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EtherCAT最新動向と採用メリット - EtherCAT Technology Group
EtherCAT最新動向と採用メリット Ethernet for Control Automation Technology 高速・高精度で群を抜く、 FAオープンネットワークの主役 EtherCAT EtherCAT協会 日本地域委員会 オムロン株式会社 村山 信次 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 1 目次 1.FAネットワークのトレンド 2.EtherCATの説明 ①EtherCATの概要 ②EtherCATの特長 ③診断機能 ④Safety ⑤冗長化 3.ETG Semi TWGの活動紹介 4.導入事例 5.ETG日本地域委員会の活動紹介 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 2 ネットワーク階層別 普及の変遷 ~1990年 情報系 ネットワーク コントローラ間 ネットワーク 1990年代 各種商用/専用 ネットワーク (標準)Ethernet (10BASE5→10BASE-T→100BASE-T→ギガ) PLCベンダー固有ネットワーク フィールド PLCベンダー固有 ネットワーク ネットワーク 2000年~ オープンネットワーク DeviceNet、PROFIBUS等 産業用 Ethernet 産業用 Ethernet フィールドネットワークとして産業用Ethernetリリースされて 10年経ち、いよいよ普及拡大期へ! ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 3 主な産業用Ethernet規格 規格名 制定年 推進団体 URL MODBUS/TCP 1999 MODBUS- IDA http://www.modbus.org HSE 2000 フィールドバス協会 http://www.fieldbus.org FL-net 2000 日本電機工業会 http://www.jema-net.or.jp EtherNet/IP 2000 ODVA http://www.odva.org/ PROFINET 2001 プロフィバス協会 http://www.profibus.jp EPSG http://www.ethernetpowerlink.org (High Speed Ethernet) Ethernet Powerlink 2003 EtherCAT 2003 EtherCAT Technology Group (ETG) http://www.ethercat.org/jp SERCOSⅢ 2006 SERCOS International http://www.sercos.com MECHATROLINKⅢ 2007 MECHATROLINK協会 http://www.mechatrolink.org CC-Link IE 2007 CC-Link協会 http://www.cc-link.org Ethernet POWERLINK Standardization Group (2014年5月現在) ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 4 EtherCATの概要 ドイツのBeckhoff Automation社が2003年開発 リアルタイム制御を可能にしたEthernet(100Mbps)ベースの オープンネットワーク 超高速と高精度同期制御を共に可能にしたアーキテクチャ 配線(トポロジ-)は自由 ライン、ツリー、スター、リング(冗長化) ノード数は事実上無制限(スレーブ65,535台) 配線長はノード間 最大100m(総配線長100m×65,535) プロセスデータの複数回送信 (ノイズによるフレーム破損対策) 普及組織はEtherCAT協会(ETG:EtherCAT Technology Group) IEC規格(62407他)取得、 ISO15745-4に参画、 SEMI規格(E54.20)取得、韓国国家規格(KS)に採用 (2012/02) 中国国家規格GB/T取得(2014/10) ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 5 中国国家規格GB/T 中国国家規格GB/Tの取得2014年10月21日正式発表。 中国でもEtherCATの標準化を推進して行きます。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 6 SPS IPC Drives 2014 in Germany 11月25-27日にドイツで開催されたSPS IPC Drives 2014のETGブースに、 大変多くEtherCAT機器が出展され、多くの方が来場されていました。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 16 EtherCAT マルチベンダ モーションデモ 35 different synchronized axes, 24 different vendors: 1 EtherCAT network! WORLD RECORD ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 17 Hannover Messe 2015 in Germany 先月4月13-17日にドイツで開催されたHannover Messe 2015のETGブース でも、大変多くEtherCAT機器が出展され、多くの方が来場されました。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 18 Hannover Messe 2015 in Germany The EtherCAT Technology Group (ETG) and the OPC Foundation to define common interfaces for Industrie 4.0 and the Internet of Things (IoT), as indicated by a Memorandum of Understanding signed at Hannover Messe 2015. (ETGとOPC Foundationがハノーバーメッセ2015で、 Industrie 4.0とIoTのために共通インタフェースを定義することを覚書にサイン) Both organizations agree that their technologies complement one another perfectly: EtherCAT as the real-time-capable Ethernet fieldbus for machine and plant controls, leveraging the EtherCAT Automation Protocol (EAP) for lean data exchange between masters, and OPC UA as a platform for scalable communication with integrated Security by Design, enabling encrypted data transfer up to MES/ERP systems and into the cloud. ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 19 Communication Requirements MES Connectivity Cloud SCADA Cyclic data transfer HMI High deterministic, short cycle times ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 20 Communication Technologies EAP for horizontal communication within the EtherCAT world MES OPC-UA Cloud SCADA EtherCAT Automation Protocol HMI OPC-UA for vertical communication and for connectivity to non-EtherCAT systems EtherCAT for hard real time EtherCAT Device Protocol: Ethernet on-the-fly ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 21 EtherCAT 10,056ノード接続 10,056 EtherCAT Nodes ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 22 EtherCATの特長 ★超高速通信 リアルタイム制御・高速(かつ同期した)データ収集が可能に。 装置性能は中央処理と入出力機器の性能で決まる。 ★高精度な時間(1μ s以下を保証)でノード間同期が可能 多軸の高精度なモーション制御や、高度に自動化された機械の提供が可能に。 プロセス制御の再現性が向上。スループットも向上。 • 敷設性が良い 柔軟なトポロジー。標準のEthernetケーブルが使える。(但し、耐環境性考慮要) • セーフティにも対応 同一ケーブルに通常の機器とセーフティ機器を混在可能。 • オープンネットワークである 安くて良い物がタイムリーに入手可能。技術革新が速い •モーションコントロール領域やそれ以外の領域でも伸びています。 •高速性と高精度なノード間同期はプロセス制御でも有用。 •モーション制御/プロセス制御、セーフティが必要なシステムに最適。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 23 EtherCATの速さ •256点のデジタルI/Oの読み書き → 11μ s •1000点のデジタルI/Oの読み書き →30μ s •200点のアナログI/O(16bit、20kHz)の読み書き →50μ s •サーボ(8バイト)100軸の読み書き → 100μ s 注.上記はデータ伝送時間。 データ伝送時間だけを比較すれば、 ・国産産業用Ethernet Aの5倍、 ・国産産業用Ethernet Bの3倍 ・非Ethernet Cの1000倍 速い! ・これで何も変わらない訳がない。何かが変わる。 制御性能、繰返し精度、機差、調整のしやすさ・・・・・・ ・ネットの高速化がマスタやセンサ・アクチュエータの変革を迫る。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 24 EtherCATはなぜ速いのか?① ・フレーム構造 (シンプルでムダがない) マスタ DVI .. .. 論理プロセスイメージ: 最大 4 GByte 23 2 テレグラム構造 Ethernet HDR HDR 1 PLC Data HDR 2 NC Data HDR n Data n CRC Data n PLC Data NC Data ・この中に全スレーブ情報をパッキング(MAX:1486BYTE/フレーム) ・システム立上げ時に論理アドレスをスレーブに記憶させる。 0 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 25 EtherCATはなぜ速いのか?② ・スレーブはフレーム内のデータを直接読み書き(On the fly) (リクエスト/レスポンス方式の通信ではない。) フレーム ・自分宛の出力データ を読み取り ・入力データを 書込み マスタ .. .. DVI ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 26 アニメーションでどうぞ 出力 Slave Device Slave Device EtherCAT Slave Controller EtherCAT Slave Controller 入力 スレーブでフレームを止めることなく、 データをEthernetフレームに直接読み書き On the fly ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 27 EtherCAT フレームの流れ EtherCATセグメント Master ケーブル EtherCATフレームの経路 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 28 他の産業用Ethernet比較 ■他の産業用Ethernet:1対1通信 Data pay load: e.g. 4 Byte 22 Bytes 4 Bytes 12 Bytes Data: ≥46 Bytes Ethernet Header CRC IPG Request with output data Master I/O Servo Response with input data Data: ≥46 Bytes Ethernet Header 1ノード分のデータ 帯域利用率=4/84* =約5% *注.4バイトユーザ データ通信の例 84は最短Ethernet フレームバイト数 IPG CRC n回繰返す事が必要 ■EtherCAT ・・・・・・・・ Ethernet Header CRC ノード1,2,3 ・・・・・・・・・ nのデータ Master Slave 1 Slave 2 Slave 3 ・・・・・ Slave n 1回でOK ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) EtherCATは各スレー ブ宛の複数のデータグ ラムを一つのフレーム に詰込むため帯域の利 用率が高い! (Max: 97%) 30 ノード間同期の仕組み① ・伝播遅延時間計測(立上げ時にnsオーダーで計測) EtherCATマスタはケーブル等による伝播遅延時間を計測します。 ・オフセット(立上げ時) EtherCATマスタは参照用クロックと各ノードのクロック間のずれを各ノードのレジスタに書き込みます。 ・ドリフト補正(定期的) EtherCATマスタは参照用クロックを定期的に全ノードに配信し、各ノードはクロックのずれを定期的に 補正します。 M(参照クロック) S マスタ S .. .. S DVI 各ノードが時計を持ち、それ を同期、定期的に補正をする ことで実現。 伝播遅延時間も計測。 DC:Distributed Clocks S S S S ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) S 31 ノード間同期の仕組み② 伝搬遅延の測定と時間オフセットの設定 各スレーブにおいて、下流側のスレーブにフレームの送出した時刻と、 そのフレームが戻ってきた時刻の時間差を測定。 マスタが、時間差データを収集し、各DC対応スレーブのマスタクロック との差を補正値として各スレーブに設定。 IPC マスタ ∆t ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 32 同期信号の実機デモシステム構成 クロックマスタの SYNC0の立ち上がり エッジをトリガに設定 M 各スレーブのSYNC0を計測 S S S ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) S 33 同期信号の実機デモ 同期信号 スレーブ マスタ EtherCATマスタとスレーブの同期信号 ①マスタの電源を落とすと同期がズレます。 ②マスタの電源を再投入すると再度同期します。 1)立上げ時ns単位で伝播遅延時間計測 2)立上げ時伝播遅延時間のオフセット 3)定期的なマスタのドリフト補正 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 34 同期信号性能 ・2台のDCスレーブの同期信号タイミングを比較 条件:DCスレーブ間:スレーブ300台、ケーブル総延長120m ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 35 充実の診断機能 •プロファイルの整合チェック ESI(=EtherCAT Slave Information)ファイル •トポロジー、接続順序のチェック ENI(=EtherCAT Network Information)ファイル •CRCチェック 各スレーブにCRCエラーをカウント Data WKC EH Data WKC EH Data WKC Ethernet HDR FH EH •WKC(Working Counter)によるチェック CRC 各スレーブがフレームにR/Wできたか、WKCに書込まれた結 果をマスタが毎サイクルチェック ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 36 EtherCATトポロジの確認 EtherCATネットワーク トポロジはマスタから スレーブポートの リンク情報を使用して スキャンできます。 MASTER ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 37 診断情報付きオンラインビュー ネットワーク動作状態を手早く確認するために、マスタは全ス レーブのオンラインビューを提供できます。 (現在の状態、CRCエラー情報など) Term 18はOP状態 しかしポートBでリンクロスト IO Station E以降のSlaveと 通信不可 (No_COMM) ポートA でCRC エラー 障害を簡単に検出 し、場所を特定。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 38 診断情報付きオンライントポロジビュー トポロジビューでネットワーク状態をビジュアルに確認できます。 障害を簡単に 検出し、 場所を特定。 通信不可 赤丸:CRCエラー ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 39 EtherCAT ネットワークのモニタ • フレームレベルの調査 – 開発者向け • Ethernetプローブまたはタップを使用して、高精度のタイムスタンプ情報 付加し、低/無遅延・ジッタでデバイスをモニタ • 例、Wireshark (www.wireshark.org) 診断用PCに Wireshark を インストール MASTER Ethernet プローブ 高精度タイムスタンプ機能 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 40 認証 オープンな通信規格にとってコンフォーマンス(規格適合性)とイン ターオペラビリティ(相互運用性)は極めて重要。 • コンフォーマンスはEtherCAT製品の全メーカが遵守すべき義務。 • EtherCAT Conformance Test Tool (CTT)によるセルフコンフォーマンステ ストの合格が上市の必須条件。 • CTTのテスト仕様はETGコンフォーマンスWGが策定。 公式の認証テストとしてETGが認定したEtherCAT Test Center (ETC) によるEtherCAT Conformance Testがあります。 • • • • CTTのテスト仕様はETGコンフォーマンスTWGが策定。 世界に4カ所のTest Center (ETC)・・・ドイツ、日本、中国、北米(新設) 日本では京都高度技術研究所(ASTEM)にてサービスを提供中。 EtherCAT Conformance Testに合格した製品には合格認定書 (Certificate)を発行.コンフォーマンステスト合格を表すロゴマークが使用 可能になります。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 41 ETC North America 2014年オープン ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 42 留意事項 • OA用の部品(ケーブル、コネクタ・・・)で動くが、FA環境でのシ ステムの信頼性を考慮すること。 例.ケーブルは二重シールド付きのツイストペア線を使用する。 ケーブルの引き回しに注意(動力線から離すなど) カバー付きのコネクタを使用する。 (ケーブル:カテゴリ5または5e(100BASE-TX) ストレート) コネクタの組立ては細心の注意が必要、配線後必ず回線品質チェック。 • 市販のスイッチングハブでは分岐不可。 EtherCAT専用の分岐ユニットで分岐する。 • 造り込みにより性能や機能に差が発生。 (差異化できる)・・・特にマスタ 例.耐ノイズ性、入出力応答性能、使い勝手 ・機器の開発・選定時はマスタ・スレーブのサポート範囲を確認。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 43 EtherCATマスタの仕様 ・マスタの仕様は、『基本機能』+『機能パック』で規定。 ・基本機能部は Class Aと Class B、2つのClassを定義。 ■基本機能 各項目ごとにClass AとBへの実装の必要性が定義されている Class A Class B 機能項目の例 May May プロセスデータの複数回送信 (フレーム破損対策) Should May マスタオブジェクトディクショナリ Should Should スイッチ、エイリアスによるデバイスIDアドレス Shall Should CoE分割送信 Shall Shall エラーハンドリング Shall Shall プロセスデータの周期交換 Shall Shall メールボックス通信 Shall Shall, if supported ディストリビュートクロック 注.Shall:必須、 Should:推奨、 May:実装が認められている ■機能パック Class A, Bともに実装は任意であるが、実装する場合は下表の定義に従うこと。 機能項目の例 ケーブル冗長性 モーション制御 基本機能 診断機能 +ホットコネクト +ディストリビュートクロック CiA402サポート SERCOSサポート ディストリビュートクロック Class A、 B 共通 Mandatory(必須) Mandatory(必須) Optional(オプショナル) Optional(オプショナル) Mandatory(必須) Optional(オプショナル) Mandatory(必須) ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 44 EtherCATのSafety ・アプリケーション層にセーフティプロトコルを搭載して実現 Material feeding Muting Two-Hand control Protection of workspace e.g. with Laser scanner Emergency stop Operator Diagnosis Safely-limited Position / Speed Setup / Maintenance Door guarding with Interlocking Safety guard Safety over EtherCAT (略称: FSoE Fail Safe over EtherCAT) ・プロトコルは安全度水準 IEC 61508 SIL3に準拠 ・また、TUV Sud Rail GmbH(認証機関)で認証済 ・IEC61784-3機能安全フィールバス内で規格化 ・同一の通信システム上で安全と非安全情報の両立 ・セーフティアプリケーションはEtherCATの利点を全て 供与されます。 高速性、 トポロジは自由、 冗長化(リングトポロジー) ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 45 Safety over EtherCAT EtherCAT safetyシステム ・分散安全ロジック ・標準PLCが安全メッセージを ルーティング ●安全データと通常データの両方を ネットワーク化でシンプルに ・配線の単純化 ・診断の容易化 ・拡張変更の容易化など ●非常にコンパクトなFSoEコンテナ 最小6Byte ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 46 Safety over EtherCAT ベンダ 2005年から認証済Safety over EtherCAT対応商品がリリース Safety PLC, Drives, I/O Sensors, FSoE Stacks Service Provider ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 47 冗長化(リング) Master J J Slave 1 Slave M-1 RX TX TX RX ... RX TX TX RX RX Unit TX Unit RX TX MAC 1 RX TX MAC 2 RX TX 第2のEthernetポート追 加のみで、特殊なハード ウェアは不要。 J Slave N ... ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) RX TX TX RX 48 冗長化(リング): ケーブル異常時 Master RX Unit TX Unit RX TX MAC 1 RX TX MAC 2 RX TX J J Slave 1 Slave M-1 Slave M+1 RX TX RX TX TX RX TX RX RX TX TX RX ... 断線等 J ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) J Slave N ... RX TX TX RX 49 冗長化(リング) : ノード故障発生時 Master RX Unit TX Unit RX TX MAC 1 RX TX MAC 2 RX TX J J 故障 Slave 1 Slave M-1 Slave M RX TX TX RX ... J J Slave M+1 RX TX RX TX RX TX TX RX TX RX TX RX ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) Slave N ... RX TX TX RX 50 ETG Semi TWG(ETG半導体製造装置技術作業部会) 実装ガイド、Device Profile、Semi対応 要件、Semi対応コンフォーマンステス トを策定 Common Device Profiles ・2011/10/26,27 設立 ETG.5003.1 Common Device Profile (CDP) Released 06/2013 ETG.5003.2 Firmware Update Requirements Final Draft for vender review soon ・2015/5/5-6 Meeting in USA USA・ドイツ・UK・日本などからユー ザ・ベンダから約40名の技術者が参 加し、仕様の拡張とテスト仕様レ ビューを実施した。 ・次回は10月。 Doc Number Title Status Specific Device Profiles (SDP) ETG.5003.2000 Abatement and Subfab Released 10/2013 ETG.5003.201x DC&RF Power Generator Released 10/2013 ETG.5003.202x Mass Flow Controllers Released 10/2013 ETG.5003.203x Process Control Valve Released 4/2014 ETG.5003.2040 RF Match Released 10/2013 ETG.5003.2050 Roughing Pump Released 10/2013 ETG.5003.2060 Temperature Controller Released 10/2013 ETG.5003.2070 Turbo Pump Released 10/2013 ETG.5003.2080 Vacuum Pressure Gauge Released 10/2013 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 51 EtherCATのご採用事例 ・高性能を発揮するアプリケーション 半導体、FPD製造装置 射出成形機 高速金属加工機 工作機械 繊維機械 ロボット 包装機 エンジンテスト装置 測定機器 ブロー成形機 ・柔軟なトポロジーを 活かしたアプリケー ション 搬送システム 自動倉庫 印刷機 プレス機 木工機械 橋梁免震システム 人口降雪機 風力発電機 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 52 EtherCAT の導入効果例 電子部品メーカ様の事例 •EtherCATで通信時間 11.4倍向上(通信比率は12%へ) •アルゴリズム改善で計測時間 3.2倍向上 •新規カメラハードで画像入力時間 2.6倍向上 EtherCAT 採用前 通信 (要求) カメラ 計測 通信 (データ出力) 通信比率 33% 265ms/ワーク (24.4 + 18 + 160 + 62.6) EtherCAT 採用後 通信 ○○ms 64.7ms/ワーク (0.25 + 6.8 + 50 + 7.65) 1/100 1/10 通信時間 12% 通信は速くなる。中央処理・入出力機器の応答性能の向上が重要に! ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 53 半導体製造装置メーカ様の評価 • • • • • ・ ・ ・ ・ プロセス制御において狙いの性能が出しやすくなる。 設計が楽になる。=設計工数の削減 最適化のための調整期間の大幅短縮が図れる。(社内および現地調整時) 装置性能の均一性が高くなり、装置の依存性が小さくなる。(機差が小さくなる) →人による調整が楽になる。 歩留りは当然良くなる。 ネットワークの構成(種類)を減らせる。 →システムの構成要素が減り保守コスト・導入コストの削減につながる。 →全ての機器がEtherCATにつながると配線が楽で制御盤を小さくできる。 敷設性が格段に良くなり配線に要する期間が大幅に短縮できる。 デージーチェーンだから配線が楽で見栄えも良くなる。Ethernetだから業者で 加工がしやすい。配線長を心配しなくて良い。 データ収集が高速にでき、統計的解析の精度が上がる。(EESの高度化) ガス配管が長い場合、MFCやバルブが同期をとって制御でき、捨てるガスが減る EtherCATは高速のためパラレルI/O感覚で使用できる ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 54 ETG日本地域委員会の活動 ETG日本地域委員会では、EtherCAT技術の普及と理解向上に 向けた活動を展開しています。 プロモーション ・展示会 ・セミナー ・広報、プレス 技術検討 ・技術課題の共有化 ・解決策の検討 ・日本発信案の提案 ETG日本地域委員会メンバー 日立産機システム ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 55 技術サポート ①日本語による技術問合せ窓口 Q 質問者 A ETG日本 オフィス [email protected] ②「EtherCAT スレーブ開発手順参考書」 初めてEtherCATスレーブを開発しようとされている方を対象に、開発に必 要な仕様書や各種情報の把握と開発全体のイメージを把握していただくた めの参考書を作成。 Webサイトのメンバエリアからダウンロード可能。 (http://www.ethercat.org/MemberArea/download_slave.asp) ③仕様書の日本語化 ④Web siteの日本語化 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 56 2015年度イベント予定 種類 イベント名 セミナ 4月24日(金) 京都 開催済 ASTEM様 ETGメンバ 展示会 セミナ ETG スレーブ開発者サポートセミナ TECHNO-FRONTIER2015 出展者セミナー(採用セミナ) メンバミーティング 5月20日(水)-22日(金) 5月21日(木) 6月12日 東京 開催済 幕張メッセ 一般 日石横浜ビル 開催済 セミナ 産業オープンネット展 7月7日(火)、9日(木) ETGメンバ 一般 セミナ マスタ開発者サポートセミナ 技術アップデート Plug Fest 8月20日(木) 9月9日(水) 9月10日(木)、11日(金) 横浜 大阪 東京 東京 開催済 山洋電気様 一般 横浜 日石横浜ビル 開催済 ETGメンバ セミナ 採用セミナ 10月8日(木) 東京 山洋電気様 セミナ 展示会 セミナ 展示会 セミナ セミナ スレーブ開発者サポートセミナ SCF 2015 出展者セミナー(採用セミナ) セミコン・ジャパン2015 出展者セミナー(採用セミナ) 採用セミナ 11月12日(木) 12月2日(水)-4日(金) 横浜 日石横浜ビル ETGメンバ 東京 東京ビックサイト 一般 12月16日(水)-18日(金) 東京 東京ビックサイト 一般 2016年2月19日(金) 兵庫 日立産機システム様 一般 ETG 日程 場所 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 会場 千里ライフサイエンスホール、 開催済 大田区産業会館 対象 一般 57 ご清聴、ありがとうございました。 発表資料のPDFをご希望の方は、 アンケートの「9.その他」に 「資料希望」と記載ください。 後日、E-mailにて送らせて頂きます。 ©EtherCAT Technology Group 東京採用セミナー(2015/10/8) 58