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「海難の現況と対策について」平成27年版のとりまとめ

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「海難の現況と対策について」平成27年版のとりまとめ
平成 28 年 3 月 16 日
海 上 保 安 庁
「海難の現況と対策について」平成27年版のとりまとめ
~平成 27 年の船舶事故・人身事故ともに減少!!~
○ 平 成 27 年 の 船 舶 事 故 隻 数 は 、 対 前 年 比 1 % 減 の 2,137 隻 。 う ち 死 者 ・
行 方 不 明 者 数 は 対 前 年 比 52% 減 の 48 名 。い ず れ も 平 成 13 年 か ら 開 始 し
た統計手法では最少。
○ 平 成 27 年 の 人 身 事 故 (※ ) 者 数 は 、 対 前 年 比 4 % 減 の 2,633 名 。 う ち 死
者 ・ 行 方 不 明 者 数 は 対 前 年 比 4 % 減 の 1,108 名 。 い ず れ も 減 少 傾 向 。
(※)船 舶 事 故 以 外 の乗 船 中 の事 故 及 び海 浜 事 故
【平 成 27 年 における事 故 の特 徴 】
○船舶事故の特徴
・小型船舶による事故隻数(1,597 隻)が船舶事故全体の約8割(75%)を占めている
※小型船舶:プレジャーボート(935 隻)
、漁船(601 隻)
、遊漁船(61 隻)
・小型船舶による事故の種類は、
「機関故障」
、
「燃料欠乏」
、
「バッテリー過放電」が全体のう
ち約2割、
「衝突」が全体の約2割を占めている
○人身事故の特徴
・事故者数、死者・行方不明者数ともに減少傾向
・マリンレジャーに関する海浜事故
死者・行方不明者の約8割が遊泳中、釣り中によるもの
*具体的な内容については、海上保安庁ホームページ
(http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h28/k20160316/k160316-2.pdf)
「海難の現況と対策(平成 27 年 1 月~12 月)
」をご参照下さい。
平成27年における事故の特徴
○船舶海難の特徴
◇事故隻数、死者・行方不明者数ともに平成13年から開始した統計手法では最少
◇小型船舶による事故が全体の約8割
◇小型船舶の事故種類は、「機関故障」、「燃料欠乏」、「バッテリー過放電」が約2割、 「衝突」が約2割
船舶種類別の割合
船舶事故の推移
減少傾向
(隻)
3000
(人)
2883
200
2710 2693 2733
2482 2544
2500
2579
165
152
150
2549
2414
180
2533
2400
155
2158
143
2000
貨物船
269隻 13%
遊漁船
61隻 3%
160
140
124
121
過去最少
108
99
87
100
100
78
84
500
40
20
0
44%
機関故障
運航阻害(過放電)
265隻
37隻 2%
17%
運航阻害(燃料
欠乏) 35隻 2%
平成27年
事故隻数
衝突
2,137隻
367隻
23%
乗揚
運航阻害
(その他)
131隻 8%
0
H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27
船舶事故隻数
平成27年 プレジャー
事故隻数 ボート
935隻
2,137隻
21%
その他
290隻
18%
60
48
75%
事故種類別の割合
80
1000
その他
118隻
5%
漁船 600隻
28%
120
108
1500
2137
2261 2306
作業船
29隻 1%
旅客船
48隻 2%
タンカー
77隻 4%
転覆
142隻
9%
死者・行方不明者数
○人身事故の特徴
23%
181隻
12%
推進器障害
148隻 9%
◇事故者、死者・行方不明者ともに減少傾向
◇マリンレジャーに関する海浜事故の死者・行方不明者の約8割が遊泳中、釣り中によるもの
1000
800
857
842
759
810
803
600
人身事故の推移
減少傾向
280
272
234
267
255
200
(人)
3500
3000
400
0
2871
2877
2621
H23
2742
2631
2500
H24
事故者数
H25
H26
H27
死者・行方不明者数
【マリンレジャーに関する海浜事故者数
及び死者・行方不明者数の推移(過去5年間)】
2000
1500
1299
1128
1240
1155
1107
1000
500
76%
0
H23
H24
事故者数
H25
H26
死者・行方不明者数
H27
【人身事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去5年間)】
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