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分割版その3(PDF:2553KB)
未来工業株 式 会 社 熊 本 事 業 所 ■企業概要 ■取組体制 企業名:未来工業株式会社 所在地:熊本県菊池市泗水町永1924-1 業 種:電気設備資材、給排水設備、 ガス設備資材の製造販売 問合せ先:熊本事業所 Tel:0968-38-5582 URL:http://www.mirai.co.jp/ 具体的取組内容 産業部門 未来工業株式会社(岐阜県大垣市)の4番目の工 場として、1989年に熊本県菊池市で操業を開始。 業種は、電気設備資材・給排水設備及びガス設備機 材の製造販売。 「常に考える」を経営理念として掲げ ている同社では、その訓練・実践の場としてQCサー クル活動を活発に行い、改善提案制度を設け、全社 員の環境・省エネの意識向上を常に図っています。 経営理念「常に考える」で、 省エネ等を実施 ●取組事例① 電気使用量の見える化及びデマンド監視 部署ごとの電気使用量を把握したうえで対策の 的を絞るため、計画的に積算電力量計を設置して 「見える化」を図っています。またデマンド監視装 置を設置し、警報時の緊急対応手順を明確化して 全社員に周知しています。 ▼取組結果 エアコンプレッサー 6台 ⇒ 3台 インバータ機を優先的に運転する等、エアー の必要量に合わせて運転号機の組合せを最適 化しました。 ▼取組結果 電気使用量割合 を13%まで下げ、 取 組 前と比 較して 4 2 % の電気使 用量削減しました。 ●取組事例④ ルーフシェードの設置 夏の職場環境改善として、物流棟の屋根にルー フシェードをDIYで設置しました。 ●取組事例② 電気使用量の 平準化(ピークシフト) 工場内の製造工程、全設備の電気使用量を把握 して生産計画に反映し、電気使用量の平準化(ピー クシフト) を図っています。 ▼取組結果 昼間の電気使用量を12%削減し、 昼と夜の割合を平準化しました。 ●取組事例③ エアコンプレッサーの 運転適正化 電気使用量の2割近くを占めるエアコンプレッ サー6台の運転について、圧力設定と運転時間を 最適化しました。 ▼取組結果 室内温度が10℃ 下がり、13% 電 気 使 用 量を削 減し ました。 ●取組事例⑤ その他の取組 社員一人一人の知恵や工夫による身近な取組と して、以下のことも実施しています。 1 玄関ロビー他の消灯 2 オフィス、工場内照明の必要に応じた点灯 3 工場内水銀灯の間隔を置いた点灯 4 空調の温度管理 5 待機電力の削減 他 この取組のPDCAを廻していくために、データ 収集。集めたテータを約100項目に集計し、環境 負荷のとりまとめを毎月実施し、現在、 どのレベル で推移しているか確認し、問題があれば是正でき るようにしています。 !" イケア・ジャパン株式会社(IKEA福岡新宮) 業務部門 ■企業概要 企業名:イケア・ジャパン株式会社 (IKEA福岡新宮) 所在地:福岡県糟屋郡新宮町中央駅前2-9-1 業 種:小売業 問合せ先:IKEA福岡新宮ファシリティチーム Tel:0570-01-3900 URL:http://www.IKEA.com より持続可能な店舗の運営 省エネ・節電効果 ●取組事例① 太陽光発電設備 ●取組事例③ スカイハッチ(自然採光) 屋外駐車場のキャノピー部分に750kWの太陽 光発電システムを導入しています。 IKEA福岡新宮のセルフサービスエリアには、採 光のためのスカイハッチを67カ所設置しています。 ▼取組結果 ▼取組結果 発電効率の良い5月の日中の場合、店内使用 電力と同等の発電量が得られます。 快晴の日は、照明設備の半分の点灯でも、十 分な照度を確保できます。 太陽光発電設備 ●取組事例② 地中熱利用システム 屋外駐車場下の地中 に設置(深度100m。配 管70本。年間平均温度 16℃程度)。地中熱利用 水 冷チラーと空 冷モ ジュー ル チラー の 併 用 システム及びパッケージ エアコンを使用し、売場 の 温 度 管 理を行って い ます。 スカイハッチ(自然採光) 地中熱利用システム ▼取組結果 同容量の空冷システムと比べ、電力の省エネ 率は冷房期で約35∼40%、暖房期で約30% の効果が得られました。 従来システム 燃料 電力 熱生産量 熱生産 地中熱 省エネ 総合 システム 消費量 消費量 (地中熱利用)(他熱源) 燃料 利用 率 エネルギー 稼働時間 電力 1次 消費量 消費量 エネルギー 依存率 (千m3N、kL)(MWh) (MJ) (MJ) (千m3N、kL)(MWh) 換算(MJ) (%) !" (%) 効率(%) (h) 7月 0 49.8 367524 397606 0 81.6 293760 48.0 38.9 426.0 378 1月 0 20.2 279406 0 28.6 102960 86.0 29.4 446.5 375 45298 ●取組事例④ その他 太陽光、地中熱の利用状況を店舗内にモニター 表示し、お客様に対して見える化を実施しています。 株式会社 Aコープ佐 賀 ■企業概要 業務部門 ■取組体制 企業名:株式会社Aコープ佐賀 所在地:佐賀県佐賀市嘉瀬町大字萩野3041 業 種:各種食品小売業 問合せ先:総務部店舗開発課 Tel:0952-25-5225 URL:http://acoop-saga.saga-ja.jp 佐賀県内に27店舗を展開しており 2010年度の省エネ法改正にともない 特定事業者として指定されたことを契機 に、全社的に省エネ・節電の取組みを展 開しています。 デマンド監視装置により、 全社的に省エネ・節電の 取組を実施 具体的取組内容 □取組概要 主要13店舗にデマンド監視装置を導入、警報発 生時の対応を各店舗で決めるなど節電に努めてい ます。また、各店舗のデマンド監視装置データは本 社で管理しているほか、 とりまとめられた結果は毎 月、本社で開催する店長会で報告されるなど、全社 的に電力使用を管理しています。 ●取組事例② 省エネ設備更新 大型1店舗で、2011年度に省エネ照明設備(F LR110W2灯式→FHF86W1灯式)へ更新を実 施(2011度「エネルギー使用合理化事業者支援 事業」の補助金活用)。他店舗でも、省エネ設備へ の更新を計画し、順次進めていくために業者との 協議を進めています。 ▲本社でのデマンド管理状況 ●取組事例① 各店舗における省エネ取組 各店舗では、以下の省エネ取組を実施。 ①毎月「省エネのための店舗チェックリスト」 による点検の実施及び本社への報告 (全店舗分の結果を店長会で報告) ②店長は店長会結果を店舗の朝礼で報告し、 社員の省エネ意識向上を推進 ③冷蔵ショーケース等の温度管理の実施 (ケース毎に毎日3∼4回チェック) ④使用しない部屋の消灯 等 ▲省エネ照明設備 ▼取組結果 ①エネルギー使用状況の見える化、店舗間の競争 意識から社員一人ひとりの省エネ意識が向上 ②デマンド監視装置の導入前後で比較すると、 各店舗とも電力使用量が削減 【削減実績】 電力使用量 約83千kWh/年 原油換算 21kLの削減 (削減率 約7.8%減) ③省エネ設備への更新により電力使用量削減 【削減実績】 電力使用量 約269千kWh/年 原油換算 69kLの削減 (削減率 約12.7%減) !" 生 活協同組合コープみや ざき 小 林 店 ■企業概要 業務部門 ■取組体制 企業名:生活協同組合コープ みやざき 小林店 所在地:宮崎県小林市大字真方459 業 種:各種食品小売業 問合せ先:店舗事業本部 小林店 Tel:0984-23-8111 会社全体では、平成21年から専任 の職員を配置して他社の先進事例を 参考に省エネに着手しています。手 始めに小林店のリニューアルをモデ ルケースとして順次他店舗へ展開し ています。 “私たちの供給する商品を中心に家族の団らんがはずむこと” をめざします 具体的取組内容 ●取組事例① 空調・照明の設定の マニュアル化 平成22年小林店のリニューアルにあわせて省 エネタイプの空調、照明、 ショーケースを導入。当初 は機器の性能まかせの運用でしたが、徐々に細か な運転チューニングを行っています。 ①空調:店舗室内温度とショーケース温度の相関 を調査し、適切な設定をマニュアル化しま した。 ②照明:時間帯毎(開店前、営業時間中、閉店後)、 エリア毎(売場、バックヤード)、天候(晴 れ、曇り)、 ショーケース内(上段点灯、下段 消灯)など、状況に応じた点灯パターンの 設定をマニュアル化しました。 ●取組事例② 活動マニュアルの作成 平成23年からは、震災後の電力需給ひっ迫を契 機に全員参加による省エネ活動に取組んでいます。 活動マニュアルとして、部門毎に作成した「省エ ネ確認事項表」を使用しています。このマニュアル 作成にあたっては、職員全員から省エネアイデアを 募集し、寄せられた百数十件のアイデアについて、 効果や安全性を一つ一つ検証した上で取りまとめ ました。 また、職員自らが作成に関わったことで、省エネ に対する各自のモチベーションが維持された状態 で活動が続いています。 【確認事項例】 ・開店前の機器電源ONスケジュール ・閉店後の機器電源OFFスケジュール ・業務用機器の不要時のコンセント引き抜き ▼取組結果 電力使用量 削減量 原油換算量 21年度 1,806千kWh !" 22年度 1,589千kWh 217千kWh 56kL 23年度 1,295千kWh 294千kWh 76kL 24年度 1,240千kWh 55千kWh 14kL 25年度 1,236千kWh 4千kWh 1kL 公益財団法人 九州ヒューマンメディア創造センター ■企業概要 ■取組体制 企業名:公益財団法人 九州ヒューマンメディア創造センター 所在地:福岡県北九州市八幡東区 東田1丁目5番7号 業 種:テナントビル 問合せ先:総務企画部 Tel:093-663-2950 URL:http://www.human-media.or.jp 具体的取組内容 業務部門 当センターは、北九州市八幡東区 東田地区にあるテナントビルで、平 成23年度からスマートオフィス化実 証実験に取り組んでいます。 (地上7 階、築14年。情報通信技術企業を中 心に12社、約200名が入居。) 地球にやさしいテナントビルを目指して、 CO2排出量50%削減を実現。 ●取組事例① 電力使用量の見える化 実証実験の第1段階では、 ビル各所に温度計、電 力計等のセンサー類を設置し、テナント毎の電力 使用量をBEMSポータルサイトで確認できるよう にしました。 ●取組事例③ 省エネ型照明設備の導入 照明設備は蛍光 管に代えて、 LED並 の性能・コストを有 するCCFL管を順次 導入しました。 ■実証実験で導入のBEMSについて ●取組事例② 照明・空調の自動制御 実 証 実 験 の 第 1 段 階 で は 、電 力 使 用 量 の 約 70%を占める照明と空調に対して、 BEMSによる 自動制御を導入しました。 なお、制御により快適性を損なわないよう、テナ ント側で4段階の節電レベルが選択可能。さらに実 情に応じたカスタマイズもできます。 照明ではスマートフォンの照度センサーを利用 して、 フロア位置に応じた適切な照度調節を行って います。 BEMSは地域エネルギーマネジメントシステム (CEMS) と連携していて、 CEMSから送られる電 力需給情報をもと にビル内の節電レ ベ ルを制 御し、あ わせて各テナント へ情報提供を行い ます。 (写真は地域 節電所) ▼取組事例①∼③の取組結果 上記三つの取組の結果、導入前と比較して 約21%の節電効果が見込まれています。 !" 長崎空港ビルディング株 式 会 社 ■企業概要 業務部門 ■取組体制 長崎空港ビルでは、長崎 空港ビルディング(株)とテ ナント40社で「長崎空港省 エネルギー推進委員会」を 設置し、 ビル全体として省エ ネに取組んでいます。 企業名:長崎空港ビルディング株式会社 所在地:長崎県大村市箕島町593番地 業 種:その他サービス業 問合せ先:施設部施設保安課 Tel:0957-52-5557 URL:http://www.nabic.co.jp/ ビルの増改築等に伴い、 「設備更新」 と 「運用改善」を順次実施 具体的取組内容 ●取組事例① 空調機・冷温水ポンプへの インバータ制御機器導入 既設のセントラル空調機(ファン用電動機)と冷温 水ポンプを平成22年にインバータ化しました。 ▼取組結果 照明設備で消費していた電力使用量(kWh)を 約53%削減しました。 ▼取組結果 空調機・冷温水ポ ンプで消費していた 電力使用量(kWh) を約66%削減し ました。 インバーター設置前・設置後電力推移 青:平成21年度 赤:平成24年度 ●取組事例② 熱源設備の運転効率化 セントラル空調機(吸収式冷温器、 ターボ冷凍機、 ヒートポンプチラー)の3つの熱源を平成22年∼ 24年にかけて、下記の①∼③を実施しました。 ①熱源設備の運転時間の調整 ②熱源設備別の1時間当たりの運転コスト表の作成 ③キッチンタイマー等による消し忘れ防止対策の実施 ▼取組結果 熱源設備で消費していたエネルギー使用量を 約30%削減しました。 待合室照明LED化 ●取組事例④ トップランナー変圧器の導入 老朽化等による高効率変圧器への更新、更に負 荷回路の見直しによる変圧器台数の削減を平成 23年に実施しました。 ▼取組結果 変圧器の内部損失を約74%削減しました。 ●取組事例⑤ 運用面での取組 運用の見直し等、以下の取組を実施しました。 (平成22年∼平成24年) ・搭乗受付カウンター及び到着ロビー照明照度を下げる。 ・2階出発ロビーの水銀灯の一部消灯。 ・温水洗浄便座70基全ての「温」機能の停止。 ・自動販売機29台の照明を消灯。 ・間接照明の消灯他。 ▼取組結果 ●取組事例③ 照明設備の効率化と調光 照明設備の高効率化と調光及び間引き点灯を可 能とする照明回路の変更工事を平成22年∼24年 にかけて、下記の①∼⑤を実施しました。 ①トイレ照明を蛍光灯からLEDへ ②電照看板照明を蛍光灯からHf型蛍光灯へ ③搭乗待合室の照明を蛍光灯から調光式Hf型蛍光灯、 LEDへ ④事務所照明を蛍光灯から自動調光式Hf型蛍光灯へ ⑤店舗スポットライトをハロゲンライトからLEDへ 17 電力使用量(kWh)を原油換算で 約56kL/年削減しました。 ●取組事例⑥ その他の取組 ①「長崎空港省エネルギー推進委員会」を設置・運営し、 省エネの取組について定期的に協議。 ②季節に応じた「エコポスター」の作成・掲示を行い、 空港利用者及び職員へ省エネの呼びかけ。 ③職員等への省エネの対策意識向上を目的とした 「長崎空港ECO新聞」を発行。