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被災都市の水産業復興段階にあわせた
ロジスティクスの計画方法
東京海洋大学
苦瀬 博仁・兵藤 哲朗・黒川 久幸・渡部 大輔
漁場
漁港
加工場
消費地
調査対象地域の概略
(1)三陸沿岸:39漁港
2011年7月2日(土)
八戸~久慈~宮古:14か所
2011年7月3日(日)
宮古~釜石~大船渡~気仙沼:25か
所
(2)気仙沼・釜石における水産加工
場・冷蔵倉庫の被災状況調査
2011年10月29日(土)-30日(日)
釜石漁港(岩手県)
気仙沼漁港(宮城県)
被災状況:気仙沼
„ 浸水地域(青囲み)
→ほぼ全ての水産関係施設が全壊
5
被災状況:気仙沼
„ 地盤沈下した岸壁:鋼材でかさ上げ
朝日新聞 2011年5月23日
再開に向けた最大の障害は地盤沈下、約70cmの沈下
大潮の満潮時には冠水
723mの岸壁のうち、200m分を60cmかさ上げ
6
岩手県重茂
漁協ビル・加工場が高台に
漁港の応急復旧
„ 被災した漁港関係施設の災害復旧工事(水産庁まとめ)
„ 航路や泊地等のがれきの除去、岸壁・臨港道路の補修、漁業集落排
水処理施設の機能回復など
„ 着工漁港数:岩手県=進捗早い,宮城県=進捗遅い
→各県ともに9月の段階で着工率70%を超える
出典:水産庁「東日本大震災について~東北地方太平洋沖地震により被災し
た漁港関係施設の災害復旧工事の実施状況~」各月版
8
魚市場の再開
„ 水産流通:魚市場の再開
„ 8月までに主要漁港が再開
„ 岩手県:田老を除き全市場再開
„ 宮城県:7月中には全市場再開
県
青森県
岩手県
宮城県
名称
八戸
種市
八木
久慈市
野田
普代
田野畑
田老
宮古市
山田
船越湾
釜石市
大槌
大船渡
気仙沼
南三陸
女川
石巻
塩釜
3-4月
○
○
○
○
5-8月
9-12月
未稼働
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
出典:岩手県復興局「復興実施計画における主な取組の進捗状況」2012/1
宮城県ホームページ
日付
平成23年3月16日
平成23年4月8日
平成23年3月23日
平成23年3月30日
平成23年7月6日
平成23年4月5日
平成23年11月1日
年度内
平成23年4月11日
平成23年10月20日
平成23年10月12日
平成23年8月4日
平成23年11月7日
平成23年6月1日
平成23年6月23日
平成23年7月4日
平成23年7月1日
平成23年7月12日
平成23年4月14日
9
ロジスティクス
サプライチェーンの構造(最小養分律:最も弱い部分で破断する)
流通加工
保管
荷役
生産
包装
原材料
荷役
設備
電気
発注
輸送
生産
協力会社
材料
受注
保管
協力会社
従業員
貨物
生産
荷役
卸売
流通加工
包装
消費者
小売
モード
リンク
配車計画
運行計画
車両
燃料
運転手
荷役
道路
渋滞
配送先
水産物の流通経路
自治体などが運営 全国287
卸売業者→仲卸業者・売買参加者
相対などで価格決定(卸売値)
漁協などが運営 全国333
漁業者→産地仲買
せりなどで価格決定(浜値)
(
) (
漁国
国獲内
産物船
市場外流通
A
B
C
産直
輸
入
業
者
加
工
業
者
消
費
地
市
場
パ
ー
市場流通
産
地
市
場
小
売
店
・
ス
B
ー
)
漁外
輸獲国
入物船
A
・
飲
食
店
消
費
者
C
11
水産物の高付加価値化
高付加価値化
組合せ
技術のソフト化
と高度化
養殖
冷凍
加工
冷蔵
鮮魚
例 1)
2)
3)
4)
5)
小麦
受注出荷
冷凍魚
缶詰
冷蔵魚
店舗別出荷
商品の
高付加価値化
凡例
商品
技術
原材料
→ 小麦粉 → パン → サンドウィッチ → ランチセット
綿 → 糸 → 布 → 洋服 → 服装 → ブランド
ディスクドライブ→ ソフト入りパソコン → パソコンセット
カップ→ カップセット→ 化粧箱入り → 贈答品セット
キャベツ → 半切り → 千切り → サラダセット → キャベツサラダ
水産物の施設間流通経路(ロジスティクス)
貨物
車両
燃料
運転手
道路
配車計画
漁場
漁港(海)
航路
岸壁
漁港(陸)
荷揚げ
航路幅
水深
消費地
加工場
せり場
冷蔵庫
積込み
解凍
錨泊地
水槽
運行計画
仮置場
荷揚場
防波堤
渋滞
カゴ
水・氷
加工
包装
販路
せり台
施設間流通経路において、どの部分の施設を結んでおけばよいか 材料
設備
① 扱い製品(魚種・加工度)によって、異なるか。
② 時間帯や搬入・搬出先によって、異なるか。
③ 複数の考え方を取り入れるべきか。(Aタイプ7割、Bタイプ3割)
施設間流通経路において、どの部分が分離でき、どの部分が分離できないか?
ワンセット型 ① 「漁場」 → 「漁港(海)・漁港(陸)・加工場」 →
加工場分離型 ② 「漁場」→「漁港(海)・漁港(陸)」→「加工場」 →
養殖分離型
③ 「漁場・漁港(海)」 → 「漁港(陸)・加工場」 →
電気
従業員
「消費地」
「消費地」
「消費地」
配送先
水産業の復興 漁場から消費地まで
„ 岩手県:産地魚市場を核とした流通・加工体制の構築
„ 中核的な産地魚市場の再開と安定的な運営に必要な施設・設備・機器
の復旧・整備や、加工機能の集積や企業間連携等による高生産性・高
付加価値化を促進
出典:岩手県「岩手県東日本大震災津波復興計画 復興基本計画(案)~いのちを守
り海と大地と共に生きるふるさと岩手・三陸の創造に向けて~ 」平成23年 6月
14
関連施設:給油施設、造船所
15
宮城県気仙沼 関連施設の集積
冷凍・水産
加工場
鉄鋼業
製氷・冷凍・
水産加工場
水産加工場
魚市場
造船業
大規模冷凍・
冷蔵工場
石油基地
16
一体となった水産加工機能
ひれ
練り製品
かまぼこ
はんぺん
皮
皮製品
財布
鞄
頭
工芸品
骨
健康食品
魚肉
ヨシキリザメ
フカヒレ
17
ロジスティクスを支えるインフラ
1)交通インフラ
交通路 (リンク)=航路、航空路、道路、鉄道
交通機関(モード)=船舶、航空機、トラック、貨車
交通施設(ノード)=港湾、空港、ターミナル、操車場
工場、水産市場、加工施設、倉庫、製氷施設など
オペレーション
=配車計画、運行計画、交通規制、料金など、
2)技術インフラ
人材:(公共)行政・手続き遂行、不正防止・公平性、法令遵守など
(民間)品質管理技術、改善意識、機密保持など
管理:輸送管理・貨物管理技術の普及の程度、
パレット・コンテナの使用実態、冷蔵・冷凍技術など
情報:情報通信機器、伝票ラベルの統一、管理データの収集管理、
データ標準化・規格化・共有化、コード共通化、利用ルール
資源:電力、電話、上下水・工業用水などの利用可能性
3)制度インフラ
法制度:規制と許可の基準、通関・検査・検疫システム、
金融税制、標準化、公平性の担保、市場論理との調整など
リスク:損害補償システム、契約不履行、紛争・事故、生活保全など
18
復興段階のイメージ
時間軸
小規模
製氷庫・貯氷庫
鮮魚
鮮魚 一次水産加工
漁港
冷凍庫・冷蔵庫
鮮魚 一次水産加工
二次水産加工
造船所
鮮魚 一次水産加工
二次水産加工
小売
大規模
製氷庫・貯氷庫
冷凍庫・冷蔵庫
造船所
19
まとめと今後の課題
これまでの研究内容
① 現地での実態調査
② 専門家のヒアリング
(前築地場長、水産庁漁港部計画課、八戸卸売市場、水産加工機器メーカー)
③ 水産業におけるロジスティクスとSCMの内容の検討
④ 水産業復興と都市計画・ロジスティクス計画の関連性
これからの研究スケジュール
(1)漁業・漁種・加工度別の計画条件
(2)ロジスティクス・ネットワークの構築
(3)ロジスティクスからみた漁村の復興
(4)復興計画に必要なインフラとライフライン
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