Comments
Description
Transcript
PDFファイルを開きます。
1.平成19年度中間決算の概要 ○ 連結決算 1. 連結経営成績 2. 連結財政状態 ○ 単独決算 1. 経営成績 2. 財政状態 2.連結決算の概要 当中間期の収支につきましては、収入面では、販売電力量の増加はありましたが、昨年7月1日から実施した電気料金 引下げの影響などにより、営業収益(売上高)は、前中間期に比べ8億円(△0.3%)減少の2,630億円となり、これに営業 外収益を加えた経常収益は、5億円(△0.2%)減少の2,649億円となりました。 支出面では、退職給与金の減少による人件費の減少に加え、経営全般にわたる効率化に努めましたが、原子力発電 所の定期検査実施による燃料費や修繕費の増加に加え、渇水による燃料費の増加などにより、営業費用は、前中間期 に比べ258億円(11.9%)増加の2,425億円となり、これに営業外費用を加えた経常費用は、264億円(11.8%)増加の2,500 億円となりました。 以上により、営業利益は、前中間期に比べ267億円(△56.5%)減少の205億円、経常利益は、269億円(△64.4%)減少 の148億円となりました。また、関係会社の事業整理に伴う支援費用を特別損失に計上した結果、税引後の中間純利益 は、176億円(△68.8%)減少の79億円となりました。 ※1 ほくでんサービス(株)は、平成19年4月1日、持分法適用会社であった北電営配エンジニアリング(株)と(株)ほくでんラ イフシステムが、北電営配エンジニアリング(株)を存続会社として合併し、発足しました。 ※2 (株)ほくでんデジタルパートナーは、平成19年9月27日に解散しました。(平成19年11月清算結了予定。) ※3 (株)ほくでんアソシエは、平成19年6月29日に設立したことに伴い、当中間期から持分法適用会社に含めています。 ※4 健康クリエイト北海道(株)は、平成19年5月30日に当社が保有する全株式を譲渡したことに伴い、当中間期から持分法 適用会社より除外しています。 ※5 (株)生物有機化学研究所は、平成19年8月23日に清算を結了したことに伴い、当中間期から持分法適用会社より除外 しています。なお、清算結了時までの持分法投資損益は、連結損益計算書に含めています。 3.単独決算の概要 1. 需要 電灯および電力は、オール電化住宅の普及拡大に伴う時間帯別電灯の加入増加はありましたが、夏季の気温が前年 に比べ低く推移したことによる冷房需要の減少などにより、0.8 % の減少となりました。 特定規模需要は、大規模小売店の新規出店や鉄鋼業で生産活動が好調に推移したことに加え、原油価格の高騰によ る自家発電から当社電力購入への切り替えなどにより、3.7%の増加となりました。 この結果、販売電力量合計では、1.8%の増加となりました。 2. 供給 燃料輸送パイプラインの停止により伊達火力発電所の利用率が低下したほか、非常用ディーゼル発電機の起動不能 により泊原子力発電所1号機の運転を停止しましたが、他の火力発電所の稼働を高めたことなどにより、安定した供給 を維持することができました。 3. 収支 (1) 収益 電灯・電力収入は、販売電力量の増加はありましたが、昨年7月1日から実施した電気料金引下げの影響などによ り、24億円(△1.0%)の減少となり、これにその他収益を加えた中間経常収益合計では、14億円(△0.5%)の減少と なりました。 (2) 費用 人件費は、退職給与金の減少などにより、58億円(△15.3%)の減少となりました。 燃料費・購入電力料は、原子力発電量の減少や渇水の影響などにより、225億円(43.1%)の増加となりました。 修繕費は、原子力発電所の定期検査を実施したことなどにより、82億円(31.2%)の増加となりました。 減価償却費は、定率償却による逓減効果はありましたが、税制改正の影響などにより、ほぼ前中間期並みとなりま した。 支払利息は、高金利負債の早期返済を実施したことなどにより、3億円(5.5%)の増加となりました。 その他費用は、経営全般にわたる効率化に努めましたが、委託費の増加などにより、11億円(1.9%)の増加となり ました。 この結果、中間経常費用合計では、266億円(12.3%)の増加となりました。 (3) 利益 以上により、中間経常利益は、280億円(△68.8%)減少の126億円となりました。 また、渇水準備引当金を取崩し、関係会社の事業整理に伴う支援費用を特別損失に計上した結果、税引後の中間 純利益は、185億円(△74.1 %) 減少の64億円となりました。 なお、中間配当につきましては、本日開催の取締役会において1株につき30円と決定いたしました。 4.通期の見通し 原油をはじめとした燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加や、燃料費調整制度の影響などを反映し、平成19年9月 公表の業績予想を修正いたしました。 平成19年度の連結業績見通しにつきましては、前期と比べますと、販売電力量は、オール電化住宅の普及拡大に 加え、「食料品製造業」「鉄鋼業」における需要増や、前期の原油価格高騰による自家発電から当社電力購入への 切り替えによる需要増などから増加する見通しであります。 このような状況の中で、収入面では、昨年7月からの電気料金引下げが通期で効いてくるものの、販売電力量の増 加などから売上高は、増収となる見通しであります。 一方、支出面では、退職給付会計に係る費用の減少はあるものの、燃料価格の上昇や渇水の影響などによる燃 料費の増加に加え、火力発電所の大規模な定期検査が一時的に集中することによる修繕費の増加があることなど から、経常利益は減益となる見通しであります。 以上により、当期の売上高は5,670億円程度、営業利益は530億円程度、経常利益は380億円程度、当期純利益は 220億円程度となる見込みであります。 なお、通期の為替レートは120円/米ドル程度、原油CIF価格は70米ドル/bl程度として想定しております。 ○ 連結業績見通し ○ 単独業績見通し