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エンジンメンテナンス科
(別紙様式4) 平成28年5月1日現在 職業実践専門課程の基本情報について 学 校 名 設置認可年月日 専門学校東京工科自 昭和51年7月1日 動車大学校 設 置 者 名 的 所 佐藤 康夫 設立認可年月日 学校法人小山学園 昭和49年10月17日 目 校 長 名 在 地 〒168-0001 東京都中野区中野6丁目21番16号 (電話)03-3360-8824 代 表 者 名 所 山本 匡 在 地 〒168-0001 東京都中野区中野6丁目21番16号 (電話)03-3360-8824 二級自動車整備士資格を取得し、さらにロータリーエンジンやマリンエンジンなど様々なエンジンを 教材に、メンテナンスの基礎から性能の限界を追求するチューニング技術までを幅広く学び、自動車 の職業に必要な実践的かつ専門的な能力を身につけ、モータースポーツ業界やチューニング業界で活 躍できる技術者の育成を目的とする。 課 程 名 学 科 名 工業専門課程 修業年限 (昼、夜別) エンジンメンテナ ンス科 2年(昼) 講義 演習 実験 840単位時間 (又は単位) 単位時間 (又は単位) 単位時間 (又は単位) 教育課程 生徒総定員 生徒実員 160人 85人 ■1期: 4月11日~ 5月19日 ■2期: 5月25日~ 7月12日 ■3期: 8月25日~10月17日 ■4期:10月31日~12月20日 ■5期: 1月12日~ 3月 2日 長期休み 学年始め: 4月11日 ■夏 季: 7月19日~ 8月24日 ■冬 季:12月27日~ 1月11日 ■学 年 末: 3月9日 ■春 季: 3月9日~ 4月 4日 ■クラス担任制(有・無) ■長期欠席者への指導等の対応 担任・科長の個別面談、保護者面談 専門士の付与 2,320単位時間 平成22年11月29日 (又は単位) 文部省第153号 専任教員数 学期制度 生徒指導 全課程の修了に 必要な総授業時 数又は総単位数 4人 成績評価 実習 1,480単位時間 (又は単位) 兼任教員数 高度専門士の付与 - 実技 単位時間 (又は単位) 総教員数 4人 6人 ■成績表(有・無) ■成績評価の基準・方法について 科目毎に履修判定試験を行い、 60点以上を合格とする また評定基準は下記のとおりする A 評 価 : 1 0 0 ~ 8 0 点 B 評 価 : 7 9 ~ 7 0 点 C 評 価 : 6 9 ~ 6 0 点 D評価: 59点以下 卒業・進級条件 ■進級条件 1年間の必修科目をすべて履修し、 年間総出席率90%以上であること ■卒業条件 2年間の必修科目をすべて履修し、 国土交通省指定基準訓練時間を 満たすこと ■課外活動の種類 課外活動 地元町会活動への参加 ■サークル活動(有・無) - 1 - 主な就職先 中途退学の現状 ホームページ ■主な就職先、業界 (株)チームルマン (株)M-TEC (株)ヤナセ (株)関東マツダ 川崎鶴見臨港バス(株) 西尾レントオール(株) (株)ホンダ東京西 大成技研(株) 埼玉日産自動車(株) など ■就職率 100% 主な資格・検定 二級ガソリン自動車整備士 二級ジーゼル自動車整備士 二級二輪自動車整備士 職業訓練指導員(自動車整備) 危険物取扱者乙種第4 類 ガス溶接技能講習 アーク溶接特別教育 低圧電気取扱業務特別教育 有機溶剤作業主任者 自由研削といし特別教育 (グラインダー講習) 小型フォークリフト運転特別教育 など ■中途退学者 6名 ■中退率 6.9% 平成27年5月1日在学者 87名(平成27年4月入学者を含む) 平成28年3月31日在学者 81名(平成28年3月卒業生を含む) ■中途退学の主な理由 進路変更・体調不良・学業不振・経済的理由等 ■中退防止のための取組 授業の出欠席・1授業(90分)毎に実施する確認テストの点数等を統計的に計算した 当学園独自の評価方法(AG評価)による、理解不足学生の早期発見と指導の実施。 学費滞納者への早期対応、奨学金制度の周知と指導。 URL:http://www.tera-house.ac.jp - 2 - 1.教育課程の編成 (教育課程の編成における企業等との連携に関する基本方針) 卒業生の就職先である自動車業界の要請に応じ、職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成するために、教育課 程の編成においては企業等との密接な連携により、より実践的な職業教育に組織的に取り組む必要があると考えて いる。自動車技術は日々刻々と進歩しており、それに伴い企業が求める専門性に関する動向などを十分に把握・分 析した上で、教育カリキュラムを見直し、実践的かつ専門的な職業教育の実施に努めたい。 (教育課程編成委員会等の全委員の名簿) 平成 28 年 5 月 1 日現在 名 前 佐々木 洋文 所 属 東京商工会議所中野支部 齋藤 昭男 沼田 勇 中央日産株式会社 大石 安孝 いすゞ自動車首都圏株式会社 油井 文江 日本経営士会 佐藤 康夫 専門学校東京工科自動車大学校 校長 山口 泰之 専門学校東京工科自動車大学校 副校長 東京マツダ販売株式会社 (開催日時) 第1回 平成 27 年 5 月 27 日 15:00~17:00 第2回 平成 27 年 10 月 7 日 15:00~17:00 2.主な実習・演習等 (実習・演習等における企業等との連携に関する基本方針) 企業側が当校の卒業生に求める人材ニーズは、年々即戦力重視傾向となってきている。新入社員教育の期間が短 期化しているのに加え、技術・技能だけではなく顧客対応能力の必要性など、資格を取得した人材の専門的な応用 範囲が広がっていることがあり、入社時からすぐに仕事に活かすレベルが要求されている。これら企業等の要請に 応じ、職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成するためには、学校の教育環境だけでは不足する部分もあり、 特に、演習・実習等において企業等との密接な連携を通じて協力体制を取り、より実践的な職業教育の質の確保に 取り組む必要があると考える。 本校は、学園組織として学園の卒業生の就職企業を中心に組織された後援会組織があり、主にこの中の企業と協 定を締結し、校外で実施される実習・演習や企業等からの講師派遣を受けた学内で実施される講演等について、指 導内容や学修成果の評価等に関する連携体制をとっている。 科 目 名 ディーゼルエンジン のしくみ 科 目 概 要 ①環境・エネルギー対応の高度化されたディーゼ ルエンジンの技術に触れ、自動車の可能性や、将 来の車を整備する楽しみを感じる ②故障診断ツールの使用方法、診断項目について 実習を通して学ぶ 連 携 企 業 等 東京マツダ販売株式会社 3.教員の研修等 (教員の研修等の基本方針) 教職員の組織体制については、教員の専門性や実務経験、取得資格等についても教育上有効に機能させるため適 切な配置を考え学科毎に教員の所属を区分し、科長を中心として教育カリキュラムの運営や学生指導にあたってい る。 文部科学省および国土交通省により規定されている教員としての資格は備えているが、職業実践的な教育に対し、 質の向上をはかるためには、一人一人の教員の専門性向上および教育に対する意識の研鑽が必要であり、企業等の 外部と連携を図り、積極的に研修の機会を設けることが重要と考えている。 - 3 - 4.学校関係者評価 (学校関係者評価委員会の全委員の名簿) 平成 28 年 5 月 1 日現在 名 前 浅古 純一 及川 純一朗 所 卒業生(株式会社浅古自動車工場) 田中 洋子 佐々木 洋文 地域(中野区文園町会) 齋藤 昭男 企業(中央日産株式会社) 沼田 勇 企業(東京マツダ販売株式会社) 大石 安孝 企業(いすゞ自動車首都圏株式会社) 属 保護者 協会(東京商工会議所中野支部) (学校関係者評価結果の公表方法) ホームページによる公開 URL: http://www.tera-house.ac.jp/car/disclosure/pdf/nk_01_01.pdf 5.情報提供 (情報提供の方法) ホームページによる公開 URL: http://www.tera-house.ac.jp/car/disclosure/nakano.html - 4 - (別紙様式2) 授業科目等の概要 (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 情報リテラシー コンピュータなどのメディアを活用した情報の収集・検索や、コミュニケーション を行う基礎知識のことを「情報リテラシー」といいます。小山学園で、卒業後ネッ トワークやパソコンを駆使したコミュニケーションのできる社会人になることを目 標に、情報リテラシー教育を行っています。この科目では学内ネットワークを利用 1 16 できるように設定し、その使用法を理解します。 またインターネットに接続した ① とき、わが身を守るために必要なセキュリティの知識、守らなければならない著作 権の知識、掲示板に投稿したりメールを打つときの社会的な常識についても学習し ます。 ○ 就職対策講座Ⅰ 一度きりの人生を実りあるものにしたいというのは、みんなの願いです。就職と言 う人生の大きな岐路を迎えるにあたり、希望にそった会社に就職し豊な生活を満喫 したいと考えているのではないでしょうか。 就職の大きな目的の一つは、安定した収入を得ることにありますが、それだけで仕 事を選ぶ人は少ないと思います。専門学校でその道の分野のプロになるため勉強を し、知識や技術を蓄えてきた皆さんが社会人として出発するためには、いくつもの 1 16 関門をくぐらなければなりません。その関門を突破するために1年を通してしっか ① りした考えのもとに目標を設定し、突き進む道しるべとしてこの講座が設定されて います。就職内定をつかみ取るだけでなく、人間として成長し社会人として活躍で きるスキルを身につける事を目的としています。人間として成長するたに必要な 様々な知識と共に、時には実践で試すことも必要でしょう。この就職プログラム は、あなたを人間として成長させる一助となることでしょう。 ○ 自動車の構成 自動車が世の中に出てから100年以上経ちます。この間に自動車は飛躍的な進歩 を遂げ、誕生したころの自動車とは比べ物にならないくらいの性能を持ち合わせて います。このような自動車ですが一方で誕生したころからまったくと言っていいほ ど変わっていない部分もあります。それは基本的な性能である「走る」「止まる」 1 「曲がる」ということです。この科目では自動車の基本的な性能を発揮させるため 20 ① に自動車はどのようなしくみになっているのかについて、次の3つの部分に分けて 学習しこれから学ぶ自動車についての導入科目とします。①自動車の歴史と全体の 構成、②「走る」「止まる」「曲がる」ための仕組み(シャシ装置の概要)③動力 発生の仕組み(エンジンの基本作動) ○ ○ 自動車の電気基礎 現在の自動車には多くの電気装置や電子装置が備えられています。それら各装置の 構造や働きを理解するには、電気の基本的な知識が不可欠となります。この科目で は、みぢかな電気である静電気の性質から電流、電圧、抵抗の関係(オームの法則 及びキルヒホッフの法則)と電気回路についてまでを学習していきます。また、こ 1 の科目で学ぶ内容は、中学校又は高等学校で学習した内容の復習にもなり、次の科 20 ① 目と関連があります。今後2年間で学ぶ電気関係科目の基礎ともなりますのでしっ かりと身に付けて下さい。 ①電気装置の基本作業 ②電子回路のしくみ ③始動充電装置のしくみ ④車両の 電装品整備 ○ ○ 自動車のエンジンは、初期はスチームエンジンに始まり、その後ガソリンエンジ 自動車とエンジンの発 ンやジーゼルエンジンへとその歴史を辿り現在に至っている。構造やしくみ、さら 1 20 達 にエンジンの補機類、有害ガスの排出等についても現在と比べると大きな違いがあ ① る。これらの変遷を知ることでエンジンの進化の過程を理解する。 ○ ○ 自動車の整備をする上で金属などの加工をしなければいけない場合があります。こ の科目では、文鎮製作を通して金属加工作業を行なう上での注意するポイント、及 1 び図面に対する作業手順や仕上げ精度などの必要性について学習すると共に、製作 32 ① の過程で必要となる工具・機器(金ノコ、ヤスリ、ドリル、タップ、ダイス等)の 取り扱いを習得します。 ○ ○ ○ 工作加工作業 1 / 10 ページ ○ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 車両整備の安全作業 車両を整備する時には、車両をジャッキやリフトを使って持ち上げる作業が必ずと 言っていいほどあります。また、車両を持ち上げた後にはタイヤの取外しといった 作業もあります。これからの作業は整備士として基本的な作業であり、必ず身に付 けなくてはならないものです。この科目では、日常点検整備及びタイヤ・ローテー 1 32 ション作業を通して、①安全な整備作業ができる、②手工具の正しい取り扱いがで ① きる、③ジャッキ・アップ、ジャッキ・ダウンの方法、④タイヤの取外し取り付け 作業などを習得します。また、これらの作業を安全に行うための方法についても身 につけていきます。 ○ エンジン整備作業 自動車の整備作業をする場合、工具を正しい取り扱いができることと各種の測定器 を正しく使えることはもちろんですが、それ以上に安全作業ができなくてはなりま 1 せん。この科目ではエンジン分解作業を通して①手工具の正しい取り扱いができ 32 ① る。②測定器の正しい取り扱いができる。③安全な整備作業ができる。といったこ とを目的とし、エンジン整備の基本的な作業を身に付けていきます。 ○ 就職対策講座Ⅱ 一度きりの人生を実りあるものにしたいというのは、みんなの願いです。就職と言 う人生の大きな岐路を迎えるにあたり、希望にそった会社に就職し豊な生活を満喫 したいと考えているのではないでしょうか。 就職の大きな目的の一つは、安定した収入を得ることにありますが、それだけで仕 事を選ぶ人は少ないと思います。専門学校でその道の分野のプロになるため勉強を し、知識や技術を蓄えてきた皆さんが社会人として出発するためには、いくつもの 1 16 関門をくぐらなければなりません。その関門を突破するために1年を通してしっか ② りした考えのもとに目標を設定し、突き進む道しるべとしてこの講座が設定されて います。就職内定をつかみ取るだけでなく、人間として成長し社会人として活躍で きるスキルを身につける事を目的としています。人間として成長するたに必要な 様々な知識と共に、時には実践で試すことも必要でしょう。この就職プログラム は、あなたを人間として成長させる一助となることでしょう。 ○ 自動車化学 自動車業界には燃料であるガソリン、軽油のほか油脂類や塗装に使われている危険 物があります。この危険物は消防法により様々な規定が設けられており、性質や危 険度を知っていないと重大な事故を発生させるおそれがあります。そなため危険物 1 32 の資格を国家で設け資格を持たない者の取り扱いを禁止しています。今回の授業で ② は、自動車業界に関係のある4類の危険物の資格取得内容の法令、物理化学、消火 法について習得していき乙種4類危険物の取得を目指します。 ○ ○ 自動車の要素と材料 自動車はいろいろな部品が組み合わさってできており、それら部品同士をつなげる ものとして「ボルト」や「ナット」が使われています。また、自動車部品の中には 回転するものが多くあり、それらには「軸受け(ベアリング)」が使われていま す。更に、自動車は走行中路面の凹凸によって衝撃を受けますが、その衝撃は「ス 1 プリング」で和らげます。この科目では、これら自動車を構成している各要素につ 20 ② いて①ボルト・ナットの種類と特徴、②自動車で使われるベアリングの種類と特 徴、③自動車で使われるスプリングの種類と特徴について学びます。また、自動車 には鉄やアルミニウムといった各種の材料が使われています。これら金属材料の種 類と特徴についても学んでいきます。 ○ ○ 近年のIT技術の発達は自動車整備においても例外なく影響を受けている。そのよう な中で自分でコンピュータを操作したりまた、コンピュータを使って文章を作成し たりするということはごく当たり前のこととして行なわれていく。また、コン 1 自動車情報リテラシー 20 ピュータを使って自分の考えを相手に伝えるということも非常に大切になってきて ② いる。この科目では、「Word」や「Power Point」の基本操作について学習 し、文章構成能力及びプレゼンテーション能力を養うことを目的としていきます。 ○ ○ 動力伝達装置は、エンジンの動力を駆動輪に伝える役目をしています。主な構成部 品はクラッチ、トランスミッション(トランスアクスル)、トランスファー、ユニ バーサルジョイント、プロペラシャフト、ファイナルギヤ、ディファレンシャルな 1 動力伝達装置のしくみ どがあります。ディファレンシャル以降はドライブシャフトを介して駆動力を車輪 20 ② に伝達されています。自動車は、いくらエンジンの出力が大きくても、これを有効 にタイヤから路面に伝達されなければ自動車の性能は100%発揮できません。動 力伝達装置の果たす役割は大きいのです。 ○ ○ ○ ○ ○ 2 / 10 ページ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 ○ 始動充電装置の整備 自動車で使われている内燃機関の場合、始動する場合には外部から力を加えないと 回転できません。そのためにスタータ・モータがありモータでエンジンを始動して いるわけです。また、モータは電気で回るわけですから、電源が必要になります。 それがバッテリというわけです。このように自動車には始動装置とバッテリを充電 するための充電装置が必要になってきます。この科目では、電気と磁気の関係を学 1 40 習し、モータの原理と発電機の原理をを理解すると共に、次の各項目についての点 ② 検作業を習得します。①自動車用スタータモータの分解点検について ②自動車用 スタータモータの内部の構造と不具合発生時の現象及び原因について ③自動車用 オルタネータの分解点検について ④オルタネータの内部の構造と不具合発生時の 現象及び原因について ○ ○ 自動車以外にも幅広く使われているエンジンの中で船舶用の船外機を教材に、その 取り扱い、保守管理、構造機能を知り、エンジンおよび動力伝達機構の分解、点 1 マリンエンジンの整備 検、組立、始動を理解する。 40 ② 4サイクル2気筒エンジンの分解、組立作業を通してエンジン本体の構造、特徴を 理解する。 ○ ○ 4スト二輪車の整備 4サイクル2輪車のエンジンの分解を通して、4輪車用のエンジンとの違いや2輪 車独特な装置の構造について学習し、エンジン内部の様々な部品の測定や点検で測 1 40 定方法と測定工具の使い方、基準値との比較による良否の判断が理解でき、2輪車 ② の基本的な構造や作動が理解できる。 ○ アーク溶接作業 アーク溶接機を用いて行う金属の溶接、溶断等の作業は、自動車製造業、造船業、 建設業をはじめとする幅広い業種において行われているが、点検整備不良や使用法 1 の誤り等により重大な災害の原因となる。この科目では正しいアーク溶接機の使用 24 ② 方法を学ぶと共に災害防止についても学習することで、安全に作業を行うことが出 来るようにする事を目的とする。 ○ ○ 就職対策講座Ⅲ 一度きりの人生を実りあるものにしたいというのは、みんなの願いです。就職と言 う人生の大きな岐路を迎えるにあたり、希望にそった会社に就職し豊な生活を満喫 したいと考えているのではないでしょうか。 就職の大きな目的の一つは、安定した収入を得ることにありますが、それだけで仕 事を選ぶ人は少ないと思います。専門学校でその道の分野のプロになるため勉強を し、知識や技術を蓄えてきた皆さんが社会人として出発するためには、いくつもの 1 16 関門をくぐらなければなりません。その関門を突破するために1年を通してしっか ③ りした考えのもとに目標を設定し、突き進む道しるべとしてこの講座が設定されて います。就職内定をつかみ取るだけでなく、人間として成長し社会人として活躍で きるスキルを身につける事を目的としています。人間として成長するたに必要な 様々な知識と共に、時には実践で試すことも必要でしょう。この就職プログラム は、あなたを人間として成長させる一助となることでしょう。 ○ ○ 自動車製図 自動車や機械などの工業分野に携わる人は、図面を書く人、図面を読み、物を製 作・加工、修理する仕事など図面は工業上の意思を伝達する情報手段であり、そこ 1 20 には一定の規格(JISやISO)。この授業では図面を読む立場を重要視し図面を書く ③ 上での決まりごとを理解し、図面が読めるようにする。 ○ ○ 自動車基礎工学 自動車を学ぶ上で、自動車の寸法及びタイヤの寸法、エンジンのサイズ(排気量、 燃焼室容積等)、速度、各種性能数値など数字を扱うことが多い、また相互の関係 や状態を示す値を求める場合、計算能力も必要となる。この科目では、今後必要と 1 20 なる一般的な計算能力について、基本的な計算の仕方について復習すると共に、自動 ③ 車をテーマとした演習問題について、基本単位を確認しながらその計算の方法を学 習します。 ○ ○ 自動車には、「走る」「止まる」「曲がる」という3つの基本性能があります。こ の3つのうちどれ一つが欠けても自動車としての用はなさなくなります。また、こ の3つの基本性能はタイヤと路面との関係が大事であり、2つの関係が適切であっ 1 ブレーキ装置のしくみ 20 て初めて自動車は走って、曲がって、止まることができるのです。この科目ではこ ③ の3つの中でも「止まる」ということに着目し、自動車が止まるためのしくみと、 ブレーキ装置の原理と具体的な油圧ブレーキ・システムについて学習します。 ○ ○ 3 / 10 ページ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 ○ エンジンが支障なく回転するためには、燃料と空気を適切な割合で混合させる必要 があります。 ガソリンエンジンの燃 この科目では、ガソリンと空気を混合する燃料装置を学習します。 1 20 料装置 キャブレータの分解組み立てを行って各系統の働きについて学習すると共に、 ③ 現在の主流となっている電子制御燃料噴射装置の基本的な役割としくみについても 学習します。 ○ 点火装置の整備 自動車の点火装置はエンジンの3大要素を支える1つで、安定した高電圧を発生させ るために様々な工夫がある。高電圧を発生させる部品はイグニッションコイルで、 自己誘導作用、相互誘導作用により高電圧を発生させる。実験を通じてこれらの作 用を理解する。合わせて高電圧の伝達をするハイテンションコード、火花を発生さ 1 40 せるスパークプラグについても学習し理解していく。ポイント式の欠点を理解しト ③ ランジスタ式の原理へと入り点火装置の発展についても理解を深めていく。また、 トランジスタ式の増幅回路であるイグナイタを製作し、トランジスタ式シミュレー ターを接続、オシロスコープの操作・読み取りを習得しながら測定を行っていく。 ○ ○ ガソリンエンジンの整 エンジンO/Hの手順と各装置、各部品について再確認を行い、エンジンの点検と 1 40 備 して圧縮圧力の測定方法や点火時期を含むエンジン調整の方法を学習します。 ③ ○ ○ クラッチ・オーバ・ホール作業を実施し、付属部品を含むクラッチの構造と作動が クラッチオーバーホー 1 理解でき、測定作業や目視の点検により、良否の判定の仕方が解り、作業手順、作 40 ル作業 ③ 業上の注意事項、記録簿の書き方など、実務に即した流れが理解できる。 ○ ○ ガス溶接作業 ガス溶接機を用いて行う金属の溶接、溶断等の作業は、自動車製造業、造船業、建 設業をはじめとする幅広い業種において行われているが、点検整備不良や使用法の 1 誤り等により重大な災害の原因となる。この科目では正しいガス溶接機の使用方法 24 ③ を学ぶと共に災害防止についても学習することで、安全に作業を行うことが出来る ようにする事を目的とする。 ○ ○ 就職対策講座Ⅳ 一度きりの人生を実りあるものにしたいというのは、みんなの願いです。就職と言 う人生の大きな岐路を迎えるにあたり、希望にそった会社に就職し豊な生活を満喫 したいと考えているのではないでしょうか。 就職の大きな目的の一つは、安定した収入を得ることにありますが、それだけで仕 事を選ぶ人は少ないと思います。専門学校でその道の分野のプロになるため勉強を し、知識や技術を蓄えてきた皆さんが社会人として出発するためには、いくつもの 1 16 関門をくぐらなければなりません。その関門を突破するために1年を通してしっか ④ りした考えのもとに目標を設定し、突き進む道しるべとしてこの講座が設定されて います。就職内定をつかみ取るだけでなく、人間として成長し社会人として活躍で きるスキルを身につける事を目的としています。人間として成長するたに必要な 様々な知識と共に、時には実践で試すことも必要でしょう。この就職プログラム は、あなたを人間として成長させる一助となることでしょう。 ○ ○ エンジンの基本的な構成と作動については、2期の「エンジンの構成と作動」及び 「エンジン本体の整備」で学習してきました。この科目ではエンジンの動弁機構を 構成する部品の役割と作動、及びバルブのリフト量や開閉時期によって混合ガスの エンジンのバルブタイ 1 吸入量に影響を及ぼすことを学び、バルブタイミングダイヤグラムが読めるように 20 ミング ④ する。また、エンジン回転の変化によるピストンの作動スピードと、バルブの開閉 時期のマッチングが出力性能に大きく影響を及ぼすことについても学習していきま す。さらに、4サイクル直列6気筒エンジンを例に取り、シリンダの作動 ○ ○ ディーゼル・エンジンはガソリン・エンジンと比べて構造・作動上から異なるとこ ろが多くあります。今回初めてディーゼル・エンジンを学ぶに当たり、ガソリン・ ディーゼルエンジンの エンジンと比較をしながらと次の各項目について学習していきます。①ガソリン・ 1 20 しくみ エンジンとディーゼル・エンジンの構造的な違いについて、②燃料装置の違いにつ ④ いて(インジェクション・ポンプ、インジェクション・ノズル)、③ディーゼル・ エンジンとガソリン・エンジンの燃焼の仕方 ○ 4 / 10 ページ ○ △ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 ○ 自動車が曲がったり、高速道路で車線変更をするために進行方向を変えるためには フロント・ホイールの向きを変えて行ないます。(最近では4WSといって後輪の向 きも変えられるようになってきましたが)この科目は自動車が曲がるための基本的 なしくみと、ステアリング機構(操作機構、ギヤ機構(ボール・ナット型、ラッ ステアリングとアライ 1 ク・ピニオン型)、リンク機構)の構造及び作動について学習していきます。ま 20 メント ④ た、ステアリング機構と関係の深いフロント・ホイール・アライメントの各要素 (キャンバ、キャスタ、キングピン・アングル、トー・イン)とその役割について も学習していきます。なお、この科目は5期に実施される「ステアリング・アライ メントの整備」という科目につながっていきます。 ○ ○ 電子回路実験 電気系統の故障修理には、基本的な電気の知識に加え、トランジスタ、ダイオード など電気部品の知識、測定用具に関する知識、そして回路図を元に配線を追ってい 1 く技術が必要です。ここでは、実際に回路を作成しながら測定を行い、これらの基 20 ④ 本要素を学習していきます。また、テスタを使用して「電圧」「電流」「抵抗」を 計測し、回路を理解していきます。 ○ ○ 2スト二輪車の整備 二輪自動車用エンジンのオーバーホールが出来る。 1 水冷2ストローク単気筒の二輪車用エンジンを分解する事により、基本的な構造と 40 ④ 作動、原理を理解する。 ○ ○ ブレーキの点検整備 この科目では実習車を使い実際にブレーキ周りの点検作業を行ないます。①油圧式 ブレーキの次の点検作業が正しく実施できる(制動倍力装置は除く) ②マスタ・ シリンダの分解組み立て ③ホイール・シリンダの分解組み立て ④ブレーキ・ 1 40 キャリパの分解組み立て ⑤ドラム・ブレーキの分解組み立て ⑥ディスクブレー ④ キの分解組み立て ⑦分解組み立て時における点検 ⑧組み付け後のエア抜き作業 ⑨完成点検 ○ ○ 自動車が走行するためにはエンジンの回転をタイヤに伝達することが必要となりま す。また、エンジンで発生するトルクはほぼ一定であるため走行条件に見合ったよ うにトルクを変換しなければなりません。この役割をしているのがトランスミッ マニュアルトランス 1 ションです。この科目では、マニュアル・トランスミッションを分解し、構造と作 40 ミッションの整備 ④ 動について学習するとともに故障原因を理解します。また、トランスミッションと デファレンシャルが一体化しているトランスアクスル(FF用のトランスミッショ ン)の分解組立てを通してFR用のトランスミッションとの違いを理解します。 ○ ○ 電気の基礎を学習すると共に電動バイクの構造、作動を理解することから現在市販 電動バイクの走行実験 1 車で用いられているハイブリッド自動車について理解を深めると共に走行実験を通 28 (長野実習Ⅰ) ④ して電気自動車についての理解を深める。 ○ ○ 就職対策講座Ⅴ 一度きりの人生を実りあるものにしたいというのは、みんなの願いです。就職と言 う人生の大きな岐路を迎えるにあたり、希望にそった会社に就職し豊な生活を満喫 したいと考えているのではないでしょうか。 就職の大きな目的の一つは、安定した収入を得ることにありますが、それだけで仕 事を選ぶ人は少ないと思います。専門学校でその道の分野のプロになるため勉強を し、知識や技術を蓄えてきた皆さんが社会人として出発するためには、いくつもの 1 16 関門をくぐらなければなりません。その関門を突破するために1年を通してしっか ⑤ りした考えのもとに目標を設定し、突き進む道しるべとしてこの講座が設定されて います。就職内定をつかみ取るだけでなく、人間として成長し社会人として活躍で きるスキルを身につける事を目的としています。人間として成長するたに必要な 様々な知識と共に、時には実践で試すことも必要でしょう。この就職プログラム は、あなたを人間として成長させる一助となることでしょう。 ○ ○ 車が走り、曲がりそして止まるときに働く力は、タイヤと路面間で作用します。し たがって、タイヤの位置決めがきちんとされていないと車はこれらの運動がスムー サスペンションのメカ ズに出来なくなります。そこで、路面とタイヤと車体とをつなぐシステムが必要に 1 20 ニズム なりますが、これがサスペンションと言われているものです。この科目では次の各 ⑤ 項目について学習します。①サスペンションの働きについて。②サスペンションの 種類と構造について(車軸式、独立式、ストラット型、ウィッシュボーン型)。 ○ 5 / 10 ページ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 エンジンの付加装置 エンジンの発生する出力は、シリンダに吸入される空気量(充填効率)でほぼ決ま ります。過給機は吸入空気を強制的にシリンダに送り込むので、充填効率が高く自 1 然吸気式(NA)と比べると約1.5倍以上の出力が得られます。ここでは、過給 20 ⑤ 圧と出力の関係、インタークーラーの効果、ターボチャージャーとスーパーチャー ジャーの違い、ノッキングが発生したときの制御のしくみを学習します。 ○ ○ 自動車の仕事と出力 駆動力(自動車を走らせる力)と走行抵抗(自動車の走りを妨げる力)の関係及び 走行抵抗の種類とその要因を理解する。また走行条件により走行抵抗がどのように 1 変化するかを学び、計算演習により具体的な概念を理解する。更に駆動力、走行抵 20 ⑤ 抗及び速度と動力の関係、走行性能(駆動力・車速)とエンジン性能(エンジント ルク、回転数、エンジン出力)の関係についても理解する。 ○ ○ 自動車整備士の資格取得および自動車関連の企業に就職するためには、内燃機関に かんする知識はぜひ必要なものです。ここでは、内燃機関の基礎となる熱力学及び 理論サイクル、燃焼とエンジンの出力に関して学び。これらの基礎をベースに、エ 1 エンジンの燃焼と性能 20 ンジン性能とは何か、またどのようにすればエンジン性能が向上するか、その理論 ⑤ について理解します。また、熱力学や内燃機関に関わる用語の理解も大切なので重 点を置いています。 ○ ○ ディーゼル・エンジンの分解整備を行い、点検、測定の項目と構造、整備作業の注 ディーゼルエンジンの 1 意事項、要領を理解する。 またガソリン・エンジンとの違いに留意しながら 40 整備 ⑤ ディーゼル・エンジン特有の装置を学習する。 ○ ○ ディファレンシャルの分解組み立て作業要領,点検要領を理解する。 1 デフ・アクスルの整備 ディファレンシャル(ファイナル・ギヤ)の分解組み立て及び点検を行い、作業要 40 ⑤ 領について理解するとともに構造と作動についても理解する。 ○ ○ ●エンジン電装品シャシ電装品について、実際の車両上で点検・計測ができる。 ●車両による電装品の点検と判定。 ●車両における配線の点検と良否判定。 ●車両における計器類、灯火装置類の点検と良否判定。 ○ 車両の電装品整備 1 40 ⑤ ○ ○ ホイールアライメント サスペンション脱着やホイールアライメント調整作業を行い、自動車の操縦安定 1 40 の整備 性、操舵性能がどのようにして得られるかを知る。 ⑤ ○ ○ 本授業は以下のことを習得することを目的とする。 ①低圧電気取扱業務に必要な知識を習得 ②ハイブリッドの分類とシステムの特徴、構成の知識を習得。 ③走行状態毎の動力伝達経路モニター及び実測が出来る。 1 ハイブリッド車の整備 ④システム異常時の各警告灯の作動・高電圧回路の遮断及び、駆動用バッテリの充 16 ⑤ 電手順の実施が出来る。確認が出来る。 ⑤整備モードへの移行手順が実施出来る。 なお、全授業を受講し履修判定試験に合格した者は、「低圧電気取扱特別教育修了 証」を発行する ○ ○ 電子制御のしくみ 最近の自動車には様々な制約が課されています。例えば排出ガス一つを取ってみ ても、今の自動車は10年ほど前の自動車と比べても非常にクリーンな排出ガスに なっています。また、空燃比についても超希薄燃焼が実用化されています。これら のことを実現するためには、コンピュータを使って排ガスや空燃比のコントロール 2 20 をすることです。これはガソリンエンジン、ディーゼル・エンジン共に同じことが ① 言えます。この科目では、エンジンの燃焼状態をコントロールするためのセンサ、 アクチュエータの働きについて学び、これらセンサ、アクチュエータがどのように 働いて燃焼状態をコントロールしていくのかについて理解します。 ○ ○ 列型噴射ポンプには高圧で燃料を送り、適切な時期に噴射すること、各シリンダに バラつきなく正確な分量を送ること、走行抵抗やアクセル・ペダルの踏み込みなど 負荷の変化に応じて速やかに噴射量を変化、調整する事が要求されます。この要求 ディーゼルエンジンの 2 に応える列型噴射ポンプの作動や構造について理解する。また、噴射装置全体の最 20 燃料装置 ① 終部分を受け持つ重要部品であり、ジーゼル・ノックや黒煙などエンジン性能に及 ぼす影響が極めて大きいインジェクション・ノズルの作動や構造についても理解す る。 ○ 6 / 10 ページ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 自動車に要求される性能は、走る,止まる,曲がるだけでなくて、公害防止,安 全性などの質的なものと、便利さや快適さなど人間的要求と多様になってきてい る。快適さという点から観ると、エアコンディショナーは欠かせない装置となって 2 20 おり、気持ちよく運転することは安全性にもつながる面がある。又、昨今自動車業 ① 界に大きな課題として、環境問題がある。したがって、エアコンについての知識を 持つことは、2級整備士にとって必須項目である。 ○ シャシ電気装置 ○ 近年、乗用車ではM/Tを探すのに苦労する位、A/Tの普及率が高くなっており、A/T を構成する装置の構造・作動を知ることは、非常に重要なことです。A/TとM/Tの動 力伝達方法の違い、A/Tの特徴を理解する。トルク・コンバータの役割、トルク増 オートマチックトラン 2 大、性能計算。4速A/Tの分解・組み付け要領、動力伝達径路、プラネタリ・ギヤの 40 スミッションの整備 ① 作動原理、ギヤ比の計算を理解する。A/Tは修理頻度が少ない理由から興味を示さ ないことが多い、A/Tの故障診断技術の重要性を示し、、的確な判断が出来るよう に勉強することが必要がある。 ○ ○ TIG溶接実習 自動車の材料にはステンレス鋼やアルミ二ウム合金が広く用いられている。この実 2 習ではそれらの加工技術のうちTIG溶接をとりあげ、安全を重点とした器具の取 40 ① 扱い、ステンレス鋼による基本的な溶接作業できることを目的とします。 ○ ○ ジーゼルエンジンの燃料装置について、分配型インジェクションポンプの構造を中 ディーゼル燃料噴射ポ 心に理解する。圧送のしくみや噴射量制御、ガバナの構造、タイマの構造を列型イ 2 40 ンプの整備 ンジェクションポンプの知識と比較して理解する。またジーゼルエンジンの構造を ① 総合的に説明できるほどに知識を高める。 ○ ○ グラインダ取扱い作業 砥石加工技術は日々進化し、ますます高速化、高精度化及び自動化かが進んでお り、特に砥石周速度は、従来と比べ目を見張るほど高速化しています。したがっ 2 16 て、研削砥石を扱う作業者は、この研削砥石の危険性を十分に認識し、安全に取り ① 扱うことができる知識としていることが必要です。 ○ ○ 自動車と環境 森林破壊、地球温暖化やオゾン層の破壊など、地球の自然環境は年々悪化をたどっ ています。自動車から排出される排気ガスは大きな原因の一つとなっており、整備 士として地球環境に関心を持つことは大切になってきています。この科目では、自 動車と環境問題の関わりを学び、社会全般の中での位置づけや方向性について学習 2 20 します。また、自動車は社会経済活動に欠くことの出来ないきわめて重要な役割を ② 果たしている反面、大気汚染、騒音、交通事故等が社会問題となっています。それ らの問題を解決する新エネルギー等の新技術開発の動向を知ることにより、今後の 自動車と都市交通のトレンドについて考えていきます。 ○ ○ トランスミッションの変速制御は、基本的にエンジンの負荷と車速から行なってい ます。油圧式A/Tではエンジン負荷と車速をスロットル・バルブやガバナ・バルブ で油圧に置き換えて変速制御をしていました。ところが、現在のA/Tはこのエンジ ン負荷と車速を電気的な信号として取り出してコンピュータに入力し、更にそこか オートマチックトラン 2 ら電気信号を出力し、その電気信号によって変速制御を行なうという電子制御式を 20 スミッションのしくみ ② 採用しているものが多くなりました。それによっていろいろな走行条件に対応した 滑らかな走りを実現しています。この科目では油圧制御式ATと電子制式ATの制御の 仕方の違いを理解し、各種センサとコンピュータやソレノイドを使った変速につい て学習します。 ○ ○ 整備法規 自動車の基本法である道路運送車両法、同施行規則、自動車点検基準、優良自動車 整備事業者認定規則,指定自動車整備事業規則等の関係法令について主要な要点に 2 ついて理解をします。 なお、最低限、二級自動車整備士試験に出題される条項は 20 ② 完全に理解するとともに、職場において整備主任者,自動車検査員になれるための 基礎知識を身につけます。 ○ ○ エンジン性能実験実習 エンジンの性能には、吸排気システムによる効率、圧縮圧力、燃焼室形状が大きな 影響を及ぼす。エンジンのパワー・アップを図るためには、これらの効率を上げる 2 40 ための形状変更などの加工が必要です。この実習では、理論に基づいた加工作業を ② することで、その内容が理解できるよになる。 7 / 10 ページ ○ ○ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 ○ 燃料装置には、排出ガス規制、燃料消費量の低減、運転性能の向上など、エンジンの 混合気供給をより効率的に働かせるため、エンジンの運転状態(吸入空気量、エン ジン回転数、水温、スロットルバルブ開度等)に合わせた、より適正にきめ細かな制 御が求められています。 電子制御燃料噴射装置 これを行なうため燃料供給を電子的にコントロールしているのが、電子制御式燃料 2 40 の整備 噴射装置です。 ② この科目では、装置の構成やそのつながりの概要を確認し、通常の運転状態の変 化におけるセンサの種類と働き、その信号を処理するコンピュータの働き、また、各 装置を作動させるアクチュエータの種類や働きについて学び、理解することを目的 とします。 ○ ○ ハンドルの操作性と操作力の関係は、ギヤ比だけを替えた場合はお互いが反比例の 関係になる。操作性を良くし、かつ操作力を軽減させることはギヤ比の変更だけで は出来ないが、油圧やモータによりパワーアシストすることによって実現すること パワーステアリングの が出来る。これによって軽自動車から大型自動車までハンドル操作が、非常に楽に 2 40 整備 出来るようになった。 ② この授業ではこれら油圧やモータを使ったパワーアシスト付ステアリング(パワー ステアリング)のしくみについて、ギヤボックスを分解して学習し、さらに故障診 断ができることを目指す。 ○ 「電子制御燃料噴射のしくみ」を応用し、「センサ」「コントロールユニット (ECU)」「アクチュエータ」の制御をレース用コンピュータに設定する。ここで 燃料噴射量、点火時期の制御を中心に考え、ロータリーエンジンを作動させること で電子制御を学習し、フルコンピュータチューニングの方法を学習する。 ○ プロジェクトセミナー 2 セミナー実習の意味を理解する。 32 Ⅰ ② 各班ごとに教材を選択し共通の目的を確立する。 また、PDCAサイクルを理解することで、期ごと、通年においてのPDCAを明確化す る 。 現車 の 故 障箇 所、 欠損 部品 などの状 況を 確認し、 詳細 な作 業計 画を たて る。 実際にPDCAをもとに実施作業を行う。 ○ ○ 大型自動車に使われている複合式エア・ブレーキ、フルエア式ブレーキ、エキゾー 大型車両のブレーキ装 2 スト・ブレーキの作動原理を知り、システムを構成している部品の役割、作動を理 20 置 ③ 解する。 ○ ○ 競技車両のエンジン 競技車両に使用されるエンジンは出場する競技の種類によっても違うが、ツーリン グカーによる競技の場合は市販車両のエンジンをベースに、性能向上のための改良 や耐久性を増すための改良して出場することが多い。この授業では、市販車両のエ 2 20 ンジンを性能向上のためのチューニングなどをする際に、既存の構造をどのように ③ 改良すると性能や耐久性が変化するか等について学ぶもので、実際の作業する場合 のテクニカルな面に重点を置いたものである。 ○ ○ 自動車工学 二級国家試験を合格するためには、「工学」「エンジン」「シャシ」「電気」「法 規」といった各分野の内容を理解していなければなりません。その中でも、「工 学」分野は計算問題があり苦手いると思い込んでいる人が比較的多い分野です。と 2 20 ころが、この「工学」が出来ないと二級には合格できません。この科目では、これ ③ までに学んできた二級国家試験レベルの自動車工学的な内容に答えられる力を付け ることを目的とします。 ○ ○ エンジンとはシリンダ内で混合気を燃焼させてそのエネルギを機械的な仕事に変換 する熱機関です。この科目では、燃焼・圧力変化・エネルギと仕事といったシリン ダ内での混合気の燃焼について学習し、エネルギをどのようにして仕事に変換する のか、そのしくみについて学びます。 エンジン動力計測実験 2 また、これら燃焼と性能との関連について理解するため汎用エンジンを動力計に接 40 実習 ③ 続し、所定の負荷状態で出力運転させて各種測定を行います。測定結果からエンジ ンの性能比較要素「エンジン回転数」「軸トルク」「軸出力」「燃料消費率」「熱 効率」「平均有効圧力」「空燃比」の算出方法を理解していきます。算出したエン ジン性能比較要素を考察し、エンジンの理論と実際を理解する。 8 / 10 ページ ○ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 ○ EFI補正制御のシステムを理解し、点検の要領及び故障診断作業ができる。電子制 ガソリンエンジンの診 御燃料噴射、補正制御システムを理解し、点検の要領及び故障診断作業ができる。 2 40 断整備 また、エンジンの運転状態は電圧やダイアグノーシスおよびOBDⅡを使用し、状態 ③ を決定する各要素のつながりについても概念的に理解できるようにする。 ○ ○ 自動車検査実習 道路運送車両法の概要と、法で定められた点検整備の種類が理解でき、且つ法定2 4ヶ月点検(車検)の各項目について点検検査ができることを目的とします。ま 2 40 た、定期交換部品や消耗品については交換時期や交換作業ができることも目的とし ③ ます。 ○ ○ 「電子制御燃料噴射のしくみ」を応用し、「センサ」「コントロールユニット プロジェクトセミナー (ECU)」「アクチュエータ」の制御をレース用コンピュータに設定する。ここで 2 32 Ⅱ 燃料噴射量、点火時期の制御を中心に考え、ロータリーエンジンを作動させること ③ で電子制御を学習し、フルコンピュータチューニングの方法を学習する。 ○ ○ 四輪駆動車は不整地を走行する車として知られているが、最近では都会や高速道路 を走行する多くの車両にも使われている。また、四輪駆動車は常に四輪駆動状態で 走行するもの(フルタイム式4WD)と、必要なときにだけ四輪駆動にして走行する 電制サス・エアサスの もの(パートタイム4WD)があり、駆動力を前後のタイヤに分配するための分配機 2 20 しくみ (トランスファー)が装着されている。この授業は、四輪駆動車の特性並びに駆動 ④ 力を前後に分配するトランスファーの構造と整備の仕方について学習する。また、 LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)の構造及び作動について学習 する。 ○ ○ 検査法規 自動車はその構造が国土交通省令で定める保安上又は公害防止上の技術基準に適合 するものでなければ、運用の用に供してはならないとなっています。この科目で は、道路運送車両法第3章、道路運送車両の保安基準について学ぶと共に、保安基 2 20 準の第1条から第53条までの主な要点について理解をします。なお、最低限、二 ④ 級自動車整備士試験に出題される条項は完全に理解するとともに、整備主任者にな るまでの、整備士としての法令知識を身につけることを目的とします。 ○ ○ ブレーキの安全装置 自動車の制動装置は、ブレーキペダルの踏み力に応じて制動力が得られ、しかも温 度や速度の変化に影響されず安定した制動が得られることが理想である。 走行時は道路状況が刻々変化し、その都度路面摩擦係数も変化するので、小さな制 動力でも車輪がロックし、スピンすることもある。 ABSは、車輪の回転速度を常 2 20 に検出して車輪の状態を理想的に制御するので、濡れた路面やアイスバーンなど、 ④ 路面摩擦係数(μ)の低い道路でも安定した制動ができるシステムである。ここで は、制動のメカニズムからABSの制御概念、システム構成、油圧の制御サイクル について学ぶ。 ○ ○ 近年、レシプロエンジンが主流になっている中で、マツダ車の中でも限られた車種 にしか使われていないロータリーエンジンは現在でもエンジン好きには人気が高 ロータリーエンジン分 い。また、幅広くエンジンを勉強していく中で特徴あるロータリエンジンの構造・ 2 40 解整備 作動を知ることは、非常に重要なことです。レシプロエンジンとロータリエンジン ④ の構造の違いや特徴を理解する。また、分解・組み付け要領、作動原理、を理解す る。 ○ ○ エンジンの電子制御化はガソリン・エンジンばかりでなくディーゼル・エンジンに も採用されてきました。電子制御式ガバナや電子タイマがなどがそれです。この科 ディーゼルエンジンの 目では、これらの電子制御式燃料装置(電子制御式ガバナ・電子タイマ・等)の構 2 40 診断整備 造機能を理解すると共に、燃料装置の点検調整はもとより、ディーゼル・エンジン ④ の補機類の脱着及びエンジン調整ができ、排ガス中の有害物質の発生原因と測定方 法を理解し故障診断ができることを目的とします。 ○ ○ ・ECUの制御について学習しROMチューニングに必要な知識を身に付ける。 ・ROMライターやROMの取り扱いについて学習する。ROMからデータの取り出しを行 う。 CPUチューニング実 ・ROMに書き込まれているデータを読み、プログラム領域とデータ領域を見分ける 2 40 験実習 ことができるようになる。 ④ ・燃料補正マップ、点火時期マップが読めるようになり、データの変更ができるよ うになる。 ・元のデータと変更データで エンジンの運転状態を比較しトルク、燃料消費量の変化を考察する。 ○ 9 / 10 ページ (工業専門課程 エンジンメンテナンス科)平成28年度 分類 必 修 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 配 当 年 次 ・ 学 期 授業科目概要 授 実 単 験 業 講 演 ・ 位 実 時 習 数 義 習 ・ 数 実 技 ○ 「電子制御燃料噴射のしくみ」を応用し、「センサ」「コントロールユニット プロジェクトセミナー (ECU)」「アクチュエータ」の制御をレース用コンピュータに設定する。ここで 2 40 Ⅲ 燃料噴射量、点火時期の制御を中心に考え、ロータリーエンジンを作動させること ④ で電子制御を学習し、フルコンピュータチューニングの方法を学習する。 ○ ○ 大型車両を中心として、特有のブレーキ構造やサスペンション構造について、その点 大型車両実習(長野実 検、計測方法について理解する。この実習では大型車が乗用車と比べて構造的にど 2 28 習Ⅱ) んなところが違っているのか。また、その特徴はどのようになっているのかという ④ ことについて学習していく。 ○ ○ ガソリン自動車構造 2級国家試験対策として、2年間学んだ自動車の知識をもとにして2級ガソリン種 目の試験に合格できる力を身につけるため、演習問題を中心としたまとめを行う。 2 40 ●過去、実際に出題された問題について、問われていることを正確に読み取ること ⑤ ができる。●間違えやすい問題に注意し、正しい答えを導くことができる。 ○ ○ ディーゼル自動車構造 2級国家試験対策として、2年間学んだ自動車の知識をもとにして2級ジーゼル種 目の試験に合格できる力を身につけるため、演習問題を中心としたまとめを行う。 2 40 ●過去、実際に出題された問題について、問われていることを正確に読み取ること ⑤ ができる。●間違えやすい問題に注意し、正しい答えを導くことができる。 ○ ○ 2級国家試験対策として、2年間学んだ自動車の知識をもとにして2級整備士国家 自動車の法令(整備法 試験に合格できる力を身につけるため、整備法規の演習問題を中心としたまとめを 2 16 規) 行う。●過去、実際に出題された問題について、問われていることを正確に読み取 ⑤ ることができる。●間違えやすい問題に注意し、正しい答えを導くことができる。 ○ ○ 2級国家試験対策として、2年間学んだ自動車の知識をもとにして2級整備士国家 自動車の法令(検査法 試験に合格できる力を身につけるため、整備法規の演習問題を中心としたまとめを 2 16 規) 行う。●過去、実際に出題された問題について、問われていることを正確に読み取 ⑤ ることができる。●間違えやすい問題に注意し、正しい答えを導くことができる。 ○ ○ ガソリン総合整備 2級国家試験対策として、2年間学んだ自動車の知識をもとにして2級ガソリン種 目の試験に合格できる力を身につけるため、演習問題を中心としたまとめを行う。 2 72 ●過去、実際に出題された問題について、問われていることを正確に読み取ること ⑤ ができる。●間違えやすい問題に注意し、正しい答えを導くことができる。 ○ ○ ディーゼル総合整備 2級国家試験対策として、2年間学んだ自動車の知識をもとにして2級ジーゼル種 目の試験に合格できる力を身につけるため、演習問題を中心としたまとめを行う。 2 72 ●過去、実際に出題された問題について、問われていることを正確に読み取ること ⑤ ができる。●間違えやすい問題に注意し、正しい答えを導くことができる。 ○ 合計 80科目 10 / 10 ページ 2320単位時間(79単