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病院薬剤師と保険薬局の連携(2)南部

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病院薬剤師と保険薬局の連携(2)南部
2G
病院薬剤師と保険薬局との連携について
参加人数 保険薬局薬剤師
9名 病院薬剤師5名
【現状】
<保険薬局薬剤師より>
・ 処方箋だけを持参されても患者の基礎情報がわからないため服薬指導が、むずかしい。
患者に詳しく確認できないことも多い。
・ 服薬指示(特に頓服等)の指示内容が処方せん上不明確で、患者からの問い合わせに苦慮することが
多い。
・ 複雑なオピオイド処方等、1人薬剤師の薬局などでは、どこまで対応できるかは薬局ごとで異なる。
・ 病院へ問い合わせをかけても、考えている問いにたいしての答えがかえってこないことがある。
→薬局をとおしたほうが、事情がわかっており問い合わせがスムーズにすすむことが多い。
→主治医に直接確認したい。
・ 患者さんのモニタリングをし、頓服薬などの追加等の確認は可能か。
・ オピオイドの使用方法の詳しい説明、またはモニタリングをしたくても、緩和の患者様は本人が、来
ない場合が、多く説明できない。
→代理の方は、
「本人が知っていると思うからいい」と説明をきいてくれないことも多い。
→代理の方は、毎回同じ方が、みえるわけでは、ない。
・ モニタリングレポート(外来の患者に対しての情報提供書)をだしても、病院側からの返事がないの
で病院側の対応状況が、わからない。
・ 施設間情報連絡書(入院する患者に対しての病院側への報告書)をだしても、病院からの返事がない。
・ 「薬の手帳」に退院時の薬、レジメン等の記入をしてほしい。
・ 退院時に「薬の手帳」の使い方を患者へ説明してほしい。
<病院薬剤師>
・ 退院指導書を退院時に患者に渡すが、次回外来の時に外の薬局へ患者が持参することは、ほとんどな
い。
・ 退院後初めての外来時に情報提供書を渡し、保険薬局へ持参していただくのが理想。
・ 退院時にすべての患者のかかりつけ薬局を確認しFAXで情報提供することはむずかしい。
また患者が、次回の外来の際、必ずその薬局へいくかは不明。
・ 患者が保険薬局への情報提供を必要と感じない場合もある。また、いろいろきかれるのが、嫌な患者
もいる。→患者の希望を優先
・ 薬剤師の立場で、病名、診断の状況等、保険薬局へ情報提供するのは、医師の承諾が必要なためすべ
て行うのは、むずかしい。
・ 保険薬局から、疑義照会を直接処方医へ確認した場合、処方及び指示が変更になった際、
→院内の薬局へ連絡がこないことがあり、処方変更が行えず困ることがある。
→カルテ上に指示の変更の記載がなく、次回診察時に状況が把握できないことがある。
・ 入院前の、レスキューの使用状況など、保険薬局から連絡いただけるとたすかる。
・ オピオイドが処方されてもかかりつけの薬局へ引き続きいっていただけるのが理想。
【方略】
○患者についての情報提供について
*薬の手帳をもっと活用
今まで、病院では、薬の手帳をほとんど使用していなかったが、今後
退院時の薬、抗癌剤の治療状況等を記入していくように検討
*退院後初回受診の処方時に情報提供書をわたすことは、今の病院の状況では、むずかしい。
○ モニタリングレポートの対応状況の報告について
*主治医が、返事をすることはむずかしい。
モニタリングレポートに返信が、必要・不必要かの覧を作り、必要な場合は記入していただく。
→薬剤師会へ
* 疑義照会の形であれば、病院内薬局から必ず返信している。
* 確認したい事項として、再度連絡いただく。
○ 問い合わせに対して疑問が、解決されないこともある。
* 電話等で詳しい問い合わせを再度していただく。
○ モニタリング後のレスキュー処方等の必要性の問い合わせ
*疑義照会の形で、問い合わせいただく。
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