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第6章 その他建築物耐震化・減災化の促進に関する事項
第6章 その他建築物耐震化・減災化の促進に関する事項 6.1 液状化対策・津波対策 本市は、河川、海、湖沼に囲まれた地理的特性のため、地震時の液状化や津波の 危険性が高い地域が広く存在しています。 地震時における液状化、津波浸水範囲について、地震防災ハザードマップを利用 し、建物所有者へ建物の建築時等に周知するとともに碧南市地域防災計画に基づき 対策に取り組みます。 【実施施策】 ○地震防災ハザードマップの公表、配布 ○市内全域の標高標示 ○市内施設のボーリングデータの閲覧 ○市ホームページによる一時待避所(津波等の災害時に一時的に避難する3階以 上の建物)の紹介 6.2 避難路等の現況把握及び沿道住宅・建築物耐震化の基礎資料の整備 避難場所や防災拠点施設等に通じる避難路及びこの避難路に通じる細街路等の幅 員等を調査し、避難路沿道住宅・建築物耐震化の基礎資料を整備します。 また、これらの道路等を閉塞するおそれのある住宅・建築物について、建築指導 とも連携を図りつつ、耐震診断・耐震改修の促進を図ります。 【検討施策】 ○避難路等の現況把握及び沿道住宅・建築物耐震化の基礎資料の整備 ○地震発生時に通行を確保すべき道路沿道の建築物の地理情報システムを活用し た分布状況の把握と追跡調査 6.3 地震発生後における応急危険度判定制度等の活用 大地震の発生後に、市の災害対策本部はすぐに避難所の開設をしますが、避難施 設が地震により被害を受けている可能性があるため、避難所を安全に使用できるか の判定を実施する必要があります。本市では平成 26 年 3 月に愛知建築士会および愛 知県建築士事務所協会と「地震災害時の応急対策活動の協力に関する協定」として 震度 6 弱以上の地震が発生した場合には、避難施設の安全確認支援を行う協定を締 結しました。また、民間建築物についても2次災害が発生することがないよう応急 危険度判定の迅速な実施が求められます。本市では応急危険度判定制度等の地震災 32 害後の対策についても取り組んでいきます。 【実施施策】 ○応急危険度判定士の名簿および連絡網の作成 ○応急危険度判定コーディネーターの育成 ○避難所の安全確認支援を行う協定の締結 【検討施策】 ○応急危険度判定制度の周知方法の検討 ○建設関係団体等への判定士資格取得の働きかけ ○避難所開設員の判定士資格取得の検討 33