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北海道(札幌) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5
北海道(札幌) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 11 4 10 気 温 3 差 直近10年平均 ︵ 9 直近30年平均 8 2 ︶ ℃ 7 1 6 5 1877 1897 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 北海道(札幌) 北海道(札幌) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 14 13 気 4 温 差 3 12 ℃ 直近10年平均 ︵ 15 直近30年平均 2 ︶ 1 11 0 10 -1 1月 1886 1906 1926 1946 1966 2月 3月 4月 1986 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 北海道(札幌) 北海道(札幌) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 7 直近10年平均 6 気 温 差 6 5 ︵ 4 ℃ ︶ 3 2 5 4 3 2 1 1 0 1886 直近30年平均 0 -1 1906 1926 1946 北海道(札幌) 1966 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 北海道(札幌) 北海道(札幌) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -6.2 -5.4 -1.4 5.2 10.5 15.0 19.3 21.1 16.5 10.1 3.3 -3.2 最高気温(平均) -1.8 -0.9 2.8 10.5 16.1 20.6 24.4 26.3 22.0 16.0 7.9 0.9 最低気温(平均) -11.6 -11.0 -6.3 0.1 5.1 10.3 15.4 17.0 11.6 4.4 -1.1 -7.9 青森(青森) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 11 10 気 4 温 差 3 9 ℃ 2 ︶ 8 7 1886 直近10年平均 ︵ 12 直近30年平均 1 1906 1926 1946 1966 0 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 青森(青森) 青森(青森) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 17 直近30年平均 直近10年平均 5 16 気 温 差 ︵ 15 14 ︶ ℃ 13 4 3 2 1 12 0 11 -1 1月 1886 1906 1926 1946 青森(青森) 1966 1986 【最低気温(平均)】 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 青森(青森) 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 8 7 4 ℃ 2 ︵ 気 温 差 ︶ 6 3 1 5 0 4 1886 1月 1906 青森(青森) 1926 1946 青森(青森) 1966 1986 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 青森(青森) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -2.8 -2.4 0.6 6.7 11.8 16.3 20.7 22.7 18.5 12.1 5.9 0.0 最高気温(平均) 0.7 1.4 4.7 12.0 17.2 20.8 24.8 27.4 23.6 17.7 10.4 3.3 最低気温(平均) -6.6 -6.4 -3.3 2.0 7.0 12.5 17.5 19.1 14.2 7.3 1.9 -3.2 秋田(秋田) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 12 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 13 直近30年平均 11 ︶ ℃ 2 10 9 1886 1 0 1906 1926 1946 秋田(秋田) 1966 1月 1986 2月 4月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 17 15 ℃ 4 3 ︵ 16 気 温 差 2 ︶ 1 0 14 -1 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -2 1906 1926 1946 1966 1986 秋田(秋田) 秋田(秋田) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 99 88 気 4 温 差 3 77 ℃ 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 1010 ︶ 66 55 1886 1886 5月 秋田(秋田) 【最高気温(平均)】 13 1886 3月 2 1 1906 1906 1926 1926 1946 1946 秋田(秋田) 秋田(秋田) 秋田(秋田) 1966 1966 1986 1986 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 秋田(秋田) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -1.6 -1.4 1.9 8.1 13.1 18.1 22.3 23.9 19.2 12.8 6.9 1.3 最高気温(平均) 1.7 2.2 6.0 13.2 18.3 23.1 26.9 29.4 25.0 18.6 11.7 4.7 最低気温(平均) -4.9 -5.2 -1.9 3.4 8.5 14.1 18.9 19.9 14.9 8.2 2.9 -1.9 岩手(宮古) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 12 直近30年平均 直近10年平均 5 4 気 温 差 11 3 ︵ 10 2 ︶ ℃ 1 9 0 8 1883 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1903 1923 1943 1963 1983 岩手(宮古) 岩手(宮古) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 18 5 17 4 気 温 3 差 2 16 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 15 ︶ ℃ 1 14 0 1月 13 1883 1903 1923 1943 岩手(宮古) 1963 1983 【最低気温(平均)】 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 岩手(宮古) 【最低気温(平均)の気温差】 最低気温平均(℃) 観測期間平均 8 直近30年平均 直近10年平均 5 6 4 気 温 3 差 2 5 ℃ 1 7 ︵ ︶ 0 4 1883 2月 -1 1903 岩手(宮古) 1923 1943 岩手(宮古) 1963 1983 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 岩手(宮古) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -0.8 -0.5 2.5 8.1 12.4 16.0 20.2 22.2 18.6 12.8 7.3 2.0 最高気温(平均) 5.2 5.4 8.6 14.4 18.4 21.1 24.9 27.1 23.6 19.0 14.1 8.1 最低気温(平均) -5.4 -5.1 -2.2 2.8 7.5 12.2 16.8 18.9 14.9 8.2 2.1 -2.6 宮城(石巻) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 12 気 4 温 差 3 11 ℃ 直近10年平均 ︵ 13 直近30年平均 ︶ 10 9 1887 2 1 1907 1927 1947 宮城(石巻) 1967 1987 【最高気温(平均)】 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 宮城(石巻) 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 17 4 気 温 3 差 2 16 ︵ 15 ︶ ℃ 1 14 0 1月 1907 1927 1947 宮城(石巻) 1967 3月 4月 5月 1987 【最低気温(平均)】 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 宮城(石巻) 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 10 直近30年平均 直近10年平均 5 4 9 気 温 3 差 ︵ 8 2 ︶ ℃ 1 7 0 6 1887 2月 -1 13 1887 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1907 宮城(石巻) 1927 1947 宮城(石巻) 1967 1987 宮城(石巻) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -0.6 0.0 3.0 8.5 13.0 17.2 21.3 23.3 19.8 13.9 7.9 2.2 最高気温(平均) 3.3 4.0 7.4 13.0 17.3 20.9 24.5 26.7 23.5 18.2 12.4 6.2 最低気温(平均) -4.0 -3.4 -0.7 4.4 9.2 14.1 18.5 20.5 16.5 9.9 3.7 -1.2 山形(山形) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 13 12 気 4 温 差 3 11 ℃ 2 ︶ 多 10 9 1889 直近10年平均 ︵ 14 直近30年平均 1 1909 1929 1949 山形(山形) 1969 0 1989 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 山形(山形) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 18 16 ℃ ︵ 17 気 温 差 ︶ 15 4 3 2 1 0 1月 14 1889 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1909 1929 1949 山形(山形) 1969 1989 山形(山形) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 9 7 気 温 差 6 ℃ 8 ︵ ︶ 5 4 3 2 1 4 1889 1909 1929 1949 山形(山形) 山形(山形) 1969 1989 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 山形(山形) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -1.8 -1.4 2.0 8.7 14.3 19.1 23.1 24.2 19.4 12.6 6.5 0.9 最高気温(平均) 2.5 3.4 7.3 15.2 21.1 25.2 28.6 30.1 25.1 18.5 12.0 5.2 最低気温(平均) -5.8 -5.6 -2.5 2.7 8.1 13.7 18.5 19.4 14.9 7.8 1.9 -2.7 福島(福島) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 14 13 気 4 温 差 3 12 ℃ 2 直近10年平均 ︵ 15 直近30年平均 ︶ 11 1 10 1890 1910 1930 1950 1970 0 1990 1月 2月 3月 4月 福島(福島) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福島(福島) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 18 気 4 温 差 3 17 ℃ 2 直近10年平均 ︵ 19 直近30年平均 ︶ 1 16 0 1月 15 1890 1910 1930 1950 福島(福島) 1970 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福島(福島) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 10 9 気 4 温 差 3 8 ℃ 2 7 1 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 11 ︶ 6 1890 2月 -1 1990 1910 1930 1950 福島(福島) 福島(福島) 1970 1990 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福島(福島) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 0.2 0.7 3.9 10.1 15.1 19.4 23.4 24.6 20.2 13.8 8.1 2.9 最高気温(平均) 4.8 5.6 9.5 16.7 21.6 25.2 28.7 30.2 25.5 19.8 13.9 7.6 最低気温(平均) -3.9 -3.4 -0.8 4.3 9.2 14.5 19.4 20.6 16.3 9.0 3.1 -1.2 栃木(宇都宮) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近10年平均 5 気温差(℃) 15 14 13 12 11 1891 直近30年平均 4 3 2 1 1911 1931 1951 1971 0 1991 1月 2月 3月 4月 栃木(宇都宮) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 栃木(宇都宮) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 21 直近30年平均 直近10年平均 5 4 気温差(℃) 20 19 18 3 2 1 0 17 1891 1月 1911 1931 1951 栃木(宇都宮) 1971 1991 【最低気温(平均)】 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 栃木(宇都宮) 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 10 4 気温差(℃) 11 9 8 7 直近30年平均 直近10年平均 3 2 1 6 5 1891 2月 -1 0 1911 1931 1951 栃木(宇都宮) 1971 1991 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 栃木(宇都宮) 栃木(宇都宮) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 0.6 1.5 4.9 10.9 15.5 19.7 23.5 24.6 20.8 14.7 8.6 3.0 最高気温(平均) 7.7 8.4 11.9 17.4 21.5 24.7 28.2 29.6 25.7 20.5 15.6 10.3 最低気温(平均) -5.3 -4.4 -1.1 4.8 10.0 15.5 20.0 20.9 17.1 9.9 2.7 -2.8 群馬(前橋) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 16 気4 温 差3 15 ︵ 14 ︶ ℃ 2 13 1 12 1897 1917 1937 1957 群馬(前橋) 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 群馬(前橋) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 最高気温平均(℃) 5 20 気 4 温 差 3 ︵ 21 19 ︶ ℃ 2 18 17 1897 1 1917 1937 1957 群馬(前橋) 1977 0 1997 1月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 11 10 気 4 温 差 3 9 ℃ 2 8 1 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 12 ︶ 1917 1937 1957 群馬(前橋) 群馬(前橋) 3月 群馬(前橋) 【最低気温(平均)】 7 1897 2月 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 群馬(前橋) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.0 2.6 5.8 11.6 15.9 20.2 24.2 24.9 21.0 15.1 9.7 4.6 最高気温(平均) 8.0 8.4 11.8 17.4 21.6 25.1 28.4 29.4 25.6 20.5 15.7 10.7 最低気温(平均) -2.5 -2.0 0.9 6.3 10.8 16.0 20.6 21.3 17.5 11.0 5.0 0.1 茨城(水戸) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 14 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 15 直近30年平均 13 ︶ ℃ 2 12 11 1897 1 1917 1937 1957 茨城(水戸) 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 茨城(水戸) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 20 直近30年平均 直近10年平均 5 19 気 温 差 4 ℃ 2 ︵ 3 ︶ 18 1 0 17 1897 1月 1917 1937 1957 1977 2月 3月 4月 1997 観測期間平均 11 5 10 気 4 温 差 3 8月 9月 10月 11月 12月 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 9 ℃ ︶ 8 7 2 1 1917 1937 1957 茨城(水戸) 茨城(水戸) 7月 【最低気温(平均)の気温差】 最低気温平均(℃) 6 1897 6月 茨城(水戸) 茨城(水戸) 【最低気温(平均)】 5月 -1 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 茨城(水戸) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 1.7 2.4 5.4 11.0 15.2 19.1 23.0 24.4 21.0 15.2 9.5 4.2 最高気温(平均) 8.5 8.8 11.6 16.8 20.7 23.8 27.6 29.3 25.8 20.7 16.0 11.1 最低気温(平均) -3.5 -2.8 0.1 5.5 10.3 15.3 19.6 20.9 17.4 10.8 4.2 -1.1 千葉(銚子) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 17 気 4 温 差 3 16 ︵ 15 ︶ ℃ 2 14 13 1887 1 0 1907 1927 1947 1967 1月 1987 2月 3月 4月 千葉(銚子) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 千葉(銚子) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 21 気 4 温 差 3 20 ︵ 19 ︶ ℃ 18 17 2 1 16 1887 0 1907 1927 1947 1967 1987 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 千葉(銚子) 千葉(銚子) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 14 気 4 温 差 3 13 ︵ 12 ︶ ℃ 2 11 10 1887 1 1907 1927 1947 千葉(銚子) 千葉(銚子) 1967 1987 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 千葉(銚子) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.2 5.5 8.1 12.6 16.1 19.2 22.6 24.7 22.5 18.1 13.3 7.9 最高気温(平均) 9.0 8.9 11.4 15.7 19.1 22.0 25.0 27.6 25.0 20.4 16.3 11.6 最低気温(平均) 1.4 1.9 4.7 9.5 13.2 16.6 20.2 22.3 20.4 15.5 9.9 4.1 東京(東京) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温 18 5 17 気 4 温 差 3 15 ︶ ℃ 14 2 1 13 12 1876 直近10年平均 ︵ 16 直近30年平均 1896 1916 1936 1956 1976 0 1996 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 東京(東京) 東京(東京) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 21 気 4 温 差 3 20 ︵ 19 ︶ ℃ 2 18 1 17 1876 1896 1916 1936 1956 1976 0 1996 1月 2月 3月 4月 東京(東京) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 東京(東京) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 最低気温平均(℃) 14 5 13 気 4 温 差 3 ︵ 12 11 ︶ ℃ 10 1 9 8 1876 2 1896 1916 1936 東京(東京) 東京(東京) 1956 1976 1996 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 東京(東京) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 3.0 3.7 7.0 12.6 16.8 20.6 24.5 25.8 22.2 16.3 10.8 5.5 最高気温(平均) 8.4 8.7 12.0 17.5 21.5 24.7 28.5 30.0 26.2 20.7 15.8 10.8 最低気温(平均) -1.5 -0.6 2.3 7.9 12.4 17.0 21.2 22.4 18.9 12.6 6.4 0.9 埼玉(熊谷) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 16 気 4 温 差 3 15 ︵ 14 ︶ ℃ 2 13 1 12 1897 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 埼玉(熊谷) 観測期間平均 8月 9月 10月 11月 12月 直近30年平均 直近10年平均 5 22 21 4 20 気 温 差 19 ℃ 2 ︵ 3 ︶ 18 1 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 埼玉(熊谷) 埼玉(熊谷) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 11 気 4 温 差 3 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 12 10 ︶ ℃ 9 8 埼玉(熊谷) 7月 【最高気温(平均)の気温差】 最高気温平均(℃) 7 1897 6月 埼玉(熊谷) 【最高気温(平均)】 17 1897 5月 2 1 1917 1937 1957 埼玉(熊谷) 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 埼玉(熊谷) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.2 2.9 6.2 11.9 16.3 20.5 24.5 25.3 21.4 15.4 9.7 4.5 最高気温(平均) 8.4 8.9 12.3 18.0 22.2 25.5 29.2 30.4 26.2 20.8 15.9 10.9 最低気温(平均) -2.8 -2.0 1.0 6.5 11.0 16.4 20.9 21.8 18.0 11.3 4.7 -0.5 神奈川(横浜) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 16 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 17 直近30年平均 15 ︶ ℃ 2 14 13 1897 1 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 神奈川(横浜) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 神奈川(横浜) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 21 気 4 温 差 3 20 ︵ 19 ︶ ℃ 2 18 1 17 1897 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 【最低気温(平均)】 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 最低気温平均(℃) 観測期間平均 14 5 13 気 4 温 差 3 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 12 ℃ ︶ 11 10 9 1897 5月 神奈川(横浜) 神奈川(横浜) 2 1 0 1917 1937 1957 神奈川(横浜) 1977 1997 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 神奈川(横浜) 神奈川(横浜) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 3.8 4.2 7.3 12.7 16.9 20.6 24.5 25.7 22.3 16.6 11.4 6.3 最高気温(平均) 8.3 8.4 11.6 17.0 21.0 24.2 28.1 28.8 25.2 19.7 15.2 10.6 最低気温(平均) -0.5 0.2 3.1 8.6 13.1 17.5 21.1 22.2 19.0 13.0 7.2 2.0 静岡(浜松) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 17 16 気 4 温 差 3 15 ℃ 2 14 1 直近10年平均 ︵ 18 直近30年平均 ︶ 13 1882 1902 1922 1942 1962 0 1982 1月 2月 3月 4月 静岡(浜松) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 静岡(浜松) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 21 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 22 直近30年平均 20 ︶ ℃ 2 19 1 18 0 1882 1902 1922 1942 静岡(浜松) 1962 1月 1982 【最高気温(平均)】 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 5 14.0 13.0 気 4 温 差 3 12.0 ℃ 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 15.0 ︶ 11.0 静岡(浜松) 3月 静岡(浜松) 最低気温平均(℃) 10.0 1882 2月 2 1 1902 1922 1942 1962 静岡(浜松) 1982 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 静岡(浜松) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.8 5.3 8.3 13.5 17.4 20.6 24.8 25.9 22.9 17.6 12.4 7.4 最高気温(平均) 9.2 9.8 13.2 18.2 21.9 24.9 28.6 30.0 27.1 22.2 17.1 11.8 最低気温(平均) 1.0 1.3 3.9 9.1 13.2 17.5 21.6 22.3 19.5 13.9 8.4 3.6 山梨(甲府) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 15 気 4 温 差 3 14 ℃ 2 直近10年平均 ︵ 16 直近30年平均 ︶ 1 13 0 1月 12 1894 1914 1934 1954 山梨(甲府) 1974 3月 4月 1994 【最高気温(平均)】 観測期間平均 7月 8月 9月 10月 11月 12月 直近30年平均 直近10年平均 5 気 温 差 21 ︵ 20 ︶ ℃ 19 4 3 2 1 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1914 1934 1954 1974 1994 山梨(甲府) 山梨(甲府) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 12 11 気 温 差 10 ︵ 9 ︶ ℃ 8 7 4 3 2 1 1914 1934 1954 山梨(甲府) 山梨(甲府) 6月 【最高気温(平均)の気温差】 22 6 1894 5月 山梨(甲府) 最高気温平均(℃) 18 1894 2月 -1 1974 1994 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 山梨(甲府) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 1.1 2.5 6.5 12.5 16.7 21.0 25.1 25.5 21.7 15.3 9.1 3.6 最高気温(平均) 8.5 9.6 14.0 19.8 23.8 27.2 30.8 31.7 27.6 21.9 16.6 11.0 最低気温(平均) -4.9 -3.6 0.3 6.1 10.6 16.2 21.1 21.3 17.6 10.3 3.3 -2.2 長野(松本) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 13 気 4 温 差 3 12 ︵ 11 ︶ ℃ 2 10 9 1898 1 1918 1938 1958 長野(松本) 1978 0 1998 1月 3月 4月 観測期間平均 7月 8月 9月 10月 11月 12月 直近30年平均 直近10年平均 5 19 17 ℃ ︵ 18 気 温 差 ︶ 16 4 3 2 1 1918 1938 1958 1978 0 1998 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 長野(松本) 長野(松本) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 7 6 気 4 温 差 3 5 ℃ 2 4 1 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 8 ︶ 1918 1938 1958 長野(松本) 長野(松本) 6月 【最高気温(平均)の気温差】 最高気温平均(℃) 3 1898 5月 長野(松本) 【最高気温(平均)】 15 1898 2月 1978 1998 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 長野(松本) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 -2.1 -1.8 2.4 9.0 14.1 18.8 22.8 23.1 18.8 12.1 6.2 1.1 最高気温(平均) 3.5 4.1 8.8 16.3 21.4 24.9 28.4 29.3 24.6 18.4 12.4 6.6 最低気温(平均) -7.3 -7.1 -3.0 2.6 7.6 13.8 18.5 18.7 14.6 7.1 0.9 -3.8 新潟(新潟) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 14 気 4 温 差 3 13 ℃ 直近10年平均 ︵ 15 直近30年平均 ︶ 12 11 1886 2 1 1906 1926 1946 1966 0 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 新潟(新潟) 新潟(新潟) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 19 直近30年平均 直近10年平均 5 気 温 差 18 ︵ 17 ︶ ℃ 16 4 3 2 1 0 15 1886 1月 1906 1926 1946 1966 2月 3月 4月 1986 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 新潟(新潟) 新潟(新潟) 【最低気温(平均)】 5月 -1 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 12 気 温 差 11 ︵ 10 ︶ ℃ 4 3 2 9 1 8 1886 1906 新潟(新潟) 1926 1946 新潟(新潟) 1966 1986 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 新潟(新潟) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 1.4 1.4 4.4 10.0 14.7 19.5 23.9 25.6 21.4 15.4 9.7 4.3 最高気温(平均) 4.3 4.6 8.4 14.8 19.4 23.7 27.8 30.1 25.7 19.6 13.6 7.5 最低気温(平均) -1.4 -1.5 0.9 5.8 10.7 16.0 20.6 22.0 17.8 11.8 6.1 1.2 富山(伏木) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 15 気 4 温 差 3 14 ︵ 13 ︶ ℃ 12 11 1886 2 1 1906 1926 1946 富山(伏木) 1966 0 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 富山(伏木) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 18 気 4 温 差 3 17 ℃ 2 直近10年平均 ︵ 19 直近30年平均 ︶ 1 16 0 1月 15 1887 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1907 1927 1947 1967 1987 富山(伏木) 富山(伏木) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 12 気 4 温 差 3 11 ︵ 10 ︶ ℃ 2 9 1 8 1887 1907 富山(伏木) 1927 1947 富山(伏木) 1967 1987 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 富山(伏木) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 1.9 1.9 5.0 10.4 15.2 19.9 24.3 25.8 21.7 15.7 10.0 4.7 最高気温(平均) 5.4 5.7 9.5 15.4 20.1 24.0 28.3 30.0 26.0 20.3 14.7 8.5 最低気温(平均) -1.0 -1.2 1.1 5.9 11.0 16.5 21.0 22.1 18.1 11.7 6.1 1.6 石川(金沢) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温 5 15 気 4 温 差 3 14 ℃ 直近10年平均 ︵ 16 直近30年平均 ︶ 13 12 1886 2 1 0 1906 1926 1946 1966 1月 1986 2月 3月 4月 石川(金沢) 【最高気温(平均)】 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 石川(金沢) 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 20 直近30年平均 直近10年平均 5 気 4 温 差 3 19 ︵ 18 ︶ ℃ 2 17 1 16 1886 1906 1926 1946 1966 1986 0 1月 2月 3月 4月 【最低気温(平均)】 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 12 11 気 4 温 差 3 10 ℃ 2 9 1 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 13 ︶ 8 1886 5月 石川(金沢) 石川(金沢) 1906 1926 1946 石川(金沢) 石川(金沢) 1966 1986 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 石川(金沢) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.3 2.2 5.2 10.9 15.7 20.1 24.3 25.6 21.5 15.5 10.2 5.2 最高気温(平均) 5.8 5.9 9.8 16.2 20.8 24.7 28.6 30.5 26.4 20.5 14.9 9.0 最低気温(平均) -0.6 -0.8 1.3 5.9 10.9 16.0 20.5 21.5 17.8 11.6 6.3 2.0 福井(福井) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 16 15 気 温 差 4 ℃ 2 3 ︵ 14 ︶ 13 1 12 1897 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 5月 福井(福井) 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福井(福井) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 21 20 気 温 差 4 ℃ 2 3 ︵ ︶ 19 1 18 0 17 1897 1月 1917 1937 1957 福井(福井) 1977 1997 【最低気温(平均)】 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 5 13 10 気 4 温 差 3 ℃ 2 9 1 12 ︵ 11 ︶ 福井(福井) 3月 福井(福井) 最低気温平均(℃) 8 1897 2月 -1 1917 1937 1957 福井(福井) 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福井(福井) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.1 2.2 5.6 11.6 16.5 20.9 24.6 25.5 21.8 15.4 10.0 4.9 最高気温(平均) 6.0 6.4 10.7 17.5 22.3 26.2 30.3 31.9 27.4 21.2 15.2 9.0 最低気温(平均) -1.1 -1.3 1.1 6.2 11.3 16.5 21.0 21.6 17.6 10.8 5.6 1.5 愛知(名古屋) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 17 気 4 温 差 3 16 ︵ 15 ︶ ℃ 2 14 13 1891 1 1911 1931 1951 1971 0 1991 1月 2月 3月 4月 愛知(名古屋) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 愛知(名古屋) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 22 気 温 差 4 21 20 ℃ 2 ︵ 3 ︶ 1 19 0 18 1891 1月 1911 1931 1951 1971 2月 3月 4月 1991 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温年平均 直近30年平均 直近10年平均 5 13 気 4 温 差 3 12 ︵ 11 ︶ ℃ 10 9 8 1891 6月 愛知(名古屋) 愛知(名古屋) 【最低気温(平均)】 5月 -1 2 1 1911 1931 1951 愛知(名古屋) 1971 1991 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 愛知(名古屋) 愛知(名古屋) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.8 3.5 6.9 12.8 17.3 21.5 25.6 26.5 22.7 16.5 10.6 5.4 最高気温(平均) 8.1 9.0 12.9 18.8 23.2 26.6 30.6 31.8 27.8 22.1 16.6 10.8 最低気温(平均) -1.3 -1.0 1.7 7.2 12.0 17.1 21.7 22.5 18.7 11.8 5.6 1.0 岐阜(岐阜) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 18 5 17 気 4 温 差 3 16 い ︶ ℃ 2 14 1 13 0 1903 1923 1943 岐阜(岐阜) 1963 1月 1983 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 22 気 温 差 21 ︵ 20 ︶ ℃ 19 18 4 3 2 1 1903 1923 1943 岐阜(岐阜) 1963 0 1983 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 岐阜(岐阜) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 13 10 気 温 4 差 3 ℃ 2 9 1 12 ︵ 11 ︶ 8 1883 2月 岐阜(岐阜) 【最高気温(平均)】 17 1883 直近10年平均 ︵ 15 12 1883 直近30年平均 1903 岐阜(岐阜) 1923 1943 岐阜(岐阜) 1963 1983 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 岐阜(岐阜) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.8 3.5 6.8 12.5 17.1 21.4 25.6 26.3 22.4 16.3 10.5 5.4 最高気温(平均) 7.8 8.6 12.4 18.1 22.6 26.3 30.1 31.3 27.4 22.0 16.5 10.6 最低気温(平均) -1.1 -0.7 2.0 7.4 12.0 17.3 22.1 22.7 18.7 11.8 5.6 1.3 三重(津) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 年平均気温(℃) 観測期間平均 5 17 16 気 4 温 差 3 15 ℃ 2 14 1 ︶ 13 1889 直近10年平均 ︵ 18 直近30年平均 1909 1929 1949 三重(津) 1969 0 1989 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 三重(津) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 21 気 4 温 差 3 20 ℃ 2 直近10年平均 ︵ 22 直近30年平均 ︶ 1 19 0 18 1889 1月 1909 1929 1949 三重(津) 1969 1989 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 14 12 気 温 差 11 ℃ 13 ︵ ︶ 10 4 3 2 1 1909 1929 1949 三重(津) 三重(津) 3月 三重(津) 【最低気温(平均)】 9 1889 2月 -1 1969 1989 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 三重(津) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 3.9 4.1 6.9 12.3 16.9 21.3 25.5 26.3 22.6 16.6 11.2 6.4 最高気温(平均) 8.5 8.8 12.0 17.3 21.8 25.3 29.4 30.5 26.9 21.4 16.1 11.1 最低気温(平均) 0.0 0.2 2.5 7.6 12.3 17.5 22.1 22.7 19.1 12.6 6.7 2.3 滋賀(彦根) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 15 4 気温差(℃) 16 14 13 12 1894 直近30年平均 直近10年平均 3 2 1 1914 1934 1954 1974 0 1994 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 滋賀(彦根) 滋賀(彦根) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 20 気温差(℃) 4 19 18 3 2 1 0 1月 17 1894 1914 1934 1954 1974 2月 3月 4月 1994 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 滋賀(彦根) 滋賀(彦根) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低平均気温(℃) 5 12 4 気温差(℃) 13 11 10 直近30年平均 直近10年平均 3 2 1 9 8 1894 5月 -1 0 1月 1914 1934 1954 滋賀(彦根) 1974 2月 3月 4月 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 平均気温 2.8 3.0 5.8 11.1 最高気温(平均) 6.4 6.7 10.4 16.5 最低気温(平均) -0.6 -0.4 1.9 6.3 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 滋賀(彦根) 1994 滋賀(彦根) 5月 15.7 21.2 10.9 6月 20.4 25.1 16.3 7月 24.9 29.6 21.1 8月 25.9 31.1 21.9 9月 22.1 26.9 18.3 10月 11月 12月 15.9 10.3 5.5 20.8 15.0 9.3 11.6 5.9 1.8 京都(京都) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 17 4 気温差(℃) 18 16 15 14 直近10年平均 3 2 1 13 12 1881 直近30年平均 1901 1921 1941 京都(京都) 1961 0 1981 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 京都(京都) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 22 4 気温差(℃) 21 20 3 2 1 19 0 1月 18 1881 2月 3月 4月 1901 1921 1941 1961 1981 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 京都(京都) 京都(京都) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 13 4 気温差(℃) 14 12 11 10 9 直近30年平均 直近10年平均 3 2 1 8 7 1881 5月 -1 0 1901 1921 1941 1961 1981 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 京都(京都) 京都(京都) 京都(京都) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 2.7 3.2 6.4 12.2 16.9 21.3 25.5 26.3 22.4 16.0 10.0 5.0 最高気温(平均) 8.6 9.1 12.9 18.9 23.6 27.1 31.1 32.4 28.3 22.5 16.8 11.3 最低気温(平均) -1.9 -1.6 0.8 5.8 10.7 16.2 21.1 21.7 17.9 10.8 4.6 0.1 大阪(大阪) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 18 5 17 気 4 温 差 3 ︶ ℃ 15 14 13 1883 直近10年平均 ︵ 16 直近30年平均 2 1 0 1903 1923 1943 1963 1月 1983 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 大阪(大阪) 大阪(大阪) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 22 直近30年平均 直近10年平均 5 気 温 4 差 3 ℃ 2 21 ︵ 20 ︶ 19 1 18 1883 1903 1923 1943 1963 0 1983 1月 2月 3月 4月 大阪(大阪) 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 大阪(大阪) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 15 5 14 気 4 温 差 3 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 13 12 ︶ ℃ 11 2 1 10 9 1883 5月 0 1903 1923 1943 大阪(大阪) 大阪(大阪) 1963 1983 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 大阪(大阪) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.2 4.4 7.5 13.1 17.8 22.0 26.3 27.4 23.5 17.3 11.6 6.7 最高気温(平均) 8.5 8.8 12.4 18.3 22.8 26.4 30.6 32.2 28.3 22.5 16.7 11.4 最低気温(平均) 0.4 0.5 3.0 8.2 13.0 18.1 22.8 23.5 19.6 12.9 7.1 2.7 和歌山(和歌山) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 18 17 気 4 温 差 3 16 ℃ 2 15 1 ︶ 14 1879 1899 1919 1939 1959 1979 0 1999 1月 2月 3月 4月 和歌山(和歌山) 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 23 直近30年平均 直近10年平均 5 気 温 差 22 ︵ 21 4 3 ︶ ℃ 20 19 2 1 1899 1919 1939 1959 1979 0 1999 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 和歌山(和歌山) 和歌山(和歌山) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 15 13 気 温 差 12 ℃ 14 ︵ ︶ 11 10 1879 5月 和歌山(和歌山) 【最高気温(平均)】 18 1879 直近10年平均 ︵ 19 直近30年平均 4 3 2 1 1899 1919 1939 和歌山(和歌山) 1959 1979 1999 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 和歌山(和歌山) 和歌山(和歌山) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.7 4.9 8.0 13.5 17.9 21.9 26.0 26.8 23.3 17.3 12.0 7.3 最高気温(平均) 9.1 9.5 13.1 18.8 23.0 26.2 30.2 31.6 28.0 22.4 17.0 11.9 最低気温(平均) 1.1 1.0 3.5 8.5 13.1 18.1 22.7 23.0 19.6 13.2 7.7 3.4 兵庫(神戸) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 18 気 4 温 差 3 17 ︵ 16 ︶ ℃ 2 15 1 14 1897 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 5月 6月 兵庫(神戸) 7月 8月 9月 10月 11月 12月 兵庫(神戸) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 22 直近30年平均 直近10年平均 5 気 温 差 21 ︵ 20 ︶ ℃ 4 3 2 1 19 0 18 1897 1月 1917 1937 1957 1977 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1997 兵庫(神戸) 兵庫(神戸) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 14 気 温 差 ︵ 12 ︶ ℃ 11 兵庫(神戸) 直近10年平均 5 13 10 1897 直近30年平均 4 3 2 1 1917 1937 1957 兵庫(神戸) 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 兵庫(神戸) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.2 4.3 7.5 13.1 17.7 21.6 25.7 26.9 23.3 17.5 12.0 6.9 最高気温(平均) 8.3 8.6 12.0 18.1 22.6 26.0 30.0 31.7 27.7 21.9 16.3 11.0 最低気温(平均) 0.7 0.6 3.1 8.6 13.3 18.0 22.5 23.5 19.9 13.8 8.2 3.3 鳥取(境) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 16 15 気 4 温 差 3 14 ℃ ︶ 13 12 1883 直近10年平均 ︵ 17 直近30年平均 2 1 1903 1923 1943 鳥取(境) 1963 0 1983 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 鳥取(境) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 20 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 21 直近30年平均 19 2 ︶ ℃ 1 18 0 17 1886 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1906 1926 1946 1966 1986 鳥取(境) 鳥取(境) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 12 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 13 直近30年平均 11 ︶ ℃ 2 10 9 1886 1 0 1906 1926 1946 1966 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 鳥取(境) 鳥取(境) 鳥取(境) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 3.8 3.8 6.8 11.9 16.3 20.7 25.0 26.1 22.1 16.4 11.3 6.5 最高気温(平均) 7.3 7.4 11.1 16.9 21.4 25.2 29.1 30.3 26.1 21.0 15.9 10.3 最低気温(平均) 0.5 0.4 2.5 7.0 11.2 16.5 21.4 22.3 18.3 11.7 6.9 2.9 島根(浜田) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 16 気4 温 差3 直近10年平均 ︵ 17 直近30年平均 15 ︶ ℃2 14 13 1893 1 1913 1933 1953 島根(浜田) 1973 0 1993 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 島根(浜田) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 21 気 4 温 差 3 20 ︵ 19 ︶ ℃ 2 18 1 17 1893 1913 1933 1953 島根(浜田) 1973 0 1993 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 島根(浜田) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 12 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 13 直近30年平均 11 ︶ ℃ 2 10 1 9 1893 島根(浜田) 1913 1933 1953 島根(浜田) 1973 1993 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 島根(浜田) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.1 4.9 7.6 12.1 16.3 20.4 24.6 25.7 21.7 16.3 12.0 7.7 最高気温(平均) 8.4 8.4 11.6 16.7 20.7 24.3 28.3 29.8 25.9 21.0 16.3 11.2 最低気温(平均) 2.1 1.6 3.5 7.5 11.9 16.7 21.3 22.1 18.1 12.2 8.0 4.4 岡山(岡山) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 17 16 気 4 温 差 3 15 ℃ 2 14 1 ︶ 13 1891 直近10年平均 ︵ 18 直近30年平均 1911 1931 1951 1971 0 1991 1月 2月 3月 4月 岡山(岡山) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 岡山(岡山) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 22 気 4 温 差 3 21 ︵ 20 ︶ ℃ 2 19 1 18 1891 1911 1931 1951 岡山(岡山) 1971 0 1991 1月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 14 5 13 気 4 温 差 3 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 12 11 ︶ ℃ 10 2 1 9 岡山(岡山) 3月 岡山(岡山) 【最低気温(平均)】 8 1891 2月 0 1911 1931 1951 岡山(岡山) 1971 1991 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 岡山(岡山) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 3.4 3.8 7.0 12.7 17.4 21.7 26.0 26.9 22.9 16.5 10.7 5.8 最高気温(平均) 8.4 8.8 12.4 18.2 22.9 25.8 29.7 31.6 27.6 22.0 16.5 11.0 最低気温(平均) -0.8 -0.6 2.0 7.2 12.1 17.3 22.2 22.9 18.9 11.7 5.7 1.3 広島(広島) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 年平均気温(℃) 5 17 16 気 4 温 差 3 15 ℃ 2 14 1 ︶ 13 1879 ︵ 18 1899 1919 1939 広島(広島) 1959 1979 0 1999 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 広島(広島) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 22 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 23 直近30年平均 21 ︶ ℃ 2 20 1 19 18 1879 0 1月 1899 1919 1939 広島(広島) 1959 1979 1999 【最低気温(平均)】 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 広島(広島) 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 14 12 気 4 温 差 3 11 ℃ 2 10 1 13 ︵ ︶ 9 1879 2月 -1 0 1899 1919 1939 1959 1979 1999 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 広島(広島) 広島(広島) 広島(広島) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 3.8 4.2 7.4 12.7 17.2 21.3 25.6 26.7 22.8 16.8 11.0 6.2 最高気温(平均) 8.8 9.3 12.7 18.0 22.4 25.6 29.7 31.5 27.8 22.6 16.9 11.5 最低気温(平均) -0.3 -0.2 2.3 7.3 12.1 17.3 22.0 22.8 18.7 11.8 6.0 1.8 山口(下関) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 17 16 気 4 温 差 3 15 ℃ 2 14 1 ︶ 13 1883 直近10年平均 ︵ 18 直近30年平均 1903 1923 1943 山口(下関) 1963 0 1983 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 直近30年平均 直近10年平均 山口(下関) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 21 19 ℃ 2 ︵ 4 20 気 温 差 3 ︶ 1 18 0 1月 17 1883 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1903 1923 1943 山口(下関) 1963 山口(下関) 1983 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 16 5 15 気 4 温 差 3 14 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 13 ︶ ℃ 2 12 11 1883 1 1903 山口(下関) 1923 1943 山口(下関) 1963 1983 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 山口(下関) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.3 5.3 8.1 12.9 17.1 20.8 24.9 26.4 22.9 17.7 12.7 7.9 最高気温(平均) 8.4 8.6 11.9 17.0 21.1 24.4 28.4 30.2 26.6 21.7 16.4 11.2 最低気温(平均) 2.6 2.4 4.8 9.4 13.6 17.9 22.2 23.6 20.0 14.5 9.5 5.1 香川(多度津) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 17 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 18 直近30年平均 16 ︶ ℃ 2 15 14 1892 1 0 1912 1932 1952 香川(多度津) 1972 1月 1992 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 香川(多度津) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 21 気 4 温 差 3 20 ℃ 2 直近10年平均 ︵ 22 直近30年平均 ︶ 1 19 0 18 1892 1912 1932 1952 1972 1月 2月 3月 4月 1992 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 香川(多度津) 香川(多度津) 【最低気温(平均)】 5月 -1 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 14 直近30年平均 直近10年平均 5 気 4 温 差 3 13 ︵ 12 ︶ ℃ 11 10 1892 2 1 0 1912 1932 1952 香川(多度津) 1972 1992 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 香川(多度津) 香川(多度津) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.1 5.0 7.6 12.6 17.2 21.4 25.8 27.0 23.4 17.4 12.3 7.7 最高気温(平均) 8.4 8.6 11.9 17.4 22.0 25.5 29.9 31.7 27.8 22.1 16.6 11.2 最低気温(平均) 1.4 1.3 3.4 8.1 12.8 18.0 22.9 23.5 19.6 13.0 8.0 3.8 徳島(徳島) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 17 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 18 直近30年平均 16 ︶ ℃ 2 15 14 1892 1 0 1912 1932 1952 徳島(徳島) 1972 1月 1992 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 徳島(徳島) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 21 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 22 直近30年平均 20 2 ︶ ℃ 1 19 0 1月 18 1892 1912 1932 1952 徳島(徳島) 1972 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 徳島(徳島) 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 14 13 気 4 温 差 3 12 ℃ 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 15 ︶ 11 徳島(徳島) 3月 1992 【最低気温(平均)】 10 1892 2月 -1 2 1 1912 1932 1952 徳島(徳島) 1972 1992 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 徳島(徳島) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.8 5.0 8.0 13.4 17.8 21.7 25.7 26.6 23.2 17.6 12.3 7.4 最高気温(平均) 9.3 9.5 12.9 18.4 22.7 25.8 29.7 31.0 27.6 22.2 17.1 12.0 最低気温(平均) 0.9 1.1 3.5 8.5 13.1 17.9 22.3 22.9 19.7 13.7 8.2 3.4 高知(高知) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 18 17 気 4 温 差 3 16 ℃ 2 15 1 直近10年平均 ︵ 19 直近30年平均 ︶ 14 1886 1906 1926 1946 高知(高知) 1966 0 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 高知(高知) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 22 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 23 直近30年平均 21 ︶ ℃ 20 2 1 19 1886 1906 1926 1946 1966 0 1986 1月 2月 3月 4月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 高知(高知) 高知(高知) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 14 13 気 4 温 差 3 12 ℃ 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 15 ︶ 11 10 1886 5月 2 1 1906 高知(高知) 1926 1946 高知(高知) 1966 1986 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 高知(高知) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.1 5.9 9.3 14.3 18.2 21.6 25.3 26.1 23.2 17.8 12.3 7.4 最高気温(平均) 11.4 12.0 15.2 19.8 23.3 25.8 29.4 31.0 28.3 23.7 18.7 13.9 最低気温(平均) 0.4 1.1 4.4 9.6 13.6 18.1 22.0 22.4 19.5 13.4 7.7 2.7 愛媛(松山) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 18 気 4 温 差 3 17 ︵ 16 ︶ ℃ 2 15 14 1890 1 0 1910 1930 1950 1970 1990 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 愛媛(松山) 愛媛(松山) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 22 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 23 直近30年平均 21 2 ︶ ℃ 20 1 0 19 1890 1月 1910 1930 1950 1970 2月 3月 4月 5月 観測期間平均 9月 10月 11月 12月 5 13 12 気 4 温 差 3 11 ℃ 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 14 ︶ 10 愛媛(松山) 8月 【最低気温(平均)の気温差】 最低気温平均(℃) 9 1890 7月 愛媛(松山) 愛媛(松山) 【最低気温(平均)】 6月 -1 1990 2 1 1910 1930 1950 愛媛(松山) 1970 1990 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 愛媛(松山) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.6 4.8 7.9 12.9 17.1 21.4 25.7 26.4 22.8 16.9 11.8 7.2 最高気温(平均) 9.5 9.6 13.2 18.7 22.9 26.4 30.5 31.7 28.1 22.8 17.5 12.2 最低気温(平均) 0.4 0.3 2.9 7.4 11.7 17.1 21.9 22.3 18.6 12.0 6.8 2.6 福岡(福岡) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 19 直近10年平均 5 17 気 温 差 16 ℃ 18 ︵ ︶ 15 14 1890 直近30年平均 4 3 2 1 1910 1930 1950 1970 0 1990 1月 2月 3月 4月 福岡(福岡) 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福岡(福岡) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 22 20 ℃ 2 ︵ 4 21 気 温 差 3 ︶ 1 19 0 1月 18 1890 2月 3月 4月 1910 1930 1950 1970 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福岡(福岡) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 15 直近30年平均 直近10年平均 5 14 4 12 気 温 差 11 ℃ 2 13 ︵ ︶ 10 9 福岡(福岡) 6月 1990 福岡(福岡) 8 1890 5月 -1 3 1 1910 1930 1950 福岡(福岡) 1970 1990 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 福岡(福岡) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.8 5.0 8.2 13.1 17.3 21.5 25.8 26.5 22.4 16.4 11.5 7.1 最高気温(平均) 9.1 9.5 13.2 18.5 22.8 26.3 30.2 31.2 27.3 22.4 17.1 11.7 最低気温(平均) 0.8 0.8 3.1 7.3 11.6 17.1 22.3 22.6 18.3 11.0 6.4 2.7 佐賀(佐賀) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近10年平均 5 18 気 温 差 16 ℃ 4 ︵ 17 3 ︶ 2 15 14 1890 直近30年平均 1 1910 1930 1950 1970 0 1990 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 佐賀(佐賀) 佐賀(佐賀) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 最高気温平均(℃) 5 23 4 気 温 差 22 3 ︵ 21 2 ℃ ︶ 1 0 20 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 19 1890 1910 1930 1950 1970 -2 1990 佐賀(佐賀) 佐賀(佐賀) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 気 温 差 13 ︵ 12 ︶ ℃ 11 10 4 3 2 1 0 1月 佐賀(佐賀) 直近10年平均 5 14 9 1890 直近30年平均 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1910 1930 1950 佐賀(佐賀) 1970 1990 佐賀(佐賀) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.6 5.2 8.7 13.9 18.2 22.2 26.1 26.9 23.0 17.2 11.8 6.9 最高気温(平均) 9.4 10.0 13.9 19.3 23.7 26.7 30.3 31.7 27.8 22.9 17.4 11.9 最低気温(平均) 0.8 1.2 4.1 8.7 13.2 18.2 22.9 23.1 19.2 12.4 7.1 2.8 長崎(長崎) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 19 17 16 ℃ 4 ︵ 3 2 ︶ 1 15 0 1月 1898 1918 1938 長崎(長崎) 1958 1978 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 長崎(長崎) 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 23 20 5 気 温 4 差 3 ℃ 2 19 1 22 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 21 ︶ 1898 1918 1938 長崎(長崎) 1958 1978 1998 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 長崎(長崎) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 16 5 15 気 4 温 差 3 14 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 13 ℃ 2 11 1 ︶ 12 10 1878 2月 -1 1998 【最高気温(平均)】 18 1878 直近10年平均 5 気 温 差 18 14 1878 直近30年平均 1898 長崎(長崎) 1918 1938 長崎(長崎) 1958 1978 1998 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 長崎(長崎) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.5 5.7 9.2 14.1 18.1 21.7 25.9 27.0 23.6 18.2 12.9 8.0 最高気温(平均) 9.1 9.6 13.5 18.5 22.3 25.1 29.1 30.7 27.1 22.1 16.8 11.5 最低気温(平均) 2.2 2.3 5.2 9.9 13.9 18.2 22.5 23.3 20.0 14.4 9.3 4.6 大分(大分) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 18 気 4 温 差 3 17 ︵ 16 ︶ ℃ 2 15 1 14 1887 0 1907 1927 1947 大分(大分) 1967 1987 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 大分(大分) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 22 気 温 4 差 3 ℃ 2 21 ︵ ︶ 20 19 1 18 1887 1907 1927 1947 1967 1987 0 1月 2月 3月 4月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 大分(大分) 大分(大分) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 13 12 気 4 温 差 3 11 ℃ 2 10 1 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 14 ︶ 9 1887 5月 0 1907 大分(大分) 1927 1947 大分(大分) 1967 1987 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 大分(大分) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 5.0 5.2 8.1 12.8 17.1 21.1 25.3 26.0 22.6 17.1 12.0 7.4 最高気温(平均) 9.8 9.7 12.8 17.8 22.1 25.2 29.3 30.3 26.9 22.0 17.2 12.4 最低気温(平均) 0.5 0.7 3.2 7.7 12.0 17.2 21.8 22.1 18.9 12.5 7.1 2.6 熊本(熊本) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 18 17 気 4 温 差 3 16 ℃ 2 15 1 ︶ 14 1891 1911 1931 1951 熊本(熊本) 1971 0 1991 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 熊本(熊本) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 22 気 4 温 3 差 2 ℃ 1 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 23 ︶ 21 0 -1 20 1891 直近10年平均 ︵ 19 直近30年平均 1911 1931 1951 1971 1991 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -2 熊本(熊本) 熊本(熊本) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 15 5 14 気 4 温 差 3 13 ︶ ℃ 2 11 1 10 熊本(熊本) 直近10年平均 ︵ 12 9 1891 直近30年平均 1911 1931 1951 熊本(熊本) 1971 1991 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 熊本(熊本) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 4.4 5.2 9.0 14.2 18.4 22.3 26.2 26.9 23.2 17.2 11.5 6.6 最高気温(平均) 10.0 10.9 15.1 20.5 24.6 27.3 31.1 32.4 28.8 23.7 18.0 12.5 最低気温(平均) -0.8 -0.1 3.0 7.9 12.2 17.7 22.2 22.5 18.6 11.4 5.6 1.1 宮崎(宮崎) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 19 18 気4 温 差3 17 ℃ ︶ 2 16 15 1886 直近10年平均 ︵ 20 直近30年平均 1 1906 1926 1946 宮崎(宮崎) 1966 0 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 宮崎(宮崎) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 23 気4 温 差3 22 ℃2 直近10年平均 ︵ 24 直近30年平均 ︶ 1 21 0 1月 20 1886 2月 3月 4月 5月 1906 1926 1946 1966 1986 【最低気温(平均)】 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 16 5 15 気4 温 差3 直近30年平均 直近10年平均 ︵ 14 13 ︶ ℃2 12 1 1 11 0 1906 1926 1946 宮崎(宮崎) 宮崎(宮崎) 7月 宮崎(宮崎) 宮崎(宮崎) 10 1886 6月 -1 1966 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 宮崎(宮崎) 1900∼1945年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 6.7 7.4 10.8 15.3 19.0 22.4 26.2 26.6 23.7 18.4 13.4 8.8 最高気温(平均) 12.6 13.0 16.1 20.2 23.8 26.3 30.1 30.7 28.2 23.7 19.3 14.9 最低気温(平均) 1.4 2.3 5.6 10.4 14.3 18.9 22.8 23.1 20.0 13.8 8.2 3.4 鹿児島(鹿児島) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 21 5 20 気 4 温 差 3 18 ︶ ℃ 2 17 16 15 1883 直近10年平均 ︵ 19 直近30年平均 1 お 1903 1923 1943 1963 0 1983 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 鹿児島(鹿児島) 鹿児島(鹿児島) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 24 気 4 温 差 3 23 ︵ 22 ︶ ℃ 2 21 1 20 1886 1906 1926 1946 1966 1986 0 1月 2月 3月 4月 【最低気温(平均)】 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 17 16 14 気 4 温 差 3 13 ℃ 2 15 ︵ ︶ 12 1 11 10 1886 5月 鹿児島(鹿児島) 鹿児島(鹿児島) 0 1906 1926 1946 鹿児島(鹿児島) 1966 1986 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 鹿児島(鹿児島) 鹿児島(鹿児島) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 6.7 7.3 10.6 15.1 18.8 22.3 26.2 26.8 24.0 18.8 13.6 8.8 最高気温(平均) 11.7 12.3 15.8 20.3 23.8 26.3 30.3 31.2 28.7 24.2 19.1 14.2 最低気温(平均) 2.1 2.6 5.6 10.2 14.2 18.8 22.8 23.3 20.3 14.3 8.8 4.0 鹿児島(奄美・名瀬) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 5 22 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 23 直近30年平均 21 ︶ ℃ 2 20 19 1897 1 1917 1937 1957 1977 0 1997 1月 2月 3月 4月 5月 鹿児島(奄美・名瀬) 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 鹿児島(奄美・名瀬) 【最高気温(平均)】 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最高気温平均(℃) 5 25 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 26 直近30年平均 2 ︶ ℃ 24 1 0 23 1897 1月 1917 1937 1957 1977 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1997 鹿児島(奄美・名瀬) 鹿児島(奄美・名瀬) 【最低気温(平均)】 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 最低気温平均(℃) 5 19 気 4 温 差 3 直近10年平均 ︵ 20 直近30年平均 18 ︶ ℃ 17 16 1897 2 1 1917 1937 1957 鹿児島(奄美・名瀬) 1977 1997 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 鹿児島(奄美・名瀬) 鹿児島(名瀬) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 14.2 14.2 16.1 19.3 21.9 25.3 27.7 27.6 26.1 22.8 19.3 16.1 最高気温(平均) 17.4 17.5 19.6 23.0 25.8 29.0 31.7 31.5 30.1 26.7 23.0 19.4 最低気温(平均) 11.1 11.2 12.9 15.9 18.6 22.3 24.6 24.5 22.9 19.6 16.1 13.0 沖縄(那覇) 【年平均気温】 【年平均気温の気温差】 観測期間平均 年平均気温(℃) 直近30年平均 直近10年平均 5 25 4 24 気 温 差 23 ℃ 2 ︵ 3 ︶ 1 22 0 1月 21 1891 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 -1 1911 1931 1951 沖縄(那覇) 1971 1991 【最高気温(平均)】 沖縄(那覇) 【最高気温(平均)の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 最高気温平均(℃) 5 27 気 4 温 差 3 ︵ 26 2 ︶ ℃ 25 1 0 24 1891 1月 1911 1931 1951 1971 1991 2月 3月 4月 5月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 沖縄(那覇) 沖縄(那覇) 【最低気温(平均)】 6月 -1 【最低気温(平均)の気温差】 観測期間平均 直近30年平均 直近10年平均 最低気温平均(℃) 23 5 22 気 4 温 差 3 ︵ 21 20 ︶ ℃ 2 19 1 18 17 1891 沖縄(那覇) 0 1911 1931 1951 沖縄(那覇) 1971 1991 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 沖縄(那覇) 1900∼1945年の平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均気温 16.4 16.4 18.1 20.6 23.1 26.1 27.9 27.6 26.5 23.9 20.8 17.8 最高気温(平均) 19.2 19.1 20.8 23.8 26.2 29.1 31.2 30.8 29.9 27.3 24.0 20.9 最低気温(平均) 13.2 13.1 14.7 17.7 20.3 23.7 25.3 25.1 23.8 21.1 18.0 15.0 Ⅴ.気候変動(温暖化)が農作物の生育・生理 に及ぼす影響 ※ 水稲については、近年、高温の影響によるコメの品質の低下が顕著に見られること から、平成13年2月に「高温による水稲作への影響と今後の技術対策に関する資料 集」を作成していますので、本資料集と併せてご覧下さい。 また、「高温による水稲作への影響と今後の技術対策に関する資料集」の続編とし て、生産現場での気象・生育経過と営農技術対応及びこれらによるコメの生育・品質 への影響についてデ−タの収集と分析を整理し た資料集を作成中です(配布等は平成 14年4月中を目途としております)。 Ⅴ−1−1 気候登熟量指数を用いた水稲の潜在収量変動の予測 気象条件と収量の関係から統計的に解析した気候登熟量指数を用いて、温暖化条件における水 稲の潜在収量を予測した結果、約60年後には石狩地域では増収するが、関東・北陸以西の地域 では 12∼15%減収することが考えられる。温暖化による栽培期の拡大を考慮すると、現在と同水 準の収量を確保するための最適出穂日は、北海道・東北地方で早くなる一方、関東・北陸地方以 西では遅くなることが推定される。 温暖化による気温上昇が普通栽培における水稲収量へ与える影響を明らかにするため、過去に得ら れた収量及び気象デ−タから、統計的な手法 で温暖化時の収量を推定した。ここでは、登熟期間の気 温と日射量のみで潜在的な収量を説明することが可能な気候登熟量指数の概念を利用した。 図1は、全国の水稲作柄表示地帯における過去 15 年(1979∼94 年)の出穂後 40 日間の平均気温と、 出穂後 40 日間の積算日射量当たりの収量の関係を示している。積算日射量当たりの収量は、日平均気 温に対応した上限値が現れる。この上限値を気候登熟量指数と定義する。気候登熟量指数は図1のと おり、上に凸の二次曲線となる。 この関係は、潜在的収量が平均気温 21.9℃を境界として、これより低温側では気温の上昇とともに 増大する一方、高温側では減少することを示している。 Y /R s:出穂後40日間の単位日射量当りの収量 (g/MJ) 1.6 Y /R s = 1.28-0.0192(21.9-T )2 北海道日本海側 北海道太平洋側 東北日本海側 東北太平洋側 北陸 甲信 関東 東海・近畿 中国 四国 九州 1.4 1.2 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 T :出穂後40日間の平均気温 (℃) 図1 作柄地帯別に見た単位日射量当たりの収量と気温の関係及び気候登熟量指数の関係 将来の潜在的収量は、気候変化シナリオから求めた予測値を気候登熟量指数の関係式に代入するこ とで求めることができる。ここでは気候変化のシナリオは、東京大学気候システム研究センタ−(CCSR) と国立環境研究所(NIES)が共同開発した CCSR/NIES 大気海洋結合モデルの予測結果における気温・ 日射量を用いた。また、温暖化の効果は、登熟期間の気温の上昇のみならず、移植時期の前進や移植 から出穂までの積算温度上昇による生育期間の短縮へも及ぶ。この結果、栽培の可能な期間が拡大す ることになる。この解析では、このような栽培期間の変化を考慮した上で、最も収量が高まる栽培期 間を推定し、温暖化条件における潜在収量を求めた。 代表的な水稲栽培地域である、石狩地域、茨城南部地域、上越地域、北筑後地域を対象とし、10 年 毎の予測結果を図2に示す。 石狩地域では、変動が大きいがほぼ現在以上の潜在収量となることが予測される。これ以外の地域 では、徐々に減少し 2070 年代ころには現在より 12∼15%減少する。2070 年代以降は若干増加する傾 向が現れる。 このように、温暖化が水稲の潜在収量に及ぼす影響は地域によって異なり、北海道地方では増加す る一方でそれ以外の地域では減少し、2060 年代頃には全国平均すると減少することが予想される。し かし、実際には二酸化炭素濃度の上昇が肥料効果となり収量を上げる効果が加わることが考えられる。 詳細には、水稲害虫の生息への影響も含め、今後の研究に待つところが大きい。 石狩 茨城南部 上越 北筑後 900 潜在収量(kg/10a) 850 800 750 700 650 600 550 2090 2080 2070 2060 2050 2040 2030 2020 2010 2000 Current 500 年代 図2 温暖化による潜在収量の経年変化 図3は、最適出穂日の分布を示している。図の凡例に示したスケールは、現在と 2060 年代の最適 出穂日の差で、プラスは 2060 年代には現在の最適出穂日より遅れる日数、マイナスの場合は早まる日 数を示す。関東地方や北陸地方の沿岸部一帯および近畿地方以西の広範囲で最適出穂日が遅くなる一 方、中部地方の標高の高い地域および東北地方と北海道地方で早くなることが示されている。この主 な原因は、温暖化により出穂日以降 40 日間の平均気温が一定限界以上高まり負の影響が現れる前者の 地帯では栽培時期を遅らせること、また同期間の平均気温が現在よりも適した条件になる後者の地帯 では早めることにより収量水準を高く維持することが可能になるためである。 一般に温暖化による収量変化の規模は、年々の気象を反映した収量変化の規模に比べて小さい。こ のため、温暖化に係る情報は実際の対策技術の開発へは結びつきにくい面がある。一方、栽培期間の 移動の可能性については、近い将来の施策の検討への重要な情報と考えられる。 -40 -20 前進 図3 水稲の最適出穂日への影響 (林ほか、2000) 参考文献 ※第Ⅳ-1-2 に合わせて記載 0 +20 +40 後退 Ⅴ−1−2 水稲の生育・収量予測モデルによる水稲収量の予測 水稲の生育・収量予測モデルと大気・海洋結合大気大循環モデルを利用して、CO2 濃度を年率 1% で複利的に増加させたシミュレ−ションを行った。 その際の仮定条件として、1)全国でコシヒカリを栽培、2)高温不稔は考慮に入れないとした 場合、現状の移植日では東北地方南部以西では、収量が最大 10%程度減少する。これに対して、潜 在収量が最大になるように移植日を決定した場合は、約 5∼20%程度の増収になると予測される。 気象条件等が変化した場合の作物の収量を予測する方法として、前述のような過去の気象デ−タと収 量の関係(気候登熟量指数)から推定する統計的方法と、作物の生育や登熟等の各生育過程のメカニズ ムに基づいた生育モデルから推定する方法がある。ここでは、京都大学で開発された水稲の生育モデル (SIMRIW)を用いて、温暖化時の水稲収量を予測した。 SIMRIW は、発育モデル、葉面積モデル、乾物生産モデル、収量形成モデル等の各要素の環境反応を 示すサブモデルから構成されており、気温、日長、日射量等の気象デ−タを入力することにより収量 (潜 在収量)が出力される。これらのモデルには、品種によって異なるパラメ−タが用いられており、あら かじめ人工気象室等の実験値からパラメ−タを求めておく必要がある。また出力される潜在収量は、雑 草や病害虫等が無く、最適条件で栽培された場合の収量であるが、日本の水田のように技術的水準が揃 っている場合は、潜在収量と比例関係にある。 温暖化時の気温、日長等の気象デ−タを予測する気候変化シナリオは、気象庁気象研究所が開発した 大気・海洋結合大気大循環モデル(MRI-CGCM)を用いた。この数値実験では、実験開始時の CO2 濃度を 約 350ppm(1990 年の CO2 濃度にあたる)としており、50 年後には約 570ppm、100 年後には約 940ppm となる(CO2 濃度が実験開始時の 2 倍となるのは 70 年後)。 この予測値を SIMRIW に入力し、日本全国すべての水田(コシヒカリを栽培していない水田も含めた すべての水田)でコシヒカリを栽培したと仮定した場合の潜在収量を推定した。 ただし、出穂、開花から成熟に至るまで、種子が形成される登熟期の高温による不稔(障害)、移植 日以外の栽培・水管理・施肥などの条件、気候変化に伴うや土壌条件の変化や病害虫が発生の影響は考 慮されていない。 予測では、現在の移植日でコシヒカリを栽培すると、東北地方南部から南の多くの地域で、50 年後 には減収(∼10%)が見込まれる。これは、気温上昇によって生育速度が速くなることで栄養生長期が 短くなり、結果的に水稲群落が吸収する日射量が少なくなり、乾物生産が減少するためと考えられる(図 1)。 また、「コシヒカリ」の潜在収量を最大にするように移植日を変更した場合の、今後 100 年間の変化 を図2に示す。ここでは、労働力等の社会的要因を含まない気象条件だけを用いているため、現在の最 適移植日は実際より早くなっている(筑後 4 月 3 日、つくば 4 月 16 日)。今後 50 年後には筑後では 4 日早くなり(3 月 30 日)、つくばでは 10 日(4 月 6 日)と現在より早くなる。このように、潜在収量 を最大にするような移植日でコシヒカリを栽培すると、東北地方南部から南の多くの地域で、50 年後に は増収(5∼20%)が見込まれる(図3) 図1 現在の収量と、現在の移植日(現行)でコシヒカリを栽培したときの 50 年後の収量(現在 との比)の分布。 (a) 移植日 (1月1日からの日数) 110 100 90 80 70 筑後 つくば 0 20 40 60 80 100 現在からの年 図2 「コシヒカリ」(早期栽培)の潜在収量を最大にするように移植日を決定した時 の移植日。 図3 現在の収量と、収量を最大にする最適移植日でコシヒカリを栽培したときの 50 年後 の収量(現在との比)の分布。 参考文献(第Ⅲ章、第Ⅳ章 1-1、1-2) 1. 地球温暖化問題検討委員会編, 2001:地球温暖化の日本への影響 2001, 環境省, 459p. 2. 気象庁編,1994:異常気象レポート’94−その実態と見通し(V).大蔵省印刷局,444p. 3. Horie, T., H. Nakagawa, H.G.S. Centeno and M. Kropff, 1995: The rice crop simulation model SIMRIW and its testing. In: Matthews, R.B. et al. (eds.), Modelling the Impact of Climate Change on Rice in Asia, CAB International, Oxon, UK, 51-66. 4. Kropff, M.J., R.B. Matthews, H.H. van Laar, and H.F.M. ten Berge, 1995: The rice model ORYZA1 and its testing. In: Matthews, R.B. et al. (eds.), Modelling the Impact of Climate Change on Rice in Asia, CAB International, Oxon, UK, 27-50. 5. Singh, U. and J.L. Padilla, 1995: Simulating rice response to climate change. In: Rosenzweig, C. et al. (eds.), Climate Change and Agriculture: Anolysis of Potential International Impacts. ASA, Madison, 99-122. 6. 村田吉男,1964:わが国の水稲収量の地域性に及ぼす日射と気温の影響について.日本作物学会紀事, 33,59-63. 7. Hanyu, T., T. Uchijima, S. Sugawara, 1966: Study on the agro-climatological method for expressing the paddy rice products. Bull. Tohoku National. Agric. Experimental Station, vol.34, 27-36. 8. 内島立郎・羽生寿郎,1967:本邦における水稲の気候登熟量示数の地域性について.農業気象,22,(4), 137-142. 9. 林 陽生・横沢正幸・鳥谷 均・石郷岡康史・後藤慎吉・清野 豁,2000:温暖化における日本の水稲 栽培に関する脆弱性の評価.日本農業気象学会 2000 年度講演予稿集,400-401. 10. 林 陽生, 2001:温暖化が日本の水稲栽培に及ぼす影響−研究の現状と展望−, 農業および園芸, 養賢 堂, 76, 539-544. 11. 林 陽生, 2001:温暖化はわが国の農林業にどのような影響を及ぼすか−最近の研究成果から−, 研究 ジャーナル, 24, 5-13. 12. 林 陽生, 2002:温暖化が日本の水稲栽培の潜在的特性に及ぼすインパクト, 地球環境, 14(印刷中) 13. Yokozawa, M., S. Goto, Y. Hayashi, and H. Seino, 2000: The transient changes in agro-climatic resources under gradually increasing CO2 in Japan. Jour. Agric. Meteorol. (accepted). 14. 清野 豁,1995:気候温暖化が我が国の穀物生産に及ぼす影響.農業気象,51,131-135. 15. 米村正一郎・矢島正晴・酒井英光・諸隈正裕,1998:CO2 濃度および温度が変化した条件における日本 の水稲収量のメッシュ気候値を用いた推定.農業気象,54,235-245. 16. Baker, J.T. and L.H.Jr Allen, 1993: Effects of CO2 and temperature on rice: a summary for five growing seasons. Jour. Agric. Meteorol., 48, 575-582. 17. Horie, T., 1993: Predicting the effects of climate variation and elevated CO2 on rice yield in Japan. Jour. Agric. Meteorol., 48, 567-574. 18. Kim, H.Y., M. Lieffering, S. Miura, K. Kobayashi, and M. Okada, 2001: Growth and nitrogen uptake of CO2-enriched rice under field conditions. New Phytologist, 150, 223-229. 19. Sakai, H., K. Yagi, K. Kobayashi, and S. Kawashima, 2001: Rice carbon balance under elevated CO2. New Phytologist, 150, 241-249. 20. Nakagawa, H. and T. Horie, 2000: Rice responses to elevated CO2 and temperature. Global Environmental Research, 3, 101-113. 21. 金 漢龍・堀江 影響−第 1 報 武・中川博視・和田晋征,1996:高温・高 CO2 濃度環境が水稲の生育・収量に及ぼす 発育,乾物生産お よび生長諸形質について.日本作物学会紀事,65,634-643. 22. Nakagawa, H., T. Horie and H.Y. Kim, 1994: Environmental factors affecting rice responses to elevated carbon dioxide concentrations. Int. Rice Research Note, 19, 45-46. 23. 鳥谷均、米村正一郎、横沢正幸,1999:MRI-CGCM 気候変化シナリオから予測した日本における 21 世紀の 水稲の潜在収量,システム農学,15(1),8-16 Ⅴ−1−3 温度の上昇が水稲の生育期間に及ぼす影響 移植後出穂までの日数(以下,出穂日数)は高温になると一般に短縮するが、高温域である 27 ∼32℃の範囲では平均気温が上がるほど逆に長くなる。 出穂後成熟までの日数(以下、登熟日数)は 30∼33℃をピークとして平均気温の上昇とともに短 縮するが、これを越えると長くなる。 出穂期を支配する遺伝形質には感温性、感光性、基本栄養生長性がある。北海道の品種のように感温 性が強い品種では温度上昇に伴い著しく出穂日数が短縮するが、日本の多くの品種は感光性の影響が大 きく、基本栄養生長性の影響が中程度、感温性の影響は小さいと言われる。これら多くの日本品種では、 温度が上昇すると一般に出穂日数は短くなる。しかし、品種「アキヒカリ」(青森県試験場藤坂支場で 育成。基本栄養生長性が比較的長く、感光性も持ち合わせているとされる。)を用いて温度上昇が出穂 日数に及ぼす影響を解析した例では、高温域である 27∼32℃の範囲では平均気温の上昇に伴い出穂日数 は長くなることが明らかにされている (図1)。この結果が、他の多くの日本の品種でも当てはまるの かについては、今後さらに検討が必要であろう。 登熟日数は 30∼33℃までは登熟期間の日平均気温が上がるほど短縮し、これを越えると逆に長くなる (図2)。登熟日数の温度反応性には品種間差異があることが観察されており、高温登熟性に優れる「コ シヒカリ」では、高温による登熟日数の短縮幅が小さいことが報告されている。 参考文献 1.長戸一雄ら 1961. 米の品質からみた早期栽培に対する適応性の品種間差異. 日作紀 29: 337―340. Nakagawa, H. et al. 1993. Effects of elevated CO2 concentration and high temperature on the growth and development of rice. J. Agric. Meteorol. 48: 799-802. 2.坂井真 1995. イネ育種マニュアル. 農業研究センター研究資料. 30: 127-133. Tashiro, T. and Wardlaw, I. F. 1989. Comparison of the effect of high temperature on grain development in wheat and rice. Annals of Botany 64: 59-65. Ⅴ−1−4 温度の上昇が水稲の乾物重増加に及ぼす影響 乾物重増加速度の最適気温は生育前半は比較的高く,30℃程度までは温度の上昇に伴い乾物重増 加速度が増加する.生育後期になるほど最適気温は低くなり,登熟後期には 20℃を越えると乾物重 増加速度が減少する傾向がみられる. 乾物重増加速度(CGR)は、葉面積や光合成速度、呼吸速度等の影響を大きく受ける。葉面積には分 げつ発生、草丈、出葉速度等が影響する。分げつ発生は低温側で有利とする説と高温側で有利とする説 とがある。現在は、短期間の温度処理では高温側に分げつ発生の適温があるが、分げつ発生期間を通し ての温度処理では低温側に適温があると整理されている。例えば長期間の水温 25∼35℃の高温区では 20∼23℃の低温区より最終的な穂数が少なくなる (図 1)。昼夜 15、20、25、30℃の比較では、25/25℃ で分げつ数が最大となったとする報告がある。35℃を越える高温で分げつが増えたという報告がいくつ かあるが、これは高温による草丈伸長の抑制が分げつの発生を促進したためと見られ、このとき発生し た分げつはしばしば異常であることから、35℃以上の高温が分げつに有利であるとは言えないようであ る。また、草丈と出葉速度が最大となる気温はほぼ 30∼35℃である。 光合成速度は強光下では 18∼33℃まではほぼ同程度に高く、弱光下では 38℃までは温度上昇に伴い 高くなる (図 2)。呼吸速度は 15∼40℃の範囲で温度の上昇に伴い高くなる。 なお、一般に呼吸は生長にエネルギーが使われる生長呼吸と植物体の維持にエネルギーが使われる維 持呼吸に分けられるが、前者は温度によらず,後者が温度に依存する。生長がゆるやかになる生育後期 には、新たな葉や分げつを発生することもなくなるため維持呼吸の割合が高くなり、温度の上昇に伴い 呼吸量が増大し、乾物重増加にとって不利になる。すなわち、乾物重増加の適温は生育時期が進むにつ れて低くなる。 これら乾物重増加に影響を及ぼす各要因の温度反応性の結果、乾物重増加速度(CGR)の最適気温は生 育前半では高く、登熟後半では 20℃程度まで下がることが示されている (図 3)。 参考文献 1.秋田重誠 (1990) 稲学大成第 2 巻 514-518. 2.柿崎洋一 (1938) 農業及び園芸. 13: 7-14. 3.柿崎洋生 (1979) 水稲の分けつ関する研究−日夜の温度較差と分けつ−.日作東北支部報 22: 25-31. 4.西山岩男 (1985) イネの冷害生理学 249-450. 5.鈴木守 (1980) 暖地水稲の収量成立過程の物質生産的特徴に関する研究. 九州農試報. 20: 429-494. 6.Yamada, N. et al., (1955) Photosynthesis of rice plant. Proc. Crop Sci. Japan. 23: 214-222. Ⅴ−1−5 温度の上昇が水稲の収量に及ぼす影響 分げつ発生の適温は日平均気温で 25℃付近にあり,穂数も分げつ数と同様に 25℃付近を越える と減少する傾向にある.登熟歩合は開花期から登熟初期の日平均気温が 30∼35℃を越えると受精障 害と発育停止米の増加により減少する.千粒重は登熟期間の日平均気温が 30℃を越えると減少す る.なお,昼温より夜温が千粒重に及ぼす影響が大きい. 図 1 穂の生育の各時期の高温処理が受精に 及ぼす影響 品種:BKN6624-46-2(高温感受性 品種)、高温処理:5 日間の昼 8 時間 35℃ (Satake and Yoshida, 1978) 図 2 開花期における昼の温度が受精に及ぼす 影響 ●:N22,×:IR747B-2-6,○:BKN 6624-46-2,昼温は 8 時間,夜温は 21℃ (Satake and Yoshida,1978) 図 3 水稲の穎果重に及ぼす登熟温度の影響 品種:Calrose. 穂の中央部 4 本の 1 次枝梗の先端から 4,5 個目の穎果で測定.温度処理は出穂後 7 日目 から成熟まで.(Tashiro and Wardlaw, 1991) 分げつ発生の適温は日平均気温で 25℃付近にあり、穂数も同様に 25℃を越すような高い日平均気温 においては一般に減少するとみられる。なお、温度と一穂籾数の間には現時点では明確な関係は見い出 されていない。 高温によって発生する開花期の不受精は登熟歩合ひいては収量に甚大な影響を及ぼす。不受精に関す る高温感受時期は穂ばらみ期と開花期であり、特に開花期の昼間、すなわち開花中の高温による影響が 大きい (図 1)。なお、夜間の高温によっても受精障害が生じることが報告されている。開花期の高温に よる不受精の限界温度には品種間差異が認められており、感受性の高い品種で 32∼34℃、中程度の品種 で 35∼37℃ (アキヒカリ)、耐性品種で 38∼40℃ (農林 22 号,コシヒカリ) とされている (図 2)。高 温による受精障害の主要な発生機構は、1) 葯の裂開不良により柱頭上に花粉が到達しないこと、2) 柱 頭上での花粉の発芽不良である。農林 22 号やコシヒカリは、開穎直後に葯が裂開する特性を持ち、高 温下でも柱頭上への受粉数が多く受精に有利である。また、葯の裂開は花粉の膨張と強い関連があるこ とが最近明らかにされ、高温耐性品種はこの花粉膨張の阻害程度が小さく、その原因として厚い葯壁と よく発達した裂開腔を持つことが明らかになった。このほか、高温を回避する遺伝形質としては、気温 がまだ上がっていない早朝に開花する性質がある。早朝開花性についてはアフリカの栽培イネのオリ ザ・グラベリマの中にこの性質を持つ品種があることや、日本稲にも品種間差異があることが報告され ている。 高温による受精障害に影響を及ぼす環境要因としては、日射、風、湿度が報告されている。日射量が 多い条件では稲の穎からの蒸散により花の中の温度が外気温の 40℃より 2℃低くなり、気温が同じ場合 には晴天時では曇天時より高温障害が少なくなるとみられている。 登熟期間の高温による千粒重の減少は、受精障害の場合のようにドラスティックな温度反応ではない。 しかし、収量構成要素の中でも千粒重は最後に決まる要素であるため、他の収量構成要素による補償作 用が働かず、千粒重が減少した場合の収量への影響は小さくない。千粒重に関する登熟期の適温は 21 ∼24℃であるが、有意な差として千粒重が減少し始めるのは日平均気温で 30℃を超えてからであること が報告されている (図 3)。また、昼温より夜温の影響が大きいことが示されている。出穂後 10 日目頃 ∼ 出穂後 16 日目頃、生育ステージとしては穎果が最終粒重の約 50%程度となった登熟中期に高温が当た った場合に、高温による千粒重の減少が最も大きい。なお、登熟気温の上昇に伴い日射量が増加する場 合には、千粒重への影響は小さいことが認められているが、温暖化による気温上昇は日射量の増加を伴 わないことが予想されているため、そのような条件では高温による千粒重の減少が顕在化することが懸 念される。 生育期間を通しての高温の影響は、これら収量構成要素の高温による影響の総合的な結果であるとみ ることができるが、これまでに生育期間を通じての高温が収量に及ぼす影響の実験的な解析はまだ少な く、今後のさらなる研究が待たれる。 参考文献 1.今木正ら (1987) 開花時刻からみた水稲の開花期高温障害について.日作紀 56(別 1): 209-210. 2.石井康之・玖村敦彦 (1985) 水稲の幼穂発育過程の生理学的研究 第 3 報,幼穂発育期の温度が個体 のシンク,ソースの大きさおよび両者の比率に及ぼす影響.日作紀 54 (別 2) : 138-139. 3.Matsui, T. et al. (1997) High temperature-induced spikelet sterility of japonica rice at flowering in relation to air temperature, humidity and wind velocity condition. Jpn. J. Crop Sci. Soc. Japan. 66: 449-455. 4.Matsui, T. et al. (2001) Comparison between anthers of two rice (Oryza sativa L.) cultivars with tolerance to high temperature at flowering or susceptibility. Plant Prod. Sci. 4: 36-40. 5.Matsushima, S.et al. (1982) Studies on rice cultivation in the tropics. 1. Yielding and ripening responses of the rice plant to the extremely hot and dry climate in Sudan. Jpn. J. Trop. Agr. 26: 19-25. 6.森田敏 (2000) 高温が水稲の登熟に及ぼす影響―人工気象室における温度処理実験による解析―. 日 作紀 69: 391―399. 7.森田敏 (2000) 高温が水稲の登熟に及ぼす影響―作期移動実験と標高の異なる地点へのポット移動実 験による解析―. 日作紀 69: 400―405. 8.森田敏ら (2002) 高温が水稲の登熟に及ぼす影響ー高夜温と高昼温の影響の違いの解析ー.日作紀 71: 102-109. 9.西山岩男 (1985) イネの冷害生理学, 251-456. 10.Satake, T. and Yoshida, S. (1978) High temperature-induced sterility in indica rice at flowering. Jpn. J. Crop Sci. Soc. Japan. 47: 6-10. 11.Nishiyama, I. and Blanco, L. (1980) Avoidance of high temperature sterility by flower opening in the early morning. JARQ, 14: 116-117. 12.Nishiyama, I. (1981) Temperature inside the flower of rice plants. Jpn. J. Crop Sci. Soc. Japan. 50: 54-58. 13.村田吉男 (1964) わが国の水稲収量の地域性に及ぼす日射と温度の影響について. 日作紀 33, 59― 63. 14.佐藤庚・稲葉健五・戸沢正隆 (1973). 高温による水稲の稔実障害に関する研究. 第 1 報 幼穂形成期 以降の生育時期別高温処理が稔実に及ぼす影響. 日作紀 42: 207―213. 15.Tashiro, T. and I. F. Wardlaw (1991). The effect of high temperature on the accumulation of dry matter, carbon and nitrogen in the kernel of rice. Aust. J. Plant Physiol. 18: 259―265. 16.梅本貴之 (2001) 東北地域における夏季の異常高温が水稲生育およびコメ品質に及ぼす影響の解析と 今後の対策.農林水産省東北農業試験場.5―8. Ⅴ−1−6 温度の上昇が米の品質に及ぼす影響 出穂後 20 日間の日平均気温が 27∼28℃を越えると白未熟粒の発生による一等米比率の低下が著 しくなる。登熟期の高温による白未熟粒の発生には品種間差異がある。過剰な籾数、低日射条件、 落水条件、極端な窒素制限は高温下の白未熟粒発生を助長するとみられる。 登熟期の高温により玄米の糠層が厚くなり、アミロース含量は低下し、タンパク含量は上昇する。 粘り値の最適気温は日平均気温で 25℃付近にあるとみられている。 表1 出穂後7日から成熟までの温度が玄米品質に及ぼす影響 昼温 ℃ 24 27 30 33 36 39 日平均 発育 気温 停止米 ℃ ℃ % 19 21 0 22 24 0 25 0 27 28 30 0 31 33 0 34 36 18.4 夜温 死米 % 0 0 0 0 13.7 73.7 乳白米 % 0 0 2.4 4.4 86.3 7.9 背白米 % 0 0 11.9 34.8 0 0 心白米 完全米 % 0 7.3 0 0 0 0 % 100 92.7 85.7 60.8 0 0 昼温は6時間,夜温は16時間の処理.穂の中央部4本の1次枝梗の上から4,5個目の穎果で測定. (Tashiro and Wardlaw, 1991より作表). 図1 登熟期間中の時期別高温処理が粒重(A)および白未熟粒発生(B)に及ぼす影響 高温処理(35℃/30℃)は各処理時期とも 4 日間行い、その前後は 25℃/20℃に 置いて登熟させた。 図2 水管理および登熟中期の気温と玄米品質の関係(新潟農試,1987) 図3 出穂後 40 日間の最低気温と白未熟粒歩合(平成 11 年庄内支場 はえぬき) 注:庄内経済連作柄診断圃のデ−タによる 図4 コメデンプン中のアミロ−ス含量と登熟温度との関係(奥野,1988) 登熟期の日平均気温が 27∼28℃を越えると、乳白米,背白米等が増加する (表 1)。これら白未熟粒 の発生に高温が最も影響を及ぼす時期は、出穂後 20 日までの登熟前期、特に穎果が最終粒重の約 25% となるステージであり (図 1)、粒重に影響を及ぼす約 50%となるステージよりやや早いことが示され た。 登熟期の高温による白未熟粒の発生には品種間差異がある。最近、茨城県では高温登熟性の育種を進 める上での基準品種を選定しており、高温登熟性が高(高温下での背白・基白米発生率が低い)の品種 として「越路早生」、やや高として「こころまち」、中として「あきたこまち」、やや低として「ひとめ ぼれ」、低として「初星」が挙げられている. また、早すぎる落水 (図 2)、過剰な籾数 (図 3)、低日射条件および低窒素条件は、それぞれ高温に よる白未熟粒の発生を助長することが示唆されている。 登熟期の日平均気温が 23℃から 30℃になると糠層が厚くなることが示されている。また、登熟期の 日平均気温が高くなると、玄米のアミロース含量が低くなり (図 4)、タンパク含量が高くなる。米飯の 粘り値は、出穂後 30 日の日平均気温が 25℃付近で最高となり、これを越えると減少することが示され た。 参考文献 1.片岡勝美 (1975) 米粒の化学的品質に関する研究 , 米粒の蛋白質含有率に及ぼす生育気温の影響. 玉 川大農研報 15: 96-100. 2.森田敏 (2000) 高温が水稲の登熟に及ぼす影響―人工気象室における温度処理実験による解析―. 日 作紀 69: 391―399. 3.森田敏 (2000) 高温が水稲の登熟に及ぼす影響―作期移動実験と標高の異なる地点へのポット移動実 験による解析―. 日作紀 69: 400―405. 4.森田敏ら (2002) 高温が水稲の登熟に及ぼす影響−高夜温と高昼温の影響の違いの解析−. 日作紀 71: 102-109. 5.長戸一雄・江幡守衛 (1960). 登熟期の気温が水稲の稔実に及ぼす影響. 日作紀 28:275―278. 6.長戸一雄・江幡守衛 (1965). 登熟期の高温が頴果の発育ならびに米質に及ぼす影響. 日作紀 34: 59 ―66. 7.岡本正弘 (1994) 炊飯米の粘りに関連する化学成分の育種学的研究. 中国農試研報 14: 1-68. 8.佐々木康之・今井良衛・細川平太郎 (1983) 高温下で登熟する玄米品質の劣化防止技術. 新潟農試報 33: 45-54. 9.Tashiro, T. and I. F. Wardlaw (1991). The effect of high temperature on kernel dimensions and the type and occurrence of kernel damage in rice. Aust. J. Agric. Res. 42: 485―496. 10.寺島一男 (2001) 東北地域における夏季の異常高温が水稲生育およびコメ品質に及ぼす影響の解析と 今後の対策. 農林水産省東北農業試験場. 67―78. 11.梅本貴之 (2001) 東北地域における夏季の異常高温が水稲生育およびコメ品質に及ぼす影響の解析と 今後の対策. 農林水産省東北農業試験場. 5―8. 12.渡部幸一郎・高取寛 (2001) 東北地域における夏季の異常高温が水稲生育およびコメ品質に及ぼす影 響の解析と今後の対策. 農林水産省東北農業試験場. 52-55. 13.飯田幸彦ら (2000) ガラス室を利用した水稲の高温登熟性簡易検定法. 日作紀 69 (別 1) : 90-91. 14.奥野員敏(1988)コメ澱粉の遺伝的変異とその利用.研究ジャ−ナル 11 巻(6).3−9. Ⅴ−1−7 CO2 濃度の上昇がイネの生育に及ぼす影響 CO2 濃度の上昇は光合成を促進し、イネの生長を盛んにするが、生育が進むにつれてその効果は 小さくなることがある。 図1 チャンバー実験の高 CO2 濃度によるイネ群落光合成の促進効果. CO2 濃度は対照区が 350ppm, 処理区が 660ppm (いずれも日中の濃度) 図2 FACE 実験における CO2 濃度上昇によるイネ乾物重の増加効果. CO2 濃度は対照区が 367ppm, 処理区が 623ppm (3 年間平均、日中の濃度) CO2 濃度が上昇すると、光合成が盛んになり、生長速度が高まる。例えば、クライマトロンという 特別なチャンバーを用いて、イネを現在よりも 300ppm 高い CO2 濃度下で育てると、生育当初は群落 光合成速度が 30%程度高まる(図1)。ところが、そのまま続けて高 CO2 濃度下で育てると、光合成 の増加効果は低下し、出穂期過ぎに効果が無くなってしまう結果となった(図1)。 実際の水田で行った FACE(開放系大気 CO2 増加)実験でも、高 CO2 濃度区のイネは対照区に比べ て全乾物重が生育当初 30%程度多かったのに、生育が進むにつれてその差は縮まり、最終的に乾物重 の増加は 10%強に止まった(図2) 。こうしたことが起こる原因は、CO2 固定酵素(Rubisco)量の減 少から、炭水化物の過剰蓄積、個体全体の窒素分配の変化まで、色々報告されているが、今のところ 未確定である。また、CO2増加が生長に及ぼす効果は、窒素施肥量が少ないと小さくなる(図2)。 なお、CO2 濃度上昇によって発育が早まり、生長期間が数日間短縮することが、チャンバー実験でも FACE 実験でも観察される。 参考文献 1.Baker, J.T., Allen, L.H. Jr., Boote, K.J., Pickerling, N.B. (1996). Assessment of rice responses to global climate change: CO2 and temperature. In G.W. Koch and H.A. Mooney eds. Carbon Dioxide and Terrestrial Ecosystems, pp. 265-282. 2.Kim, H.Y., Lieffering, M., Miura, S., Kobayashi, K., Okada, M. (2001). Growth and nitrogen uptake of CO2-enriched rice under field conditions. New Phytologist 150, 223-229. 3.Nakagawa, H., Horie, T. (2000). Rice responses to elevated CO2 and temperature. Global Environmental Research 3, 101-113. 4.Sakai, H., Yagi, K., Kobayashi, K., Kawashima, S. (2001). Rice carbon balance under elevated CO2. New Phytologist 150, 241-249. Ⅴ−1−8 CO2 濃度の上昇がイネの収量に及ぼす影響 CO2 濃度が高まるとイネの穂数と一穂モミ数が増え、収量は増加するが、この効果は施肥窒素量 が少ないと小さい。また温度上昇につれて高 CO2濃度による収量増加効果が減少し、高温ではむし ろ CO2濃度上昇により減収となる。 CO2 濃度が上昇すると光合成が促進され、生長量が盛んになるので(前項参照)、収量は増える。FACE (開放系大気 CO2 増加)実験の結果によれば、標準施肥窒素量の場合、稔実モミ収量は高 CO2 濃度区 で対照区よりも約 15%増加した。ただし施肥窒素量が標準よりも少ないと、増収率は低下した。なお、 CO2 濃度上昇による増収は穂数と1穂モミ数が増加したためで、稔実率や千粒重はほとんど変化しな かった(図1)。 CO2 濃度上昇による生長量増加効果は、温度上昇につれて高まったが(前項参照)、収量増加効果 は温度上昇につれてむしろ低下し、出穂期平均の日最高気温が 37℃を超えると、高 CO2 濃度によって 減収となった(図2)。この原因は、CO2 濃度上昇により、葉の気孔が閉じて植物体温が上昇し、高温 不稔が激化する(図3)ためと考えられている。なお、高温不稔感受性には品種間差があり、収量増 加率に及ぼす気温の影響(図2)も品種によって異なるだろう。また高温不稔の発生は、相対湿度に よっても変化することがわかっている。こうした要因が温暖化や CO2 濃度上昇の影響とどのように関 わるのかは、重要な研究課題となっている。 図1 CO2 濃度上昇が収量構成要素と収量に及ぼす影響 対照区と処理区の CO2 濃度は 1998 年が 368ppm と 638ppm、 1999 年が 369ppm と 639ppm、2000 年が 365ppm と 585ppm. 主に穂数が増えて収量が増加するが施肥窒素量が少ないと増加効果は小さい。 図2 高 CO2 濃度(690ppm)と気温の上昇によるコメ増収効果. 図3 高 CO2 濃度および高温下での稔実率の低下. CO2 濃度は図2と同様. 参考文献 1.本間香貴, 中川博視, 堀江武, 大西宏明, 金漢龍, 大西政夫 (1999).群落表面温度の隔測に基づく高温・ 高 CO2 濃度環境下の水稲の蒸散・熱周氏特性の解析. 日本作物学会紀事 68, 137-145. 2.金漢龍, 堀江武, 中川博視, 和田晋征 (1996). 高温・高 CO2 濃度環境が水稲の生育・収量に及ぼす影響. 第2報 収量及び収量構成要素について. 日本作物学会紀事 65, 644-651. 3.Kim, H.Y., Lieffering, M., Miura, S., Kobayashi, K., Okada, M. (2001). Growth and nitrogen uptake of CO2–enriched rice under field conditions. New Phytologist 150, 223-229. 4.Matsui, T., Omasa, K., Horie, T. (1997). High temperature-induced spikelet sterility of japonica rice at flowering in relation to air temperature, humidity and wind velocity conditions. 日本作物学会紀事 66, 449-455. Ⅴ−1−9 CO2 濃度の上昇がイネの品質に及ぼす影響 CO2濃度が上昇すると、白米のタンパク含量が低下する。 CO2 濃度が上昇すると、植物体の窒素濃度が低下し、コメのタンパク含量も低下する。FACE(開放系 大気 CO2 増加)実験の結果でも、白米のタンパク含量が高 CO2 濃度で低下した(図1)。アミロース含 量は高 CO2 濃度によって変化しなかったが、官能検査の結果では、食味がわずかに向上した。外観品質 に、CO2がどのような影響を及ぼすかは、分かっていない。 図1 CO2 濃度上昇による白米のタンパク含量の低下. CO2 濃度は対照区が 369ppm, 高 CO2 区が 639ppm (未発表データ) Ⅴ−1−10 温度と CO2 濃度の両方の上昇がイネの生育に及ぼす影響 温度と CO2 濃度の両方が上昇すると、生育速度が速くなる一方、生育期間が短縮するため、生長 量は増・減どちらにも変化し得る。 対照区 処理区 350ppm 700ppm 330ppm 660ppm 367ppm 623ppm (1998 年∼2000 年の 平均) 図1 CO2 濃度と気温の上昇によるイネ乾物重の増加効果 CO2 濃度と気温の両方が高まった場合のイネの生長への影響は、かなり複雑である。CO2 濃度上昇に より生長速度が高まる一方で、気温上昇と CO2濃度上昇で生長期間が短縮するため、[生長速度×期間] で与えられる生長量は、増・減どちらにも変化し得る。さらに気温上昇と CO2濃度上昇の効果は独立で なく、互いに影響し合う。まず CO2 濃度上昇による光合成促進効果は、温度が高いほど大きい。そのた め、高 CO2 濃度の生長促進効果も気温が高いほど大きいと想定され、実験結果もそのことを示している (図1)。しかし、温度依存性は1℃で 1.5 %強に過ぎず、ばらつきも大きい。ばらつきの原因は実験誤 差以外にも、高 CO2 濃度の効果を左右する他の要因が考えられる。窒素供給量は、CO2濃度上昇の生長 増加効果に影響するので(Ⅴ−1−7 図2) 、実験によって窒素施肥量が違えば、それは結果に影響 する。また高 CO2濃度による生長増加は、品種によって異なるようである。これらを考慮した上で、 CO2 濃度と気温の上昇がイネの生長に及ぼす影響を的確に予測することが、今後の重要研究課題である。 参考文献 1.Baker, J.T., Allen, L.H. Jr., Boote, K.J., Pickerling, N.B. (1996). Assessment of rice responses to global climate change: CO2 and temperature. In G.W. Koch and H.A. Mooney eds. Carbon Dioxide and Terrestrial Ecosystems, pp. 265-282. 2.Kim, H.Y., Lieffering, M., Miura, S., Kobayashi, K., Okada, M. (2001). Growth and nitrogen uptake of CO2-enriched rice under field conditions. New Phytologist 150, 223-229. 3.Nakagawa, H., Horie, T. (2000). Rice responses to elevated CO2 and temperature. Global Environmental Research 3, 101-113. 4.Sakai, H., Yagi, K., Kobayashi, K., Kawashima, S. (2001). Rice carbon balance under elevated CO2. New Phytologist 150, 241-249. Ⅴ−2 気温の上昇が小麦の生育・収量に及ぼす影響 気温の上昇は、光合成速度を減少させ、登熟期間を短縮させて収量を低下させる。生育が早まる ことで凍霜害が発生し、稈長が増大して倒伏が多くなり、減収はさらに大きくなる。 ハルユタカ 農林61号 チホクコムギ アサカゼコムギ キタカミコムギ 対外気温区比 140 120 100 80 60 40 20 0 子実重 図1 全重 穂数 稈長 気温の上昇により、全重、穂数が減少して減収する。桿長は増加して倒伏しやすくなる。 外気温区 高温区 幼穂枯死率(%) 25 21 20 16 15 12 10 5 0 0 ハルユタカ 図2 21 18 0 0 チホクコムギ 0 0 キタカミコムギ 農林61号 アサカゼコムギ 気温の上昇により、春播性品種(播性Ⅰ,Ⅱ)は幼穂凍死率が増加する。 気温が上昇すると気孔密度が減少して光合成速度が減少するので、全乾物重が減少する。また、分げつ 数が減少して穂数が減少すると伴に登熟期間が短縮するため、収量が大きく減少する。具体的には、気温 が約3℃上昇した場合には、収量が17∼35%減少した。さらに、稈長が13∼23%増加することか ら倒伏の危険性が高まった(図1)。耐倒伏性の品種を栽培するとともに、施肥体系を見直し、倒伏を助長 する茎立ち期の追肥量を減らし、出穂期前の追肥を増やすなどの対応が必要である。 気温が高まると生育が早まるため、厳寒期に茎立ちして凍霜害を被る危険性が高まる。約3℃の気温上 昇で、播種から幼穂分化期(幼穂長7mm)までの期間が17∼32日早まった。この結果、幼穂形成期 が−2℃以下の最低気温に遭遇する機会が多くなり、とくに春播性品種では凍霜害を被る可能性が高まっ た(図2)。凍霜害を回避するには、温暖地においても早生の秋播性品種を栽培する必要がある。 参考文献 1.Friend, D. J. C.(1969). Net assimilation rate of wheat as affected by light intensity and te mperature. Can. J Bot. 47, 1781-1787 2.野田健児、熊本 司、茨木和典、江口馬末 (1955). 九州地方のおける暖冬年の小麦の生育過程 地麦類の生育相にかんする研究 −暖 第4報−.農業気象 11,71-75. 3.和田道宏 (1999). 小麦の生理機能に及ぼす影響の解明.農林水産生態系を利用した地球環境変動要因 の制御技術の開発.研究成果 339 pp.207-211. Ⅴ−3−1 CO2濃度と気温の上昇がダイズの生育・収量に及ぼす影響 CO2 濃度増加はダイズの収量を増加させ,気温上昇は減少させる傾向にある。気候変化シナリオ の種類によってシミュレーション結果は異なるが,大幅に減収するという予測は少ない。ただし,CO2 濃度と気温に加え,降水量がどう変化するかが収量変動の鍵であり,特に,開花期間など水分スト 子実収量(対照区を100とした比 レスを受けやすい時期の降水量が減少した場合には,減収程度が大きくなると考えられる。 160 150 140 130 120 110 100 90 80 300 500 700 900 CO 2 濃度 (ppm) 図1.CO2濃度とダイズの子実収量(Rogersら 1983) 140 収量割合(%) 120 100 北陸 関東 中部 80 60 40 20 0 温暖化時 CO2 倍増の 温暖化時 CO2 倍増と降水量 変動の温暖化時 図2.現在に対する温暖化時のダイズの収量割合(川北・鮫島 1999) CO2 濃度が上昇すると,光合成が盛んになり,ダイズの収量が増加する。大気−植生−土壌系モデル を用いてシミュレートした結果では,CO2 濃度が現在より 200ppm 高まった場合,群落光合成量が 50% 以上高まることが示されている(吉本ら 2000) 。また,オープントップ・チェンバーを用いた実験では, CO2 濃度 340ppm に比べて 520ppm 条件下で,乾物生産が 57 %,子実収量が 28 %増加した(図1)。 一方,気温上昇の影響について,吉本らのモデルでは気温が現状より2℃上昇すると蒸散量の増加 による水ストレスや呼吸速度の増加により群落光合成量が約9%減少する。また,川北・鮫島(1999) のモデルでは,気温上昇による生育期間の短縮などにより子実収量が6∼ 10 %減少する。 これら CO2 濃度と気温に加え,降水量減少の影響を考慮すると,GISS のシナリオで温暖化した場合, わが国の3地域のダイズ収量は現在の 98 ∼ 116 %になると予測されている(図2) 。またアメリカで は,GFDL,GISS,UKMO の3種のモデルに基づく気候変化シナリオを適用した結果として,GFDL と GISS では収量の大きな変化はないが,UKMO シナリオでは 33 %減収すると予測されている(Curry ら 1995,小林 1998)。これら3種のモデル間では降水量の予測に大きな差があり,それが収量予測に影響 を与えている。 以上のように,ダイズと温暖化の関係については,CO2 濃度上昇による増収率が高いために気温上昇 による減収を差し引いても大きな減収は生じないとする予測が多い。ただし,降水量の変化による影 響がさらに詳しく検討される必要がある。わが国では最近,開花期間の干ばつによる着莢数の減少と それに起因すると考えられる青立ちなどが問題になる年次が多い。このように,長期間降雨がないな どの異常気象年次の頻度が増えると,ダイズ収量の不安定さは増大する。CO2 濃度,気温,降水量の平 均的な変化からのみの予測では,こうした現象を正確に捕らえられないと考えられる。 参考文献 1.Curry, R. B. et al. (1995). Response of soybean to predicted climate change in the USA. In C. Rosenzweig et al. eds. Climate change and agriculture : Analysis of potential international impacts, 163-182. American Society of Agronomy, Madison, USA. 2.川方俊和・鮫島良次.(1999).大豆の生産力変動予測技術の開発.農水技術会議編.農林水産生態系を 利用した地球環境変動要因の制御技術の開発.プロジェクト研究成果シリーズ 339.農水技術会議.東 京.287-291. 3.小林和彦. (1998)地球環境変動と作物生育予測.農環研編.21世紀の食料確保と農業環境.農環研. つくば.102-125. 4.Rogers, H.H. et al. (1983). Responses of selected plant species to elevated carbon dioxide in the field. J. Environ. Qual. 12, 569-574. 5.吉本真由美ら.(2000).大気−植生−土壌系モデルによる高温・高 る CO2 収支の解析.農業気象 56, 163-179. 2 CO濃度条件下のダイズ群落におけ Ⅴ−3−2 CO2濃度の上昇がダイズの品質に及ぼす影響 CO2 濃度増加がダイズの品質に及ぼす影響は小さい。登熟期の気温上昇は、脂 質 、 オ レ イ ン 酸 、 カルシウム等の含有率を高め、逆に炭水化物、リノレン酸、イソフラボン等の含有率を 低下させる。 表1.CO2濃度とダイズの子実成分(Rogersら 1983) CO2 濃度 ppm タンパク質 % 340 520 718 910 43.3 42.5 37.8 41.2 a a a a 脂肪 % 20.1 19.8 19.7 19.4 粗繊維 % b ab ab ab 5.0 5.1 5.1 4.8 a a a a 注)同じ文字を含む値の間に有意差はない。 昼温/夜温 38/28℃ 25/10℃ イソフラボン含有率 % 0.20 1.60 1.40 1.20 イソフラボン含有率 % 0.25 1.00 0.15 昼温/夜温 38/28℃ 25/10℃ 0.80 0.10 0.60 0.40 0.05 0.20 0.00 0.00 ヒゴムスメ コガネダイズ スズユタカ 全子実中 ヒゴムスメ コガネダイズ スズユタカ 胚軸中 図2.登熟期の気温とイソフラボン含有率(Tsukamotoら1995) CO2 濃度の上昇がダイズの品質に及ぼす影響について,CO2 濃度を現状の3倍程度まで高めても,子 実 中 の タ ン パ ク 質 含 有 率 , 脂 質 含 有 率 な ど に は , 大きな影響が認められなかったことが報告さ れている(表1) 。 一方,気温が品質に及ぼす影響については,脂質含有率は登熟初期の高温で高まる傾向 に あ る こ と が 知 ら れ て い る ( 平 1988 , 斉 藤 ・ 金 森 1992 )。 た だ し , 登 熟 期 間 を 通 じ て 昼 35 ℃ 夜 30 ℃ 程 度 の 厳 し い 高 温 が 続 く と , 登 熟 初 期 の 脂 質 含 有 率 は 高 ま る が 成 熟 期 の 含 有 率 の 差 は 明 ら か で な か っ た と の 報 告 も あ る ( 昆 野 1976)。 な お , 高 温 下 で 登 熟 し た 子 実 は オ レ イ ン 酸 含 量 が 高 く , リ ノ レ ン 酸 含 量 が 低 く な る ( 平 1988 , Tsukamoto 1995)。 タンパク質の含有率は脂質と負の相関を示すことが多いことから,登熟期の高温によっ て 低 下 す る 傾 向 が あ る が ( 斉 藤 ・ 金 森 1992), 脂 質 に 比 べ る と 気 温 の 影 響 が 小 さ い と さ れ ている。 子実の炭水化物含有率は,登熟期間の温度が高くなると低下する。カルシウム含有率は 高温により高まり,煮豆が固くなるとされている。また,機能性物質として近年注目され て い る イ ソ フ ラ ボ ン は , 登 熟 中 の 高 温 で 明 ら か に 減 少 す る ( 図 1 )。 以上,気温上昇が子実成分に及ぼす影響を中心に述べたが,温暖化がどの生育時期にど の程度生ずるかによって結果が異なると考えられるので,さらに検討が必要であろう。ま た,温暖化に伴い,虫害,病害の分布や発生程度の変化も予想される。例えば食葉害虫の ハスモンヨトウは2℃の温暖化によって越冬地が現在の太平洋岸の一部暖地から九州から 千葉県に至る広い範囲に拡大し,各地の発生回数も増加すると予測されている(井村 1999)。 こ う し た 病 害 虫 発 生 の 変 化 の 品 質 へ の 影 響 も 検 討 さ れ る 必 要 が あ ろ う 。 参考文献 1.井村 治.(1999).害虫の発生変動の解明と予測.農水技術会議編.農林水産生態系を利用した地球環 境変動要因の制御技術の開発.プロジェクト研究成果シリーズ 339.農水技術会議.東京.160-165. 2 . 昆 野 昭 晨 .( 1976 ). ダ イ ズ の 子 実 生 産 機 構 の 生 理 学 的 研 究 .農 技 研 報 告 .D 27: 139-295. 3.Rogers, H.H. et al. (1983). Responses of selected plant species to elevated carbon dioxide in the field. J. Environ. Qual. 12, 569-574. 4.斉藤祐二・金森哲夫.(1992).大豆の成分組成・加工適性に及ぼす土壌・施肥条件の影響.農水技術会 議編.水 田 利 用 高 度 化 の た め の 高 品 質 ・ 高 収 量 畑 作 物 の 開 発 と 高 位 安 定 生 産 技 術 の 確 立 . プロジェクト研究成果シリーズ 275.農水技術会議.東京.110-112. 5 . 平 春 枝 .( 1988 ) 大 豆 の 加 工 と 品 質 . p. 技 204 の 4-204 の 12. 農業技術体系作物編第6巻. 農文協.東京. 6 . Tsukamoto, C. et al. (1995). Factors affecting isoflavone content in soybean seeds: Changes in isoflavones, saponins, and composition of fatty acids at different temperatures during seed development. J. Agric. Food Chem.. 43, 1184-1192. Ⅴ−3−3 高温がダイズの根粒着生と窒素固定に及ぼす影響 気温と地温がともに高温になると,大豆の根粒着生と窒素固定が著しく阻害され,固 定窒素への依存が大きい場合には,個体の成長が顕著に抑制される。しかし,気温が高 くても地温を適度に低く保つことができれば,根粒着生,窒素固定及び成長は抑制され ない。 播 種 27日 後 0 .0 2 0 .0 0 0 .5 0 0 .4 0 0 .3 0 0 .2 0 0 .1 0 0 .0 0 播 種 41日 後 2 0 40 播 種 41日 後 30 20 10 0 0 .5 5 .0 -3 施 肥 窒 素 ( N O 3 ) の 濃 度 (m o l m ) 0 .5 5 .0 -3 施 肥 窒 素 ( N O 3 ) の 濃 度 (m o l m ) 図1.高温が根粒重に及ぼす影響 図2.高温が窒素固定に及ぼす影響 −気温と根域温度が等しい場合− −気温と根域温度が等しい場合− 凡例 (昼/夜温) 気温28/23-根域28/23℃ 気温35/30-根域35/30℃ 気温35/30-根域31.5/26.5℃ 気温35/30-根域28/23℃ 0.15 0.10 0.05 0.00 (µ mol h -1 plant -1 ) 20 アセチレン還元能 0.20 根粒乾物重 ( g ) 28/23℃ 35/30℃ 4 -1 28/23℃ 35/30℃ 0 .0 4 昼 温 /夜 温 6 (ア セ チレン還 元 能 μmol )h 0 .0 6 播 種 27日 後 8 昼 温 /夜 温 個 体 当 た り窒 素 固 定 能 個 体 当 た り根 粒 乾 物 重 ( 0 .0 8 凡例 (昼/夜温) 気温28/23-根域28/23℃ 気温35/30-根域35/30℃ 気温35/30-根域31.5/26.5℃ 気温35/30-根域28/23℃ 15 10 5 0 図3.高温が根粒重に及ぼす影響 −気温と根域温度が異なる場合− -3 ( 播 種 27日 後 . NO 3 濃 度 0.5 mol m ) 図4.高温が窒素固定に及ぼす影響 −気温と根域温度が異なる場合− ダイズは 窒 素 要 求 量 の 多 い 作 物 で あ る が , そ の 20 ∼ 80 % を 共 生 根 粒 菌 の 固 定 す る 窒 素 に依存している。したがって,温暖化によって根粒と窒素固定が受ける影響に関する問題 は重要である。 温暖化による気温上昇が乾燥を伴う場合には地温の上昇も大きいと考えられる。一方, 乾燥を伴わない場合には,ある程度湿潤な土壌の地温は表層以外は気温より安定し,気温 ほど高くならないと考えられる。 気温と根域の温度(地温)がともに高くなると,根粒着生量(図1)と窒素固定能(図 2)が著しく低下する。無機窒素が豊富で固定窒素への依存が小さい場合にはダイズの生 長量の抑制は小さいが,固定窒素への依存が大きい場合には,生育が進むにしたがって高 温 に よ る 生 長 抑 制 が 顕 著 に な る ( デ ー タ 略 )。 し た が っ て , 温 暖 化 に 伴 い , 地 温 が 相 当 高 くなる場合には,大豆の生長を確保するために十分な地力窒素や施肥窒素が必要になると 考えられる。 一 方 , 気 温 が 高 く て も , 根 域 の 温 度 が 適 度 に 低 け れ ば ( 昼 / 夜 : 28/23 ℃ ∼ 31.5/26.5 ℃ ), 根 粒 着 生 ( 図 3 ) と 窒 素 固 定 ( 図 4 ) の 抑 制 は 生 じ な い 。 1 ) 土 壌 が 湿 潤 で あ る , 2)ダイズ群落が地表を覆っている,3)前作の麦稈等が地表を被覆している,などの条 件は,地温上昇を抑制する要因になると考えられる。 なお,引用した報告は温度単独の影響を検討するために水耕で実験しているが,土壌乾 燥を伴う条件下では水ストレスにより根粒着生や窒素固定の抑制が強まると考えられるの で,これを加味した検討がさらに必要である。 参考文献 ・高橋 幹ら.(1999).大豆の生理機能に及ぼす影響の解明.農水技術会議編.農林水産生態系を利用した 地球環境変動要因の制御技術の開発.プロジェクト研究成果シリーズ 339.農水技術会議.東京.211-214. Ⅴ−4−1 温暖化が野菜の生育や栽培地域の変動に及ぼす影響 【葉根菜類】 夏季の生産では生育の停滞と生育期間の短縮による生産性の低下と生育障害や病害 の多発により、減収することが予想される。但し、品種や技術的な対応により、実際 の生産性低下はかなり抑制できると考えられる。しかし、現在の生産地より高緯度・ 高標高地域が栽培好適地となってくるため、栽培地域も温暖化が進行する限り高緯度 ・高標高地にシフトするであろう。ただ、温暖化により盛夏期における生産が困難に なった地域では、その代わり現在では不安定な春秋期での生産が容易になるであろう。 一方、寒候期栽培では、生産の低下要因はほとんどなく、むしろ、被覆資材費の減 少などが期待できる。ただ、寒候期栽培が可能な地域が広がるため、温暖な気象条件 に立脚した西南暖地などにおける既存産地はより厳しい競争にさらされることになる が、既存産地の優位性は引き続き存在し続けるので、寒候期生産については栽培地域 はシフトではなく、広範化すると考えられる。 【果菜類】 果菜類では施設(温室・ハウス)による生産が多く、夏季の高温の影響がかなり大 きいと予想され、盛夏期の栽培休止期間も1ヶ月程度長くとる必要がでてくると考え られる。暖地の施設では簡易冷房などの対策のために、さらに施設・資材への投資が 必要になり、経営的に悪影響を及ぼすと考えられる。冬季の温度上昇は、暖房燃料費 の節約になり、好影響となる。 近年は施設の周年利用効率を高めるため、東北などの夏季に冷涼な地域において施 設面積が増加する傾向にあるが、温暖化によって暖地の施設栽培が不利になってくる ことから、この傾向に拍車がかかると予想される。 (1)葉根菜類(キャベツ、レタス、ホウレンソウ、ダイコン) 葉根菜類の生育は、気象・土壌などの環境条件と作物自体の特性の相互作用の結果で ある。そして、地球温暖化の影響は気温の上昇だけではなく、地温の上昇およびそれに 伴う肥効の変化なども引き起こし、現時点で生育に及ぼす影響を予測することは困難で ある。さらには、葉根菜類は植物種が多いだけでなく、後で触れるように周年生産のた め生態特性の異なる多様な品種が栽培されているため、気温の上昇だけに限っても、そ の生育に及ぼす影響を予測することは極めて難しい。そして、上記の条件の生育に関す る条件を踏まえた上で、地域の気象・土壌などの自然条件や消費地との距離・食文化・ 気質・販売戦略などの人文・社会的条件のもとで、作物の特性に対応した栽培技術体系 を構築して現在の生産地が成立していることを考えると、栽培地域の変動を一定の妥当 性をもって予測することはほぼ不可能といっても過言ではない。しかし、生育や栽培地 域の変動に及ぼす影響について、葉根菜類に特徴的な傾向について考察することは決し て無駄なことではないので、温暖化が生育と栽培地域の配置に及ぼす影響ついて概観す る。 葉 根 菜 類 の 多 く は 冷 涼 な 気 候 を 好 む も の が 多 く 、 や や 高 め ( ∼ 28℃ ) に も 適 応 す る キ ャ ベ ツ を 除 く と 、 20℃ 前 後 が 生 育 適 温 で あ り 、 こ れ 以 上 の 高 温 に よ り 成 長 速 度 は 鈍 化 す る 。 一 方 、 生 育 所 要 日 数 は 、 30 ℃ く ら い ま で は 緩 や か に 減 少 す る の で 、 生 産 性 は 高 温 に よ り 大 き く 低 下 す る こ と に な る ( 図 1 )。 ま た 、 高 温 に よ り 、 不 結 球 ( キ ャ ベ ツ )、 タ コ 足 球 な ど の 異 常 球 や 抽 台 ( レ タ ス )、 徒 長 ・ 抽 台 ( ホ ウ レ ン ソ ウ )、 す 入 り ・ 赤 心 症 ・ 黒 心症(ダイコン)などのような生産阻害要因の高温による多発も予想される。しかし、 結球安定性・晩抽性などを有する品種の開発・導入や高温害を激化させると考えられる 乾燥害の緩和のための灌水技術の改善など栽培改善努力により、高温による生産低下は かなり改善できると考えられる。こうした既存産地と新たに栽培好適地となった高緯度 ・高標高地との産地間競争の結果として、栽培地域は緩やかにあるいは急激に変動する であろう。 一方、現在、寒候期栽培における葉根菜類の生産は温暖な気象条件に立脚した西南暖 地において盛んであるが、時期・地域によっては、塩化ビニルフィルムに比べ安価だが、 保温性に劣るポリオレフィンフィルムに代替可能となるなど、温暖化に対応した栽培管 理技術の修正が行われれば、引き続き、栽培好適地であり続けると考えられる。ただ、 寒候期生産が可能な地域が広がるため、より厳しい競争にさらされることになるが、一 方で、被覆資材費の減少なども期待できる。 (2)果菜類(ナス科、ウリ科、イチゴ) 清 野 ( 1991 ) に よ る 大 気 の C O 2 濃 度 が 倍 増 し た 時 期 ( 2 0 4 0 - 2 1 0 0年 頃 ) の わ が 国 各 地 に おける季節ごとの変化程度の予測値に基づいて、果菜類の生産に及ぼす温暖化の影響を 考察する。 1)ナス科野菜 ト マ ト 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 で 約 55%、 収 穫 量 で 72%で あ る ( H10年 産 )。 夏 秋 期 の 高 温 は 、 尻 腐 れ 果 の 増 加 、 早 熟 化 に よ る 果 実 の 低 糖 度 化 、 軟 化 、 着 果 率 の 低下を招き、悪影響が大きいと考えられる。抑制作型では、高温期の育苗となって、苗 の軟弱徒長、第1花房の着生節位の上昇などが想定される。低温期には、温度上昇は生 育促進、暖房経費節減の効果がある。夏季に冷涼な夏秋(雨よけ)トマトの適地が減少 することが想定される。とくに6∼7月には消費需要に対して国内供給が不足する危険 性 が あ る 。 夏 秋 ト マ ト で は 収 穫 終 了 時 期 が 0.5∼ 1 月 程 度 延 長 さ れ る 。 施 設 に よ る 長 期 一 作 栽 培 で は 、 高 温 期 の 品 質 低 下 と 6∼ 7 月 の 収 穫 終 了 時 期 が 早 ま っ て 減 収 と な る 。 加 工 用 トマトについては、栽培北限の移動が予想される。 ナ ス 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 で 約 12%、 収 穫 量 で 約 34% で あ る 。 露 地 栽培は収穫期間の延長が予想され、夏季には乾燥と強日射により日焼け果が増大する可 能性がある。施設栽培では暖房費の節約になる。 ピ ー マ ン ( 含 む パ プ リ カ ) 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 で 38% 、 収 穫 量 で 65%で あ る 。 高 温 ・ 乾 燥 に 伴 う 日 焼 け 果 、 尻 腐 れ 果 な ど の 障 害 果 の 発 生 や 、 着 果 率 の 低 下による減収が予想される。 2)ウリ科野菜 キ ュ ウ リ 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 で 約 41%、 収 穫 量 で 約 65%で あ る 。 低温期の温度上昇により、生育促進と暖房費の軽減になる。露地・雨よけ栽培や無加温 栽培では、栽培期間の拡大が考えられる。高温に乾燥が伴う場合には、生育・収量が低 下し、ハウスでは湿度管理が難しくなり、細霧冷房装置などの導入が増える。 メロンは高温性の作物であるので、極端な影響はないと考えられるが、温室メロンで は高夜温によるネット形成の不良、呼吸増大による糖度低下などの品質低下が予想され る。冬季の暖房費の節減になる。ハウスメロンでは、栽培可能期間の拡大が考えられる。 カ ボ チ ャ 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 で 約 1%、 収 穫 量 で 約 2%と 、 露 地 栽 培がほとんどである。生育適温の幅が広いので、影響は少ないと考えられる。夏季のウ ィルス病が増大する可能性がある。 ス イ カ 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 、 収 穫 量 と も に 約 27%で あ る 。 ス イ カ は光を多く必要とし、高温にも耐えるので、影響は少ないと考えられる。夏季に降水量 が増加して土壌が多湿になると、肉質劣変果の発生が増大する可能性がある。 3)イチゴ イ チ ゴ 生 産 に お け る 施 設 栽 培 の 割 合 は 、 栽 培 面 積 で 96%、 収 穫 量 で 98%で あ る 。 イ チ ゴ は冷涼な気候を好むので、温暖化の影響は大きいと予想される。頂花房を自然分化させ るところでは、分化の遅れにより、収穫開始が遅れて高価格な時期を逃す可能性がある。 短日夜冷装置があるところでは、腋花房の分化の遅れによる収穫の中休み現象が生じる。 初期に収穫される果実が小さく、軟化、糖度低下、酸度上昇などの品質が低下する。ま た、4∼5月の収穫終了時期がさらに早まり、年間収量が低下する。栽培適地は冷涼な 地域へ移動すると考えられる。 図1 生育期間中の平均気温と生育所用日数・収量の関係(タアサイ) 参考文献 1 .環 境 庁 地 球 環 境 部 監 修 ( 1994 ): 地 球 環 境 の 行 方 、 中 央 法 規 、 7-19. 2 .後 藤 慎 吉 ら ( 2000 ): 4 つ の GCMシ ナ リ オ に よ る 日 本 列 島 付 近 の 気 候 資 源 量 の 評 価 、 日 本 農 業 気 象 学 会 ・ 日 本 生 物 環 境 調 節 学 会 合 同 大 会 講 演 要 旨 、 48-49. Ⅴ−4−2 温 度 上 昇 ・ CO 2 の 上 昇 が 野 菜 の 生 育 ・ 収 量 ・ 品 質 に 及 ぼ す 影 響 【葉根菜類】 葉根菜類は冷涼な気候を好むものが多く、高温に対する限界温度はキャベツ、レタ ス で は 3 0 ℃ 、 ホ ウ レ ン ソ ウ で は 2 5℃ と さ れ て い る 。 ま た 、 レ タ ス 、 ホ ウ レ ン ソ ウ な ど のように高温条件下で抽台するものもあり、生育抑制以外の影響も生じる恐れがある。 葉根菜類は多くが露地で栽培されており、気温変動の影響を大きく受けると考えられ る。 【果菜類】 ナス科やウリ科の果菜類は温暖な気候を好み、高温に比較的耐えうるものが多く、 数度の温度上昇では生育等に与える影響は少ないと考えられる。しかし、高温による 障害発生を考慮する必要があり、トマトのように高温で花粉稔性が低下して着果数が 減少する場合がある。 イ チ ゴ は 、 低 温 短 日 で 花 芽 分 化 す る の で 、 高 温 に よ る 影 響 が 懸 念 さ れ る 。 高 CO 2 は 、 光合成に対して促進的に働き、炭酸ガス施用が収量増をもたらすことがキュウリ、イ チゴ等で認められている。 (1)葉根菜類(キャベツ、レタス、ホウレンソウ、ダイコン) 葉根菜類は、冷涼な気候を好み、従来、秋から冬にかけて露地で栽培されてきたもの が 多 い 。 現 在 、 周 年 供 給 の 要 望 に 応 え る た め 、 耐暑性品種の導入や、高冷地における栽培等 で代表される地域気候資源の効果的活用等により、多種多様な作型を分化させ、周年供給を可能に してきている。しかし、露地栽培では気温変動の影響を直接的に受けることになり、様々な問題点 が生じることが予想される。ここでは、主要な葉根菜類のキャベツ、レタス、ホウレンソウ、ダイ コンについて、温度やCO 2 濃度と生育・収量・品質等との関係について既存の知見を紹介する。 1)キャベツ キ ャ ベ ツ は 冷 涼 な 気 候 を 好 む 。 生 育 適 温 は 20℃ 前 後 で あ る が 、 温 度 適 応 範 囲 は 5 ∼ 28 ℃ と 比 較 的 広 い 。 30℃ 以 上 の 高 温 で は 生 育 が 衰 え 、 結 球 期 で は 結 球 不 良 と な る 恐 れ が あ る 。 種 子 発 芽 に 対 す る 限 界 温 度 は 32.5℃ 付 近 で あ り 、 育 苗 期 に お け る 生 育 は 特 に 夜 温 の 影 響 を 大 き く 受 け 、 セ ル 成 型 苗 で は 30℃ の 夜 温 で 生 育 が 抑 制 さ れ る 。 3 ∼ 6 月 に 播 種 し 7 ∼ 10月 に 収 穫 す る 春 ま き 栽 培 の 作 型 で は 生 育 の 後 半 が 高 温 期 と な る の で 、 こ の 時 期 に 気温上昇が起これば結球不良等の発生の可能性が増し、収量へ直接影響する恐れがある。 6 ∼ 8 月 に 播 種 し 11∼ 4 月 に 収 穫 す る 夏 ま き 栽 培 の 作 型 で は 、 育 苗 期 が 高 温 と な る の で 、 育苗時における遮光等による温度管理や病害防除などの対策が必要となる。 2)レタス レ タ ス は 冷 涼 な 気 候 を 好 み 、 生 育 適 温 は 20℃ 前 後 で あ り 、 30℃ 以 上 の 高 温 で は 、 生 育 量が減少し、根の発達も悪くなる。また、結球性のレタスでは、高温により、結球の湾 曲が少ないタケノコ球、結球葉中肋部が突出するタコ足球、球の締まりが悪い過大球な どの異常球が出現しやすくなり、外観としての品質が低下する。葉の周縁部が枯れ上が るチップバーンは、カルシウム欠乏症とされているが、高温条件下で発生しやすい。レ タ ス の 花 芽 分 化 と 抽 台 は 高 温 に よ り 誘 導 さ れ る 。 積 算 温 度 1,700℃ 以 上 が 花 芽 分 化 の 目 安 と さ れ 、 分 化 後 の 抽 台 は 高 温 ほ ど 早 く 、 25℃ 以 上 で は 分 化 後 約 10日 に 抽 台 す る と さ れ て いる。生育の後半が高温期となる夏秋どり栽培の作型では、抽台等を避けるために冷涼 な高冷地で栽培されるが、気温上昇が起これば、産地の移動または縮小を余儀なくされ ることとなる。 3)ホウレンソウ ホ ウ レ ン ソ ウ は 15∼ 20℃ が 生 育 適 温 と さ れ 、 低 温 に は 比 較 的 強 く 5 ℃ 以 下 で も 生 育 す る が 、 高 温 に は 弱 く 25℃ 以 上 で は 生 育 が 遅 延 す る と と も に 病 害 虫 の 被 害 を 受 け や す く な る。長日条件で花芽分化し、高温条件で抽台が促進される。従来から春∼夏まきには抽 台性が低くいわゆる耐暑性の強い品種が利用されてきているが、夏期の気温上昇が生じ れ ば 、 抽 台 性 、 耐 暑 性 の 両 面 か ら も 栽 培 可 能 な 品 種 の 幅 が 減 少 す る と 考 え ら れ る 。 CO 2 の 影 響 に つ い て は 、 大 気 中 の CO 2 濃 度 が 高 ま れ ば 光 合 成 速 度 が 増 大 す る ( 図 2 )。 ハ ウ ス 栽 培 で の CO 2 施 用 は 生 育 を 促 進 さ せ 、 糖 度 を 上 昇 さ せ る 。 4)ダイコン ダ イ コ ン は 冷 涼 な 気 候 を 好 み 、 生 育 適 温 は 20℃ 前 後 で 、 地 下 部 肥 大 の 最 適 温 度 は 21∼ 2 3℃ で あ る 。 播 種 後 3 週 間 の 平 均 気 温 が 高 い 時 期 は 収 量 も 低 い ( 図 3 )。 ダ イ コ ン は 植 物 体の令にかかわらず低温により花芽分化する。低温要求量は品種によって異なるが、0 ∼ 13℃ で 10∼ 20日 程 度 と さ れ て い る 。 ま た 、 20℃ 以 上 の 高 温 に よ り 花 芽 分 化 の 誘 導 を う ち 消 す 脱 春 化 の 作 用 が 認 め ら れ る 。 花 芽 分 化 後 の 抽 台 は 高 温 ・ 長 日 で 促 進 さ れ 、 昼 温 20 ∼ 30℃ の 範 囲 で は 、 高 温 ほ ど 花 茎 の 伸 長 が 早 い 。 10∼ 3 月 に 播 種 し 1 月 か ら 6 月 に 収 穫 する春ダイコン栽培は、低温期を遭遇するために春の高温で抽台する危険性があること、 収穫期が高温期にさしかかる場合には高温による生育阻害の可能性があるなど、高温の 影響を受けやすい作型である。 (2)果菜類(ナス科、ウリ科、イチゴ) 果菜類は、温暖な気候を好み低温に弱いものが多く、以前はそれらの野菜は春から夏 にかけて露地で栽培されていた。近年、ハウス、温室等の施設栽培が普及し、冬期でも 収穫が行われるようになり周年供給を可能にしてきている。冬期における気温上昇は、 暖房費の節減等、プラス面に働くことが想定されるが、盛夏期においては、生育抑制や 高 温 障 害 等 の 発 生 も 予 想 さ れ る 。 ここでは、主要な果菜類のトマト、キュウリ、イチゴについ て、温度やCO 2 濃度と生育・収量・品質等との関係について既存の知見を紹介する。 1)ナス科野菜(トマト) ト マ ト の 生 育 適 温 は 昼 間 24∼ 28℃ 、 夜 間 10∼ 17℃ で あ り 、 30℃ 以 上 で は 着 果 、 肥 大 が 抑 制 さ れ 、 35 ℃ 以 上 で は 花 粉 稔 性 が 低 下 し て 落 花 を 引 き 起 こ す 。 高 温 で は 、 第 1 花 房 の 着 花 節 位 が 上 昇 し 、 通 常 の 8 ∼ 9 節 が 15節 程 度 ま で 上 昇 す る こ と が あ る 。 播 種 期 が 8 ∼ 9月となる促成栽培では、高温による発芽障害が発生したり、育苗期の高温で着花節位 の上昇などの問題が生じる可能性がある。果実品質については、高温条件では果実の呼 吸量が増大して同化産物の消耗が激しく、糖蓄積が進まず品質が低下する。 2)ウリ科野菜(キュウリ) キ ュ ウ リ は 比 較 的 高 温 を 好 み 、 生 育 適 温 は 昼 間 22∼ 28℃ 、 夜 間 17∼ 18℃ 前 後 と さ れ る 。 50℃ の 高 温 に あ う と 比 較 的 短 時 間 で 茎 葉 が 壊 死 す る が 、 45℃ 3 時 間 程 度 で は 茎 葉 に 直 接 の 障 害 は 現 れ ず 、 落 蕾 、 開 花 不 能 、 奇 形 果 の 発 生 等 が 生 じ 、 35℃ 前 後 で は 呼 吸 量 が 増 大 し同化量とのバランスが崩れ徐々に生育が衰える。また、高温は、一般に雌花の着生率 を 低 下 さ せ る 。 C O 2濃 度 に つ い て は 、 高 濃 度 ほ ど 光 合 成 を 促 進 し 、 大 気 中 の 3 ∼ 4 倍 程 度 の炭酸ガス施用により収量増となることが認められている。キュウリは高湿条件を好む ので、高湿下で現在より高温条件での栽培管理をすることになれば、栽培者の作業環境 の問題も生じてくる可能性がある。 3)イチゴ イ チ ゴ は 冷 涼 な 気 候 を 好 み 、 生 育 適 温 は 15∼ 20℃ と さ れ て い る 。 茎 葉 は 高 温 や 低 温 に 比 較 的 強 く 、 48℃ 以 上 で 高 温 障 害 が 生 じ る が 、 そ れ 以 下 の 温 度 で は 外 観 的 な 障 害 は 現 れ な い 。 45 ℃ 以 上 で 花 粉 の 不 稔 と 花 粉 発 芽 率 の 低 下 が 起 こ り 奇 形 果 等 の 原 因 と な る 。 イ チ ゴ は 低 温 ・ 短 日 条 件 下 で 花 芽 が 形 成 さ れ 、 30℃ 以 上 の 高 温 で は 花 芽 は 形 成 さ れ な い ( 図 4 )。 促 成 栽 培 は 、 花 芽 分 化 を 促 進 さ せ 、 年 内 か ら 収 穫 を 始 め る 作 型 で あ り 、 短 日 処 理 や 低温処理などの様々な花芽分化の促進処理が行われている。たとえば短日夜冷処理では 昼間が高温になると処理効果が低下するなど、気温上昇により花芽の形成に問題が生じ る 可 能 性 が あ る 。 CO 2 に 関 し て は 、 キ ュ ウ リ と 同 様 光 合 成 に 対 し て 促 進 的 に 働 き 、 炭 酸 ガ ス施用は収量増をもたらすことが認められている。 図2 ホ ウ レ ン ソ ウ の お け る CO2濃 度 と 光 合 成 速 度 と の 関 係 ( 成 松 、 1996) 図3 ダイコンの播種期試験の収量と播種後3週間の平均気温との関係 ( 品 種 : み の 早 生 、 斉 藤 、 1934) 図4 イ チ ゴ の 花 芽 形 成 に 及 ぼ す 8 時 間 短 日 処 理 日 数 と 温 度 の 影 響 ( 伊 藤 ら 、 1962) Ⅴ−5−1 温暖化が果樹の生育及び栽培地域の変動に及ぼす影響 【常緑果樹】 主に耐寒性に依存する栽培北限は北上する。一方、ウンシュウミカンは気温が高すぎると味ぼけ 果、浮き皮果が発生することがあるため、現在の品種、栽培法を維持した場合、南部では栽培が難 しくなる可能性もある。 【落葉果樹】 樹種によっては気温が高すぎると着色不良、果実軟化などの障害が発生することがあり、現在の 主産地でも品種、栽培法を改善しなければ栽培が難しくなる場合もあり得る。一方,主に耐凍性に 依存する栽培北限は北上し、北海道等でも栽培しやすくなる。 果樹は気象に対する適応範囲が狭い作物であるため,北のリンゴ、南のカンキツといったように地 域によって栽培樹種が明確に分化している。このことは果樹が気候変動の影響を極めて強く受ける作 物であることを示唆している。果樹生産に影響を及ぼす環境要因は気温、日射、降水、土壌などさま ざまあり、かつ温暖化は単に気温の上昇だけにはとどまらないので、果樹の生育に及ぼす影響を予測 することは現時点では困難である。したがって、今後,気象変動の数値シミュレ−ションモデルに基 づいた変動予測モデル作成の研究を進める必要があるが、以下では暫定的に年平均気温の変動に着目 して温暖化の影響を推定した。 (1)常緑果樹 カンキツは亜熱帯原産の果樹であり、世界的に温暖な地域で栽培されているが、わが国で最も多く 栽培されている常緑果樹であるウンシュウミカンは世界の主要なカンキツの中では北限で栽培されて いるカンキツである。ウンシュウミカンの北限を決めているのは主に耐寒性である。常緑果樹は落葉 して越冬する落葉果樹と異なり、耐寒性は低い。一方、ウンシュウミカンには収穫期にある程度温度 が下がらないと着色しないという特性があり、気温が高すぎると味ぼけ果、浮き皮果が多発する. 農林水産省「果樹農業振興基本方針」では,高品質な果実生産を確実に図る観点から年平均気温15 ∼18℃を栽培地の基準としている。温暖化前のウンシュウミカンの栽培地である関東、東海近畿の沿 岸部や瀬戸内、四国,九州地方はこの温度帯に相当する(図1)。 「気候変化メッシュデータ」(Yokozawa et al.,2002)に採用されている4つのGCMによる予測気温 の平均値に基づいてウンシュウミカン生産環境の変動を推定した(杉浦ら,2002) 。その結果、栽培基 準である年平均気温15℃以上となる地域は2010年代には山陰地方を中心とした本州の日本海側にも出 現し、2030年代には新潟平野まで到達する。太平洋側では2040年代には関東平野全域が15℃以上とな り、2060年代には南東北の沿岸部まで広がる。一方,18℃以上の地域は徐々に北上し、2060年代には 現在のウンシュウミカン主産地のほとんどが18℃以上となる(図1)。 (2)落葉果樹 落葉果樹の栽培北限は常緑果樹同様に主に耐凍性で決まる場合が多い。耐凍性が強いリンゴの栽培 北限は北海道中部であるが、耐凍性がやや劣るカキは東北以南で栽培されている。また果実品質で栽 培適地が決まることもあり、甘ガキは秋季の気温が低いと樹上で脱渋しにくいため、主産地は東海地 方以西となっている。逆に気温が高すぎる地域では樹種にもよるが果実が着色不良となり、軟化して 品質低下しやすい. 例えば,リンゴでは上記の観点から「果樹農業振興基本方針」において、年平均気温6∼14℃を栽培 地の基準としている。上述の「気候変化メッシュデータ」に基づいて推定すると、 2020年代には北海 道の平野部のほぼ全域がこの温度域に入る。逆に2060年代には現在の主産地でもこの温度域から外れ る地域がある(図表略)。 また落葉果樹の南限を決める重要な要素として冬季の低温要求性があげられる。これは落葉樹の芽 は秋・冬季に一定量の低温にさらされていないと、その後いくら暖かくても発芽しないという性質で ある。低温が十分かどうかは自発休眠覚醒を予測する機構的モデルによってシミュレーションが可能 である。九州中部におけるモモについて試算した結果では、自発休眠覚醒期は遅れるものの、低温が 不足して全く開花しなくなるほどではなかった(表1)。しかし低温要求性は樹種・品種によって大き く異なるので注意が必要である。とくに加温栽培を行う場合は温暖化によって露地での発芽期が早ま る一方で、低温が減ることにより加温開始可能時期が遅れることから、加温栽培による作型の拡大は 制限される。 温暖化前(1952-1982) 図1 温暖化前と2060年代のウンシュウミカンの栽培基準温度帯(年平均気温15∼18℃) 白色:15℃未満 表1 2060年代 黒色:15∼18℃ 灰色:18℃以上 モモ‘白鳳’の自発休眠覚醒期 気温上昇 自発休眠覚醒日 遅れ 0℃ 1/16 − +1℃ 1/21 5日 温上昇させた場合を杉浦(2000)のモ +2℃ 1/27 11日 デルからシミュレーションして推定 +3℃ 2/2 17日 した。(表1) +4℃ 2/9 24日 2000 年の大分の気温を基準に気