まなざし5月号 -

岩倉中学校 保健だより
まなざし
Ｈ２７．５．１発行
新しい生活が始まってから１ヶ月が経ちました。規則正しい生活は、できていますか。
５月も引き続き健康診断がたくさんあります。大切な検査なので休まずに受けましょう。
５月に実施される健康診断
・１２日（火）尿検査（１次）
・１９日（火）尿検査（予備日）
・２９日（金）心電図検査（１年生）
先日、３年生の男子から身長を伸ばす方法について尋ねられました。これは、保健室で
一番多い質問です。そこで、今月は身長を伸ばすために大切なキーワードの一つでもある
睡眠について特集してみました。
睡眠について
睡眠時間は、人生の約３分の１を占めます。自分の睡眠についてふり返ってみましょう。
アスリートには「眠り」がもっとも大切！
味の素とＪＯＣが、‘味の素ナショナルトレーニングセンター’を利用するアスリート
１１０名に聞くと、次のような結果だったそうです。
＊２０１２年３月調査
◇ 体調管理においてとても重要なこと
第１位
第２位
第３位
◇
しっかりと眠る
風邪などひかない
早めに疲れをとる
８４．５％
７６．９％
６８．５％
試合前の体調管理で重要だと思うこと
第１位
第２位
第３位
バランスのよい食事
体重コントロール
しっかりと眠る
４２．７％
４２．７％
４１．８％
そして、「しっかり眠れない場合、練習やトレーニングや試合にどんな問題が起きます
か？」という質問には、
「集中力が続かない」７８．３％ 「やる気がでない」６２．３％ 「パフォーマンス
がおちる」６０．７％ という結果だったそうです。
メダリストの生活で心がけていること（睡眠に関して）は？
◇
～銀～
サッカー女子
澤 穂希さん
「一日３食とって、太陽にあたって、ぐっすり眠る」
◇
～銅～
水泳・背泳ぎ
寺川 綾さん
「睡眠時間は約７時間。２３時ごろに寝て６時に起きる。２４時を超えて寝ること
はないですね。」
日本人の平均身長はなぜ低い？
人種による違いはありますが、日本人が先進国の中でも身長が低い理由として、最も睡
眠時間が短い、最もタンパク質とカルシウムの摂取量が少ないことなどが心配されていま
す。
睡眠・タンパク質・カルシウム不足の日本人
早寝を心がける
豆類・魚介類・乾物を食べよう
牛乳をたくさん飲めばいいっていうわけ
じゃない！
牛乳は骨を強くしますが，骨の伸び
にはあまり影響がないようです。
夜は強い光を浴びない
身長が伸びるには、光も関係があるといわれています。日本は、
先進国では緯度が低い場所にあります。すると、日照時間が長く
なるので、光を長く浴びることになります。
さらに、睡眠時間が先進国では最も短いため、目を開いている
時間が長くなり、非常に多くの光を浴びています。そのうえに、
テレビやケイタイ、パソコンなどの強い光を夜に浴びていると、
光にさらされている時間がとても長くなります。
生まれてから浴びた光の量が多いほど、思春期が早く始まると
いう説があります。早くに大人の体になると、身長の伸びが落ち
ていき、このことで平均身長が低くなってきたのでは・・・とも
考えられています。
身長を高くするには？
夜早く寝て光を断つと、メラトニンというホルモンが出て、
成長ホルモンの分泌をよくする一方で、性ホルモンの分泌をお
さえ、早すぎる成長を予防することにつながります。
昔から「寝る子は育つ」といわれるように、睡眠をしっかり
とることも大事だったのですね。
「寝る子は育つ」は本当だよ
＊ＨＰ[美レンジャー］
「健康教室」
「健」
「子どもの身長からみた小児保健」を参考にして作成しました。