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光源/照明の市場を調査

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光源/照明の市場を調査
PRESS RELEASE
第16089号
株式会社
2016年11月8日
富士経済
〒103-0001
東京都中央区日本橋小伝馬町
1 番 5 号 PMO 日本橋江戸通
TEL.03-3664-5811 FAX.03-3661-0165
https://www.fuji-keizai.co.jp/
広報部 TEL.03-3664-5697
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
照明器具のLED化率が拡大。自動車分野などでのLED・レーザー採用の増加にも注目
光源/照明の市場を調査
■LED照明器具の国内市場は、2016年に5,000億円を突破する見込
有機EL照明器具の国内市場は、前年比5.5倍の22億円に拡大
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町
社長
清口
正夫
03-3664-5811)は、既存光源からLED光源へのシフトが進み、それに伴いLED照明に付加価値をもたらす照明
制御システムの提案が進む国内の光源/照明市場と、グローバルの光源市場動向について調査した。
その結果を報告書「Special Appli. 光源/照明市場 実態・技術・予測 2016年版」にま
とめた。
<調査結果の概要>
■照明器具の国内市場
(億円)
7,000
5,892
6,000
5,736
4,872
5,000
3,000
有機EL照明器具
5,123
4,000
4,913
LED照明器具
4,278
2,000
1,000
電熱/放電灯器具
0
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2025年 2030年
見込
予測
予測
予測
予測
予測
予測
2015年のLED照明器具の市場は前年比9.2%増の4,913億円となった。
住宅用でダウンライトやシー
リングライト、オフィス・ビルにおける大口の新設・リニューアル案件向けで光源一体型ベースライト、工場や倉
庫の高天井用照明器具のLED化が進んでいることなどが市場拡大に寄与している。
今後も従来照明器具からLE
D照明器具への置き換え、新規導入によって市場の拡大が予想されるが、LED化の進行によりリプレイス期間が
長期化することで、2020年以降は市場縮小に向かうとみられる。
需要分野別では、2015年時点のLED照明器具の販売比率は数量ベースで住宅用85.8%、オフィス・ビ
ル用85.7%、店舗用77.4%、施設用85.4%、屋外用74.6%である。住宅用はLEDダウンライトが大
きく伸びたこと、オフィス・ビルや施設用では光源一体型LEDベースライトの販売が好調であったことやHID
代替LED照明器具の販売が好調だったことを背景に、前年に比べてLEDの比率が大きく高まった。
有機EL照明器具の市場は、2016年は22億円が見込まれ、2018年には100億円を突破するとみられ
る。アプリケーションの開拓による普及が進み、2030年には570億円が予測される。
■管球ランプの国内市場
管球ランプ全体
LED管球ランプ
2015年
2,330億円
954億円
2016年見込
2,166億円
926億円
2020年予測
1,732億円
904億円
2030年予測
817億円
650億円
2015年の管球ランプ市場は2,330億円となった。LED照明器具の普及により管球ランプのセット向け
やリプレイス需要が減少していることや、白熱灯、蛍光灯など電熱/放電ランプの生産終了により今後も縮小が続
くとみられる。ただし、蛍光灯やHIDランプは2030年でも一定の需要が予想される。
照明市場は人口減少やそれに伴う建設需要の減少などの要因で、
長期的には縮小に向かうとみられる。
そのため、
照明制御ソリューションの提案による照明の高付加価値化が進められており、
IoTを活用した他の設備機器との
連動なども視野に入れた照明制御ソリューション市場の拡大が期待される。
<次世代有望光源・アプリケーションの市場>
●レーザーヘッドライトの世界市場
2015年
僅少
2016年見込
僅少
2020年予測
102億円
2030年予測
880億円
自動車ヘッドライト用光源としてLEDの採用率が急速に上昇しているが、
次世代光源としてレーザー光源を採
用するヘッドライトが注目されている。レーザーヘッドライトは省電力化、軽量化、ヘッドライトユニットデザイ
ンの自由性などの利点により研究開発が進んでいる。
現時点では欧州メーカーの一部の高級車種に採用され、
追加光源としてLEDハイビームに加えて使用されてい
るが、販売は限定的である。レーザー光源は光の直進性に優れており、アウトバーン走行時などの遠方照射で性能
を発揮するため、欧州市場でハイクラス車種を中心に2020年以降搭載が徐々に進むと予想される。低価格化や
寿命の課題などを解決する必要があるものの、
LED光源よりも消費電力の抑制効果が高いためEVおよびPHV
での採用のほか、ヘッドライト周辺を自由にデザインできる利点により中長期的には普及が期待される。
●植物育成用光源(LEDユニット)の国内市場
2015年
10億円
2016年見込
13億円
2020年予測
35億円
2030年予測
154億円
植物工場(完全人工光型植物工場用、補光用や開花調整用等)で利用される光源(LEDユニット)を対象とす
る。従来植物育成用光源は主に蛍光ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプが採用されていたが、
LEDの価格低下により初期投資が大幅に縮小したことに加え、省電力、低発熱であることや、波長コントロール
による栽培品種の多様化が可能などの要因から、
新設の植物工場での採用や既設の植物工場での置き換えが進んで
いる。
2015年は震災以降市場をけん引してきた復興需要が一巡したことで急成長は一旦ストップしたが、
2016
年以降は植物工場の新設が再び増加するとみられる。新設の植物工場は大型化の傾向があり、今後需要増加が予想
される。既設の植物工場においても中長期的には置き換え需要が発生すると予想されるため、各年の需要は新築案
件によりばらつきがあるものの市場は拡大を続けるとみられる。
製品別では、照射効率が高い製品や照射箇所のバラつきを調整できる製品が、バー型及びパネル型で展開されて
おり、需要が増加している。また、直管型は従来光源からの置き換えが容易であるため需要増加が期待される。
●深紫外光LEDの世界市場
2015年
9億円
2016年見込
14億円
2020年予測
309億円
2030年予測
1,013億円
ここでは200∼300nmの波長を深紫外線と定義しており、同波長帯を発光するLEDを対象とした。生物
のDNAを破壊する特性を活かし、水の殺菌や閉鎖空間でのウィルス蔓延の防止用に使用できるほか、紫外線吸収
を応用して、皮膚治療などの医療、環境計測や化学物質の検出・分析といったセンサーデバイスで使用でき、将来
本件に関するお問合せ:広報部
(Tel.03-3664-5697
Fax.03-3664-5842またはmail address:[email protected])
的には高密度情報記録技術での応用も想定される。
以前から分析・医療用途で一部のメーカーにより製品化されていたが、2014年頃より殺菌用途で深紫外光L
EDの量産化が始まり、本格的に市場が形成されはじめた。分析・医療用途は需要が限定されるが、殺菌用途は家
庭用浄水器や空気清浄機、エアーコンディショナといった高価格家電製品に搭載が期待され、LEDの低価格化が
進めば、市場は大幅に拡大するとみられる。
<調査対象>
【国内市場】
需要分野別市場
LED照明
品目
有機EL照明
電熱/放電灯
照明器具
電熱/放電
ランプ
照明制御・ソリューション事業
住宅照明、オフィス・ビル照明、店舗照明、施設照明、屋外照明、電光看板
LED照明器具(白熱灯代替形、ハロゲン灯代替形、蛍光灯代替形、HID灯
代替形、冷陰極管灯代替形)
、LED管球ランプ(白熱ランプ代替形、ハロゲ
ンランプ代替形、蛍光ランプ代替形、HIDランプ代替形)
、
演出・看板用LED照明
有機EL光源、有機EL照明器具
白熱灯器具、ハロゲン灯器具、蛍光灯器具、HID灯器具、冷陰極管灯器具、
無電極放電灯器具
白熱ランプ、ハロゲンランプ、蛍光ランプ、HIDランプ、冷陰極蛍光ランプ、
無電極ランプ
照明制御ソリューション事業(有線方式/無線方式)
、
照明演出ソリューション事業
【世界市場】
次世代光源・
アプリケーション
ランプ
光源
LED
レーザー
注目アプリケーション
有機EL光源、深紫外光LED、高機能・次世代LED、
レーザー光源(HMD/HUD)
、次世代自動車ヘッドライト、植物育成用光源
可視光ランプ、紫外光ランプ、赤外光ランプ
可視光LED(単色LED、白色LED)
、赤外光LED、紫外光LED
半導体レーザー
バックライト用光源、プロジェクタ光源、キュアリング用、自動車外装ランプ
自動車内装ランプ、LEDディスプレイ
※植物育成用光源は国内市場、キュアリング用は国内市場と日系企業の海外売上
<調査方法>
富士経済専門調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリングおよび関連文献調査、社内データベ
ースを併用
<調査期間>
2016年7月∼9月
以上
資料タイトル:
「Special Appli. 光源/照明市場 実態・技術・予測 2016年版 」
体
裁:A4判 325頁
価
格:書籍版 140,000円+税
PDF版 140,000円+税
書籍版・PDF版セット 160,000円+税
書籍版・ネットワークパッケージ版セット 280,000円+税
発 行 所:株式会社 富士経済
〒103−0001 東京都中央区日本橋小伝馬町1番5号 PMO日本橋江戸通
TEL:03−3664−5811(代) FAX:03−3661−0165
URL:https://www.fuji-keizai.co.jp/
e-mail:[email protected]
調 査・編 集:大阪マーケティング本部 第四部
TEL:06−6228−2020
FAX:06−6228−2030
この情報はホームページでもご覧いただけます。
本件に関するお問合せ:広報部
(Tel.03-3664-5697
URL: http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
Fax.03-3664-5842またはmail address:[email protected]
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