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販売段階でのリサイクル
Ve h i c l e R e c y c l i n g Coffee Break 販売 クルマを売っているお店で 修理のために交換したバンパーを リサイクルしているんだね 販売段階でのリサイクル リサイクルを取り巻く時代の流れとトヨタの対応 廃バンパーを販売店から回収し、樹脂再生 70年∼ 廃バンパーは容易にリサイクル可能なポリプロピレンを使用しているため、 90年∼ 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年∼ 全国のトヨタ販売店を通じて、積極的に回収しています。 循環型社会の構築へ ● バンパー付着の砂など異物の徹底除去 せ、使用済自動車バンパーを原料とするリサイ ● きめ細かな成分調整によって品質を確保 クル材を開発しました。 ● デフレクターに採用を開始 ・2000年EU廃車指令*1 ・車社会の進展 →環境意識の 高まり エンジンルーム用デフレクター ・資源高騰、 レアメタルショック 資源確保へ向けた動き拡大 ・2005年リサイクル法 ・リサイクル率 2015年 95% ・解体情報開示の義務付け ・工場公害問題 ・リサイクル率 2015年 95% ・3品目引取り義務付け (エアバッグ・フロン・ASR) ・2000年循環基本法、3R*2法制定 ・3R促進の気運拡大 リサイクルの高度化 (サーマル*3→マテリアル*4) ・リサイクル設計促進の要請 さらに、 2013年にエコプラスチック・再生樹脂 確立しました。 廃バンパーからの再生樹脂材の採用拡大にむけた新たな技術開発 ● 対象部品を決めて進捗をフォロー ● 耐衝撃性を低下させる塗膜片の除去など 世界 トップレベル ★70年∼ ★98年∼ 豊田メタル設立 ASR事業開始 ★01年 リサイクル研究所設立 P12 自動車リサイクル法施行 2020年リサイクル 技術シナリオ策定 資源循環 委員会設立 P17 リサイクル技術 シナリオに基づく リサイクル設計 への取組み 中古パーツ 業者A 中古パーツ 業者B 種々のリサイクル設計項目をラウム移行の新型車にすべて展開 お客様 中古バンパーを 使いたい 中古パーツ 業者C 修理相談・依頼 車両修理 出荷指示 ■ リビルト部品*1と新品部品の供給実績概要 (2012年度) 在庫情報 データベース 供給点数 検索・ オーダー eコマース アクセス 電子商取引 サイト A/Tトランスミッション 3,775 99 パワーステアリング 9,908 4,721 トルクコンバーター 3,758 5,766 46,135 ー 資源循環の 高度化 (レアアース・ レアメタル等) 豊田メタル(愛知県半田市) リサイクル研究所(豊田メタル内) 販売店 整備業者 部品手配 依頼 中古部品・ 新品 リビルト部品 (参考) トヨタの対応 ら全国で展開しています。 廃棄 引)を活用した中古部品の取り扱いを2001年か ■ eコマースのしくみ 販売 部品の有効活用のために、eコマース(電子商取 中古部品 ★08年 リサイクル設計 (部品を取外しやすい設計)の取組み 中古部品の利用拡大、 リビルト部品の供給など、 リビルト 部品 ★07年 P14 中古部品の利用拡大 部品名称 ★05年 生 産・物 流 材を樹脂部品全体の20%に使用できる技術を 開 発・設 計 時代の流れ バンパーのリサイクルで培った技術を発展さ 自動車リサイクル法への対応 納品 商品(宅配便により配送) 部品共販店 ASRリサイクルプラント(豊田メタル内) 部品共販店:トヨタ自動車と地元販売店の共同出資による自動車補修部品 およびアクセサリー品の物流・販売会社。全国に34社 *1 リビルト部品:分解・洗浄した上で、必要に応じ部品を交換するなどした、 新品レベルの部品 ラウム プリウス *1 EU廃車指令:使用済自動車から出る廃棄物削減、環境保護のため回収、再利用・リサイクルを推進する。法的拘束力を持つもの *2 3R:Reduce Reuse Recycle 廃棄物の発生抑制、繰り返し使う、再資源化 *3 サーマルリサイクル:廃棄物を単に焼却処理するだけではなく、焼却の際に発生する熱・ガスなどを利用すること *4 マテリアルリサイクル:使用済製品から出るごみなどを処理し、新しい製品の材料・原料として使うこと 8 9