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アストモスエネルギー株式会社様
LPガス充填管理システム 導入事例 アストモスエネルギー株式会社 様 LPガス充填管理システム「IT-GALS」を導入。 充填拠点における業務効率化を実現し、 予算・経営管理にも活用。 LPガスに特化してエネルギーを全国に供給する商社のアストモスエネルギー様。同社では、1993 年にNEC/NECエン ジニアリング (以下NECグループ) の 「IT-GALS (アイティーギャルズ) 」 を採用以来、同社が貸与してグループ企業と特約店 が展開する全国 70 弱の LPガス充填拠点の約半数で利用しています。さまざまな既存システムと連携して充填拠点に おける管理業務の大幅な効率化を実現し、充填拠点を運営する各社は予算管理や経営管理にも情報を活用しています。 アストモスエネルギー様では、今後も定期的に 「IT-GALS」の更新や新規採用を進めていく予定です。 課題と成果 アストモスエネルギー株式会社 企画本部 技術部 副部長 佐々木 元 氏 • お客様へのエネルギー供給を絶やさな • 高信頼のFAコンピュータを装備している「IT-GALS」 いために、ハードウェアとして高い信頼 を導入、システムトラブルのない管理システムを実現 を持つ充填管理システムを導入したい。 しました。 • 現場が利用しやすいようにシステムをカ • 充填機ベンダフリーの「IT-GALS」を選ぶことで、カス スタマイズ できる自由度の高い製品を タマイズによる使い勝手のよい管理システムを実現し 選びたい。 ました。 株式会社アストモガスセンター千葉 代表取締役 萩田 達彦 氏 導入前の背景や課題 白井事業所 高信頼性を実現するため、LPガス充填機と充填 管理システムをセットではなく、あえて別々に採用 宮内 誠治 氏 白井事業所 主任 畠中 裕行 氏 社 名:アストモスエネルギー株式会社 所 在 地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー24F 創 業:1962年6月18日 資 本 金:100億円 従 業 員:258名(2012年度12月現在) 事 業 内 容:液化石油ガスの輸入、仕入、販売。国内のLPガス需要の約 20%を担う。またエネルギーサービス以外に、エネルギー 利用の改善や高効率な省エネルギー設備・機器を提案する コンサルティング、設備・機器の販売、次世代エネルギーへ の取り組みなど、総合エネルギーソリューションカンパニー を目指す取り組みを積極的に推進。 U R L :http://www.astomos.com 代の後半のことでした。 LPガス充填機メーカ自身 も、 自社製の充填管理システムを持ち、 両方セット の形でシステムを提供しています。 しかし、当社は できるだけセットでの採用をせず、あえて充填管 理システムを別々に持つ形態をとっています。そ お客様と特約店の“明日を明るく灯す” 。ベスト の理由は、複数ある充填機が1機故障したとして パートナー “明日の友” として力を合わせて生きて も他の充填機を使えば間に合いますが、 充填管理 いくという意味を込め、 社名を名づけたアストモス システムが故障すると、円滑な供給ができなくな エネルギー様は、世界でも最大級のLPガス取扱 ります。 ですから、充填管理システムは充填機とは 量を誇る専門商社で、国内需要の約20%を供給 別に高信頼性のものを選ぼうと考えたのです」 しています。 アストモスエネルギー様は、 全国の需 要家に迅速かつ安定的にLPガスをお届けするた め、 グループ会社や特約店を含め、70ヵ所弱の貸 そのうちの約 与LPガス充填拠点を設けています。 半数の充填拠点にNECグループのLPガス充填管 を導入しています。企画本 理システム 「IT-GALS」 選択のポイント 高い信頼性とカスタマイズの自由度の高さで、 LPガス充填管理システムを選定 その背景につ 部 技術部 副部長の佐々木 元氏は、 アストモスエネルギー様が「IT-GALS」 を採用し いて次のように語ります。 「充填業務を効率化する た理由について、次のように語ります。 「各社が提 ために充填管理システムが登場したのは、 1980年 供するシステムの中でIT-GALSを採用したのに http://jpn.nec.com/engsl/ LPガス充填管理システム 導入事例 アストモスエネルギー株式会社 様 は、2つの大きな理由があります。1つは、当時の と充填データを連動することで、 データ入力作業 充填管理システムのメーカがPCをベースにして の一元化を可能にするなど、既存システムとの連 れてくると、 添付されているバーコードをハンディ いたのに対し、 IT-GALSはFAコンピュータを採用 携作業を効率化します。アストモスエネルギー様 ターミナルでスキャニングし、 残ガスの量やこれか していたことです。PCに比べてハードウェアとし のグループ会社、アストモスガスセンター千葉様 ら充填すべき量などの情報を読み込み、 データを ての信頼性が高く、 どのような状況下でも、お客 は、千葉県内約12万件の需要家に円滑なエネル 登録します。 必要量の充填が完了すれば、 搬出して を登録します。 需要家からランダムに容器が回収さ 様へのエネルギー供給を絶やさないようにする、 ギー供給を行うため、県内に8ヵ所の充填拠点が 再び需要家に容器を届けます。 この充填所内での という当社の方針に合っていたからです。 もう1つ あります。その中でも最大規模を誇っている白井 一連の作業は、IT-GALSの活用により、非常に効 は、 カスタマイズの自由度の高さです。充填機と を活用しています。 事業所では、 「IT-GALS」 率化されました」 と白井事業所の宮内 誠治氏は導 同一メーカの充填管理システムは、充填機に合わ せて作り込まれているため、 どうしても現場サイ ドでのカスタマイズの自由度は低くなります。そ の点、充填機ベンダフリーのIT-GALSは、ユーザ 視点に立ち、非常に自由度の高い設計になってい ました」 (佐々木氏)1993年の「IT-GALS」の初採 入効果を述べます。 また、白井事業所 主任の畠中 裕行氏は配送システムとの連携について語りま 導入後の成果 す。 「容器や充填に関しては、毎朝、前日からの24 大幅な業務の効率化を実現し、 予算や経営管理にも大きなプラス 時間のデータの修正作業を行います。 具体的には、 検査から上がってきた容器の充填期限を直すこと や、 廃棄した容器のデータ削除などの作業です。 そ 用以来、 アストモスエネルギー様は20年にわたっ LPガス充填管理システム「IT-GALS」の導入の効 の作業を終えると、記憶媒体にデータを入れ配送 て各地の充填拠点への導入を順次進め、数度の 果について、 株式会社アストモスガスセンター千葉 システムにデータを移行します。 こうしたシステム バージョンアップも行っています。 代表取締役の萩田 達彦氏はこう語ります。 「LPガ 連携によって、 業務効率は向上しています」 スに関しては、 安全性を確保するため、 さまざまな 法律が定められています。 容器一つをみても、 コン 導入ソリューション プライアンスの観点から、 きちんと法に則った管理 配送、容器管理、容器検査などの既存システムや、充填機との 入出荷情報や充填情報などの連携により、大幅に業務を効率化 が求められます。 その容器も、 何十本、 何百本の単 位であれば人による管理が可能です。 しかし、 何万 今後の展望 システムトラブルもなく安心して利用でき、 さらなるバージョンアップに期待 本、 何十万本の単位になってくると、 人力で処理す アストモスエネルギー様が活用されているLPガ るのは不可能です。その点、IT-GALSを利用すれ アストモスガスセンター千葉様の白井事業所の は、 さまざまな充 ス充填管理システム 「IT-GALS」 ば容器を一括管理でき、一度に帳票を出力するこ は、 導入後3年が経過し、 「IT-GALS」 2年後に最新 填機器とオンラインで接続し、充填量の自動計 とも可能です。 容器の廃棄や新規購入の計画も立 システムに更新の予定です。 「 実際に拠点でシス 測・集計が可能です。さらにLPガス容器のバー てやすく、予算管理や経営管理をするうえで大き テムを利用するユーザとして、 システムトラブルが コードを防爆バーコードスキャナで読み取り、正 なプラスになります。 また、配送システムと連携す きわめて少ないことを高く評価しています。エネ 確で迅速な容器の各種情報の管理を実現します。 ることで、 無駄のないスムーズな配送が行えます」 ルギー供給事業者が最も重視するのは、 需要家に また、既存の配送システム、容器メーカ、容器検査 「白井事業所では、 新たに容器を購入された容器を ご迷惑をかけずに済むこと。IT-GALSは、その点 所など、他システムとの連携がスムーズに行える 所有者と使用者に分けて登録し、 LPガスを充填す で安心して利用できます」 (萩田氏) 「IT-GALSを という特長があります。例えば、容器マスタデータ る際も、 やはり所有者と使用者に振り分けてデータ アストモスエネルギー千葉 白井事業所 需要家 し、 万が一のシステムトラブルに迅速に対応してく 事務所 充填所 ・入荷・出荷情報 ・充填情報 ・容器状態 LPガス充填管理システム IT-GALS とんど故障らしきものはありません。NECグルー 行っていますが、 白井事業所に関しても、 さらに機 サーバ ・充填指示 ・出荷指示 ・容器状態判定 LPガス充填管理システム 構成図 れることですが、実は20年間利用していても、ほ プでは、定期的にシステムのバージョンアップを LPG LPG LPG ● 採用した理由の中に、安心してシステムを使える ことがあげられます。 具体的には、 保守会社と連携 帳票印刷用 プリンタ 能的にバーションアップした最新のシステムを導 入する計画です。 さらに使いやすい管理システム になるものと期待しています」 (佐々木氏) 充填機 お問い合わせは、下記へ NEC エンジニアリング事業推進センター 〒211-8666 神奈川県川崎市中原区下沼部1753番地 TEL:044(435)9462 FAX:044(435)9461 NECエンジニアリング 営業本部 〒211-8666 神奈川県川崎市中原区下沼部1753番地 TEL:044(435)9416 FAX:044(435)9423 ● IT-GALSはNECエンジニアリング株式会社の登録商標です。●本カタログに記載されている会社名、製品名は、各社の商標 または登録商標です。●このカタログの内容は改良のため予告なしに仕様・デザインを変更することがありますのでご了承ください。 ●本製品の輸出 (非居住者への役務提供等を含む) に際しては、外国為替及び外国貿易法等、関連する輸出管理法令等をご確認 の上、必要な手続きをお取りください。 ご不明な場合、 または輸出許可等申請手続きにあたり資料等が必要な場合には、 お買い上げ の販売店またはお近くの弊社営業拠点にご相談ください。●本事例の内容は、2013年9月時点のものです。 2013年9月現在 Cat.No. H99-13090246J