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ユーザー事例8【フォトハイウェイ・ジャパン様】(PDF)
BOM 導入事例 U S I N G S AY T E C H N O L O G I E S 株式会社フォトハイウェイ・ジャパン 統合型運用監視システムを BOM for Windowsに全面切り替え。 サービスレベルを維持しつつTCO削減に成功 日本最大級のオンラインアルバムサイトを提供しているフォトハイウェイ・ジャパンは、運用管理システムを刷新。 従来の統合型製品から、セイ・テクノロジーズの自立分散型サーバ監視ソフト「BOM for Windows」へ移行し た。この移行により、従来とまったく同等の監視レベルを維持しつつ、運用管理システムのランニングコストを 大幅に低減することに成功した。通常の企業システムでは運用管理ツールを使ってTCO削減を目指しているが、 コスト競争が厳しいB to Cビジネスではすでに、運用管理ツールそのもののコスト削減が新たなテーマになっ ているのである。 2002年、携帯電話を対象にサービスを 増やしたところ、市場はさらに拡大した。カ メラ付き携帯電話を対象とするサイト「フォ トこみゅ」の会員数は、1万5千人を突破し ている。 一方、2000年に立ち上げた法人向けサ ービスでは、個別ニーズにきめ細かく対応 して、多様なビジネスモデルを提案してきた。 共通しているのは、フォトハイウェイ・ジャパ ンのノウハウ、回線、データセンター、サポ ートスタッフなどの資産を効率よく水平展 開しながら、新たなビジネスチャンスを切り 株式会社フォトハイウェイ・ジャパン カスタマーサービス部 ITプランニングチーム チーフエンジニア 植松弘樹氏 日本最大級のオンライン アルバムサイトを提供 企 業 名称 概 要 株式会社フォトハイウェイ・ジャパン 開いていることである。 サーバ台数に比例して 増え続ける運用管理ソフトの ランニングコスト フォトハイウェイ・ジャパンの事業は、PC 「写真によるコミュニケーションの可能性 向け、携帯電話向け、法人向けという3つの にこだわり、写真情報をシェアする場を提供 柱がバランス良く成長している。ブロード しているのがフォトハイウェイです」と、株 バンドの普及、カメラ付き携帯電話の大ブ 式会社フォトハイウェイ・ジャパン 営業企画 レイクも、追い風となっている。しかし人気 部 折田靜也氏は語る。 が高まり、提携の商談が増えれば増えるほど、 本社所在地 東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル3F フォトハイウェイの事業は、2000年、オ サービスを支えるサーバの台数は増えるの 創業 ンラインアルバムサイト「フォトハイウェイ・ が宿命である。新規会員を獲得するために ジャパン」から出発した。これは、 「見る・遊ぶ・ 新たな付加価値サービスを始めるときにも、 保存する」をテーマに、デジタルカメラで一 サーバ台数が付け加わっていく。 2000年3月 代表取締役 取締役社長 祖山 博史 資本金 9,000万円(2003年6月現在) 従業員数 14人 事業内容 般消費者が撮影した画像を保存し、公開も 「利用していた運用管理ツールは、サーバ 焦点を当てて、 オンラインアルバムサイ するASPサービス。コミュニティ、チャット、 台数に比例して保守料金が増えていく料金 トをPC向けと携帯電話向けに展開。 フォトメールなどのコミュニケーション機能 体系であったため、数十台のサーバを抱え 写真の持つコミュニケーション能力に 特に、 コミュニティ、チャット、 フォトメー が充実しているのが特長だ。また、2年間無 るようになると、運用管理ツールのランニ 実している。法人向けサービスではきめ 料提供して15万人の会員を集め、2002 ングコストが目立って大きな負担となって 細かく個別対応して、 インターネットシ 年に有料化して約1万人の優良会員を確保 きました」と、株式会社フォトハイウェイ・ジ ステムおよびソフトウェアの開発も行う。 するという、ビジネスモデルの堅実さでも ャパン カスタマーサービス部 ITプランニ 注目されている。 ングチーム チーフエンジニア 植松弘樹氏 ルなどのコミュニケーション機能が充 カシオ計算機が最大の株主。 BOM 導入事例 U S I N G S AY T E C H N O L O G I E S した。つまり、新規の予算を必要とせずに 障害への対応は、従来と同じだ。つまり、 BOM for Windows へ移行でき、2年目か 異常が発生すると24時間監視を行ってい らは、TCOの削減効果を享受できることが る監視センターの集中監視コンソールにア わかったのです」 (植松氏)。 ラームが表示され、同時に、通知が必要な 第2に、コストは低いながらも、BOM for 運用管理者へメールが送信される。ディス Windows は必要な機能をコンパクトにま ク使用量などのしきい値を超えた場合も同 とめた統合スイートであった。他の安価な 様に、アラーム表示と同報メールで知らせ 製品では、従来の統合型運用管理システム てくる。 よりもサービスレベルが落ちてしまうか、複 なお、データベースサーバはBOM for 数の製品を組み合わせなければならなかっ Windowsの「代理監視」機能を使って監視 た。特に、パフォーマンスカウンタや、各マ している。他のソフトウェアをインストール シンの監視情報をリモートでウォッチする集 したくない重要なサーバであるため、エー 株式会社フォトハイウェイ・ジャパン 中監視コンソール機能まで、1つの製品で ジェントソフトを直接インストールせずに、 営業企画部 折田靜也氏 実現しているのはBOM for Windowsの 他のサーバにインストールしたBOMを経 は語る。運用管理ツールは本来TCOを削減 ほかになかった。 由して監視を行っている。 するため のツー ル であるが、これが逆に 「従来の統合型ツールを利用していた環境 「2004年は勝負の年です。われわれが考 TCOを増大させていた。 からサ ービスレ ベ ル を 落とすことなく、 えていたネットワーク利用環境がいよいよ フォトハイウェイ・ジャパンが使用してい TCOを低減できるツールは、 『BOM た運用管理ツールは、統合型製品でもとも Windows』しかなかったというのが実感で きます」と折田氏は意気込む。BOM と高価だと感じていた。しかも、その豊富な す」と植松氏は言う。 Windowsによって可用性と信頼性の高い 実現され、ビジネスチャンスが一気に花開 for for 機能のうちのごく一部しか、 フォトハイウェイ・ 第3は、サーバ増設時の設定をユーザー プラットフォームを実現したフォトハイウェ ジャパンでは必要としていなかったのである。 自身が行えることだ。従来の製品はブラッ イは、これからは安心して、 「地に足の着い これからもサーバ台数が増え続けること クボックスであり、フォトハイウェイのSEは た飛躍」を遂げることができる。 は必定であり、本当の意味でTCO削減に役 設定を変更することができなかった。 立つ運用管理ツールに切り替えたいと、 フォ 増設のたびにベンダーのSEが来訪し トハイウェイ・ジャパンは考えた。そこで選 て調整を行い、そのたびにテクニカル 択したのが、セイ・テクノロジーズ株式会社 サポートと出張サービスの料金を請 が開発した自立分散型サ ー バ監視ソフト 求 さ れ て い た の で あ る 。ところ が 「BOM for Windows」である。 サービスレベルを維持しつつ TCO削減を実現する「BOM」 BOM for Windowsを評価したのは次 の3点である。 第1に、サーバ台数が増えても、保守料金 が増えない。BOM for Windowsでは、テ クニカルサポートやトレーニングはレベル フォトハイウェイ・ジャパンの 運用管理システム概念図 お客さま (会員) インターネット BOM for Windowsなら、設定作業 を自分で行えるため、ノウハウが社内 に蓄積していく。ヘルプもマニュアル もサポートも、すべて日本語であるこ フォトハイウェイ・ジャパンが提供するサービス ● ● フォトハイウェイ、 フォトハイウェイBB・・・ フォトこみゅ、 フォトエフェクター・・・ とも心強かった。 BOMによる一元管理 導入は極めて容易。 サーバ数十台の監視設定も スピーディに完了 によって点数化されている。ユーザーはあ フォトハイウェイ・ジャパンで は、 らかじめ5、10、20などのインシデントを 2002年5月、運用管理システムを 購入しておき、テクニカルサポートが必要 BOM for Windowsに切り替えた。こ になるとそのサービス内容に応じてインシ の時点での初期投資は1年で回収。 デントを支払っていく。インシデントの点数は、 2003年5月以降は、大きなTCO削 サーバ台数には関係なく設定されているた 減効果を享受している。 め、サーバ台数がいくら増えても、保守契約 「テンプレートなどが用意されていて、 を結び直す必要はまったくない。 導入が楽だったのは強く印象に残って 「既存の製品をそのまま維持する1年分の います。監視の設定内容をコピーする ランニングコストと、BOM for Windows 機能があるため、数十台のサーバへ を新たに購入して1年間運用する初期投資 の設定もスピーディに行えました」と とランニングコストの合計がまったく同じで 植松氏は言う。 ●稼働・障害監視 ハードウェア監視 OS監視 イベントログ監視 サービスプロセス監視 SQL Server監視 ●性能監視 パフォーマンスカウンタ監視 ●リソース監視 HDD容量監視 ●通知 ●リカバリ・・・ Webサーバー ストレージ 監視センター ・サービスプロセス監視 ・イベントログ監視 ・ディスク容量監視 ・ パフォーマンス監視・・・ 集中監視コンソール ※Microsoft、 Windows、 Windows NT、BackOffice は米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。 ※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。※記載されている内容は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。 製造・開発元 〒102-0074 東京都千代田区九段南3-9-12 九段ニッカナビル2F TEL.03-3512-5556 FAX.03-3512-5558 ご質問・ご相談は、E-mail:[email protected]