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音楽科が「総合的な学習の時間」 にかかわる可能性
膏楽科が「総合的な学饗の時鐸到にかかわる可能性 95 音楽科が「縫合的な学習の時閥」にかかわる可能性 稲 毛 光 司／畢繁犠欝学校教諭／ 音楽科の授業は・楽麟を上手に演奏するための練鷲や，教科書掲載の音楽を鑑賞することに終始 しオ§ちである。「音楽は好きだカ§学季交でやる音楽は嫌い」 という子僕iたちも， 農分で菱子きな音楽を選 び｛難生的に楽しんでいるという矛摩した状溌がある。学校の音楽と子瑛たちを取酵巻く音楽との状 溌はますます震離していくように感じる。その大きな糠譲の…・つは授業で選捉される教材とその緩 いの罷題であると考える。本稿ではぜわたしの膏薬づく製を核にして試みた実践をもとに「総合 的な学習の時剛に音楽科がかかわる再龍性を「講擦礫解まと「総合表醗活動」のi二1つの麗露から 考察していく。 〔キーワード） 「総合的馨学習の時購達 曝燦蓬解 罠族鯵奪膏薬 畜楽づく辱 縫合表現活動 は じ め に しそグ）串で，教稗の学饗を軽視した吟，その一方で教 科の存窪を危機感を強めた脅しているようにも患われ る。「総合的な学習の鋳翻への取緩みにおいては，擁 私は，はじめ「ガムランオってどういう奮楽な をテーマとして，どの鎮域を中心にして取1）緩むの のかわか琴ませんでした。でも，今はわか諺ま か，そのための条件整備をどうするのかといったよう す。たくさんガムランの音楽をきいて，それを参 に，「はじめに総合あむき」「はじめに湧勇あ軽き」と 考にして，衰分たちで焦るぐらいになったので いう発想が先立ち，さながら新しい教科が一一つ培えた す。すごいことだと思います。最赫に，麟として ような感さえある。 できたときのうれしさは，忘れられないことだと ここで，もう一度ヂ総合的な学習の鋳総」麟設の趣 思います。 雪を見つめ蔑し，教科の学習の充実なくしては「総合 「私たちのガムラン」…雍分たちで偉麟〔？1し 糞勺な豊霊習の時間」のi確実は有蓉羊辱ないこと，「総合的な た。嚢分たちががくふを書いた。すべて，「嚢分 学習の時灘を支えるのは教科，領綾で培われる資質 たち」です。これは，私たちのキーワードなのか や能力であることを再確認する必要がある。 もし農ません。もう，5年能です。嚢宣していか なければなりません。それを考えると，ガムラン を舞った私たちは，少し大人になったのかもしれ 1．「総合的な学習の暗闘」に音楽科 がかかわる側面 ません。 〔1）音楽のもつ総合牲を隻かして 男子が，練習をしてくれなかった鯵，どうして 璽） 文鷲二的霧在としての奮楽 もリズムが患いつかなかった軽。本裏紅いろいろ 今ヒ1，畜楽の在り方を考えてみると音楽はそれ礁体 なことに苦労したと思います。でも，本禦にガム が独蓑窪に存姦するように見える。しかし，歴艶釣に見 ランをやってよかったと患炉ます。 ても音楽は，様々な分野とかかわ弩をもって存在して きていることが言える。鰐えば，次のようなかかわ琴 この感想は，「わたしたちのガムラン」（第5学隼後 である。 連｝の授業後にF子が書いたものである。 一つ霞は，飽の芸術領域とのかかわ諺である。オペ 演奏手交能の癖、紅や表現の高ま琴、または，表1藩一との ラやミュージカル，歌舞伎などの鱗を挙げるまでもな 楽しさに濤が響きがちな饗楽麟の授業において，農分 く，膏薬は，演麟，舞踊，美徳，文学，醗瞬などとの 嚢身の成長の藝葺覚を書き記したF子の懇懇が，私たち 連携を強くもち，互いに影響し合いながら発展し，麟 教締に投げかけるものは大きい。「子供ぽ学びたがって 造を繰弩返してきた。 いる存在」であるという。しかし，ともすれば，いか 二つ目に，縫会とのかかわ鯵である。音楽の多くは に学習内容を効率良く的確に子僕たちに定着すること 災族の投会風習，宗教，政治などの影響を受け，独毯 ができるかを努力し，特に音楽科でぽ，素晴らしい， の様相を呈し，纏牲的に存在している。饑えば，罠族 高度な表現を指陶してこなかったかと反省させられる。 的な鳶楽といえば，素縫な，未発達な音楽，またぱ， 来たる2暮02年から導入される「総合的な学習の暗 独特のエスニックな趣のある音楽ととらえがちである 闘」が教育現場では最も麗心の高いことである。しか が，文紀人類学的に言えば，ヨーロッパの音楽もアジ 鱒 篠島大学教育実践羅究統要第鐙号 アの音楽もアフ》カの音楽も，9本の膏薬も罠族麟音 2鯵昏轡一12 かと欝えば軽視されてきた藻分ではないだろうか。こ 楽ととらえる凝念が広がってきている。 れからの音楽科教育では，この藻分を大塚にしながら 三三つ蓑に，各種メディアとかかわ鯵である。マスコ 進めていく必要があると考える。 ミュニケーションの発達やパーソナルコンピュータの これまで遊べてきた音楽の総合牲を「総合釣な学欝 高性能龍・至難懸毒各イとに伴うインターネッ誉の普及，鷺 の時剛に生かすようなアプ欝一チを考えてみたい。 楽メディアの多様髭とその消費層の拡大など，今督， 「文でと豹存姦としての音楽斐と逮べたが，その中でも 音楽を楽しむ方法は多種多様になってきた。また，デ 社会的な観点から見れば羅無理解の頷綾とのかかわり ジタル妓籍の進歩は，コンピュータを繕いた正確で震 が強く，芸術・表現的な観点から見れば，鯵芸術との の高い音楽を提撰iできるようになった。その反麟，生 かかわ季〉を無視することはできな秘㌔ の音楽への希求，本鞠指癖が強くなっている現象にも 次章では．この二つの醸から音楽科がかかわるヂ総 涯舞する必要があろう。 合的な学習の時剛について考えていく。 畜楽をそのものだけでとらえるのではなく，その背 景を含めてとらえること，つまり，文化的な存在であ 2．国際理解にかかわる側面から ると瞬時に総合的な存！在ととらえることが大切である 瞬今霞的課題としての覆際選解 と考える。 新学習旛導要鎮の総雛ではヂ総合的な学習の時剛 の学習活動膏彗に，「羅隆運解，篶報，環境，福鮭・健康 ②音楽活動の総合牲 などの獲麟：的・総合麟な課題涯「児童の興練・縫毛・に基 音楽を活動懸から見てみると，音楽活壷には麹との づく課題」馳域や学校の特色に慈じた課題達の三つの かかわ韓が必然的に存在する。特に，演奏者と聴衆， 鯵が示されている。 演奏者簾互など，入と人とのかかわりである。それ そのうち国際瑳解については，中央教育審議会の答 は，音楽科の授業においても瞬様で，授業の申で中心 申r欝澄紀を展望した義が国の教育の在弩方雌（単成8 的に扱われるアン号ンブル活嚢はr友達の音を聴きな 隼7層〉で，続会の変化に伴う今日麟な教奮課題とし がら蕎を発する涯「友達と音を合わせたり重ねたりす て，醒際化．講報髭，科学妓籍の発展，環境などを薮 る顕「パートの役麟を主張しつつ全体の講秘を考える」 陰上げ，これからの教育の在韓方について示してい など，一緒に活動する友達の存姦が欠かせない。そし る。そして，醒際遷解教育については，縫会の醒際化 てそのとき，子僕の中では講時にいろいろなこと（音 に対感ずる教育の留意点として，次の慕点を挙げている。 量，音程，表憶，タイミング，など〉を瞬間的に統合 して音を発した辱聴いた脅していることを見逸しては ○ 広い視野をもち，異文化を選解するととも ならない。この点で，音楽科の本質は「懸盤の発揮と に，これを尊重する態度や異なる文乾を持った 地との鶴講」であ琴，「総合的な活動」であると言え 人々と共に生きていく資質や能力の育成を麟る る。このことは，授業だ1ナに留まらずあらゆる音楽活 》＞ 一 ）o 動，特に隻影で膏薬をつく辱■1：げる種類のものには不 O 購燦理解のためにも，日本人として，また， 可欠な，簸も大総な要素であると考える。 懸人としての農己σ）確立を馨ること。 また，音楽科の授業は必然麟に「魑と集露の学び」 ○ 醗無縫会において，穣手の立場を尊重しつ を軸に展鵜される。この「集羅涯は，少人数のグルー つ，自分の考えや意思を表現できる基礎的な力 プであった弩．学綴全体であった1フするものの，合曝 を育成する観点から，外露語能力の基礎や表現 や合奏，翻葬などのいろいろな学欝場露で，懇鷲の追 力等のコミュニケーシ葺ン能力の青鮫を懸ること。 求作業や友達との兵籍1作業，試行錯誤，飽の表現や評 懸からの影響，集鰯での練妻｝一とげ，学綴全員で感じる さらに，「国嚢祭藻解教育は，各教科，道徳．特琵舞章義勤 一体感など，魑教稗では経験できない学びの道筋かある。 などのいずれを闘わず推進されるべきもの蓬であ諺， これら音楽活動が本来的にもっている「弛とのかか 「単に知1識遷解にとどめることなく，棒験的な学習や わぎ擁や「懇と集懇の学び雄といった総合性を生かす 課題学習などをふんだんに取蓼入れて，実践的な態度 ことが大切である。つま季｝，表面的な演奏の鐵来駿えや や資質，縫方を育綾1していく必要1がある」としている。 表現技能の巧譲を縫うのではなく，「その音楽をどのよ うにとらえ，かかわったのか3「追求の過程で友達とどの （2） 新誌案導要領とのかかわ辱から ように高め合ったのかまなど，子僕の海霧的なものを縫 答串にゼ各教科，道徳，特鼕鼕活動のいずれを闘わず うことをもっと重視していかなければならないと考える。 推進輩とあるが，学習内容で曇際理解教育（特に外麟 このような音楽や音楽活動に対する見方は，表現と 新指導要領を見てみると，まず，音楽科以舞の教科， 鑑賞の活動を中心とする青楽科教育の申では，どちら 領域では次のように整遅できる。 についてを扱う〉に縫達したものはどの程護：あるのか 警楽科が「総合的な学習の鋳翻にかかわる胃能牲 97 解を中心に扱った学習活動には，次のようなものが紹 馨語科二 罫轡1界の風土や文箆などに理解をもち，国 介されている。 際協調の精神を養うのに役立つ教材を選 撰する藩 （教韓選摂の醗薩事項〉 ム貰 科 「人々の生活や産業と国内の飽地織や外羅 とのかかわ季擁 （尋学年〉 r蟹土の位置を擾う鰹に近隣諸鐵を取毒上 げること」 （5学年！ ○○○ 縫 ○ 英会誌活動を生かした外国人との交流 （AもTの活灘を含む〉 興味のある麟についてテーマを決めて調べる 地域の人；緩を活爾して外鑓の料理づく弩体験 地蟻の騰毒から縫雰の騨）へなど 「我方薩蚕と経済や文｛となどの書嚢でつな力書諺 」 1 が深い羅の人々の生活の様子珪 これらの学習活動の中では，直接体験の重視，外幾 「我が蟹の醒際交流や雲際協力の様子およ 人との交流の設定（地域の人材の活鋤，調べ学習の充 び魑鰹連合の鋤きま （6学隼／ 実（図書館やインターネットの活霧，奮闘家へのイン 購礁科： 「義が麟や諸外国の親しみのある美術の鑑 賞涯 （高学隼〉 遵 徳： F義が国の文化と伝統に親しみ，羅を愛す タビュー1，表現の機会や場の拡大（学習のまとめ方， ポスターセッション，○○フェスティバル）など，単 元購想や展調の中で単に知識・遜解に片寄らない工夫 る心をもつとともに，外国の人々や文銘 がなされている。 に縫心をもつ」 （中学年〉 「総合的な学饗の時鶴聾においても，知的な追究と感 「興国の人々や文乾を大影にする’むをも 覚麟な追求のバランスを蟹っていく必要があむ，その ち，彗本人としての自覚をもって量雰の 点で音楽の果たす役割は大きいと考える。しかし，実 人々との幾善に努める」 （高学年〉 践纒から音楽とのかかわ諺を見てみると，音楽を追究 のきっかけとした鞍，調べるテーマとして音楽を選択 一方，音楽科の内容に外醗を直接イメージできるも 肢に設けた諺する倒もあるが，璽鰹交流ヂ）場において のはどの程度あるか，整理してみる。 英藷の歌を歌い交流会の雰雲気を棲ませるなど，補勘 内容B鑑賞の各学隼！21一イには，次のような教材選 的な，道具的な役羅を負わされていることが多い。 訳の留意事項が示されている。 3、音楽科から毯雰を開く 「行進慈，騰むの音楽，身体反繕の快さを感じ取琴 ｛｛｝バラエティに富んだ教秘 やすい音楽」 （低学年1 先に音楽科の内容で直接国際理解教育にかかわる部 「麟の音楽，管弦楽の畜楽，郷土の音楽，人々に長 分は少ないと達べたが，実繰に子棋たちが取嬬簸む教 く親しまれている音楽」 （串学隼） 科書揚載の教赫をみると，取穆上げられているものに 「歌麹，室内楽の音楽，箏や尺八を含めた我が醒の 外縷の露が葬常に多いことに気縁く。 音楽，諸外国に｛云わる音楽」 （高学隼〉 鯵えば，表現教材（麟名／として，ボヘミア，アメ リカ，フランス．インドネシア，ドイツ，フィリピ また，楽器の取扱いとして， 一 ン。鑑賞教耕（作懸者／として，ミーチャム，アンダー ソン，イエッセル，ラモー，シュトラウス，モーツァ 「各学年で取1？上げる打楽器は，木琴，鉄琴．義が ルト，プ麗コフイエフ，ベートーベン。 国や諸外国に伝わる楽器を含めて…感 このように，教科書のレ2学年の教材だけとって 「第5学年及び第6学年で取毒上げる縫律楽器は， みても，これだけの外麟の音楽が教材として取吟上げ 銭轡の楽器を含めて電子楽器，義が轡や諸外麟に られている。これが小学校6奪溝，中学校3年露と音 転わる楽器の中から…」 楽科の授業の中でどれほど外国ヂ）音楽を擾うかを考え L＿ れ．ば，音楽科が常に外欝文化の一編とかかわ暮合って と，示している。 いることが想像できる。これだけ8常的に外聾文髭と このように，小学校§隼露の学習内容の中で外国を ふれ合う教科は音楽科舞舞にはない。ここに，音楽が 直接搬う内容は意外に少ない。音楽科の内容からも， 子僕と量雰とを結びつける璽能牲を強く感じることが 国隆運解教畜への直接的なかかわ瞬まあま善見当たら できるのである。 ない。その点からも「総合的な学習の縛剛への簸待 しかし，これまでこれらの外瞬の音楽を「文化」と が大きいよう｝こ感じる。 して籔い，国際蓬解の対象としてきたかと鷺えば・表 現や鑑賞の素材として，または、音楽の諸要素を子僕 麟 先進校の実践に見る醒瞭理解教育，そして音楽 にとらえさせるための道具としてしかとらえてこなか 「総合的な学習の時剛の実践先進校における麟藻理 ったのではないだろうか。また，それらの外国麟を表 98 2駐β春一薫2 纏島大学教育実践羅究紀要第39号 現する羅の子僕たちも，唇本語の歌詞が付いているこ をつくって表現していくことをねらいとして購懇し とや，童謡として小さいうちから鶉しまれてきたこと た。ガムランは金属打楽器を主簿とし，様々な鐘の類 などから外国を感じることはできないでいる。 から構域される合奏である。鉄琴やグ滋ッケン，打楽 器など身透な楽器や使われている音色に観た音素材を 1鱒 実践から「総合鈎な学習砂縛闘まを考える 発つ諺，自密な発想で表現することができることから そこで．単なる表現や鑑賞の活動だけに終らない， この難の子供たちが学習する一とで簸魑があると考えた。 さらに音楽から国漢遷解に1纏ナて発展が可能な題材展 縫を考えてみたい。その音楽の背景にある文銘に興 ［コ 授業紛実際 瞭・感心を抱いた鋒，その国をもっと知ろうとした脅 まず，インドネシアの子供の歌を歎つた辱，民族芸 することにつながる題材構想である。 能（ガムランを中心とし，ケチャ，バ資ンダンス，レ その一つの駕籠牲として「艮族的な音楽を撮った音 ゴンダンスなど）のCDやVT衰を鑑賞したりするこ 楽づく絹を中心とした題材の実践を紹介していく。 とを通して，インドネシアの膏楽の雰囲気菰浸らせ， そこから，壼楽轡が「総合麟な学習の時聡」や国際遷 ガムランヘの縫心を高めていった。 解教奮にかかわっていく可能性を探っていく。 子僕たちがガムランをつくっていく過程はワークシー 教材として取軽上げたものは，昆族的な音楽の典型 トを提示し，基本的な音の緩み合わせ方については共 的なものであるが，あわせて，轟本のポピュラー音楽 通に撮った。その後は，ガムランの鑑賞を通して得た 作品の中で，それら罠族的な音楽の影響を受けている イメージを基に熱熱こ工夫させ，その中で子供たちの ものも取む上げている。なぜなら，これらの作品は， ガムランとインドネシアのガムランとを聴き箆べる活 経本の音楽文他と外馨音楽文化との鞍合を具体化する 動を設定し，音色や音楽の権威などの特騒に気付くこ 一一 浮ﾅあ弩，子妻たちが欝指す一つのサンプルにな吟得 とができるようにしていった。ガムラン特有の音の響 ると考えるからである。なお，ここでは瞭本の音楽ま きを感じ取鯵ながら，試行錯誤しながら自分たちのガ の定義付けはしないが，いわ顧る曇本の伝統音楽だけを ムランをつく弩■しげていったのである。 もってそれを示すことは現状にそぐわないと考えている。 この題材を通して，段鼻には雍分たちがまだ窯らな い多様な音楽が存在していることに気鴛ことができた 一《実践倒嘩》 ・ 子婁が多く見られた。また，前年度経験したアジア諸 題材名：「わたしたちの寿ムラン」 （第5学隼／ 国からの留学生との交流を通して，嵐く量雰の瞬々につ （平成？年度 編島大学教育学蔀総最小羅究公醗刃 いて興縁・縫心を高めてきたこともあ章），広く盤界の音 楽を聴いてみたいと鷺心を高めたりする姿も見られた。 （教秘〉 ζC i C A K湛（インドネシアの子僕の歌〉 一《実践擁2》 『さあ おどりましょう垂（インドネシア民謡1 題韓名： ゼみんなでカーニバル」 （第淫学年〉 儘賞／ 福島大学教育学部欝屈小藩究公灘 1平成9年度 ガムラン（各種／ ケチャ 舞er蹴離麟（富木秘史 講／襲 丁纒300擁演奏｝ 1 〈教材〉 匿おどれ号ンバ垂（中村佐穂子 詞／ブラジル民謡1 □ 題材の霞標 茎 戻族的な音楽や楽器の音色に縫心をもち，進んで 経鼻各麟の音楽にふれようとする。 12｝ガムラン特有の音の響きや音楽を構成している要 置建鷺A蔓￥駐∼WAになって踊ろう∼圭 （長万部太郎 詞／麟 AG縫A羅A演奏／ （鑑賞1 リオのカーニバル（VT艮〉 素を感じ取む，身の麟琴にある楽器や音素材を緩み 合わせて工夫して表現することができる。 31楽器の音色の特緻をとらえ，音の墨だしや演奏の 縫方に気を情けて表現することかできる． 1廓 ガムラン特有の響きを練わい，講じリズムや旋律 の繰誇返しに気を盤けて聴くことができる。 口 題材の穰標 1 サンバのリズムに講心をもち，リズムにのって元気 よく歌ったりサズム伴奏をつくった零しようとする。 2，サンバの感じに合った｝ナズムや打楽欝を選んだり 緩み念わせた等して，音楽を楽しくする工夫をする ことができる。 口題材の意醤 本題材は，インドネシアの民族音楽であるガムラン の鑑賞から感じ取った音楽的な要素をもとに，身の凝 瞬こある楽器や音素材を使って，露分な弩のガムラン 3 リズム譜を読んだり拍の流れにのったりして幾分 の選んだりズムを苔つこと炉できる。 41号ンバの躍動的なサズムを陳わい，いろいろな打 楽器の重なる響き気を付けて聴くことができる。 音楽科が「総合的な学習の時隠」にかかわる可能性 鱒 臼 題材の意醒 蒙 授業の実際 本題誘は， これまで取鯵緩んできた音楽薯毒重毒の中 子僕たちは，最携，文語講の歎詞や歌い穫れない旋 で，子僕たち炉親しみを感じているラテン系のリズム 律のせいか，なかなか匿越天楽今様藩を思うように歌 の串でもサンバのリズムを取む上げたものである。サ うことができなかった。また，雅楽疹越天楽垂の鑑賞 ンバの軽快な華ナズムを感じながら歌った辱，身近な楽 も雅楽の独特な響きに笑いがおこった鯵もした。 器で演奏した陰，ステップを踏んだ辱する活動を通し しかし，五線表記の合奏譜や笙の合竹の譜をもと て，子僕たちにリズムにのって演奏する楽しさを陳わ に，縫律や穂音，秘太鼓や鐘などを購いた打楽器など わせることができると考えた。 をそれぞれ分摂し，雅楽らしい響きをつくろうと取零 緩み始めるとその態度も変化してきた。さらに雅楽の 口 授業の実瞭 歴史や管弦楽との共通性，楽器の彫や皆色などを学習 まず，いろいろなサンバのリズムでできている麟を するにつれて真鶴さが換わってきたのである。 紹介した辱，それらの音楽に合わせてリズムを打った ポルタメント奏法を真戯たむ，打楽器を打つ羅合い 珍する活動を全員で取む緩んだ。その上で，サンバの を工夫した継して，実綴に嚢分たち奏でた越大楽が結 基本的な婆ズムパターンを緩み合わせてグループでリ 購それらしい演奏なってきたことに，驚きとある意練 ズム梓奏をつくった辱，それらをつないでみんなで演 で共感のような感覚が芽生えてきたのである。 奏したりする活動を設定した。その申で，友達と聴き また，雅楽のV T衰を参考に椀聴させたところ，子 合ったむ試し合った馨しながらアイディアを生かした 盤たちはその装束や楽器の形，装簸にも興味をもち産 季），打楽器や摩ズムの纏み合わせ方などを工夫したり した。そこで，験像や写真を参考にして選奨工舞稗の して，サンバのリズムアンサンブルをつくっていった。 時隠を濡耀して鳥嬢子や秘太鼓の縁を彩る水煙を作る 喜ヌズムアンサンブルづく吟の過程では．サンバのC 活動を設定した。そのため，視覚的にも雅楽らしい雰 Dやテープを複数準備し，琴ズムを工夫する．上で参考 灘気の中，合奏を楽しむことができた。子僕たちは， にできるようにした鯵，録音機器を活絹させ自分たち 宮内庁楽部の奏者のようにな辱きって演奏に取辱緩ん の表現を振弩返った吟ずることができるようにした。 だが，雰囲気づく辱も大きく役立っていた。 また，参考Vτ衰の琴オのカーニバルの縷像は，カ一 二バルヘの興練・勝心を高め，舞った弩行進した嬉し ◇ 目本の伝統音楽の教馨化 ながら演奏するなど，生き生きと表現する姿が見られ これからヂ）羅際化した縫会においては，蕪本人とし た。なお，当時翼雛Kのテレビ番緩「みんなのうた」 てのアイデンティティをしっか吟ともち，重罪に向き をきっかけに流管の兆しのあった『WAになって踊ろ 合っていくことが望まれる。学校教育においても，子 う重は厳密にはアフ欝アフ》カンビートの藤であった 僕たちにEi本の文化に対する誇諺と自嬬を育成してい が，サンバのリズムにも合うものだったので，いち早 く必要がある。 く取り上げた。この露に合わせて子僕たちは熱薮麟に その意陳で，奮楽科においても，蓉本の音楽，特に 歌ったり騰った脅していったのである。 講本の法統音楽についての授業の在辱方がこれまで以 上に問われるだろう。しかし，現代の一般的な§本人 一《実践醗3》 にとって，講本の伝統音楽に対する興陳・震心は，残 題韓名：「欝本の畜楽に親しもう」 念ながら薄い。特に，子僕にとって馨本伝統音楽は， ∼わたしたちの越大楽をつくろう∼（第6学年） もちろん取穆上げ方にもよるだろうが，森異なもの， 1 纏島毒立鳥鱗小学校での実践 古臭い，ダサイものという意識か強い領海にある。最 一＿＿ ＿ ＿．」 透の東義秀樹氏のような特異なブームの擁もあるが， 〈教秘〉 予僕たちの重代までは下吟てきていない。また，地誠 『越美楽今様』（共通教材） の伝承音楽などは，地銭の祭舞などの準で受け継がれ 雅楽『越美楽』（C D／V T良〉 ることが一般的であると愚ってお毒，学校で取弩、墨1げ るものではないといった感覚も強い。 璽 題材の覆標……省略 これまで，13本人のもつ音感覚の特異盤を強く取鞄1 慮 題材の意騒 上げ，わらべ歌や罠謡からスタートする音楽教育運動 この題材は，共通教材である『越大楽今様遷の激職 が提唱，実践された。蓬1論的には鑛縁る部分も多い や雅楽揮越美薬量の鑑賞を発展させ，身近にある楽器 が，学校教育現場に普及した辱，広く根継いたりはし を使って『越天楽遜の合奏をするものである。実擦に なかった。それは，それらの遷識と現代の醤本人を取 合奏に取弩緩み，灘楽の響きを露分たちな鱗こ再現す り巻く音楽環境の実態とかけ離れていることが理晦で る活動を通して，嚢本伝統沓楽に蔑しみや愛惹をもつ ぱないだろうか。 ことができるように考えた。 結講的1こ述べれば，音楽科で欝本の伝統音楽を取り 欝奪 2暮暮蓉一12 轟轟大学教育実践藩究紀要第39号 上げる1祭には，前達の「わたしたちの越i大楽達のよう ○参考資料の発実 に民族的な音楽を教材｛ヒするアプ讐一チ方法，つま ・C D，テープ，各種音源．楽器，駿像資料など 弩，音楽づく辱の活動を通して搬う方が子僕たちにと ○毒物の楽器に触れる．奮楽家との交流 ってはかえって鬱然である。これは，藤本の伝統文牝 ・楽器づく吟など の軽視ではない。嚢本の伝統音楽がごく一藻の専門家 や愛好者だけのものになってしまった現状では，「内 ②軒総合鶴な学習の時翻への発露に陶砂て なる異文化」という意識で取零上げるのが現実的であ 先の実践鱗からも言えるように，音楽から外蟹（異 ると考える。 文｛紛を感ビることは難較麟容易である。 それは，畏族的な音楽と張定しなくても，舞えば， 1鱗鷺材構想・展翻で大切毒こしたいボ1イント ①音楽づく鞍の授業 教科書に掲載されているフォスターの野静かにねむ 擁やシューベルトの蓼ます垂などの歌麟を言語で聴 艮族的な音楽を教材にした沓楽づく辱は，単に楽麟 いた吟歌った毒する活動からアメリカやオースト移ア の上手な演奏や忠実な再境をねらっているのではな い。あくまでもヂわたしたちの達ガムランであ諺ゼわ いか，ということである。これは，国際理解教育や たしたちの三号ンバなのである。この「わたしたち などの西歎諸轡，その文化に向かうことも可能ではな 郵総合鶴な学習の蒔剛などとの幾連を考えずとも，音 の辞がキーワードとなる。飽のよさを感じ取るために 楽科の授業においても大切なものであると考える。 は，自己の無縫観や蓄楽観をしっか鞍ともつことが薦 そして，その経験から得た興辣・縫心から音楽以外 提となる。それは傭も畏族的な音楽だけに張ったこと のものに広げることも手分に考えることができる。音 ではなく，どのような音楽に向き合ったときも当ては 楽成立の背景にあるもの，綴えば，騒簸，踊琴，生 まることである。そうした経験の積み重ねが，音楽に 活，政治，飽の警衛分野などは，全て手繰の幾心の対 おける自己のアイデンティティの確立につながると考 象とな辱得る。それら外蟹の文化に蝿するその子僕な える。 辱の麗心を追求していく時鷺として「綴合的な学習の もちろん，ガムランにしてもサンバにしても，本勃 時購達をとらえた場合，バラエティに窟んだしかもダ の楽器を使う，導霧家に習うなどの本格的な経験がで イナミックな学習活動が展麗される懇待がもてるので きること薄書素晴らしいことなのは言うまでもない。た はないだろうか。 だ，全ての学校で諸条件を整えることは難しいことで そこで，音楽科の学響をきっかけとして野総合釣な ある。自分の学校でできることを見魏だし，子婁と共 学習の時剛に発展させる場合，次の点に醗懇する必 につく弩上げていくことを大切にしていきたい。そし 要があると考える。 て，この影わたしの○○涯という考え方は，民族的な 音楽を婦象としたものに阪らず，広いジャンルに渡っ ！◇鰯劉テーマ邉究学習への発展 て癖馬可能なものである。子僕たちがギわたしの音 ○取琴上げた麗に関する資料の充実 楽涯という意識をもって取弩績んでいく音楽科の授業 飽の音楽，衣装，舞踊，言葉，食べ魎，建i を擁よ辱も求めていきたいと考える。 築，人，美術，文学，地理，歴更などを紹介 このことから，授業を構想する黙に大切にしたい点 を整樫すると次のようになる。 する麟書やビデオ，パンフレットなど ○構報級集縫方の育成 インターネットの活講，大使館等各種機魏・ ◇霧材化の撹点を絹らかに 毯体・企業・音楽家などへのインタビュー， ○醤の前の子供の実態は？ 資料請求の手続き ・子嚢の生活（流行，嗜好〉 ○地域人材の活緯 ψ子僕の愚塾と教醗1の奪憂い ◇学習のまとめ，発績め工夫 ・子僕の膏薬的な力 ○褒現活動との閣連 （発達から見た技能，鑑賞の能力1 ・麟化，番継体成，作詞・舞醸など 0教材紛もつ（音楽的／極値は？ ○発表会等のもち方 ！ ・予僕による音楽づく翰が可能か （全癒力，運営力，構報溝橋力の育成〉 ・音楽そのものに「力」があるか （楽しめる，本麹である，共有できる〉 i ・校鶴での発表（授業以外の時聡，廊下や空 i きスペースでのミニコンサート，各種行事1 ◇展離に当たっての留意煮 との連携／ l ○音楽との感動釣な霞合い ・校舞での発表（地械のホール，鋒．鉦パフォー i ○鑑賞から藩楽づく垂ナそして鑑賞へ I マンス，ボランティア活動との連携／ ○共通な学習義容からゼわたしの音楽まづくりヘ ・インターネットを使った発儀 音楽科が「総合的な学習の時騨にかかわる可能性 ・C D，VT衰などの柞品建 4、これまでの表現経験を総合的に生 かす暗闘，場としての「詰合的な学 習の暗闘」 1毯 る。勅語は子僕たちの合購で進められるが，その申 で，演技やナレーシ翼ン，効果音づく吟など，子僕が 自分の得意な分野で活躍することができるように工夫 した。また，教官が男声合唱として換わった瞬，保護 者のお母さんたちが歌った吟と大人の声との共演がで きたのも子僕たちにとって得がたい経験となった。 傷孝ペレッタ・ミュージカルの擁龍牲 ホールに響きわたる珪華生の子供たちの歌声，体全 これまで露際瑳解の灘懇からのアプ霞一チを考えて 館を使った表現は感動麟なものであった。平秘への籐 きたが，特に表現の観点から考えると，音楽は馳の いや動輪愛護の糟糠など，メッセージ性の強い発表 芸講領ま或とのかかわむまを強く感じることができるご は，この音楽会では異色だった。 音楽と鞠語，演麟，美術，身体表現などとの議会，総 さらに，この子僕たちは．翌年，5年生の時のこの 合的な表現活動である。これまでも音楽教育縫係の誌 ステージでは郭この星に生まれて窪（杉本竜一：講． 圭1には新総合的な学習の欝欝灘を意識した黄楽科の実 齢の歌に合わせ，「総合的な学習の時剛で学んだ内 践として，オペレッタ，ミュージカル，モノドラマな 容である地簸の環境について訴えた子僕たちの詩を群 どの実践が数多く紹介されることからも，この分野に 読した辱，手議を付けて歌った毒するなど，嚢分たち ついての注§度が高塾ことが飼える。 のメッセージを音楽表現でまとめるという取弩緩みに 音楽科をはじめとする，墜1語科や國蚕工作科，体育 発展していったことにもふれてきたい。麟べ学習」の 科といった自己表現活動に重きを置く教科におけるこ まとめというと，調べた内容を新離やポスターにまと れまでの表現経験や資質・能力を総合的に生かすこと め，観究発表会のような形をとることが多恥が，この ができるこれらの活動は，教科の粋に縛られない総合 ようなまとめ方も広く試みられ．てよいのではないオ》と 的な表現活動，「総合的な学習跨時制の一つの在弩方 感じた。 として考えることができる。 この実践をはじめとして，これまでの勤務校で取辱 さらに，賎製の作品を上演することに留まらず，表 緩んできたオペレッタや音楽麟の実践を通して，（音楽 現するテーマを工夫することによ鞍，今籟的な課題に 科の実践というよ瞬ま，学習発表会など蒋馨彗活動の中 での実践が多かったが／子僕がヂーつの修晶を搾灘と ことも可能になってくるであろう。 作鞍上遷デる喜びや感動を共；奮できること」騨尋意な分野 この分野における実践携から総合的な表現活動のも で自分のプ3を十分に発揮できること涯など， この種み つ驚能性について考えてみたい。 活動にお謬る教育的な無徳を感じることができた。 r《実践倒4》 12／夢総合的巻学習の蒋闘」では多様癒表醗の経験を …難名：rう雄ともだ舅 1 このような学年単綻の大綾模な表現活動には，発表 ！ 結び｛寸いた，独麟的な主張姓のある作品を鶴む上げる ！ ！ （福島大学教育学離離羅小罎学年での実践）！ に至るまでにかなりの鋳数を費やして練習を積み重ね ＿、、 1 ていくことが必要になる。そして，活勇を進めていく （教材〉 合竈権威匿ぞうれっしゃがやってきた選 と， よ辱素晴らしい表理や効粟的な表現を教嚢泰も子｛莫 も求めていくようになる。それ懲体は当然であ辱表現 （小鐵隆舞二作，清水則錐：詞，藤村記一部：藤〉 活動には付き物であるが，大がか移なものであればあ 醗属小学校では，全国的にも有名な響きの素購らし 子盤の表現への意欲や患いは，次第に舞台の威勢に陶 るほど，練習の量は必然的に培え，秘めに抱いていた いホールをもつ「篠島毒音楽堂達において毎年，音楽 けて集約されるようになる。本葉，騒々の患いの表墨 科校外学習「うたは ともだち」を実施している。 であるべき表現が，舞台の成功を舞振して練習を積み この校外学習は，授業の一環として3学難に行わ 重ねていくことに変乾していく過程は，大きな開題な れ，i隼霧の学習のまとめとして，また，次年度への のではないかと感じるのである。 籠れや意欲を高める機会として位置付けられている。 「総合誘な学習の時鋤を表現の撹点から考えてみる これは，地域施設の活耀の薩1からも，特色ある教育活 と，子僕の表境をもう一石i様々な角度からとらえ甕す 動の癒からも特筆すべきものである。全校生約§奪略が とともに，子僕…入一人が多様な表現の経験ができる 一堂に会し，それぞれの歌声のよさを感じ取った鯵， 縫好の機会，ととらえることができると考える．表現 地域の音楽家の生演奏にふれた陰と，校内や音楽室で 領域の枠に縛られない，自分の患いや駿いに支えられ はできない素晴らしい経験をすることができる。 た藝密な表現活動を保障すること，その串で．窪ら表 本実銭は，この場において行われたもので．金銭麟 現の縫方を選釈した諺，痘分な辱の方法で表現を追求 から8麟を敏粋し約騰分の合唱麟を購成したものであ した零していくといった学びこそが，「総合的な学習の 鎗2 福島大学教育実践藩究紀要第鐙号 時瞬」のねらいに合ったものと考えるからである、 2㈱一電2 場灘なのである。見ず蟻らずの滞在者を自分の子撲の ようにかわい解り涙を流す父義，また爆っておいでと 13／「表現科達の醗究を参考にして 涙を流す母義などの姿から，演縷という点を差し引い その具体甥として，私も醗究属人としてかかわっ ても，私たちが今の生活の中で忘れてかけている，入 た，爾究瞬発としての表現科の醗究を繕発したい。 に対するド椿涯を患い起こさせてくれるからである。 表現科はギ子僕が霞分にとって美しいものや懸纏の 小学校段繕での麟際還解教育を考えたとき，外露を あるものを求めて，主体的に表現に取琴緩んでいくこ 知る第一歩として，地建的，歴史的，昆族的，文飽的 とを小学校段灘からしっか琴と俸、験させていく必要が な叢識や選童解よ鯵も，人に対する「椿達．感覚や感盤面 あること≦ 「子僕一入一人の患いを大饗にし，露分の を重擬していくことがまず大切であると考える。その 思いをもっと鶏蜜に表現していくことができる教科の 意味で，音楽は，どの災族にも存雀する文色であ弩塵 学習が必要なこと」これらを踏まえて誕生したもので 接感性に誘える表現方法であることから果たす役割は ある。この表現科の実践には，表現を視点としたゼ総 大きいのではないかと考える。 合的な学習の時剛を表現の禰点から翻るヒントが多 「音楽に錘境はない」という。ある意練ではそうであ く含まれていると考える。 ろう。逐年のアジアンポップスの国を越えた浸透，広 携えば，「わたしはアイドル」（第i学年耳○○に変 が琴を見てもその箋は薄れてきていると感じる。しか 身舅（第遮学隼／「秋のポエム」（第5学隼〉など，テ し，疑族による音楽の違いを共感し尊重できるように ーマをきっかけとして表現する活動である。 なるには，国境とまではいかなくても，越えなければ 子僕たちは，霞分が表現したいイメージをもち，自 ならない壁が純然と存1窪している。自撰の音楽にでさ 分の決めた方法（音楽釣，造影的．身体表現鶴，麟釣 えである。 など〉で表現に取馨緩んでいく。その中で子妻たち 量雰のあらゆる音楽のよさを麗け隔てなく還解し， は，表現に対する患いをふくらませ，意欲的に表現を 瞬じ人類の財産として大切にしていくことができる資 追求していく姿を見せてきた。子僕たちは・嚢らの患 質や能力を音楽科は育成していくことができるのか。 いから選摂した表現方法を耀い，友達とのかかわ弩を 目の藏の子僕とともに試行錯誤しながら音楽をつくっ もち，教癖の支援を受けながら，自分な琴のこだわ琴 ていく過程のように，その命題紅応える薄能性を一一つ をもった表現を追求していくのである。 一つ探っていきたい。 このような，自分の悪いをよ辱どころにした自由な 表現活動，学習スタイルこそ総合的な表現活動と言え るのではないだろうか。そしてヂ総合的な学習の時 〈参考文戴〉 縫」も大いに取鯵入れられてもよいと考える。 お わ り に ○ 小学校学習捲導要領（文認省 1§鱒年鴛薙） ○ 難色ある教官活動の展弱のための実践事働集 最：透，外国を撮ったドキュメンタリー蚕纏』や日本在 「総合的な学習の縛弱」の学習活動の展騰（小学校編｝ 住の外国入が現代の量椿につ塾て討論する番懇、など， （文藻雀 欝弱年i絹｝ 興鎌深い番緩が増えてきている。申には興陳本意の懸 ○ 島綺篤子「音楽づくりで楽しもう」｛舞本書籍i蟹垂3年 俗な番緩もあるが，申には秀逸なものも多い。串でも 1鐸） 「縫罪ウルルン1帯蓬言毅 という番i罎は，芸能人オ｛轡∫罪 ○ 坪鰭欝紀子ヂ量雰の音楽に霧しもう 軟膏音楽（申・ のあらゆる麟の家庭にホームステイしながら，現地な 高蔽）」！音楽之友雛 露盤駕8，9舞〕 らではの労騰や技能習得，祭弩など様々な経験をして ○ 中擦 仁（癒）夢ブラジ｝タアン・ミュージックユ（欝95 くるもので，よく糧聴している。番緩を通して，量雰 年琵月 音楽之友類 各国，民族の違いによる文化や風習の特籔や違いを知 ○ 茂手木潔子「雅楽匿越天楽髪∼音楽がおもしろくなる ることができるのが楽しい。 鑑賞捲導の工夫（音楽之友鮭欝§§年9月） 番総の中で繰辱広げられる現地の人々との交流は， ○ 擁廼元一（霧1「はじめての讐雰音楽涯（音楽之友縫 ほぼ友好的に春われるが．時に，馨本人の発言や認識 簿鱒隼6月〉 がたしなめられる一幕も晃られる。これは畠演者が芸 ○ 構｝本巻簾「エスニック音楽入羅」（蟹土蛙 欝欝隼2月） 能人だからではなく，ごく平均的な蕪本人像ととらえ ○ 磁島大学教育学認購羅小学校「鐙経紀に生きる心豊か られるのである。マスコミ構報等を鵜呑みにした露一 な大霜を育議1する教育課程の麟造」帳葺究紀要第28∼29集 的な還解，自分の§で晃，頭で考えることをしなくな 欝鱗隼6舞∼欝欝年6月1 ったことの表れと反省させられる。 しかし，この番維を好んで見るもう一つの遷嶽は， 現地を訪れた芸能人とホームステイ先の家族と嬲れの （欝奪§年§月22馨受遺1