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資料3 「さいたま市のシンボルと思える」参考事例(PDF形式:276KB)
資料3 「さいたま市のシンボルと思える」参考事例 ●都市の自然環境のシンボルとなる事例 地域のシンボルとなるデザイン・設備等の事例 資源エネルギー庁の補助を受け「糸満市新エネルギー政 ●都市の歴史性のシンボルとなる事例 策ビジョン」を策定し、環境に優しい庁舎を目指して、 新庁舎には、太陽光発電パネルの架台であるシェルタ ー・ルーバー等を大規模に設けている。(糸満市役所、 平成14年竣工)※第8回資料再掲 日本の伝統を建築にも反映させる風潮の中、頂部に城 郭風の屋根を乗せた特異な意匠(「帝冠様式」 )を用い、 名古屋城・名古屋市役所本庁舎との調和も配慮され、 広く人々に親しまれている。(愛知県庁、昭和13年 竣工) 小牧市のシンボルである小牧山への連続性と広がり を持たせるため、新庁舎を小牧山に隣接して配置する 全国の庁舎で唯一のドーム型屋根様式であり、都道府県 とともに、低層階の屋上を緑化する計画とした。 (小 庁舎としては全国でも古いもので、愛媛県に残る数少な 牧市役所、平成24年竣工) い近代洋風建築物として親しまれている。映画のロケの 他、見学会などが行われている。 (愛媛県庁、昭和4年 ●都市の産業・文化のシンボルとなる事例 竣工) まちの中心として、市民が親しみやすい庁舎とするため ●都市の活力、拠点性のシンボルとなる事例 北国街道、黒壁などに象徴される、地域固有の文化がま ちの中に生きる長浜市のイメージを表現し、色褪せるこ 甲府市における中心施設として、人がつどい賑わいを生 となく永く市民に愛されるシンボルとして、市庁舎の外 むこと、さらに新庁舎を拠点に人が楽しく「歩く街」に 観をデザインした。 (長浜市役所、平成27年竣工予定) なることで、中心市街地の活性化につながるような施設 を目指すとともに、甲府の美しい風景のシンボル、『ブ ドウ棚』をイメージさせる太陽光発電パネルで、建物や 広場を覆い、本庁舎を市民が集い賑わう場所のシンボル とした。(甲府市役所、平成25年竣工) 新庁舎を、まちなみに溶け込み、歴史・景観、産業活 動などの豊富な地域資源を全国に発信し、新しい活力 防災公園を設ける他、業務核都市として、国や都と連 を導き出す拠点とするため、地域資源である酒造業 携した南関東地域における広域防災拠点機能を持つ (酒樽)をイメージしたデザインとした。(京都市伏 とともに、屋上を緑化し、市民・周辺住民の交流等の 見区役所、平成21年竣工) 場として広場を整備するなど、周辺の自然環境やまち なみとの一体感・開放感のある建物形態・配置など、 景観形成に配慮した。 (立川市役所、平成22年竣工) ※第8回資料再掲 第9回さいたま市本庁舎整備審議会 会議資料 1 / 3 ページ シビック・プライドとは シビック・プライドの醸成を促す空間等の事例 ●大規模なイベントを開催できる空間を備えた事例 まちに対する誇りや愛着を指す。 「郷土愛」とは意味合いが異なり、まちをより良くするための取組に関 わろうとする意識を伴うものであり、さらには、生まれ育った場所に関係なく、そのまちに関わる様々 な人が持つことができるものである。 ●市民の拠り所としての活用が可能な空間を備えた事例 青の間(ブルーホール)と呼ばれる大広間では、毎年、 歴史的建造物である本庁舎前の広場は、市の各種行 ノーベル賞受賞祝賀晩餐会が開かれている。市庁舎は観 事の場となるほか、冬季は市民のスケートリンクと 光名所になっており、ガイドツアーで見学できる。(ス して親しまれている。 (パリ市役所、明治25年竣 トックホルム市役所、大正12年竣工) 「ナカドマ」を配し、誰もが気軽に立ち寄れる空間と したほか、全市的イベント等に積極的に活用してい る。(長岡市役所、平成24年竣工) 工) 国登録有形文化財である神奈川県庁本庁舎に関心や 親しみを持ってもらうため、大会議場を結婚式場とし て提供し、結婚式を挙げる人を募集している。(神奈 川県庁、昭和3年竣工) 「都心のにぎわいづくりの空間」として、屋 庁舎を都民の集いの場とするため都民広場を配置し、各 外ステージ屋根、移動式ステージを備えた人 種イベントを開催しているほか、東京都による表彰等の 工芝の広場であり、様々なイベントが開催さ 会場としても活用している。(東京都庁、平成2年) れている。市が利用しない期間は、民間事業 者が広場でイベントを開催することができ、 周辺地区の賑わい創出にもつながっている。 (福岡市役所、昭和63年竣工) 利用しやすく気軽に訪れることのできる庁舎を目指し て「県民サービスゾーン」を設けている。「とちぎの魅 力」コーナーでは、郷土の多彩な特色や魅力を歴史文化、 自然などのジャンル別に展示している。(栃木県庁、平 成19年竣工) 全市的なイベントや展示が開催可能な玄関ホールを備え、催し等を開催している。 (大阪市役 所、昭和60年竣工) 第9回さいたま市本庁舎整備審議会 会議資料 2 / 3 ページ さいたま市が目指す方向性 さいたま市総合振興計画(基本構想) 将来都市像 多彩な都市活動が展開され る東日本の交流拠点都市 本市には、新幹線 5 路線などが集まる交通の要衝という特性に加え、 東北自動車道などの高速道路の利便性にも優れ、100 万人を超える人 口規模、また、様々な都市機能の集積があります。さいたま新都心の 整備を契機として、ヒト・モノ・情報の拠点性を高めながら、新しい 産業や多種多様な市民活動を創造して、国内外と交流する活力ある自 立都市を目指します。 見沼の緑と荒川の水に象徴 される環境共生都市 本市には、首都圏有数の自然資源として中央部には見沼田圃、西 部には荒川、東部には自然豊かな元荒川などがあり、また、様々な 生物が生息する緑地や水辺も残されています。このような空間を保 全、再生、創出するとともに、地球環境問題にも積極的に取り組み、 人と自然が共生する緑豊かな都市を目指します。 若い力の育つゆとりある 生活文化都市 福祉・教育などの社会的なサービスや様々な生活基盤の充実を図 り、すべての市民が多様な価値観やライフスタイルに応じた質の高 い、心豊かな生活を送ることができる都市づくりを進めます。 また、時代を担う人材を育て、新しい文化を生み出す個性と魅力 あふれる都市を目指します。 第9回さいたま市本庁舎整備審議会 会議資料 3 / 3 ページ