
【下野観測所】
水位(m)
18
【長崎観測所】
17
計画高水位15.96m
16
氾濫警戒水位15.70m
15
避難判断水位15.30m
14
氾濫注意水位13.30m
水防団待機水12.80m
13
12
11
S42年8月
S31年7月
S32年7月
S33年9月
S40年7月
H25年7月
10
9
8
0
6
12
18
24
30
36
42
48
54
時間経過(時間)
水位(m)
18
【鮨洗観測所】
計画高水位16.99m
17
16
氾濫警戒水位15.90m
15
避難判断水位15.60m
14
氾濫注意水位14.00m
13
水防団待機水位
13.30m
12
11
S31年7月
S42年8月
S22年9月
S41年7月
S33年9月
H25年7月
10
9
32
8
0
6
12
18
24
30
36
42
時間経過(時間)
48
54
60
66
72
32
最上川沿川の浸水被害箇所
長島地区
(村山市)
大久保遊水地(洪水調節施設)
最上町
尾花沢市
東根市
大淀狭窄部
百目木地区
(大江町)
天童市
【百目木地区】
山形市
■大石田
舟形町
金山町
村山市
天童市街地
最上川
新庄市
山形市街地
■下野
大石田町
新庄市街地
上山市
須川
■古口
寒河江市街地
河北町
寒河江市
鮭川
真室川町
中山町
高畠町
山辺町
大蔵村
鮭川村
南陽市街地
南陽市
戸沢村
西川町
荒砥狭窄部
■糠野目
川西町
米沢市街地
米沢市
朝日町
大江町
最上狭窄部
【長島地区】
■小出
白鷹町
河井山狭窄部
長井市街地
長井市
最上
川
酒田市
飯豊町
庄内町
鶴岡市
酒田市街地
■両羽橋
鶴岡市街地
【長島地区】
【百目木地区】
赤川
33
33
最上川沿川の浸水被害(長島地区:村山市)
⑥
長島地区
最上
川
最上
川
⑥
⑤
※ラジコンヘリによる空撮
浸水被害(速報)
・床下浸水
6戸
:浸水範囲
:床下浸水
⑤
②
④
①
③
②
34
④
③
①
34
最上川沿川の浸水被害(百目木地区:大江町)
平成25年7月の洪水時の状況
百目木地区
浸水被害(速報)
・床下、床上浸水
:床上・床下浸水
8戸
①
A
最
上
H25.7出水の
様子
川
②
①
②
B
H25.7浸水実績
■ S42.8浸水実績
昭和42年8月出水(羽越水害時)及び平成25年7月出水の浸水区域
A
B
120.0
標高(T.P.m)
115.0
110.0
▽H25.7洪水水位▽S42.8洪水(羽越豪雨)水位
▽HWL
105.0
▽H16.7洪水水位
▽H9.6洪水水位
100.0
95.0
650
700
750
800
距離(m)
昭和42年8月出水(羽越水害時)の想定水位、平成25年7月出水及び近年の水位
850
900
35
最上川沿川の洪水調節施設の湛水状況(大久保遊水地:村山市)
⑤
②
第二遊水地
川
最上
大久保遊水地
第一遊水地
※ラジコンヘリによる空撮
①
最上川
②
大久保第一遊水地
今回の出水において、
大久保遊水地に洪水を
貯めることにより、下流
への被害を軽減。
③
大久保第二遊水地
⑤
①
④
③
④
36
浸水被害軽減対策と効果①
排水ポンプ車による排水活動状況
酒田市
←
最
上
川
新庄市
樽
川
最上
川
山形県
天童市蔵増地区の内水を最上川に排水(H25.7.18)
← 須川
最上
川
→
荒小屋
米沢市
排水活動による効果
山形市
●排水ポンプ車(断続的に約1時間稼働)により、4,500m3の
内水を排水。(25mプール約13杯分に相当)
●仮に、排水が行われなかった場合に対し、周辺の地区にお
いては、約1.5haの浸水被害の軽減効果があったと想定され
ます。
●これからの台風期の洪水に対しても万全を期して参ります。
37
浸水被害軽減対策と効果②
排水ポンプ車による排水活動状況
酒田市
←
最
上
川
川
王
新庄市
山形県
最上
川
山形市椹沢地区の内水を最上川に排水(H25.7.18)
← 須川
最上
川
→
荒小屋
米沢市
山形市
排水活動による効果
●排水ポンプ車(断続的に約2時間稼働)により、5,400m3の
内水を排水。(25mプール約15杯分に相当)
●仮に、排水が行われなかった場合に対し、周辺の地区にお
いては、約0.4haの浸水被害の軽減効果があったと想定され
ます。
●これからの台風期の洪水に対しても万全を期して参ります。
38
南陽市に対する地域支援
東北地方整備局
災害の発生
リエゾンの派遣
リエゾンの活動
7月18日の豪雨に伴い、南陽
市の吉野川が氾濫し家屋の流
出や堤防越水、河岸の洗掘等
が発生。
山形河川国道事務所では南陽
市の依頼を受け18日午後にリ
エゾンを派遣。
被災情報の収集や災害対策支
援を実施。
河岸洗掘(白山在家橋左岸上流)
被災直後
応急復旧後
資材の提供支援
◆大型土のう(1t)658袋
◆袋詰根固め300袋
◆土のう(小型)用の
砂8㎥(400袋分)を提供
南陽市の防災本部会議に出席
39
39
地方支援の状況
派遣期間
山形県
南陽市
7/22~7/26
・情報収集のため、県庁にリエゾン派遣。
・(主)大江西川線崩落箇所について、現地に職員4名を派遣し、応急復
旧計画の策定及び応急復旧(バックホウ2台/日、ダンプ6台/日)を実
施。
7/18~7/26
・情報収集のため、南陽市にリエゾンを派遣。
・吉野川の氾濫による越水、河岸洗掘への対策支援のため、土のう等の
資材を提供。
(土日除く)
大江町
7/19~7/20
大蔵村
7/19
西川町
支援の状況
7/23~7/25
・情報収集のため、大江町にリエゾンを派遣。
・孤立集落解消のため、重機を提供し、町道古寺線(西川町含む)の啓
開作業(1車線確保)を実施。
・孤立集落へのメインアクセスとなる(主)大石田畑線の啓開支援のため、
県・最上総合支庁へリエゾンを派遣し、情報収集、調整を実施。
・情報収集のため、西川町にリエゾンを派遣。
・孤立集落対策のため、町道仁田山上島線等の応急復旧を実施。
・土砂撤去のため、町道大頭森線の応急復旧を実施。
40
参考資料
(2) 渇 水
41
渇 水 ~平成24年最上川渇水状況(降雨の状況)~
山形河川国道事務所管内の河川
流域では、7月から8月にかけ
ての降水量が平年に比べて少な
く、特に上流の米沢では8月の
降水量が平年の22%と極端に
少ない状況でした。
黒滝橋付近(8/23)
少雨や影響を
伝える記事
42
渇 水 ~最上川渇水状況~
南陽市梨郷付近
大江町大字藤田付近
村山市大字大槇付近
渇
水
時
渇
水
後
43
渇 水 ~最上川渇水状況~
中郷流量観測所(寒河江市)
80.00
70.00
流量
5ヶ年平均渇水流量
渇水基準流量(11m3/s)
60.00
50.00
40.00
30.00
20.00
10.00
0.00
44
渇 水 ~最上川渇水状況(白川ダム)~
白川ダム貯水池状況
(平成24年7月初旬)
45
45
渇 水 ~最上川渇水状況(白川ダム)~
46
渇 水 ~最上川渇水状況(白川ダム)~
47
47
渇 水 ~ダムの補給量調整における効果~
①米の収穫高の確保:水利用調整により、飯豊町・川西町・長井市
の1市2町にまたがる県南部有数の穀倉地帯である当地域の米の
品質及び収穫高(平年約22 万俵、13,000t)の確保に努めました。
長井市
登熟期を迎えた稲の状況
48
渇 水 ~ダムの補給量調整における効果~
②河川環境の保持 「瀬切れ」防止への取り組み。
渇水により川の流れが途中で途切れる事により置賜白川に棲む魚
類等水性生物へ悪影響を及ぼします。
今回、白川ダムからの放流により「瀬切れ」を防止しました。
ダムがないと・・・
ダムがあれば・・・!
取水堰
用水路
瀬切れ
川の流れが途中で途
切れてしまう現象で
魚類等の生育に大き
な影響を与えます。
ダムからの補給により
「瀬切れ」を防止します。
49
参考資料
(3)災害対策基本法の一部改正(一部)
50
災害対策基本法の一部改正(一部)
○大規模広域な災害に対する即応力の強化
・災害により地方公共団体の機能が著しく低下した場
合、国が災害応急対策を応援し、応急措置(救助、
救援活動の妨げとなる障害物の除去等特に急を要す
る措置)を代行する仕組みを創設すること。(H25.6)
○大規模広域な災害時における被災者対応の改善
・都道府県・国が要請等を待たず自らの判断で物資等
を供給できることなど、救援物資等を被災地に確実
に供給する仕組みを創設。(H24.6)
51
参考資料
(4) 水防法・河川法の一部改正
52
水防法・河川法の一部改正(背景)
○気候変化による豪雨や
台風の強度の増大
平成24年7月
九州北部豪雨
○高度成長期に整備され
た多数の構造物の老朽
化
○環境・エネルギー問題
の深刻化に伴うクリー
ンエネルギーの必要性
の高まり
水門の門柱部の
コンクリート剥
離
農業用水を活用
した小水力発電
(従属発電)
53
水防法・河川法の一部改正
水防活動への河川管理者等の多様な主体の参画
河川管理者の水防活動
河川管理者の水防活動
への協力等
への協力等
○水防計画に河川管理者の
協力(情報提供等)を位
置付け
○同計画に基づく水防活動
への協力
事業者等の自主的な
事業者等の自主的な
水防活動
水防活動
○浸水想定区域内で以下の
事業者による避難確保・
浸水防止の取組を促進
(計画作成、訓練実施、
自衛水防組織設置)
・地下街等
・高齢者等の配慮を要す
る者が利用する施設
・大規模工場等
54
水防法・河川法の一部改正
河川管理施設の老朽化対策等適切な維持管理の確保
河川管理施設等の維持
河川管理施設等の維持
・修繕の基準の創設
・修繕の基準の創設
○河川管理施設等を良好な
状態に保つよう維持・修
繕すべきことを明確化
○維持・修繕の基準を策定
(政令)
河川協力団体の
河川協力団体の
指定等
指定等
○河川管理者は、河川管理
に協力する法人又は団体
(NPO等)を河川協力団
体として指定
○河川管理者からの河川管
理施設の維持・操作、除
草等の委託先に民間団体
を追加
55
水防法・河川法の一部改正
再生可能エネルギーの導入促進
従属発電に関する登録制度の創設
従属発電に関する登録制度の創設
○既許可水利権を利用した従属発電のための水利使用について、河川管理者
の許可に代えて、登録を受ければ足りることとする。(H25年内施行予定)
・審査用件の明確化
(一定の要件を満たせば登録)
・関係行政機関との協議や関係利水者
の同意を不要に
登録制へ
56
水防法・河川法の一部改正
水防活動への河川管理者等の多様な主体の参画
河川管理施設の老朽化対策等適切な維持管理の確保
再生可能エネルギーの導入促進
地域の防災力の強化、河川管
理施設等の確実な維持管理等
による安全と安心の確保
57
参考資料
(5) 河川協力団体制度の創設
58
河川協力団体制度の創設
河川協力団体制度とは?
・河川協力団体制度とは、自発的に
河川の維持、河川環境の保全等に
関する活動を行うNPO等の民間
団体を支援するものです。
河川管理者
指定
申請
・河川協力団体としての活動を適正
かつ確実に行うことができると認
められる法人等が対象となり、河
川管理者に対して申請を行います。
申請を受けた河川管理者は、適正
な審査のうえ、河川協力団体とし
て指定します
法人又は団体
(NPO等)
自主的活動
59
河川協力団体制度の創設(活動)
①河川管理者に協力して行う河川工事又は
河川の維持
河川敷清掃
ビオトープの整備
③河川の管理に関する調査研究
外来種調査
鳥類調査
②河川の管理に関する情報又は資料の
収集及び提供
船による監視
シンポジウムの開催
④河川の管理に関する知識の普及及び啓発
マイ防災マップづくり
安全利用講習
60
河川協力団体に指定されると
○許可等の簡素化
河川協力団体が活動するために必要となる河川法上の許可等について、河川管理
者との協議の成立をもって足りることとなります。
→土地の占用の許可(河川法第24条),工作物の新築等の許可(同第26条)など簡略化
市民団体による
看板設置事
(太田川)
(法24条)
市民団体による
活動拠点の整備
(佐波川)
(法26条)
○河川管理者から河川管理施設の維持除草等の委託を受けることも可能
(現行は、地方公共団体のみ)
「河川管理施設の維持」
堤防上の草刈り
「その他これに類する河川の管理に属する事項」
ビオトープの整備(河川敷の掘削)
魚道の改良
61
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