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設計・積算資料 - アイアンモール協会

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設計・積算資料 - アイアンモール協会
設計・積算資料
2013年4月
アイアンモール協会
アイアンモール協会
は じ め に
全国の下水道管渠普及率は、70%を超え社会資本の充実が図られてきました。反面法定耐
用年数50年を経過し、老朽化した管渠が増加しており、下水道管渠が原因の道路陥没事故が
平成17年度には、6600箇所以上発生しています。
この様な状況下で、アイアンモール協会では下水道管渠改築システム(RPS :Rebuild Pipe
System)構想のもと、改築推進工法のアイエムリバース工法と下水道仮排水工法の全自動バ
イパス君を開発してきました。
全自動バイパス君は、アイエムリバース工法と併用し、24時間管理を実現した下水道仮排
水工法です。また開削工法による布設替え時や更生工法の施工時の仮排水にも使用可能な工
法です。
本積算資料は、下水道管渠改築システム(RPS)のうち、全自動バイパス君について、特性、
機械能力等をより一層理解していただくため、標準化を図ったものです。
今後益々の全自動バイパス君のご採用と本積算資料が多くの方々にお役にたつよう念願し
ております。
2013 年 4 月
アイアンモール協会
会長
-2-
鷲尾 淳俊
全自動バイパス
全自動バイパス君
バイパス君 設計・
設計・積算資料発行にあたって
積算資料発行にあたって
改築推進工法による布設替え時や開削工法による布設替え時、既に供
用されている下水道をこのシステムで仮排水をすることにより、停止または使用制限を行わ
ずに施工が行うことができる工法です。
全自動バイパス君は、
当技術部会は、この新技術の歩掛かりを調査決定するとともに協会員各社の施工技術を活かし、
本設計・積算資料を作成しました。
なお、全自動バイパス君に関係する改築推進工法「アイエムリバース工法」の併せてご活用下
さい。
改築推進工法 回転破砕推進方式(A) (既設管位置万能対応型) アイエムリバース工法
・
この設計・積算資料が設計や施工に携わっている多くの方々に供され、幅広くご活用いただけ
ることは、作成にあたりました関係者の喜びとするところであります。
2013 年 4 月
技術部会
【部会員の構成】
部会長:酒井 宏〔青木あすなろ建設(株)
〕
柴田
和夫〔(株)日伸テクノ〕
原田
正弘〔(株)富士土建〕
菊地
国明〔(株)恵工業〕
高橋 武幸[小林土木㈱
河田 悟〔(株)河田建設〕
]岡戸 芳広〔瑛特土木(株)〕
越智 剛〔三興建設(株)〕
(順不同)
-3-
目
次
第 1 章 概 要……………………………………………………………………………… 1
1-1. 工法の概要……………………………………………………………………… 1
1-2. 工法の特長……………………………………………………………………… 1
1-3. 仕 様…………………………………………………………………………… 5
1-4. システム構成…………………………………………………………………… 6
1-5. 装置と解説………………………………………………………………………… 7
第 2 章 設 計……………………………………………………………………………… 10
2-1. 工法の選定……………………………………………………………………… 10
2-2. 設計要領………………………………………………………………………… 10
第 3 章 積 算……………………………………………………………………………… 20
3-1. 積算基準………………………………………………………………………… 20
3-2. 仮排水工事費の構成…………………………………………………………… 21
3-3. 工種……………………………………………………………………………… 23
3-4. 標準作業工程…………………………………………………………………… 23
3-5. 機械・器具損料………………………………………………………………… 24
3-6. 積算代価表……………………………………………………………………… 25
参考資料
(1)仮排水配管仮埋設時の掘削断面………………………………………………… 34
(2)鋼管・ツル巻鋼管の強度計算(計算例)……………………………………… 35
(3)荷重の計算 ……………………………………………………………………… 36
(4)活荷重の計算 …………………………………………………………………… 37
(5)管体の計算 ……………………………………………………………………… 38
-4-
第1章
概
要
1-1.工法の概要
本システム「全自動バイパス君」は、供用されている下水道管を、本システムで下水を仮排水
することにより、下水道管の入れ替えや、補修等をドライな状態で施工が行える工法です。
(1) 仮排水が必要な主な用途
1)老朽化した既設管渠の布設替え(開削・非開削)
2)災害における管渠の仮復旧及び破損・蛇行・たるんだ既設管渠の布設替え
(開削・非開削)
3)新設人孔築造または既設人孔撤去(マンホールポンプ設置・撤去も同様)
4)切り回し
5)更生・補修工事時の仮排水が必要な場合
6)その他
1-2.工法の特長
(1) 供用中の下水道工事において、下水道の使用制限や一時期停止をしないと困難な工事があり
僅
ら
の特徴です。
一方で施工者にとっても汚水が流れていては作業効率や品質管理や安全衛生面
などの作業環境は保たれませんので、工事期間中の汚水を仮排水することで、両者の環境は
確保され円滑な工事の遂行が図れます。
ます。しかし、地域住民にとっては工事期間の かな時間でもなくてはな ないのが下水道
区 家
汚
ら吸引
施工区間の民家からの生活排水は汚水マスに流れ込んだ場合に自動で直接吸引し、流れが
止まった時には自動で休止をします。これらを繰り返してバイパスを行います。また、真
空式で吸引するため、詰まりの心配もなく安心安全です。
(2)施工 間の民 の仮排水は 水マスか
-5-
運転・管理が可能
仮排水する上で、装置を運転するオペレータや巡廻管理が必要となりますが、本システムは、
自動運転・自動管理を行います。
よって、オペレータや管理者が 24 時間装置に常駐する必要がありません。
また、万一本システムに不具合などが発生した場合でも、装置が自動で異常を検出し、リア
ルタイムに自動で管理者に通報が入りますので、速やかな復旧処置が行えます。
(3)自動
深夜モードにより低騒音
深夜モードは使用地域に合わせ任意に設定でき、地域住民が就寝する時間帯をインバータ制
御により、自動で 61dB から 55.5dB と更に低騒音になります。
(4)
語 解説
1) ユニット
(5)用 の
ユニット本体(TBR600)を指し、全ての仮排水をここで自動制御します。
2) HCL.BOX(VL.BOX を含む)
主として民家の仮排水等を自動吸引にて行う場合にこの装置を使用します。フロートを用い
て制御する場合を HCL.BOX と呼びます。フロート制御を行わず、タイマー制御を行う場合
は VL.BOX と呼びます。HCL.BOX と VL.BOX は同一の装置で通信器の設定により区別しま
全自動バイパス
す。
配
3) 管
フロントライン(FL)、ユニットからの排出される仮排水管
をリアライン(RL)、民家等からの仮排水管をハウスコネクションライン(HCL)またはバキュ
ームライン(VL)と区別し、これらを総称して「配管」と呼びます。
供用している主管渠の仮排水管を
-6-
1-3.仕
様
項
目
適用管径 TBR600
フロントライン
仮排水方式 リアライン
HC(ハウスコネクション)ライン
V(バキューム)ライン
フロントライン
仮排水管径 リアライン
HC(ハウスコネクション)ライン
V(バキューム)ライン
仮排水距離
寸
法
重
量
吸引量
排出方式
自動バイパス 機能 制御方式(FL)
ユニット
制御方式(HCL)
TBR600
制御方式(VL)
自動通報装置
騒音 通常運転
レベル 深夜モード
子機 HCL、 寸
法
BOX 重
量
(VL、BOX)
止水プラグ 本管、枝管用
各戸汚水マス用
TBR600
80mm(3B)ポンプ
必要電力 100mm(4B)ポンプ
(電圧) 150mm(6B)ポンプ
200mm(8B)ポンプ
250mm(10B)ポンプ
単位
Mm
-
-
-
-
Mm
(インチ)
Mm
Mm
Mm
m
Mm
Kg
仕
様
φ150、φ200、φ250、φ300
φ350、φ400、φ500、φ600
φ700
FL ポンプによる圧送方式
FL ポンプ及び排送ポンプによる
圧送方式
真空ポンプによる吸引方式
真空ポンプによる吸引方式
φ50(2B)、φ80(3B)、φ100(4B)
φ150(6B)、φ200(8B)、
φ250(10B)、φ300(12B)
φ100、φ150
φ50
φ50(HC ライン供用)
100m
1,100×2,020×1,310
1,290
m /min(m) 0.5(5m)~0.15(100m)
- 自動排出方式
フロート方式
フロート方式及びタイマー方式
- タイマー方式
- 異常時電話回線による自動通報
dB(A) 61.0(周囲 7m、60Hz)
dB(A) 55.5(周囲 7m、22Hz)
Mm 500×500×300
Kg 38
Mm φ150~φ700
φ100、φ125、φ150
KW 10
KW 3.7
KW 5.5
KW 7.5
KW 15
KW 22
備 考
適用に当っ
ては流量を
考慮する
標準
3
7
- -
AC200V
AC200V
AC200V
AC200V
AC200V
AC200V
1-4.システム構成
ハウスコネクション部の構成
(2)
*汚水マスとは民家の敷地内に設けたマスで、このマスから下水本管に流れるパイプに止水プラ
グを取り付け、溜めた汚水を吸水排水するのが、HCL.BOX です。
*汚水マスとは民家の敷地内に設けたマスで、このマスから下水本管に流れるパイプに止水プラ
グを取り付け、溜めた汚水を吸引排水するのが、HCL.BOX です。
8
- -
1-5.装置と解説
専 装
1)ユニット(自動バイパスユニット TBR600)
①ユニット(TBR600)は各種装置の制御・管理を行います。
シーケンサにより HCL.BOX〈VL.BOX〉及び FL ポンプ等を
集中して制御・管理を行います。また、真空ポンプを搭載
しており、民家の汚水を真空吸引し、タンクに溜まった汚
水を自動で排出します。また HCL.BOX(VL.BOX)の作動
は搭載しているコンプレッサのエアーで、HCL.BOX 内のバ
ルブの開閉と、止水プラグを膨らませて機能を保持してい
(1) 用 置
ます。
②HCL.BOX(VL.BOX)は、民家 1 軒の汚水マスに 1 個設置し
ます。HCL.BOX には主に、バルブと通信装置を搭載してお
り、自動バイパスユニットから送られた信号を受け、バル
ブを開閉することにより、不規則な民家の汚水を円滑に吸
引します。汚水の検出はフロートスイッチにより検出しタ
イマーで任意に設定したサイクルで吸引を行い(全巡回)
、
万一フロートスイッチに何らかの故障などで正常に作動
しなくなった場合でも、自動通報により迅速な処置が可能
です。HCL.BOX(VL.BOX)に搭載されている通信装置により、
制 御信号 をリ レ ーする事により 通信ケ ー ブ の 区 間本 数 が
少なくなり、配線の設置・撤去が煩雑にならず、機械的ト
ラブルを軽減させます。
*HCL.BOX の使い方
家 1 軒に 1 個設置します。
仮排水が必要な民
家 ら 流
民 か の 入
9
- -
*VL.BOX の使い方
取水人孔に HCL(ハウスコネクションライン)が設置困難な場合〈取水人孔を汚水のスト
ックスペースとして使用できない場合〉は、既設管渠から取水します。その場合は VL(バ
キュームライン)を設置し、VL.BOX を必要個数計上します。
HCL.BOX と同一の装置で、通信装置の切換えにより VL.BOX として機能します。
取付けられた
民家の流入を吸引する
本管に
③信号ケーブル
自動バイパスユニットと HCL.BOX(VL.BOX)
の通信制御ケーブルです。
④エアホース
HCL.BOX(VL.BOX)及び止水プラグに
エアーを供給するホースです。
- 10-
器具・材料(市販品)
(2)その他使用
①既設本管用汚物ポンプで既設本管の汚水量に合わせ、
最適なポンプを選定します。汎用性、緊急時の迅速
な調達が可能となるように市販品を採用しておりま
す。
②仮排水用配管材で汚水を仮排水するための配管材で
す。汎用性、施工現場の加工性、緊急時の迅速な調
達が可能となるように市販品を採用しております。
また、配管の材質は外因的破損による汚水の漏れ、
仮埋設時の埋戻しや通行車両の荷重による配管材の
断面変形や破損が少なく、所定の流量が保たれるよ
うに鋼管を選定します。
③配管用ジョイント(S カラータイブ)はシール使用
し、汚水の漏れを防止します。汎用性、緊急時の迅
速な調達が可能となるように市販品を採用しており
ます。
④止水プラグは管の汚水を止水します。エアーにより
膨らませるため施工性に優れます。
汎用性、緊急時の迅速な調達が可能となるように市
販品を採用しております。
- 11-
第2章
設
計
2-1.工法の選定
(1)仮排水の方法・工法の設定
2-2.設計要領
う
記 領
本システムの設計を行 場合、下 の要 で行います。
条件の確認
(1)設計
内容により、仮排水方法が大きく異なるため検討に必要な条件を明確にする必要があ
工事
ります。
①工事の目的を明確にすることで稼動日数が確定されます。
②仮排水区間の設定によりユニットの設置位置と配管距離が確定されます。
③既設管渠の汚水流量を確認することで配管サイズと機材器具の仕様と数量の確定が出来
ます。
④対象民家数と距離の確認で HCL.BOX(VL.BOX)の数と配管距離の確定が出来ます。
⑤上記に加え、機材設置工と撤去工数量の算出し、稼動日数と損料日数の確定が出来ます。
- 12-
画図の作成
(2)仮排水計
目的に合わせて、仮排水が必要な箇所を明確に設定し〈全自動バイパス君用設備〉の設置計
画図を作成し、数量を算出します。尚、作成するには次の資料が参考になります。
1)流域系統図(系統図、下水道台帳でも可)管路番号、管径、延長が記載されている図面
2)平面・縦断図(横断図)民家と既設マスが記載されている図面及びその寸法・構造。
3)管路流量調査結果。
(安全性を考慮し、実測最大流量を採用してください。
)
4)敷設替えを行う施工方法とその施工範囲
配 距離の算出
仮排水配管距離とは、仮排水計画図で配管位置確定した距離(人孔深さ含む)下記の合計
の距離を言います。
(下記を参照下さい)
。管径ごとに集計し、数量表で整理します。
1)フロントライン
(3)仮排水 管
2)リアライン
ハウスコネクションライン(HC ライン)およびバキュームライン(V ライン)
3)
配管名称図
機材の選定
仮排水計画図を基に、配管距離が算出されると、ポンプ及び配管径の選定が可能となります。
ポンプ及び配管径の選定は、揚程計算を行い、配管の摩擦損失揚程を考慮し、所定の仮排水
量を満たすポンプの選定及び配管径、必要台数を算出します。「揚程計算 P.16」参照してく
(4)
ださい。
- 13-
選
機種・規格は以下のもの参考に選定します。(標準ポンプ仕様)
1)ポンプの 定
規 格
全揚程×吐出量
相・電圧 参考機種 (50/60Hz)
×吐出
口径 口径(B/インチ) 出力(kW) (三相)
V
量
(mm)
ツルミ
80
3B
3.7
200 80U43.7
-54/64 11m×0.8 m /min
ツルミ
100
4B
5.5
200 100U45.5-55/65
11m×1.3 m /min
ツルミ
150
6B
7.5
200 150B4.75H-53/63
10m×2.7 m /min
ツルミ
200
8B
15
200 200B415-53/63
14m×4.5 m /min
ツルミ
250
10B
22
200 250BK622-53/63
11.5m×7 m /min
注 1) 計画の内容、現場の状況から、上表では困難な場合は、現場条件に適した機種・規格のポ
ンプを選定します。
注 2)ポンプ機種は、あくまで参考値であり、当協会が指定するものではありません。
注 3)汚水用ポンプを採用して下さい。
3
3
3
3
3
領 従
画図」を作成した時点で、既設汚水量及び配管延長か
ら、次項以降の「揚程計算」を行い最適なポンプ機種を選定し、数量を算出します。
本工法の「設計要 」に い、
「仮排水計
①直管部摩擦損失揚程:配管の直管部で摩擦損失揚程が発生するため、揚程値を算出する。
②形状損失揚程:主に曲管部で損失揚程が発生するため、揚程値を算出します。
- 14-
揚程計算
2)
機械化協会「工事用水中ポンプマニュアル」より
(社)日本建設
①実揚程
Ha(m):垂直揚程
②直管部摩擦損失揚程計算式
直管部摩擦損失揚程
Hfl(m)=fl×L/DX(V /2g)
摩擦損失係数
fl=(124.6/D )×n
n: 粗度係数(鋼管=0.013)
L(m): 直管部管長
D(m): 管の内径
V(m/sec): 平均流速
g(9.8m/sec ): 重力加速度
③直管部以外摩擦損失揚程計算式
形状損失揚程
Hf2(m)=[f2×(V /2g)]
f2: 摩擦損失係数(係数表より)
Nf(個): 損失要素個数
④全揚程
全揚程=実揚程+全損失揚程/水頭(直管部摩擦損失揚程+形状損失揚程)
H(m)=Ha+Hf(Hfl+Hf2)
3)ポンプ性能(参考)
(吐出量は参考値)
2
2
2
2
機種
50/60Hz
吐出し 吐出し 出力 使用
口径 口径
kW 台数
(mm) (inch)
(台)
配管径
吐 出 量(m /min)
※実揚程6m
(mm)
50/60Hz
50m
100m 150m
3B
3.7
1 0.19/0.20 0.14/0.15 0.11/0.12 50
80U43.7 -54/64 80
80
3B
3.7
1 0.51/0.48 0.40/0.38 0.31/0.33 80
100U45.5-55/65 100
4B
5.5
1 1.02/1.06 0.82/0.86 0.70/0.75 100
150B4.75H-53/63 150
6B
7.5
1 2.50/2.51 2.10/2.15 18.8/1.93 150
200B415-53/63
200
8B
15
1 5.35/5.50 4.60/4.70 4.35/4.40 200
10B
22
1 8.0/8.8 7.2/7.8 6.7/7.1 250
250BK622-53/63 250
250
10B
22
2 16.0/17.6 14.4/15.6 13.4/14.2 250×2
注 1.吐出量欄の延長は仮排水区間長(フロントライン+リアライン)
- 15-
3
①ポンプ性能曲線(参考)
ポンプ選択の場合、際には下記の性能曲線図を参照してください。
*本ポンプ性能曲線図は、ツルミポンプのカタログから引用しています。
- 16-
機材数量算出
1)仮排水計画図を基本に機械・器具の数量を算出します。
2)配管の数量算出基準
①配管数量はm計上します。
②取水人孔部と排出人孔部では、人孔の深さにより配管延長を決定します。
(5)
名 称・規 格
仕 様
設置 撤去 洗浄 損料 単位
自動バイ
エアホース、ケーブル
10kW
TBR600
台
パスユニット
等
ハウスコネク
HCL.BOX(VL,BOX)
個
ションライン エアホース、ケーブ
ル、等
3.7kW
台
ポンプ(3B)80mm
5.5kW
台
ポンプ(4B)100mm
ポンプ(6B)150mm
7.5kW
台
ポンプ(8B)200mm
15.0kW
台
ポンプ(10B)250mm
22.0kW
台
制御盤
7.5kW
台
制御盤
22kW
台
3.7kW
台
ポンプ(3B)80mm
ポンプ(4B)100mm
5.5kW
台
7.5kW
台
ポンプ(6B)150mm
ポンプ(8B)200mm
15.0kW
台
22.0kW
台
ポンプ(10B)250mm
付帯品 止水プラグ φ100mm
個
止水プラグ φ125mm
個
止水プラグ φ150mm
個
止水プラグ φ200mm
個
止水プラグ φ250mm
個
止水プラグ φ300mm
個
止水プラグ φ350mm
個
止水プラグ φ400mm
個
止水プラグ φ450mm
個
止水プラグ φ500mm
個
止水プラグ φ600mm
個
止水プラグ φ700mm
個
配管(2B) 鋼管+継手
m
配管(4B) 鋼管+継手
m
配管(6B) 鋼管+継手
m
配管(8B) 鋼管+継手
m
配管(10B) 鋼管+継手
m
配管(12B) 鋼管+継手
m
7
-1-
稼 数
数 出
本工法の機械・器具損料及び自動バイパス運転工は 1 日当たり換算値算出のため、稼動日数
を決める必要があります。
工事内容により、仮排水が必要な期間は確定されますので、個別に稼動日数を算出して下さ
(6) 動日 と供用日 の算
い。
数=(実【設置・撤去】日数*不稼働係数)+稼動日
1) 合計供用日
供用日数算出表
設置工
撤去工 実日数
項 目
単位 数量 基礎日数
日数 基礎日数 日数
自動バイパスユニット
箇所
0.5
0.4
ユ 子機(HC・V・BOX) 箇所
0.09
0.07
ニッ ポンプ吐出口径(80~150mm) 箇所
0.2
0.16
0.4
0.32
ト ポンプ吐出口径(200~250mm) 箇所
止水プラグφ700mm以下
箇所
0.1
0.08
φ50mm(2B)
m
0.010
0.008
φ100mm(4B)
m
0.015
0.012
m
0.022
0.018
配 φ150mm(6B)
管 φ200mm(8B)
m
0.027
0.022
φ250mm(10B)
m
0.033
0.026
φ300mm(12B)
m
0.041
0.033
計(設置・撤去実日数)
日
不稼動率(α)
%
設置・撤去共用日数
日
稼動日数
日
合計供用日数
日
*稼動日数は、本工事にて不稼働率(α)計上済みとし、ここでは設置撤去実日数
に対して不稼動率を乗じる。
*不稼働率(α)は、各自治体の基準値を採用する。
*共用日数は少数点以下を切り上げて整数とする。
7 基 画概略参考例
( ) 本計
8
-1-
①
画図例 1:既設管渠のみの布設替えを行う場合
設置計
上記○印内宅内ますは、バキュームラインで統一されるため、汚水マスに使用する
止水プラグは、φ500mmを使用します。
①数量表例
名称
規格等
TBR600(ケーブル等含む)
10KW
ポンプ
7.5KW
止水プラグ
φ500mm
配管(フロントライン)
φ150mm
配管(リアライン)
φ150mm
HCL.BOX(VL.BOX)(ケーブル、フロート含む)
止水プラグ
φ100mm
配管(ハウスコネクション)
φ50mm
設置撤去日数
稼動日数
損料日数
②
単位 数量
備考
台
1
台
1
個
2
m
50
m
10
個
4 VL.BOX1ヶ含む
個
4
本
70
日
6
日
20
日
26
画図例 2:既設管渠及び既設人孔の布設替えを行う場合
設置計
9
-1-
②数量表例
名称
規格等
TBR600(ケーブル等含む)
10KW
ポンプ
7.5KW
止水プラグ
φ500mm
配管(フロントライン)
φ150mm
配管(リアライン)
φ150mm
HCL.BOX(VL.BOX)(ケーブル、フロート含む)
止水プラグ
φ100mm
配管(ハウスコネクション)
φ50mm
設置撤去日数
稼動日数
損料日数
③
備考
画図例 3:人孔築造・人孔撤去(マンホールポンプ設置・撤去も同様)
設置計
③数量表例
名称
規格等
TBR600(ケーブル等含む)
10KW
ポンプ
5.5KW
止水プラグ
φ300mm
配管(フロントライン)
φ100mm
配管(リアライン)
φ100mm
HCL.BOX(VL.BOX)(ケーブル、フロート含む)
止水プラグ
φ100mm
配管(ハウスコネクション)
φ50mm
設置撤去日数
稼動日数
損料日数
④
単位 数量
台
1
台
1
個
1
m
50
m
30
個
5
個
5
本
80
日
8
日
30
日
38
画図例 4:TBR 設備が複数台の場合
設置計
- 20-
単位 数量
台
1
台
1
個
1
本
30
本
10
個
2
個
2
本
42
日
6
日
30
日
36
備考
④数量表例
名称
規格等
TBR600(ケーブル等含む)
10KW
ポンプ
15KW
止水プラグ
φ700mm
配管(フロントライン)
φ250mm
配管(リアライン)
φ150mm
HCL.BOX(VL.BOX)(ケーブル、フロート含む)
止水プラグ
φ100mm
配管(ハウスコネクション)
φ50mm
設置撤去日数
稼動日数
損料日数
単位 数量
備考
台
2
台
1
個
1
本
80 1m/本
本
40 1m/本
個
12
個
12
本
140 1m/本
日
14
日
35
日
49
ユニット(TBR600)1 台で制御できるポンプは 7.5KW までです。これを超えるポンプを使
用する場合は、別途制御盤の設置が必要です。制御盤は 7.5KW 及び 22KW の 2 種類を標準
としています。上記ケースの場合は、2 台の 7.5KW ポンプをユニット(TBR600)2 台でそ
れぞれ 1 台ずつ制御しています。
⑤
画図例 7:改築推進時
設置計
- 21-
⑤数量表例
エラー!
!
エラー
名称
規格等
TBR600(ケーブル等含む)
10KW
ポンプ
15KW
止水プラグ
φ600mm
配管(フロントライン)
φ200mm
配管(リアライン)
φ150mm
HCL.BOX(VL.BOX)(ケーブル、フロート含む)
止水プラグ
φ100mm
配管(ハウスコネクション)
φ50mm
設置撤去日数
稼動日数
損料日数
単位 数量
備考
台
1
台
1
個
1
本
120 1m/本
本
8 1m/本
個
5
個
5
本
60 1m/本
日
10
日
28
日
38
ケ
7. 上
め ユニット(TBR600)
では制御できません。よって、15KW の別途制御盤を設け、ポンプを制御しています。
この ースの場合は、 5KW 以 のポンプ(15Kw)を使用しているた 、
第3章
- 22-
積
算
3-1.積算基準
汚
適
(1)本積算資料は、全自動バイパス君により 水排水、雨水排水等の仮排水する場合に 用しま
す。
直接工事費の仮排水工についてのみ記述します。
(3)この資料に用いた機械・器具損料は、国土交通省建設経済局建設機械課監修「建設機械等損
料算定表」
、国土交通省地域整備局下水道部監修「下水道用設計積算歩掛表」
、(社)日本下水
道協会「下水道施設維持管理積算要領-管路施設編-」を参考にしました。
(4)特殊条件下における作業については、実状に応じて算出するものとします。
(5)本積算資料に記載の費用・金額は消費税を含まないものとします。
(6)除外事項(別途計上が必要です。
)
1)付帯工事費
舗装の切断・破砕・アスコン処分費、土工費、既設人孔及び汚水桝の取付用穴削孔及び補
修時、舗装の仮復旧・本復旧費等
2)仮桝の材料費、設置・撤去費
3)資材の運搬費(ユニットおよび配管などの資機材運搬費)
4)本設工事の休止期間の損料(土、日、祝祭日)及び災害により本設工事が休止する期間の機
械運転経費
(2)本積算は、
5)仮設電源の設置・撤去費及び電力料
付
7) 自動通報用のアナログ回線の設置費用及び通信料
6)ポンプ据 時、人孔蓋、斜壁等の撤去・復旧費
- 23-
3-2.仮排水工事費の構成
(1)構
成
積算構成(1)
- 24-
積算構成(2)
C-1(レベル4)
機械設置工
ユニット設置工 ・・・・・・・・
D-1
HCL.BOX 設置工・・・・・・・・D - 2
(VL.BOX)
ポンプ設置工 ・・・・・・・・
D - 3~4
止水プラグ設置工 ・・・・・・・・
D-5
配管設置工
B-1(レベル3)
下水道仮排水工
C-2(レベル4)
機械撤去工
・・・・・・・・
D - 7~11
ユニット撤去工 ・・・・ D - 12
HCL.BOX 撤去工 ・・・・ D - 13
(VL.BOX)
ポンプ撤去工 ・・・・ D - 14~15
止水プラグ撤去工 ・・・・ D - 16
配管撤去工
・・・・ D - 17~22
洗浄工
・・・・ D - 23
機械運転工
・・・・ D - 24
機械器具損料
・・・・ F - 1
A-1(レベル2)
仮排水工
C-3(レベル4)
洗浄工
C-4(レベル4)
機械運転工
C-5(レベル4)
機械器具損料
(レベル3)
仮排水土工
- 25-
3-3.工
種
種 次 通
(1)機械設置工
工 は の りとします。
ユニット(TBR600)、ハウスコネクション(HCL.BOX〈VL.BOX〉)、ポンプ、
止水プラグ、配管・配線の設置作業
自動バイパス
機械撤去工
(2)
ユニット(TBR600)、ハウスコネクション(HCL.BOX〈VL.BOX〉)、ポンプ、
止水プラグ、配管・配線の撤去作業
自動バイパス
(3)洗浄工
ユニット(TBR600)、ハウスコネクション(HCL.BOX(VL.BOX))、ポンプ、
止水プラグ、配管の洗浄作業
自動バイパス
機械運転工
機械の運転・管理、システム異常時の復旧処置
(4)
機械器具損料
(5)
ユニット(TBR600)、ハウスコネクション(HCL.BOX(VL. BOX))ポンプ、止
水プラグ、配管・配線をはじめ全自動バイパス君に必要な機械・器具の供用日数の損料を
算出します。
自動バイパス
条件により変わる場合があります)
3-4.標準作業工程(施工
備
①装置・配管材の設置場所の確認、調整
②仮埋設部の位置決め、段取り等
③実寸計測
④電力・通信設備設置位置決め
1)準 工
装 器具搬入工
2) 置・
通信設備、自動バイパスユニット及び FL ポンプ設置工、配管・配線、HCL.BOX(VL.
BOX)、止水プラグ設置工
3)電力・
運転工
4)試
- 26-
5)本設工事
検
検
検
数
運転日数の補正をして下さい。)
6)本設工事仮 査(仮 査、中間 査等に日 を要する場合は、
7)止水プラグ、配管、装置・FL ポンプ及び配管・配線、舗装復旧工、電力・通信設備撤去工
8)機械・器具・配管洗浄工
9)装置・器具搬出工
3-5.機械・器具損料
機械・器具損料の算定基準
(1)
通
機械課監修「建設機械等損料算定」表および(社)日本下水道協会
「下水道施設維持管理積算要領-管路施設編-」より
国土交 省建設経済局建設
換
率
1)供用 1 日当たり 算値損料
=
率
持 理
標準使用年数
(1-残存 )+維 修 費
換
2)供用 1 日当り 算値損料 =
理 率
+年間管 費
×
1
基礎価格×供用 1 日当り換算値損料
7
-2-
数
年間標準供用日
F-2 機械損料
B
基礎価格 標準
使用
年数
(年)
(円)
A
名 称・規 格
TBR600
自動バイパス
ユニット エアホース、コントロール
ケーブル等
ハウスコネクション HCL.BOX
ライン(HCL) エアホース、コントロール
ケーブル、フロート
ポンプ(3B)
ポンプ(4B)
ポンプ ポンプ(6B)
ポンプ(8B)
ポンプ(10B)
仕 様
単位
10kW
台
C
年間
標準
供用
日数
(日)
D
E
維持
修理
費率
(%)
年間
管理
費率
(%)
11 120 90 7
式
個
式
80mm 3.7kW 台
100mm 5.5kW 台
150mm 7.5kW 台
200mm 15.0kW 台
250mm 22.0kW 台
F
供用1日当り
換算値
G
H
残
存
率
損料率
(%) (×10-6)
損料
(円)
8
2,028
7 10
7 8
7 10
7 8
7 8
7 8
7 8
7 8
3,639
供用1日当り
換算値
G
H
3
11
3
11
11
11
11
11
120
120
120
90
90
90
90
90
20
135
20
135
135
135
135
135
B
基礎価格 標準
使用
年数
(円)
(年)
C
年間
標準
供用
日数
(日)
D
E
維持
修理
費率
(%)
年間
管理
費率
(%)
6.5
6.5
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
110
110
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
120
60
60
15
15
15
15
15
15
7
7
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
3,180
2,776
4,917
4,917
4,917
4,917
4,917
F-3 器具損料
A
名 称・規 格
付帯品
制御盤
制御盤
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
止水プラグ
配管(2B)
配管(4B)
配管(6B)
配管(8B)
配管(10B)
配管(12B)
仕 様
単位
7.5kW FLポンプ用
22kW FLポンプ用
φ100mm
φ125mm
φ150mm
φ200mm
φ250mm
φ300mm
φ350mm
φ400mm
φ450mm
φ500mm
φ600mm
φ700mm
鋼管/継手
鋼管/継手
鋼管/継手
鋼管/継手
鋼管/継手
鋼管/継手
台
台
個
個
個
個
個
個
個
個
個
個
個
個
m
m
m
m
m
m
F
残
存
率
損料率
(%) (×10-6)
7
7
7
7
7
7
7
7
2,776
2,776
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
8,750
4,917
4,917
4,917
4,917
4,917
4,917
損料
(円)
※当積算は供用日数120日までを標準としています。これを超える場合には、アイアンモール協会にお問い合わせください。
8
-2-
B-1 下水道仮排水工
種目
機械設置工
機械撤去工
洗浄工
機械運転工
機械器具損料
仕様
単位
式
式
式
式
式
数量 単価(円)
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
合 計
消費税(5%)は含まれておりません。
9
-2-
金額(円)
摘要
C-1
C-2
C-3
C-4
C-5
積算代価表(2)
C-1 機械設置工
種目
ユニット設置工
HCL.BOX設置工
ポンプ設置工
ポンプ設置工
止水プラグ設置工
配管設置工
C-2 機械撤去工
種目
ユニット撤去工
HCL.BOX撤去工
ポンプ撤去工
ポンプ撤去工
止水プラグ撤去工
配管撤去工
C-3 洗浄工
種目
洗浄工
計
C-4 機械運転工
種目
機械運転工
計
C-5 機械器具損料
種目
機械・器具損料
計
仕様
自動バイパスユニット設置
(VL.BOX)
吐出口径(80mm~150mm)
吐出口径(200mm~250mm)
φ700mm以下
配管φ50mm(2B)
配管φ100mm(4B)
配管φ150mm(6B)
配管φ200mm(8B)
配管φ250mm(10B)
配管φ300mm(12B)
計
単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
箇所
D-1
箇所
D-2
箇所
D-3
箇所
D-4
箇所
D-5
m
D-6
m
D-7
m
D-8
m
D-9
m
D-10
m
D-11
仕様
自動バイパスユニット撤去
(VL.BOX)
吐出口径(80mm~150mm)
吐出口径(200mm~250mm)
φ700mm以下
配管φ50mm(2B)
配管φ100mm(4B)
配管φ150mm(6B)
配管φ200mm(8B)
配管φ250mm(10B)
配管φ300mm(12B)
計
単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
箇所
D-12
箇所
D-13
箇所
D-14
箇所
D-15
箇所
D-16
m
D-17
m
D-18
m
D-19
m
D-20
m
D-21
m
D-22
仕様
単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
式
D-23
仕様
単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
日
D-24
仕様
単位 数量 単価(円) 金額(円) 摘要
日
F-1
- 30-
D-1 ユニット設置工(自動バイパスユニット設置)
種目
単位
数量
世話役
人
0.50
特殊作業員
人
1.00
普通作業員
人
1.00
時間
3.20
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
(1箇所当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
計
D-2 HCL.BOX(VL.BOX)設置工
種目
仕様
(1箇所当り)
単位
数量
世話役
人
0.09
特殊作業員
人
0.18
普通作業員
人
0.18
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-3 ポンプ設置工 吐出口径(80mm~150mm)
種目
単位
数量
世話役
人
0.20
特殊作業員
人
0.50
普通作業員
人
2.80
時間
0.60
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
(1台当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
計
D-4 ポンプ設置工 吐出口径(200mm~250mm)
種目
単位
数量
世話役
人
0.40
特殊作業員
人
1.00
普通作業員
人
5.60
時間
1.20
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
(1台当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
計
D-5 止水プラグ設置工(本管:φ700mm以下)
種目
単位
数量
世話役
人
0.10
特殊作業員
人
0.12
普通作業員
人
0.25
時間
0.30
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
計
- 31-
(1箇所当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
D-6 配管設置工φ50mm(2B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.010
配管工
人
0.030
普通作業員
人
0.030
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-7 配管設置工φ100mm(4B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.015
配管工
人
0.045
普通作業員
人
0.045
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-8 配管設置工φ150mm(6B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.022
配管工
人
0.067
普通作業員
人
0.067
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-9 配管設置工φ200mm(8B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.027
配管工
人
0.083
普通作業員
人
0.083
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-10 配管設置工φ250mm(10B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.033
配管工
人
0.103
普通作業員
人
0.103
単位
数量
人
0.041
単価(円)
金額(円)
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-11 配管設置工φ300mm(12B)
種目
世話役
仕様
(1m当り)
配管工
人
0.128
普通作業員
人
0.128
計
※配管設置工は小運搬作業及び継手工、曲管作業含む
- 32-
摘要
D-12 ユニット撤去工(自動バイパスユニット撤去)
種目
単位
数量
世話役
人
0.40
特殊作業員
人
0.80
普通作業員
人
0.80
時間
1.60
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
(1箇所当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
計
D-13 HCL.BOX(VL.BOX)撤去工
種目
仕様
(1箇所当り)
単位
数量
世話役
人
0.07
特殊作業員
人
0.14
普通作業員
人
0.14
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-14 ポンプ撤去工 吐出口径(80mm~150mm)
種目
単位
数量
世話役
人
0.16
特殊作業員
人
0.40
普通作業員
人
2.24
時間
0.30
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
(1台当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
計
D-15 ポンプ撤去工 吐出口径(200mm~250mm)
25
単位
数量
世話役
人
0.32
特殊作業員
人
0.80
普通作業員
人
4.48
時間
0.60
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
(1台当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
計
D-16 止水プラグ撤去工(本管:φ700mm以下)
種目
単位
数量
世話役
人
0.08
特殊作業員
人
0.10
普通作業員
人
0.20
時間
0.15
クレーン付トラック運転費
仕様
4t積,2.9t吊
計
- 33-
(1箇所当り)
単価(円)
金額(円)
摘要
E-2
D-17 配管撤去工φ50mm(2B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.008
配管工
人
0.024
普通作業員
人
0.024
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-18 配管撤去工φ100mm(4B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.012
配管工
人
0.036
普通作業員
人
0.036
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-19 配管撤去工φ150mm(6B)
種目
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.018
配管工
人
0.054
普通作業員
人
0.054
単位
数量
世話役
人
0.022
配管工
人
0.067
普通作業員
人
0.067
単位
数量
世話役
人
0.026
配管工
人
0.082
普通作業員
人
0.082
単価(円)
金額(円)
単価(円)
金額(円)
単価(円)
金額(円)
単価(円)
金額(円)
摘要
計
D-20 配管撤去工φ200mm(8B)
種目
仕様
(1m当り)
摘要
計
D-21 配管撤去工φ250mm(10B)
種目
仕様
(1m当り)
計
0.120
D-22 配管撤去工φ300mm(12B)
種目
摘要
仕様
(1m当り)
単位
数量
世話役
人
0.033
配管工
人
0.102
普通作業員
人
0.102
計
参考資料
- 34-
摘要
(1)仮排水配管仮埋設時の掘削断面
埋
寸
仮排水する上で、交通遮断できない道路横断は、仮排水配管を仮埋設します。仮埋設に必要
な掘削断面は下記を参照して下さい。
複数の配管を仮埋設する場合は、掘削幅は下記表を参照にして下さい。
仮排水配管を仮埋設する場合の掘削幅・掘削深
配管径
配管サイズ
D
W
H
(mm)
(inch)
(mm)
(mm)
(mm)
50
2B
95
500
100
100
4B
160
500
200
150
6B
217
500
250
200
8B
287
600
300
250
10B
354
600
400
300
12B
411
700
450
1)仮 設時の掘削 法
D〈mm〉:ジョイント部外径
W〈mm〉:掘削幅
H〈mm〉:掘削深
配 埋
(参考値)
断面図
2)仮排水 管仮 設部掘削
(2)鋼管・ツル巻鋼管の強度計算(計算例)
- 35-
条件
① 管種管径
管内径
1)設計
B
φ150A(6 )
.
t=0.0016m
D=0.1584m
突出型
砂基礎
鋼
ツル巻 管
d=0 1552m
管 厚
外径
② 埋設形式
③ 基礎形状
④ 有効支承角 120°
⑤ 輪荷重
T-14(P=56.0 kN)
⑥ 安全率
1.20
⑦ 土の単位重量
γ=18.00 kN/m
⑧ 掘削深
H=0.30m
管
3
容
路
2)許 応力度
鋼材
構造用
物 指
(道 土工-「仮設構造 工 針」より抜粋)
種
引
類
軸方向 張(純
断面)
SS400
210
1/r≦1
210
1 <1/r≦ 2(20<1/r≦ 3)
[140-0 2(1/r≦-1 )]×1 5
8
8
.8
9
92<1r
軸方向圧縮
(
)
総断面
9
8
.
.
7
l:部材の座屈長さ(mm)
r:断面二次半径(mm)
 1,200,000

 6, 00+(l/r)2
引張縁(純断面)
曲げ
位
単 :N/mm2

×1 5 

210
.
1/b≦4 5
210
4 5<1/b≦30
[140—2 4(1/b-4 5)]×1 5
.
.
l:フランジの固定点間距離(mm)
r:フランジ幅(mm)
圧縮縁
(
)
総断面
.
.
断 総断面)
120
支圧
315
工場溶接部は母材と同じ値を用い、現場溶接部は施工条件を考慮して 80%とします
上記表より、 ・許容曲げ応力度 σ=210N/mm (2.10N/m )
・許容せん断応力度
τ=120N/mm (1.20N/m )
せん (
2
2
2
(3)荷重の計算
直
1)鉛 土庄の計算
- 36-
2
d = Cc・γ・D (kN/m )
鉛直土圧係数 Cc の算定式
① h≦he の場合
2
q
Cc=
②
he
exp(K
D
)-1
K
h>he の場合
Cc=
he
exp(K
D
)-1
K
+(
h-he
D
)
・ exp(K
he
D
)
ここに、
d
埋戻土によって生じる鉛直土庄 (kN/m )
γ:土の単位重量
18.00 (kN/m )
D:管の外径
0.1584 (m)
K:定 数
0.4
(砂質土)
H:土かぶり
0.1416 (m)
γsd:沈下比
0.7
(一般値)
p:突出比
1
(普通地盤上の円形管)
he:等沈下面の高さ
(m)
2
q :盛土または
3
質
性
砂 土
粘 土
通
軟弱地盤
d
条件を代入し、he について繰り返し計算を行うと
he=1.660D が成り立ち、he=0.26(m)となります。
Cc:鉛直土庄係数
he の計算結果より、 h≦he となるので①式を採用します。
①式に各条件を代入すると、Cc=2.32 となります。
以上より、鉛直土庄(qd)は、
qd = 2.32 × 18.00 × 0.1584 = 6.615(kN/m )
各
2
7
-3-
質
普 地盤
he
he
exp(K・
)-K・
=K・γs ・p+1
D
D
2・P・
(1+Ⅰ)
・β
.
.8
d
沈下比(γs )
岩盤、硬 地盤
1 0
次式が成り立つように計算します。
(4)活荷重の計算
K値
0 4
0
.
. .8
0~0.5
0 5~0
ql=
C・(a+2・h・tanβ)
ここに、
(kN/m2)
荷重による鉛直荷重
ql:活
(kN/m2)
h:土かぶり
荷重
a:車輪接地長さ
C:車体占有幅
P:後輪
θ:分布角度
45
数
β:断面力の低減係数
.
0.9
i:衝撃係
路
カ
.
56.0
0.20
2.75
0 1416(m)
(kN)
(m)
(m)
(°)
H .
0 5 (土被り <1 5m)
ト 指
.7
道 土工-「 ルバー 工 針」p 2
H .
.
H .
≦1 5
1 5<h<6 5
≧6 5
.
荷 重
T-14
T-20
T-25
総重量
W(kN)
140
200
250
i:衝撃係数
β:低減係数
H≦1.0 かつ内径≧4m 1.0
上記以外
0.9
.
. .
0 5
0 65-0 1h
0
荷重(kN)
後輪
.
56.0
.
80.0
. 100.0
輪
前輪
14 0
20 0
25 0
8
-3-
帯
輪 幅(m)
前輪 b1
後輪 b2
0 125
0 5
0 125
0 5
0 125
0 5
.
.
.
.
.
.
車輌接地長
a(m)
0.2
0.2
0.2
上
荷重(ql)は、
2
×
56.0×(1+0.5)× 0.9
ql=
2.75 × (0.20+2 × 0.1416 × tanθ)
ql=113.787(kN/m )となります。
以 より、活
2
(5)管体の設計
体 最大抵抗曲げモーメントの計算
Mr=0.318Pcr・r+0.239W・r (kN・m)
1)管 の
ここに、
.Mr:管体の最大抵抗曲げモーメント (kN・m)
Pcr:鋼管の耐外圧強度
38.48(kN/m)
r:管厚中心半径
(d+t)/2 r=0.0784(m)
d:管内径
0.1552(m)
t:管 厚
0.0016(m)
W:管の自重
80.2 (kN/m)
鋼管の耐外圧強度は以下の式より求めます。
(n2 - 1)
E ・ t3 ・
Pcr =
12 ・ r2 ・
(1 -ν2)
ここに、
鋼 外
E:弾性係数
pcr: 管の耐 圧強度 (N/m2)
(N/m2)
.
ν:ポアソン比
=0 3
r:管半
径
(m)
t:管 厚
(m)
n:座屈波
=2
=
. 9
.
0.0776
2 05 4E+11 × 0 00163
8.
2
12 ×
= 3 5
上
形数
× (22 - 1)
.
×(1 - 0 32)
(kN/m)
体
ト
以 より、管 の抵抗曲げモーメン (Mr)は、
.
Mr= 2 462 (kN・m)となります。
体 容
ト
管の許容曲げモーメントについては、曲げせん断応力に対し 1.20 の安全率を確保します。
2)管 の許 曲げモーメン の計算
Mra =
Mr
.
1 20
(kN・m)
9
-3-
ここに、
体 容 ず
ト
Mr: 管の最大抵抗曲げモーメント(kN・m)
Mra:管 の許 掛 モーメン (kN・m)
上
ト
以 より、管の抵抗曲げモーメン (Mr)は、
.
Mra=2 052(kN・m)となります。
最大曲げモーメントの計算
Mmax=k・
(qd+ql)
・r (kN・m)
3)管に生じる
2
ここに、
最大曲げモーメント (kN・m)
qd:盛土または埋戻土によって生じる鉛直土庄
6.615(kN/m )
ql:活荷重による鉛直荷重
113.787(kN/m )
r:管厚中心半径
(d+t)/2
0.0784(m)
k:基礎形式および有効支承角に対する係数
基礎形式
砂基礎
有効支承角
60°
90° 120°
k
O.378 0.314 0.275
基礎形式: 砂基礎
有効支承角:120°より、K = 0.275 を採用します。
以上より、管に生じる最大曲げモーメント(Mmax)は、
Mmax=0.204 (kN・m)となります。
Mmax:管に生じる
2
2
結果
4)計算
d
埋戻土によって生じる鉛直土庄
ql : 活荷重による鉛直荷重
Mr : 管体の最大抵抗曲げモーメント
Mra : 管体の許容曲げモーメント
Mmax : 管に生じる最大曲げモーメント
q
: 盛土または
.
113.787(kN/m )
2.462(kN/m)
2.052(kN/m)
0.204(kN/m)
6 615(kN/m2)
2
上
以 により、Mra と Mmax の関係が、
.
2 052 (Mra) ≧
.
0 204 (Mmax)
- 40-
OK
表面に設置した場合(参考計算)
5)地
断
照
曲げせん 応力の 査
τb =
2・ql
(N/m2)
π・D・t
ここに、
断
τb: 曲げせん 応力(N/m2)
荷重
D: 管の外径
(kN/m2)
ql: 活
t: 管
τb=
(m)
厚
(m)
.787
2 × 113
. 8
.
π × 0 15 4 × 0 0016
88 .
= 2 5 23 3(N/m2)
容
285823.3(N/m )< 2.10(N/m )
・許容せん断応力度 285823.3(N/m )< 1.20(N/m )
・許 曲げ応力度
2
2
OK
2
2
OK
- 41-
下水道仮排水工法
全自動バイパス君
設計・積算資料
平成 24 年 4 月
発 行
- 42-
アイアンモール協会
〒107-8414 東京都港区赤坂 2-3-6
TEL 03-5561-2635
FAX 03-5561-4757
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