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子どもの体力向上プラン

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子どもの体力向上プラン
子どもの体力向上プラン
平 成 2 2 年 ( 2 0 1 0 年 )3月
箕
面
市・箕 面 市 教 育 委 員 会
第1章 「子どもの体力向上プラン」策定にあたって
1.プラン策定
プラン策定の
策定の目的
平成21年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(以下「全国体力調査」
という。)に本市のすべての小学校5年生と中学校2年生が初めて参加しました。そ
の結果、本市の子どもたちの体力低下が大変深刻な状況となっていることがわかりま
した。この状況を打開するため、市では「子どもの体力向上プラン」
(以下「プラン」
という。)を策定しました。保護者や地域の皆さんも一緒になって、子どもたちの体
力向上に取り組みましょう。
2.プラン策定
プラン策定の
策定の背景
どもにとって体力
体力とは
(1)子どもにとって
体力
とは
体力とは、「人間の活動のもととなる身体的な能力の総合的な概念であり、
よりよく生きるために求められる。大きく身体的要素と精神的要素に分けるこ
とができるが、一般的には前者を体力として扱うことが多い。」(現代スポー
ツ科学事典 平凡社 2006 年)と定義されています。つまり、体力は、健康な生
活を営む上でも、また物事に取り組む意欲や気力といった精神面の充実にも深
く関わっており、人間の健全な発達・成長を支え、より豊かで充実した生活を送
る上で大変重要なものです。
こうしたことから、子どもの時期に活発な身体活動を行うことは、成長・発達
に必要な体力を高めることはもとより、運動・スポーツに親しむ身体的能力の基
礎を養い、病気から身体を守る体力を強化し、より健康な状態をつくっていく
ことにつながります。
したがって、学校園所・家庭・地域において子どもの心と身体と知性がバラ
ンスよく成長・発達するよう見守り、育て、働きかけていくことが必要となり
ます。とりわけ、体力は、人間のあらゆる活動の源であり、子どもの頃から積
極的にその健全な発達を図ることが大切です。
(2)子どもの
どもの体力の
体力の状況
「全国体力調査」によると、子どもの体力・運動能力は、昭和 60 年ごろから現
在まで低下傾向が続いています。現在の子どもの結果をその親の世代である 30 年
前と比較すると、ほとんどの項目において、子どもの世代が親の世代を下回って
います。
一方、身長、体重など子どもの体格については、子どもたちが親の世代を上回
っている状況です。
(文部科学省委託
財団法人日本リクレーション協会運営「子どもの体力向上」HPより)
このように、体格が向上しているにもかかわらず、体力・運動能力が低下して
いることは、車に例えれば、ボディが大きくなったにもかかわらず、馬力が下が
っている状態であり、身体能力の低下が深刻な状況であることを示しているとい
えます。また、最近の子どもたちは、立ったままで靴をはけない幼児、顔面から
転び前歯を折るけがの増加、スキップができないなど、自分の身体を操作する能
力の低下も指摘されています。
子どもの体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、生活習慣病
の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことが懸念され、社会
全体の活力が失われるという事態に発展しかねません。
(文部科学省委託
財団法人日本リクレーション協会運営「子どもの体力向上」HPより)
-2-
(3)本市の
本市の子どもの体力
どもの体力の
体力の状況
小学校5年生
大阪府
箕面市
体力T得点(男子)
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
総合評価(男子)
全国
A
B
C
D
E
大阪府
ソ フトボ ー ル
投げ
立ち幅とび
50m
走
20m
シャトルラン
反復横とび
長座体前屈
上 体 起 こし
握力
箕面市
0%
10%
20%
30%
40%
60%
70%
80%
90%
100%
総合評価(女子)
大阪府
箕面市
体力T得点(女子)
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
50%
全国
A
B
C
D
E
大阪府
ソ フトボ ー ル
投げ
立ち幅とび
50m
走
20m
シャトルラン
反復横とび
長座体前屈
上 体 起 こし
握力
中学校2年生
箕面市
0%
10%
20%
30%
大阪府
箕面市
体力T得点(男子)
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
総合評価(男子)
全国
A
B
C
D
E
大阪府
ハン ド ボ ー ル
投げ
立ち幅とび
50m
走
20m
シャトルラン
持久走
反復横とび
長座体前屈
上 体 起 こし
握力
箕面市
0%
10%
20%
30%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
総合評価(女子)
大阪府
箕面市
体力T得点(女子)
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
40%
全国
A
B
C
D
E
大阪府
ハン ド ボ ー ル
投げ
立ち幅とび
50m
走
20m
シャトルラン
持久走
反復横とび
長座体前屈
上 体 起 こし
握力
箕面市
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
※1 体力 T 得点
全国平均値に対する相対的な位置を示し、単位や標準偏差が異なる調査結果を比較する。平均値50点、標準偏差
10点の標準得点。
※2
「T得点=偏差/標準偏差、偏差=調査結果-平均値」
総合評価~体力テスト合計得点の良い方から ABCDE の5段階で評定した体力の総合評価
※3 中学校「持久力」の測定は「持久走」または「20mシャトルラン」のいずれかを選択し実施
-3-
3ページの資料は、平成21年度の「全国体力調査」に市内の小学5年生と中学2
年生1,856名が参加した結果です。実施したほとんどの項目で全国平均を下回り、
8種目体力合計得点はすべて全国平均を下回っていることがわかりました。
特に、小学生については、敏捷性を測る反復横とび、持久力を測る20mシャトル
ラン、筋持久力を測る上体起こしが、中学生については、20mシャトルランが大幅
に下回っていました。
今後、プランに則って、保育所、幼稚園、小中学校をはじめ、市関係部局が、市民・
保護者への参加・協力を働きかけながら、様々な角度から体力向上に向けての取組を
進めていきます。
(4)子どもを取
どもを取り巻く環境の
環境の変化
子どもが運動不足になっている直接的な原因として次の 3 つを挙げることができ
ます。
① 学校外の学習活動や室内遊び時間の増加による、外遊びやスポーツ活動時間
の減少
② 空き地や広場といった子どもたちの手軽な遊び場の減少
③ 少子化や学校外の学習活動などによる仲間の減少
一方、大きな環境の変化として、知識を過度に重視する大人の価値観が子どもの
外遊びやスポーツの軽視につながったことも挙げられます。また、生活の利便化に
よる運動不足は小中学生のみならず、乳幼児期の体力形成にも大きな影響を与えて
います。自家用車などによる移動が増えたため、乳幼児が歩く機会が減少するなど、
子どもの運動不足は乳幼児期にさかのぼる課題となっています。また、食生活の乱
れや「遅寝・遅起き」など不規則な生活習慣も体力低下と関わりがあります。
したがって、 今日の社会においては、屋外で遊ぶなど、スポーツに親しむ機会
を意識して確保していく必要があり、学校園所・家庭・地域の連携した取組が不可
欠となっています。
(文部科学省委託
財団法人日本リクレーション協会運営「子どもの体力向上」HPより)
-4-
(5)体力向上にかかわる
体力向上にかかわる国
にかかわる国・府の動き
文部科学省は、平成12年(2000年)に平成13年度(2001年度)から
平成22年度(2010年度)までの10年計画として、スポーツ振興基本計画を
策定しました。平成18年(2006年)9月の改訂では、
「子どもの体力低下に歯
止めをかけ、上昇傾向に転じることを目指す」という政策目標を新たに掲げ、①子
どもの体力の重要性について正しい認識を持つための国民運動の展開、②学校と地
域の連携による子どもを引きつけるスポーツ環境の充実に取り組んでいます。
また、大阪府においても、平成21年(2009年)1月策定の「大阪の教育力
向上プラン」において、
「子どもたちの健康と体力づくりを進める」ため、学校体育
の充実と学校・家庭・地域における健康・体力づくり、学校における食育の推進を
重点項目にあげ、取組を進めているところです。
(6)本市の
本市の取組
本市においても、平成13年(2001年)3月に策定した「箕面市スポーツ振
興指針」において、誰もがいつでも気軽にスポーツに親しみ、楽しむことができる
生涯スポーツ社会の実現をめざし、中・長期的な視点から市民、地域、学校、行政
がそれぞれの責任と役割において、取り組むべき方向性を示しています。また、そ
れを具体化した「箕面市スポーツ振興計画」を平成14年(2002年)4月に策
定し、様々な取組を進めています。
第2章 プランの基本方針
1 プランの
プランの基本方針
プランは、
① 子どもたちがいきいきとした生活を送るための体力づくり
② 成人になって社会生活や家庭生活を営むための基礎的な体力づくり
③ 人生を豊かに過ごすために、生涯を通じてスポーツを楽しむための基盤づくり
を行うことを基本にしています。
2 プラン
プランの
の計画期間
プランは、平成22年度(2010年度)から平成26年度(2015年度)までの5年間を計画
期間とします。
3 プラン
プランの
の具体目標
プランのめざすべき目標は次のとおりです。
① 児童生徒の体力向上~平成21年度全国体力調査の結果から、全国との関
係において課題が大きい項目についての向上をめざす。
-5-
② 仲間といっしょに運動することが好きな子どもたち、生涯を通して運動に
親しもうとする意欲をもつ子どもたちの育成をめざす。
③ 保護者とともに、乳幼児、児童生徒の望ましい生活習慣の確立をめざす。
④ 子どもがのびのびと遊べるよう「仲間づくり」
「遊び場の提供」
「上手な時
間の使い方の工夫」に取り組む。
なお、各年齢期に応じた達成目標は、次の表のとおりです。
各年齢期
乳児期
達成目標
① 身近な大人との情緒的絆を形成する。
② 手先と全身の運動機能の分化と全身運動が発達す
る。
③ 寝返りを打つなどの反射的運動、座ったりあるいた
りなど、基礎的な運動をする。
幼児期
① 伸び伸びと行動する。
② 走る・とぶ、投げるなど基本的な運動をする。
③ 体を動かすことによる充実感を持つ。
④ 基本的な生活習慣やすすんで体を動かそうとする態
度を身につける。
小学校
低学年 ① 簡単なきまりや活動を工夫して各種運動を楽しくで
(学習指導要
きるようにする。
領目標より抜
粋)
② 基本的な動きを身につけ、体力を養う。
③ だれとでも仲よくし、健康・安全に留意して意欲的
に運動する態度を育てる。
中学年 ① 活動を工夫して各種の運動を楽しくできるようにす
るとともに、その基本的な動きや技能を身につけ、
体力を養う。
② 健康・安全に留意し、最後まで努力して運動をする
態度を育てる。
③ 健康な生活及び体の発育・発達について理解できる
ようにし、身近な生活において健康で安全な生活を
営む資質や能力を育てる。
高学年 ① 活動を工夫して各種の運動の楽しさや喜びを味わう
ことができるようにするとともに、その特性に応じ
た基本的な技能を身につけ、体力を高める。
② 協力、公正などの態度を育てるとともに、健康・安
全に留意し、事故の最善を尽くして運動をする態度
を育てる。
③ 心の健康、けがの防止及び病気の予防について理解
できるようにし、健康で安全な生活を営む資質や能
力を育てる。
-6-
中学校
(学習指導要
1~2
年生
領目標より抜
粋)
① 運動の合理的な実践を通して、運動の楽しさや喜び
を味わうことができるようにするとともに、知識や
技能を身につけ、運動を豊かに実践できるようにす
る。
② 運動を適切に行うことによって、体力を高め、心身
の調和的発達を図る。
③ 運動における競争や協同の経験を通して、公正に取
り組む、互いに協力する、自己の役割を果たすなど
の意欲を育てるとともに、健康・安全に留意し、自
己の最善を尽くして運動する態度を育てる。
3年生
① 運動の合理的な実践を通して、運動の楽しさや喜び
を味わうとともに、知識や技能を高め生涯にわたっ
て運動を豊かに実践することができるようにする。
② 運動を適切に行うことによって、自己の状況に応じ
て体力の向上を図る能力を育て、心身の調和的発達
を図る。
③ 運動における競争や協同の経験を通して、公正に取
り組む、互いに協力する、自己の責任を果たす、参
画するなどの意欲を育てるとともに、健康・安全を
確保して、生涯にわたって運動に親しむ態度を育て
る。
4 プラン
プランの
の柱と体系
プランは、これまでの取組の充実・活性化を図るとともに、必要な新規事業を
含め、次の4つを基本の柱として体系化しています。
① 乳幼児期の体力づくり
ア
芝生化を活かした「遊び」の研究
イ
ウ
体力向上保育目標の作成と実践資料の作成・配布
体力向上の視点での子育て支援
② 学校体育の充実
ア 体力実態の把握と課題解決
イ
小中一貫教育の推進
ウ
エ
体育授業の充実
運動部活動の活性化
オ 地域人材・学生等の活用
③ 家庭・地域での体力づくり
ア
総合型地域スポーツクラブの拡充
イ
地域スポーツ行事の充実
-7-
ウ 家庭での基本的生活習慣・運動習慣づくり
④ 体力向上に向けた環境整備と支援
ア
各施設における場の整備と提供
イ
ウ
学校・地域における機会の提供
情報の提供
エ
指導的人材の確保
第3章 子どもの体力向上にあたっての各主体の役割
子どもたちの体力向上を実践するにあたり、家庭、地域、行政の各主体がそれぞれ
の役割を自覚し、分担しながら、全体として効果をあげていく必要があります。
1 家庭
家庭の
の役割
子どもの出生時から体力づくりは始まっています。乳児期から学童期に至るまで
の子どもの心身の成長の道筋をあらかじめ保護者が想定し、それぞれの時期と個々
の子どもの成長の状況に適した働きかけと環境づくりを行っていきましょう。
2 地域
地域の
の役割
子どもの成長のどの過程においても、地域の子ども同士の遊びやスポーツなどで、
体を動かすことが大切です。年齢により、遊びの集団は変化しますが、子どもたち
が安心して地域で外遊びやスポーツができる環境づくりにご協力をお願いします。
3 行政の
行政の役割
(1)子育て
子育て支援センター
支援センター
子育て支援センターにおいては、「体力づくりは出生時から始まっている」という観点
から、子どもの心身の発達の道筋や、発達にあった関わり方・環境について伝えるプロ
グラムを実施したり、体を動かす遊びの楽しさを、保護者と共に経験する機会を提供し
たりしています。
(2)保育所・
保育所・幼稚園
保育所・幼稚園は体力づくりの基礎となる時期を過ごす場として、大きな役割
を担っています。子どもの発達段階に応じて、外遊びを促したり、体を動かす楽
しさを教えていきます。そして、保育所・幼稚園での体力づくりのノウハウを地
域へ還元することにも努めていきます。また、あいあい園においては、要支援児
童の特性に応じた体力づくりも進めます。
-8-
(3)小・中学校
小・中学校における指導は、子どもに体を動かす楽しさを味わわせる、運動を
好きにさせる、普段運動しない子どもに限られた時間で効率的に運動量を確保す
るなど、子どもの体力の向上に関して重要な意味を持っています。
小・中学校では、児童生徒に積極的に体を動かす意識を持たせるとともに、体
を動かす機会を定期的に提供し、生涯にわたってスポーツに親しむ契機となるよ
う、体育・保健体育の授業、特別活動、総合的な学習の時間、運動部活動など学
校教育全体で体力の向上に取り組みます。
そのために、体力調査を継続して実施し、その結果を分析し、一人ひとりの児
童生徒の運動能力を把握し、学校や地域の特性を考慮しながら、運動の楽しさや
喜びを感じ体力の向上を図る授業の工夫改善のみならず、休み時間における外遊
びの奨励や、基本的生活習慣の改善に向け、家庭や地域と連携した体力の向上に
取り組みます。
(4)生涯学習
生涯学習の分野においては、ほぼ全ての年齢層を対象にスポーツの機会を提供
しています。各種団体のご協力も得ながら、引き続き「生涯スポーツ」を推進す
るとともに、学校等との連携を深め、効果的な事業実施に努めていきます。
また、民間事業者が行っているスポーツ等の取組と必要な連携を行います。
(5)健康増進
健康増進の分野においては、乳幼児期の家庭・地域における子どもの健康の維
持増進のための事業を行っています。体力づくりの啓発等については、子どもの
発育発達に応じて乳幼児健診や地域母子保健活動などを実施しています。また、
「食」に関する知識と「食」を選択する力を育てられるよう様々な情報と機会を
提供することにより、市民が生涯にわたって健全な食生活を実践することができ
るよう食育の推進にも取り組んでいます。
(6)公園
子どもたちの遊び場として公園等の広場づくりは重要です。市では現在「公園
再生」に向けた計画を作成中です。地域のニーズ、利用目的に応じた公園環境づ
くりの一環として、子たちの遊び場としての役割の充実についても検討していき
ます。
-9-
第4章 プランの推進方策
1 プラン
プランの
の具体的な
具体的な取組と
取組と担当課
プランの具体的な取組と市の担当課は次のとおりです。
項目
具体的内容
担
当
(1)家庭における育児支援
①母子保健事業での
親子遊びプログラムの作成と紹介
健康増進課
②地域母子保健活動
子育てサロン・育児サークル
健康増進課
③遊び場の提供
保育所・幼稚園の園庭開放
幼児育成課
④子育て支援事業
体力づくりの視点の導入(けがや事故を防止
子ども支援課
支援
する観点)
・子育て支援センター
・ファミリーサポートセンター
(2)保育所
①体力づくり目標の
保育所保育課程(各所指導計画)の見直し
幼児育成課
取組の紹介リーフレットを作成し、各所職員
幼児育成課
設定
1
②各所取組の発信と
共有
乳幼児の体力づくり
③障害のある子ども
に配布
支援方法の研究と実践
あいあい園
ア.リスクについての理解
幼児育成課
の体力づくり
④保護者啓発
イ.家庭における体力づくりへの理解
ウ.啓発チラシの作成
(3)幼稚園
ア.生活や遊びの充実 ア.芝生をいかした「遊び」の研究
幼児育成課
イ.生活実態の把握
ウ.保護者とともに遊ぶ活動の推進
②保育研究・研修の
充実
ア.自主研究発表「からだであそぼう-運動
幼児育成課
遊びを通して心とからだの育ちを探る-」
(とよかわみなみ幼稚園
2年間)
イ.研究園の成果の共有
ウ.保育力アップ研修の実施
エ.各園での実践の推進
③学生・地域人材の
インターンシップ制度の活用
幼児育成課
ア.リスクについての理解
幼児育成課
活用
④保護者理解の促進
- 10 -
イ.家庭における体力づくりへの理解
ウ.啓発チラシの作成
⑤公私連携
ア.保育研究・研修の交流
幼児育成課
イ.体力づくり啓発活動の共同実施
①体力実態の把握と
課題解決
ア.全国体力・運動能力、運動習慣等調査へ
学校教育課
の参加
イ.箕面市体力・運動能力、運動習慣等調査
の実施、結果分析と公表
ウ.学校毎に「体力向上推進計画」と「結果
報告書」の作成
・授業の改善
・遊び時間、学校行事の有効活用
・部活動の充実
2
・地域連携 など
②小中一貫教育の推進
ア.体力向上小中一貫教育推進モデル校区(平
学校教育課
学校における体力づくり
成22年度・23年度)の指定と実践
イ.保幼小と連携した「遊び」の充実
ウ.小学校高学年の教科担任制の実施
エ.中学校体育教員の授業支援
オ.中学校部活動部員の放課後練習支援
③小学校・体育授業
の充実
ア.体力アップメニューの作成と周知
学校教育課
イ.体育科指導資料の作成・配布
ウ.授業力アップ研修の実施
④中学校・体育授業
の充実
ア.文部科学省委託「中学校武道必修化に向
学校教育課
けた地域連携指導実践校」事業の実施
イ.授業力アップ研修の実施
⑤中学校運動部活動
等の充実
⑥地域人材・学生等
の活用
ア.中学校部活動指導者派遣事業の充実
学校教育課
イ.部活動のシステムの検討
ア.スイミングスクールとの連携
学校教育課
イ.体育指導委員との連携
文化スポーツ課
ウ.体育連盟との連携
①地域スポーツ活動
3
の充実
家庭・地域で
②地域スポーツ行事
の実施
③家庭での基本的生
活習慣・運動習慣
ア.地域スポーツクラブとの連携
文化スポーツ課
イ.体育指導員・学校との連携
ア.ドッジボール大会、ソフトボール大会など
青少年育成担当
イ.地域運動会
ア.食育の啓発
食育推進課
イ.体力づくりなどの啓発
学校教育課
づくり
幼児育成課
健康増進課
- 11 -
(1)場の整備と提供
①保育所・幼稚園・
学校
②地域
ア.園庭・校庭の芝生化
幼児育成課
イ.学校施設の開放
学校管理課
ア.公共施設の整備、活用
文化スポーツ課
イ.民間施設の活用
公園課
ウ.公園の整備
(2)機会の提供
①学校
ア.自由な遊び場開放事業
子ども支援課
イ.長なわとび大会の実施
学校教育課
ウ.なわとびカードの配布
エ.マラソンカードの配布
オ.オンラインなわとび大会の実施
教育センター
カ.小学校球技大会、陸上記録会の実施
②地域
ア.スポーツカーニバルの開催
文化スポーツ課
イ.市民大会の開催
4
ウ.ジュニアスポーツ教室の開催
環境整備と支援
エ.箕面森町・妙見山麓マラソン大会の実施
オ.各種大会(ソフトボール、ペタンク等)
の開催
カ.継続したスポーツ活動の場の確保
スポーツ少年団の加入促進
体育連盟関係組織への加入促進
総合型地域スポーツクラブへの加入促進
(3)情報の提供
①食育推進
ア.食育ノート(小学5・6年生用)の作成・ 食育推進課
配布
イ.広報紙掲載
ウ.チラシの作成
エ.健康フェスティバル、農業祭などへの参画
②体力向上啓発
啓発リーフレットの作成
学校教育課
ア.体育指導委員の活用
文化スポーツ課
(4)人材確保
①指導者
イ.体育連盟との連携
②協力者
ア.中高年ボランティアの確保
文化スポーツ課
イ.総合運動場指定管理者の派遣
2 プラン
プランの
の進捗管理
プランは毎年度、その進捗状況を把握し、効果を検証するとともに、その結果に
応じて改善を図りながら進めていきます。
- 12 -
【資料 1】
体 力 向 上 に 向 け た 取 組 一 覧
0~1歳
1~2歳
3~5歳
小学校低学年
小学校中学年
小学校高学年
中学生
保育課程における体力作りの目標設定と指導
保育所
体力作りの
体力作りの取組事例
りの取組事例の
取組事例の交流と
交流と推進
保・幼
連携
体力づくりについての保護者啓発チラシ作成
生活や
生活や遊びの充実
びの充実
幼稚園
-13-
保
育
所
・
幼
稚
園
・
学
校
・インターンシップ活用
・公立・私立の連携の促進
校庭・
校庭・園庭芝生化による
園庭芝生化による外遊
による外遊びの
外遊びの充実
びの充実
幼・小
連携
園庭芝生化を
園庭芝生化を活かした「
かした「遊び」の推進
なわとびの推進
なわとびの推進・
推進・オンラインなわとび
オンラインなわとび大会
なわとび大会・
大会・長なわとび大会
なわとび大会
小学校
「指導資料」
指導資料」の作成(
作成(授業の
授業の充実)
充実)
「体力向上小中一貫教育推進モデル
体力向上小中一貫教育推進モデル校区
モデル校区」
校区」事業(
事業(日常・
日常・授業の
授業の充実)
充実)
「体力アップメニュー
体力アップメニュー」
アップメニュー」の作成・
作成・実施(
実施(授業の
授業の充実)
充実)
小中
一貫
授業研究・研修の実施→授業の充実
体力テストの継続実施
部活動モデル
部活動モデル校事業
モデル校事業
中学校
健康
増進課
子ども
地 支援課
域
文化
スポー
ツ課
・「親子遊びプログラム」作成
・子育てサロンの充実
・子育て支援センターにおける
体力作りを視野に入れた活動の設定依頼
遊び場開放事業の充実
体育指導員の
体育指導員の充実・
充実・拡充
総合型スポーツクラブ
総合型スポーツクラブの
スポーツクラブの充実支援
ジュニアスポーツ教室の拡充
Fly UP