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次年度の検討項目の概要 (PDF形式, 509.08KB)

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次年度の検討項目の概要 (PDF形式, 509.08KB)
資料
次 年 度 の 検 討 項 目 の 概 要
5
1 「基本方針③:駐輪場の新たな管理運営手法の検討」の実施施策
1.1 駐輪場の新たな管理運営手法の検討目的と施策概要
基本方針
目標
実施施策
<基本方針③:
駐輪場の新たな管理運営手法の検討>
持続可能な駐輪場の管理運営
➢受益者など民間活力を活かした管理運営手法の検討
【実施施策④-1】
民間活力を活用した駐輪場管理・運営手法の検討
➢商業者等受益者負担などや指定管理者制度に関する検討
○買物利用が主となる駐輪場の設置・管理に対する商業者
等受益者の負担などに関する検討
○駐輪場の管理運営手法の検討
1.2 駐輪場の新たな管理運営手法の考え方(案)
¾
駐輪場の新たな管理運営手法として、PPP の考え方に基づく事業手法が考えられる。
¾
具体的には、民営化、民間委託(指定管理者制度)、PFI 等が考えられ、今後は、これらの手法を踏まえ、
持続可能な駐輪場の管理運営手法を検討する。
¾
<民間活力を活用した駐輪場管理・運営手法の概要>
手法
また、その他の民間活力の活用として、次の 3 つの視点が考えられる。
①
空間的な連携(駐輪場所の提供
等)
②
運用上の連携(共通定期券の販売
③
人的な連携(監視員等の提供
等)
民営化
公企業を株式会社化して民間資本を導入すること。
9
区に公社、公団、事業団、公庫、自治体の公営企業を民営化することを指すことが多い。
9
民間の活力を部分的ではなく全面的に活用することにより、サービスの質の向上、財政負担の軽減(も
しくは売却益の確保)の効果を期待する。(著書:公民連携白書)
【管理運営時に適する手法】
【1】PPP の考え方
・ PPP とは、
“Public
9
Private
Partnership”の略称であり、公共サービスにつき公共と民間の協力関
ビスの民間開放」を意味している。
指定管理者制度は、これまで出資法人等に限られていた公の施設の管理・運営(管理委託制度)を、
地方公共団体が指定する法人やその他の団体に行わせる制度である・
係を更に進めていこう、という考え方を指す。具体的には、官民パートナーシップによる「公共サー
民間委託
・ PPP は、従来の「公共が直接公共サービスを供給する仕組み」を「公共サービスの提供主体が市場の中
(指定管理
で競争にさらされる仕組み」に転換し、最も効率良く質の高い公共サービスを提供すること(VFM:Best
者制度※)
For
9
等)
【手法の考え方】
Value
概要
Money)を目指している。
9
ただし、個別の法律で管理主体が限定される、学校、道路などの施設については、指定管理者に管理
を行わせることができない。
9
指定管理者制度の実施にあたっては、条例で指定の手続、管理の基準、業務の範囲等を定め、指定管
理者の指定についても議会の議決が必要となる。
9
※出典:日本版 PPP(編著 杉田定大・光多長温・美原融/Lec 東京リーガルマインド)
なお、従来の「管理委託制度」によって公共団体等に管理を委託している公の施設については、地方
自治体が直営管理する場合を除き、遅くとも平成 18 年 9 月 1 日(法施行後 3 年以内)までに指定管
理者制度に移行することとなる。
(川崎市 HP)
【2】新たな管理運営手法
【新設・増設時に適する手法】
・ 上記、PPP の考え方に基づく民間活力を活用した駐輪場管理・運営手法として、民営化、民間委託(指
9
定管理者制度)
、公設民営、PFI が該当する。
・ 各手法の概要は、右表の通りである。
PFI
公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい
手法のことである。
9
民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体等が直接実施するより
も効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業について、PFI 手法で実施する。
(内閣府 HP)
-1-
【3】民間活力の活用の視点と具体案
・ 受益者など民間活力を活かした管理運営手法は、下記の視点があると考えられる。
・ また、これらの施策は「官民連携」の元に成立すると考えられる。
【事例1】駐車場の転用(入間市)
・時間貸駐車場に駐輪場を併設
<管理運営手法の考え方>
視点
狙い
空間の連携
具体案(事例)
・利用実態に即した駐輪場の整備に ・駐車場の転用(入間市)
よる駐輪場利用促進
・小規模駐輪場整備
(茅ヶ崎市)
運用の連携
・金銭的な割引等による駐輪場利用 ・地下鉄と駐輪場の共通定期券
促進
人的な連携
(福岡市)
・監視員の役割を民間事業者にお願
いする等により、まちとしての違
―
法駐輪の取締り
〔出典:三井のリパークHP資料〕
官民の連携
(計画段階からの問題意識の共有、検討の深度化)
【事例2】小規模駐輪場整備(茅ヶ崎市)
・自転車で来訪しやすい便利な商店街を目指して、商店街
に加盟する商店が駐輪スペースを提供している
・2時間まで利用可能で無料である
〔出典:茅ヶ崎市商店会連合会HP資料〕
【事例3】地下鉄と駐輪場の共通定期券(福岡市)
実施箇所: 福岡市地下鉄、JR※、西鉄※の 41 駅 60 駐輪場
実施期間: 平成 13 年 12 月 1 日 ~
※乗っチャリパスは「JR筑肥線・鹿児島本線」や「西鉄天神大牟田線・貝塚線」を「地下鉄」と組み合わせた連絡定期券
をご利用の場合や「ちかパス」(地下鉄全線乗り放題定期券)をご利用の場合も対象としている。
※西鉄天神大牟田線・貝塚線、JR それぞれ単独では乗っチャリパスは利用できず、市営の地下鉄と上記路線とのセットで
使えるサービスとなっている。
-2-
2 効率的な返還方法の検討目的と施策概要
2.1 効率的な返還方法の検討目的と施策概要
基本方針
目標
<基本方針④:効率的な返還方法の検討>
持続可能な駐輪場の管理運営
実施施策
【実施施策④-1】
利便性のよい保管所の確保
➢返還手数料と返還率の均衡
○利便性のよい保管所の確保による返還率の向上
【実施施策④-2】
保管期間等の短縮や返還手続きの簡素化の検討
2.2 効率的な返還方法の考え方(案)
<実施施策④-2:保管期間等の短縮や返還手続きの簡素化の検討>
¾
撤去・返還作業と返還台数の関係から、作業の時間的な簡素化について検討する。
¾
検討の際には、必要に応じ、保管所の立地特性、周辺環境等と返還台数の関係性や保管所の収容台数、満車率などを考慮した手続きの簡素化の必要性について検討すること
を想定している。
¾
また、他自治体の実態から、川崎市特有の課題を把握し、対応方策を検討する。
<実施施策④-1:利便性のよい保管所の確保>
¾
前述した検討の上で、更なる保管所の必要性が高い場合には下記のような検討を行う。
・ 前述した保管所の立地特性、周辺環境等と返還台数の関係性から、返還率が高いと想定されるエリア等を整理する。
・ その上で、保管所の確保のための検討課題を検討する。
-3-
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