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人吉市人事給与システム構築業務仕様書

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人吉市人事給与システム構築業務仕様書
人吉市人事給与システム構築業務仕様書
平成25年11月
人吉市総務部総務課
Ⅰ
基本的事項
1
総則
「人吉市人事給与システム構築業務仕様書」(以下、「本仕様書」という。)
は、人吉市が構築する人事給与システムについての仕様を定めたものである。
2
業務の名称
本業務の名称は、「人吉市人事給与システム構築業務」とする。
3
背景及び目的
人吉市の人事給与システムは、平成19年3月から稼働しており稼働開始
から6年半を経過している。この間給与制度や人事管理制度等も度重なる制
度改正が行われ、その都度システム改修をおこなってきたところであるが、
今後の制度改正等に耐えられるだけのシステムではなくなってきているのが
現状であり、システム保守・改修費用等の増加が避けては通れない状況とな
ってきている。
また、
「被用者年金制度の一元化を図るための厚生年金保険法等の一部を改
正する法律(平成 24 年法律第 63 号)」により、平成 27 年 10 月から公務員
も厚生年金に加入することとなっており、今後、地方公務員共済制度におけ
る掛金・負担金等の算定基礎が、給料を基準に計算する「手当率制」から、
現在厚生年金が採用している「標準報酬制」に移行することになる。
これにより、人事給与システムにおいても、この制度改正に耐えうるシステ
ムでなければならないことから、今般、新しい人事給与システムを構築するこ
ととした。
4
提案の対象範囲
提案の対象範囲は、契約締結後のシステム導入、ハードウエア機器導入等
の人事給与システムの構築業務及び稼働から60月間の運用保守業務全般と
する。
5
役務の範囲及び契約
この提案において調達する役務の範囲は、契約締結後のシステム導入、ハ
ードウエア機器導入後の人事給与システム構築業務及び稼働から60月間の
運用保守業務全般とする。
また、受託者と役務の提供及びシステムの仕様内容等の調整を行い、この提
案における当該費用等について契約を締結する。ただし、稼働から60月間の
運用保守業務に関しては、別途、年度ごとに契約を締結するものとする。
6 業務期間
(1)構築作業期間
契約締結日からシステム稼働日の前日まで
(2)システム稼働の日
平成26年4月1日(火)
(3)運用・保守期間
システム稼働の日から60月間(別途、年度ごとに契約締結)
7 事業概要と納入成果物
(1)事業内容
ア.現行システムからの移行に伴う作業の洗い出し、分析、調査業務
イ.打ち合わせ協議、資料の収集整理、設計業務
ウ.ソフトウエアの調達
エ.システム調製(ソフトウエアのカスタマイズ開発等)
オ.ハードウエアの調達及び環境の整備、設定
カ.現行システムからのデータ移行
キ.財務会計システムとのデータ連携
ク.職員に対するシステム操作研修
ケ.本業務に係る保守業務
コ.その他現行システム更新に必要な作業
サ.留意事項
・受託者は、現行システムで保有するデータを、基本的に新システムへ
移行し、正常に動作できるようシステムを構築すること。
・受託者は、現在保持している人事給与データを新システム切替後も参
照、照会できること。
・受託者は、新システムとデータ連携する財務会計システムの既存事業
者と必要に応じて打ち合わせ、連絡等を実施し、システムを調整するこ
と。
・受託者は、システム構築作業のほか、システム構築事務に関する本市
からの相談対応及び情報の提供を行い、円滑なシステム運用が実現でき
るよう支援すること。
(2)納入成果物
①本業務の成果物と部数、納入時期は次のとおりとする。
No.
成
果
物
部数
1
本システムに係るハードウエア等機器
一式
2
本システムに係るソフトウエア
一式
3
本業務遂行のため開発したプログラム
1部
4
プログラム改造仕様書
1部
5
ハードウエア・ソフトウエア構成図
1部
6
業務実施計画書(目的、内容、スケジュール等を示したもの)
1部
7
データ移行結果報告書
1部
8
テスト計画書・結果報告書
1部
9
議事録(打ち合わせ・協議確認書)
1部
10 研修テキスト
1部
11 研修報告書
1部
12 各種マニュアル
1部
13 その他必要書類
別途協議
※ハードウエア等機器については、必要なセットアップ作業等が完了したも
のとする。
※4~6、8、12については、当該成果物を記録した電子媒体(CD-ROM
等)1部を併せて納入すること。
(3)納入場所
熊本県人吉市麓町16番地
人吉市役所総務部総務課
8
スケジュール
稼働までのスケジュールを策定する際の留意事項は次のとおりとし、業務
の特性や繁忙期、職員の負担等を考慮した上で、最も効率的で確実なスケジ
ュールを提案すること。(詳細については、別途協議する。)
また、現行システムとの並行稼働期間を設け、円滑にシステムが移行でき
るよう作業を進めることとする。
○留意事項
・契約締結後、研修までのスケジュール案を明記すること。
・工程及び作業名ごとに、本市との役割分担を明確にすること。
・各工程の期間、目的、管理項目を明記すること。
・納品物の納入時期を明記すること。
Ⅱ
システム要件
1
規模要件
新システムで管理・計算処理するデータ量については、次のとおりとする。
<処理対象職員及び職員数>
正職員(340名)、再任用職員(20名)、退職者(100名)、嘱託職員
及び臨時職員(160名)。
このほか、毎年5~10名程度の退職者及び採用者がある。
※上記職員数については、本件調達時時点での情報であり、システム規模を判
断するための参考指標とする。
2
拡張性
新システム導入後に、新たに採用される職員、今後退職していく職員の情
報管理を行うとともに、非常勤の委員会・審議会等委員の源泉徴収税額管理等
も行っていくことから、1,500名程度の職員情報がストレスなく処理でき
るように、システム構築を図るとともに、容易にシステムが拡張できるような
仕組みを提案すること。
3
基本要件
(1)本市が人事管理、給与計算等の処理する上で、必要な機能を有し、事
務を滞りなく遂行できるシステムであること。
(2)パッケージシステムを前提とし、導入後の法改正や機能強化等を考慮
して、必要最小限のカスタマイズをすること。
(3)機能については、別添「人吉市人事給与システム構築業務機能要件仕
様書」を参照し、対応可能の可否等について確認を行うこと。
(4)定期的なレベルアップ(機能追加、機能修正)を実施し、常に最新の
システムを利用できる状態とすること。また、その経費は本業務の契約
金額に含むものとすること。
4
ハードウエア要件
新システムの稼働に必要なハードウエア等については、一般的に調達しやす
く、市販されている機器を組み合わせて提案すること。
(1)サーバ
①要件
以下の要件を必須とする。
ア.サーバの種類や数量、OS・CPU・メモリなどのスペックにつ
いては、システムが安定稼働できるものであること。
イ.ディスク容量は稼働後5年分のデータ容量を確保できること。
ウ.データの自動バックアップ機能を有すること。
エ.停電時に安全に自動シャットダウンできること。
オ.クライアントパソコンの OS のバージョンアップ等に対応でき
ること。
カ.サーバに接続するクライアントは2台とし、同時使用が可能
であること。
キ.ASP・SaaS 方式への将来的な移行が可能であること。
②設置場所
市が指定する設置場所に設置するものとする。
③周辺機器
業務遂行上必要と思われるサーバ周辺機器は、本業務の範囲内として
提案すること。
(2)端末要件(クライアントPC)
①要件
ア.新規調達する端末等
・新たに構築するシステムの使用に、5年以上十分耐えられるこ
と。
イ.ページプリンタ及び給与明細書等出力用ドットプリンタを納入す
ること。
ウ.環境初期設定
機器の開封及び環境初期設定について、本市からの指示により受
託者が実施するものとする。
5
ソフトウエア要件
(1)データベースは、信頼性の高さ、安定性、出荷実績、製品の継続サポ
ートなどを考慮し、一般に広く普及している製品を使用すること。また、
提案時にメーカーのサポートが終了している、又は終了時期が明確に分
かっているデータベースは使用しないこと。提案時にバージョンアップ
情報が既に提供されている場合には、それにも対応できるようにシステ
ムを調製すること。
(2)データベース以外のシステムを構成するソフトウエアについても、将
来にわたって信頼性及び能力が保障されていること。
(3)導入するパッケージソフトウエアの利用に際し、必要なミドルウエア
やプラグイン等のソフトウエアがある場合は、本調達内で対応すること。
なお、ウィルス対策ソフトは本市が指定するソフトの設定を行うものと
する。
6
ネットワーク要件
(1)ネットワーク構成
①既存の庁内 LAN に接続が可能であること。
②既設庁内ネットワークのアドレス体系に準じたネットワーク設定が行
えること。
Ⅲ
1
セキュリティ要件
基本要件
(1)必要に応じて、アクセス制限、操作ログの取得等、データが第三者か
ら閲覧されないような対策を講じること。特に、クライアントPCから
サーバ側へのアクセスログ(ユーザーID,端末情報等)の記録が可能
なこと。
(2)ハードディスク障害からデータの保護が可能であること。
(3)障害が発生した場合に、迅速なデータ復旧を可能とするため、データ
バックアップ時のデータベースの復元を可能とすること。また、バック
アップ作業は、メディア交換等を要しない自動運用を前提とし、スケジ
ューリング機能を有すること。
(4)サーバには、本市が指定するウィルス対策ソフトをインストールする
ものとし、定期的にアップデートできる仕組みを有すること。
(5)システム管理者権限とユーザ権限を設定し、システム管理者権限を持
ったユーザのみハードウエアの設定を変更できること。
(6)提案するシステムにおいては、データの変更、削除等の処理者、処理
内容等の履歴情報を保持し、随時参照を可能とすること。
(7)メンテナンス等の必要な時間を除いて、原則平日の朝7時から夜0時
まで安定して稼働できる環境を構築すること。
(8)ハードディスク障害時には、システム稼働中(継続的に業務を実施)
においても、ディスク交換を可能とし、極力業務に支障をきたさないこ
と。
2
アクセス権限
(1)認証方法
①使用ユーザごとにアクセス制限を設定できるシステムであること。
②システム起動時のログイン画面においては、ユーザID・パスワード
が一致した場合のみ起動が可能とすること。
(2)アクセス・コントロール
①システム管理者のみが、各種制限やシステム稼働に関する設定、アク
セス状況の監視等、システム運用に関するすべての権限を有するもの
とすること。
②システム使用者(総務課職員)は、人事給与システム処理機能を使用
したデータの作成、変更、更新、削除、帳票出力を行う権限を有する
こと。
(3)権限の設定
①システム管理者権限をもったユーザのみが、アクセス権限の設定及び
その変更を可能とする権限を有すること。
3
運用監視
(1)サーバ及びデータベースの監査、不正アクセスの監査、システム稼働
状況や障害発生状況を監視・監査できること。
(2)すべての操作ログを取得し、指定した担当者及び操作ごとにログの抽
出、参照ができること。収集ログは、5年程度サーバ上に長期保管がで
きること。
(3)記録したログ情報は、検証が必要なときに随時参照が可能なこと。
Ⅳ
1
データ移行及びデータ連携対応
基本方針
(1)データ移行については、既存のシステムに保有するデータは可能な限
り移行することとする。また、現行業者により現行システムから提供さ
れる移行データは、新システムに必要な仕様に加工し移行すること。
(2)本作業(現行システムのデータ解析、変更等に係るツール及びプログ
ラム等の開発及び新システムへの格納及びそれらに必要なプログラム等
の開発、また移行処理の結果検証など全て)は本業務範囲内とすること。
(3)財務会計システムとの連携にかかる費用も見積提示の際に導入費に含
めること。
2
データ抽出
データ移行に伴う現行システムのデータ抽出については、以下のとおりと
する。
(1)各事業者平等な条件のもとコスト比較を行うため、データ抽出につい
ては、ペーパーベースによるデータ提供を基本とする。
(2)抽出データが、ペーパーベースによるデータ提供となるため、データ移
行に伴う入力作業等も導入費に含めること。
(3)データ抽出については、事業者選定後、市及び現行システム導入事業者
との協議により、データ抽出方法を選定する。
(4)データ抽出に関し、コスト削減の観点から他に有効な方法があれば、参
考となる別案として提案することは、差し支えない。
3
移行データ
現行システムで管理する移行対象となる主要なデータは以下のとおりであ
る。
(1)人事情報関係
職員基本情報の他に給料発令履歴、所属発令履歴、職種区分、懲戒・分限
等
(2)給与計算関係
給与基本情報、支給情報、年末調整情報、各種マスタ等
※過年度データも全て新システムで照会・発行できるようにすること。
4
データ連携内容
財務会計システムからのデータ連携については、以下の機能を実現するため
の提案を行うこと。なお、連携方式についてはCSVファイルを作成し連携し
ている。
(1)給与、賞与支給の伝票作成
新システムで作成した給与、賞与支給データを指定の装置に登録し、
財務会計システムの既存機能により伝票を一括作成する。
(2)給与支払報告データ
新システムが保有する給与支払報告データを住民税システムに提供す
る。
5
留意事項
システム構築により発生する職員の作業負担増大と混乱を軽減するため、
データの移行及び連携の作業を行う際には、職員の手を煩わせることなく、間
違いの無い作業方法を採用すること。また、システム機能が低下し職員の作業
負担が増大しないよう、現在の業務運用について、職員に対し適宜ヒアリング
を実施する等、十分に把握した上で作業を進めること。
6
個人情報の取扱い
データの移行及び連携の作業を行う際、その取扱いについては十分注意し、
当該業務従事者に対しては、データの取扱いの重要性を十分理解させ、業務全
般に支障が出ないように配慮すること。その他、人吉市個人情報保護条例その
他業務の実施に係る関係法令の規定を遵守すること。
Ⅴ
実施体制・進捗管理
1
実施体制
本業務を確実に実施できる体制を設けること。
2
業務実施計画書の作成・整理
本業務の実施にあたり、本市と協議し、業務の目的、実施体制、実施内容、
スケジュール、管理方法等の基本事項をまとめたスケジュールを作成し、本
市に提出するものとする。
また、業務を遂行する上で必要な資料・情報の収集整理をするものとする。
3
計画準備
スケジュールをまとめ本市と打合せを行い、細部について調整するものと
する。それに基づき決定した設計書を提出するものとする。
なお、開発スケジュールを作成する際には、本システムの開発に支障が無
いよう、本市のネットワーク構成、クライアント構成、情報セキュリティ対
策あんどについて状況把握・調査を行うこと。
4
定期打合せ
定期的または必要に応じて定期的に本市と打合せを行い、進捗管理の報告
を行うこと。
その際、システムの検証を繰り返すことにより、運用のイメージの確認を
行いながら、本市がシステム構築や作業の状況の把握ができるような協議内
容とすること。
なお、打合せ経緯については議事録を作成して、速やかに提出すること。
5
導入作業
(1)本市の施設内で導入作業を実施する場合は、作業期間及び作業時間に
ついて、事前に本市と協議すること。
(2)本市が承認した作業場所以外での業務を行わないこと。
(3)本市が指定する場所以外に個人情報を持ち出さないこと。
(4)本市のネットワークには、本市が許可をしていない端末を接続するこ
とはできない。作業上必要な場合には、事前に本市と調整し、本市の承
認を受けるものとする。
6
本契約終了時における支援体制
本契約期間終了にあたり、本市が次期システム更新を検討する場合には、
システム導入事務に関する本市からの相談対応及び情報の提供を行い、円滑な
システム運用が実現できるよう支援すること。
また、更新作業を実施する際には、市職員の手を煩わせることなく次期更
新を請け負う者と協力し、移行データの出力や必要な資料(ファイルフォー
マット、コード表等)を、受託者の負担において提供し、誠意を持って対応
すること。
Ⅵ
操作研修
1
操作手順書及び運用手順書
予めソフトウエア等に添付されているマニュアルの他に、本システム操作
について管理者及びユーザが初めて操作する場合でも理解できるよう、わか
りやすい操作手順書等を作成し、紙ベースで提出すること。なお、職員が随
時閲覧できるよう電子媒体(CD-ROM 等)も併せて提出すること。
2
研修
(1)研修内容
システム操作説明のため、人事給与担当者を対象とした研修を各イベ
ント時(マスタ等設定処理、人事異動発令処理、給与計算処理、賞与計
算処理、年末調整処理、社会保険算定処理、給与実態調査処理、当初・
補正予算積算処理等)に各1回以上実施すること。
(2)研修計画書
研修を実施する前に(1)の内容について本市と協議を行い、研修対
象者、研修内容、研修方法を研修計画書として取りまとめ、本市の承認
を受けることとする。
(3)研修テキスト
研修開催時には、研修テキストを作成すること。
(4)研修時期等
研修時期等詳細については、本市と協議のうえ決定することとする。
Ⅶ
1
運用・保守
基本要件
(1)共通要件
ア.運用保守業務の範囲は、導入システム等の本提案によって調達した
すべてのハードウエア・ソフトウエアとし、セキュリティに関する事
項も含むこと。
イ.障害対応及び保守対応時に必要な媒体、パソコン等を外部から持ち
込む場合は、事前に届出を行い、処理開始内容、開始する旨を本市に
連絡し、承認を受けてから処理を開始すること。
(2)体制
運用保守体制を文書により明確にし、電話、FAX、電子メール等に
よる問い合わせが発生した場合には、担当者が連絡を受け、導入システム、
ハードウエア等の障害切り分けを本市と共同して行い、担当部門に連絡す
る体制を構築すること。
なお、本市からの電話問い合わせ受付は、開庁日の8時30分から17
時15分までを基本とし、FAX、電子メールでの問い合わせ受付は、24
時間365日受付可能とすること。
(3)問い合わせ対応
ア.システムを運用していく上で、必要な情報の提供に努め、助言を求
められた場合は速やかに対応すること。
イ.電話等の手段により対応できない場合には訪問して対応すること。
2
障害対応
(1)共通要件
ア.障害対応完了時には、対応担当者、障害内容、対応方法、再発防止
策等を明記した障害対応報告書を提出し、本市の承認を得ること。
イ.障害対応は、上記「1 基本要件」にある問い合わせ対応と同様と
する。
(2)障害
障害発生時には、原則として翌業務開始時間までにシステムを復旧す
ること。また、現地で保安担当者の作業が必要な場合はには、2時間以内
に到着し、障害診断、対応を行うこと。
ただし、17時15分以降に障害が発生した場合は、緊急性を要する
場合を除き、翌日中の復旧も可とする。
3
運用要件
システムを導入する場合の日次・週次・月次の運用業務スケジュール案
を本市と協議した上で作成し、本市の承認後に実施すること。
また、本市と協議し、システム作業時間を考慮したシステムの起動、定
常処理(バックアップを含むバッチ処理)、停止等を自動運用するスケジュ
ーリングの設定を行うこと。
4
保守要件
(1)共通要件
保守業務完了後は、保守業務内容、対応方法、対応担当者を明記した
保守業務完了報告書を提出し、本市の承認を得ること。
(2)本稼働支援
ア.本稼働開始後、通常業務における各機能等の正常な運用が確認でき
るまでの間は、受託者は、本市の求めに対して即時対応可能な支援体
制を構築し、稼働立会いを行うこと。また、指定統計等数か年に一度
の処理業務については、導入後、最初の起動を行う際に、本市が支援
を求めた場合には、その求めに応じ稼働立会いを行うこと。
イ.導入後、新システムが正常に稼働するまで、作業の進捗、問題・課
題の整理及び管理を行うこと。また、それら管理状況の報告や問題意
識の統一化、情報の共有化を図るため、定期的に本市と打合せを実施
すること。なお、打合せ経緯については議事録を作成し、速やかに提
出すること。
(3)ソフトウエア保守
本業務の契約期間中において、下記に掲げる制度改正等によりパッケ
ージ機能及びマスタ設定等に変更が必要となった場合は、保守業務として
対応すること。
・人事院勧告等に伴うシステムの修正
・税制改正に伴う年末調整のシステムの修正
・給与実態調査様式変更に伴うシステムの修正
なお、指定金融機関、市町村職員共済組合等への報告データの仕様等
については、別途協議することとし、費用については本調達範囲内で対
応すること。
※システムの根幹から改修が必要な大規模なプログラム修正等が必
要な場合は、本市及び受託者協議のうえ対応することとする。
Ⅷ
その他
1
瑕疵担保責任
システムの本稼働日から起算し、1年以内に瑕疵と認められる不具合が生
じた場合、受託者の責任において、迅速に対応すること。
2
秘密保持
受託者は、本事業において知り得た全ての情報を本事業の目的以外に使用
し、又は第三者に開示若しくは漏洩してはならないものとし、そのために必
要な措置をとるものとする。
市が許可した再委託先についても守秘義務を遵守する契約を締結し、受託
者の責任において管理・監督を行うこと。また、契約終了後も同様とする。
3
その他
その他、本仕様書に定めのない事項については、本市受託者協議のうえ定
めるものとする。
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