...

地域課題解決を目指したICTを使いこなす トータルソリューションの展開

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

地域課題解決を目指したICTを使いこなす トータルソリューションの展開
地域課題解決を目指したICTを使いこなす
トータルソリューションの展開
平 成 1 6 年 1 2 月
総 務 省 情 報 通 信 政 策 局
地 方 情 報 化 推 進 室
目
次
0 地方情報化推進室のミッション
Ⅰ ITによる地域課題解決の取組み状況
Ⅱ 地域情報化の目指すべきもの
Ⅲ 次世代地域情報プラットフォームの構築
Ⅳ 全国公共ブロードバンドネットワークの展開
Ⅴ 人材育成
1
地方情報化推進室のミッション
地方情報化推進室のミッション>>
地方情報化推進室のミッション>>
◆地方情報化推進室のミッション
総務省組織規則(省令)
第四十一条
地域通信振興課に、地方情報化推進室を置く。
2
地方情報化推進室は、次に掲げる事務をつかさどる。
一
地域の特性に応じた情報の電磁的流通のための有線又は無線の施設の
整備の促進に関する業務のうち、地方公共団体等が行うものに関する
こと。
二
全号の施設に関連する情報の電磁的流通の振興に関する事務のうち、
地方公共団体等が行うものに関すること。
3
地方情報化推進室に室長を置く。
Ⅰ
2
地方情報化推進室のミッション>>
地方情報化推進室のミッション>>
◆e−Japan重点計画2004
平成16年6月15日
IT戦略本部決定
Ⅰ 基本的な方針
Ⅱ 2005年の目標達成への施策の重点化・体制整備と
2006年移行に向けての布石
〔1〕2005年の目標達成への施策の重点化
〔1-1〕加速化5分野
1 アジア等IT分野の国際戦略
2 セキュリティ(安心・安全)政策の強化
3 コンテンツ政策の推進
4 IT規制改革の推進
5 電子政府・電子自治体の推進
〔1-2〕先導的7分野
1 医療
2 食
3 生活
4 中小企業金融
5 知
6 就労・労働
7 行政サービス
〔1-3〕インフラ
〔2〕2006年以降に向けての布石
Ⅲ 重点政策5分野
1 世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形
成
2 人材の育成並びに教育及び学習の振興
3 電子商取引等の推進
4 行政の情報化及び公共分野における情報通信技
術の活用の推進
5 高度情報通信ネットワークの安全及び信頼性の
確保
Ⅳ 横断的な課題
2
地方情報化推進室のミッション>>
地方情報化推進室のミッション>>
◆e−Japan重点計画2004
地方情報化推進室関係の記述抜粋
Ⅱ〔1〕〔1-1〕5 電子政府電子自治体の推進
⑤ 電子自治体構築のための業務・システムの標準化・共同化及び人材育成
成果目標:
地方公共団体の業務・システムに係る標準化・共同化により自治体ごとのシステム開発に伴う重複投資の
回避や円滑な相互接続・連携を推進するほか、高度なIT人材を育成することにより、効率的で質の高い電
子自治体を実現する。
イ)Webサービス技術の活用による地域におけるシステム改革(総務省)
地方公共団体の業務・システムについて、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)に基づく最適化モデ
ルを明らかにした上で、Webサービス技術を活用しながら、地方公共団体をはじめとする地域のあらゆるシ
ステムの連携を可能とする次世代地域プラットフォームの開発に向けて、システム構築や技術、標準化等に
ついて2004年度中に検討を行う。
ウ)公共的なアプリケーションの共同構築・運用(総務省及び関係府省)
防災・有事・テロ等の危機管理、教育、医療などの公共アプリケーションについて、2005年度以降、全国
展開すべき標準的なアプリケーションを順次構築するとともに、公共ネットワーク上において国及び地方公
共団体で共同運用し、利活用を図る。
エ)電子自治体を支える人材育成(総務省)
信頼性の高い電子自治体実現の観点から、すべての都道府県・市区町村を対象とした高度情報セキュリ
ティ研修を引き続き実施する。また、アメリカのCIO大学等の先進事例を参照しつつ、官民が連携した形で
の地方公共団体におけるさまざまなレベルのIT人材育成手法の2005年度中の確立に向けて検討を進める。
3
3
ITによる地域課題解決の
取組み状況
ITによる地域課題解決の取組み状況>>
ITによる地域課題解決の取組み状況>>
◆地域情報化による課題解決の例
■ 電子申請・電子入札
■ 図書・公共施設予約システム
■ 教育(学校インターネット、学校・家庭間の情報共有など)
■ 医療(電子カルテの地域共有、遠隔画像診断など)
■ 防災(被災映像の共有、テレビ会議システムなど)
■ 産業(りんごのトレーサビリティ、電子商店街など)
■ 観光(GISナビ、観光情報の提供など)
■ 住民参加(電子町内会、電子投票など)
4
4
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆教育分野における取組み
○学校・家庭間の情報共有
【岐阜県各務原市(イントラ・バケッツ<データベース型ホームページ>)】
学校の様子を画像により各家庭に配信するなど
○インターネット調べ学習
○教育用コンテンツの収集・提供
○遠隔授業の実施
○Webメール、グループウェア(教師・生徒)
○学校間テレビ会議
5
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆教育分野における取組み
‹ 鳥取県:
z 「鳥取情報ハイウェイ」を活用し
「鳥取県教育情報通信ネットワーク
(Torikyo-NET)」を展開中。
z ①児童生徒用グループウェア、電子
メール、②鳥取県独自のWeb教材「Web
マップ鳥取県」、③電子メールによる教
職員の情報活用へのサポート、④学校
ホームページの公開と作成支援、⑤教
職員の自己研修の支援、⑥遠隔講義シ
ステム、⑦保護者への情報提供機能、
教材の共有化、などを提供。
z 岡山県情報教育センターとも接続。
図:鳥取県教育情報通信ネットワーク概念図
6
5
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆医療分野における取組み
○電子カルテ(含む画像)の地域における共有【千葉県立東金病院】
・「地域全体が一つの病院」→医療過疎=ヒューマンネットワークが先にあり
医療機関間の紹介患者の増、診療レベルの向上
○画像診断【新潟県佐渡総合病院】
・画像診断医が対応できず、システム構築前から宅急便で画像を送付
・新潟情報ハイウェイ(2Mbps)を活用し、CT、MRI画像を送付
(⑭ 594件、⑮ 377件)
・テレビ会議による症例検討(⑭ 40件、⑮ 69件)
・今後、へき地医療に携わる医師に対する最新医学の情報提供を検討
→その他、「遠隔病理診断システム」、「地域保健医療情報システム」、
「へき地乳ガン検診システム」など
7
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆医療分野における取組み(千葉県立東金病院の例)
地域中核病院
地域中核病院
わかしお医療ネットワーク Ver 2.0 (2003-)
(2003
(2003-)
定期的研修会に裏打ちされた緊
定期的研修会に裏打ちされた緊
密なヒューマンネットワーク
ヒューマンネットワーク
密なヒューマンネットワーク
県立東金病院
紹介・逆紹介
H ITACH I
3 50 0
診療所
診療所
医師会診療所(20箇所)
町立診療所
電子カルテ
サーバ
訪問診療
患者データ登録・参照
患者データ登録・参照
山武郡市VPN網
紹介・逆紹介
長期療養型病床群、
長期療養型病床群、
老人保健施設、特別養護老人ホーム(2箇所)
老人保健施設、特別養護老人ホーム(2箇所)
患者(通院および在宅)
患者(通院および在宅)
iモード
保健所、市町村保健センター(3箇所)
保健所、市町村保健センター(3箇所)
サイン認証
血糖値データ
血糖値データ
モバイル端末
(ノートパソコン)
看護データ登録・参照
看護データ登録・参照
患者データ参照
患者データ参照
訪問指導
患者データ登録・参照
患者データ登録・参照
患者データ登録・参照
患者データ登録・参照
モバイル端末
(ノートパソコン)
サイン認証
訪問看護
サイン認証
服薬指導
調剤薬局(21箇所)
調剤薬局(21箇所)
訪問看護ステーション(3箇所)
訪問看護ステーション(3箇所)
看護データ登録・参照
看護データ登録・参照
8
6
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆医療分野における取組み(新潟県佐渡総合病院の例)
新潟県遠隔医療支援システムの概要
目的
佐渡総合病院
離島医療の支援
機能
新潟情報ハイウェイ
新潟県立がんセンター
2Mbpsの専用回線
新潟大学
・放射線画像診断の支援
・テレビ会議による症例検討
・医療者間の情報交換
稼動開始時期
医歯学総合病院
平成14年6月∼
導入費用
「地域イントラネット基盤整備
事業」(総務省)
9
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆防災分野における取組み
○防災情報システム【大分県】
・映像情報、雨量・河川水位情報、被害情報収集・配信
集計、気象情報、震度情報等を総合的に収集・分析
・TV会議システム、職員参集システム等を整備
○防災映像システム
【世田谷区(高所監視カメラ)】
・川口市(道路冠水や河川氾濫が予想される地点にカメラ
を設置)など多数】
10
7
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆防災分野における取組み
‹ 大分県:防災情報システム
大分県防災情報システム概要図
大 分 県 庁
・天気図
・アメダス情報
・台風予想進路図
・注意報・警報
・地震情報 等
z 衛星系に加え、情報ハイウェイを活用し、
防災情報システムを構築
緊急連絡
気 象 系 情 報
統制室
関係各課
市 町 村
●災害連絡 ●検索端末
・気象情報
・災害情報
・避難情報
・支援要請
《気象情報収集・伝達システム》
●震度情報
●雨量情報
●潮位情報
●アメダス
●ひまわり画像
●実況・予報天気図
●短時間降水予測
●洪水予報
●火災気象通報
●津波注意報・警報
●河川水位情報
他
センサー系情報
・震度計情報
・河川水位情報
・雨量・土石流情報
・その他センサー情報
防災センター
●映像情報システム
●雨量・河川水位情報システム
●ビデオオンデンマンドシステム
●被害情報収集・配信集計システム
(地図情報システム)
●ウェザー気象情報システム
●気象庁気象情報システム
●支援要請報
●中間・確定報
●地図情報
・気象観測情報
・雨量・河川水位情報
・ライフライン情報
(水道・電気・ガス・交通等)
他
●県警ヘリテレ映像
●交差点カメラ映像
●衛星移動車で撮影した映像
●テレビ会議映像
他
害
現
●防災無線通信システム
●震度情報システム
●TV会議システム
●職員参集システム
●FAX-OCRシステム
●一斉・順次同報FAX
●消防無線モニター
場
・災害映像
・被害情報
・衛星移動車
・衛星可搬
・パト電送映像
緊急連絡
●防災ヘリテレ映像
●パトカー電送映像
●高所カメラ映像
●気象専用番組
●土石流監視映像
●災害連絡 ●検索端末
・気象情報
・災害情報
・避難情報
消防本部
●災害連絡 ●検索端末
・気象情報
・災害情報
・避難情報
【防災端末】
災
《映像システム》
緊急連絡
●現場緊急報
●被害速報
●被害自動集計報
振興局・土木事務所等
【大型マルチスクリーン】
情報収集
県関係部署・公的機関
《被害情報収集・集計システム》
緊急連絡
●気象注意報・警報
●台風情報
●気象レーダ
●短期予報・週間予報
●防災に関する情報
●防災業務支援情報
県警本部
●災害連絡 ●検索端末
・気象情報
・災害情報
・避難情報
大分県高度情報通信ネットワークシステム
【インターネット・無線通信・衛星通信・ISDN・FAX等】
情報交換
情報連携
国
放
送
住 民
‹ その他、岩手県、兵庫県、広島県、愛媛
県、佐賀県など
情報交換
情報連携
隣県等
11
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆産業振興分野における取組み
○リンゴのトレーサビリティ【青森県板柳町】
・リンゴにID付きのシールを添付
・当該IDによりインターネットで「生産者の写真」、
「農薬の使用状況」等が検索可能
○おすそわけ.com【山形県白鷹町】
・Webサイトで、白鷹町や生産者の紹介、野菜・果物
などの歳時記的なスケジュール、酒・味噌等の加工
品の紹介等の情報を提供
・都内での試食会や飲食店関係者を中心とした視察
ツアーを実施
12
8
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆産業振興分野における取組み
(りんごまるかじり条例実証モデル事業)
生産者情報の公開
・安心のための情報提供
インターネット公開
・小売店・店頭PC
・生産者情確認
・バーコード・POS
・自宅PC
・生産者確認
・作業日誌
・OCRマークシート
リスク回避
・認証シール発行
・認証による安全の保証
ガイドライン委員会
・生産基準設定と認証
りんごの持つ健康と安心を全
国へ向けて発信します。
①アカウンタビリティシステム
②トレーサビリティシステム
③バーチャルりんご博物館
13
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆観光分野における取組み
○郷土学習/観光モバイルシステム
【栃木県西那須野町】
・那須野が原博物館でPDAを貸し出し、GPSによるナビゲー
ションシステムで、目的地までの道案内、史跡等の詳細な情
報等を画像や音声で提供する。
14
9
西那須野町
e-まちづくり
郷土学習 / 観光モバイルシステム 概要
【田園空間博物館フットパスモバイル学習/
田園空間博物館フットパスモバイル学習/観光案内サービス】
観光案内サービス】
■ 田園空間博物館の地域展示物巡回案内・(
田園空間博物館の地域展示物巡回案内・(仮称)
仮称)那須野が原博物館常設展示案内用モバイル端末
□ 那須野が原の自然・開拓にまつわる史跡等の郷土学習ツール / 地域観光案内ツール / IT学習ツール
IT学習ツール
○ 田園空間博物館総合案内所で操作説明とモバイル端末の貸出
・ 巡回ルートの選択と地域展示物への移動(ルートと現在位置の表示)
地域展示物へ近づくと自動的に詳細情報を案内(音声と画像)
・(仮称)
仮称)那須野が原博物館常設展示室にて各コーナーの展示ガイダンスと関連資料を紹介(音声と画像)
※オリエンテーリング機能を利用することで、自発的で効果の高い郷土の学習活動をサポート
※周辺観光情報や特産品情報などを案内できる観光端末としても活用
庁舎サーバ
ルート巡回
光ケーブル
Internet
100Mbps
DLP位置
DLP位置
サービスセンター
GPS衛星
GPS衛星
管理用PC
端末位置確認
NTTドコモ網
現在位置登録
現在位置取得
画像・音声ガイド
■ 展示物情報管理
■ 端末位置把握
■ 端末稼動履歴管理
■ メッセージ送受信
■ 観光情報管理
■ 物産品情報管理
ルート選択・表示
詳細情報表示
PDA端末
PDA端末
■ GPS衛星利用位置測位
GPS衛星利用位置測位
■ 巡回ルート案内
■ メッセージ送受信
■ オリエンテーリング機能
端末貸出・返却
総合案内所
■ 地域展示物情報案内
■ 博物館常設展示案内
■ 観光情報案内
■ 物産品情報案内
15
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆住民参加分野における取組み
○電子町内会【岡山県岡山市】
・町内会加入率90%で組織もしっかりしている
・外向けウェブページ(町内に係る情報発信)
・会員専用ページ(電子会議室、電子回覧板、電子掲示板)
○電子投票【岐阜県可児市】
・書くより簡単であり、扱いやすい→事前啓発を十分にスタンド
アローンとクラサバがあり、有権者が集中し、一時停止
・開票は極めて迅速(30分経過後の進捗率90.05%
前回 1.52%)
16
10
〈具体的手段イメージ図〉
地域コミュニティ(電子町内会)個別
地域コミュニティ(電子町内会)個別の場を
拡充することにより参加会員、参加町内会の
拡大による活性化を模索する
★公会堂予約機能の開発
地域コミュニティ
Webページ
ログイン
遷移
(地域コミュニティ個別の場でのコンテンツ充実による参加コミュニティの拡大)
→各町内会が所有している公会堂、もしくは最寄のコミュニティハウスの利用に
際し、カレンダー形式の予約機能を設けることにより、現在煩雑になっている
予約管理を効率化すると共に、町内会の行事等を搭載することで参加率の
拡大を図る
★iモード、J-SKY等携帯電話連携
(地域コミュニティ個別の場でのコンテンツ拡充による参加会員の拡大)
→ iモード、J-SKY携帯電話によるアクセスを可能にすることでアクセスルート
を拡大し、参加会員の拡大を行なう
地域コミュニティ(電子町内会)共通
地域コミュニティ(電子町内会)同士の
コミュニケーションの場を設けることで、
新たなコミュニティ形成による活性化を
模索すると共に、パブリックコメントの
参加率向上を狙う
★パブリックコメント機能の開発(市政への発言の場を提供)
→1人1票による正確な統計の取得
→携帯からの投票を可能とすることで意見表明機会を増大
→責任ある市民からの意見を聴取
★動画コンテンツの充実
コミュニティ共通
Webページ
(地域コミュニティの場でのコンテンツ拡充による参加コミュニティの拡大)
→地域コンテンツ「わがまち再発見」として、地元の方が普段見逃す
ような町内の特徴を映像に残し、魅力の1つとする
→動画コンテンツを動画作成に興味のある市民に作成いただく
ことにより、スキルアップの材料として活用いただく
★マッチング機能の開発
(地域コミュニティの場でのコンテンツ拡充による参加コミュニティの拡大)
→不用品活用として不用品の告知、活用したい方の申し出、もしくは
近所で草取り等の支援が必要な告知、支援頂ける方の申し出をマッチングする
17
ITによる地域課題解決の取組み状況 >>
◆GIS分野における取組み
○街づくり情報システム【東京都世田谷区】
・独自に地図情報を構築し、建築基準法や道路法等の情報を
一元的に管理。
・地域イントラを活用し、区内5か所の総合支所でも検索可能
・住民や建築関係業者等からの問い合わせに迅速に対応
○WebGISによるタウンナビ【兵庫県西宮市】
・住所・施設名等により地図情報の検索が可能
・各公共施設等へのバリアフリールートの検索
・作成したウォーキングマップにより、消費カロリーや所要時間、
距離を表示。
18
11
西宮市eまちづくり事業イメージ
(ユニバーサルデザインによる まちづくり をめざす)
コミュニティセンター等
移動体携帯電話
スポーツセンター
運動場
公民館
公共端末
地域イントラネット
インターネット
(平成15年12月完成予定)
家庭
ブロードバンド
音声
画像
映像
学校
西宮市役所
WebGISを活用したユニバーサルタウン
ナビゲーションシステム(
ナビゲーションシステム(仮称)
・車いす等に優しいルート検索
・健康づくりウォーキング・マップ
【ルート表示
】
各種情報データベース
・施設情報
・生涯学習等イベント情報
・バリアフリー関連情報
地図(GIS)
図書館
文教住宅都市!
行政機関、NPO等
・各種情報の提供・メンテナンス
19
地域情報化の目指すべきもの
12
地域情報化の目指すべきもの >>
◆地域情報化のビジョン
<地域課題の解決>
地域情報化は、地域を支える多様な主体
多様な主体がユビキタスネットワークに
ユビキタスネットワークに
より、情報・知識を共有
地域課題の解決を目指すもの
より 情報・知識を共有し、地域課題の解決
先導的役割
先導的役割
に期待
に期待
地方公共団体
教育機関
地域住民
情報・知識の共有
地元企業
医療・福祉機関
NPO・
ボランティア
草の根的な現場からの盛り上がりが必要
20
地域情報化の目指すべきもの >>
◆地域情報化のビジョン
<ユビキタス・ネットワークの構築>
○不採算地域では公共ネットワーク、CATV網、加入者系
光ファイバ網設備整備事業も活用した住民アクセス網を構築
○テレビを身近なインターフェイスとするより簡単・便利な
テレビを身近なインターフェイス
条件不利地域における
住民アクセスをめざす
ラストワンマイルの解消
インターネット
行 政
CATV事業者
無線
<ユビキタス>
地域公共ネットワーク
CATV網
ISP
学 校
病 院
インターフェイスは
身近なテレビ
21
13
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆次世代地域情報プラットフォームにより実現できること
簡単便利な住民サービス
新しいコミュニティづくり
引越・出生・結婚などのライフイベント毎に
ワンストップ・サービスを実現
電子町内会と地図情報を組み合わせ
住民参加によるコミュニティ形成を支援
一度に全ての引越し
関連手続きが完了
区市町村役場
安心安全な生活の確保
他の自治体
災害
近所でどんなことがある
かがよく分かる、まちづく
りに参加したい
○月×日 00:00∼
△△祭り開催
次世代地域情報プラットフォーム
が実現する豊かな地域づくり
地域NPO等との連携
多様な主体による総合的サービスを構築
↓
新たな付加価値を創造
地震や水害等の状況を
リアルタイムにキャッチ
子育て支援など、行政情報に加え、
様々な情報を提供
育児の先輩からの声
官民連携による地域活性化
災害
○月×日 00:00
不審者発見!!!
地域産業の育成
小児科の情報
漁業
被災地への支援
や人員派遣
定点監視カメラ
どこからでも
画像で被災状
況がわかる
地場商品
農業
子供用品の販売情報
地域特産品
販売ポータル
地上デジタル
CATV
観光
育児情報や支援
をいつでも受けら
れて安心
旬の特産品を
いつでも買える
フリーマーケット開催情報
22
地域情報化の目指すべきもの>>
地域情報化の目指すべきもの>>
◆自治体システムがおかれている状況1
自治体システムの連携に対するニーズ増大
自治体システムの連携に対するニーズ増大
<電子申請等電子自治体の推進>
■ ワンストップサービスへのニーズの高まり(住民中心)
¾ 電子申請の実績が上がらない −住民利便性を高めることが必要
¾ 地方公共団体内、地方公共団体間のシステム連携
¾ 将来的には民間会社を含めたデータ連携
■ 業務効率化の推進
¾ フロントとバックのシステム連携がないと意味がない
¾ 公的個人認証、マルチペイメント、文書管理システム等の共通機能活用
<システムサイド>
■ システムのオープン化の動き
¾ 汎用機のレガシー・システムからWebシステムに移行する場合のシステム
全体のあり方が未確立(システム連携・DB・セキュリティなど)
■ システム全体のスリム化
¾ 個別システムで重複するデータ・機能を共通化し、システム管理を容易に
23
14
地域情報化の目指すべきもの>>
地域情報化の目指すべきもの>>
◆自治体システムがおかれている状況2
レガシーシステムの限界
レガシーシステムの限界
■ システム改修の困難性
¾ 昭和40年代、50年代のシステムが未だ稼働(システム改修困難)
■ 汎用機による高コスト構造
¾ シングルベンダによるベンダ依存
¾ 稼働率が下がりオーバースペックに
■ 電子自治体への対応が困難
¾ 拡張性に問題
市町村合併の推進
市町村合併の推進
■ 合併による新市町村の誕生
¾ 本来システム改革の好機だが、当面、単純統合にとどまる
¾ しかしながら、ゼロ・ベースからの自治体改革の機運(システムの
リエンジニアリングが指向されている)
24
地域情報化の目指すべきもの>>
地域情報化の目指すべきもの>>
◆地域情報化の方向性
◆地域の情報化
課
題
(Why)
◆行政の情報化
・教育、医療、防災、産業、観光振興、
住民参加、図書、施設予約など幅広い
分野で情報化
・電子申請、電子調達等の推進
◆地域公共ネットワークの整備
(認証基盤、決済基盤等の活
用を含む)
・フロントエンド・システムと
バックエンドシステムの連携
⇒どちらかというと業務効率化に
重点(ERP類似)
・都道府県情報ハイウェイ
38団体(80.9%)
・市町村ネットワーク
1,962団体(62.8%)
◆住民アクセスの確保
・ブロードバンド、CATV、地上デジタル
、携帯など゙
⇒住民利便性向上に大きな期待
◆レガシー改革、汎用機のダウン
サイジング
・レガシーシステム改修の困難性
⇒昭和40年代、50年代のシステムが
いまだ稼動
・汎用機の高コスト構造
⇒シングルベンダ、
稼働率が下がりオーバースペックに
・電子自治体への対応困難
⇒拡張性に問題
電子自治体の構築
施
策
(What)
方
法
(How)
○電子自治体の構築、レガシー改革を一体的に遂行=「自治体情報システム革命」
①電子自治体構築に向けた柔軟なシステム体系の構築
②汎用機コスト削減による電子自治体構築経費の捻出
○地域公共ネットワークの整備・相互接続、住民アクセスの確保を進め、アプリケーションを全国的に展開
国、都道府県、市町村、大手IT企業、地域IT企業、NPO法人等が目的を共有し、戦略を持って対応
することが必要
○国
→ 「次世代地域情報プラットフォーム」、「全国ASP事業(公共ネットワークの
相互接続・標準化、防災・医療・教育アプリ等の標準化など)」、
「地域CIO育成」、「地域情報化ナレッジライブラリ」など
○地方(IT企業) → システムの共同構築、共同運用、地域公共ネットワークの整備・相互接続など
25
15
地域情報化の目指すべきもの >>
◆地域課題解決のためにICTを使いこなすトータルソリューション
アプリケー
ション展開
地域を越えて
共通するもの
共同構築・運用を指向(マルチクライアントで開発・運用経費を削減)
⑰防災・有事・テロ(全国ASP事業) (※)
⑱地域医療、⑲教育・文化コンテンツ
地域独自のもの
「地域情報化ナレッジライブラリ」の構築(※)
◆「情報通信システム整備促進補助」等による支援
情報化基盤の整備
システム全体の
アーキテクチャ
(ソフトウェア
基盤)
「次世代地域情報プラットフォーム」の構築(※)
インフラ
地域公共ネットワークの整備
・都道府県情報ハイウェイ 38団体/
47団体(80.9%)
・市町村ネットワーク 1,962団体/3,122団体(62.8%)
→全国公共ネットワークの構築が将来的には不可欠
インプリメント
(人材育成
など)
◆CIOチームの位置付け、役割の明確化
◆Webサービスによるシステム連携等の標準化
◆当面、データモデリングを実施中
(統合データベース、ワークフロー、XMLタグの定義など)
→CIO教育の実施(※)
→情報グループの最高責任者(ITインフラ整備、業務の情報化)
→トップ・マネジメント・グループの重要な一員(ITによる業務効率化)
26
次世代地域情報プラットフォーム
16
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆Webサービスとは
既存のインターネット技術などを利用し、
ネットワーク上に存在するサーバー同士を自動的に連携させ、
様々な情報を有機的に結びつけることにより、
必要な時に、必要なサービス(情報・機能)を得る
ことを可能にする技術
→情報システムを接続する(インターフェイス、意味情報)
→接続した各情報システムにおいて行われる処理を手順に従い順次行う
(業務プロセス管理(ワークフロー))
※SOA(Service Oriented Architecture)
ビジネスプロセス毎に構築されたソフトウェア・部品をネットワーク上に公開
し、これらを相互に連携させることで、柔軟なエンタープライズ・システム
や企業間のビジネスプロセス実行システムを構築しようとするシステム・アー
キテクチャ
27
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆『Webサービス技術』による情報システムの接続のために必要な事項
要求側
提供側
意味情報
(XMLタグ)
XMLタグ)
要求側の
管理者
インター
フェース仕様
提供側の
管理者
+
①合意
②入力
要求側
システム
+
②入力
+
③対話
システム間の「対話」の手順
Ⅰ、「提供側システム」が情
報処理を開始
Ⅱ、「要求側システム」から
送付された情報を「提供
側システム」が受け取る
Ⅲ、「提供側システム」が送
付された情報の意味を理
解する
Ⅳ、「提供側システム」から
返された情報を「要求側
システム」が受け取る
Ⅴ、「要求側システム」が返
された情報の意味を理解
する
XMLタグ
XMLタグ
<名前>総務太郎</名前>
<名前>総務太郎</名前>
提供側
システム
情報の出力
情報処理
︵四則演算など︶
・「提供システム」の情報処理を遠隔で起動する方式
・「要求システム」から送付された情報のデータ形式
・「提供システム」から返された情報のデータ形式
(参考)情報システムの基本
情報の入力
※インターフェイス:外部との接点を持つ切口に関する仕様
(ミドルウェアや開発言語に依存しないもの)
28
17
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆業務プロセス管理
<仮定例であり実際のフローは現在、検討中>
・「情報システム」→
・「情報システム」→プログラムに従って流れるように処理
・「業務プロセス管理」→
・「業務プロセス管理」→各情報システムを手順に従って流れるように処理
業務プログラム群
業務プログラム群
国保システム
健康保険証に追記
乳幼児医療
システム
乳幼児医療証発行
祝金等給付
システム
出産一時金支給
SOAP
SOAP
SOAP
業務プログラム群
業務プログラム群
DB
SOAP
プログラム制御部
プログラム制御部
SOAP
電子申請による
出生届(※)
地域の乳幼児
用品店システム
※この場合、例えば、電子申請システムが都道府県単位で共同構築・
運用されていても、インハウスのシステムと連動することが容易
29
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆自治体業務システムへの適用イメージ
・次世代地域情報プラットフォーム・・・システムをネットワークで接続し、全体を一体的・
動的サービスとして構築するための標準仕様
【共通基盤システム】
【業務システム】
業務に必要な機能を提供する。
個別業務に固有の機能と、複数の業務
に共通の機能に大別される。
共通基盤システム群
業務共通システム
…
…
マル
ルチ
チ
マ
ペ
イメ
メン
ント
ト
ペ
イ
公的
的
公
個人
人認
認証
証
個
職員
員認
認証
証
職
情報
報公
公開
開
情
文書
書決
決裁
裁
文
文書
書管
管理
理
文
電子
子申
申請
請
電
…
防災
災
防
施設
設予
予約
約
施
<情報系>
福祉
祉
福
住民サービスのワンス
トップ化を実現
税務
務
税
【住民ポータル】
<業務系>
住民
民登
登録
録
住
住民ポータル
業務システム群
個別業務システム
…
業務システムの機能以外
の、システムの稼動に必
要な機能を提供する。
職員ポータル
【職員ポータル】
職員事務のユーザイン
ターフェイス統一を実現
権限に応じて必要な
機能が利用可能に
Webサービス連携機能
Webサービス連携機能
一元的にアクセス
情報システム間の接続、インターフェイス、XMLスキーマ
一元的にアクセス
業務プロセス管理機能(接続したシステムを超えて順次情報処理を実施)
業務プロセス1
業務プロセス2
業務プロセス3
住民
【Webサービス連携機能】
業務システム、共通基盤システム、統合データベースの
間の連携を制御・管理する。
業務システムの自動的な連携や、複数手続きのワンス
トップサービス等を実現する。
職員
統合
データベース
GIS
データベース
【統合データベース、GISデータベース】
業務システムが共通で利用するデータベース。
個別業務システムごとにデータを散在させないことで、業
務システム間でのデータ連携を容易にする。
併せて個人情報などのデータの物理的管理を容易
にする。
30
18
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆プラットフォーム構築の効果 <システム連携>
<ワンストップサービスの実現>
D市(土地を所有)
C市(本籍地)
課税照会
転入届
住民基本
台
帳
戸籍附票
固定資産税
利用者
B市(転出元自治体)
A市
現住所の
通
知
システム
連携等
住民税
申請者の
任意の手続
台帳への
記載通知
宛名(住民記録)
受
付
住民基本台帳
印鑑登録
国保税(料)
インターネット
国保資格
・電気
・上下水道
・ガス
・電話(NTT)
・警察(免許)
・郵便局(住所変更)
その他
年金資格
・保育園入園
・児童扶養手当
・老人保健医療
・乳幼児検診
・妊婦検診
・学童保育申請
・乳幼児医療費
・その他福祉
介護保険資格
住所変更
・新聞
・NHK
・金融機関
(銀行・保険)
・プロバイダー
・自治会
就学通知
児童手当
畜犬登録
消
防
31
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆プラットフォーム構築の効果 <官民ポータル>
他の組織の機能を活用して新たなサービスを提供
他の組織の機能を活用して新たなサービスを提供
農業者A
B漁業組合
Lマート
C加工組合
在庫管理
システム
出
D市
観光情報等
K株式会社は各種企業の決済
システムや宅配会社の配送受
付システムと連携することで、
効率的なサービスを展開
品
K株式会社
地場産品
ポータル
システム
注文
消費者
P決済代行
決済仲介システム
E銀行
決 済
システム
Fカード
決 済
システム
Gコンビニ
決 済
システム
Lマートは在庫管理システム
と連携することで、在庫切れ
を防ぐことができる
P決済代行は各種企業の決済
システムを取りまとめてK株
式会社に提供
郵便局
H宅配
J急便
配送受付
システム
配送受付
システム
配送受付
システム
32
19
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆次世代地域情報プラットフォーム・フレームワーク
(趣旨) システムの自由自在な連携や組み替えを実現するシステム構成手法
システムの自由自在な連携や組み替えを実現するシステム構成手法
最新のシステム構成手法の1つであり、「SOA(サービス指向アーキテクチャ)」を採用
最新のシステム構成手法の1つであり、「SOA(サービス指向アーキテクチャ)」を採用
⇒「なるべく作らないシステムづくり」
⇒「なるべく作らないシステムづくり」
全てのシステムを自前で構築するのではなく、ネットワーク上の既存システムを柔軟につなぐことにより活用し、
全てのシステムを自前で構築するのではなく、ネットワーク上の既存システムを柔軟につなぐことにより活用し、
全体の情報システムづくりを行う→「電子自治体」に適合的
全体の情報システムづくりを行う→「電子自治体」に適合的
(効果) 次世代地域情報プラットフォームの効果
次世代地域情報プラットフォームの効果
① ワンストップ・サービスの実現
① ワンストップ・サービスの実現
② 異なるベンダ間を含めたシステム移行性の向上
② 異なるベンダ間を含めたシステム移行性の向上
③ その他、全体最適を目指した標準化
③ その他、全体最適を目指した標準化
(内容)
<業務>
1.システムの構成単位(粒度)の標準化
1.システムの構成単位(粒度)の標準化
①県・市毎のシステム体系、②各システムの全体の機能、③各システムの個別機能の構成単位(粒度)を標準化
①県・市毎のシステム体系、②各システムの全体の機能、③各システムの個別機能の構成単位(粒度)を標準化
2.業務の手順(業務プロセス)の標準化
2.業務の手順(業務プロセス)の標準化
システム内・システム間の処理の手順を標準化
システム内・システム間の処理の手順を標準化
<システム内プロセス、システム間プロセス>
<システム内プロセス、システム間プロセス>
3.データの標準化
3.データの標準化
システム内・システム間のデータを標準化(データ項目辞書)
システム内・システム間のデータを標準化(データ項目辞書)
4.システム間のインターフェイスの標準化
4.システム間のインターフェイスの標準化
システムの外部との接続に必要となる、①情報処理の起動方法、②やりとりするデータの形式の仕様を標準化
システムの外部との接続に必要となる、①情報処理の起動方法、②やりとりするデータの形式の仕様を標準化
<技術>
5.システム連携技術の標準化
5.システム連携技術の標準化
プラットフォーム上で利用するシステム連携技術を標準化
プラットフォーム上で利用するシステム連携技術を標準化
・WebサービスやXMLなど、特定のベンダーやOSに依存しない技術規格を採用・開発
・WebサービスやXMLなど、特定のベンダーやOSに依存しない技術規格を採用・開発
33
レガシー改革>>
レガシー改革>>
◆政令指定都市・特別区におけるレガシー改革の動向(参考)
◆ 「レガシー改革・汎用機のダウンサイジング」が大きな動きとなる予感
→政令市 13団体 汎用機運用
うち改革指向
12団体
6団体
<汎用機運用に区分されない1団体→
<汎用機運用に区分されない1団体→アウトソーシングで汎用機運用>
→特別区 23団体 汎用機運用
うち改革指向
<汎用機運用に区分されない4団体→
万人)、
<汎用機運用に区分されない4団体→うち2団体はオープン化(葛飾区(人口43
うち2団体はオープン化(葛飾区(人口43万人)、
千代田区)、うち2団体はアウトソーシングで汎用機運用>
政令指定市
運用していない
4団体
運用していない
1団体
汎用機を運用し
ている
19団体
13団体
特別区
運用している
運用している
19団体
12団体
必要なし
2団体
汎用機をなくす
必要がある
どちらとも
言えない
4団体
なくす必要がある
6団体
しかし・・・
*改革後の情報システムのあり方
*ダウンサイジングの技術面での検証
(大量バッチ、大
出力、セキュリティなど)
(大 バッチ、大量出力、セキュリティなど)
必要なし
1団体
どちらとも
言えない
5団体
なくす必要がある
13団体
が明確になっていないので、国が方向を示す必要あり
34
20
次世代地域情報プラットフォーム >>
◆東京都特別区・政令指定都市のアンケート結果概要(参考)
業務システムの開発の際に直面している問題点は?
業務システムの開発の際に直面している問題点は?
○基幹系業務システムが、度重なるシステム改訂により複雑化しており、システムの
抜本的改訂が難しくなりつつあることや開発等の経費増加に加え、電子申請等への
対応が今後の課題。
○システム毎に開発ベンダが異なり、関連システム間でのデータ連携や操作性が不統一。
○各業務システムの単独運用ではなく、共通基盤による連携を考えているが、「外字
の扱い」「システム仕様(連携方式・開発言語・データベースの標準化等)」の統
一化が問題。
○レガシー以外のシステムについて、今までの知識や経験だけでは業者との交渉で力
不足。
○情報技術やベンダーとのやり取りに関する知識・経験の不足から、ベンダー主導の
開発となりがちであり、「情報化投資の増大」、「必要性の低い機能の付加」、
「効果の不確かなシステムの導入」などの問題が発生。
○システム開発に当たり、業務とシステムの両方に精通した職員が少なく、要件確定
内容が不十分。
35
レガシー改革>>
レガシー改革>>
◆段階的ダウンサイジング例
Webサービス
技術で構築
レガシーシステムからの移行・汎用機のサーバ化
レガシーシステムからの移行・汎用機のサーバ化
<トランジション・アーキテクチャ>
汎用機
汎用機
サーバー
福祉システム
サーバー
住民登録システム
住民登録システム
住民登録システム
税システム
税システム
税システム
国保システム
国保システム
国保システム
福祉システム
福祉システム
データ連携
データ連携
レガシーシステム
統合データベース
(総合行政)
移行しやすい業務
アプリから段階的に
サーバーに切り出し
統合データベース
(総合行政)
大量バッチなど一部
アウトソーシングを
併用
◆既存システムが稼働する中、安全性、効率性に配慮し
円滑なシステム移行を図ることが必要・・・
◆次世代地域情報プラットフォームがシステム移行の際のTRMに
36
21
次世代地域情報プラットフォーム>>
次世代地域情報プラットフォーム>>
◆次世代地域情報プラットフォームに関する経緯と今後の予定
4月27日
「地域における情報化の推進に関する検討会」(齊藤忠夫座長)
中間報告で提案
5月11日
経済財政諮問会議で発表された「麻生プラン」で明示的に言及
5月26日
全国知事会情報化推進対策特別委員会幹事会で議論
6月 4日
全国市長会電子自治体推進専門部会世話人会で議論
6月15日
政府IT戦略本部で決定された「e-Japan重点計画2004」で、
「加速化5分野」の一環として「Webサービス技術の活用による
地域におけるシステム改革」を位置付け
6月25日
「次世代地域情報プラットフォーム」に関する勉強会
(都道府県34団体、市区21団体が参画)
8月26・
8月26・27日
都道府県CIOフォーラムで議論
9月29日
東京都特別区電子計算主管課長会で議論
9月30日
指定都市情報管理事務主管者会議で議論
・平成17年度概算要求中
・平成17年度に「次世代地域情報プラットフォームVer.0(市町村)」、平成18年度に「同Ver.1(市町村
+都道府県)」、平成19年度に「同Ver.2(民間への拡張)」を策定・公表予定
37
全国公共ブロードバンドネットワーク
22
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
◆公共ネットワークの整備状況
都道府県情報ハイウェイの整備状況(平成16年4月現在)
整備済
検討中・未定
合計
※整備年度別
38団体
9団体
47団体
内訳は・・・
80.9%
19.1%
100%
整備団体数
(注)
直近3カ年の整備数:33団体
ギガビットネットワークでの整備:20団体
市町村と接続:18団体
(今後は16団体が予定)
10年度
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
2
0
3
14
13
6
市町村公共ネットワークの整備状況
平成15年7月
平成16年7月
③整備計画なし
140団体
(4.5%)
③ 整備計画なし
540団体
(16.8%)
① ネットワークを
整備済
② 整備計画を策定済
今後、2005年度までに
ネットワークを整備予定
908団体
(28.3%)
合計
① ネットワークを
整備済
② 整備計画を策定済
今後、2005年度までに
ネットワークを整備予定
1020団体
(32.7%)
1,759団体
(54.9%)
3,207団体(100%)
合計
1,962団体
(62.8%)
3,122団体(100%)
※ 市町村数については、合併により、平成16年7月1日現在で3,122団体に減少。
38
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
◆都道府県別の市町村地域公共ネットワークの整備状況
岡山県
79
58
39
60
34
53
49
46
45
48
72
30
67
27
30
49
51
82
34
33
41
28
43
54
48
39
26
23
31
29
38
55
40
21
44
51
31
52
25
97
20
37
40
30
37
29
大分県
鳥取県
愛媛県
富山県
山梨県
高知県
和歌山県
沖縄県
島根県
福島県
香川県
兵庫県
福井県
石川県
広島県
秋田県
長野県
徳島県
佐賀県
東京都
宮崎県
宮城県
熊本県
岐阜県
三重県
大阪府
京都府
山口県
滋賀県
青森県
鹿児島県
長崎県
神奈川県
千葉県
福岡県
岩手県
新潟県
栃木県
北海道
山形県
茨城県
埼玉県
群馬県
愛知県
静岡県
奈良県
総計
13
2 ,0 0 8
1
1
3
2
4
5
5
3
5
12
19
5
3
19
8
10
17
18
34
17
1
2
12
19
16
27
5
3
1
24
10
31
2
22
6
19
17
23
22
28
1
28
14
28
17
35
31
4
1
15
1
27
37
10
25
89
27
24
47
49
40
1
2
33
31
35
18
10
1 ,0 2 1
140
79
59
40
63
36
57
54
51
53
60
91
38
86
35
40
66
70
118
51
50
63
45
70
88
81
67
45
40
54
51
67
97
72
38
80
97
59
99
50
213
45
84
91
70
88
70
48
3169
全自治体数
(都道府県数を含む)
整備済み
整備予定
計画なし
※ 団体数には都道府
県数を含む。
(平成16年7月現在)
39
23
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
◆公共ネットワークの将来イメージ
●防災、教育、医療など、都道府県間や国・地方公共団体間での大量のデータ流通を必要とするアプリケーションの普
及・展開
●新たな全国公共ネットワーク(JPBN:Japan Public Broadband Network)の必要性
・映像など大容量で秘匿性の高いデータを高い信頼度で流通させるネットワーク ⇒ 行政用途専用のBBネットワーク
・組織別や用途別ではなく、全府省庁・全分野共通の公共機能を備えた全国規模の広帯域専用ネットワーク
消防庁、官邸
消防庁、官邸
防災ASP
システム
映像データ
インターネット
プライマリ
データセンタ(全国iDC)
全国
全国
ネットワーク
ネットワーク
バックアップ
データセンタ
A県
B県
都道府県情報ハイウェイ
都道府県情報ハイウェイ
都道府県情報ハイウェイ
都道府県情報ハイウェイ
都道府県iDC
a市
b町
市町村地域公共
市町村地域公共
ネットワーク
ネットワーク
市町村地域公共
市町村地域公共
ネットワーク
ネットワーク
監視カメラ
消防署 監視カメラ
40
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
◆構築アプリケーション(防災)のイメージ
・公共ネットワークの広域的な利活用に向けた具体的モデルを提示。
・平成17年度は、消防庁との協力の下、大容量コンテンツである映像情報を中心とする防災アプリケーション等の構築をめざす。
・既存の無線ネットワーク(都道府県防災行政無線)と光ファイバによるブロードバンドネットワークの役割分担についても要検討。
放送局
国
全国災害情報
収集・管理
総務省
消防庁
県(被災地)
市町村
・広域災害情報拠点
・広域連携拠点
■有事情報提供 ・国∼地域間の
情報中継機能
・被害情報
・安否情報
・避難所情報
・TV会議
・映像情報
■各種警報
■防災情報提供
・被害情報
・映像情報
・TV会議
・映像情報
(仮称)
全国防災センター
A県(α市)
B県(β町)
A県防災
被害情報報告
映像情報
TV会議
(GIS連携)
防災情報提供
インター
ネット
家庭
α市防災
被害情報通報
(XML)
映像情報
TV会議
TV会議
(GIS連携)
・被災地情報
・共有情報
各省庁関連機関へ配信
映像情報
地域
イントラ
ネット
他都道府県
各省庁
ネット
ワーク
住民・現地
デジタル
防災行政
無線
被害情報報告
(XML)
防災映像
ストリーミングサーバ
DBサーバ
防災情報提供
情報
ハイウェイ
JGNⅡ
防災映像DB
大型映像装置
地上波
デジタル
放送
広報用防災情報提供
β町(防災Sなし)
標準システム構築
モデル
定点・移動カメラ
・災害現場
・公共施設
・学校(避難所)
41
24
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
◆公共ネットワークの接続において想定される課題の解決方策1
1
1 相互接続に係る標準化
相互接続に係る標準化
(1)異なるネットワーク間の接続(インターフェース)
(1)異なるネットワーク間の接続(インターフェース)
(2)柔軟なルーティング(経路設定)
(2)柔軟なルーティング(経路設定)
(3)データ伝送の高信頼性の確保
(3)データ伝送の高信頼性の確保
(4)マルチキャスト(いわゆる放送型通信)
(4)マルチキャスト(いわゆる放送型通信)
(5)帯域保証(優先制御)
(5)帯域保証(優先制御)
全国iDC
霞ヶ関
・柔軟なルーティング
・高信頼性
・マルチキャスト
帯域保証
JGN2
JGN2
A県
都道府県本庁舎
B県
学校
異なるネットワーク間
の接続
A県
A県
情報ハイウェイ
情報ハイウェイ
都道府県本庁舎
合同庁舎
学校
出先機関
B県
B県
情報ハイウェイ
情報ハイウェイ
合同庁舎
病院
市町村公共
市町村公共
ネットワーク
ネットワーク
出先機関
病院
42
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
全国公共ブロードバンドネットワークの展開>>
◆公共ネットワークの接続において想定される課題の解決方策2
2
2 ネットワーク共通基盤に係る標準化
ネットワーク共通基盤に係る標準化
(6)データフォーマットに係る標準化
(6)データフォーマットに係る標準化
(7)データの活用に係る標準化
(7)データの活用に係る標準化
(8)運用に係る標準化
(8)運用に係る標準化
全国iDC
霞ヶ関
運用に係る
標準化
JGN2
JGN2
A県
都道府県本庁舎
B県
都道府県本庁舎
学校
A県
A県
情報ハイウェイ
情報ハイウェイ 合同庁舎
・データフォーマット
・データ活用
に係る標準化
出先機関
学校
B県
B県
情報ハイウェイ
情報ハイウェイ
合同庁舎
病院
市町村公共
市町村公共
ネットワーク
ネットワーク
出先機関
病院
43
25
人材育成
人材育成>>
人材育成>>
◆情報化の課題
○
属人的な能力に依存した情報戦略となっている
○属人的な能力に依存した情報戦略となっている
○
システムごとにバラバラな情報システムの企画・管理が行われている
○システムごとにバラバラな情報システムの企画・管理が行われている
ワンストップサービスや官民ポータ
ワンストップサービスや官民ポータ
ル等の実現のための国と地方自体・
ル等の実現のための国と地方自体・
地方自治体相互間他のデータのス
地方自治体相互間他のデータのス
ムーズな連携ができていない
ムーズな連携ができていない
汎用コンピューター等の
汎用コンピューター等の
レガシーシステムの運用
レガシーシステムの運用
改修に多額の経費の支出
改修に多額の経費の支出
デジタルデバイドを考慮に入れ
デジタルデバイドを考慮に入れ
た容易なアクセス方法が確立で
た容易なアクセス方法が確立で
きていない
きていない
IT化は進んでいるが実際
IT化は進んでいるが実際
に業務の効率化サービスの
に業務の効率化サービスの
向上が図れていない
向上が図れていない
情報化の
課題
財源・人材が確保されないため
財源・人材が確保されないため
に良質のアプリケーション開発
に良質のアプリケーション開発
が困難
が困難
情報化を支える人材、
情報化を支える人材、
また地場IT企業が必ずしも高い専
また地場IT企業が必ずしも高い専
門性を持っていない
門性を持っていない
特にコアとして必要な事項
特にコアとして必要な事項
①
①業務プロセスを分析し、必要とされるシステム要件を定義できること
業務プロセスを分析し、必要とされるシステム要件を定義できること
(その際EAなどの全体最適化を併せて指向すべき)
(その際EAなどの全体最適化を併せて指向すべき)
②
IT調達をシステム導入時のみならず、ライフサイクル全般にわたり最適化できること
②IT調達をシステム導入時のみならず、ライフサイクル全般にわたり最適化できること
44
26
人材育成>>
人材育成>>
◆地方公共団体の情報化における役割分担
<業務部門とICT部門の基本的な役割分担>
業務部門の役割
業務ニーズに沿った
システムの開発・運用を
→マネジメントが新たに必要
◎業務のICT化は業務部門に主責任
業務のICT化は業務部門に主責任
ICTガバナンス
高度化
効率化
ICT部門(CIOチーム)の役割
◎業務部門をまたがる事項と業務部門の
サポート
インフラ
の整備
アーキテ
クチャ
人材育成
○米国行政CIO
の役割
米国行政CIOの役割
①情報グループの最高業務責任者
②トップマネジメント・チームの重要なメンバー
(業務効率化の視点)
BPR
業務に沿った質の高い
ICT運用と継続的な改善
既存業務
ICT取得マネジメント
※
業務プロセスの改革
<ITガバナンスが有効機能している組織では、この点明白>
RFP ITIL
地域情報化ナレッジライブラリの活用
※例えば、人事・財務・購買などの総務事務を発生源入力して「中間経由事務」を
省略し、組織をスリム化するとともに、サービス・デスクを設置する動きあり。
45
◆次世代地域情報プラットフォームにより実現できること
簡単便利な住民サービス
新しいコミュニティづくり
引越・出生・結婚などのライフイベント毎に
ワンストップ・サービスを実現
電子町内会と地図情報を組み合わせ
住民参加によるコミュニティ形成を支援
一度に全ての引越し
関連手続きが完了
区市町村役場
安心安全な生活の確保
他の自治体
災害
近所でどんなことがある
かがよく分かる、まちづく
りに参加したい
次世代地域情報プラットフォーム
が実現する豊かな地域づくり
多様な主体による総合的サービスを構築
↓
新たな付加価値を創造
地震や水害等の状況を
リアルタイムにキャッチ
○月×日 00:00∼
△△祭り開催
地域NPO等との連携
子育て支援など、行政情報に加え、
様々な情報を提供
育児の先輩からの声
官民連携による地域活性化
災害
○月×日 00:00
不審者発見!!!
地域産業の育成
小児科の情報
漁業
被災地への支援
や人員派遣
定点監視カメラ
どこからでも
画像で被災状
況がわかる
地場商品
農業
子供用品の販売情報
地域特産品
販売ポータル
地上デジタル
CATV
観光
育児情報や支援
をいつでも受けら
れて安心
旬の特産品を
いつでも買える
フリーマーケット開催情報
27
Fly UP