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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅
Title Author(s) Citation Issue Date URL <翻訳>BID『図書館が良い21の理由』 伊藤, 白 研究報告 (2008), 22: 145-158 2008-12 http://hdl.handle.net/2433/134491 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University 〔翻 訳 〕 BID『 図 書 館 が 良 い21の 理 由 』 伊 本稿 は 公 益団 体 e.V)が f gute 「ドイ ツ の 図 、ll:館 ヒ†lil報 」(BID:Bibliothek und h最)rniation 作 成 し た ドイ ツ(ノ)図、1}:館 振 興 ノ・ン フ レ ッ ト 「 図 、1}:館 が 良 い21(ノ)理 Bibliotheken)1び)1㍉ BIDは 藤 白 Deutschland 由1(21gute Gr de 沢で あ る 、 各 種 図,1}:館関 連1州 轄 政 び 情 報 学 関 連 【 ・rl体 のLllニ― 機 関 で 、 各 桐 業Ll}:館・情 報 関 連弊幾関 〔 ノ)利害 を 取 り 妄 とめ 、政 府 一 の ロ ビ ー一活 動 を 行 うな ど 、政 洲 ・1桝q杓な 機 ボ1ヒ を 果 た し て い る ―2002 年;う・ ら20(h"年:こ か;tてBibhothek 2(X〕7と し・う フf1ジ ――1・ ケ トを 実 施 し 、 最 終 報 告=書 と して 図 酵 館 政 策 の 寿)り ノ ノを 提 ぼ した 史 詐 を 公 犬 し た に 発 足 した 、Bibliothek 2〔X)9年1月 パンフ レ・ ソ トt、 2〔x)7の 後 糾己フ ロ ジ― エ ク トBibli〔}thek に は デ ザ イ ン を 施Lた 二 の 提 霞 をii.(1>化 ナ る こ と を 目 的 2012の 中1・ 亥を な す もの で あ る 冊r― 体 パ ン フ レ ッ トと して 、 付録 のi役 、1/:つ 図 誇館 の た め の ハ フ オ ー マ ン ス ・品 質 指 季!鴇、1ド イ ツ(ノ)学件σ剰書 館 の た め の ス タ ン ゲ ー―ド1、 「図 、1}:館 法 案1及 び政 治 家 向 け の 欄酪 版 と 』 )1こIII版 され る}㌦ 定 で あ る,本 は ジ ャ ー ナ リ ス トAmle Victor Stx erにkる Buhr最 血d、 翻 訳 は9月 娼 会 に 報 告 す るP定 参 照 され た い sneriLに .、―∵ ― ・b☆三∵ 「 、ほ ぼ ∵〔 ヲJ辺 坂 ∴ ・ … ・ 吋・ ・一 ・ 輔・・ Btコl i ⊃ いては脚,機 一 で あ る た め 、詳 細 は そ ち ら を 2 翻 訳 に あ た ・・て は 、BID職 R デ ザ イ ンは ・ 、・・b・,),hek 2・12を は じ めとするドイツ鋼 愉r脚 1 に 公 表 され た 稿 に 拠 っ た が 、 こ れ は 細 か い.lil.を;;, ヒ・・ こ とて あ る 文 員 〔 ノ)Helmut 暑二f74fi処理(ノ)労 を11bて こ の 場 を 借 り て お 礼 を}阯Lげ い ただ い た る 図2009年1月 ―http;/人 、 、、wbideutschland 出版 予 定 の パ ン フレットよ り抜粋 ―de/d〔 〕 、mk恥(シ行kゾ2_21%20GUTE"。2(X}RUENDElendg」-4H123.pdf[ac〔x〕 2(X)8-〔}9―25】 z国 、'・1匡L[― くLI;館 …「 ― カ し ン トア ウ ・ア ― ζス、 「i N(》Z98#t.'rl}'・ 定 ―145 脳d 図書館? その とおり。こんなにもたくさんの人力筋 れ る場 所なので す。 で も、そ もそ もな闇図書館なので しょう? だ って インターネ ッ トカ吻 る し、必 要な清報はグー グルでま とめて検 素できるのだか ら。子どもたち には本を買 って あげればいい し、それ にいずれ に しても、子 どもたちはパソコンで遊ぶのが―番 好きな のだか ら。 その とお り。そ の理由だけで十 分、図書館は必要な ので す。 しかも、ほか にもた くさん、理 由が あるのです。 こ註閉 しま しょう。 図書館 が良い21の 1. 理由 だ っ て 図書 館 は 私 た ち を つ な ぐか ら 教養 市民は劇 場に、小学生は小学校 に、サ ッカ ー選手は競 技場に行 きます。図e館 に行くの は、 みんなです。年寄 も若者も、女 教授 も売 り子 も、高額所得者 も失 業1剰寅受給者 も、イスラム教 徒 もキ リス ト教 徒も 、図書館に行く人は、社会の一 員と感 じること力驚 きます。そ こに来るの は、 女i碕心 日i盛で、チ ャンスをモノに しよう として いる人たちな のです。 「社会の関心 の的」にな っ ている公.越 講 い あ ろうと、大学の専門 叉書館 であ ろうと。 図書館 ば 社 会の 格差 が広が らないよ う、手助 け します。学 校や市 民講座では、誰 もが萸語 を、 テキス ト処 理を、生物化 学を学びます。で もいつか 、学 校を卒業 しな ければならず、スペイ ン語 のコースも過 ぎ去 って しま うのです。それ からは? し続けるので しょうか? 情報を持 った人、成功 した人 だけが 、前進 い いえ、そんな ことはあ りま せん 。図書 館が矢職 を、イ ンタ ーネ ッ ト へのアクセスを、メデ ィア ・リテラシーをすべて の人に提供す るかぎ り臨 本当に、求め るすべ ての人になので す。刑務所の中でも、病床 にあっても,お 金を払 う必 要もなけれ よ 審査 を受 け る必要もなく。 約11,500の 図書 館が ドイッにはあ ります。毎 日670,000人 -146一 の 人が図 書館 を訪れ ています。 2. す べ て の 子 ど も た ち に 本 を 読 ん で も ら うた め に 図 書飽 ま恐ろ しん、 ところです 。 ご存 矢[IZしょう。図書館 には じゃカ㍉、 もマ ーフ ィー1カ ㍉、 ます。 彼 女はつ ららのよ うな歯 を して いて 、腕は ロボ ッ トのよ う。スタ ンプ をコル ト式 自動 拳銃の よう に腰 からぶ ら下げて います。子 どもたちがお行儀 良く していな いとき には 空 気圧式 銃で子供 た ちめが すてジ ャガイ モを撃ち っぱなす とい う噂です。実 のところは、つまり、彼 女は したたかで 抜 け目のない図e館 貫で、筋 金入 りの本嫌 いにも、それどころか男の子たちにも、本 の楽 しみ を 教 えること力艶 き るのです。彼女は まさに、正真 正銘 xB で す。図書館員 はそ んなことが できる し、そんな ことを学んで きたので す。 というのも、読 書1訓 学校 で習 うこと、つま りつづ りを覚える ことや単語を解読する こと、文 を 謡 哉する ことだけ を指 ずので はないのです。ちゃんと読 むということば 理解 する こと、分か る とい うこと、創 造的 に考え 直す こと、本を愛する ことを意味するのです。多 くの子 どもたち はも はや家 ではそんな ことを学べ まぜん。なぜ なら、子 どもたち と一緒にペ ージをめ くり、声を出 し て絵本 を読んで くれる人 がもはや いないか らです。朗読(〉 範(Vorb調d)に rlesen)を する とい うことは、模 なる とい うこ とです 。子供 たちは、家では本を読んで いる人 を見 ることが まっ たくないのです。いまは読 書中だ から邪魔 を して はいけな いけれど、後で、本や 新聞か らどんな 冒険的な事 柄を知 ったか感激 して話 して くれる そんな人力ぜ んぜん いないのです。けれ どもほ ら、 どんな'」 、 さな 図書館にだ って、 まさにそんな人たちカ`L、 るのです。 3. だ って 図 書 館 に は 天 蓋 付 き の ベ ッ ドカ%る から 少な くとも、オスカ ーの市立 図書館 に1よ そ こでは彼はベ ッ ドにもぐ りこんで、本 を読 んでも ら うこ と力艶 きます。年齢か らす るとも うそんな ことは卒 業 して いるこ ろなのだ と して も オスカ ーは元気な8歳 の男の 子で、よ くこ こに来ます。こ こではいろいろな 発見があ ります。友達が教 えて くれた コンピューターゲ ームも、彼の好 きな コミックスの新刊も、そ して最 近彼 は本当 にそ の漫画家 とも知 り合 いにな りま した。彼はまさに ここで漫画を描いていたのです! 多く(凋 で、実際 に小学生 はみな町の図書館力教 会の図e館 に行きます。た とえばヒル デン市で は、市立図書館は町 の17の 小学挙 交と協力契 約を結 んで おり、子 どもたち は学校 が まんの中 に図 書館カ ー ドを入れて もらうので す。12年 後、子 どもたちは図書館 のワーク ショップ に参 加 し、 学術的な文献 をどのよ うに 目鍬 こ書 き込むか を学び ます。ハイデルベルクでは14歳 以上の子 ど もたちが 「 読 書大使 」と して 町の図書 館に参 加 します。本 と、人 と、 メデ ィア とのた くさんの出 一147一 会 いを経験 します。ティーンエ イジャーたち は図 書館ブ ログで 、図書 館で最 近読んだ'」 脱 やビデ オやウ ェブサイ トを感激 して紹介 します。 4. 図 書 館 に は 移 民 ・移 住 者 の た め の 本 が た く さ ん あ り ま す 私 たちは どこか ら来たので しょう?そ して どこへ行 くので しょう?そ んな質問 は不安 にさ せ ます。で も図書 館にはあ らゆる答えがあ ります。アイシ ェもここで トル コ語 の本やDM⊃ りることカで きます。彼女が 今好きなムハベ トの話題のCDも 召昔 あります。彼 女がも う少 し ドイツ 語 を、あるいは トルコ語を学 ぽうと思 ったら、2言 語のメデ ィアもあ ります。それ どころカ:Y. はここで クラ スの フィリップ に出会 うか も しれまぜ ん … 。 アイシェの お父さん もl度 ここへ来ま した。国籍 取得の前 に調 べにきた のです。新U、 国 籍が 可 を意]末するのか、来年初 めで州議会選挙の投票をする とき、争 点にな るのは何な のか。彼は、い まな お彼の故郷であ る国 トル コについてた くさん の資料が ある のを見て、喜び ま した。それ も両 方の言 語の資料があ るので す。図書館では、移民 の統合 に真 剣です。 ここで は 「 統合」は スロー ガ ンで はありません。現 実です。 5. よ り 速 い、 よ り 良 い 学 習 を 図 書 館 で パ ッサ ウの2人 の学生が お金 を稼 ぐいい方法 召思いつ きま した。大 学図 謙 冒の閲 覧室の1曼性的 に足 りな い座 席を予約 して 「 賃貸 し」するので す!私 有 座席サー ビスのためのマ ーケテ ィング 構 想か糠 られ 、チラシもE剛 されま した。そ して 既に問 い合わせ力瀬 到 して います。 とは いえ、 これはた だ(囁 炎で、大学図書館の燐 兄に目を向 けさせるため に行われた もので す。 ドイツの大 学 図書餌 ま、ま ったく負担過剰です。学 生や 研究 者の90パ ます。200万 ーセ ン トが大 学図 書館を利用 して い 人の ドイツの 大学の 学生が 、効果的 に学 び、仕 事をす るために毎 日図書館 を必 要 と して いるのです。図書館なUご 研究 も教育 も考 えられませ ん。イ ンターネ ッ トも この状 況を変 えは しませんで した。それ どころか、神 経学者 は図書館ラ イセンスの おかげで世 界中の同 僚の 実 騨 課 をより早 くディスプ レー上に見る ことが できるよ うにな りま した。縷 銘 瞠 は図書 館 で専門 のデータベースのため のオ ンラ インチ ュー トリアル を見つけます。それ だけでは ありま せ ん。他( eか ら届いた、課題のため の資11;も、そ して彼の買 った株 の最新 価格をも見 つけ るのです。昼間 はハエの瞳のサ イズを測 らな けれ はな らな い博 士課程(艀 生の彼 女も、夜 は大学 図書館で、論文 データや 統合カタ ログ コメン ト付 きの リンク集を彼 女の 研究目録に書き込み ま ,・ す。もちろん数々の 冊 子体 、電 子媒体の本が堀 官に所 蔵されてい ます。人文や 社会科 学の 研究者 にとってだ けでな く、 本は研究 にお いては今な お重要な 同伴者なので す。 6. ご 自 由 に ど う ぞ!す べ て の 人 の た め の 矢職 と は 、 デ モ ク ラ シ ー な の で す 図書館の 嬬 哉 本や 新聞、DVDやCDの 蔵 書1よ みんなの ものです。家 でイ ンターネ ッ トにア クセ スで きな い人は 食 べて いくための仕事探Uこ 、夜の デー ト相手を探 すため に、また学 位論 文の参 考文献 のため に、図書館の インターネ ッ トを使うこ とがて きます。誰 でも来 て、誰でも自 由に使 し\ すべて の 庸報 にアクセ スす ることカ℃ きるので す。これはまさに日常におけるl青報の 自由で あり、 意見の 多様 性です。 これ まデモクラシーに他 な りまぜん。 図書 館は知識へのア クセスを民 主化 します。図書 館は、自由で、統合され 、啓蒙された社会の拠 りどころなのです。 7. 図 書 館は 万 能で す 図書 館は 国中の人 々に必腰 とされるすべての1講侵を提供する こと力悔 きます。大きな大 館や市 立図書 疽 地t… 鵬 官に移動図書館 e これ らの図書 館力す べての本を持 っているわ けで はあ りません。当然 です 。で も、これ らの図書館は、どんな本でも調達 するた めに、互 いに連携 しへ 協 力 して いるのです。図書 餌 まジ ェネラ リス トです。百貨店の ように。ス ーパ ーマ ーケ ッ ト のようにb 8. 図 書 館 は ス ペ シ ャ リ ス トで す で も、誰 がいったい骨董 品を百貨店で探 すで しょうか? あなたが中 性子 に興 味を持 って いると しま しょう。あな た1訓言頼 に満 ちてゲ ッテ ィンゲ ンにあるマ ックス ・プラ ンク生物物 理化学 研究 所 のオ ッ トー ・ハー ン図 書館に向か うで しょう。 も しヘンデルのオペラの 「アポロとタラネ 」の 楽 譜を見て、このバ ロック作 家がどのよ うに書き込んだか を知 りたけれ ば、あな た1ま ハ レにある ヘンデルハ ウスの図 書館 に赴か なければ なりません。ケル ンの教区図書 籍や大聖堂図書館は 、た くさん の収集 品の ほかに、 トマス ・アク ィナスの手稿を所蔵 しています。はらはらする もの を提 供 して くれ るのは、ブ レーメ ンの市 立図書館 にあ る ドイツ推 理小6 -149一 書館 です。それに対 して、 氷のよ うに冷 た いものを提 供 するのは プ レーマ ーハ ーフ ェンにあるアル フレー ト ・ヴ ェーゲ ナ ー極 ・海 洋研究 所(咽 書館 です。歴史的な旅行文学な らオイテ ィンの州立図書館 か専 ∋ ヨで す。ワ イマ ールの 「ア ンナ ・ア マー リア」は古典主義の 図書 難で、ゲ ーテ 自身が 可十年 もかけて蔵 書の 構築にJV1を砕い た ところです。ベル リンには 「 テ ロの 地勢図」基 金があ り、ナチスに関するさまざ まな テーマの本が12,000冊 料 を持づ 図書館 9. 集め られてい ます。特殊 な図書館 は国中にあるのです。特殊な資 特別に美 しい図書館 特別1こ古 い図 書館, 図 書館 は商業 的 で はあ りませ ん い まなお、知 は力でず。でも情報は商品でもあ り、お虚 がか かるもの です。も しどこかで特別な デ ータや特 殊な出版物を探 しているなら、あなた はき っと、それ を売ろ うとす る人に出会うで し ょう。あるいは、は じめは何も払わなくてもいいか も しれませ ん。で もおそらく、何ら力切 リン クの割 り当てや、不 翻 なアル ゴリズ ム献 あなたが その文 書を手 にするかどうか、あるいは ど のよ うな配列で手にするか を決めて しまうのです。図書館は公 共の資金 によ って運 営されていま す。 したがって あなたはそ こで、最新の1青報を、商業的な利害 なUご 入手 できるのです。お金を も うけよ うとするために満た されているのではなしL知 の倉庫 から。それで社 会を豊か にするた めの満タ ンの倉庫から。 10. そ うで はな く、 図書 館は経 済 的で す 商業的ではな く、1斉 的で す。図書館 は経 営学的 な手法 を導 入 して います。そ こで 働いている人 は、計算する ことに、マーケ チ ィング、品質 筥理 ベ ンチマーキ ングとい った概 念に昔 から慣れ 親 しんでいます。図書館員は 予算を効 果的に使います。パ フ ォーマ ンスを少 しで も削りたくない か らです。図 書館員は 「見えないところで」節約 する ことに関 しては、機転が 利くのです。けれ どもそれでも、コス トカ憎 え、でも予算が増えな い現 伏では、お 金は決 して十分で はありまぜん。 これ ま、創造的 なかかわ りが 腰 な状況です。お金との 、利用 者の関IV1とのかか わ り、他 の図B 館や文化施設 との相互利用や協 力の可能 性への 動き掛け。 この財政難にもかかわ らず、図書館はここ数年、蔵書や サービスの 範囲を定期的 に最適化 してき ま した。新U、 出版 吻、本や 電子図 書、オ ーデ ィオブ ックや 音楽、映画が 本棚に並S塒 期1よ ど んどん早くな っています。データベース検索のための 投資 、全 文検 索、オ ンライ ン予約、電子媒 体、それ に常に洗練されるイ ンターネ ッ トの ポータルサ イ トによ って仕事 はどん どん 快適 に、効 一150一 率的 にな って きて います。 「オープ ンア クセ ス」の原 理は仕事を安 価に します。図e館 員は、公 共の資金によ って 行われ た研 究を無料で 使うことができるのは どこか、見つけ出 します。こん な サ ービスを して いるの は、図 書館だ けで す。 図書館への投 資は焔 蜀 の頭脳 への投資 です。 しか も、当てにできる投資です。多くの 邸 劉 勺な研 究力0正明する ところによれば、 投資は5倍 にな って帰 ってきて いるのです。 11. 図 書 館 に は 素 晴 らU、 雰 囲気が あ ります 本棚やボ ロボ ロにな ったオ ウ ィデ ィウスの本 にギルプ2が 巣を作って いた、子供 のころの薄暗い 学校図 書碧は 忘れ てくださし㌔ 今 日、美 しし紳 殿のよ うな図書館もあるのです。例えば、〕ッ ト ブスの大学 図書館や ミュンスタ ーの市 立図 書飽 ゆ った りと した明る い建物で、モダ ンに しつら えた部屋があ り、そ こで はあ らゆる 技術が 洗練されて いて、思考の流れ を心弛 よく押 し進め る雰 囲気があるので す。学 術図書館 も公共 図書館 も、もうとっくに荒涼 と した貸 本ステーシ ョンでは な くな っていて、そ こは、完 肇なマル チメデ ィア装置 とクループ 学習用の部屋、それ に静かな作 業場を備えた、本物の学 び場なので す。図書館には コミ ュニケーシ ョン活発な、生き いきと した 雰囲気 があ り、な おかつ静けさ に満 たされています。それで は、誰か 力展 ぐと思わず 「シーッ!」 と して いた、あの古 き良 き図書館 は? はい、まだあ ります。例え ばライプツ ィヒにある ドイツ 国立図書 館や 「 ア ンナ ・アマ ー リア」、それ にた くさ んの伝統的な大学 図書館では、 まるで リヒ Tン ベルクの 謝 弍のよ うに勉強 か桁 われてい ます。でも、今日では8 があ り、無 線LANが あ ります。 リヒテ ンベル クが 皮の 通 ったゲ ッテ ィンゲ ンの夫 学図 書館 をもうl度 訪れ ると したら。 涙があふれて しまうで しょう。すべて が新 切 、 のです … 12. ! 図 書 館 で 何 か 力始 ま り ま す ち ょっと中 を見て みま しょう。ハ ーテンの市 立図 書 童 官で ま 教 育学の 教授力母 子供 たち の反抗期に ついて 両親 と話 を してい ます 。ヴュル テンベルクの川、1立 図書館 ではヘル タLl」ンに関 する展示会 力桁 われて います。ローゼンハ イムで は トーマス ・マンのお気に入 りの孫3が 、別の意 味で容易 ではなか った子 供時代について 講演 を してい ます。人 ロ6,・・)人 のアル テン トレプ トウで は、 ギ ュンタ ー ・ハー トルが 朗読を しま す。フ ォーク トラン ト郡アウエルバ ッハで は風 刺寸劇が バ ー ト ・アイプリングの人 形離 易では4歳 凶 ヒの 子どもたちのた めにゲ ーテの 『 魔 去使いの弟子』 が」ゴ寅され ます。バ ー ト ・ヴ ィンスハ イムで は図 書館の 中で殺 人事件です。つまり、推 王 劉 、 説の 一151一 朗読 会で す。ギングス トではメルヘンの 侍間が オル デンブルクで は系 会本映 画が、そ してハ ンブ ルクで は完 全に離腱 して しま いま した、つまりr空 飛S競 書活動」で 、俳 優力絵 本を生き生き と 表 現す るのです。これで終わ りではな いのです。図e館 でパスタを作 ることがで きます。ポ ッ ド キ ャス トを自分で作 った り、ポ 工 トリー ・スラムで2位 を獲 得 した りで きるのです。図藷館では 何 か力糧 こって います。それ はコミ ュニケーシ ョンです。文化です 。まさに小さい町で こそ、文 化 力管 まれ るの は図書 館の中なのです。 13. 図 書 館 で一 番 良 い もaそ れ は 図 書 館 員! またもや 納税 申告です。ヴォルフガ ング ・ライマ ンは これ が全 く好 きではあ りません。=重 にな って しま っだ 家計 の運 営を今 も主張でき るのカOか 。そ うい うことは常 に変わ って いく し、助け が なければ学 者にだ って常に明瞭 とは限 らないのです。素敵な ことに、図 書館員 はこのテ ーマに 関 して どこに助 言者か㍉、 て、どんな コンピュータ ープログラム カ%る のか、知 っています 。一番 良いプログラム も知 っています。ただ、それはそ こにな く、誰か ほかの人力惜 りて しま っていま した。で 嶺 畢題あ りませ ん。図 書館員 は、ヴ ォルフガ ング ・ラ イマ ンのため に入 手 してお いて く れます。彼力吹 に町に来た ときに1よ 彼 はそれ を持 って帰る こと力熔 きるで しょう。 図書館 員は助言 し、入手 し、組 織化 し、検索 し詩 働則し、 仲介 します。彼 らの 仕事 はとて も変わ ってきま した。技 術と利用者の 要望が 婆 館を改 革 したので す。いまや 図書館員 はデジタルの世 界を構 築 し、ますます見通 しがきかな くな って きている 情報の 多様な可能 性の 中、利用者 を導き 案 内するのです。なんてカ ッコイイ仕 事で しょう!そ う、彼女 たちは まさにカ ッコよ く本の 准 薦に苦心 し、 メデ ィア 教育のプ ログラム を開発 し文化 イベン トを企 画するのです。 14. vvvwv主oshokandeki忙ene もちろん、探 して いるものによ ります。 『 バベル の図 書館 』で 想像hの 本を幻想 的な構 造 に分類 した、作 家(で かつ図B員)の ホル へ ・ル イス ・ボル ヘスの略歴 を知 るのであれ よ ウ ィキペ デ ィアが手 っ取 り早く助 けて くれ るで しょう。けれ どもボル ヘスの作品 をもっとよ く知 りた いと 思 った ら、あるいは膨大なデータを検 索するつも りであるな らば 図書 館に来 たほ うカ㍉、 いので す。ひ ょっとする とそ のために地 下鉄やバスを使 う必要 すらないので す。そ うで はなくて、家 で 電子版のカタ ログで探 す こと力艶 きるのです。 あるい はバスの 中で検 索する こともで きるので す… 。 -152一 グ ークルで いい って? ち ょっと込み 入 った ことを調べて いる人な ら、知 っています。サ ーチエ ンジンは巨大な底弓lき網 のよ うに機能 し、何でも、可能 なものも、不可能 なもの も持 ってきて し ま います。 でも図書 館 でなら、正確 な、あ っという間の 調査が成 功す るのです。 15. 図 書 館? い い と思 うわ いず れにせよ、本 を読 む人ぱ 図書館 をそ う思 っています。どう してわ か るので しょう? 第1に 、 なぜ な ら、彼 らが 図書館 を使 うか らで す。そ して図書館は利用者の 数を数 えているからです。第 2に 、定 期的にア ンケ ー トを行 って いるからで ず。そ(孫課 、75パ ーセ ン ト以 上のユ ーザ ーが、 とりわけ図書館の 行って くれ る助 言を 「良い」あ るいは 「 非常 に良い」と言 っているのです。ユ ーザ ―は良い助言 を得 られ たと感 じ、15年 前 と比べて使 いやすくな った と感 じr公 共図書館の 雰囲 気 か好 きだ と答 えている のです。全 ドイ ツ人の3分 の1の 湘 ま図書館を使 っています。これ はたくさんで す。離 易や サッカ ー競 技 場に行 く人はも っと少な いのです … 16. 。 図 書 館 には 本 が あ ります 、 印刷 され た本 も 若 い日本人の女の 子ば ノVレキ ・ムラカ ミの最新のベス トセラ ーを、携帯 でク リック して読んで います。で もち ゃん と本 を読むな ら。多くの人々はまだこれか らも、も っとも快適な方法 で読み た いと思 っています、つ まり、印刷され た本 で。古典の選集iがなくな る ことはないで しょう。利 用者 はみな図書館 で本を利用 したいと思 うで しょう、パ ソコンを自分で持 って きて いる ときです ら。彼 らは どんな 目的に対 してもまさ に適 切な形式 を求め るのです。ち ょっと した参 考書や調べ もの のためには電子図 書を、楽 しみのため にはオ ーデ ィオプ ックを、集 中 して勉強 をす るときや の んび りと本 を読 むときにはE[刷 され た本 を。私たちは 、テ レビを 見て インタ ーネ ッ トカ埜 きる 現在 も、 もち ろんまだ ラジオ を聴 く し、映画 館にも行 きます 。メール カ悔 きるにもかかわ らず、 電 話も します。私 たちは本 を必要と して いるのです。そ して私 たちは図 書館 を必 要として います。 電子 図書館を も必要 と してい ます。 情報 と文献への 自由な入 ロを必要 と してい るのです。 17. 図 書 館 には 驚 きが あ ります シュ レスヴ ィヒ ・ホル シュタイ ンの大 臣の 寅説 票稿ライタ ーは、上司が リューベックを訪れ るに あた って、気 の利いた締 めのセ ンテ ンスを思いつかずにいま した。テ ーマは、業績 、それ もび し っと締まるものが ましいので す。リューベ ック、といって 思い浮かぶ の は、偉大な市民{乍家、こ 一153一 の町の 息子 トーマ ス ・マ ンの作品 をパラパ ラとめ くってみ る ことです。 そ して トーマ ス ・マン。 そ うい ってす く想 、 いつくのは 、東京4を 探 すことです。え? です。東京の蝉 なんで す って? いえ、本 当な の 図書館 が トーマ ス ・ マンの作品の 全文検 索を提 供 しているのです。検麟 課 、 い くつかうまい箇所を見つけ ま した。著 作権の問題 があ りますか ら、見 たければ 票稿 をご自分で。 原稿ライターの事務所 には トーマス ・マンの13巻 州議会σ麟 本の 全集 はあ りまぜんが、彼は知 ってい ます。 が こんな蝪合助 けて くれ るので す。これ までも 図書館 は彼のため に複雑なl青報 を 入手 してくれ ていま した。紹 介の日本の ウ ェプサ イ トのア ドレスは こち ら: http://corpus.kyushu-u.ac 18. jp/ 図 書 館 に は 体 系 が あ りま す 当然のことで しょう。図書館 はよく組織 立てられてい ます。そ うで なければ何 も 再び見 つけだ す ことはできないで しょうか ら。でも図書館は体 系を作 って もいるので す。国中に広が る睡 侵 網 を。 市立図書館は、町のあちこち に支店を持つ網のよ うな もので 、支 店を援助する ことに責任 があ り ます。小さな図書1官は存在できなか ったで しょう し、本 当の意味 では何も活動で きなか ったで し ょう、これ らが ネッ トワークを形成 していなか った ら、地 域のよ り大きな図書館 と結び ついて い なか った ら、相互 利用につな が っていなか ったら、州の 専門機 購 欄 本に支 えられ て いなか ったら。 公共図書館や夫学図BOは 協働 しています。とも に活動 する ことで 、要求 に応 え、みな に開かれ ている 情報をみなに利 用させ ること力喧 きるのです。学 校図 書館 ま、大学図 書館 自身が つながれ ている体系の一部分で 、いろいろな意味 でも分業 と して機 能 して いるのです。もちろん、個別の 図書館がどんな資料で も持 って いるというわけではあ りませ ん。ゲ ッテ ィンゲ ンの図書館 は学 習 者や研究者に専門の文献 をクラウスタール=ツ ェラーフ ェル トか ら入手 し、ドレスデンにある博 士論文や、ドイ ツではキール の経済学中央図書館だ けが 醐 鑑売している新闘の 記事を探 し出 し ます。国立図書館や州立図書館 にiまそれぞ れ特殊資料の収 集の使命が あ ります。フランクフル ト やライプ ツィヒの国立 図書館 は、ドイツで出片 反された ものや商業 ル-ト に乗 った ドイツ語のもの な ら何でも集めます。このグローバル化 した世界にお いて は、ロン ドンにある英 国図書館もワシ ン トンDCに あ る米国議会 図書館も、自分の大 e官 よ り遠 いというわけで はないのです。 研究者はオンライ ンカ タログ を検 索 します 。図書館 は国際 相互 利用 を通 じて探 し物 を入手 します。 そ してほんの 少 し待つ と、雑 謎論 文 はもう彼の 机の上か画面 上に届 いて いるので す。 -154一 B官 は体系 と して、チ ームと して機能 します。まるで 燗 のよ うで す。コミュニケ ーシ ョンを、 交換 を、関係を必 要と し、互い に補完 しあうので す。そ う して さらに図 書館 は発 展 して いくので す。 19. 図 書 館 は 執 筆 を助 け ま す ジ ャーナ リス トで 作家 で、古代 史家の ラルフ=ペ ータ ー ・メル ティンは ローマ ・ゲルマ ン史に ど っぷ りと浸 っています。著書 『トイ トプル ク森の戦い』のた めです。 メルテ ィンはフラ ンクフ ル トの 自宅で、そ して週 ごとにライ ン沿いの1―J TGで執 筆して います。でも、書 く前 には 調査 が必要で す。読む ことが必 要で す。そ れも図書館で。な ぜで しょう? 「 まずなん とい っても本 力物 るか らです。 リウ ィウスな ら、古代史家 なら家 に持 って いるで しょう。でも12巻 舗 襖 『 新ノOリ 』 とな ると臥 で 買う人{まし馳 ん。ま してや37巻 輸 本の古典 『ゲルマ)店 代罰 百 科事典』について は う まで もな いで しょう。それが必要な ときに私 はパルメ ンガルテ ンのロ ーマ ・ ゲ ルマ ン委員会の図 書館に行 きます。」専門の大百科辞典や原 典版 専門の会議の会議録、 公文 書、文通 、学 術的な議 命の 行われ るあらゆる専門紙 、ローマとゲル マン人 という、メルテ ィ ンが 現在興味 を持 って いる分 野ひ とつでも、世界 中(刎可百もの資料 が必 要なのです。全部買 うな んて、無 理で す。 「 蔵 書は とて もよ く分 類され ています。そ もそも図書 館での仕事はとても快適 にな りま した。大学 図書館は、借 り出 し期限力喋 るとメールで 矢ロらぜて くれ ます。たいていの場 合オ ンライ ンで其邸艮を延 長で きます。」 20. 図 書 館 は知 を救 い ます 本は古 くな ります 。時間 とい う刃が 本を切 り裂くのです。酸 化や細菌 によって紙は蝕 ま礼 黄ば んだ り、穴 力筋 いた り します。いずれ に して も砕木 パル プの 紙で できて いるか ぎり、私たちの文 化の記 隠はボ 〔 コボ ロに崩れて い くので す。専 門家 の見積もりによれ ば ドイツ(麟 官には6千 万冊の本が崩壊の危 機にあ り、月 瓶 斐処 理を必 要と しています。古い手書き原稿もみな危機に瀕 し ています。たとえ ばハンブル クの カール ・フ ォン ・オシエ ツキ ー国立 ・大学図書館では、レ ッシ ングや ク ロップ シュ トック、ハ イネ 、そ してヘ ンデルの 手稿 を傾 夏して、今すぐにでも後世 のた めに救い出され なければな りません。どんな データも、オ リジナル原 稿の魅力 を埋め合わせ るこ とはできませんか ら。 そ創 こもかかわ らず 、図書 蒐はその 全蔵 書を次 から次 へとデジタル化 して います、たとえそれ が 一155 非常に危鹸 な状 態 でなか った としても、またデ ジタル 化か排 常 に高価で あるにもかかわ らず。本 は読 者を必 要とする し、デ ジタル化 によ って本は読 者を容易 に開発 できるからです。また デジタ ル化 をすれば資料や データを利用者 は自分のパ ソコ ンでフル テキ ス トで 見る こと力驚 きるの で す。いまグ ーグル は巨 大なデ ジタル図 書館 を作 って います。 ドイ ツで はこの国騰 勺な検 索工ンジ ンはバイエルン国 立図書館と協力を して います。EU委 と して ヨーロッノ魍 書館EurOpeanaを 員会 は、同 じくデ ジタル 化プ ロジ ェク ト 倉殻 しま した。両 者はいつか大 いに利 用される ことにな るで しょう。そ して両者 とも、大型図 書館の蔵 書なUこ は想 像もでき なか った ことなのです。 そ しても しすべて がデ ジタル化され た ら? そ のあ とには収 集 した情報 を保存 して い く任務 が あ ります。とい うの も電子媒体 にも寿甜 〕 物 るか らです。フロ ッピーデ ィスク に入れ た古い試験 課題 をもうl度 印刷 しよ うと した ことのある人な らご存 知で しょう。 図書館は電子l青報 を ・・ 年先 まで確実に利用可能な状態で保存す ることに真 剣に取 り組 んで います。 21. み な さ ん ごめ ん な さ い 、 情 報 は 学 ば な け れ ば な ら な い の で す おばあさんは教養の ある女 性で した。彼女は大ブロ ックハ ウスを居間 に置 いていて、な んでもそ れ で調べていま した。大 学にだ って 行 ったことカ%る し、 玉†隈 日館の木 でで きた 目録 カー ドケ ースで文献 を探 した りも しま し危 で もも し彼 女力吟 帰 ってきた ら、び っくり仰天 するで しょう。 本より多い数の スク リーン。貝通す ことのできない情報のt堺 に、おばあ さ鰯 勲 劇まどうにか して慣れなければ ならないので す。適切な時期に、つま りすで にノ 」蝉 生の ときに孫 娘が 市立図書 館でl青報について学ぶのは素 晴ら しん、 ことです。それ からも う一度 耀 官で。彼女は戦 略的 な調査方 法を学 びます、正 しい情輸 原を謡 哉する ことを学び ます、そ して データベース を使 うこ とを、さらに情報 を入手する ことを学びます。これ ます でに一つの 専門分野です。つま り、情報 リテラシーなのです。そ こでみな、おばあさん力厩 に知 っていた ことも、お父さんが予想 も しな か った ことも学びます。私たちの 社会、つま りすで に[庸 報化社会 」と呼 ばれている社会 におい ては、 これが必要なのです。 誰力望 れを教えるか って? もち ろん、図 書館員で す。 図 書館 が必要 とする もの ・十分な本の提供。圃 氏1万 冊、そ して図書館の ある地 域の庄民l人 につき2冊 とい うのが公共 図書館の国際標準ですが、 ドイッではま ったく達 成できていま せん。 ・関 』、 を集 める本 の提1先 そのため には公共 図書館 は毎年 蔵書の10パ 一156一 ーセ ン トを入れ替 えてい かなければな りません。大 学図書 館は顧客のために最新 のオンラインα 電子のまた冊子体の 専 門文献 を提 供 しな けれ ばな りません。利用者 が利用 してくれるかどうが よ どちらの場合 も、品 揃えが 最新の 伏態にあるか どうかにか かって いるのです。蔵書が全体 と して 今 日性を失えば こ れまでの 投資 も価 値を失 って しま うので す。 ・ユ ーザ ーフレ ン ドリーな開 鯉 寺問 ,学 生 は夜や 週末 も免強 したい し、子供 は読 みたいのです。 仕事を して いる人 も、本 棚を探 し回 りた い し、家 族も一緒 に自由な時 間を過 ご したいので す。 ・言1― 練 を積んだ専 門家 利用 者 に文献や 情報 への道を案 内するた めに、彼 らはさ らに学び 、資格 を得る ことで レベ ルを維持 しなけれ ばなりまぜん。 ・ 近 くにあるこ と。図善飽 ま利用者の いるところにな くてはな りまぜん。交通の要所 に、学校に、 大学に。 図書館は、利用 した いと思 って いるどんな人にも手の届くものでな けれ ばなりません。 村にも、町 にも。 ・スタ ンダー ド。自分の街 や大 学で利用 でき る図書館の レベルカCrまたまの ことだ った、という ことにな らな いため に。そ うあ って初めて、図書館利用 者は信頼 できる 劉 前えを期待することが できるのです。そ うあ って初めて、地 或の 住民も州の住民 も、公共図書館に対 して、あるいは学 補麟 官に対 して、彼 らの施 設が利用者 に何 を提 供する のかを正 しく評価 できるので ず。設 備も 効果も、測定 可能 だ し、比 較可 能なのです。 スタ ンダ ー ドはそのため にあるのです。 ・パ ー トナー。図 書館は、た とえば教 育のネ ッ トワークに おいて重要 な結び 目とな ります。幼 稚 園、学 校、市民 大学 、大 学そ して 図書 箔はlつ の組織のよ うに、構造 をもって協 動しな けれ ばな りません。図書 の鮭薦 にあた って、情報 リテ ラシーの習得の際 に、持続 釣な教 育のためにb ・図Bに 関心の ある政 治家 図e官 は政治の世界に、文化 と教 翻 まこの国 においてネ ッ トワー クを築いて いて、まさにそ のネ ッ トワークカ尾 の政治 的目的の実現のため に必 要なのだ というこ とを理解 して くれ る友人、支 持者が必 要です。図書館か選 挙 基盤 において票 衝 署の 要因 とな るこ とを理解 して くれ る人机 ・市民 のためになる 、学問 のためにな る番作櫨 全市民 わ鯛 ことのできるよ うな もの。 -157一 は 教 育にそ しで1青報 に関与す る ・図 書 館 の ㈹ 呪の 協 周と 発 展 を 地 域 に お い て 支 え て くれ る 川の 、そ して 禾ム立 の 専 門 蠣 それ に よ って す べ ての 図 書館 力博 門 的 な スタ ンダ ー ドを 提 供 で き る よ う に。 ・図 書館 開発 機 構 、協]I」 と相 乗 作用 を 促 進 しヘ イ ノ ベ ー テ ィ プ な 図 書 館 業務 を支 え 、他 の 教 養 施 設 や 文化 施 設 、 な らび に経 斉と 連携 を と り ま す。 ・確 実 臨 つ ま り、 図 書 館法 次 の 人 員肖戯 の と き に も 図 書館 が それ に翻 弄 さ れ な い た め に。 図 書 館 が 地 方 自 治 体 の 旺 意 の 業 務 」で あ るか ぎ り 、そ の 存 在 は 公 的 資 金 を め ぐる 争 いの 中 に あ っ て 危険 に さ ら さ れ て い る ので す 。 1『 アルテ ミス ・フ ァウル』 シ リー ズで有名なアイル ラン ドの児 童作 家オーエ ン ・コル ファーの作品 『じゃが い もマー フィーの伝説 』(ドイ ツ語 題:。Tim und das Gehe血nおvon Knone Murphゾ)に 登揚す るキャ ラ クター。 21960年 代か ら洗 剤のCMに 使 われ た 「 汚 し扇 のキャラクター。 3心 理 学者で作 家の フリー ド・マンの こと 。 トーマ ス ・マ ン晩年の作 品 『 フ ァウス ト博剥 の登場 人物 ネポム クのモデル となった。 4こ の点 を含め、日本の文化 に関する部分 に関 しBIDに 助言 を行 ったが、1月 に出版 され る版 では修正 があ る か もしれない との答えをいた熟 ・ ている。 -158一