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NDRS report

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NDRS report
Natural
Depression
Relief
System
4週間で薬を使わずに
うつを克服する方法
「うつを治すのは、わりと簡単!
トラウマを消す方法」
目次
『はじめに』
『第1章』 薬が効かなくてもがっかりしないで!
『第2章』 うつの本当の原因と解決策
『第3章』 うつはわりと簡単に治る
科学的に認められた治療法とは?
『第4章』 雅子妃の主治医も推薦する認知行動療法
広まらないウラ事情とは?
『第5章』 重症うつが4週間で改善!
『第6章』 思考は薬よりパワフル!
『最後に・・・』 『はじめに』
こんにちは、グレースです。
この度は、レポートを
ダウンロードして頂き、
ありがとうございました。
このレポートでは、
うつ病を治すのに
効果があったもの、
またどんな科学的な根拠が
あるのかについて
まとめています。
ちゃんと実践していただければ、
すぐに効果を実感できることを
お約束します。
ただ読むだけでも
気分が軽くなった
希望が見えた
元気になれそう!
と言ってもらっています。
実は・・・
私も以前は、メンタルが弱く
苦しんでいました。
その理由は、幼い頃
同居していた祖父母と父の
仲が悪く、喧嘩になるたびに
震え上がっていたことが原因でした。
そのせいで、神経のか細い
メンタルの弱い子に育ちました。
人と話していて、向こうが
「それ違うんじゃない」
と言うだけで、
「あっ、この人に嫌われてしまうかもしれない!」
と思い焦りました。
一生懸命取り繕うのですが、
さらに負のスパイラルのように
嫌な顔をされると
「あぁ、もうどう話していいか
わからない・・・
人に会うのは苦痛だ」
少し人の不快な表情を見るだけで
時間をそこだけ巻き戻したいと
布団の中で悶々とする毎日でした。
その人に会う15分前になると
胃がきりきりしてしまい、
できることなら逃げ出したいと
思うぐらい弱い人間でした。
物事がうまくいかないと
すぐに落ち込み
這い上がれずにいました。
「何もかもうまくいかない・・・
「自分でも変わりたいとのに変れない・・・
もがけばもがくほど出口が見えなくなり
生きているのは苦痛でした!
「生きている意味ないんじゃないか・・・
「いっそのこと・・・
と、何度も思っていました。
そなとき、まだ高校3年生の
ときだったのですが、
クラスメイトが自殺してしまいました。
「先を越された・・・
そんな言葉が頭をよぎっていました。
彼のお葬式は、
まるで自分の葬式を
見ているようでした。
悲嘆にくれる彼の両親、
友人たち、先生・・・
彼がこれを見ていたら
とても死ねなかっただろう
と思えるものを見てしまいました。
「こんな風に自分の人生を
終えたくない・・・
今まで感じたこともなかった
強い感情がわき起こりました。
彼が死んでいなかったら、
私が死んでいたかもしれない・・・
そして、自分の葬式を見てしまい
生きていく以外に
選択肢はなくなってしまいました。
答えを求めて、また心が癒され、
潤うようなものを求めて、 自己啓発書、
セルフヘルプ、心理学、哲学、宗教と
ありとあらゆる本を読みあさりました。
学べる点もありましたが、
「これだ!」と思えるものは
ありませんでした。
その過程で少しずつ元気に
なったもののいたるところで
人間関係が悪くなり、
問題が起き続きました。
その度に深く傷つき
神経がすり減っていくように
感じました。
そんなとき、
不思議な記述を読みました。
第二次世界大戦中に
強制収容所で起きた話です。
あるロシア人の女性は
化学者だったゆえに
10代の娘と強制収容所に
送られました。
母親は非常な美人だったそうで
ナチス親衛隊員たちが複数で
強姦し亡くなってしまいました。
こともあろうに
10代の娘の目の前で。
当然のことながら、
彼女はナチス親衛隊を
それまで以上に憎悪しました。
それを知って他の女性囚人が
その10代の娘に
気遣いを示し始めました。
いろいろなことを
その子に教えながら
こう言ったそうです。
「彼らを憎んではダメ。
憎んでも彼らを傷つけることは
できないの。
傷つくのはあなたなのよ」
そして、その言葉に助けられ
少女は生き延び
正気でいられたそうです。
この記述は私の心深くに
強い印象とともに
疑問を残しました。
人を憎むことが自分を傷つける・・・
そんなことは、
考えてみたことも
ありませんでした。
人間関係がこじれたときなど
ひどく相手を嫌うのは
当然ではありませんか?
でも確かに、
幸福どころか
気持ちが落ち込みました。
さらに、テレビで
ウェイン・ダイヤーという
自己啓発の講演者が
こう言っていました。
「思考を経ないところに
感情はない」
ということは?
気持ちが落ち込む前の
「思考」が問題だというのです。
それはまた、認知科学という
人の知覚や思考を研究する学問に
もとづく発想でした。
思考のゆがみが悪感情を
生み出すとしています。
自分でできる限り
思考と感情の関係、
脳のしくみなどを調べました。
そうしてわかったのは、
わたしたちの思考は
非常にパワフルだと言うことです。
とくに、エピクテトスという
古代ギリシャのストア派の哲学者は、
「人は何が起きたかで
動揺するのではない。
それをどのように解釈したかで
動揺する」
と言いました。
つまり、解釈が変えれば
どんなことが起きても
心を穏やかに保つことができるのです!
これを理解したことで
精神的な自由を得ました。
それによって、
私自身、とても元気になりましたし、
人との関係もよくなっていきました。
思考は本当にパワフルです。
そんなとき、
何度か自殺願望が強い
重症うつの方にお会いしました。
学んだことをお話すると
気持ちが落ち着いていくのが
わかりました。
ただ、もっと元気になる
助けにはなれませんでした。
それで、認知行動療法について
調べ始めました。
なぜなら、
アメリカの保険会社が
その療法を保険の対象にしたと
聞いたからです。
アメリカの保険会社は
財布の口が堅いことで有名です。
認知行動療法は、
うつの治療に
薬より安くつくというのです。
調べてみてびっくりしました。
これまで私が独学してきた
自己啓発的な情報がうつの治療に
取り入れられているでは
ありませんか!
そして、それはなんと
科学的にも検証されていました。
さらに、
無意識に直接働きかける
NLP (神経言語プログラミング)
を取り入れることにしました。
するとずっと効果が早く
大きくなりました。
以前は、どうしても
「元気になる」ところまで
助けることができませんでした。
が・・・
それらのメソッドを駆使すると
段々効果が出るのが早くなりました。
どんなにしても
2ヶ月はかかるかな?
と思っていたのですが・・・
ナオミさんは4週間で
12年飲んでいた薬をやめ、
6週間目には仕事に復帰しました。
周りの人が驚くほど明るくなり
自然と笑顔があふれてきました。
ナナさんも、治るのに
1年から2年かかると言われました。
が、実際には
1ヶ月ほどでよくなりました。
夫婦仲もよくなりました。
これまでで一番、
気持ちよく過ごせるように
なったそうです。
そう、ただ単に病気をなくす、
マイナスを限りなく0に
近づけるのではありません。
もっともっとプラスに
本来のあなたらしさが
引き出される方法です。
いろいろな方と
セッションしていくうちに
ある説明とワークがとても
効果的であることに気づきました。
そうなるために
どうしても理解しておく必要の
あることをまとめました。
それは、
あなたがうっかりしている
思考はとってもパワフルだと
いうことです。
それがきっちり理解できると
うつを克服するのは
簡単だということを
理解していだけるでしょう。
これは、4週間でうつを克服する
土台になります。
いえ場合によっては
完全に克服することも可能です。
ですから、どの章もしっかり
読んでくださいね。
では、準備はいいですか?
携帯電話、ライン、メールに
邪魔されない状態で
リラックスして読んでください。
第1章
薬が効かない?
でもがっかりしないで!
あなたの薬は効いていますか?
もし効いているのなら
あなたはとっくに
普通の生活を送っているはずです。
でも実際には、
何年も、いえ何十年も
薬を飲んでいる人が多くいます。
それは、他に手がないからです。
薬を飲むのはなぜでしょうか?
うつは、脳の中のセロトニンと
呼ばれる幸せホルモンが減ると
「うつ」になると考えられています。
それは、60年ほど前に発表された
理論に基づきます。
セロトニンがシナプスに
再吸収されると
減ってしまいます。
するとセロトニンの量が
減ってしまいます。
それを阻止するために
セロトニン再取り込み
疎外薬SSRIが処方されます。
日本では、パキシルという方が
なじみがあるでしょう。
ところが、このセロトニンレベルが
下がるとうつになるというのは
仮説であって、
証明されているわけではありません。
最近では、逆に脳内の
セロトニンの活性が高められたことが
うつ病の原因となる可能性が
あるとする報告があります。
それでフランスでは、
スタブロンという名前で
チアネプチン再取り込み
促進薬が開発されました。
脳の中のセロトニンの量を
下げる薬です!
そして、これまで知られてきた
抗うつ薬と同じほど効果が
あったそうです。
えっ?まさか!
と思われることでしょう。
全くの逆説に基づく薬が
同じほど効果があったのです。
ではなぜ効果があったのでしょうか?
それは、後ほどお話ししますが
プラセボ効果のようです。
このように、
薬を飲む根拠となる説は
あくまでも仮説に過ぎず
全く証明されていないのが現状です。
その仮説に基づいて薬が
つくられているのです。
事実、またあなたが、
診断を受けて薬が処方される前に
セロトニンの量が測定されたでしょうか?
たぶん、されていないでしょう。
あなたが病院に行くと薬が処方されます。
どの薬があなたに合うかどうかは、
使ってみるまで分かりません。
何かしら効果や反応が出るまで
6∼8週間かかります。
薬の量を少しずつ増やしていき、
約三ヶ月間服用して、
合わなければ薬の種類を変えていきます。
複雑な体の特定のホルモンの量を
調整することは人知の及ばぬところで、
至難の業なのです。
ほとんど不可能だ
と事情に通じた人は
言っています。
また、人がつくった物質は
必ず他の大切な物質の量に
影響を与え、副作用が出ます。
時には「うつ」の症状自体よりも
副作用の方が辛い場合があります。
不眠、皮膚発疹、頭痛、胃のむかつき、
吐き気、下痢酷いときには、
自殺願望や暴力的な行動に
駆り立てるものもあります。
また妊娠中に薬を飲むと、
子供に先天的な異常を
及ぼすことも報告されています
このひどい副作用はさらに
問題を大きくします。
副作用が出ると
それを抑えるために
別の薬を飲むことになります。
10種類も15種類も
飲む羽目になり、
薬漬けになってしまうのです。
実際、こうしたひどい副作用について、
十分警告されていなかったとして
製薬会社を相手とって訴訟が
何百と起こされています。
そして実際に何千億円という
賠償金を払うことが命令されています。
今はそのような状態なのです。
えっ?
そんなこと聞いていなかった
と思うかもしれませんね。
外国では、こうした深刻な副作用が
予め医師と患者に説明がなかった
として何千人もの人が
製薬会社を訴えています。
そして事実、政府は
和解に何十億円も支払わうよう
命令しているのが実情です。
そして、さらにかりに薬が
多少効いたとしても、
薬の効果は一定の時間しか続きません。
効いた状態を維持したければ、
薬を飲み続けなければなりません。
薬を飲み続けている状態は、
あなたが期待している
「元気になる」こととは
ほど遠いのす。
もしかりに、薬を飲んで
あなたが元気になって、
薬をやめたとします。
あなたは努力をしたからではなく
薬のおかげだと思ってしまいますよね。
また何か、いやなことが起きて、
気分が悪くなったらどうするでしょうか?
薬以外に気分を改善する方法を
知らなければどうするでしょうか?
また病院に逆戻りしていまいます。
事実、薬で「うつ」を治療した人の
再発率が80%以上
と言われています。
完治とはほど遠いのです。
薬を飲むということは、
症状を軽減する、
つまり対症療法であって 根本治療ではないのです。
平たく言うと、
医師も製薬会社も知っていることですが
薬で「うつ」は完治しないのです。
薬が有効なのは、
遺伝性の生化学的欠陥が
脳の化学物質の不均衡を
引き起こすことによって生じる
「うつ」の場合です。
アメリカ心理学会の元会長
マーティン・セリグマン氏はこう言っています。 「非常に多くの人がかかる
一般的なうつ病が薬で治るという証拠はない...
特に薬の悪いところは、
あなたを外的な力に依存させることです」
でも多くの人は、
「薬は効く」と思っています。
では、どれほど効果が
期待できるのでしょうか
薬は効く!と主張する
ペンシルバニア大学の教授は、
軽症のうつ患者の14%に、
また重症患者には
それ以上の効果があったとしています。
14%です。
それでも「効果がある」というのです。
薬が効く人が14%、
そしてその80%が再発する...
抗うつ薬が解決策とは
とても言えない数字が並んでいます。
でも助けは違ったところから来ました。
第2章
うつの本当の原因と解決策
うつは薬で治らないことを
ご理解いただけたと思います。
では、どこに解決策が
あるのでしょうか?
ちゃんと原因を理解していなければ
無駄なことにエネルギーを注ぎ込み
何年も何年も苦しむことになります。
その一方で、原因がわかっているなら
それに対処することができます。
何かうまくいかないことを
「努力が足りない」
と自分に言い聞かせたり
「きっといつかうまくいく」
と念じても決してうまくいきません。
やり方を変えなければ・・・
きちんと原因を理解して
うつ克服への最短距離を歩みましょう!
これまでうつの治療は大きく分けて
2つしかありませんでした。
医学的な観点からは、
うつは、体の病気であり、
セロトニンが減ると
うつになるとされています。
が、実際のところ
様々な意見が飛び交い
うつの原因が解明されてはいないと
されています。
心理学者は、フロイトの精神分析を
治療として使いました。
フロイトは、うつは、
「子供の頃からの自分に向けられた怒り」
であり、なかなか治らない
としました。
両方とも効果がありませんでした。
でもがっかりしないでください!
ここでスーパーマンのように
現れたのが認知科学です。
それは、認知、つまり
どのように脳が情報を処理しているか
を研究する学問です。
最初は、思考や感情も
とらえどころがなく、
科学の対象にならないと
思われていました。
コンピューターの発達とともに
認知科学はそれを可能にしました。
(ところで、この「認知」
という言葉を誤解しないでくださいね。
認知症とは全く関係がありませんから)
で、それによると
認知がゆがむと気分が悪くなる
というのです。
認知とは、人の物事の捉え方や
解釈の仕方です。
そして、悪感情や無力感が
慢性化するとうつになるのです。
「うつ」は、体の病気というより、
思考の問題だとわかったのです。
どうこうことでしょう?
パソコンでもスマホでも
必ず2つの部分からなっています。
一つはハードとよばれる機械で、
手で触れるものです。
もう一つはソフト、
機械の中にあるプログラミング
やアプリです。
人間の脳も良く似ています。
脳自体は機械のように
触ることができます。
でも、人それぞれの考え方、
特徴やくせなのどは
触ることができません。
その思考パターンは、
パソコンのソフト、
スマホのアプリのようなものです。
うっかり自分に
「自分の人生は失敗だ・・・
などと言ったとします。
気分はぐっと下がります。
さらに、その言葉は
無意識レベルですべて記録され
脳は、失敗した出来事を
どんどん思い出してきます。
忘れたいと思っているのに・・・
「自分の人生は失敗だ」
というプログラムが働いているのです。
わたしたちの脳は、
1120億円をかけてつくられた
スーパーコンピューター京よりも
優れているのです!
言ってみれば、うつは、
このスーパーコンピューターを
知らないでプログラムしたようなものです。
ですから、「変えるぞ!」と
意気込んでも、努力しても
あまりうまくいきません。
脳は潜在レベルで
動いているからです。
コンピューターで
いらないファイルを削除することが
できますよね。
それと同様に
いやな思い出も消すことができるのです。
薬もカウンセリングも効かず
治すのが難しいと思われている
トラウマや恐怖症も
克服することができます。
こうした脳の働きに基づく
テクニックを使うと
短時間で「うつ」を克服することが
できるのです!
第3章
うつはわりと簡単に治る!
アメリカ心理学協会元会長
マーティン・セリグマン博士は、
その著書の中でこう述べています。
「幸いなことに、この数十年間に
『うつ』に非常に有効な治療法が開発された。
開発したのは心理学者のアルバート・エリスと
精神科医のアーロン・ベックだった....
彼らはうつ病のなぞを解きあかし、
この病気が従来考えられていたよりも
ずっとシンプルで、治すことのできる病気
であることを示した」
心理学の最先端では
うつはもう解決済みなのです。
ですが、現状は
それとはほど遠いのです。
なぜそんなことが
起きているのでしょうか?
まず、セリグマン氏が言っている
非常に有効な治療法とは
何なのでしょうか?
それが見つかった過程を
見てみましょう。
1950年代、アメリカで
第二次世界大戦が終わった後、
何百万人という多くの退役軍人が
帰ってきました。
当然のことながら、
精神的にひどく打撃を受けていて
うつの治療を必要としていました。
その当時、うつ病の治療は
フロイトの精神分析か
生物医学のにもとづく投薬
あるいは電気ショックしか
ありませんでした。
薬が効かないので
精神分析を試したところ・・・
(この頃から薬は効かないことが
明らかでした)
「先生、死にたいですよ」
という患者を助けることが
できなかっただけでなく
症状が悪くなり自殺する人も
でるほどでした。
治療現場の医師も心理学者も
自分の受けた教育で効果を出せず、
困ってしまいました。
そのころ、ニューヨークの
アルバート・エリスという
心理学者が良い結果を出していました。
彼は、フロイトの精神分析が
効果がないのをみてとって
新しいやり方を治療現場に
持ち込んだのです。
彼は、他の医師たちやフロイトが
深い精神的葛藤と見なした
うつの症状に対して
「考え方がまちがっているだけだ
(ばかではない人々がばかな振る舞いをしている)」
「間違った考え方はやめて、正しい考え方をしろ!」
と命令しました。
どうなったと思いますか?
意外にもほとんどの患者が
よくなっていったんです。
実は、これはエリスが
考案したというより
昔から知られていた哲学を
治療現場に持ち込んだだけでした。
何千年も前に
エピクテートス(ストア派の哲学者)は
こう言いました。
「人は起きたことによって動揺するのではない。
それをどのようにとらえたかによって動揺する」
その哲学を治療に取り入れたのです。
その後1960年代、
アーロン・ベックという
フロイトの精神分析の
訓練を受けた精神科医が
登場します。
治療することによって症状が
悪化することに
プロとして深刻な悩みを
抱えていました。
当然ながら、アルバート・エリスが
効果を出していることに影響を受けました。
「うつ病患者は自分や
自分の将来について
悪いことばっかり考える」
ことに気づきました。
「うつ病は一生を通しての
意識的な考え方の習慣に
よって起こる。
うつ病の人々の
失敗、挫折、敗北、無力感に
対する考え方が病気にしている。
思考習慣を変えることができれば、
うつ病を治すこともできる」
と考え、患者の思考習慣に
アタックする方法を
認知行動療法と呼びました。
アーロン・ベック博士は、
ペンシルバニア大学に
研究を依頼しました。
さらに、
アメリカ国立精神衛生研究所は、
認知行動療法を何億円も
かけてテストしました。
そして、「うつ」の治療に
効果があることが
実証されたのです!
認知行動療法は、
有効性が証明された
最初の精神療法となりました。
アーロン・ベック博士はこれによって
米国のラスカー賞(臨床医学部門)を受賞し
ノーベル賞にも
ノミネートされたほどです!
期待できる効果は?
では、どれほどの効果が
望めるのでしょうか?
治療期間が短く、
3∼4ヶ月ほどで気分が改善します。
再発率が低いことも
知られています。
薬よりも効果がある
データもあります。
健康保険の対象に
この効果にアメリカの
保険会社も目をつけました!
認知行動療法を健康保険の
対象に指定しました。
なぜなら薬より安くついたからです!
それを受けて、
日本でも2011年より
健康保険の対象に指定されています。
ですが、最初にお話ししたように
多くの人はこうしたことの意味を
知りません。
とはいえ、冒頭でお話ししたように、
「うつ病のなぞは解き明かされ
従来考えられていたよりも
ずっとシンプルに治すことができる」
ようになっているのは事実です。
あなたが元気になるのは、
難しいことでないのです。
それを知るだけでも
希望が見えてきます。
では・・・
うつの治療法がみつかったのに
知られていないのはなぜでしょうか?
どんな事情があるのでしょうか?
第4章
効果のあるものが広まらないウラ事情
すでに、うつに効果のある治療法が
開発されたことをお伝えしました。
それは、認知行動療法を
治療に取り入れた
認知行動療法(CBT)
というものでした。
アメリカ国立精神衛生研究所も
認めていますし
健康保険の対象に
指定されています。
さらに日本でも・・・
皇室の主治医は、これまでは
東大卒のお医者さまと
決まっていたそうです。
ですが、2012年に
慶応義塾大学医学部卒の
大野裕氏が主治医になられました。
なぜだと思いますか?
それは、大野裕氏が認知行動療法の
第一人者だったからです!
すごい抜擢ですね!
それほど定評があります。
じゃぁ、だったら認知行動療法を
受ければうつは治るんだ・・・
とは、簡単にはいかないのです。
近年、少しずつ認知度が
上がってきていますが
認知行動療法を知らない医師も
多いです。
なぜでしょうか?
それは、医師になるための教育や訓練と
全く違うものだったからです。
「うつ」は体の病気というより、
意識的な思考の問題でした。
思考も行動も本来、
医療が扱わない分野なのです。
つまり、
医療の外に原因があり、
医療の外に解決策が
あったということです。
どういうことでしょうか?
例えで考えてみましょう。
言ってみれば、
あなたのスマホのアプリ、
あるいはパソコンのソフトがおかしい!
と気づいたときにどうしますか?
どこへ持っていくでしょうか?
時計屋さんにもっていきますか?
行かないでしょう。
なぜなら、時計屋さんは、
機械の修理しかしないからです。
ソフトやアプリは機械とは違い
見たり、触ったりすることが
できません。
ソフトやアプリはプログラマーが
扱います。
うつは、脳の機能に障害が
あるわけではありません。
うつで苦しむ人の多くは
賢く、専門職についている人もいます。
頭がよくても悲観的な人はたくさんいます。
そう、うつは思考の問題です。
脳(体の一部)=ハード
思考=ソフト
あなたが病院に行くのは、
アプリやソフトの問題を直してもらいに
時計屋さんに行くようなものなのです。
ですから、あなたが
病院に行ってもうつが治らないのは
当然と言えば当然です。
医師は、体=ハードしか
本来扱わないのです。
それで、認知行動療法が勧められても
それを聞いた医師たちが、
とまどっているというのが現状です。
二つ目の点として、
医師にとってメリットが
ないのです。
認知行動療法は患者との
対話によって治す精神療法
(カウンセリングスタイル)です。
認知行動療法を学ぶのに
余分の時間と訓練が必要に
なってきます。
もし医師が、認知行動療法を
提供した場合、
患者一人に対する時間がかかります。
薬を出した方が、
もとより手っ取り早いのです。
それだけでなく・・・
診療報酬点数が低く、
経済的に見合わないのです。
あなたが医師だったら、
認知行動療法を取り入れるでしょうか?
たぶん、取り入れないでしょう。
三つ目の問題・・・
確かに良心的な医師は
取り入れています。
でも、事はそう簡単ではありません。
これまでの心理学と全く概念の違う
認知科学を基にしているので
分かりづらいと感じる人が
多いのが現状です。
テクニックの背後にある
説明がないのでなぜそれほど
効果を期待できるのか理解できないのです。
また資格を持っていてもマニュアルを
見ながらのセッションしている状況で
本当に効果を出せるスキルを
もつ人が少ないのが現状です。
四つ目の問題は、その手法そのものにあります。
ネガティブな思考パターンに
挑戦することによって
気分を変えさせる
というやり方自体が問題です。
実際のところ、
認知のゆがみは
人間の脳のつくりゆえに
すべての人に起きています。
それをきちんと説明しないで、
考え方や見方を攻撃する・・・
責められているように感じる、
自分の感じている、
常に否定されている、
ように感じてしまいます。。
それでは、余計に
辛くなってしまいます。
実際に治療を受けた人の反応は
どうでしょうか?
案の定、不満足なようです。
ある方は、保険外診療の
カウンセリング費用、
一回5500円を
3年間続けたそうです。
その人はこう言っています。
「認知のゆがみなどの
問題点もわかっているものの、
なかなか私には応用できません。
頭で理解できますし、
セオリーもわかりますが、
自分にはどうしても
応用できないのです。
余計イライラします」
「根本的なところは
一切解決できていない」
とも言っています。
うまくやれば効果はありますが、
セラピストの腕次第だ、
ということです。
現に、「認知行動療法」の治療効果が
30年間で半減した事が判明しています。
これは1997∼2014年に出た
70件の論文を
解析してわかったそうです。
その理由は認知行動療法が
広まったせいで
質の悪い治療者が増えたため
とされています。
このように、
色々なウラ事情が重なり、
ちょっと探しただけでは
本当の解決策が見えなくなっています。
これは、あなたにとって
とても不利な状況です。
でも、あなたに知って欲しいのですが、
解決策があるということです。
そして、
うつはわりとシンプルに治る
ということを覚えていてほしいのです。
私自身、認知行動療法を
使ったことがあります。
どんな効果があったと思いますか?
実例を見てみましょう。
第5章
重症うつが4週間で改善!
認知療法を学んでいた時に
知り合った若い女性が突然、
「うつ」の症状が酷くなり、
「死にたい」と言うようになりました。
彼女の母親はすぐに
それまで行っていた心療内科をやめ、
腕利きと言われる精神科医に変えました。
その医師の診断は、「うつ」、PTSD
(心的外傷後ストレス障害)でした。
その医師は、大学病院に即入院、
最低3ヶ月、を勧めました。
強い薬を使うので夜は
鍵がかけられる相部屋、
「3ヶ月入院しても、
絶対によくなる保証はありません」
とのことでした。
それを聞くだけで、
彼女は余計に具合が
悪くなりました。
普通の人なら誰でも
ぞっとするような治療法です。
彼女は、「一週間ならともかく」
と乗り気ではありませんでした。
それでも、家族は「よくなってほしい」
一心から入院を勧めました。
でもそれは、かかる費用を
聞くまででした。
「一ヶ月、薬代と入院費を
含めて40万円」
と言われました。
彼女にも家族にも
そんな経済的な余裕はありませんでした。
ベッドの空きがなかったので、
3週間の考える余裕がありました。
見るに見かねて、
セッションをオファーしました。
最初1週間ほどは、
ほとんど毎日、
電話でセッションしました。
症状は、幻聴に悩まされ、
フラッシュバック、
悪夢を毎晩見て、
寝汗をぐっしょりかいて
朝には疲れ切って目が覚める
という状況でした。
一週間で悪夢、幻聴、
フラッシュバックが
なくなりました。
これには、家族も本人も
びっくりしていました。
3週間後にはベッドも
空いたのですが、
彼女はそれをキャンセルしました。
入院することを前提に
処方されていた強い薬のせいで
ふらふらしながらも、
家にいても退屈と言って
仕事に戻りました。
六週間後、気分が安定し
薬を飲み忘れるほどになりました。
週を追うごとに、
セッションの数を減らし、
一ヶ月後には
週に一回で大丈夫でした。
6週間後には、
彼女が薬を飲み忘れるほど、
気分は安定してゆきました。
一番大変だったのは、
医師に薬を減らしてもらう
ことでした。
彼女と彼女の母親はちゃんと
医師にセッションをしてもらっていると
伝えてありました。
でも、予想に反して
彼女の具合がよくなっていっても
医師には信じられず、
なかなか薬を減らしてくれませんでした。
さすがに2ヶ月後には、
医師も薬の強さと
量を減らしてくれました。
彼女と彼女の家族は
大喜びでした。
最低でも120万円の出費と
薬漬けになって体を
壊してしまうことを
避けられました。
また仕事も辞めずに
続けることができたのです。
その後、再発することはありませんでした。
このように薬が効かなくても
思考をコントロールすることで
これほど症状が改善するのです。
では思考が薬よりも
パワフルであることを
さらに調べていきましょう。
第6章
思考は薬よりパワフル!
多くのプロも知らないその理由
認知行動療法がどれほど
定評があったとしても
カウンセリングなんかで
うつが治るの?
そんなんで効果が本当にあるの?
と思われるかもしれません。
薬の方がパワフルなのでは
ありませんか?
と反論したくなる気持ちもわかります。
実は、この辺の理解が
きちんとしていないと
治るものも治らなくなってしまいます。
でも理解していると
何十倍も早くうつを克服できます。
そして、普通の生活が楽しめる
ようになります。
一言で言うなら・・・
思考は薬よりパワフルだ
ということです!
わたしたちが
日頃なんとも思わないで
している『思考』は
とても大きな力があるのです。
まず
思考って何でしょうか?
それは、頭に流れている
言葉、声、イメージです。
一日に5千から5万の
思考がよぎると言われています。
声に出して言ったら
ちょっと頭のおかしい人と
思われる独り言のような
自分との会話が一日中ずっと
続いています。
「お昼に何食べよう」
「あっ、この本返さなきゃ」
「今日はずっと曇っているなぁ」
といったとりとめのないことが
ずっと聞こえています。
抑うつ感が酷いときは、
「まったくついてないよね」
「本当にいやになっちゃう」
こんなネガティブな言葉が
頭をよぎります。
そんなとき体の中のエネルギーは
どうなるでしょうか?
お気づきのように
下がりますよね。
頭の中に響く言葉によって
体のエネルギーが上がったり
下がったりしています。
何が起きているのでしょうか?
脳細胞は、シナプスを通る
電気信号の刺激で互いに
コミュニケーションをとっています。
それを可能にしているのは
アミノ酸でできた神経伝達物質です。
わたしたちの思考は
身体の中で化学反応を
引き起こしているのです。
ポジティブなことを言うと
体の中に幸せホルモンが流れます。
ネガティブな(悲観的・消極的)
ことを思うとノルアドレナリンなど
毒素の強いホルモンが分泌します。
そうすると気分が悪くなります。
思考は、1日中流れ
それがネガティブであれば
エネルギーが下がります。
薬を何回か飲んだよりも
はるかに力があるのです。
あなたの頭の中に流れる言葉を
変えることができるのは
あなただけです!
では、どうしたらいいのでしょうか?
1)まず気分が悪いとき
どんな言葉が頭をよぎるでしょうか?
その言葉を書き出してみてください。
・
・
・
・
・
・
・
・
えっ?書き出していない?
待っていますので、
ぜひ今、書き出してみてください
どんなことを言っているでしょうか?
2)その言葉を言い換えましょう。
例えば、
自分には無理 → できるだけやってみよう
どうせわたしなんて → 私なりにやってみよう
もういやだ → 諦めないでいよう
なんにもうまくいかない → きっと上手くいくよ
生きてる価値がない → 丁寧に生きていこう
言葉を言い換えた瞬間に
体の中のエネルギーがシフトするのが
わかりますか?
それに敏感になりましょう。
最初からうまくいかないかもしれません。
それでもネガティブな言葉の害が
中和されるでしょう。
エネルギーが上がる言葉だけを
使うようになると
自然に気分が上がります。
でもあなたは、
こう言うかもしれません。
「ポジティブな言葉に置き換える
気にならない・・・」
薬はその気にならなくても
飲みますよね。
それと同様に
その気にならなくても
やってみてください。
気分が落ち込んだままでいると
いやなことばかりが
目に入ってきます。
さらに・・・
よいことや感謝できることが
どうでもいいように
感じるようになってしまいます。
それが、わたしたちの
脳の造りなのです。
その一方で、
意識的に気分を上げると
どうなるでしょうか?
良いことやチャンスに
気づきやすくなります。
自然と良いことを
引き寄せていくようになり
楽しいことばかりが
起こるようになります。
ですから、気分が悪いときは
薬を飲んでいると思って
ぜひとも頭の中の言葉を
意識的に変えましょう。
体の中のエネルギーが
上がるまでやってください。
『最後に・・・』
いかがでしたか?
このレポートでは、
まず薬がほとんど効果がないことを
学びました。
なぜなら頭の中の思考は、
常に化学反応を起こしていて
薬よりはるかにパワフルだからです。
なので、思考を変えることが
医療に取り入れられ
科学的にも認められていました。
重症の方でも
短時間で快復できました。
思考を変えると
体のエネルギーが
即座に上がることも
体験することができました。
ワークをしたときに
気分がよくなるのを
実感することができましたか?
これを繰り返し
実践していくだけで
かなり違ってきます。
ですが、もし
完全によくならなくても
決して心配しないでくださいね。
書き言葉だけでは
十分に伝わらないことが
ありますので。
気分が改善されるのを
実感できるだけでも
うつ克服の第一歩です。
今回のレポートで
あなたが少しでも楽になって
希望を見いだせていただければ
幸いです。
そして、今回のレポートを
最後まで読んでくださった
あなたにお願いがあります。
今回のレポートについて
分からなかったことや
感想や質問を送っていただけませんか?
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これからも
あなたの役にたつ
後続のレポートを
お送り致しますね。
他にもまだ伝えたいことが
たくさんありますので、
また少しずつお分ちしたいと
思っています。
またスミコ・グレースの
名前でメールが
送られてきましたら
ぜひ読んでくださいね。
あなたが早くよくなって、
心穏やかな毎日が
送れるようになることを
願っています。
それでは、最後まで
読んでいただき
ありがとうございました。
グレース
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