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第15号 平成23年3月

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第15号 平成23年3月
第15号 平成23年3月
NPO法人
ライフサポートはる
理事長 福島龍三郎
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「りゅうさぶろぐ」時々更新中!
「東日本大震災に思うこと。」
未曾有の大災害に多くの方々が心を痛められていることと思います。
今回の災害でお亡くなりになられた方々には心よりご冥福をお祈りいたします。
また、多くの被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
私も、刻々と現地の状況がわかるにつれて、どんどん胸が痛くなります。
いま心がけていることは、まずは、私たちが大切にしている利用者の皆さんを今まで通りにし
っかりと支援していくこと、年度末でもあるので法人としてやらなければならないことはしっか
りとやること。そういう気持ちで仕事に向かっていますが、やはり心のどこかで、同じ日本で大
変な状況になっていることが重くのしかかっています。
阪神淡路大震災が発生した時に、私はちょうど大学を休学中で、インドを放浪した後に先輩を
頼ってイギリスにいました。
その時にテレビに映し出された映像を見て、居ても立ってもいられなくなり、すぐにチケット
を買って日本に戻り、まっすぐ被災地に行きボランティアに従事しました。理屈ではなく、とに
かく何かをせずにはいられなかったのです。
いま、同じような気持ちをまた感じています。何かをせずにはいられない。
きっといま何かをしなければ、人間として、日本人として、何か大切なものを失ってしまうよ
うな気がします。本当に理屈ではなくてそう思います。
学生だった阪神淡路大震災の時は、とにかく自分が何かをしなければならないような感情を抑
えきれなくて現地に飛び込みました。ただただ、自分で何かの役に立ちたくて、動きたくて仕方
がありませんでした。
しかし、いまは少し違う思いを持っています。
誰かがががむしゃらに動くのではなく、みんなが自分のできる範囲で誠意をもって何かをやる
ことが大切じゃないかと思います。
この災害に対して、何かをしたいという心の中の感情を、できるだけ多くの人が、少しでもい
いから行動に移すことができたら、このツライ状況から、被災地が、日本が、世界が、そして一
人一人が、プラスに向かう何かが生まれるような気がします。
一人一人が、がむしゃらに無理をしなくてもいい。でも、自分の思いを少しでも行動に移して
ほしいと思います。
そのことが現地の復興につながり、日本が暗い今から明るい未来に向かう道筋となるように思
います。
東日本大震災への支援にご協力ください。
義援金や援助物資など、支援の輪が広がっています。
ライフサポートはるにおいても、できるかぎりの支援をおこなって
いきたいと思います。いま、ライフサポートはるとして、どのような
支援ができるか検討しています。
利用者・ご家族の皆さま、スタッフの皆さんにもご協力をお願いす
ることもあるかと思います。その際には、ぜひご協力をお願いいたし
ます。
「知的障がい、発達障がいのある方たちと家族の住環境に関するアンケート」
「障がいのある方たちが、より住みやすくなるための住宅改修」と聞くと、どのようなことを思い浮かべ
るでしょうか?多くの方が「身体障がいのある方たちや介護をする人のためにスロープを設置したり、手す
り・リフトを設置すること」だと考えます。そして、スロープや手すり・リフトなどの設置には理解や補助
が受けやすいようです。しかし、知的障がいや発達障がいのある方たちにとっては、スロープや手すり・リ
フトなどは必要がない場合が多く、もし補助などがあっても利用できません。
「知的障がいや発達障がいのある方たちやその家族が、より住みやすくなるために必要な住宅改修」には
どのようなことがあるでしょうか?
皆さまがお住まいの住居において、困っていることやもっと住みやすくなるために必要なことをぜひ教え
ていただきたいと思いアンケートを実施することとしました。
アンケートで皆さまからいただいた回答は、福島が専門部会の委員となっている「佐賀県住生活基本計画」
策定委員会における検討資料として提出いたします。皆さまのご協力をお願いいたします。
「佐賀パイロットクラブ」様より
ご寄付をいただきました!
3月4日に、佐賀パイロットクラ
ブ様よりチャリティゴルフの益金
を寄付していただきました。
佐賀パイロットクラブ様から
は、いつもはるの活動のためにご
寄付をいただいています。
はるの利用者の皆さま
のために大切に使わせて
いただきます。本当にあ
りがとうございました。
「うれしいこと」
移動支援や行動援護のヘルパーとして利用者の皆さんと外
出すると、地域の人たちの温かい心づかいにとてもうれしくな
ることがあります。たとえば、佐賀市営バスの運転手さんは、
私たちがバスから降りたところで利用者の方の上着を落とし
てしまった時に、介護で手が離せない様子を見て、サッとバス
から降りてきて上着をひろってくれました。大財のリンガーハ
ットの店員さんは、私たちが開店前に着いてしまい店の外で待
っている様子を見て、「どうぞ中に入って
ください。
」と声をかけてくれました。
こんな何気ない優しさに触れると、と
てもうれしくなります。
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