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『導入するなら今しかない』 「・・・今までと同じようにPBX
MEDiA IP PHONE Full-IP パッケージ 導入事例 株式会社構造システム/株式会社建築ピボット プロファイル 株式会社構造システム 『導入するなら今しかない』 業務概要 「・・・今までと同じようにPBXを買い換えてもまた十数年、 ・ ・ ・ ・ 建築分野のプログラム開発 建築ITソリューション 建築分野のパッケージソフト販売 建築分野の各種データベース作成、販売 代表取締役会長 滝野文雄 代表取締役社長 天神良久 従業員数 “電話だけの機能”というのは恐ろしいでしょう」 <導入背景> IP電話の導入を決断した瞬間 95名(関連会社含む) 「5年くらい前から、インターネットフォンとかスカイプとか、IP電 関連会社 話の話も聞いてきましたが、いつの間にか世の中にIP電話が 株式会社建築ピボット 浸透してきましたし、電話設備の更改時期でもあり、『導入する 株式会社アイティユー なら今しかない』と。(総務部部長 石神氏)」2006年初夏、総 特長 務部の石神氏と開発部門の千葉氏はIP電話の市場への普及 建築、構造とCADのプログラム開発と、そ を感じ、IP電話の買い換えを決断した。 れに関連するインターネットの技術開発を 現所在地界隈での移転や同ビル内でのフロア間の移動を繰り 行う。その長年培ってきた開発技術、ノウ 返していた同社は、電話設備の移設費に悩まされていた。加 ハウを生かし、ITソリューション事業、シス えて、20年ほど利用していた電話設備について、既存設備会 テムインテグレーション事業も手がける。 社からは移設のたびに部品の生産停止を伝えられ、いつ壊れ 時代のニーズに即応し、インターネットを てもおかしくない不安があった。 株式会社構造システム 総務部部長 石神 絢夫 氏(右) 株式会社建築ピボット 開発部門 マネージャー 千葉 慎二 氏(左) 中心とした事業を積極的に行うことを目指 している。 URL http://www.kozo.co.jp/ 社内ネットワーク設備であとひとつ、足りなかったもの 「(他の通信インフラはすべて自社構築できるのに)電話だけがPBX※というのはいつまでたっても KEYWORD 乖離していますよね。今までと同じようにPBXを買い換えてもまた十数年、“電話だけの機能”という のは恐ろしいでしょう。(石神氏)」 ○MEDiA IP PHONE Full-IP パッケージ SI Pサー バ タイ プ のフ ル IP テレフ ォ ニー システム。 主な特長 ①PBXが不要 ②LAN配線でPCと電話を一元管理 ③番号ポータビリティ機能 ④アプリケーション連携( CTI等) ⑤社内で内線設定可能 ○アプリケーション連動 LANでつながるフルIPテレフォニーシステ ムにより、PCと電話の連携が実現。 電話としての機能だけでなく、電話着信時 のPC上の顧客情報ポップアップ、PCから の発着信、プレゼンス確認、スケジュール 管理等が可能となる。 建築分野のプログラム開発、ITソリューションの提供を行う同社の社内ネットワーク設備は、設立初 期の段階から自社で構築していた。ソフト開発を行う上で、コンピュータ、ネットワークといった社内の 通信インフラの設定構築はもちろん、物理的なLANケーブルの配線工事も自前で行っていた。 移転やフロア間の移設が定期的に行われる同社は、唯一、電話周りの設備だけ、自社で構築でき ないことにもどかしさを感じていた。これを解決に導いたのが、メディア(注)の「MEDiA IP PHONE FullIPパッケージ(以下、Mフォン)」である。 ※PBX (ピー・ビー・エックス):宅内交換機。企業内で内線電話などの機能を実現する装置。 「一番いいのは引き回しの柔軟さと、アプリケーション連動」 電話設備の買い換えにあたっては、既存設備の会社と、メディアの2社で選定を行った。既存設備 会社からの提案は、IPに対応できるPBXタイプのもの、メディアの提案はLANケーブルで電話端末と PCをつなげるFull-IPタイプのものであった。LANケーブルの配線も自社内で行っている同社にとっ て、メディアのMフォンは、社内ネットワーク構築のノウハウをそのまま利用して導入できる自由度の 高いサービスであった。「うちはこれ以上ケーブルを増やしたくなかったので、PCと電話の配線が ○アプリケーションのAPI開示 API…Application Program Interface ソフトウェアを開発する際に使用できる命 令や関数の集合。また、それらを利用する ためのプログラム上の手続きを定めた規 約の集合。 MEDiA IP PHONE Full-IP パッケージと 連携するアプリケーションのAPIの開示に より、Mフォンと別のシステムとを連携させ るなど、企業様の個別環境に合わせた自 由度の高いシステム構築を実現する。 1本にまとまるのも大きかったです(開発部門マネージャー 千葉氏)」 さらに、LANケーブルでPCと接続することで、PCと電話のアプリケー ション連動ができることも決め手のひとつとなった。自社で開発してきた システムと、独立していた電話を連動させることで広がるビジネスの可能 性。「電話とシステムが連動しているというのは非常に魅力的で、一番い いのは引き回しの柔軟さと、アプリケーション連動でした(千葉氏)」 こうして、石神氏、千葉氏はMフォンの採用を決めた。「社内用のパンフ レットを作って、IP電話の定義だとかメリットデメリット含めて社内で説明 をしたり、説得をしたり。メディアさんと一緒に導入を進めていきました (石神氏)」 <導入効果> 好きなように、好きなところで・・・ 「(Mフォンを導入してからは)席替えをしても、フロア間の移動も電話とPCだけ持って移動すれば済み カチッ! ます。今までの電話設備は座席位置が電話の配線のために形を規定されてしまっていましたが、今は必 IP電話に LANケーブルを 差し込むだけで 要なとき、必要なタイミングで自由に移動させることができるようになりました(石神氏、千葉氏)」 OK! Mフォンの導入によりまず改善されたことが、ビジネスに直結するレイアウト変更のスピードアップである。 「何ヶ月も前から(移設工事を)予約して、準備して、また数ヵ月後にガラッと変える必要が出てくる(石神 LANケーブルさえあれば、電話を立ち上げられる。 氏)」とレイアウト変更の機会が多い同社は、フロアをまたいでの大移動を行うこともあり、そのために費や す時間と費用は軽視できなかった。 「よく言われているデータと音声の統合というのは、電話もネットワークも統一的に管理できるので、(社 内インフラの)管理者からすると非常にありがたい。」と千葉氏は言う。「ある階の半フロアに入っている関 連会社もIP化するつもりですが、それも好きなときにやれる。来月とかね。自分のタイミングで好きなように、 好きなところでできる、というのがいいですね。(石神氏)」 電話を制御するSIPサーバとPSTNゲートウェイ。 コンパクトで、サーバールームでも場所をとらない。 電話取次ぎの㊙対応 もう一つ、導入の決め手となったアプリ連動により、電話の取次ぎ業務にも効果が出た。Mフォンアプリ に何万件とあるユーザのデータを登録し、主に電話の一次受けをする社員の間で活用している。「携帯 電話がこれだけ普及しているので、携帯世代には電話番号と名前が表示されるのが自然っていう感覚が A社の○○様から… 担当のBさんは… ありますね(千葉氏)」データの登録により、かかってきた電話が既ユーザか、取引先か、社内の人間か、 初めての問合せかがPC上のポップアップで確認できるため、取次ぎの要否を早い段階で判断し、効率的 事前にお客様情報を把握することにより、能動的で スピーディーな対応が可能となる。 な対応が可能になった。 <今後の展望> ユーザの高い満足度を求めて 利便性の高い社内運用を実現した同社は、今後、アプリケーションのAPI開示を受け、自社の顧客管理 や販売管理のシステムとの本格的な連動を考えている。 「将来的には会員専用のサポートシステムを開設したいと思っています。会員の電話番号を登録して、 専用ダイヤルにかかってきた際に、今までの販売履歴や問合せ履歴を確認できる、今まで以上に満足し ていただけるきめ細かなサポートが可能になると思います(千葉氏)」 現在、ユーザサポート業務は主にメールで行っている。履歴を残す目的もあり一般化しているメールだ が、直接会話のできる電話のほうが行き違いなく、ユーザの求める迅速な対応ができることもあるだろう。 自社システムとMフォンを連動させることで、今ある業務オペレーションを改善し、同社を支える数万のユーザの満足度向上を目指す。この新 しい取り組みを、メディアのMフォンがサポートする。 <ネットワーク構成イメージ> <導入端末台数> • 5階 : 39台 • 6階 : 15台 • 9階 : 18台 計 72台 9階 MEDiA 光アクセス UCOM網 6階 GW GW 5階 SIPサーバ アプリケーション サーバ PSTNゲートウェイ Internet網 一般公衆 回線 サーバルーム MEDiA光アクセス 一般公衆回線(FAX・バックアップ) (注)文中の“メディア”について・・・株式会社メディアは、2007年10月1日より株式会社UCOMと合併し、株式会社UCOMに社名変更いたしました。 お問い合わせ 株式会社UCOM http://www.fttx.co.jp/ 東京都港区芝浦4-2-8 住友不動産三田ツインビル東館 TEL:03-4400-6100 FAX:03-4400-6199 一般公衆回線