Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solaris
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Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solaris リリース・ノート リリース 1.0 2000 年 9 月 部品番号: 部品番号 J02153-01 原典情報: Oracle Internet Application Server 8i Release Notes Release 1.0(A83588-01) このリリース・ノートは、現時点で公表できる最新の情報にもとづいています。このリリー ス・ノートの後に明らかになった情報については、通常のサポート情報で入手できます。 Oracle と Oracle のロゴは Oracle Corporation の登録商標です。Oracle Internet Application Server、Oracle Application Server、Oracle8i、 PL/SQL、Oracle Developer’s Kit、Oracle JSP、Oracle Reports、Oracle Forms、Oracle BC4J、Oracle WebDB は、Oracle Corporation の商 標です。記載されているその他の製品名および社名はその製品および会社を識別する目的にのみ使用されており、それぞれ該当する所有者 の商標です。 Copyright © 2000, Oracle Corporation All Right Reserved 目次 このリリース・ノートの目的 ................................................................................................ 3 制限付権利の説明 .................................................................................................................. 3 例とデモ ................................................................................................................................ 3 サポートする JDK/JRE.......................................................................................................... 5 Oracle HTTP Server powered by Apache の Global Server ID.............................................. 5 既知の制約事項と制限事項 ................................................................................................... 6 Oracle Internet Application Server におけるサード・パーティ製コンポーネントのサ ポート .................................................................................................................... 6 Standard Edition キャラクタ・セット ........................................................................... 9 mod_plsql 要件............................................................................................................. 10 Snakeoil 証明書(ダミーの証明書)の置換 ..................................................................... 10 Oracle8i Cache 構成 .................................................................................................... 10 Oracle8i Cache 管理 GUI の使用可能性 ...................................................................... 11 Enterprise JavaBean(EJB)の制約事項.................................................................... 11 OracleJSP の制限事項 ................................................................................................. 14 Oracle Reports Service セキュリティ・フレームワーク ............................................ 14 Oracle Forms Server 非 SSL リスナーの要件 ............................................................. 14 OPENSSL コマンドの-CONFIG オプションの要件 .................................................... 15 RC2 暗号化 .................................................................................................................. 15 各国語サポート(NLS)考慮事項 ............................................................................... 15 その他のリリース・ノート.......................................................................................... 15 2 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート このリリース・ノートの目的 このリリース・ノートの目的 このリリース・ノートでは、Oracle Internet Application Server 8i リリース 1.0 コンポーネント とドキュメントに記述されている機能との違いについて説明します。 制限付権利の説明 プログラムの使用、複製、または開示は、オラクル社との契約に記された制限条件に従う ものとします。 危険な用途への使用について 当社製品は、原子力、航空産業、大量輸送、又は医療の分野など、本質的に危険が伴うア プリケーションを用途として特に開発されておりません。当社製品を上述のようなアプリ ケーションに使用することについての安全確保は顧客各位の責任と費用により行っていた だきたく、万一かかる用途での使用によりクレームや損害が発生いたしましても、当社お よび開発元である米国 Oracle Corporation(その関連会社も含みます)は一切責任を負いか ねます。 本書の情報は、予告なしに変更されることがあります。本書に問題を見つけたら、当社に コメントをお送りください。オラクル社は、本書の無謬性を保証しません。 ORACLE は、Oracle Corporation の登録商標です。 本文中の他社の商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 例とデモ Oracle Internet Application Server 8i コンポーネントの例およびデモが、製品 CD-ROM に入っ ており、下にリストする位置にインストールされます。URL の多くは、http://hostname:port としてリストされていますが、この場合の hostname は、お使いのマシン名、port はお使い の Oracle HTTP Server リスナー・ポートになります。このポートの詳細は、Apache のドキュ メントを参照してください。 (Business Components for Java) ) Oracle BC4J( http://hostname:port/bc4j.html $ORACLE_HOME/Apache/BC4J/samples このリリース・ノートの目的 このリリース・ノートの目的 3 (JavaServer Pages) ) OracleJSP( http://hostname:port/jspsamples/ $ORACLE_HOME/Apache/Ojsp/webroot (XDK) ) Oracle XML Developer's Kit( $ORACLE_HOME/Apache/xdk/demo $ORACLE_HOME/Apache/xdk/index.html (サーブレット) Apache JServ(サーブレット) http://hostname:port/servlets/Hello http://hostname:port/servlets/IsItWorking $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/servlets SQLJ $ORACLE_HOME/sqlj/demo make compile_all make run_all XSQL $ORACLE_HOME/Apache/xdk/demo/xsql/demo (JDBC) ) Java Database Connectivity( $ORACLE_HOME/jdbc/demo (Java 仮想マシン) Oracle8i JVM( $ORACLE_HOME/javavm/demo; tar xvf demo.tar(CORBA、EJB、JNDI および Java ストアド・ プロシージャ用のデモが含まれています。) Oracle Forms および Oracle Reports http://hostname:port/dev60html/runform.htm http://hostname:port/dev60html/runrep.htm $ORACLE_HOME/6iserver/tools/web60/html 4 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート (LDAP) ) Lightweight Directory Access Protocol( $ORACLE_HOME/ldap/demo サポートする JDK/JRE オラクル社では、mod_jserv でユーザーJava アプリケーションを構築、配置するために、 JDK/JRE 1.1.8 と JDK/JRE 1.2.x の両方の使用を検証しました。そのテストで、1.2.xを使用 した場合に、1.1.8 と比べて、著しいパフォーマンスと信頼性の利点があることが明らかに なりましたので、JDK/JRE 1.2.x の使用をお薦めします。このリリースでは、すべての Java クラス・ライブラリ(たとえば、Oracle BC4J(Buisiness Components for Java)、Oracle XML Developer’s Kit など)を JDK 1.1.8_10 でコンパイルして出荷しています。これらのコンパイ ル済クラスは、Java JRE でサポートされている両方のバージョンで実行できることが検証さ れていますので、再コンパイルの必要はありません。 Java 1.2 へのアップグレードの詳細は、『Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solaris インストレーション・ガイド』を参照してください。 Oracle HTTP Server powered by Apache の Global Server ID Apache サーバーに適切な Global Server ID 証明書が含まれていて、ブラウザで GS-ID 証明書 を受け入れられるようにパッチが適用されている場合は、GS-ID を使用してエクスポート・ レベルのブラウザを正式にアップグレードし、高度な暗号化(128 ビット)を使用できるよ うにすることが可能です。すべてのブラウザが高度な暗号化で出荷されますが、エクスポー ト製品については、暗号化が使用不可能になっています。米国輸出法が最近更新されたた め、GS-ID の使用が将来的に必要でなくなることに注意してください。しかし、現時点では、 エクスポート級のブラウザがあり高度な暗号化を必要とする場合には、下記の手順に従っ て、GS-ID 証明書を入手してブラウザを使用可能にしてください。 1. GS-ID 証明書の購入 適切なベンダーから GS-ID 証明書を入手してください。オラクル社では、Verisign (http://www.verisign.com/server/prd/g/index.html)の GS-ID 証明書をテストしています。 証明書をダウンロードし、サーバーに格納するための手順に従ってください。証明書 を入手した後、Oracle HTTP Server の管理者は、httpds.conf ファイルを更新する必要が あります。更新する行は、次のとおりです。 SSLCertificateFile <pathname>/gsid.crt SSLCertificateKeyFile <pathname>/gsid.key SSLCertificateChainFile <pathname>/gsidintermediate.crt サポートする JDK/JRE 5 この場合の pathname には、インストール済の Verisign ファイルへの完全修飾パスが 入ります。 2. ブラウザ・パッチの購入 ブラウザが暗号化メソッドをアップグレードできるようにするパッチを入手してくだ さい。ソースには、Apache(www.apache.org)と Fortify(www.fortify.net/intro.html)が あります。オラクル社では Fortify のパッチをテストしています。これは、ダウンロー ドも、ブラウザへの適用も簡単です。 既知の制約事項と制限事項 Oracle Internet Application Server を使用する前に、この項の各項目をよく読んで、このリリー スの制約事項と制限事項を理解してください。さらに手順が必要になる場合もあります。 Oracle Internet Application Server におけるサード・パーティ製コンポー におけるサード・パーティ製コンポー ネントのサポート すべてのサード・パーティ製コンポーネント すべてのサード・パーティ製コンポーネント Oracle Internet Application Server 8i の一部は、Apache Software Foundation によってライセンス されている Apache Web Server バージョン 1.3.9 などのように、サード・パーティのライセ ンスの下でオラクル社によって配布されています(サード・パーティ製コンポーネント)。 オラクル社は、これらのサード・パーティ製コンポーネントを、Oracle Internet Application Server 製品の一部として配布し、特にここで指定している場合を除いて、サード・パーティ 製コンポーネントに対して、標準の製品サポートを提供し、そのサポートの詳細は、オラ クル社の技術サポート方針に定義されています。オラクル社は、サード・パーティ製コン ポーネントの Oracle Internet Application Server で出荷されるバージョンのみをサポートし、 インターネット上で自由に入手できる他のバージョンについてはサポートしないことに注 意してください。 オラクル社は、サービスとして、サード・パーティ製コンポーネントに関する拡張要求を、 そのコンポーネントをオラクル社にライセンスしている団体に対して問い合わせしますが、 オラクル社がその義務を負っているものではありません。さらに、非サード・パーティ製 コンポーネント("オラクル・コンポーネント")に対する技術的な支援要求も、問題が、オ ラクル・コンポーネントのみで構成されている環境で再現できない限り、正式に提起する ことはできません。 6 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート Apache モジュール Oracle Internet Application Server 8i の一部として Apache Web Server で提供されている機能を 拡張するために、オラクル社は、Apache Web Server に対する拡張部分(Apache モジュール) を配布する場合があります。オラクル社によって配布されている Apache モジュールは、こ のリリース・ノートでは、Oracle Apache モジュールとして参照します。 オラクル社は、このリリースで次の Oracle Apache モジュールをサポートしています。 Oracle Apache モジュール 説明 mod_ssl SSL サポート。 mod_perl Perl で Apache モジュールを作成するためのサポート。 mod_jserv サーブレット・エンジンとの通信。 mod_plsql PL/SQL サポート。 http_core 中核の Apache 機能。 mod_access ホスト・ベースのアクセス制御。クライアントのホスト名 または IP アドレスに基づいたアクセス制御を提供しま す。 mod_actions ファイルタイプ/メソッド・ベースのスクリプトの実行。 メディア・タイプまたは要求メソッドに基づいた CGI ス クリプト用に提供します。 mod_alias 別名およびリダイレクト。ドキュメント・ツリー上のホス ト・ファイルシステムの異なる部分のマッピングおよび URL のリダイレクト用に提供します。 mod_auth テキスト・ファイルを使用したユーザー認証。 mod_auth_anon 無名ユーザー認証、FTP 形式。 mod_autoindex 自動ディレクトリ・リスティング。 mod_cgi CGI スクリプトの実行。MIME タイプ・アプリケーション /x-httpd-cgi のファイルを処理します。 mod_define 構成の定義。 mod_digest MD5 の認証。MD5 Digest 認証を使用する、ユーザー認証 用に提供します。 mod_dir 基本ディレクトリ処理。後書きスラッシュのリダイレクト およびディレクトリ索引ファイル用に提供します。 既知の制約事項と制限事項 7 8 Oracle Apache モジュール 説明 mod_env 環境を CGI スクリプトにパスするもの。環境変数を CGI/SSI スクリプトに渡すために提供します。 mod_expires Expires:ヘッダーのリソースへの適用。ユーザー指定の基 準に従って、Expires ヘッダーを生成するために提供しま す。 mod_headers 任意の HTTP ヘッダーをリソースに追加する。ヘッダー は、マージ、置換または削除することができます。 mod_include サーバーで解析されるドキュメント。サーバー解析 HTML ドキュメント用に提供します。 mod_info サーバー構成情報。構成ファイル上のすべてのインストー ル済モジュールとディレクティブを含む、サーバー構成の 包括的な概要を提供します。 mod_log_config mod_log_common に置き換えられるユーザーによる構成 可能なロギング。Common Log Format またはユーザー指定 フォーマットを使用した、サーバーに対するロギング要求 用に、提供します。 mod_log_referer ドキュメント参照のロギング。サーバー上のドキュメント を参照するドキュメントのロギング用に提供します。 mod_mime ファイル拡張子を使用するドキュメント・タイプの決定。 mod_mime_magic マジック番号を使用するドキュメント・タイプの決定。コ ンテンツの数バイトを見てファイルの MIME タイプを決 定するために使用されます。 mod_negotiation コンテンツ・ネゴシエーション。 libproxy (mod_proxy) キャッシング・プロキシ機能。HTTP 1.0 キャッシング・ プロキシ・サーバー用に提供します。 mod_rewrite 通常の式を使用する URL とファイル名の強力なマッピン グ。稼動中に要求 URL を書き換えるためにルール・ベー スの書き換えエンジンを提供します。 mod_setenvif クライアント情報に基づいて環境変数を設定する。要求の 属性に基づいて環境変数を設定する機能用に提供します。 mod_so 実行時のモジュールのローディング・サポート。起動時あ るいは再起動時に、実行可能プログラムとモジュールを Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート Oracle Apache モジュール 説明 サーバーにローディングするために提供します。 mod_speling URL の微妙な入力ミスを自動的に修正する。ユーザーが 入力した URL の複数のスペルミスを、大文字使用を無視 したり、スペルミスを1つまで容認するなどして、修正を はかります。 mod_status サーバーのステータス表示。現行サーバーの統計を読みや すい形で示す HTML ページで表示して、サーバー管理者 がサーバーの稼動状況を確認できるようにします。 mod_unique_id 各要求に対する固有の要求識別子を生成する。 特定の状況下のすべての要求にわたって固有であると保 証されている各要求ごとのマジック・トークンを提供しま す。 mod_userdir ユーザーのホーム・ディレクトリ。ユーザー固有のディレ クトリ用に提供します。 mod_usertrack Cookies を使用したユーザー追跡。 mod_vhost_alias 動的に構成される大規模仮想ホスティングのサポート。 Oracle Internet Application Server 8i に含まれる、その他の Oracle Apache モジュールは、保証 やサポートのない、そのままの状態で提供されています。Apache Software Foundation または お客さまを含む、オラクル社以外からの Apache モジュールは、オラクル社ではサポートし ていません。 さらに、オラクル社は Oracle Apache モジュールのみを含む Apache の構成で再現できる問題 に対してのみ、技術的なサポートを提供します。 Standard Edition キャラクタ・セット キャラクタ・セット Oracle Internet Application Server 8i Standard Edition インストールの一部として提供されてい る初期データベースは、US7ASCII キャラクタ・セットを使用しています。インストール後 に、データベース・キャラクタ・セットを変更するには、sqlplus を使用してデータベース に接続し、次の文を入力してください。 SQL> alter database character set <character set> 詳細は、『Oracle8i NLS ガイド』を参照してください。 既知の制約事項と制限事項 9 mod_plsql 要件 特定のバックエンド・データベースに対して mod_plsql モジュールを使用するには、バック エンド・データベースに手動で WebDB ツールキット(OWA PL/SQL パッケージ)をインス トールする必要があります。OWA PL/SQL パッケージは、どのスキーマにもインストール できます(推奨するスキーマは、OWA_PUBLIC です)が、OWA PL/SQL パッケージは必ず システムに 1 つのみインストールするようにしてください。既存の Oracle Application Server のお客さまが、Oracle Internet Application Server 8i にアップグレードする場合は、これらの パッケージの古いバージョンを持っているので、必ず置換するように注意してください。 詳細は、『Oracle Internet Application Server 8i mod_plsql の使用』を参照してください。 Snakeoil 証明書(ダミーの証明書 証明書 ダミーの証明書)の置換 ダミーの証明書 の置換 サーバーを非本番モードでテストできるように、Snailoil 証明書(これはダミーの証明書で す)が Apache ビルドには含まれています。本番モードに移る前に、Snailoil 証明書を実際に 利用する証明書に置き換える必要があります。 Oracle8i Cache 構成 Oracle Internet Application Server 8i Enterprise Edition をインストールするとき、Oracle8i Cache をインストール中に構成するか、または、後に構成するかを選択できます。インストール 中に Oracle8i Cache を構成する場合、インストール手順では、次の Oracle8i Cache 属性に対 してデフォルト値を使用します。 ! Oracle8i Cache のホスト(デフォルトでは、ホスト名は、ドメイン名で修飾されます)。 ! Oracle8i Cache 名(デフォルトでは、<cache_nodename-cache>になります)。 ! Oracle8i Cache 用リスナーのポート番号(デフォルトでは、51719 です)。 ! Oracle8i Cache に割り当てられたメモリー(デフォルトでは、25 MB です)。 ! Oracle8i Cache に割り当てられたディスク領域(デフォルトでは、32 MB です)。 ! ディスク領域のあるファイルの位置(デフォルトでは、$ORACLE_HOME/dbs ディレ クトリです)。 デフォルト値以外の値を指定する場合は、インストール時に Oracle8i Cache の構成を行わな いと選択します。そして、インストールが正常に完了した後で、次のコマンドを使用して、 Oracle8i Cache Configuration Assistant をコールしてください。 prompt>$ORACLE_HOME/bin/wtacca -create -custom 10 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート 詳細は、Configuration Assistant のオンライン・ヘルプを-参照してください。 Oracle8i Cache 管理 GUI の使用可能性 このリリースでは、Oracle8i Cache 用の管理 GUI は、Window NT 上でのみ使用可能です。便 利なように、NT Enterprise Manager CD がこの CD バンドルに組み込まれています。これは、 どのプラットフォームで稼動している Oracle8i Cache の管理にも使用できます。Solaris Enterprise Manager ソフトウェアもこのリリースに含まれており、これは、他のすべての EnterpriseManager 機能に使用できますが、Oracle8i Cache 管理機能は、含みません。 Oracle8i Cache マネージャのインストールの手順は、『Oracle Internet Application Server 8i イ ンストレーション・ガイド』を参照してください。 Enterprise JavaBean( (EJB)の制約事項 )の制約事項 このリリースで、Oracle8i Cache に EJB(Enterprise JavaBean)を配置する場合、その EJB は、 JDBC の thin 接続でバックエンド・データベースに明示的にアクセスする必要があります。 EJB が JDBC の thin 接続を使用する場合、次のような制約があります。 1. TX_REQUIRES_NEW および TX_BEAN_MANAGED トランザクション属性は機能しま せん。 2. EJB から確立されたアウトバウンドの JDBC 接続は、EJB で仕切られたグローバル・ト ランザクションに自主的には参加しません。これを達成するには、Beans で同期インタ フェースをインプリメントして afterBegin()コールバックで XA start を明示的にコール し、さらに beforeCompletion()コールバックで XA commit/rollback を明示的にコールす る必要があります。たとえば、次のように行います。 package employeeServer; import java.sql.*; import javax.sql.*; import java.rmi.RemoteException; import javax.ejb.*; import javax.transaction.xa.*; import oracle.jdbc.driver.*; import oracle.jdbc.pool.*; import oracle.jdbc.xa.client.*; import oracle.jdbc.xa.OracleXid; 既知の制約事項と制限事項 11 import oracle.jdbc.xa.OracleXAException; public class EmployeeBean implements SessionBean, SessionSynchronization { SessionContext ctx; OracleXADataSource oxds; Connection conn; XAResource oxar; Xid xid ; public void afterBegin() throws RemoteException { // Start a transaction branch try { oxar.start (xid, XAResource.TMNOFLAGS); } catch (XAException e) { e.printStackTrace(); throw new RemoteException(e.getMessage()); } } public void beforeCompletion() throws RemoteException { // End the branch try { oxar.end(xid, XAResource.TMSUCCESS); // Do a 1 phase commit oxar.commit (xid, true); // or rollback if you want to abandon the change //oxar.rollback (xid); } catch (XAException e) { e.printStackTrace(); throw new RemoteException(e.getMessage()); } } 12 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート public void afterCompletion(boolean committed) throws RemoteException{ } public void ejbCreate() throws CreateException, RemoteException { try { oxds = new OracleXADataSource(); oxds.setURL("jdbc:oracle:thin:@dlsun74:5521:jis2"); oxds.setUser("scott"); oxds.setPassword("tiger"); // get a XA connection XAConnection pc = oxds.getXAConnection(); // Get a logical connection conn = pc.getConnection(); // Get XA resource handle oxar = pc.getXAResource(); xid = createXid(); } catch (Exception e) { e.printStackTrace(); throw new CreateException(e.getMessage()); } } Xid createXid() throws XAException { byte[] gid = new byte[1]; gid[0]= (byte) 1; byte[] bid = new byte[1]; bid[0]= (byte) 1; byte[] gtrid = new byte[64]; byte[] bqual = new byte[64]; System.arraycopy (gid, 0, gtrid, 0, 1); System.arraycopy (bid, 0, bqual, 0, 1); Xid xid = new OracleXid(0x1234, gtrid, bqual); return xid; } 既知の制約事項と制限事項 13 // // other methods go here // } OracleJSP の制限事項 OracleJSP は、JSP ページ内の SQLJ の使用をサポートします。これらのファイルには、拡張 子.sqljsp が付けられて、JSP トランスレータが SQLJ をコールすることを示します。この機 能は、このリリースでは完全には動作しません。ブラウザ経由で.sqljsp ファイルをコールす ると、次のようなエラーが報告されます。 java.lang.NoSuchMethodError: sqlj.tools.Sqlj: method resetStaticVariables()V この問題には、2 つの回避策があります。 1. 'ojspc'コマンドライン・ツールを使用して、SQLJSP ファイルに手動で翻訳前処理をし、 生成されたクラスを適切なディレクトリに入れます 2. このバグに対する修正を Oracle Technology Network(http://technet.oracle.com)からダウ ンロードします。この問題は、SQLJ.translator.zip の 8.1.6.1 より後のバージョンで修正 されています。 Oracle Reports Service セキュリティ・フレームワーク セキュリティ・フレームワーク Oracle Reports Service は、Oracle WebDB 2.2 と統合してエンタプライズ・セキュリティおよ び配置フレームワークを提供します。 WebDB 2.2 は、Oracle Reports のセキュリティのみの管理のために、Oracle Internet Application Server と一緒に提供されています。WebDB の他の機能を使用する場合は、別に WebDB を ライセンスする必要があります。WebDB リスナーは、WebDB 下の Reports セキュリティを 使用するようにインストールする必要があることに注意してください。これは、Oracle HTTP Server powered by Apache とは、別のポートにインストールする必要があります。 Oracle Forms Server 非 SSL リスナーの要件 Oracle Forms Server では、Apache が少なくとも 1 つのポート上で非 SSL モードでリスニン グしている必要があります。これは、Oracle JInitiator が SSL 経由で Forms Applet をダウンロー ドできないためです。 14 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート OPENSSL コマンドの-CONFIG オプションの要件 コマンドの 証明書または証明書要求を作成する openssl コマンドは、Apache/open_ssl/bin 上の openssl.cnf ファイルの位置を指定するために、-config オプションを付ける必要があります。 そうしないと、このコマンドは、失敗します。 たとえば、次のように行います。 prompt> openssl req -config $ORACLE_HOME/Apache/open_ssl/bin -new -x509 -days 365 -key ca.key -out ca.crt RC2 暗号化 このリリースでは、RC2 暗号化をサポートしていません。 各国語サポート( (NLS)考慮事項 )考慮事項 各国語サポート mod_plsql mod_plsql を構成する時、NLS_LANG 環境変数は、DAD レベルではなく、Web サーバー・ インスタンスごとのレベルで構成します。 Oracle Internet Application Server 8i インスタンスを開始する前に、正しい NLS_LANG を設定 していることを確認してください。 Oracle PSP Oracle PSP では、loadpsp コマンドを使用して PL/SQL Server Pages(PSP)をデータベース にロードする前に、NLS_LANG 環境変数を設定する必要があります。 OracleJSP JDBC OCI8 ドライバ経由で Oracle に接続する場合、jserv.properties に適切な NLS_LANG 設 定をする必要があります。たとえば、次のように行います。 wrapper.env=NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8 NLS_LANG 環境変数の詳細は、『Oracle8i NLS ガイド』を参照してください。. その他のリリース・ノート その他のリリース・ノート 個々の Oracle Internet Application Server コンポーネントをインストールすると、各コンポー ネントのリリース・ノートは、$ORACLE_HOME/relnotes ディレクトリにインストールされ、 これには、Oracle Internet Application Server 8i、OEM、ASO、JDBC、Net8、OiD クライアン 既知の制約事項と制限事項 15 ト、RDBMS、SQL*Plus、Intermedia、Oracle8i JVM、プリコンパイラおよび SQLJ のリリー ス・ノートが含まれています。 その他のリリース・ノートの詳細は、インストール後に次のファイルを参照してください。 Oracle XML Developer’s Kit( (XDK) ) $ORACLE_HOME/Apache/xdk/demo/xsql/relnotes.* $ORACLE_HOME/Apache/xdk/relnotes/classgen/relnotes.html $ORACLE_HOME/Apache/xdk/relnotes/parser/relnotes.html $ORACLE_HOME/Apache/xdk/relnotes/transviewer/relnotes.html $ORACLE_HOME/Apache/xdk/relnotes/xsql/relnotes.html OracleJSP $ORACLE_HOME/Apache/Ojsp/docs/releasenotes_10061 Oracle Forms $ORACLE_HOME/6iserver/doc60/admin/manuals/US/relnotef.* Oracle Reports $ORACLE_HOME/6iserver/doc60/admin/manuals/US/relnoter.* mod_perl Perl DBD/DBI のインストールおよび構築の手順は、http://technet.oracle.com の Oracle Technology Network で参照できます。 16 Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solarisリリース・ノート