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水について
水について 災 害 時 、水 は飲 料 水 と生 活 用 水 、消 火 用 水 に分 けて考 えます。 飲 料 水 …飲 み水 や汁 物 等 といった、水 分 摂 取 を目 的 とした水 で す。 生 活 用 水 …洗 濯 や掃 除 等 に使 用 する水 です。飲 用 には使 いませ ん。 消 火 用 水 …火 災 に対 応 するための水 です。 水源 ※井 戸 等 の数 字 は協 定 の廃 止 等 により随 時 変 更 があります。 目 的 に合 った水 源 を確 保 する必 要 があります。 ・ 水道水 ・ マンションや学 校 等 の高 架 水 槽 ・受 水 槽 集 合 住 宅 や学 校 などに設 置 されている、上 水 道 を貯 めておくタンクのこ とです。 ・ 学 校 のプール水 ・ 学校防災井戸 学 校 内 に 設 置 し てある深 さ 約 30m 程 度 の 井 戸 です。 各 学 校 に1 基 設 置 されています。 ・ 防 災 井 戸 (深 井 戸 ) 地 域 で上 水 道 として使 用 されている深 さ約 100m程 度 の井 戸 です。区 内 に約 20箇 所 あります。 ・ ミニ防 災 井 戸 各 家 庭 で所 有 している井 戸 で、区 と災 害 時 の使 用 協 定 を結 んでいる深 さ約 10m以 内 の浅 い井 戸 です。区 内 に約 520箇 所 あります。 ・ 防火水槽 小 規 模 公 園 などの地 下 に設 置 されている5~100㎥ の容 量 の水 槽 のこ とです。水 道 管 には接 続 していません。区 内 に約 1,200箇 所 あります。 59 ・ 給 水 所 ・応 急 給 水 槽 大 規 模 公 園 な どの 地 下 に 設 置 さ れてい る飲 用 の水 施 設 です 。 上 水 道 管 に 接 続 さ れてお り 、 常 時 水 が 循 環 し てい ます 。 区 内 には 5 箇 所 あり ま す。 ・ お風 呂 の残 り湯 お風 呂 に入 った後 のお湯 を残 しておくと、いざという 時 の生 活 用 水 として活 用 ができます。 以 上 が 主 な地 域 の 水 源 です。もちろん、自 宅 にあるペ ット ボトル も有 効 な水 資 源 です。 水 源 と用 途 (○使 用 可 ×使 用 不 可 ) 飲料水 水道水 高架水槽・ 受水槽 プール水 生活用水 消火用水 ○ ○ 水 道 が断 水 していないことが前 提 ○ ○ ○ ○ 断 水 しているときは、水 槽 に残 った分 のみ使 用 可 ○ ○ ○ 飲 料 水 に使 用 するにはろ過 器 使 用 が前 提 学校防災井戸 × ○ ○ 停 電 時 は、発 電 機 を用 いてポンプを起 動 する必 要 あり 防災井 (深 井 戸 ) ○ ○ ○ ミニ防 災 井 戸 × ○ ○ 防火水槽 × × ○ 応急給水槽 ○ ○ ○ お風 呂 の 残 り湯 × ○ ○ 60 消 火 を優 先 火 事 は、人 の生 命 と財 産 を奪 います。 とにかく、地 域 で火 災 の被 害 を 最 小 限 度 に食 い 止 めること が最 優 先 の課 題 です。 飲 用 として確 保 している水 源 も火 災 が発 生 している場 合 に は、まずは、「消 火 用 水 」として使 用 することになります。 ろ過 器 の使 い方 ろ過 器 を 通 し た水 でも、塩 素 処 理 をしてい な いと飲 めません。フィルターでゴミの除 去 はで きても、大 腸 菌 などの細 菌 の除 去 まではでき ないからです。 ろ過 器 は、 塩 素 が 注 入 できるよう になってい ますので、一 度 、ろ過 器 を通 した水 で塩 素 水 を作 り、塩 素 処 理 をして飲 料 水 を作 ります。 塩 素 注 入 の 方 法 が わか らない 場 合 は 、 ろ 過 器 を 通 し た 水 を 煮 沸 し て か ら 飲 料 水 として使 用 するようにしましょう。 また、防 災 井 戸 (深 井 戸 )を 除 き、ミニ防 災 井 戸 や学 校 防 災 井 戸 の水 につ いては、ろ過 器 を通 しても除 去 ができない物 質 がありますので、飲 用 には適 し ません。 給水車 区 や 防 災 関 係 機 関 が手 配 する給 水 車 は 、まず医 療 施 設 への 派 遣 を 優 先 し ま す。 避 難 拠 点 に つ い ては 応 急 給 水 槽 や防 災 井 戸 (深 井 戸 )に取 りに行 ったり、ろ過 器 を使 用 して 飲 料 水 を 得 る こ と に なり ます 。 当 初 か ら 給 水 車 に よ る 供 給 があると期 待 はしないでください。 61 応 急 給 水 槽 の開 設 について 学園公園の給水所 【給 水 槽 の開 設 】 □ 容 量 1500 ㎥ と 100 ㎥ の2種 類 があり、本 管 から分 岐 し、給 水 槽 を通 ってまた本 管 に戻 る ようになっています。 今 回 は1,500㎥ の応 急 給 水 槽 の開 設 につ いて説 明 をします。 ※ 訓 練 で使 用 しても、にごり水 が発 生 する ことはありません。 □ 扉 を開 けるとベルが鳴 り、水 道 局 に一 報 されるため、開 ける前 に連 絡 をし ます。 (水 道 局 北 部 支 所 :3999-3121 配 水 調 整 係 :内 線 3322~3) □ 1,500 ㎥ の水 槽 の場 合 、地 下 1階 から給 水 管 、地 下 2 階 からホース等 を 持 ち出 し組 み立 てます。 水 を通 す際 、空 気 抜 きをするため、蛇 口 は全 部 開 けておく。 ※ 各 応 急 給 水 施 設 には、操 作 説 明 書 が掲 示 されています。 【発 電 機 に切 り替 えての運 転 の仕 方 】 1,500㎥ ① 右 側 、「給 水 ポンプ盤 」の操 作 盤 のうち、番 号 のふられた赤 色 スイッチ 給 水 ポンプ切 替 を「手 動 」にします。 ② 1号 電 源 切 替 を「手 動 」にします。 ③ 電 源 切 替 を「自 家 発 」にする。 ※ 訓 練 等 、電 気 が通 っている状 況 の時 に、③の操 作 をすると、商 用 電 源 が停 止 し、照 明 が消 えます ④ 「応 急 給 水 操 作 盤 」の中 央 の 赤 色 スイッチ を「運 転 」にします。 ⑤ 「発 電 機 」の 始 動 ボタンを押 します。・・・起 動 には 15 秒 ほどかかります。 ⑥ 給 水 ポンプ盤 の 1号 か2号 の給 水 ポンプ を「運 転 」にします。 ポンプの運 転 は一 方 だけでも両 方 でもどちらでも構 いません。 ⑦ 1階 給 水 口 裏 のバルブを開 けます。 62 【停 止 の仕 方 】 ※運 転 時 の逆 の操 作 をします ① 1階 給 水 口 裏 のバルブを閉 めます。 ② 「給 水 ポンプ盤 」の操 作 盤 のうち、番 号 のふられた赤 色 スイッチ 1号 と2号 の給 水 ポンプ を「停 止 」にします。 ③ 中 央 部 の「応 急 給 水 操 作 盤 」の中 央 の 赤 色 スイッチ を「停 止 」にします。 これにより発 電 機 も自 動 停 止 します。 かいでん ④ 「給 水 ポンプ盤 」の 電 源 切 替 を「買 電 」にします。 ⑤ 1号 電 源 切 替 を「自 動 」にします。 ・・・現 場 マニュアルは「手 動 」になっている場 合 があるが、それは誤 り。 ⑥ 給 水 ポンプ切 替 を「自 動 」にします。 ⑦ 「誘 導 灯 信 号 装 置 」の 復 帰 スイッチ を「入 」にします。 【手 動 で水 を上 げる方 法 】 ① 屋 外 の給 水 栓 の一 番 右 側 にある蛇 口 を開 けます。 ② 地 下 2階 、手 動 ポンプの隣 にある元 栓 を開 けます。 ③ 手 動 ポンプを漕 ぐ。 ※ 手 動 ポンプがない給 水 槽 もあり、そこはこの方 法 が使 えません。 【水 槽 から直 接 水 を上 げる方 法 】 ① 応 急 給 水 槽 内 、 階 段 を 下 り る 途 中 に ある 右 側 の マン ホー ル は 水 槽 と 直 結 していません。 ② 備 え付 けのポンプや、バケツに紐 をつけて上 げることもできます。 大泉公園給水所開設・給水訓練の様子(大泉学園緑小) 63