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友 愛 友 愛

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友 愛 友 愛
介護老人保健施設ありあけ苑 平成 27 年 2 月号(No.113)
志布志市有明町野井倉 8288-1
★☆インフルエンザ流行★☆
伝えることは、医師にとっても難しいとされます。ある調査によると、アルツハイ
とうとう苑内の方にインフルエンザの症状が出てしまいま マー病と診断した場合、「全ての人に告知している」医師はわずか 8%に過ぎないそ
した。罹患された方及び、ご家族の方には大変なご不便とご心 うです。本人の精神的なショックなど考慮した上での対応なのでしょう。ある医師は、
配をおかけしました。
ストレートな告知を避け「物忘れがこれ以上悪くならないよう、薬を出しましょう」
(経過)
と婉曲な説明をしてくださいました。
疑わしき症状が認められた時点で検査を行い、早期発見に努めました。
◎受診への導き方・・・
インフルエンザと診断された方は、個室等で居室内に留まって療養をお願いし、この
同じ事を考えると、認知症の気配がある身近な人を、病院に連れて行ってみたい場
間は面会をお断りさせて頂きました。
合、「認知症かもしれない、先生に診てもらおう」と、ストレートな勧奨は避けるべ
一方、施設への立ち入りは、入り口を1カ所に制限。皆さんに消毒とマスク着用の きでしょう。「物忘れに効く薬があるらしいよ~」など、表現を変えた誘い方が必要
徹底をお願いし、完全な面会制限は行いませんでした。
でしょう。あるいは、「嘘も方便」を承知し、「○○才になったから、健康診断に行
2/2 まで、一度に多人数が罹患する集団発生はありませんが、常に数名の方が療養 かなきゃね」などの誘い方もあります。ただし、事前にその旨を医師側にも伝え、口
中の状態で経過しています。
以上、経過報告致します。
調を合わせてもらいましょう。
★☆引き続き予防の意識を持ち続け★☆
★☆★☆★☆ 志布志のお茶大活躍! ★☆★☆★☆
インフルエンザの流行期は今しばらく続きます。ご家族皆様には、これまで同様の
今では飲むだけではなく、
「食べるお茶」
「風邪予防のお茶」、
予防の意識を持ち続けて頂きますようお願い致します。
お茶の効用が様々利用されています。お茶の産地、「志布志に
☆マスクの効用☆
バンザイ!」です。
マスクは、風邪やインフルエンザの予防に完璧な策ではありませんが、その効果は
手指の麻痺・拘縮(筋肉が収縮した状態で固定され、関節が
万策の一つです。
伸びない状態)で、拳を握った状態でお困りの方があります。
不織布製のマスクで、ストレートに通過するウィルスを激減できる。
拳の中は発汗や不感蒸泄もあり、手入れが行き届かないと、皮膚がふやけたり臭気も
→人に染すことを避けられると同時に、空気中のウィルスを吸入することも避けられ 発生します。ここに、志布志のお茶が登場。適量の茶の葉を入れた普通のお茶パック
ます。
を拳の中で握ってもらいます。これで、▽ 拳の中に空間を作る▽お茶の葉が湿気を
マスクには、「(ウィルスなど)汚れた手で、直接口や鼻に触れる頻度が減る」効 吸収する▽汗の臭いがカテキン効果で抑えられる効果があります。新茶や玉露ではな
果をもたらします。人は、無意識のうちに手や指で口や鼻の周りを触っています。こ く、飲まずに保管されていたお茶や、茶工場でこぼれ落ちた葉な
あたりまえじゃが!
の手がウィルスで汚染されていれば、粘膜を通してインフルエンザに感染してしまい どを活用しています。
ます。手洗いうがいを求められるのは、「触っても感染しない、きれいな手」が目的
★☆ご
ご案内・・・飲まずに古くなったお茶がありましたら、ご寄付願います!★☆
なのです。
★☆勤続 16 年 お疲れ様!★☆
★☆認知症雑学コーナー8 回目 ~本人に伝える難しさ~★☆
ありあけ苑が開設された平成 10 年 12 月以降、16 年勤続してきた介護福祉士:八尾
これまで、「認知症は早期診断と治療(H26.8 月号)」や「周囲の理解と対応」に 愛子さんが、定年退職の節目を迎えました!介護の仕事はきつく、定着率が低いと報
ついて述べて参りましたが、本稿では「本人が認知症を知ること」に焦点を当ててみ じられている昨今、輝かしい実績です。
ます。
されど 16 年間・・・、強い信念と、自身の健康を丁寧に管理されての勤続でしょう。
◎「私は認知症ではない」
ともに働く私たちに働くことの意義や責任、そして幸せの手本を示してくれました。
「若年性認知症」という診断もあるとおり、高齢者だけの病気ではありません。ま 勤続、本当にお疲れ様です。なお、八尾さんは、曽於医師会の延長雇用の規程を受け
た、「私は大丈夫だ」と思うのは、若者も高齢者も変わりありません。「あなたは認 現在も介護に勤しんでらっしゃいます。
知症だ」と突然言われれば、「私は認知症ではない!」と反感すら感じるかもしれま
なお、同じく開苑以来の勤続者が他にも7名(関連病院から異動してきた者を含め
せん。「伝える」難しさと「受け止める」難しさがそこにはあります。
ると 14 名)がありあけ苑を支えています。
友 愛
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