Comments
Description
Transcript
共有育児休暇の対応準備
23 May 2014 13 February 2015 3HR Legal Weekly 移民法 エントリークリアランスの手順変更 Q. 今年の3月からエントリークリアランスに関する新しいシステムが導入されると聞きましたが、われわれのビジネスにどのような影響が出るの でしょうか? A. 英国内務省は6ヶ月以上英国に滞在するためのエントリークリアランスを授与された移民に対し、Biometric Residence Permit (“BRP”) カード の発行を開始する意図があると言う通知を発表しました。現行のシステムでは、ビザの延長を行った移民にのみBRP cardsが発行されてお り、エントリークリアランスの移民の場合は、単にパスポートにビザのビネットを受けるのみとなっています。このシステムは今年の3月 から開始され、私たちはここ数週間以内に内務省より更なる詳細を受け取る事を予測しています。 現在では実際の申請そのものへの大きな変更は意図されていません。主要な変更は下記の通りです。 移民はパスポートに英国内に30日間のみ渡航可能なビザのビネットを受け取る。 英国到着後10日以内に、移民は Post Office でBRPカードを受け取らなければならない。 これは英国に来る移民が、ビザの授与から実際に英国に入国するまでの期間が30日のみである事から、渡航予定日に関し極めて明確でる事が必要 である事を意味し、30日以内に入国しない場合には新たなビネットを申請しなければなりません。そして彼らは英国に入国後10日以内にBRPカー ドを受け取る事を確実にする必要があります。 英国内務省は移民個人の管理上の負担を軽減するため、移民に代わって特定の承認された代理人によ るBRPカードの受け取り許可を提案しています。またこの新システムはBRPカードの記載に間違いが あった場合、英国内で内務省に連絡をし、修正を行う必要がある事を意味します。3HR ではそのよう な内務省との連絡、及び全面的なエントリークリアランス申請のサポートを致します。 Thomas Miles Solicitor E: [email protected] 雇用法 共有育児休暇の対応準備はお済ですか? The Children and Families Act は共有育児休暇 (shared parental leave (SPL) )を2015年4月5日以降出産する(もしくは養子縁組する)従業員対象に導入し ます。従業員は2月8日より申請が可能となりましたので、この新ルールに順守するため、現行のポリシーと 手順を出来るだけ早く更新する必要が あります。 現在、女性従業員は最高52週まで産休を取る事が可能です。始めの26週間を普通産休(ordinary maternity leave (OML))、残りを, 追加産休(additional maternity leave (AML).)と呼んでいます。その間男性従業員は2週間の通常父親産休 (ordinary paternity leave (OPL) )と、さらに26週間の追加父親産休 (additional paternity leave (APL))を取る権利があります。 2015年4月5日から、通常2週間の出産直後の母親の義務産休後、両方の親が最高50週までの育休を共有する事が可能になります。両親は一緒にま たは連続して休暇を取る事ができます。雇用者は継続したSPLの申請を承認しなければなりませんが、不連続なSPLの申請を拒否する事が出来ま す。しかしながらし申請拒否にはビジネス上の有効な理由が必要で、また差別訴訟につながる可能性から、申請を行った従業員を不利に取り扱わ ない事を明確にする必要があります。 SPL中の両親はそれぞれ20日間のshared parental leave in-touch days (SPLIT days) の取得が可能です。これはこの間、SPLが終結してしまう事なしに従 業員が仕事を行い、またはトレーニングに参加しそれに対して報酬を受け取ることを可能にします。これは産休中の女性に対するkeep-in-touch (KIT )daysとは別の物で、KIT の追加となります。 SPL対象要綱は下記の通りとなります。 SPLを取得する従業員は出産予定日(the EWC (expected week of childbirth))の15週前の時点で継続勤続が26週以上でなければならない。 申請者は申請者のパートナーが出産予定日前26週間、雇用もしくは自営業として働いている事、また26週のうち13週の平均収入が最低週給30ポン ドである事を証明する必要があます。 母親は育休を子供の父親、母親の夫もしくは市民パートナー、彼女と永続的な家族関係にある同居人の一人とのみ共有が可能です。 すべてのSPLは子供の1歳の誕生日前に取得しなければなりません。 女性従業員はSLPを取得するために法定の通知要項を順守する必要があります。従業員は雇用者が事業継続の計画を立てる時間が取れるよう、SPL 取得希望日程の最低8週間前にノーティスを出す必要があります。従業員は3回までSPL 取得のノーティスを出す事が可能で、これによって彼らは 取得計画の変更をすることが可能です。この新しいSPL関連の複雑性を考慮すると、書面によるポ Emma Mursell リシーは必須です。適切なポリシーの作成をご希望の場合は是非ご連絡下さい。 Solicitor E: [email protected] This newsletter is designed to provide general information only. It does not constitute legal or other professional advice and thus should not be relied on. Definitive advice can only be given with full knowledge of all relevant facts. If you would like to discuss any aspect further, please contact us. 3HR Legal Ltd is a Solicitors Practice, authorised and regulated by the Solicitors Regulation Authority. The registered office of 3HR Legal Limited is New Broad Street House, 35 New Broad Street, London EC2M 1NH, registered in England and Wales no: 08198795 VAT Registration No: 163-5744-93 Tel: 0207 194 8140 Web: www.3hrlegal.com