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Portrait Dialogue 6.1 統合 ユーザーガイド
Portrait Dialogue 6.1 統合 ユーザー ガイド バージョン 7.1 © 2016 Pitney Bowes Software Inc. All rights reserved. 本ドキュメントには、Pitney Bowes Inc. またはその子会社や関連企業が所有する機密情報と独占情報が含ま れます。 Portrait Software、Portrait Software ロゴ、Portrait、および Portrait Software の Portrait ブランドは、Portrait Software International Limited の商標であり、Portrait Software International Limited から書面による事前の承 諾を得ない限り、いかなる方法でも使用できません。 商標に関する告知 その他、記載されている製品名、社名、マーク、ロゴ、およびシンボルには、各社の商標または登録商標と して使用している場合があります。 Portrait Software サポート 本ドキュメントに記載された情報で対処できない状況が発生し、支援が必要な場合は、当社 Web サイトの Knowledge Base をご利用ください。http://support.portraitsoftware.com にアクセスし、目的の製品のリ ンクをクリックします。 このサイトでは、他の Portrait Software ドキュメントをダウンロードすることもできます。 ユーザ名とパス ワードをお持ちでないか、お忘れの場合は、以下の連絡手段のいずれかでお問い合わせください。 本製品の使用、インストール、またはドキュメントに問題点がありましたら、以下の連絡手段のいずれかで お問い合わせください。 電子メール:[email protected] 電話 • 米国/カナダ 1-800-335-3860 (フリーダイヤル) • その他の国 +44 800 840 0001 問題点をご連絡いただく際は、以下の情報をお手元に控えておいてください。 • ソフトウェア アプリケーションの名前 • 問題が発生したときの状況 • エラー メッセージが表示された場合はその文言 • 使用していたソフトウェアのバージョン Pitney Bowes Software Inc. 目次 第 1 章 : はじめに.........................................................................................................5 目的.......................................................................................................................................6 このガイドの対象読者...........................................................................................................6 関連マニュアル.....................................................................................................................6 第 2 章 : 統合の概要......................................................................................................7 Miner の統合の概要..............................................................................................................8 統合方法の検討.....................................................................................................................8 統合のアーキテクチャ...........................................................................................................8 第3章: Portrait Miner のユーザー インターフェイスからのリストのエクスポート.............11 必要条件..............................................................................................................................12 リストのエクスポート.........................................................................................................12 スコアのエクスポート.........................................................................................................13 第 4 章 : リストのエクスポートのバッチ処理............................................................15 リストのエクスポートのバッチ処理...................................................................................16 第 5 章 : リストのエクスポートの既知の問題............................................................17 顧客 ID の不足または重複があるレコードはエクスポートされない..................................18 表示カテゴリの最小値と最大値..........................................................................................18 セグメント選択後に作成した一時フィールドがエクスポート対象として表示される.......18 エクスポートに失敗したカテゴリが Portrait Dialogue で表示される..............................18 レコードが 0 件の場合は Portrait Miner からエクスポートできない................................19 はじめに • 目的 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6 • このガイドの対象読者 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6 • 関連マニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6 1 目的 目的 このドキュメントは、Portrait Miner のユーザーが Portrait Dialogue に顧客リスト、スコア、および ルールをエクスポートする方法を示すことを目的としています。 このガイドの対象読者 Portrait Miner での分析結果を Portrait Dialogue の運用展開で使用できるようにすることを希望する Portrait Miner ユーザー。 関連マニュアル ドキュメント メディア (zip/dvd) および場所 • Portrait Miner 統合管理ガイド • Portrait Dialogue メディアの \Documentation\7 - Miner Integration\ • Portrait Dialogue 5.2 インストー • Portrait Dialogue メディアの \Documentation\1 - Installation & upgrade\ ル ガイド • • Portrait Dialogue 5.2 リリース Portrait Dialogue メディアの \Documentation\ ノート ヒント: すべてのドキュメントは Portrait Software のサポート Web サイトから入手できます: http://support.portraitsoftware.com 6 Portrait Miner 7.1 統合の概要 • Miner の統合の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .8 • 統合方法の検討 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .8 • 統合のアーキテクチャ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .8 2 Miner の統合の概要 Miner の統合の概要 Portrait 製品の 1 つである Portrait Miner では、顧客の行動を分析して洞察を得ることができます。一 方、Portrait Dialogue では、顧客との多種多様なやり取りを、すべてのチャネルを通じた双方向の密接 な対話 (ダイアログ) に変え、顧客との結び付きを強めることができます。 従来のキャンペーン管理シ ステムとは異なります。 Portrait Miner と Portrait Dialogue を統合すると、ターゲット グループや予 測ターゲット ルールなど、Portrait Miner で得た分析結果と洞察を Portrait Dialogue の運用環境と共有 し、直接反映できます。 統合の方法には、顧客 ID のリスト (およびオプションで顧客のスコア) をエ クスポートする方法と、分析ルールの記述をエクスポートする方法とがあります。 統合方法の検討 リストを統合する場合は、モジュール間で共有するのはデータだけです。 ルールを統合する場合は、 実質的に Portrait Miner の式を Portrait Dialogue の中で評価することになります。分析や運用展開の基 になるデータと、基盤となる顧客のビューを的確にマッチングさせ、運用システムのデータをルール の入力として使用できるようにする必要があります。 簡単に言えば、目的の展開に合わせたモデル化 が必要です。 統合のアーキテクチャ Portrait Miner が Portrait Dialogue とどのように統合しているかという詳細については、エンドユー ザーの側からは判断が付きません。 どちらの統合方法でも、基盤となる Portrait Miner を標準の 'ext' プラグイン フレームワークで拡張し ています。 リストを統合する場合は、Portrait Miner と Portrait Dialogue データベース サーバーが共有している共 有ディスクに対して、Portrait Miner がフラット ファイルをエクスポートします。データベース サー 8 Portrait Miner 7.1 第 2 章 : 統合の概要 バーはこのフラット ファイルを Dialogue の運用データベースにアップロードします (リストに関して 必要なメタデータも含む)。Portrait Dialogue ユーザーは、Visual Dialogue アプリケーションのセレク ション デザイナの [カテゴリ] セクションからこのデータを利用します。 ルールを統合する場合は、Portrait Shared Services (PSS) という Web サービスを利用します。PSS は、XML ベースのモデル記述フォーマットでルールの FDL を指定したコンパイル済み QMML 形式で ルールの記述を受け取り、これを Portrait Shared Repository (PSR) という共有メタデータ データベー スに格納します。Portrait Dialogue ユーザーはセレクション デザイナからこのデータを利用します。 Portrait Dialogue 6.1 統合 ユーザー ガイド 9 Portrait Miner のユーザー イ ンターフェイスからのリスト のエクスポート • 必要条件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12 • リストのエクスポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12 • スコアのエクスポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .13 3 必要条件 必要条件 このドキュメントでは、リスト プラグイン コンポーネント (<PCAHOME>/ext/millionhandshakes) が インストール ガイドに従って Portrait Miner サーバーに既にインストール済みであるものと想定して います。 必ずドメイン アカウントでログオンしておいてください。 リストのエクスポート プラグイン コンポーネントをインストールすると、Portrait Miner Decision Studio モジュールのユー ザー インターフェイスに新しいツールバー ボタンが追加されます。具体的には、次のツールに [Portrait Dialogue にリストをエクスポート] ボタン が新たに追加されます。 • 意思決定ツリー ビルダー • プロファイル ビューアー • クロス分布ビューアー • テーブル ビューアー • マップ ビューアー このボタンでは、選択中のセグメントの顧客、またはツールの入力 Focus 内のすべての顧客を、SIMPLE タイプのカテゴリとして Portrait Dialogue にエクスポートできます。 セグメントを選択できるツール では、選択中のセグメントのレコードがエクスポートされ、何も選択していない場合にはツールの入 力 Focus 内のすべてのレコードがエクスポートされます。 選択した Portrait Dialogue 顧客ドメインに 新規カテゴリを作成することも、既存のカテゴリを更新することもできます。 12 Portrait Miner 7.1 第 3 章 : Portrait Miner のユーザー インターフェイスからのリストのエクスポート 図 1 - リストをエクスポートするダイアログ 顧客ドメインと、Focus 内の ID フィールド (顧客ドメインの ID フィールドに対応する顧客 ID が入っ ているフィールド) を選択できます。 注意が必要なのは、選択した顧客 ID フィールドの値が、選択し たドメイン内で有効な顧客 ID かどうかについて、チェックは行われないということです。 注意: 顧客 ID フィールドの値に NULL (空の値) が含まれていてはなりません。また、値は一意でな くてはなりません。 新規リストを作成するときには、指定するテクニカル名は一意でなくてはなりません (ターゲット ド メインのリストだけでなく、ターゲット システムのすべてのカテゴリを通じて一意の名前)。 指定し た名前が既に使用済みの場合はエラーが表示されます。 テクニカル名に使用できる文字は英数字とア ンダースコアのみです。その他の文字を使おうとすると警告が表示されます。 既存のリストを更新するときには、表示名を変更してターゲット システムで更新できます。 注意: 既存のカテゴリを更新する場合、選択したカテゴリの以前のエントリはすべて削除されます。 アップロードしたリストは、Visual Dialogue アプリケーション内のセレクション デザイナの [カテゴ リ] セクションで確認できます。 このユーザー インターフェイスでは、データビルド コマンド pcm_export が提供する機能の多くを 利用できます。 スコアのエクスポート Decision Studio の以下のツールでは、ツールバーに [Portrait Dialogue にスコアをエクスポート] ボタ ン が表示されます。 • 意思決定ツリー ビルダー • スコアカード ビルダー • テーブル ビューアー • クロス集計ビューアー • クロス分布ビューアー Portrait Dialogue 6.1 統合 ユーザー ガイド 13 スコアのエクスポート • マップ ビューアー • プロファイル ビューアー このボタンをクリックすると、スコアをエクスポートするダイアログ (図 2) が表示され、Portrait Dialogue の SCORING タイプのカテゴリを作成または更新できます。 セグメントの選択をサポートす るビューアーからスコアをエクスポートするときには、選択したレコードのスコアのみがエクスポー トされ、何も選択していない場合はツールの入力 Focus 内のすべてのレコードのスコアがエクスポー トされます。 図 2 - スコアをエクスポートするダイアログ 注意: 顧客 ID フィールドの値に NULL (空の値) が含まれていてはなりません。また、値は一意でな くてはなりません。 リストをエクスポートするときと同じで、新しいスコアのテクニカル名はすべてのドメイン全体で一 意でなくてはなりません。 スコア フィールドには数値フィールドのみを指定できます。[スコア フィー ルド] ドロップダウン リストには数値フィールドのみが表示され、最近追加されたフィールドが先頭 にあります。 新規作成するスコアには表示名を指定する必要があります。既存のスコアを更新すると きには表示名を更新できます。 スコアを更新するときには、個別のスコアが更新されるだけでなく、エクスポートするレコードのス コアに従ってスコアリング カテゴリの最大値と最小値も更新されます。 リストのエクスポートと同じ で、選択した顧客 ID がターゲットの顧客ドメインで有効かどうかを確認するチェックは行われませ ん。 注意: カテゴリを更新する場合、そのカテゴリの以前のエントリはすべて削除されます。 このユーザー インターフェイスでは、データビルド コマンド pcm_export が提供する機能の多くを 利用できます。 14 Portrait Miner 7.1 リストのエクスポートのバッ チ処理 • リストのエクスポートのバッチ処理 . . . . . . . . . . . . . . . . . .16 4 リストのエクスポートのバッチ処理 リストのエクスポートのバッチ処理 ここまでに説明した GUI プラグインと同じ機能を実行するコマンド ライン ユーティリティもありま す。 このコマンドにはヘルプも用意されており、pcm_export –help とスイッチを付けて実行する ことで、 必須およびオプションの全パラメータを確認できます。 図 3 - pcm_export -help の出力 GUI のときと同じで、リストまたはスコアのテクニカル名は一意でなくてはならず、使用できる文字 は英数字とアンダースコアのみです。 既存のリストまたはスコアを更新するには、–update フラグ を指定する必要があります。 "開始" Focus を定義してある場合にはそこからレコードがエクスポート され、定義していない場合には既定で Focus ツリーのルートが使用されます。 既存のスコアを更新するコマンド文字列の例を示します。 pcm_export –focus C:\foci\MyFocus.ftr –domain CustomerDomain –key CustomerID –techname "SCORE_CAT_1" –display_name "A test scoring category update" –score Score –update –records "Age > 45" 16 Portrait Miner 7.1 リストのエクスポートの既知 の問題 • 顧客 ID の不足または重複があるレコードはエクスポートされ ない . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .18 • 表示カテゴリの最小値と最大値 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .18 • セグメント選択後に作成した一時フィールドがエクスポート対 象として表示される . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .18 • エクスポートに失敗したカテゴリが Portrait Dialogue で表示 される . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .18 • レコードが 0 件の場合は Portrait Miner からエクスポートで きない . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .19 5 顧客 ID の不足または重複があるレコードはエクスポートされない 顧客 ID の不足または重複があるレコードはエクスポー トされない エクスポートが動作するのは、選択した顧客 ID フィールドに値の不足がなく、エクスポートする値全 体で一意の場合に限られます。 表示カテゴリの最小値と最大値 Portrait Miner で選択したレコードから Portrait Dialogue にスコアをエクスポートする場合、表示され るカテゴリの最小値と最大値は、選択したレコードだけではなく、Portrait Miner のすべてのレコード のスコア フィールドでの最小値と最大値です。 セグメント選択後に作成した一時フィールドがエクス ポート対象として表示される Decision Studio のグラフィカル ビューアーでは、セグメントを選択してから、データセットに新しい スコア フィールドを作成できます。 新規作成したこれらのスコア フィールドをエクスポートしよう とすると、Portrait Dialogue にエクスポートするフィールドのリストに表示されます。 しかし、新規 作成したこれらのフィールドは、一時的なサブ Focus 内にのみ存在しており、この方法ではエクス ポートできません。 セグメントの選択なしで新しいスコア フィールドを作成したうえでエクスポート する必要があります。 エクスポートに失敗したカテゴリが Portrait Dialogue で表示される 一部の既知の問題では、Portrait Miner から Portrait Dialogue へのリストのエクスポートが失敗しま す。 この場合、Portrait Miner では失敗が通知されますが、Portrait Dialogue ではカタログが正常に作 成されたと表示されることがあります (実際には空のカタログ)。 Portrait Miner 側で問題を修正してか ら、エクスポートを再度実行する必要があります。 18 Portrait Miner 7.1 第 5 章 : リストのエクスポートの既知の問題 レコードが 0 件の場合は Portrait Miner からエクス ポートできない Portrait Miner からエクスポートするレコードの選択で、対象を絞り込みすぎてレコードが 1 件もな かった場合、Portrait Dialogue へのエクスポートは失敗します。 この失敗を回避するために、何件か のレコードがエクスポートされるようにする必要があります。 Portrait Dialogue 6.1 統合 ユーザー ガイド 19