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レギュレーター

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レギュレーター
レギュレーター
1.使用目的
ボンベに充填された高圧空気を自動的にダイバーの潜水深度と等しい圧力まで減圧し、
ダイバーの呼吸に合わせて供給する器材である。
2.各部名称とはたらき
高圧ホース
ヨークスクリュウ
ダストキャッ
プ
HP
LP
ファーストステージ
低圧ホース
ヨーク
セカンドステージ
アクアブ
ザー
リフトユニット結合カプラ
ゲージ
(1)ファーストステージ
ボンベの高圧空気を減圧するための設定はバネの強さで決まる。圧力計へ送る
高圧ホースは高圧室側に接続される。また、セカンドステージへ送る低圧ホース
は低圧室側に接続される。(図1)
(図1)
(2)セカンドステージ
セカンドステージの作動はダイバーが吸うことによってダイヤフラムの内側が陰圧になり、
ダイヤフラムがレバーを押しシートが開いて空気を供給する機構になっている。
セカンドステージの調整ノブは空気の供給される反応を容易に調整するノブである。
パージボタンは強制的にダイヤフラムを押すことにより空気を供給する。(図2、図3)
(図2)
パージボタン
調整ノブ
エギゾーストティ
マウスピース
(図3)
(3)ゲージ(シーゲージ)
ア.コンパス
陸上と違い、水中では方向感覚が鈍る。水中の透明度が低い場合や検索活動など
コンパスが役立つ。ダイビング用のコンパスは液体が封入された磁気コンパスである。
イ.水深計
潜水中の水深を測るために使用され、現在水深とは別に、最大水深で停止する停
止針の設けられた製品もあり、減圧計算などに便利である。
ウ.残圧計
ほとんどの製品が実際の数値より僅かに低い数値を示すよう設定されている。
コンパス
水深計
残圧計
(4)アクアブザー
ボンベ内の空気残量を知らせるセンサー。ボンベ残圧が設定圧力35気圧(±5気圧)まで
下がると「泡」と「ブザー音」を発生しダイバーに警告。自身の残圧確認の怠り時はもちろ
ん、バディの残圧が減ってきたことも「目」と「耳」でしっかりと確認できる。泡と音を発する
ために消費される空気量は極めて微量で無視できる程度。また、動作開始後にボタン操
作ひとつで機能を停止させたり復帰させることができる。
3.選ぶポイント
(1)近年ボンベの空気圧縮機の充填能力が大きくなっているので、実際に使用する
ボンベの充填圧力を確認し充填する。
(2)セカンドステージのマウスピースは噛み心地がよく疲れないものを選ぶ。
(3)低圧ホースが柔らかいもの。(硬いとマウスピースを強く噛むようになりあごが疲れる。)
4.装着準備及び装着方法のポイント
(1)レギュレーターのヨークスクリューを回してダストキャップを外す。
(2)ボンベのバルブの0リングの有無とリングにキズ等が無いとこを確認する。
(3)バルブを少し開け、空気が出てくる部分に付いたほこりや砂等を飛ばす。この
時、0リングを飛ばさないように指先で押さえて行う。
(4)ボンベのバルブにレギュレターをはめ込み、ヨークスクリューを指先3本で締
め込んで取り付ける。
(5)ボンベにレギュレターを取り付ける位置は、セカンドステージが右側から、残
圧計は左側からでてくるようにし、レギュレターの出っ張り部分等は、バルブの
上方より上側に出ないように取り付ける。
(6)ボンベのストップバルブを開ける時、残圧計のガラスが破損して怪我をしない
ようにするために、残圧計を直視しないようにしてバルブをすこしずつ開けなが
ら指示針の動きを見て圧力を確認する。
(7)バルブの取り付け部分やレギュレーターに空気の漏れがなければ、ストップ
バルブを一度全開にし、半回転戻す。
(8)セカンドステージのパージボタンを数回押して排気し、「出流れ、連続した
シューという空気が漏れる音」がないか確認する。
(9)パージボタンを軽く押しながらセカンドステージから出てくる空気にオイル等の
臭いがすればボンベを交換する。
(10)マウスピースをくわえて実際に呼吸してみる。この時、吐く息はセカンドステ
ージの中に吐いて排気弁の作動も確認する。
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