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免疫学
免疫学 英 文 名:Immunology 科 目 概 要:2群科目、必修、講義、2単位、 (30時間) 開 講 期:2年後期[木曜 1 時限(週 1 コマ) ] 科目責任者:久保田 浩司 担 当 者:久保田 浩司 講 義 室:111講義室 科目の位置づけ: 複雑な免疫系を全体のシステムとして理解する。病原体から体を守るために生物が発達させた免疫系について感染防 御の視点から理解するとともに、感染に関係なく免疫系が関与するアレルギー、自己免疫疾患、移植免疫、がん免疫 についてその反応機序を理解する。 授業内容(シラバス) 回 項 目 内 容 担当者 教育目標 1 免疫とは 免疫現象の発見から免疫学が確立されるまで、免疫担当細胞とは 久保田 2 適応免疫の原理 T細胞とB細胞による適応免疫応答の概要 〃 3 免疫グロブリンの多様性 体細胞遺伝子組換えによる可変領域と定常領域の多様性 〃 4 T細胞受容体 T細胞受容体の構造とB細胞受容体との比較 〃 5 主要組織適合遺伝子複合体 T細胞受容体の抗原認識機構 〃 6 B細胞とT細胞の分化 遺伝子再構性による多様性の創生と自己反応性細胞の除去 〃 7 自然免疫Ⅰ 自然免疫系のよる感染防御の概要 〃 8 自然免疫Ⅱ 自然免疫系の認識機構および適応免疫系との協調による感染防御 〃 9 T細胞を介する免疫系 適応免疫応答の開始からエフェクターT細胞への分化 〃 10 B細胞と抗体による免疫応答 T細胞とB細胞の相互作用 〃 11 感染に対する生体防御 粘膜免疫および免疫記憶の成立と二次免疫応答の誘導 〃 12 生体防御機構の破綻 病原体による免疫系の回避と破壊 〃 13 免疫系における過剰反応 アレルギー反応の作用機序 〃 14 免疫応答による正常組織の破壊 自己免疫寛容の破綻による自己免疫疾患の発症機序 〃 15 移植免疫とがん免疫 移植片と宿主間ならびにがん細胞に対するの免疫応答とその制御 〃 到達目標 1.免疫学の概念について説明することができる。 2.免疫応答の作用機序について説明することができる。 3.感染防御、アレルギー、臓器移植、がん免疫など免疫系が関わる生体反応について説明することができる。 評価方法 定期試験(80%) とレポート(20%)により判断する。 準備学習 授業内容は教科書の各章に対応しているので、教科書を用いて予習しておくこと。 講義毎に配布する資料、ノート、教科書、参考書にて学習した内容を復習すること。 (予習・復習等) その他 注意等 教科書 参考書 エッセンシャル免疫学 第2版 笹月健彦[監訳] メディカル・サイエンス・インターナショナル The Immune System(第4版)Peter Parham Gerald Science もっとよくわかる!免疫学 河本 宏 羊土社 免疫生物学 第7版 笹月健彦[監訳] 南江堂 Janeway's Immunobiology(第9版)Kenneth Murphy&Casey Weaver Gerald Science