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リリースノート - Portrait Support
リリース ノート バージョン 7.0A © 2013 Pitney Bowes Software Inc. All rights reserved. 本ドキュメントには、Pitney Bowes Inc. またはその子会社や関連企業が所有する機密情報と独占情報が含ま れます。 Portrait Software、Portrait Software ロゴ、Portrait、および Portrait Software の Portrait ブランドは、Portrait Software International Limited の商標であり、Portrait Software International Limited から書面による事前の承 諾を得ない限り、いかなる方法でも使用できません。 商標に関する告知 その他、記載されている製品名、社名、マーク、ロゴ、およびシンボルには、各社の商標または登録商標と して使用している場合があります。 Portrait Software サポート 本ドキュメントに記載された情報で対処できない状況が発生し、支援が必要な場合は、当社 Web サイトの Knowledge Base をご利用ください。http://support.portraitsoftware.com にアクセスし、目的の製品のリ ンクをクリックします。 このサイトでは、他の Portrait Software ドキュメントをダウンロードすることもできます。 ユーザ名とパス ワードをお持ちでないか、お忘れの場合は、以下の連絡手段のいずれかでお問い合わせください。 本製品の使用、インストール、またはドキュメントに問題点がありましたら、以下の連絡手段のいずれかで お問い合わせください。 電子メール:[email protected] 電話 • 米国/カナダ 1-800-335-3860 (フリーダイヤル) • その他の国 +44 800 840 0001 問題点をご連絡いただく際は、以下の情報をお手元に控えておいてください。 • ソフトウェア アプリケーションの名前 • 問題が発生したときの状況 • エラー メッセージが表示された場合はその文言 • 使用していたソフトウェアのバージョン Pitney Bowes Software Inc. 目次 第 1 章 : はじめに.........................................................................................................5 目的.......................................................................................................................................6 対象読者................................................................................................................................6 関連マニュアル.....................................................................................................................6 第 2 章 : リリースの概要...............................................................................................9 製品概要..............................................................................................................................10 重要な変更点.......................................................................................................................10 第 3 章 : リリースの詳細.............................................................................................11 パフォーマンス...................................................................................................................12 スコアカード ビルダーの変更.............................................................................................13 Unicode のサポート...........................................................................................................14 正規表現の変更...................................................................................................................15 インストールの変更............................................................................................................15 第 4 章 : インストールの留意点..................................................................................17 Portrait Miner 7.0A へのアップグレード...........................................................................18 サポートされるプラットフォーム......................................................................................19 サポートされる言語............................................................................................................20 Portrait Suite の互換性.......................................................................................................21 第 5 章 : 廃止と非推奨................................................................................................23 廃止された機能...................................................................................................................24 非推奨の機能.......................................................................................................................24 第 6 章 : 既知の問題....................................................................................................25 既知の問題...........................................................................................................................26 Scorecard Builder..............................................................................................................26 英語の表記について............................................................................................................26 Solaris.................................................................................................................................26 フォーカス ファイルのソート.............................................................................................27 仮想化 Windows システムにおける 3D 表示問題..............................................................27 第 7 章 : 解決された問題.............................................................................................29 Portrait Miner 7.0A で解決された問題...............................................................................30 第 8 章 : 今後のリリース計画.....................................................................................31 今後のリリース計画............................................................................................................32 4 Portrait Miner 7.0A はじめに • 目的 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6 • 対象読者 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6 • 関連マニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6 1 目的 目的 本書では、Portrait Miner 7.0A で以前のリリース (6.3A) から変更された点について説明します。本書 には、次の内容が含まれます。 • 新しい機能と強化された機能の概要 • 既知の問題の一覧 • 前回のリリース以降に修正された問題の一覧 • 廃止された項目と非推奨の項目 • 今後のリリース計画 注意: 本書には、サポートされているプラットフォーム、言語、アプリケーション統合など、インス トールに関するリリース固有の考慮事項の簡潔なリストが含まれています。 Portrait Miner のイ ンストールまたはアップグレードに関する完全なステップバイステップ ガイドについては、 『Portrait Miner 管理ガイド』を参照してください。 対象読者 本書が対象としている読者は次のとおりです。 • システム管理者 • ビジネス アナリスト • 顧客洞察アナリスト 関連マニュアル Document ロケーション Portrait Miner 管理ガイド サーバー: <インストール ディレクトリ >\server\qs7.0A\documentation\en_portrait_miner_administration_guide.pdf Portrait Miner オンライン ヘル サーバー: <インストール ディレクトリ >\server\qs7.0A\documentation\en_miner_online_help.chm プ クライアント: <インストール ディレクトリ >\client\help\en_miner_online_help.chm 6 Portrait Miner 7.0A 第 1 章 : はじめに Document ロケーション Portrait Miner DBM 参照ガイド サーバー: <インストール ディレクトリ >\server\qs7.0A\documentation\en_portrait_miner_dbm_user_guide.pdf クライアント: <インストール ディレクトリ>\client\help Portrait Miner DBC ガイド サーバー: <インストール ディレクトリ >\server\qs7.0A\documentation\en_portrait_miner_dbc_user_guide.pdf クライアント: <インストール ディレクトリ>\client\help Rule Miner ドキュメント サーバー: <インストール ディレクトリ >\ext\qsruleminer\docs\apriori_docs\apriori.html ヒント: すべてのドキュメントは Portrait Software のサポート Web サイトから入手できます: http://support.portraitsoftware.com リリース ノート 7 リリースの概要 • 製品概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .10 • 重要な変更点 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .10 2 製品概要 製品概要 Portrait Miner は強力な予測分析ソリューションであり、顧客の分析を行うことで、顧客を明確に把握 し、将来の行動を予測できるようにします。 Portrait Miner は、強力な 3D による可視化と迅速な自動モデル化を活用して、重要なデータ関係を明 らかにし、ボタンを押すだけで傾向をスコアとして提供します。これによって、予測モデルの精度と 分析結果のスピードを高めています。 Portrait Miner を使用すると、利益に影響のある次のような行動 や傾向を予測できます。 • 顧客離れ • クロス セルやアップ セルの機会 • キャンペーンの計画とセグメント化 • 顧客の満足と忠誠心の価値 重要な変更点 • パフォーマンスの向上: フォーカスの形式を変更し、より多くのデータがメモリにマッピングにされ るようになったため、多数のプロセッサへのスケーラビリティに優れた大規模なサーバーで巨大な データセットを処理する場合に、パフォーマンスが大幅に向上しました。 • スコアカード ビルダーのアルゴリズムの改良: ロジスティック回帰の最後の再スケールがなくなっ たため、Portrait の結果を他の標準的な手法と比較できるようになりました。 • バージョン 7.0 は 5 か国語をサポート: サポートする言語は、 日本語、ドイツ語、スペイン語、フ ランス語、ポルトガル語です。 • 新しいプラットフォームのサポート: サーバー プラットフォームとして Windows Server 2012 を、 データベース プラットフォームとして SQL Server 2012 を、それぞれサポートしました。 • Solaris のサポート廃止: Portrait Miner および のサーバー プラットフォームとして、Solaris のサ ポートは廃止されました。 10 Portrait Miner 7.0A リリースの詳細 • パフォーマンス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12 • スコアカード ビルダーの変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .13 • Unicode のサポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .14 • 正規表現の変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .15 • インストールの変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .15 3 パフォーマンス パフォーマンス Portrait Analytics suite のすべての製品では、処理のパフォーマンスとスケーラビリティの特性はフォー カスの形式に応じて決まります。 処理結果は、繰り返し質問を続けることが可能な時間内に取得でき る必要があります。また、パフォーマンスも向上させるために、処理能力を強化 (コア、プロセッサ、 メイン メモリなどの増加) する必要があります。 多くのビッグデータ分析アプリケーションと同様に、ハイ パフォーマンスを実現するうえでは、分析 するデータをメイン メモリに格納して保持しておくことが重要な課題となります。 現在では、サー バーでは 64 ビット アーキテクチャが標準的となり、デスクトップでも次第に標準的となりつつあり ます。このため、マシンで利用できるメモリの理論上の上限が解消されました (64 ビットのマシンは 2^64 バイトのメモリにアクセスできるのに対し、32 ビットのマシンは 2^32=4Gb です)。 Portrait Analytics では、処理する分析データすべてが必ずしもメモリ内に置かれている必要はありません (た だしその方が処理がはるかに高速になるのは確かです)。 Portrait Analytics の場合は、1 列分のデータ の読み込み単位をディスクからメモリに読み込み、それらの読み込み単位をメモリ内で処理します。 読み込み単位はできるだけ長い時間メモリに保持しておきます。 したがって、大容量のメモリを搭載 した 64 ビット アーキテクチャのサーバーであれば、データセット全体がメモリに格納される可能性 もあります。 バージョン 7.0 では、Portrait Analytics のパフォーマンスが向上しています。これは主に、読み込み単 位のサイズが変更されたことによるものです。メモリに読み込むレコードが、バージョン 6.2 の 24k から、バージョン 7.0 は 128k に大きくなりました。 読み込み単位のサイズが大きくなったことで、 次の 3 つの効果があります。 1. ディスクからメモリに読み込む読み込み単位のサイズが大きくなる分、読み込み単位の数が減る。 2. 1 つの読み込み単位に対して各スレッドで行う処理が増す (そのため、演算処理の時間が増え、処 理対象の読み込み単位の取得にかかる時間が減る)。 3. 多数のプロセッサ/コア間での負荷分散が効率的になる (そのため、各コアの処理時間が増え、コア を協調させるための調整にかかる時間が減る)。 64 ビット マシンで、メモリ容量が大きく、プロセッサのコア数が多い場合、演算処理の多いアルゴリ ズムを利用して、シングルプロセッサのパフォーマンスで 2 倍、マルチプロセッサのパフォーマンス で 4 倍の高速化が見られ、大きなデータセットではマルチプロセッサのスケーラビリティも向上して います (下記のグラフは 4,000 万件のレコード x 370 フィールドのフォーカスでの例です)。 32 ビット マシンで、メモリ容量が少なく、データセットが小さい場合でも、ある程度のパフォーマンス向上が 見られます。 12 Portrait Miner 7.0A 第 3 章 : リリースの詳細 スコアカード ビルダーの変更 スコアカード ビルダー (および Extention を利用するスコアカード ウィザード) で使用する標準の品質 基準で最も一般的なものはロジスティック回帰です。その理由は、結果を他の統計パッケージの結果 リリース ノート 13 Unicode のサポート と比較できるためです。 これが同じ種類どうしの比較となるよう、Portrait Miner バージョン 7.0 で は、ロジスティック変換のスケールがなくなりました (スケールは、スコアと確率の関係を調整するも のです)。 この結果、アルゴリズムがより標準的となり、調整の特性も向上しました (たとえば、予想 確率の平均が目標の平均に近づいています)。 具体的には、二値目標については、ロジスティックの品質基準ではロジスティック回帰本来の自然な スケールを使用します (モデリング後にスケールのステージを別個に追加して、スコアの線形変換を適 用し、ターゲットのスケールで結果に最も適合したロジスティックとすることは行いません。500 で 等確率を既定値とし、20 ごとに倍にする処理です。こうした 2 次的な適合は、測定結果のビニングに 基づいており、元のモデルの復元が困難です)。 モデルのパフォーマンスは引き続き Gini で測定し、 その定義も変わっていません。 二値目標については、予測モデリングの目的ではプロビット回帰より もロジスティック回帰の使用をお勧めします (二値目標には線形回帰は使用できません。プロビットは 現時点ではオプションとして使用できますが、将来のリリースでは削除される可能性があります)。 連 続目標については変更はありません。 Unicode のサポート Unicode (2 バイト) の文字列データは、Portrait Miner 日本語版のバージョン 7.0A が最初に対応し、現 在では Portrait Analytics suite (Portrait Miner、Explorer) 全体で標準的にサポートしています。フラッ ト ファイルやデータベースから読み出すデータに対しても、他のアプリケーションからインポートす るデータに対しても、Unicode がサポートされます。 非 Unicode (Latin-1) の文字列データも引き続き完全にサポートされており、既存のデータセット (foci) との後方互換性が確保されているため、変換プロセスは不要です。 エンコーディング (バイト オーダー マーク) が示されていないソース データ ファイルは、マシンのロケールに対する標準エンコーディン グに従って読み込まれます。 ファイル名、フィールド名、およびすべてのフォーカス メタデータにも、Unicode 文字を使用できま す。 フォーカス データはディスク上で圧縮されるため、Unicode のサポートによるパフォーマンスへ の影響は最小限となっています。 ただし、メモリ容量の増加が見込まれます。ビルド スクリプトでメ モリ チューニング パラメータが設定されている場合には、文字列型データの分析では 25 ~ 50% の 増加を検討する必要があります。 実際の影響は、演算に使用されるフィールド型の組み合わせによっ て異なりますが、一般的には、パフォーマンスに対する全般的な影響は非常に低くなります。 コマンド ライン ツールを使用する際の文字エンコーディングは、マシンのロケールと同じですが、 Windows コマンド プロンプトにおいてエンコーディングとフォントを明示的に設定しなければならな い場合があります。 具体的には、qsexportflat には -encoding パラメータがあり、生成するフ ラット ファイルのエンコーディングを指定できます。 サポートされているエンコーディングは、 LATIN1、UTF-8、UTF-8-No-BOM、UTF16-LE、Shift-JIS、EUC-JP です。 14 Portrait Miner 7.0A 第 3 章 : リリースの詳細 正規表現の変更 内部処理のライブラリをワイド文字データ対応にアップグレードする一環として、新しい正規表現ラ イブラリを導入しました。Field Derivation Language (FDL) で、より標準的な正規表現構文を使用し てフィールドを派生できるようになりました。 変更された主な機能では、新たに 5 種類の特殊文字を 使用します。 |?+() です。これらを文字そのものとして使用する場合には、前に \ が必要です (従来 の .^$\[* と同様)。 例: 説明 旧バージョン 新バージョン 先頭文字が A または B の郵便コードにマッチ match(“^\(A\|B\)”, Postcode) match(“^(A|B)”, Postcode) 0 が少なくとも 1 つ含まれているライセンス値に match("0\+",License) マッチ 文字列フィールドからすべての $ と , を削除 replaceall("\(\$\|,\)" , "", License) match("0+",License) replaceall("(\$|,)" , "", License) インストールの変更 Portrait Miner と残りの Portrait suiteとのコネクタを統一するために、MAS 拡張コンポーネントは削除 され、単一の Portrait Shared Services コネクタ (PSS コネクタ) に代わりました。このコネクタは、 Portrait HQ を利用するリリースに含まれています (Portrait Explorer、Portrait Dialogue、Interaction Optimizer 間で共有)。 リリース ノート 15 インストールの留意点 • Portrait Miner 7.0A へのアップグレード . . . . . . . . . . . . . .18 • サポートされるプラットフォーム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .19 • サポートされる言語 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .20 • Portrait Suite の互換性 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .21 4 Portrait Miner 7.0A へのアップグレード Portrait Miner 7.0A へのアップグレード Portrait Miner 7.0A にアップグレードするときには、以下の注意点と制限に留意してください。 • フォーカスの形式が変更されているため、既存のフォーカスはすべて、バージョン 7.0A で使用する 前に新しい形式にアップグレードする必要があります。 バージョン 7.0A のインストールには、古 い形式から新しい形式にフォーカスを変換するための移行ビルド スクリプトが含まれています (こ のスクリプトは、フォーカスのデータをフラット ファイルにエクスポートし、メタデータを適用し た新しい形式で再インポートします。 この移行方法では、フォーカス内の履歴は失われます)。 バー ジョン 7.0A で分析する予定のあるすべてのフォーカスに対してこのスクリプトを使用する必要があ ります。 データを共有するフォーカスの連鎖を使用している場合は、最初のルート フォーカスを移 行スクリプトで新しい形式に変換したうえで、依存関係のあるフォーカスからメタデータをインポー トして、新バージョン用に依存関係をビルドし直します。 プレーン テキストの ftr フォーカス ファ イルのヘッダーを見ると、フォーカスがバージョン 7用 のフォーカスの形式かどうかがわかります (本リリースのフォーカスのバージョンは 14 です)。 • フォーカスの形式が変更されたことで、32 ビット版の Portrait Miner (デスクトップ システムを含 む) に影響が及ぶ可能性があります。 具体的には、多数のレコードやフィールドを持つ大規模な データセットを分析する場合に、パフォーマンスが低下することがあります。 特に、データセッ トのソートなどの分析タスクで、すべてのフィールドのデータの読み込み単位をメモリ内で同時 に処理する必要があるときに、処理を完了するための十分なメモリを確保できないことがありま す。 回避策としては、フォーカスのフィールド サイズを分割し、顧客キーを必ず含む形で各フォー カスのフィールド数を減らしたうえで、各フォーカスを別個にソートしてから、それぞれの結果 を結合するという方法があります。 大規模なデータセットで最適なパフォーマンスを確保するた めには、64 ビットのサーバー マシンにアップグレードすることをお勧めします。 • 正規表現の変更に伴って、派生の再確認が必要な場合があります。 新しい特殊文字 |?+() が導入さ れたため、通常は、これまでこれらの文字の前にバックスラッシュを付けていた場合には、特殊文 字として扱うためにバックスラッシュを削除し、前にバックスラッシュを付けていなかった場合に は、文字そのものとして扱うためにバックスラッシュを付ける必要があります。 文字列データの格 納に Unicode を使用できるようになったことで、使用するメモリ容量が増える可能性があり、ビル ド スクリプトのメモリ設定でその点を考慮する必要があります。 通常は、こうした文字列フィール ドを処理する一部のビルド スクリプトのステップを 25 ~ 50% 増やすことによって、新しい形式で もスクリプトが引き続き動作します。 • Portrait Dialogue または Interaction Optimizer で使用するように予測モデルを発行するときには、新 しい pss* 系のコマンド ライン ユーティリティを使用する必要があります。 • このリリースでは Solaris のサポートが廃止されました。 すべてのアップグレード情報は Windows サーバー用のソフトウェアに関する情報です。今後も引き続き Portrait Miner の最新リリースを利用 していくためには、環境を Windows サーバーにアップグレードする必要があります。 • Portrait Miner 7.0A のクライアントをインストールする前に、以前のバージョンのクライアントをア ンインストールしてください。 • Portrait Miner 7.0A サーバーは、サーバー マシン上の別の場所にインストールしてください。 18 Portrait Miner 7.0A 第 4 章 : インストールの留意点 • Oracle データベースを利用する場合は、必ず Oracle Instant Client ドライバーをインストールして ください (Windows (32 ビットまたは 64 ビット) ではバージョン 11.2)。 注意 : 2 つの新しい ODBC 構成設定が必要です。 サポートされるプラットフォーム サーバー/PC 説明 分析サーバー Portrait Miner は、クライアント/サーバー アプリケーションとしての利用が中心 ですが、Windows のデスクトップにスタンドアロン アプリケーションとして Portrait Miner をインストールすることもできます。 クライアント/サーバーで利 用する場合の、Portrait Miner の分析サーバーがサポートするプラットフォーム は次のとおりです。 • 以下の Microsoft Windows Server を稼働する Intel x86 および AMD64 ベース のサーバー システム • 2008 R2 SP1 • 2012 いずれも、32 ビット版または 64 ビット版です。 Portrait Miner サーバーは、64 ビット オペレーティング システム上で 64 ビット アプリケーションとして動作 します。大規模な分析には 64 ビット版をお勧めします。 クライアント マシ Portrait Miner のクライアント側は、ユーザーが自分のデスクトップからアプリ ン ケーションとやり取りできるようにサポートします。 クライアント プラット フォームとしては、以下を稼働する Intel ベースの PC がサポートされています。 • Microsoft Windows Vista SP2 (64 ビット版を含む) • Microsoft Windows 7 (64 ビット版を含む) Portrait Miner クライアントは、これらのプラットフォーム上で 32 ビット アプ リケーションとして動作します。 Portrait Miner のデスクトップ版は、これらすべてのプラットフォーム上でサポー トされ、32 ビット アプリケーションとして動作します。 データベース サー Portrait Miner はデータの抽出と書き戻しに関し、組織の RDBMS、データ マー バー ト、またはデータ ウェアハウスと分析サーバーとの間で効率的な ODBC イン ターフェイスをサポートします。 以下のデータベースがサポートされており、 通常は別個のデータベース サーバー マシン上でホストされます。 • Microsoft SQL Server: Windows サーバー上でホストされた、バージョン 2008 R2 SP1 と 2012 がサポートされています。 SQL Server 接続は、適切な ODBC リリース ノート 19 サポートされる言語 サーバー/PC 説明 ドライバーがインストールされた Windows 2008/2012 Server または Portrait Miner 分析サーバーからサポートされます。 • Oracle: Portrait では、Oracle Instant Client ドライバー (Windows の場合はバー ジョン 11.2) を推奨します。Oracle Instant Client ドライバーは、Oracle をサ ポートする任意のプラットフォーム上でホストされた Oracle 10g および 11g への接続を提供します。 Oracle 接続は、任意の Portrait Miner サーバー プラッ トフォームからサポートされます。 • Teradata: Portrait では、Teradata TTU13.0 ドライバーを Portrait Miner 7.0A とともに使用することを推奨します。Portrait Miner 7.0A は、Teradata をサ ポートする任意のプラットフォーム上でホストされた Teradata バージョン V2R6.2 以降をサポートします。 Teradata 接続は、任意の Portrait Miner サー バー プラットフォームからサポートされます。 • ODBC: すべての Portrait Miner サーバー プラットフォームから、適切なネイ ティブ クライアント ODBC ドライバーがインストールされたデータベースに 対し、バージョン 3.51 がサポートされています。 現在サポートされているす べてのデータベース プラットフォームに対し、適切な ODBC ドライバーが Sybase ASE や IBM DB2 UDB といったデータベース ベンダーから提供され ています。 • 統計データセット: 次のデータ形式に対する直接アクセスが可能です。 dBASE の全バージョン、および互換性のある形式 (Microsoft Excel (Excel 2007 まで の全バージョンの読み込みと、バージョン 2.1 のファイルの書き出し)、SAS (Windows の SAS 6 と、すべてのプラットフォームの共通形式。非圧縮データ のみ)、SAS Transport、Windows の SPSS (圧縮ファイルと非圧縮ファイルの 両方)、SPSS Portable など)。 これらのデータ形式は、すべての Portrait Miner 分析サーバーにおいて使用できます。 • フラット ファイル: ASCII 形式のフラット ファイルのデータ (区切り形式およ び固定幅形式) のインポートとエクスポートを幅広くサポートします。 Portrait Miner デスクトップ システムからのデータベース接続には、32 ビット データベース ドライバーが必要です (Portrait Miner デスクトップ システムは、 すべてのプラットフォーム上で 32 ビット アプリケーションとして動作します)。 サポートされる言語 Portrait Miner 7.0A は、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語、ポルトガル語 (ブラジル) に対応しています。 20 Portrait Miner 7.0A 第 4 章 : インストールの留意点 Portrait Suite の互換性 Portrait Miner 7.0A は、以下の Portrait 製品と互換性があります。 • • • • • Portrait Interaction Optimizer 6.0 Portrait Dialogue 6.0 Portrait Optimizer 7.0A Portrait Explorer 4.0 Portrait HQ 2.0 注意: Self-Service Analytics 2.2B は、Quadstone System 5.3B とのみ互換性があります。 リリース ノート 21 廃止と非推奨 • 廃止された機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .24 • 非推奨の機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .24 5 廃止された機能 廃止された機能 このリリースでは、いくつかのコンポーネントが廃止されています。これらのコンポーネントは、 Portrait Miner のこれまでのリリースにおいて非推奨になっていたものです。 今回のリリースで製品に おけるサポートを終了しました。 • Portrait のサポート廃止ポリシーでは、最低でも 2 つのメジャー リリースのサポートを保証します。 現在サポートされているのは、Portrait Miner バージョン 5.x と 6.x です。 Portrait Miner 7.0A のリ リースで、バージョン 5.x 以前のリリースはサポートされなくなります。 バージョン 5 以前をご利 用中のお客様は、アップグレードの方法を Portrait サポートまでお問い合わせください。 • Solaris のサーバー プラットフォーム。 Portrait Miner で Solaris のサポートは廃止されました。 非推奨の機能 このリリースでは、いくつかのコンポーネントが非推奨となりました。これらのコンポーネントは、 Portrait Miner 7.0A ではまだサポートされていますが、将来のリリースでは製品におけるサポートが終 了する予定になっています。 追加で表示される要素には、以下のものがあります。 • Windows Server 2008 SP2 のサーバー プラットフォーム。 今回のリリースでは Windows Server 2008 R2 SP1 および 2012 がサポートされています。 • Windows Vista のクライアント プラットフォーム。 今回のリリースでは Windows 7 がサポートさ れています。 • SQL Server 2008 SP3 の Portrait Miner データベース プラットフォーム。 今回のリリースでは SQL Server 2008 R2 SP1 および 2012 がサポートされています。 • Oracle 10g R2 の Portrait Miner データベース プラットフォーム。 今回のリリースでは Oracle 11g R2 以上がサポートされています。 • これまでのバージョン: Portrait のサポート廃止ポリシーでは、2 つのメジャー リリースにおけるサ ポートを必須としています。 現在サポートされているのは、Portrait Miner バージョン 5.x と 6.x で す。 現在 Portrait は、2 ~ 3 年ごとの Portrait Miner のメジャー リリースを目指しています。その 時点で、バージョン 5.x のサポートは終了されます。 Portrait Miner 7.0A のリリースの時点で、バー ジョン 6.x は非推奨になります。 24 Portrait Miner 7.0A 既知の問題 • 既知の問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26 • Scorecard Builder . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26 • 英語の表記について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26 • Solaris . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26 • フォーカス ファイルのソート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .27 • 仮想化 Windows システムにおける 3D 表示問題 . . . . . . . .27 6 既知の問題 既知の問題 Portrait Miner 7.0A では、次のような既知の問題が確認されています。 Scorecard Builder スコアカード ビルダーの既知の問題は次のとおりです。 • スコアカード ビルダーではプロビット回帰を使用できないようにし、スコアカード ウィザードでは 線形回帰を使用できないようにする必要があります。 • 含める/除外で Gini が表示されますが、現在の品質基準に基づいて変数が選択されます。変数の選択 と同じ基準で変更がレポートされる必要があります。 • 段階的線形フィットは自動包含/自動除外のオプションから削除される必要があります。 • 段階的品質尺度では、その品質尺度を全体で使用する (試行のスコアカードを線形回帰でビルドしな いようにする) 必要があります。 • 空のビンの証拠のウェイト (WoE) の基準は、元の WoE 値の再スケールによりゼロ以外になる場合 があります。 英語の表記について 各国語版の Portrait Miner で、アプリケーション インターフェイスの一部の項目が英語のままになっ ています。 これは次の理由によるものです。 • 英語の表現を使用することが最も適切と判断したため • Rule Miner など、新しく開発したツールをまだローカライズしていないため • ユーザー インターフェイスに翻訳漏れがあったため (まれ) Solaris Solaris は、このリリースではサーバー プラットフォームとしてサポートされていません。 26 Portrait Miner 7.0A 第 6 章 : 既知の問題 フォーカス ファイルのソート 旧バージョンの Portrait Miner (6.2 以前) でソートしたフォーカス ファイルは、Portrait Miner 6.4 では いずれもソートされていません。 Miner 6.3 と 7.0 で Unicode のサポートが追加された関係で、これ らのファイルは再ソートが必要です。 仮想化 Windows システムにおける 3D 表示問題 Portrait Miner において 3D ビューを実装するためのライブラリがアップグレードされました。 一部の プラットフォームでは、Windows の仮想化において、Miner のこのバージョンにおける 3D 視覚化に 必要なサポートが提供されていません。 この問題が生じた場合は、以前の 3D ライブラリに戻すこと が可能です。 この設定が必要な場合は、サポートにご相談ください。 リリース ノート 27 解決された問題 • Portrait Miner 7.0A で解決された問題 . . . . . . . . . . . . . . . .30 7 Portrait Miner 7.0A で解決された問題 Portrait Miner 7.0A で解決された問題 Portrait Miner 6.3A で発生していた以下の問題は、バージョン 7.0A で修正されています。 バグ/問題 型 説明 内部 バグ修正 メモリ設定によっては、qsjoin が順序不整合エラーで失敗 することがありました。 この問題は、.ftr にフィルタを適用 し、メモリ オプションを指定した場合に発生していました。 修正されました。 内部 バグ修正 MS Excel を使用して Focus メタデータを準備するための拡 張コンポーネント excelmetadata を Miner 6.3 で使用で きませんでした。 修正されました。 Customer バグ修正 string(0) の空文字列 "" フィールドを派生した後で、シス テム クラッシュ 38-3-50-42-3-124-1143-3 が発生していま した。 修正されました。 Customer バグ修正 平均の予想確率が、平均の成果の率と厳密に同じではあり ませんでした。 修正されました。 内部 バグ修正 長い文字列フィールドを派生した後で、qsderive でデー タの書き込みに長い時間がかかっていました。 修正されま した。 30 Portrait Miner 7.0A 今後のリリース計画 • 今後のリリース計画 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .32 8 今後のリリース計画 今後のリリース計画 2013 年中に Portrait Miner の次期リリースを行う予定です。 次回のリリース以降で、以下のような拡 張を検討しています。 これは単なる情報提供であり、非常に大まかな計画における参考程度にお考え ください。 • 関係データに対する対話形式の集計とリンクによって、階層データ (世帯、個人、アカウント、トラ ンザクション、イベントなど) の準備、調査、検出プロセスを簡素化します。 • 空間分析 FDL の拡張により、緯度と経度で表された 2 点間の距離と角度の計算と、参照テーブルに おける k 番目に近い項目を参照するための緯度と経度を使用したジオ検索を可能にします。 • 空間分析データ準備の拡張により、ジオコーディング、走行時間と距離の計算、ジオデモグラフィッ クの付加、MapInfo データのインポートとエクスポートを可能にします。 • Microsoft Office および SQL Server Reporting Services との統合性を強化し、分析から説得力の ある構成可能な結果がより簡単に提示できるようにします。 • マップ ビューアにおける地理データ分析を改良し、MapInfo との統合性を強化します。 • 顧客に関する「ベースボール カード」によって、個々の顧客レコードに対する迅速で視覚的な洞察 と検証を可能にします。 • 対話型モデリングのユーザー エクスペリエンスをスコアカード ビルダーとクラスタ ビルダーで改 善します。 • ケース ウェイトの包括的なサポートによって、レポーティング、視覚化、モデル化ツールにおける データセットの偏りを修正します。 • 運用システムに対する結果の展開をさらに改善することによって、より簡単にモデル、スコア、リ ストを Portrait Dialogue、Portrait Interaction Optimizer、PMML、SAS、RDBMS などのシステムに 直接転送できるようにします。 • 相互運用性のあるフォーカス形式により、 サード パーティのツールで Portrait のフォーカス形式の 読み取りと書き込みを行えるようにします。 • モデルの比較、監視、管理のサポートを拡大し、統合済みのモデル追跡、Champion-Challenger 比 較、パフォーマンスと例外の警告、必要に応じた自動的なモデルの再ビルドなどに対応します。 • プラットフォームのサポートを拡大し、Windows 8、Linux を Portrait Miner サーバー プラットフォー ムとして、Windows 8 をクライアントおよびデスクトップ プラットフォームとして、Oracle 12、 Teradata V2R7 をデータベース プラットフォームとしてサポートします。 32 Portrait Miner 7.0A