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今週の試し読み
(第三種郵便物認可) 民 主 青 年 新 聞 2015年6月29日(月曜日) (12) 渋谷に響いた デモクラシー ル。 「言いたいことが言えてすっきりした。また やりたい」 (神奈川から参加した男性、31歳)な ど、参加者の間に自然と笑顔があふれます。スケ ートボードを抱えて沿道からデモを見ていた女性 (28)は、 「音楽もノリもクラブみたい。渋谷に 「戦争は反対。安倍首相は辞めてほしい」と話し ます。 「それぞれがおしゃれをしていて、音楽も良か った。デモが街の雰囲気に溶け込んでいる感じが した」と言うのは参加者の紅子さん(24) 。 「戦争 法案」について「解釈改憲も全部駄目。憲法学者 が違憲だと言っているのに、安倍首相がわがまま を言っているみたい」と話します。 都内在住の今村幸子さん(大学3年)はアルバ イトが終わった後、 「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」 「FIGHT FOR LIBERTY!」と書かれたプラカー ドを持って参加しました。今村さんには、予備自 』のところが重要。君が望めば戦争は終わる」 合っている」と言います。 「戦争法案」について T I T N A W U O Y F I 「安倍政権は憲法守れ」 「子どもを守れ」のコー 手書きのプラカードでアピール(左上写真)。おそろいのオリジナルTシャツを着て参加した埼玉の 渋谷に響く軽快な音楽と「戦争法案絶対反対」 参加者(右上写真)。プラカードは「『 街に溶け込んだデモ 第1梯団のサウンドカーからコールする牛田さん(左写真、 とSEALDsの奥田愛基さん(大学4年、右下写真)。参加者の間に笑顔があふれる(左下写真) ークルー)と合流し、全国から3500人(主催者 発表)が参加しました。 (増田哲明記者) 左から2人目)。第2梯団はドラム隊が先導した(右写真) 14日、若者憲法集会後に東京・渋谷で「戦争 立法反対!渋谷デモ」が行われました。デモは SEALDs(シールズ=自由と民主主義のた SEALDs めの学生緊急行動)やTDC(東京デモクラシ 衛官になった友人がいるといいます。 「 『戦争法 案』は大事な人も関わる。人が死ぬかもしれない というときに見て見ぬふりはできない。安心して 生きられる日常が続いてほしいから、戦争反対」 さない。嫌なことは嫌だと叫ぶ。憲法9条を守り な団体が集まった。こういうのを普通にやってい とうったえます。 抜こう」とうったえました。 きたい」と言うのはSEALDsの本間信和さん デモの情報は、SNSを通じてインターネット 高校3年の女性は「安倍政権の『戦争法案』に (大学3年) 。 「SEALDsは国会前を中心に活 で広がりました。阿部海太さん(29)は、当日に 絶対反対。武力では何も解決しない。同じ人間同 動している。7月も毎週行動するので、さらに人 ツイッターで見てデモを知り、参加しました。 士が殺し合うなんておかしい」とうったえまし 数を集めていきたい」と話します。国会前では毎 「戦争法案」に「本当に戦争になるかもって怖く た。17日の参院本会議で公職選挙法改定が可決さ 週金曜午後7時30分から戦争法案に反対する抗議 なった」 と言います。 「自分も人を殺したくない」 れ た18歳 選 挙 権 に 触 れ、 「18歳 選 挙 権 に な っ た 行動が続き、7月24日午後6時30分からは安倍政 若者の思いをスピーチ ら、今のこの『変えたい』を表現したい」 「みん 権NO!首相官邸包囲が行われます。 なで声を合わせれば、大きな力になる。これから サウンドカー上でメーンコーラーを務めたSE デモの第1梯団では、先導するサウンドカーの もみんなで行動していこう」と発言しました。 ALDsの牛田悦正さん(大学4年)は、 「若者 上から若者が次々とスピーチしました。 さらに人を集めたい が多くて驚いた。沿道からデモに入って来たカッ 北海道・札幌市から参加した女性(19)はスピ ーチで「集団的自衛権は、同盟国と一緒に他国と 各地に広がる運動と「戦争反対」の世論や国会 戦争して誰かを殺すもの。殺し合いに参加する国 論争などに押され、同法案をめぐる潮目が変わり 周辺に30万人が集まって総辞職せざるを得なかっ なんて日本じゃない。それは大日本帝国だ」と安 つつあります。 た。今度もそれを再現させる。7月にもっと人を 倍政権を批判。 「絶対に戦争に加担することは許 「若憲、SEALDs、TDC。今回、いろん 集めて、安倍首相を歴史に葬り去る」 ていだん さつぽろ プルもいたし、そういう雰囲気だった」と話しま す。 「 (安倍首相の祖父の)岸信介元首相は、国会 しお め ほうむ