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第770号 - 山形県医師会
DIC2125 第770号 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 平成27年10月10日発行 平成27年10月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第770号 製造販売元 コーアイセイ株式会社 山 形 市 若 葉 町 13 番 45 号 「山形県女性医師支援ステーション」 OPEN 「山形県女性医師支援ステーション」とは 女性医師・女子医学生の皆様が、山形県で医師として活躍いただけるよう ❶ ワンストップの専門相談窓口を開設します。 ❷ ホームページ上で、女性医師・女子医学生の方が必要とする情報を一元的に提供します。 ❸ インターネット上で交流できる掲示版を設置します。 「山形県女性医師支援ステーション」の概要 ❶ 相談窓口 女性医師・女子医学生の皆様が、医師として働き続けていくうえでの不安や悩みに対する 専門の相談窓口を設けております。 専門の相談員が、秘密を厳守のうえ応対しますので、お気軽に御相談ください。 相談は以下の方法により、受け付けております。 メール ホームページの相談フォーム 電 話 023-666-6868(月∼金 9:00∼17:00) FAX 023-647-7757 ❷ ホームページ 育児情報、介護情報、就業・復職情報、各種支援制度、イベント情報等を提供します。 URL:http://www.yamagata-joi-support-station.jp 表 紙 写 真 ❸ 交流掲示版 「里山の秋」 女性医師・女子医学生同士で情報交換、質問等ができる交流掲示板を 利用できます。 (ホームページ上からアクセス) 山形市 柘 植 更 一 開設場所 青い空、白い雲、緑の里山、黄金色に稲穂が垂れる。日本に生まれ、山形に住ん 問合わせ先 で、良かったと感じる一瞬。 一般社団法人 山形県医師会内 山形県健康福祉部地域医療対策課 医師・看護師確保対策室 電話 023-630-2258 FAX 023-630-2301 E-mail [email protected] 一般社団法人山形県医師会事務局 電話 023-666-5200 FAX 023-647-7757 E-mail [email protected] 平成27年9月 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 単位・CC 「高齢者における糖尿病治療」 11月2日捷 19:00~20:50 山形大学医学部内科学第三講座助教 渡邉健太郎 「膵・肝関連から深める2型糖尿病治療戦略」 山形市 ホテルメトロポリタン山形 日本大学医学部内科学系糖尿病代謝内科分野教授 石原寿光 日医生涯教育 1. 5単位 「肝硬変を巡る最近の話題 11月6日晶 18:40~20:30 ~栄養代謝と脳症に対するマネージメントを中心に~」 盛岡市立病院院長 加藤章信 山形市 パレスグランデール 日医生涯教育 1. 5単位 11月8日掌 13:30~16:45 南陽市 えくぼプラザ 「かかりつけ医の役割」、「認知症の診断と治療」 「医療・介護・地域の連携と制度」 社会医療法人二本松会山形さくら町病院院長 横川弘明 「かかりつけ医に対する期待」 山形県健康福祉部健康長寿推進課 日医生涯教育 3単位 11月9日捷 18:30~20:00 新庄市 県立新庄病院 「ウイルス性肝炎の最新標準治療について」 山形大学医学部第二内科助教 芳賀弘明 日医生涯教育 1. 5単位 15・73・76 会の名称及び主催者又は連絡先 山形県臨床内科医会学術講演会 山形県臨床内科医会事務局 察0236665200(金子) 第5回山形消化器・肝臓フォーラム 大塚製薬㈱ 15・27・73 5・13・14 29・69・80 9・11・73 11月10日昇 18:30~20:30 察0236433879(糸数) かかりつけ医認知症対応力向上研修 山形県健康福祉部健康長寿推進課 察0236303121(横山) ウイルス性肝炎最新標準治療研修会 山形県健康福祉部健康福祉企画課 薬務・感染症対策室 察0236302315(濱本) 「足の血管から全身の血管を診る 日医生涯教育 ~末梢動脈のカテーテル治療も進歩しています!~」 2単位 山形大学医学部附属病院第一内科集中治療部助教 高橋 大 山形市 ホテルメトロポリタン山形 「大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVR/ ) 」 2・19・44・42 TAVI 日本海総合病院循環器内科診療部長 菅原重生 循環器検診研修会 11月11日昌 18:45~19:45 第43回済生館がん治療症例検討会 がん治療症例検討会 (放射線科 緩和ケア 外科) 山形市 山形市立病院済生館 11月11日昌 18:45~ 天童市 天童ホテル 日医生涯教育 1単位 84 「CKDにおける医療連携について」 医療法人社団清永会矢吹病院副院長 伊東 稔 日医生涯教育 2単位 2・10・13・73 山形県医師会 察0236665200(栗原) 山形市立病院済生館 第二診療部外科 察0236255555(守本) 第198回三郡市医師会学術講演会 北村山地区医師会 察0237552810(大貫) 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 11月13日晶 18:30~20:30 寒河江市 寒河江市西村山郡医師会館 主な演題及び講師 「笑顔の在宅生活を支える認知症の実践医療のコツ ~認知症初期集中支援チームと地域“脳”活ケア~」 群馬大学大学院保健学研究科教授 山口晴保 単位・CC 日医生涯教育 2単位 5・10・29・80 11月14日松 14:00~16:10 「11月14日世界糖尿病デーについて」 山形県立中央病院副院長 間中英夫 「糖尿病、甘いものや油だけではない塩分にも注意」 山形市 山形ビッグウイング 矢吹病院健康栄養科長 清野由美子 「糖尿病の合併症を食い止めよう」 山形県立中央病院看護主査 阿部久美子 「糖尿病、知らぬは恐怖、知って安心」 山形大学医学部第三内科助教 諏佐真治 日医生涯教育 2単位 11月14日松 12:50~17:05 第一部「ウイルス性出血熱としてのエボラ出血熱の今昔」 日医生涯教育 3. 5単位 山形市 山形テルサ 第二部 シンポジウム「血小板製剤を巡る最近の話題」 11月14日松 16:00~18:00 山形市 ホテルキャッスル山形 【参加費:1, 000円】 11月14日松 16:15~17:15 山形市 山形国際ホテル 【参加費:1, 000円】 11月14日松 17:00~18:00 山形市 山形グランドホテル 日医生涯教育 2単位 糖尿病市民公開講座 察0236665200(渋谷) 赤十字血液シンポジウム 東北 東北ブロック血液センター 察0223547088(小砂子) 第26回山形血管疾患研究会 日本ゴア㈱ 日医生涯教育 1単位 5・6 「肺の生活習慣病COPD」 東北大学大学院医学系研究科医学部 内科病態学講座呼吸器内科分野教授 一ノ瀬正和 寒河江市西村山郡医師会 察0237864291(加藤) 山形県医師会 8・13・74・82 「摂食障害に出会って、、、療内科医でできることとその限界」 国立研究開発法人国立国際医療研究センター 国府台病院心療内科特任診療部長 石川俊男 寒河江市西村山郡医師会学術講演会 11・62・76・82 9・28・50 51・53・73 「Exc と8年、TAGと7年のお付き合いから思う事」 l uder 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院心臓血管外科 大動脈血管内治療センター長 栗本義彦 会の名称及び主催者又は連絡先 日医生涯教育 1単位 4・15 察0367462560(小沢) 第44回山形心身医学研究会 山形大学医学部精神科 察0236285322(榎戸) 東北大学艮陵同窓会山形県支部 特別講演会 東北大学艮陵同窓会山形県支部事務局 察0236888733(岡部) 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 11月16日捷 18:30~20:00 主な演題及び講師 「実例に学ぶ、死体のみかた」 山形大学医学部法医学講座教授 山崎健太郎 酒田市 酒田市民健康センター 11月16日捷 18:30~20:00 寒河江市 ホテルシンフォニー本館 11月19日昭 18:40~20:30 日医生涯教育 1. 5単位 会の名称及び主催者又は連絡先 死体検案研修会 山形県医師会 1・12 「ウイルス性肝炎の最新標準治療について」 山形大学医学部第二内科准教授 齋藤貴史 米沢市 置賜保健所 11月18日昌 19:00~20:30 単位・CC 日医生涯教育 1. 5単位 9・11・73 「脳梗塞患者におけるRos uvas t at i nの 大動脈弓部プラークへの効果と予後に及ぼす影響について」 北村山公立病院内科医長 金子一善 日医生涯教育 1. 5単位 73・75・82 「血液透析患者に対するレボカルニチン補充の有用性」 医療法人社団博鳳会敬愛病院腎臓内科院長 樋口輝美 山形市 山形国際ホテル 日医生涯教育 1. 5単位 察0236665200(栗原) ウイルス性肝炎最新標準治療研修会 山形県健康福祉部健康福祉企画課 薬務・感染症対策室 察0236302315(濱本) 寒河江市西村山郡医師会学術講演会 寒河江市西村山郡医師会 察0237864291(加藤) 第3回透析患者のトータルケア講演会 大塚製薬㈱ 1・18・66 11月27日晶 18:30~20:30 察0236433879(糸数) 「大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVR/ ) 」 日医生涯教育 TAVI 日本海総合病院循環器内科診療部長 菅原重生 2単位 酒田市 「足の血管から全身の血管を診る 酒田市民健康センター ~末梢動脈のカテーテル治療も進歩しています!~」 2・19・44・42 山形大学医学部附属病院第一内科集中治療部助教 高橋 大 循環器検診研修会 11月27日晶 19:10~20:30 第2回生活習慣病と睡眠障害を考える 研究会 「心血管疾患の発症・進展リスクとしての睡眠呼吸障害」 東京医科大学循環器内科准教授 高田佳史 山形市 ホテルメトロポリタン山形 【参加費:500円】 11月28日松 13:30~16:30 「蔵王火山の現状・噴火史・今後について」 山形大学理学部地球環境学科教授 伴 雅雄 山形市 「山での救急:医療者が陥る落とし穴!」 山形県看護協会会館 国際山岳医 社会医療法人孝仁会心臓血管センター北海道大野病院循環器内科 大城和恵 日医生涯教育 1単位 20・82 山形県医師会 察0236665200(栗原) MSD㈱ 察08054791686(石井) 日医生涯教育 3単位 第6回医療安全やまがたフォーラム 山形県医師会 1・5・8・10 察0236665200(大泉) 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 11月28日松 15:00~18:00 単位・CC 主な演題及び講師 「胃と腸に関する症例提示」 会の名称及び主催者又は連絡先 第49回山形胃と腸勉強会 山形県医師会消化器検診読影研修会 日医生涯教育 3単位 「症例読影研修」 山形市 大泉胃腸科内科クリニック院長 大泉晴史 山形大学医学部 【参加費:1, 000円】 山形県立中央病院消化器内科医長 藤嶋昌一郎 1・50・51 52・53・54 大鵬薬品工業㈱ 察0236451418(中村) がんネットTVカンファレンス 開催日時及びテーマ(担当) 会 場 取得単位 山形県立中央病院 第4会議室(3階) 日医生涯教育 1. 5単位 11月12日昭 17:30~19:: 00 多地点合同メディカルカンファレンス 「がん患者の血栓症への対応」 ( 国立・中央) 11月26日昭 17:30~19:00 「大腸がん化学療法の治療戦略」 ( 山形) 産 開催日時及び場所 11月2日捷 18:00~ 鶴岡市 鶴岡地区医師会館 業 医 研 修 「医療機関における産業保健活動~メンタルヘルス対策を中心に~」 日本産業衛生学会医療従事者のための産業保健研究会世話人 和田耕治 「嘱託産業医が関わるストレスチェック制度の進め方 (山形県医師会産業医委員会作成マニュアル)」 山形県医師会産業医委員会委員 上野寿樹 「労働衛生関係法規と関係通達等の改正について」 庄内労働基準監督署長 東海林 晃 酒田市 「職場分析と職場環境改善の進め方(実地研修)」 酒田市民健康センター 本間病院 菅原 保 酒田市 東北銘醸㈱ 「職場巡視について」 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(産業医学) 医師 菅原 保 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(労働衛生工学) 労働衛生コンサルタント 齋藤 誠 山形県立がん・生活習慣病センター 察023-685-2616(平田) 会 主な演題及び講師 11月12日昭 18:30~ 11月19日昭 14:00~ 会の名称及び申込先 取得単位 基礎研修 後期2. 5単位 又は 生涯研修 専門2. 5単位 基礎研修 実地1. 0単位 後期1. 0単位 又は 生涯研修 更新1. 0単位 実地1. 0単位 実施主体者及び申込先 山形県医師会 察0236665200 酒田地区医師会十全堂 察0234220558 山形産業保健総合支援センター 生涯研修 実地2. 0単位 酒田地区医師会十全堂 察0234220558 産 開催日時及び場所 11月19日昭 18:30~ 米沢市 米沢市医師会館 11月19日昭 19:00~ 山形市 山形市医師会館 11月25日昌 14:00~ 山形市 山形ビッグウイング 11月26日昭 18:30~ 新庄市 新庄市民文化会館 11月30日捷 18:00~ 業 医 研 修 会 主な演題及び講師 取得単位 「ストレスチェック制度等について」 米沢労働基準監督署安全衛生課長 木村勝則 「法改正対応に伴うリスクアセスメント手法について」 株式会社テトラス 労働衛生コンサルタント 本間直人 「産業医活動の現状「意見交換・質疑」」 米沢市医師会副会長 中條明夫 基礎研修 実地1. 0単位 後期1. 5単位 又は 生涯研修 更新0. 5単位 実地1. 0単位 専門1. 0単位 「職場における気道確保と心肺蘇生に関する実技」 橘医院 院長 橘 英忠 生涯研修 実地2. 0単位 「ストレスチェック及び面接指導の実施方法と留意点」 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(メンタルヘルス) 医師 東谷慶昭 生涯研修 専門2. 0単位 「臨床現場のスケッチ~職場におけるメンタルヘルス対策~」 新庄明和病院 副院長 池谷龍一 「ストレスチェックについて」 きねぶち医院 杵渕 篤 「医療機関における産業保健活動~メンタルヘルス対策を中心に~」 日本産業衛生学会医療従事者のための産業保健研究会世話人 和田耕治 山形市 「嘱託産業医が関わるストレスチェック制度の進め方 ホテルメトロポリタン山形 (山形県医師会産業医委員会作成マニュアル)」 山形県医師会理事 神村裕子 実施主体者及び申込先 米沢市医師会 察0238230386 山形市医師会 察0236413650 山形産業保健総合支援センター 察0236245188 基礎研修 後期2. 0単位 又は 生涯研修 専門2. 0単位 基礎研修 後期2. 5単位 又は 生涯研修 専門2. 5単位 新庄市最上郡医師会 察0233221151 山形県医師会 察0236665200 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 1 目 次 生涯教育のお知らせ がんネットTVカンファレンス 産業医研修会 お知らせ PMDA医療安全情報……………………………………………………………………………………………… 2 YBCラジオ番組「ドクターアドバイスできょうも元気」放送中…………………………………………… 6 山形県医師会会員専用ページのアカウント及びメールによる 周知文書の自動配信・メーリングリストについて……………………………………………………… 7 表 彰 厚生労働大臣表彰 大内 清則 先生………………………………………………………………………… 8 厚生労働大臣表彰 小関 憲 先生………………………………………………………………………… 8 シリーズ在宅医療 山形市医師会の在宅医療へのとりくみ…………………………………………山形市医師会 朝田 徹… 9 学 術 学校保健委員会の活性化 ノーメディアの実践:成功と失敗…………………………………山形県小児科医会 齋藤 慶一… 11 郡市地区医師会コーナー インフルエンザの診断、雑感 ―鼻腔拭い液と鼻汁鼻かみ液の違い―…………………………………山形市医師会 岡部 健二… 16 寄 稿 戦死者の遺骨………………………………………………………………………………山形市 武田 和夫… 18 102「田中菊雄」 山形県の偉人冊 …………………………………………………………… 山形市 武田 昌孝… 19 21世紀への希望………………………………………………………………………… 上山市 渡辺 好博… 20 郡市地区医師会会報より 「ドクター・アドバイスで今日も元気! 」ラジオ出演記…………… 仁陽堂外田医院院長 外田 博貴… 21 ! 筆 硯 ノーベル賞のこと………………………………………………………山形県医師会常任理事 深尾 彰… 23 県医師会だより 第6回常任理事会…………………………………………………………………………………………………… 24 第6回全理事会……………………………………………………………………………………………………… 28 県医日誌……………………………………………………………………………………………………………… 34 会員異動……………………………………………………………………………………………………………… 36 医師国保だより……………………………………………………………………………………………………………… 37 企業年金基金だより………………………………………………………………………………………………………… 39 編集後記……………………………………………………………………………………………………………………… 40 〔ホームページ〕ht 〔Eメール〕ke t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ ni s hi @yamagat a. med. or . j p 2 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 PMDA医療安全情 P ( 全情報 安全 PM MD 報(独)医薬品医療機器総合機 DA A医 医療安 機構 品医 医療 療機 機器 器総 (独) )医薬品 構 総合 合機 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 医薬品医療機器総合機構PMDA医療安全情報から、No. 47 2015年9月「薬液投与ルートの取扱いについ て」掲載します。 ᾝιᵌᾃᾆ ᾁᾀᾄ࠰ ڦҔᕤԼҔၲೞ֥ዮӳೞನ ᾟᾜᾓᾐ Ҕၲܤμऴإ ᵗஉ JVVRYYYROFCIQLR 䠪䡋㻚䠐䠓 䠎䠌㻝䠑ᖺ 䠕᭶ ტۙๆᄋһ̔ҘрٝЖнжЖи ڊચᄿѢѓѵџදڝэѿӏҖӥҺ 䠄䠍䠅 䝎䝤䝹䝹䞊䝯䞁䛾㻯㼂䜹䝔䞊䝔䝹䛛䜙䝤䝗䜴⢾䛾ᢞ䜢⾜䛖㝿䚸ㄗ䛳䛶䜰䝗䝺䝘䝸䞁䛾䝹䞊䝖䛛䜙䚸 䝽䞁䝅䝵䝑䝖ᢞ䛧䛶䛧䜎䛔䚸ᝈ⪅䛜ᚰᐊ⣽ື䜢⏕䛨䛯䚹 䠍 ೨ߧНћрტۙๆᄋમрඍٻнжЖи 䝹䞊䝖䛾ഃ⟶䛛䜙⸆ᾮ䜢ᢞ䛩䜛㝿䛻䛿䚸䝹䞊䝖ෆ䛾⸆ᾮ䜢☜ㄆ䛩䜛䛣䛸䚹 һ̔Ҙຜр ѲҙҼҚҺӃО ܃Щ଼Чўѝ̂ ̢࡚ๆᄋ̣̂̂ มݔხۙ ҦҙѶ๘ ὀ䠅 䝎䝤䝹䝹䞊䝯䞁䜹䝔䞊䝔䝹䛿䚸䜹䝔䞊䝔䝹䛾ෆ⭍䛜2䛴䛻ศ䛛䜜䛶䛔䜎䛩䚹 ѲҙҼҚҺӃ ѲҙҼҚҺӃрһ̔Ҙ ҐҦһһ̔ұӃ ϗϪѻ ѻҖ̔Җһ มݔხۙрһ̔Ҙ 1/4 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 ᾝιᵌᾃᾆ ᾁᾀᾄ࠰ ڦҔᕤԼҔၲೞ֥ዮӳೞನ ᾟᾜᾓᾐ Ҕၲܤμऴإ JVVRYYYROFCIQLR 䠄䠎䠅 㓟⣲䝬䝇䜽䛻᥋⥆䛧䛶䛔䛯㓟⣲䝏䝳䞊䝤䜢᥋⥆䛩䜛㝿䛻䚸㍺ᾮ䝹䞊䝖䛾䝁䝛䜽䝍䛻 ᥋⥆䛧䛶䛧䜎䛳䛯䚹 䠎 һ̔ҘౢમрඍٻнжЖи̢Ярυ̣ ხۙһ̔Ҙкੰಫґҵ̔Ҧрঃౢ O2 ੰಫґҵ̔Ҧ O2 O2 ხۙһ̔Ҙ O2 O2 ᆰൢصఀᲛ ᛚዓ O2 O2 धᎍƞǜƴᙐૠƷȫȸȈƕዓƞǕƯƍǔئӳƴƸŴ ዓƴȫȸȈμ˳ǛਦưƨƲƬƯᄩᛐƠLJƠǐƏᲛᲛ 2/4 ᵗஉ 3 4 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 ᾝιᵌᾃᾆ ᾁᾀᾄ࠰ ڦҔᕤԼҔၲೞ֥ዮӳೞನ ᾟᾜᾓᾐ Ҕၲܤμऴإ JVVRYYYROFCIQLR 䠄䠏䠅 ◳⭷እ㯞㓉⏝䝹䞊䝖䜢᥋⥆䛩䜛㝿䛻䚸㍺ᾮ䝹䞊䝖䛻᥋⥆䛧䛶䛧䜎䛳䛯䚹 䠏 һ̔ҘౢમрඍٻнжЖи̢Ярφ̣ ხۙһ̔Ҙърহၼݰၳఔᄝһ̔Ҙрঃౢ ხۙ ࢣୖၳఔਰ হၼݰၳఔᄝ һ̔Ҙ ხۙһ̔Ҙ ԠԈͣഥᲛ ࣎ͣഥᲛ ዓٳǕᲛ ͨሥ ǁƷᛚዓ ዓٳǕǛႆᙸƠƨئӳƴƸŴƋǘƯƣ৲ɨȫȸȈǛᄩᛐƠLJƠǐƏᲛᲛ ཎƴŴ᧓ٸƳƲܴϋƕଢ଼ƍئӳƴƸŴҗЎදॖƠƯɦƞƍŵ 3/4 ᵗஉ 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 ᾝιᵌᾃᾆ ᾁᾀᾄ࠰ ڦҔᕤԼҔၲೞ֥ዮӳೞನ ᾟᾜᾓᾐ Ҕၲܤμऴإ JVVRYYYROFCIQLR 䠄䠐䠅 䠐 ⸆ᾮᢞ㛤ጞ䚸䠎䛴䛾㍺ᾮ䝫䞁䝥䛾ὶ㔞䜢㏫䛻ධຊ䛧䛶ᢞ䜢㛤ጞ䛧䛶䛧䜎䛳䛯䚹 ๆᄋһ̔ҘрঃнжЖи ㍺ᾮ䝫䞁䝥➼䛾ὶ㔞ධຊ䛻䛿䚸ᚲ䛪䝹䞊䝖䜢䛯䛹䜚ᣦ♧ὶ㔞䜢☜ㄆ䛩䜛䛣䛸䚹 ਦᅆ් ਦᅆ් O.J O.J ἽὊἚỉʩࠀ ჇɥƷ෩ȐȃǰǛᙸƯ O.JƱᛚλщᲛᲛ ὶ㔞 ჇɥƷ෩ȐȃǰǛᙸƯ O.JƱᛚλщᲛᲛ ὶ㔞 mL /h mL /h धᎍƞǜƴᙐૠƷ෩ȝȳȗǍǷȪȳǸȝȳȗǛ̅ဇ ƠƯƍǔئӳƴƸŴȫȸȈƕʩࠀƠƯƍƳƍƔƷᄩᛐǛƠŴ ࣬ƍᡂLjƴǑǓᛚλщƠƳƍǑƏදॖƠLJƠǐƏŵ ஜऴإƷသॖໜ ᲤƜƷ2/&#ҔၲܤμऴإƸŴᝠׇඥʴଐஜҔၲೞᏡᚸ̖ೞನƷҔၲʙऴإӓᨼ ሁʙಅإԓӏƼҔᕤԼŴҔၲೞ֥ƷԼឋӏƼܤμࣱƷᄩ̬ሁƴ᧙Ƣǔඥࢷƴ ؕƮƘи˺ဇȷɧφӳإԓƴƓƍƯӓᨼƞǕƨʙ̊ƷɶƳƲƔǒŴᇌᘍඥ ʴҔᕤԼҔၲೞ֥ዮӳೞನƕܼᧉݦƷॖᙸǛӋᎋƴҔᕤԼŴҔၲೞ֥Ʒܤμ̅ ဇਖ਼ᡶƷᚇໜƔǒҔၲ᧙̞ᎍƴǑǓЎƔǓǍƢƍ࢟ưऴإ੩̓ǛᘍƏNjƷưƢŵ ᲤƜƷऴإƷ˺ƴ࢘ƨǓ˺ƴƓƚǔദᄩࣱƴƭƍƯƸɢμǛƠƯƓǓ LJƢƕŴƦƷϋܾǛݩஹƴǘƨǓ̬ᚰƢǔNjƷưƸƋǓLJƤǜŵ ᲤƜƷऴإƸŴҔၲࢼʙᎍƷᘶǛСᨂƠƨǓŴҔၲࢼʙᎍƴ፯ѦǍᝧ˓Ǜᛢ ƠƨǓƢǔNjƷưƸƳƘŴƋƘLJưҔၲࢼʙᎍƴݣƠŴҔᕤԼŴҔၲೞ֥Ʒ ܤμ̅ဇƷਖ਼ᡶǛૅੲƢǔऴإƱƠƯ˺ƠƨNjƷưƢŵ ႆᘍᎍ Ჴ ᇌᘍඥʴ ҔᕤԼҔၲೞ֥ዮӳೞನ ƓբӳƤέ ᲴҔၲܤμऴܴإ 4/4 ƲƜǑǓNjଔƘ2/&#ҔၲܤμऴإǛ λưƖLJƢᲛ ႇƸƜƪǒƔǒŵ ᵗஉ 5 6 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 「 Y につ クターアドバ 」の放 放送に 「ド ドク て 去 気」 ょうも も元気 でき きょ バイス スで つい いて YB BC 組「ドクターアドバイスできょうも元気」の放送につい Cラジオ番組 救 YBCラジオ番 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、月曜日から金曜日まで下記の時間、県民向けにYBCラジオで健康情報番組「ドクター アドバイスできょうも元気」を放送中です。 健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さんに聴取をお勧めください。 11月の放送予定は下記のとおりです。 【放送時間:月曜日から金曜日 6時30分~6時45分、12時40分~12時55分】 放送日 テーマ 出演者 医療機関名 11月2日~6日 三叉神経痛について 竹村 直 山 形 済 生 病 院 11月9日~13日 たばこと血液疾患について 外田 洋孝 山 形 済 生 病 院 11月16日~20日 近頃の肝臓の話 鈴木 克典 山形県立中央病院 11月23日~27日 本当にこわいタバコの話 安孫子正美 山形県立中央病院 11月30日~12月4日 赤ちゃんの話あれこれ 若林 崇 山形県立中央病院 解回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回塊 壊 壊 山形県医師会会報への投稿についてお願い 壊 壊 壊 壊 壊 1.投稿者は、本会の会員または会員との共著者であることを原則とします。 壊 壊 2.内容は、学術論文、随想、短歌、趣味に関するものなど、なんでも結構です。 壊 壊 3.原稿は横書きとし(短歌、俳句等は除く)、当用漢字、現代かなづかいを使って 壊 壊 壊 ください。 壊 壊 壊 明らかな誤字・脱字等は、情報広報部にて訂正いたします。(外国語はパソコン 壊 壊 壊 か活字体でとくに明瞭に。) 壊 壊 壊 4.原稿用紙は、原則として県医師会所定のもの(一行22字×21行)をご使用くだ 壊 壊 壊 さい。ご希望の方にはお送り致します。(4枚で1頁) 壊 壊 壊 5.パソコン使用の場合は、Eメール添付、FD・CDを送付して頂いても結構です。 壊 壊 6.学術関係のものは、臨床医家向きにお書きください。 壊 壊 7.原稿の締切は毎月月末です。 壊 壊 壊 壊 8.原稿の採否は情報広報部できめさせていただきます。 壊 壊 9.別刷希望の方はあらかじめお申し出ください。(30部以上の場合は、実費をいた 壊 壊 壊 だきます。) 壊 壊 壊 10.その他については、事務局(023-666-5200)にご照会ください。 壊 廻回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回快 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 7 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山 山形県医師会会員専用ページのアカウント及 山形 形県 び ージ 員専用 用ペー 会員 県医師 師会会 ント及 及び ウン ジのア アカウ 救 去 つ い る 周 ス ト に グ リ ル に よ メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ て ー リ ン メ ー ・ メ 動 配 信 の 自 知 文 書 救 去 メールによる周知 書の自動 信 メー ングリスト ついて 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、会員専用ページを開設して おります。このページでは会員および医療機関の 情報、県医師会および各地区医師会の行事などを 花笠メーリングリスト 会 員 専 用 の メ ー リ ン グ リ ス ト「花 笠ML」 (hanagas aml @yamagat a. med. or . j p)を立ち上げ 公開しております。会員の先生方の専用ページと ております。 なっており、アクセスするためにはアカウントが 花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意見交 必要となります。 換を行う場を提供します。また、この趣旨を通じ て地域医療の発展、更には医療全体の向上に寄与 会員専用ページのアカウント することを願うものです。 ◆ユーザ名: 未加入の会員は、これを機会に是非ご参加くだ y+日医会員番号(日医刊行物送付番号) さい。 ◆パスワード: 生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁 (例):1950年1月2日の方:500102 ※準会員の方は、本会までお申し込みください。 周知文書の自動配信 申し込み先 周知文書の自動配信、メーリングリスト「花笠 ML」への参加を希望される先生は、本会宛メール (ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p)にてお申し込み ください。 周知文書あるいは県医師会からのお知らせを メールを利用して行っております。希望された会 山形県医師会ホームページ: 員には、県医師会ホームページの会員メニュー「新 ht t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ 着文書」をメールにて配信いたします。ご希望の メールアドレス: 会員は、是非お申し込みください。 ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p 花笠MLアドレス: hanagas aml @yamagat a. med. or . j p ◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇ 斬山形市医師会学術講演会のご案内 8 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 表 彰 大 内 清 則 先生 厚生労働大臣表彰に輝く 大内清則先生(山形市)は、多年にわたり地域 の救急医療の確保、救急医療対策の推進に貢献さ れたご功績が認められ、去る9月9日、厚生労働 大臣より表彰されました。 まことにおめでとうございます。 小 関 憲 先生 厚生労働大臣表彰に輝く 小関 憲先生(山形市)は、多年にわたり産科 医療の推進に貢献されたご功績が認められ、去る 9月10日、厚生労働大臣より表彰されました。 まことにおめでとうございます。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 9 山形市医師会の在宅医療へのとりくみ 山形市医師会 朝 田 徹 1 はじめに い先生方が中心となり2009年5月に「山形在宅ケ 山形市医師会では高齢者が住み慣れた地域、思 ア研究会」が発足しました。在宅医療を行なうに い出深い我が家で安心して過ごすことができるよ は、ケアマネージャーはじめ多職種のチーム連携 うに「地域包括ケアシステム」の構築を進めてい が不可欠です。在宅医療に関わっている方々が顔 るところです。在宅医療を実践している先生方が を合わせ「顔の見える連携」を目的に在宅支援ネッ そのリーダーシップを担い、看護職、介護職、福 トワークを作っています。この研究会ではどの職 祉職、療法士、御家族の方が目標と情報を共有し 種であっても同じ目線で苦労や悩みを話し合える た支援体制づくりに邁進しています。 スタンスをとっています。毎月第3木曜日に在宅 山形市の在宅医療の歴史は(他の地区と同様で ケア勉強会を発足から欠かすことなく開催してス すが)受け持ちの患者さんが通院困難になった際 キルアップを進めています。 に自然な形で「往診」や「訪問診療」に行くスタ また本年3月には酒田市で精力的に在宅医療を イルでした。介護者はおもにその家族であり、患 実践している岡田恒弘先生から、患者さんの在宅 者さんは奥の部屋で布団に横になっているケース 現場での実情や工夫、対応策についての講演をい が多かったように思います。患者さんの病状が悪 ただき、大変盛況なものとなりました。 化した時や、御家族による介護が難しくなった時 には病院へ入院し、そのなかにはいわゆる社会的 入院も含まれていたと考えられます。 3 在宅医療・介護連携室(愛称ポピー)の立ち 上げ 1983年から「老人保健法」が施行され1985年か 2015年山形市からの委託を受けて山形市医師 らは診療報酬の面で「訪問診療(ねたきり老人訪 会館の2階に「在宅医療・介護連携室」を設置し 問指導料)」が請求できるようになりました。さら ました。 「ポピー」という可愛らしい愛称がつけら に2000年からは介護保険制度が始まり、在宅医 れました。ポピーの花言葉は「いたわり」 「思いや 療・ケアの機運と理解がすすみ、多職種が協力し り」 「陽気な優しさ」であり、まさにこの連携室に 合う現在の体制に至っています。団塊の世代のす ふさわしい愛称となりました。 べての方が75歳以上となる2025年以降に、医療・ 室 長 に は 根 本 介護サービスの供給が需要に追い付かなくなる問 元先生が就任し、 題『2025年問題』に対しても取り組んでいます。 看護師1名、ソー シャルワーカー1 2 山形在宅ケア研究会 名のスタッフで 山形市医師会のなかで在宅医療に特に関心が高 活動を開始して 10 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 います。 『医 療 と 介 護 の 連携室の主となる業務は 連携推進のため ① 在宅医療・介護連携に関する相談の受け付け の交流会』を7 ② 在宅医療・介護サービス等の情報の共有支援 月16日 山 形 国 ③ 在宅医療・介護関係者の研修 際ホテルで開催 などです。 しました。医師・歯科医師・薬剤師・看護師・介 連携室では「おうちへ帰ろう・おうちで暮らそ 護士・福祉・行政担当者など119名の参加をいただ う」を今年のテーマとして活動を進めています。 きました。文字通り「顔の見える」連携の機会と 千葉県柏市(*)まで在宅医療支援体制の研修に なり、普段はなかなか話をする機会がない人との 行ってきました。またミニ講座や懇話会を開催し 交流ができました。予定の時間内では話が尽きな ネットワークを広げています。山形県健康長寿推 いほど盛況で笑顔が溢れる交流会となりました。 進課、村山保健所保健企画課、山形市長寿支援課 の職員とともに定期的に運営会議を開き、課題の 6 これからの山形市の在宅医療 提起とその改善策などについて話し合いを重ねて 山形市においても慢性疾患患者さんが病院から * います。( 千葉県柏市では「柏プロジェクト」と 在宅へシフトする流れに対して、介護の担い手の 呼ばれる、強力な在宅医療推進運動を展開してい 不足などの問題が山積しています。 ます) 具体的な改善案のひとつとして、在宅に関わる 方がそれぞれタブレット型端末を利用する方法が 4 在宅医療に関するアンケート調査 検討されています。患者さんの情報共有を円滑に 山形市医師会会員の先生方に「在宅医療に関す してヨコの連携を密にすれば、在宅医療・ケアの るアンケート調査」を今年5月に実施しました。 質を向上させられると思います。 対象は山形市医師会会員で興味深い意見が寄せら 在宅医療の問題の解決策として、何か大きなハ れました。抜粋して紹介します。 コものを作ったからもう大丈夫というような解決 ・担当医による御看取りが難しい場合の代行シス 手法を取ることができません。在宅医療の問題解 テムがあれば助かる 決の「特効薬」や「魔法の杖」は存在しないので ・急変時に病院が受け入れてくれるとよい す。在宅医療・介護に関わる方々が、おずおずと ・褥瘡ができても、それだけでは入院させてもら 愚直なまでに『在宅の現場』に草の根的に携わり続 えない ける……この事こそが基盤となると考えられます。 ・(先生ご自身が)高齢なので在宅医療は無理です 在宅医療・介護を受ける方、その家族の方、サー ・眼科、耳鼻科、皮膚科の先生が在宅医療に関わ ビスを提供する私たちのそれぞれがs mi l eでhappy るシステムが欲しい など、在宅医療に参考になる意見をいただきま した。 5 在宅医療・介護に関わる方の交流会 山形市医師会長と連携室室長が発起人となり となりますように、みなさんの御協力をよろしく お願い致します。 䠑䛴䛾ᥦゝ䠄᪥ ᪥ᮏᑠඣ⛉་2004ᖺ2᭶6᪥䠅 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耐えることができない、すなわち出てきた結論は 性としたが、規定の判定時間には陰性と判定、2 すべてが独断的な推論の域を出ていないことをご 時間後にはクロマトの薄いラインが出たのでこの 容赦いただきたい。 時点では陽性判定が可能であった。この症例では 鼻腔拭い液検体でのクロマトラインとは明らかな I.対象と方法 違いを認めた(図1)。 (金) 、24 感染最流行期間中の平成27年1月23日 表1:インフルエンザ感染症の疑われた症例 日 (土) 、26日 (月) の3日間に診療所を受診し、イ ンフルエンザ感染症が疑われ抗原迅速検査キット による検査を必要とした連続的な12名を対象とし た。方法はラップを用いて鼻汁鼻かみ液検体を採 取。検査結果が陰性であった場合にはスワブを用 いて鼻腔拭い液を採取して2回目の検査を行った。 なお、偽陽性についての検討は無視したので1回 目陽性例での再検査は省略した。抗原迅速検査 キットには㈱タウンズ; “イムノエースFl u”を使 用した(なお、キットの添付文書によると相関性 ∝ ᐕ㦂 ᕈ ᷷䋨㷄䋩⊒∝ᓟ㩿ᣣ㪀 䉟䊮䊐䊦䉣䊮䉱᛫ේㄦㅦᬌᩏ 㥦䈎䉂㥦᳝ᶧ 㥦⣧䈇ᶧ䇮ౣᬌᩏ 䋨䋫䋩 㽲 㪠㪅㪢㪅 㪍㪉 㪝 㪊㪎㪅㪐 㪈 䋨䋭䋩 㽳 㪜㪅㪰㪅 㪉㪊 㪝 㪊㪎㪅㪋 㪊 䋨䋫䋩 㽴 㪪㪅㪫 㪍㪍 㪤 㪊㪎㪅㪎 㪈 䋨䋫䋩 㽵 㪪㪅㪤㪅 㪍㪋 㪝 㪊㪎㪅㪌 㪈 䋨䋭䋩 䋨䋫䋩 㽶 㪎㪌 㪤 㪊㪍㪅㪌 㪈 䋨䋭䋩 ᖱ䈪ౣᬌ䈭䈚 㽷 㪠㪅㪘㪅 㪈㪍 㪤 㪊㪎㪅㪈 㪈 䋨䋭䋩 䋨䋭䋩 㽸 㪫㪅㪫㪅 㪎㪇 㪝 㪊㪍㪅㪌 㪉 䋨䋫䋩 㪠㪅㪤 㽹 㪢㪅㪟㪅 㪌㪏 㪤 㪊㪍㪅㪌 㪉 䋨䋭䋩 䋨䋭䋩 㽺 㪪㪅㪫㪅 㪌㪊 㪤 㪊㪐 㪈 䋨䋭䋩 䋨䋭䋩 㽻 㪮㪅㪤㪅 㪎㪎 㪝 㪊㪍㪅㪌 㪈 䋨䋫䋩 㽼 㪮㪅㪫㪅 㪉㪎 㪤 㪊㪍㪅㪎 㪈 䋨䋭䋩 䋨䋭䋩 㽽 㪥㪅㪫㪅 㪊㪉 㪤 㪊㪎㪅㪌 ᒰᣣ 䋨䋭䋩 䋨䋫䋩 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 図1:症例④の検査結果(検査後4時間30分後に撮影) 㥦䈎䉂㥦᳝ᬌ ౮⌀䋻 㥦䈎䉂 䉂ᬌ䈲ᬌᩏᓟ10ಽ䌾20ಽ䈪䈲 㒶ᕈ䈱 䈱್ቯ ᬌᩏᓟ ᓟ2ᤨ㑆䈪䈲㓁ᕈ್ቯ䈏น⢻ 17 して、推計学的に有意ではない傾向を誇張しては いないかなども慎重に検討する必要がある。 いうまでもなく臨床像からのインフルエンザ診 断は診療の基本であり、最近の受診行動を考えて もその重要性は再認識をする必要がある。しかし 㥦⣧䈇ᶧᬌ ౮⌀ਅ䋻 㥦⣧ 䈇ᬌ䈲ᬌᩏ㐿ᆎ⋥ᓟ䈮㓁ᕈ 䋨ዋ䈭䈒䈫䉅䇮㥦᳝㥦䈎䉂ᶧ䈪䈲䉪䊨 䊙䊃䈱 䈱ᔕ✢䈏䉌䈎䈮⭯䈒䈭䉎䋩 一方で、どうしても迅速診断に頼りきってしまう のも偽らざる現実である。一般的にイムノクロマ トによる迅速診断の検査結果はあくまでも確率、 すなわち「陽性」とは真の感染である確率が何%、 偽陽性である確率が何%ということを意味する 1)。 そして検査結果の的中率は被検者が実際に感染し Ⅲ.考察 ている確率(これはe pi demi cr at eで代用されよう インフルエンザ抗原迅速診断測定キットの添付 か)に左右されることになる。感度、特異度が各々 文書には「鼻汁鼻かみ液を検体とする場合、適切 れないことがあるので、検体採取法および得られ 90%のキットを用いた場合、例えば被験者の真の 感染率を60%とすると診断的中率は93%になる が、感染率が10%になるとそれは意外に下がる 3)。 た検体量には十分注意」という趣旨の記載がある。 このため臨床例での検査精度を問題にする場合に 鼻汁鼻かみ液を選択する場合、適切に検体採取が は、最流行期と非流行期では検査結果の意味合い なされたかを確認しさらに検査結果を正しく判定 に違いを生じるので、最流行期のできるだけ限定 するにはある程度の経験は必要になり、熟練度に した期間に行える検討のスケジュールが望ましい 微妙な違いの生じる実臨床では特に注意しなけれ と思われる。 ばならない。 臨床検査を行う際には侵襲性は重要なポイント 今回の対象が12名と中途半端になったのは、途 になるので、その観点からは鼻汁鼻かみ液は鼻腔 中で鼻汁鼻かみ液検体では偽陰性の多いことが明 拭い液よりも優れている。特に小児や検体採取が らかと思われたため、診療所で検討を続ける意義 困難な重度知的障がいなどの感染者では有用な方 はないと考えて中止をしたことによる。成績は鼻 法になる。また、最流行期に予想される外来診察 汁鼻かみ液を検体とした検査では偽陰性が43% 室の混雑緩和にも役立つ方法であり、確かに一芸 (3/7)で、しかも偽陰性は発症後1日以内の感染 に秀でている。ただし、インフルエンザ感染者は 初期に集中した。おそらく感染初期には検体中の 発症早期に受診する傾向がみられ、鼻汁鼻かみ液 ウイルス回収量が少なく、イムノクロマトの検出 検体による迅速診断の検査結果が偽陰性となるこ 閾値を下回りやすいことがこの原因であろうと推 とが多くなる可能性がある。この方法で検査をし 察している。また、患者の75%(9/12)がインフ た場合にはカルテや検査結果を伝える用紙に、ど ルエンザ様の症状発現後1日以内に受診したとい のように検体を採取したかを明記しておくのも今 うのは、主に小児例で検討して感染者の76. 6%が 後の対策を考えるうえで有用と思われる。 な検体採取が行われないと正しい検査結果が得ら 症状発現後24時間以内に医療機関を訪れていた 2) という結果と一致する。これが最近のインフルエ Ⅳ.参考文献 ンザ感染者の受診行動をよく表しているとすれば、 1)細川直登:日常診療で活用可能な感染症の迅 感染の診断を発症早期に行う機会が増えていると 速検査. 日本医師会雑誌(特別号、“感染症 考えなければならず、適切な検体採取法の選択は 診療updat e”)2013: 143( 2) : 48−51 いっそう大切になる。別の問題として検体中にウ 2)高橋好生ほか:インフルエンザ発症早期にお イルスを充分回収できない時期に、どのように感 ける迅速診断キットの診断能の検討.医学と 染診断の精度を高めるかがある。迅速検査に用い 新薬 2013: 70( 2) : 407−413 るデバイス等の改良という問題になる訳だが、新 しい機器の導入に当たってはその性能の評価に関 3)加地正郎:インフルエンザとかぜ症候群(加 地正郎編)、南山堂、東京2003 18 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 戦死者の遺骨 山形市 武 田 和 夫 「海行かば水漬く屍山行かば草むす屍大君の辺に に近くの綺麗な形の山に移動し、33年後は魂も浄化 こそ死なめ顧みはせじ」万葉集の中にある大伴家持 され深山に昇り、子孫の肉体に入り再生する日を の歌である。80歳以上の高齢者は戦時中に何度も聞 待っていると考えていた。死人の肉体は「なきがら」 かされたはずである。勇ましくも悲しい歌でもある。 で魂がなくなった「物」であり、あまり重視されな 戦意高揚のための軍歌は数多く作られた、行軍中 かった。死体は鳥辺野で火葬され散骨されたり、三 に歌わせられたり、学校の遠足で歌ったものもある。 条河原に捨てられたりしたらしい。西行や芭蕉は旅 軍歌は文部省唱歌にも採り入れられ、今もカラオケ に出ることは、行倒れて野晒しになることも覚悟の に入っているものもある。しかし「海行かば」は戦 上であったろう。落語にも釣に行った男が、薄の中 争の記憶と強く結び付けられているが、軍歌では の髑髏を見つけ持参の瓢箪の酒をかけて回向する噺 ない。 がある。野晒しはそれほど珍しいものではなかった 軍歌のようだが、ここは御国を何百里の『戦友』 らしい。 は敵弾に当たって戦死した戦友を埋葬する歌で、日 かつて鎌倉の由比ガ浜で夥しい髑髏が掘り出され 露戦争後の明治38年に作られた。厭戦的なので陸軍 て話題になったことがある。鎌倉時代、権力争いの では歌うことを禁止したそうである。今もカラオケ 和田合戦の首実検後の首が埋葬されたものとされた バーで歌われる「貴様と俺とは、同期の桜」は、九 が、どこか近くに埋められたはずの遺体は出てこな 段の社(靖国神社)で会おうというのであるから、 かった。合戦があれば勝者は味方の戦死者を収容す 戦死を予想覚悟させるための歌かも知れない。 るが、敵の死体は放置する。死体は腐るし野良犬は 大きな戦いがあれば戦死者も大量に出る。中国の 集まるし、周りの農民は勝手に処分も出来ず困って 史書には捕虜にした大勢の敵を、刃向かった者とし しまう。それを合戦が終わる早々、勝鬨を上げた大 て焚書坑儒のように、大きな穴に生き埋めにしたな 将に素早く戦場の後始末許可を貰い、金目の鎧や刀 どと書いてある。土中の死体は腐敗や小動物によっ を剥ぎ取り死体は大きな穴に埋めてしまう、戦場処 て軟部は無くなり、骨もほとんどが溶けて無くなっ 理業者のような者もいたらしい。 てしまう。だが埋められた土壌の性質によっては、 今も太平洋戦争の南海の島々で遺骨収集が行なわ 骨の状態で長期間保存され時に化石化するものも れ、身元確認も無しに荼毘に付されている。しかし ある。 海軍では水漬く屍で、最初から遺骨収集などは考え 日本では大昔の権力者は古墳などの墓を作ったが、 ないようである。遺骨収集は不可能だからだろうし、 庶民は死んだ人の魂はしばらく家の近くにおり、次 深海は水葬礼の墓場と考えるからだろう。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 に 学 問 的 刺 参 激 考 を 資 与 料 え る ・ こ 山 と 形 多 県 大 大 な 百 も 科 の 辞 が 典 あ 山 た 形 放 山 送 形 ㈱ 大 発 学 行 名 誉 教 授 て 大 き い 文 化 講 演 ・ ラ ジ オ 放 送 で 県 民 に も 広 く 親 し ま れ ま た 中 学 ・ 高 校 の 英 語 教 員 て 人 に 接 し 決 し て 人 を し か ら ず 懇 切 丁 寧 に 教 え て 学 生 に 与 え た 人 格 的 感 化 は 極 め 土 居 光 知 の 両 教 授 と 超 人 的 努 力 に よ て 岩 波 英 和 辞 典 を 完 成 出 版 常 に 温 顔 を も 努 力 と 頭 脳 の さ え は 有 名 昭 和 五 年 か ら 山 形 高 等 学 校 教 授 昭 和 十 一 年 島 村 盛 助 ・ 験 高 検 旧 制 ・ 文 部 省 高 等 学 校 教 員 検 定 試 験 を た だ 一 回 で パ ス 昼 夜 を 分 か た ぬ 北 海 道 旭 川 生 れ 田た 小 学 校 卒 業 後 ほ と ん ど 独 学 で 文 検 一 八 九 三 旧 制 ・ 文 部 省 中 学 校 教 員 検 定 試 中な か 菊き く 雄お 一 九 七 五 大 正 ・ 昭 和 期 の 英 文 学 者 文 韻 平 起 ・ 起 句 踏 み 落 し 英 慰 千 車 和 謝 歳 螢 田 辭 温 松 孫 中 典 琢 磨 勲 英えい 和わ 辞じ 典てん 琢たく 磨ま のい 勲さお し 山 形 県 の 偉 人 102 碓 言 林 雪 菊 壇 洗 卒 雄 二 二 上 俗 高 教 氛 檢 一 一 慰い 謝し 温おん 言げん 壇だん 上じ のう 教おし え 千ちと 歳せ のし 松う 林りん 俗ぞく 氛ふん を 洗あら う 19 車し 蛍けい 孫そん 雪せつ 高こう 検けん を 卒お え 山 形 市 武 田 昌 孝 20 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 21世紀への希望 上山市 渡 辺 好 博 先号で今世紀への絶望感を述べたが、その救い (1) 棺 広島交響楽団の「平和の夕べ」 を何処に求めたらいいか、私のとっている新聞 8月11日のサントリーホールの印象記から。 を見て探した。 ベートーベンの『エグモント』序曲。次いで詩 敢 南北合意 互いに実利 譲歩し「遺憾」謝罪 の朗読によるナチスのユダヤ人虐殺の様を克明に かわす 綴る。次にヒンデミットの交響曲『世界の調和』。 敵対している南北朝鮮両国の関係の和解が、相 ナチスと対立したドイツの作曲家ヒンデミットの 当進展する可能性ありとみた。拉致問題や慰安婦 戦後の大作。作家の平野啓一郎による原民喜の 「鎮 問題もこれに見習うべきであろう。日本のそれぞ 魂歌」朗読。原民喜は広島で被爆し戦後に自殺し れの担当者は、もっと勉強し上手く立ち回って、 た。最後はベートーベンのピアノ協奏曲第1番。 解決して欲しい。下手だなあやり方が、 と嘆息する。 音楽で核兵器を圧したい。その希望の伝わるコン サートだったという。 柑 積極的平和、軍事同盟不要、北東アジア共同 音楽の力は大きいと痛感する。 アジア共同体創設に向けて協力を! ノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥング氏 款 海外でレンタル工場続々 へのインタビューが載っていた。それによると、 中小企業の海外進出と結託して大手商社が本腰 軍事同盟は不要、北東アジア共同体創設に向けて を入れ始めたという。東芝が原発工場を輸出しよ 関係国は協力すべきだとあった。日本の首相が推 うとして失敗したが、それとは全く関係のない平 進しようとしているのは、軍事同盟であり、専守 和産業である事を祈るばかりである。 防衛を旨とするものであるべきだと批判している。 日本の首相もよく読んで本当の積極的平和のため 地球上に人類が出現してからまだ10万年、地球 行動して欲しい。 の年齢はおよそ46億年であるという 。地球上で (2) (2) どんな災難 が起こって恐竜が絶滅したのか、今 桓 新幹線時代が 後隕石衝突などの超大災害が起こるのは何時だろ 立山山麓温泉の魅力的なコマーシャルが載って うかなどを考えると、吾々の現在の悩みなどはと いた。朝東京駅を発てばその日のうちに富山駅近 るにたらぬことかもしれないが。 くで昼食を摂り温泉ホテルに宿泊できるという。 魅力的な旅の紹介である。北海道までも今年度中 参考文献 に新幹線が開通するらしい。飛行機を使うことな 敢 アサヒ新聞2015年8月26日朝刊記事 く、日本中何処へでも行ける時代になった。旅行 柑 6度目の大絶滅 エリザベス・コルバート著 熱がいやが上にも高まる事必定。 椴原多恵子訳 NHK出版 2015 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 21 長井市西置賜郡医師会々報(平成26年7月7日 第46号)から 「ドクター・アドバイスで今日も元気! 」 ! ラジオ出演記 仁陽堂外田医院 院長 外 田 博 貴 私は、医師会に入会してからこれまでに、歴代 の打ち合わせを行い、収録の日は3月8日(土)午 の医師会長から何回かラジオ出演の依頼を受けた 後4時となった。当日、348号線は吹雪で視界不良 が、かたくなに断ってきた。その理由は、今自分 のため車はノロノロ運転で、私は少しイライラし のやっている毎日の診療の中から、ラジオで話せ ながら山形へ向かった。約束の時間前に、山形放 るような専門分野の話題を見つけることが難しい 送メディアタワーに到着した。土曜日の夕方のロ 事と、自分は異常な程のあがり症の人間なので、 ビーは閑散としており、節電のため照明も暗く、 ラジオ出演などは向いていないと思っている事で 私は落ち込んだ気分でスタジオに入った。担当の あった。以前お断りした阿達先生、新野先生、池 佐藤幸子アナウンサーを紹介された。彼女の笑顔 田先生の元会長の先生方には本当に申し訳ないと はとてもチャーミングで、ソプラノトーンの美声 思っている。しかし、桑島現会長の方針は「当医 を聞くと爽やかな風が吹いてくるような印象だっ 師会は小人数なのだから順番で全員にラジオに出 た。今は山形放送を退社してフリーで活躍してお ていただく」とのことであった。周りを見てみる り、この日も結婚式の司会を終えて駆けつけたと と、既にほとんどの先生がラジオ出演しており、 の事であった。彼女は小さい頃に家族であやめ公 出ていない人を探す方がたいへんな程だった。そ 園へ行ったことがあり、その時に撮った写真が「蛇 して今回は、私と同じような立場であろうと推測 女の見せ物小屋」の前だった、という長井市にか される横澤先生と私が、会長からのご指名で出演 かわる話をしてその場を盛り上げてくれた。加藤 することになった。二人とも消化器内科が専門な ディレクターは穏やかな口調で優しく話しかけ、 ので話す内容が重複しないように、横澤先生は消 緊張感を解きほぐしてくれた。この番組は17年間 化管(食道、胃、大腸)私は肝臓、胆のう、膵臓 続く長寿番組であり、以前は早朝に1回だけの放 とあらかじめ打ち合わせをした。さて、出ると決 」だった。 送で、番組名は「朝だ!元気だ!6時半! ! まったら早速話のネタ作りに取り掛からねばと 数年して評判が良くなり夕方にも再放送されるこ 思っていた。しかし、折りしもインフルエンザ流 とになったため、今の番組名に変更されたとの事 行の真っ只中で、一日の診療が終わる頃には私の であった。 体は鉛のように重く、頭は視界0mの霞がかかっ そんな打ち合わせというより雑談を交わしてい たような状態で、準備作業どころか疲労困憊で何 るうちに「はい、ではそろそろいきますか」の加 もできず、日数ばかりが過ぎていった。そして、 藤さんの掛け声で番組収録はスタートした。今回 消化器病学会誌とその関連誌を参考にして題名を 話す内容とリクエスト曲をまとめたフォーマット 「肥満と消化器疾患」と決め、何とかようやくまと シートに沿って収録は進められた。私は緊張のあ められた。 まり頭の中が真っ白になって、言葉が何も出てこ YBCラジオの加藤研ディレクターとFAXで番組 なくなるであろう事態を想定して、収録の時に読 22 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 み上げる原稿も用意していった(フォーマット 旅立ち、元気が出る曲」として選曲をした。選曲 シート内容は以下の通りである)。 の理由やエピソードなど特にない為、話題にする 【3月24日(月)】 今日のお話:肥満の定義、原因、程度の評価、日 本人の肥満の特徴 事ができず番組構成に支障が出たことが1つ目で ある。2つ目は緊張のあまり話す速度が速くなっ た為、水曜日の話す内容の原稿(学問的ネタ)が 今日の一曲 「 希望の轍」 サザンオールスターズ なくなってしまったことである。仕方なく、火曜 人となり:長井市の素晴らしさについて 日に話した内容に付け加えるような形で何とか収 【3月25日(火)】 今日のお話:肥満と病気との関係、病気を引き起 こすメカニズム 録することができた。がっかりしていた私に、収 録後スタッフの2人から「原稿がない方がいい感 じだったですよ」と慰めの言葉を掛けてもらった。 今日の一曲 「キセキ」 GRe eeeN 今までやってきた学会発表では、要点はスライド 人となり:普段の診療は自然体で無理せず患者の を見て説明すればよかったが、ラジオでは伝えた 身になって行っている 【3月26日(水)】 今日のお話:肥満者がかかりやすい病気、特定検 診について い事は全て言葉で表現しなければならないという 点が難しいと思った。収録は3時間半ほどで終了 した。私は加藤ディレクターと佐藤アナウンサー に、たいへんお世話になった事へのお礼と挨拶を 今日の一曲 「YELL」 いきものがかり して車にもどった。しばらくの間、私の思考回路 人となり:趣味はフットサル、ウオーキング、ゴ はフリーズした状態で、運転もできずボーとして ルフ、体を動かす事 【3月27日(木)】 今日のお話:肥満と肝臓病、脂肪肝(NASH)胆石、 膵炎、膵臓癌 食欲がなかった。収録の時の精神的な疲労度がか なり大きかったものと思われた。何をどのように 話したのか細かな事はあまり思い出せない、思い 出したくないような感じだった。 今日の一曲 「あとひとつ」 番組がオンエアーされたのは、収録してから16 FUNKYMONKEY BABYS 日後の3月24日から28日までだった。4月になっ 人となり:省略 てから患者さんはじめ周囲の人から声をかけられ 【3月28日(金)】 た。診察に来たこの番組をよく聞いているという 今日のお話:肥満の治療法(食事運動療法、薬物 療法、外科的治療) 顔見知りの患者さんに「緊張してうまく話せな かった~」と言ったら、 「ここでおらださしゃべっ 今日の一曲 「栄光の架け橋」 ゆず てると同じにしゃべればいがったべー」と言われ 人となり:ストレス解消法はフットサルの練習や た。なるほど、スタジオが診察室で、アナウンサー 試合をして、その後の反省会でメン が患者さんで、話題が病気と世間話となれば「毎 バー全員で「栄光の架け橋」を大絶唱 日、外来でやっていることと同じだ」と気付かさ すること れた。かくして私のラジオ出演は終了した。ディ このような内容で5日間の番組を収録した。予 レクターは「2度めの出演の機会があれば希望し 想していた通りの極度の緊張状態であった。その ますか?」と、いつも収録終了後に出演したドク ため、不測の事態が2つおこった。番組の構成上、 ターに聞いているそうで、90%のドクターが「出 自分のリクエスト曲を紹介する時に、選曲した理 たい!」と答えるそうだ。私の場合はノーコメン 由や曲にまつわるエピソードを話題にする予定に トというところだが、私の今回のラジオ出演は、 なっていた。しかし、私は勝手に自分の好きな曲 人生でとても貴重な経験であることは確かなこと の中から、3月という季節をイメージして、キー であり、順番通りの指名をしてくれた桑島会長に ワードを「3. 11、復興、願い、希望、卒業、別れ、 は深く深く感謝申し上げる次第である。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 23 ノーベル賞のこと 山形県医師会常任理事 深 尾 彰 毎年10月の声を聞くと、なぜか心が穏やかでなくなるのはノーベル賞のせい……、と言っても決して (間違っても)私が受賞候補に挙げられているからではない。それは、尊敬する石坂公成(きみしげ) 先生のことがあるからだ。ご承知の通り、 石坂先生はアレルギーの仕組みに関する研究の世界的権威で、 免疫グロブリン(I gE)を発見されたことであまりにも有名な方である。東京大学をご卒業後、ジョン ス・ホプキンス大学医学部教授、ラホイヤアレルギー免疫研究所所長等を歴任され、そのご業績に対し て1973年にガードナー国際賞、1974年に日本学士院恩賜賞、文化勲章、1999年に勲一等瑞宝章、さら に2000年には日本国際賞がおくられている。ガードナー賞というのは、医学研究における賞としては最 も著名なもので、受賞者の中から多くのノーベル賞受賞者が出ており、日本人では利根川進氏や山中伸 弥氏、そして今年ノーベル賞を受賞した大村智氏が受賞している。先生は、1996年からは共同研究者で もあった奥様のご病気を機に奥様の故郷である山形にお住まいになっており、現在山形大学特別招聘教 授として医学部の教育研究に関して貴重なご助言をいただいている。特に、現在医学部で推進している 、それに続く「グローバルCOE拠点事業」 ゲノムコホート研究が文部科学省の「21世紀COE拠点事業」 に採択されたのも、研究計画の立案の段階から長い研究者としてのご経験に裏打ちされた適切なご助言 をいただいたおかげと深く感謝している。失礼な言い方をお許しいただけるなら、先生は間違いなく 「本物の研究者」のおひとりであり、 「本物の研究者」におくられるべきノーベル賞に最もふさわしい方 ではないかと思ってきた。そう思っているのは私ばかりでなく、何年も前からその年のノーベル賞を予 想する多くのサイトで石坂先生はご常連であった。例年、ノーベル賞発表が近くなるとマスコミから石 坂先生のご所在の確認の電話があり、発表当日は、医学部幹部たちが出張や無駄な会合を控えて(病院 長もお酒を控えめにして)吉報を待つというのが無言のお約束になっている。私は、大学の研究担当の 理事になっていることもあって、記者会見は大学本部か、それとも医学部かとかいった些末なことから、 それから起きるであろうさまざまな事態への対応のことを考えると、この時期心が穏やかでなくなるの である。 今年も、例によって10月の初めに共同通信社から大学事務局に先生のご所在の確認の電話あった。そ (医学部の幹部の動静は不明であったが)私は穏やかでない心を静め して発表が予告された10月5日、 る努力をしつつテレビを見守っていた。が、結果はご承知の通り……。大変残念とは思ったが、今回の ノーベル賞決定では一筋の光が見えた。生理学医学賞が日本人でしかも旧帝大ではなく山梨大学出身で ある大村智氏、それに物理学賞も埼玉大学出身の梶田隆章氏に決まったからである。これは地方国立大 学にとっては思いがけない朗報だった。ノーベル賞級の研究者の基礎教育は地方大学でもできるという ことが実証されたわけで、現在進行中の国立大学の改革にも弾みがついたのではないだろうか。 24 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 県医師会だより 第 6 回 常 任 理 事 会 日 時、平成27年9月9日㈬ 午後3時30分~ 会 場、県医師会館役員室 出席者 会 長 德永 正靱 副 会 長 中目 千之、清治 邦夫、中條 明夫 常任理事 大内 清則、齋藤 忠明、島貫 隆夫 吉岡 信弥、間中 英夫 事 務 局 松本事務局長他事務局員 〔Ⅰ〕報告事項 1.山形県病院協議会と本会との懇談会 8月27日昭 ホテルメトロポリタン山形 德永会長ほか役員出席 中目副会長より、病院協議会の役員、それ以外 の病院長、本会役員等54名の参加者があり、松原 日本医師会副会長から、医療事故調査制度につい ての講演、私から山形県における支援体制につい て説明した旨報告。 2. 「2020.30実現をめざす地区懇談会」 ~庄内の会~ 8月29日松 酒田市 ル・ポットフー 島貫常任理事出席 島貫常任理事より、日本医師会女性医師支援セ ンターの保坂副センター長を迎え、豊岡先生と神 村先生からの講演、研修医を含む25名の女性医師 の参加があり有意義な会であった旨報告。 3.第1回地域医療構想 病床機能検討部会 9月1日昇 県庁講堂 中目副会長出席 中目副会長より、ワーキンググループを設置し、 その座長は各地区医師会長が務め、検討していく ことになった旨報告。 4.保険医療機関の指導について 9月1日昇 山形ビッグウイング 清治副会長より報告。 5.山形県産業保健協議会 9月2日昌 県医師会館 德永会長ほか役員出席 (忠) 常任理事より、平成26年度事業実績及 齋藤 び27年度事業計画等について協議したこと、また、 会議において、衛生部会の活動報告ではなく、労 働基準協会の活動報告とすべきとの意見が出され たが、山形労働局で調整することとした旨報告。 6.第1回置賜地域における訪問看護のあり方検 討会 9月3日昭 公立置賜総合病院 中目・中條副会長出席 中目副会長より、本会の今年度事業として、米 沢市以外の置賜地区の訪問看護ステーションを充 実させるため標記検討会を開催、ネットワーク作 りなど政策提言を考えているが、中々難しいと感 じてきた旨報告。 7.第2回地区医師会長と県医師会との連絡会議 9月5日松・6日掌 葉山館 德永会長ほか役員出席 德永会長より、地域医療構想(村山・置賜・庄 内・最上)地域検討部会、地域医療構想 病床機能 検討部会の報告と意見交換、医療事故調査制度に ついて説明し、今後も地区医師会の意見を取り上 げていきたい旨報告。 8.知事と本会との懇談会 9月8日昇 ホテルメトロポリタン山形 德永会長ほか役員出席 德永会長より、双方から出された議題について 協議したが、知事が欠席したことが残念であった 旨報告。 9.会議・行事等 敢 第42回山形県公衆衛生学会第1回運営委員会 8月28日晶 村山保健所 德永会長出席報告。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 柑 やまがた健康フェア2015第2回実行委員会 8月28日晶 県庁講堂 松本事務局長出席報告。 桓 第60回山形県国保地域医療学会 8月29日松 ホテルメトロポリタン山形 德永会長出席報告。 棺 山形県自殺対策推進会議 9月2日昌 県庁講堂 鈴木次長出席報告。 款 東北地方社会保険医療協議会 9月7日捷 東北厚生局 中條副会長出席報告。 歓 医師信用組合常務会 9月9日昌 県医師会館 德永会長、中目・清治副会長出席報告。 〔Ⅱ〕通知事項 25 5.医薬品の妥結率に関する報告について 中條副会長より、日本医師会常任理事から、許 可病床が200床以上の病院に係る標記通知がある 旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知するこ とと決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新 着文書」に掲載) 6.平成27年度死体検案研修会(上級)の開催に ついて 10月11日掌・12日(日・祝)、28年1月24日掌 日本医師会館 11月7日松・8日掌、28年1月31日掌 宮城県医師会館 12月19日松・20日掌、28年2月28日掌 大阪府医師会館 中條副会長より、日本医師会長から、標記開催 案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着文書」に掲載) 1.「遺伝子治療等臨床研究に関する指針」につ いて 7.産科医療功労者の厚生労働大臣被表彰者の決 定について 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載) 中目副会長より、県健康福祉部長から、本会か ら推薦の小関憲先生の受賞について通知がある旨 説明があり、了知することと決定。 2.文部科学省「平成28年度開設予定の大学の学 部の設置等に係る答申について(平成27年8月 27日)」 中目副会長より、日本医師会長から、東北医科 薬科大学の認可答申について通知がある旨説明が あり、了知することと決定。(本会ホームページ・ 会員メニュー「新着文書」に掲載) 3.平成27年度「『2020.30』推進懇話会」の開催 について 10月18日掌 日本医師会館 8.長期入所者等がマイナンバー通知カードを入 所等先で受け取るに当たっての居所情報の登録 申請等について 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記取り扱いについて通知がある旨説明があり、各 郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会 ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載) 9.「介護予防・日常生活支援総合事業ガイドライ ン」についてのQ&A【平成27年8月19日版】 の送付について 間中常任理事より、日本医師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、これまで参加された 6名の会員に案内することと決定。 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載) 4.情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔 診療」)について 10.平成27年度健康増進普及月間の実施について 9月1日昇~30日昌 中條副会長より、日本医師会副会長から、標記 通知がある旨説明があり、了知することと決定。 (本会ホームページ・会員メニュー「新着文書」に 掲載) 清治副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載) 26 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 11.平成27年8月以降のセアカゴケグモ抗毒素に 6.平成27年度、疾病による会費減免申請書 ついて 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知 す る こ と と 決 定。(本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ ニュー「新着文書」に掲載) 12.平成27年度救急医療功労者の厚生労働大臣表 清治副会長より、鶴岡地区医師会長から、標記 減免申請がある旨説明があり、会費減免を了承す ることと決定。 7.第53回山形県精神保健福祉大会の開催につ いて 10月7日昌 山形ビッグウィング 彰について 大内常任理事の標記受賞について通知がある旨 説明があり、了知することと決定。 〔Ⅲ〕協議事項 1.平成27年度文部科学大臣感謝状伝達式並びに 第40回山形大学医学部慰霊祭の挙行について 9月25日晶 山形大学医学部 中目副会長より、県精神保健福祉協会会長から、 標記開催案内がある旨説明があり、欠席すること と決定。 8.医療・介護現場からの情報・意見を入手・活 用する仕組みについての現状調査ご協力依頼 中目副会長より、日本医師会長から、標記協力 依頼がある旨説明があり、回答は中目副会長に一 任することと決定。 中目副会長より、山形大学医学部長から、標記 開催案内がある旨説明があり、会長に代理して、 間中常任理事出席することと決定。 9.地域医療介護総合確保基金を活用した介護従 事者の確保に関する事業について 2.北里大学同窓会山形県支部の公開講座の後援 について 10月31日松 山形国際ホテル 中目副会長より、県健康長寿推進課長から、標 記事業について照会がある旨説明があり、次年度 に向けて検討していくことと決定。 島貫常任理事より、北里大学同窓会山形県支部 長から、標記後援依頼がある旨説明があり、後援 了承。 10.各種検診委員会委員の辞退について 3.認知症初期集中支援チームに関する研修会の 開催について 11月7日松 県立保健医療大学 解職 鶴宮 康 循環器検診委員会委員 清治副会長より、山形市医師会長から、標記通 知がある旨説明があり、解職することと決定。 11.やまがたピンクリボンフェスタ2015ご臨席の お願い 島貫常任理事より、県作業療法士会長から、標 記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 4.日本医師会女性医師支援センター事業北海道・ 東北ブロック会議の開催について 11月21日松 コラッセふくしま 10月4日掌 霞城セントラル前広場 清治副会長より、実行委員会から、標記開催案 内がある旨説明があり、大内常任理事出席するこ とと決定。 12.公益財団法人日本学校保健会「児童生徒等の 間中常任理事より、福島県医師会長から、標記 開催案内がある旨説明があり、神村理事出席する ことと決定。 5.やまがた健康フェア2015の協賛金について 清治副会長より、実行委員会委員長から、標記 依頼がある旨説明があり、協賛することと決定。 健康診断普及啓発講習会」の募集について 10月22日昭 ニッショーホール(東京) (大阪) 10月28日昌 ホテルメルパルク大阪 清治副会長より、県学校保健連合会長から、標 記開催案内がある旨説明があり、欠席することと 決定。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 追 加 要 項 〔Ⅱ〕通知事項 1.国家戦略特別区域における医療法第46条の3 第1項ただし書の認可に関する取扱い及び医療 法人の非営利性の徹底について 中目副会長より、日本医師会副会長から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着文書」に掲載) 27 〔Ⅲ〕協議事項 1.唐澤祥人先生 旭日大綬章受賞祝賀会のご 案内 10月25日掌 帝国ホテル 中目副会長より、発起人代表から、標記開催案 内がある旨説明があり、欠席、祝電を打電するこ とと決定。 2.創立九十周年記念祝賀会ご案内 10月25日掌 熊野大社證誠殿 2.平成27年度東北ブロック認定産業医基礎(前 期)研修会の開催について 10月18日掌 岩手県医師会館 中目副会長より、双葉会理事長より、標記開催 案内がある旨説明があり、德永会長出席すること と決定。 齋藤 (忠) 常任理事より、岩手県医師会長から、 標記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医 師会長宛通知することと決定。 (本会ホームペー ジ・会員メニュー「新着文書」に掲載) 3. 『スミセイさわやか介護セミナー』開催に伴う ご後援のお願い 11月15日掌 山形ビッグウイング 3.厚生労働省「疑義解釈資料の送付について (その15)」の送付について 中條副会長より、日本医師会常任理事より、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載) 4.平成27年度 病床機能報告制度の実施について 中目副会長より、日本医師会長から、病床機能 報告ホームページの立ち上げ及び、病床機能報告 について通知がある旨説明があり、各郡市地区医 師会長宛通知することと決定。 (本会ホームペー ジ・会員メニュー「新着文書」に掲載) 5.肝炎治療特別促進事業の実務上の取扱いについて 清治副会長より、日本医師会常任理事から、ハー ボニー配合錠(一般名 レジパスビル/ソホスブ ビル配合錠)が保険適用され、取り扱いについて 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着文書」に掲載) 6.平成27年度第2回山形県看護師等確保推進会 議の開催について 10月22日昭 県庁 吉岡常任理事より、県健康福祉部長から、標記 開催案内がある旨説明があり、吉岡常任理事に代 (聰) 理事出席することと決定。 理して、齋藤 島貫常任理事より、山形新聞社から、標記後援 依頼がある旨説明があり、後援了承。 4.市民公開講座『皮膚の日健康セミナー』ご後 援のお願い 11月8日掌 山形市保健センター 島貫常任理事より、日本臨床皮膚科医会山形支 部代表から、標記後援依頼がある旨説明があり、 後援了承。 5. 「第27回東北アルコール関連問題研究会 山形 大会」の後援の依頼について 11月7日松・8日掌 上山温泉 あづま屋 島貫常任理事より、実行委員長から、標記後援 依頼がある旨説明があり、後援了承。 6.後援名義借用の御願い 12月3日昭 山形大学医学部 島貫常任理事より、県医療ADR学術研究会会長 から、標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 〔Ⅳ〕医師連盟関係 敢 「自見はなこ」ホームページのリンクにつ いて 中目委員長より、日本医師連盟から、標記依頼 がある旨説明があり、了承。 28 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 第 6 回 全 理 事 会 日 時、平成27年9月30日㈬ 午後3時30分~ 会 場、県医師会館役員室 出席者 会 長 德永 正靱 副 会 長 中目 千之、清治 邦夫、中條 明夫 常任理事 大内 清則、齋藤 忠明、島貫 隆夫 深尾 彰、吉岡 信弥、間中 英夫 理 事 江口 儀太、加藤 修一、神村 裕子 齋藤 聰、三條 典男 監 事 小林 正義、根本 元、福原 晶子 議 長 佐藤 顕 副 議 長 島田 耕司 棺 9月17日昭 庄内総合支庁 中目副会長より報告。 款 9月29日昇 山形ビッグウイング 清治副会長より報告。 5.医療関係者検討委員会 9月10日昭 日本医師会館 福原監事出席 福原監事より、答申骨子案、准看護師の研修等 について協議した旨報告。 事 務 局 松本事務局長他事務局員 〔Ⅰ〕報告事項 1.会員訃報さか の よしかず 会員氏名 坂野 義一 先生 88歳 【山形市医師会】 死亡年月日 9月10日昭 告 別 式 9月12日松 午後2時 会 場 少林寺 喪 主 渡辺修明様 德永会長より、山形市医師会にお願いし弔意を 表した旨報告。 2.第6回常任理事会 9月9日昌 県医師会館 德永会長ほか役員出席 德永会長より、既に理事会メールで報告しご覧 いただいているとおりである旨報告があり、了承。 3.診療に関する相談状況 中目副会長より、8月の相談は3件であった旨 報告。 4.保険医療機関の指導について 敢 8月27日昭 県消防学校 佐藤議長より報告。 柑 9月2日昌 出羽庄内国際村 佐藤議長より報告。 桓 9月15日昇 病院 (忠) 常任理事より報告。 齋藤 6.医療事故調査制度説明会、意見交換会 9月10日昭 新庄市民文化会館 三條理事 9月24日昭 山形市医師会館 加藤理事 9月25日晶 長井市保健センター 齋藤聰理事 9月28日捷 山形大学医学部 中目副会長 9月29日昇 天童ホテル 清治副会長 担当役員より、説明会を行った旨報告。 7.H. Pyl or i感染を考慮した胃X線読影診断研修会 9月12日松 ホテルリッチ&ガーデン酒田 佐藤議長出席 佐藤議長より、2題の講演と背景粘膜診断 総 合テストがあり、医師19名、技師12名の参加者が あった旨報告。 8.第2回都道府県医師会長協議会 9月15日昇 日本医師会館 德永会長出席 德永会長より、各都道府県医師会から提出され た8件の質問等について役員から回答があり、日 医から4件の説明が行われた旨報告。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 29 9.本会と山形大学医学部との懇談会 9月16日昌 ホテルメトロポリタン山形 德永会長ほか役員出席 15.東北各県医師会広報担当理事連絡協議会 9月26日松 ザ・セレクトン福島 德永会長より、3つの協議題について協議した 旨報告。次回から、出席者名簿に所属地区医師会、 医院名等を加えたものにすることとした。 島貫常任理事より、最初に日本医師会常任理事 の石川先生から「日本医師会における広報活動の 現状と今後について」 「マイナンバーと医療分野に おける番号」について講演があり、続いて、東北 各県医師会から広報活動の現状について説明が あった旨報告。 10.病院委員会 9月18日晶 日本医師会館 島貫常任理事、三條理事出席 島貫常任理事出席 島貫常任理事より、地域医療構想に関する各地 域の取り組みについての報告、慢性期・在宅医療 等について審議した旨報告。 11.東北各県医師会学校保健担当理事意見交換会 9月26日松 ザ・セレクトン福島 16.第69回東北医師会連合会総会並びに学術大会 9月27日掌 ザ・セレクトン福島 德永会長ほか役員出席 德永会長より、地域医療構想と題した特別講演、 基調講演、続いて、地域医療構想の取り組みにつ いてシンポジウムが行われた旨報告。 清治・中條副会長出席 17.会議・行事等 中條副会長より、学校医の充足状況、報酬、運 動器検診等について意見交換が行われた旨報告。 敢 置賜学院視察委員会 9月7日捷 置賜学院 島田副議長出席報告。 12.第27回東北学校保健・学校医大会各県医師会 代表者会 9月26日松 ザ・セレクトン福島 德永会長、清治副会長出席 德永会長より、次期は山形県医師会担当で開催 することが決定された旨報告。 13.第27回東北学校保健・学校医大会 9月26日松 ザ・セレクトン福島 德永会長ほか役員出席 清治副会長より、 「子どもとメディア」をメイン テーマにシンポジウム、特別講演が行われた旨報 告。 14.東北各県医師会医療保険担当理事連絡協議会 9月26日松 ザ・セレクトン福島 柑 山形県医療機関厚生年金基金第80回理事 会・第59回代議員会・第3回後継年金制度準 備委員会 9月17日昭 ホテルメトロポリタン山形 松本事務局長出席報告。 桓 文部科学大臣感謝状伝達式並びに第40回山 形大学医学部慰霊祭 9月25日晶 山大医学部 間中常任理事出席報告。 〔Ⅱ〕通知事項 1.水銀血圧計等の回収に関するセミナーの開催 について(仙台・名古屋・大阪・福岡) 10月8日昭 福岡 10月22日昭 仙台 10月30日晶 大阪 11月5日昭 名古屋 中條副会長出席 中條副会長より、地域包括診療料と地域包括診 療加算、在宅支援診療所の対応等について協議さ れた旨報告。 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医師 会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・ 会員メニュー「新着文書」に掲載) 30 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 2.反射性(神経調節性)失神及び不整脈を原因 とする失神に係る主治医の診断書の適正な運用 のための協力について 中目副会長より、日本医師会副会長から、臨時 適性検査の代わりに提出される主治医の診断書に ついて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師 会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・ 会員メニュー「新着文書」に掲載) 3.性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援セン ター設置推進協議会の開催について 10月15日昭 県総合研修センター 中目副会長より、県くらし安心課長から、標記 開催案内がある旨説明があり、三條理事出席する ことと決定。 8. 「看護師2年課程通信制の入学要件の見直しに よる影響に関する調査」の結果の送付について 加藤理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。 9.平成27年台風第18号等による大雨による被災 者に係る被保険者証等の提示等及び公費負担医 療の取扱いについて (聰) 理事より、日本医師会常任理事から、 齋藤 標記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会 長宛通知することと決定。(本会ホームページ・会 員メニュー「新着文書」に掲載) 10.山形県国民健康保険柔道整復施術療養費審査 委員会の体制について 4.平成27年度東北医師会連合会事務局長会議の 開催について 10月30日晶 山形県医師会館 中目副会長より、東北医師会連合会長から、標 記開催案内がある旨説明があり、松本事務局長出 席することと決定。 5.第27回日本医師会主催「指導医のための教育 ワークショップ」 (平成28年2月6日~7日)の 開催について 平成28年2月6日松・7日掌 晴海グランドホテル 齋藤 (聰) 理事より、県国民健康保険団体連合会 事務局長から、標記通知がある旨説明があり、了 知することと決定。 11.東北地方社会保険医療協議会の開催について 10月19日捷 東北厚生局 齋藤 (聰) 理事より、東北地方社会保険医療協議 会会長から、標記開催案内がある旨説明があり、 中條副会長出席することと決定。 12.平成27年度地域医療介護総合確保基金(介護 分)の交付額について 深尾常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医 師会長宛通知することと決定。 (本会ホームペー ジ・会員メニュー「新着文書」に掲載) 6.平成27年度勤務医会員数・勤務医部会設立状 況等調査について 間中常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記依頼がある旨説明があり、回答は間中常任理 事に一任することと決定。 7.母性看護学実習及び小児看護学実習における 臨地実習について 加藤理事より、日本医師会長から、標記通知が ある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知す ることと決定。 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。 13.日本医師会・日本獣医師会による連携シンポ ジウム「越境性感染症の現状と課題」の開催に ついて 11月6日晶 日本医師会館 清治副会長より、日本医師会長から、標記開催 案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着文書」に掲載) 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 14.平成27年度全国学校保健・安全研究大会の開 催について 12月3日昭・4日晶 松山市 清治副会長より、県スポーツ保健課長から、標 記開催案内がある旨説明があり、了知することと 決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着文 書」に掲載) 31 5.山形県臨床内科医会学術講演会への後援のお 願いについて 11月2日捷 ホテルメトロポリタン山形 深尾常任理事より、県臨床内科医会長から、標 記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 6.平成27年度山形県学校保健研究大会の協賛に ついて 15.がん登録等の推進に関する法律施行令及びが ん登録等の推進に関する法律施行規則の施行に ついて 清治副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、了知することと決定。 16.中東呼吸器症候群(MERS)及びエボラ出 血熱の国内発生時の対応について 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知 することと決定。 〔Ⅲ〕協議事項 江口理事より、県学校保健連合会長から、標記 依頼がある旨説明があり、協賛することと決定。 7.会費納入のお願いについて 江口理事より、やまがた被害者支援センター理 事長から、標記依頼がある旨説明があり、会費納 入することと決定。 8.置賜地区三医師会親善麻雀大会開催について 11月14日松 米沢市医師会館 江口理事より、米沢市医師会長から、標記助成 申請がある旨説明があり、助成することと決定。 1.観楓会のご案内 10月23日晶 ベルナール鶴岡 9.循環器検診委員会委員の推薦について 委嘱 山内 仁紫、佐藤 陽子 中目副会長より、鶴岡地区医師会長から、標記 開催案内がある旨説明があり、会長に代理して、 中目副会長出席することと決定。 清治副会長より、鶴岡地区医師会長から、標記 通知がある旨説明があり、委嘱することと決定。 10.平成27年度山形県学校保健研究大会の後援に 2.日本アイバンク協会 第8回「今泉賞」につ いて 中目副会長より、日本医師会長から、標記推薦 依頼がある旨説明があり、山形県眼科医会へ推薦 依頼することと決定。 3.第50回優良従業員表彰式のご案内 11月12日昭 山形市医師会館 中目副会長より、山形市医師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、德永会長出席するこ とと決定。 4.後援名義使用承認申請書 12月6日掌 天童市健康センター 深尾常任理事より、 “人間と性”教育研究協議会 山形サークル代表から、第7回講演会への後援依 頼がある旨説明があり、後援了承。 ついて 11月19日昭 川西町フレンドリープラザ 清治副会長より、実行委員長から、標記後援依 頼がある旨説明があり、後援了承。 11.第46回全国学校保健・学校医大会並びに都道 府県医師会連絡会議の開催について 12月5日松 松山全日空ホテル 清治副会長より、愛媛県医師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、都道府県医師会連絡 会議に德永会長、学校医大会に德永会長、清治副 会長、大内常任理事、小林監事出席することと 決定。 32 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 12.みちのくALERT検討会への参加について 11月12日昭 陸上自衛隊仙台駐屯地 大内常任理事より、陸上自衛隊東北方面総監か ら、標記開催案内がある旨説明があり、大内常任 理事出席することと決定。 4.第39回東北・北海道医師会共同利用施設連絡 協議会について(予報) 平成28年9月3日松 ホテル函館ロイヤル 清治副会長より、北海道医師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、了知することと決定。 13.みちのくALERT検討会におけるアンケー ト調査の協力について 大内常任理事より、陸上自衛隊東北方面総監防 衛部長から、標記依頼がある旨説明があり、回答 は大内常任理事に一任することと決定。 14.平成27年度独立行政法人日本スポーツ振興セ ンター学校安全業務運営会議の開催について 10月26日捷 山形テルサ 大内常任理事より、日本スポーツ振興センター 理事長から、標記開催案内がある旨説明があり、 大内常任理事出席することと決定。 追 加 要 項 〔Ⅱ〕通知事項 1.難病の患者に対する医療等の総合的な推進を 図るための基本的な方針について 5.山形県適正受診等周知啓発用動画制作業務委 託に係る公募型プロポーザル審査委員会委員へ の就任について 10月7日昌 県庁 大内常任理事より、県健康福祉部長から、標記 委員会委員への就任並びに開催案内がある旨説明 があり、大内常任理事の就任を受諾し、委員会に 出席することと決定。 〔Ⅲ〕協議事項 1.「交通事故傷害保険」ご継続のご案内 中目副会長より、県医師会協同組合から、標記 通知がある旨説明があり、役員、職員継続加入す ることと決定。 2.東北大学艮陵同窓会山形県支部特別講演会の ご後援のお願いについて 11月14日松 山形グランドホテル 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載) 深尾常任理事より、東北大学艮陵同窓会山形県 支部長から、標記後援依頼がある旨説明があり、 後援了承。 2.医療事故調査制度における外部委員の報告に ついて 3.平成27年度産業医研修事業の委託契約につ いて 中目副会長より、県病院協議会理事長から、標 記通知がある旨説明があり、支援団体に連絡する ことと決定。 神村理事より、産業医学振興財団理事長から、 標記委託契約依頼がある旨説明があり、委託契約 することと決定。 3.厚生労働省主催「平成27年度新型インフルエ ンザの診療と対策に関する研修」の開催につ いて 11月1日掌 イイノホール&カンファレンスセンター 4.消化器検診(胃がん・大腸がん)委員会委員 の推薦について 委嘱 寺下 正樹、服部 悦子 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記開催案内がある旨説明があり、 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会 ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載) 清治副会長より、寒河江市西村山郡医師会長か ら、標記通知がある旨説明があり、委嘱すること と決定。 5.保険医療機関の指導等について (聰) 理事より、標記日程について説明があ 齋藤 り、了承。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 6.その他 敢 米寿会員への寿賀祝品の贈呈について 中目副会長より、標記について説明があり、各 地区選出の役員から伝達することと決定。 〔Ⅳ〕医師連盟関係 1.報告事項 敢 第1回「日医連医政活動研究会」 9月13日掌 ステーションコンファレンス東京 吉岡常任執行委員、加藤執行委員出席 吉岡常任執行委員より、丸川珠代参議院議員、 菅官房長官から講演があった旨報告。 33 2.協議事項 敢 「自見はなこ」日程調整等の支援連携につ いて 中目委員長より、日本医師連盟委員長から、標 記通知がある旨説明があり、支援活動を行うこと と決定。 柑 ご案内とお願い 10月19日捷 山形グランドホテル 中目委員長より、近藤洋介衆議院議員から、政 経セミナー開催案内がある旨説明があり、お断り することと決定。 34 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 斬9月 1日 第1回地域医療構想病床機能検討 部会が山形県庁で開催され、中目副会長出席。 検体測定室における一連の採血行 斬〃 為での医行為に該当する部分について、各郡 市地区医師会長宛通知。 移植希望者(レシピエント)選択 斬〃 基準の一部改正について、各郡市地区医師会 長宛通知。 平成27年度「自殺予防週間」にお 斬〃 ける啓発活動等の推進について、各郡市地区 医師会長宛通知。 長期入院者がマイナンバー通知 斬〃 カードを入院先で受け取るに当たっての居所 情報の登録申請等について、各郡市地区医師 会長宛通知。 公衆衛生事業功労者に対する厚生 斬〃 労働大臣表彰候補者の推薦について、各郡市 地区医師会長宛通知。 2日 会報編集会議を県医師会館他で 斬〃 開催。 山形県産業保健協議会を県医師会 斬〃 館で開催。 3日 第1回置賜地域における訪問看護 斬〃 のあり方検討会が公立置賜総合病院で開催。 斬〃5~6日 第2回地区医師会長と県医師会と の連絡会議を葉山館で開催。 7日 東北地方社会保険医療協議会が東 斬〃 北厚生局で開催され、中條副会長出席。 置賜学院視察委員会が置賜学院で 斬〃 開催され、島田副議長出席。 8日 知事と本会との懇談会をホテルメ 斬〃 トロポリタン山形で開催。 9日 医師信用組合常務会が県医師会館 斬〃 で開催され、德永会長、中目・清治副会長出席。 第6回常任理事会を県医師会館で 斬〃 開催。 医療関係者検討委員会が日本医師 斬〃 10日 会館で開催され、福原監事出席。 斬9月 10日 医療事故調査制度説明会を新庄市 民文化会館で開催。 「介護予防・日常生活支援総合事業 斬〃 ガイドライン」についてのQ&A【平成27年 8月19日版】を、各郡市地区医師会長宛送付。 長期入所者等がマイナンバー通知 斬〃 カードを入所等先で受け取るに当たっての居 所情報の登録申請等について、各郡市地区医 師会長宛通知。 平成27年度病床機能報告制度の実 斬〃 施について、各郡市地区医師会長宛通知。 平成27年度学校心電図検診読影の 斬〃 11日 結果集計及び平成26年度追跡調査の依頼につ いて、各郡市地区医師会長宛通知。 平成27年度健康増進普及月間に対 斬〃 する協力依頼について、各郡市地区医師会長 宛通知。 医薬品の妥結率に関する報告につ 斬〃 いて、各郡市地区医師会長宛通知。 厚生労働省「疑義解釈資料(その 斬〃 15)」を各郡市地区医師会長宛送付。 「遺伝子治療等臨床研究に関する 斬〃 指針」について、各郡市地区医師会長宛通知。 国家戦略特別区域における医療法 斬〃 第46条の3第1項ただし書の認可に関する取 扱い及び医療法人の非営利性の徹底について、 各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 12日 H. Pyl or i感染を考慮した胃X線読 影診断研修会をホテルリッチ&ガーデン酒田 で開催。 第2回都道府県医師会長協議会が 斬〃 15日 日本医師会館で開催され、德永会長出席。 本会と山形大学医学部との懇談会 斬〃 16日 をホテルメトロポリタン山形で開催。 病院委員会が日本医師会館で開催 斬〃 18日 され、島貫常任理事出席。 文部科学大臣感謝状伝達式並びに 斬〃 25日 第40回山形大学医学部慰霊祭が山形大学医学 部で開催され、間中常任理事出席。 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 斬9月 25日 高齢者に対するインフルエンザ予 防接種について、各郡市地区医師会長宛通知。 東北各県医師会学校保健担当理事 斬〃 26日 意見交換会がザ・セレクトン福島で開催され、 清治・中條副会長出席。 第27回東北学校保健・学校医大会 斬〃 各県医師会代表者会がザ・セレクトン福島で 開催され、德永会長、清治副会長出席。 第27回東北学校保健・学校医大会 斬〃 がザ・セレクトン福島で開催され、德永会長 ほか役員出席。 東北各県医師会医療保険担当理事 斬〃 連絡協議会がザ・セレクトン福島で開催され、 中條副会長出席。 35 斬9月 26日 東北各県医師会広報担当理事連絡 協議会がザ・セレクトン福島で開催され、島 貫常任理事、三條理事出席。 第69回東北医師会連合会総会並び 斬〃 27日 に学術大会がザ・セレクトン福島で開催され、 德永会長ほか役員出席。 第6回 全 理 事 会 を 県 医 師 会 館 で 斬〃 30日 開催。 第4回医療事故調査制度等対応準 斬〃 備委員会を県医師会館で開催。 損害保険ジャパンとの懇談会が亀 斬〃 松閣で開催され、德永会長、中目・清治・中 條副会長出席。 36 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 会 員 異 動 9月30日現在会員数 1, 611名 A会員 691名 B会員 920名 C会員 0名 準会員 126名 ○ 会 員 訃 報 死亡月日 郡市地区医師会 9月10日 ○ 入 山 形 氏 名 市 坂 野 享 年 一 88歳 会 月 日 郡市地区医師会 会員区分 氏 名 9. 1 9.11 北 村 山 地 区 山 形 市 A B 相 澤 豊 昭 上 所 邦 広 ○ 異 義 備 考 動 月 日 郡市地区医師会 会員区分 氏 名 備 考 8.17 9. 1 〃 〃 〃 〃 9. 7 9.10 9.18 南陽市東置賜郡 山 形 市 上 山 市 北 村 山 地 区 北 村 山 地 区 北 村 山 地 区 鶴 岡 地 区 北 村 山 地 区 山 形 市 B→A 準→B B→A A→B A→B B→A A→B A A 須 藤 一 長 畑 守 雄 妹 尾 和 克 梅 津 重三郎 肌 附 英 幸 加 藤 圭 介 五十嵐 裕 菅 隆 一 芳 川 正 流 会員区分変更 会員区分変更 医師会異動・新規開業 会員区分変更 〃 新規開業 会員区分変更 施設住居表示変更 現住所変更 備 考 ○ 退 会 月 日 郡市地区医師会 会員区分 氏 名 8.31 9.30 〃 〃 〃 鶴 岡 地 区 山 形 大 学 山 形 市 酒田地区医師会十全堂 鶴 岡 地 区 B B B B B 工 藤 勝 秀 鈴 木 和 子 沼 倉 堅 一 武 居 功 二 瓶 幸 栄 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 37 医師国保だより 平成27年6月分の保険給付費の状況 本組合被保険者にかかる6月分の療養諸費及びその他の諸給付については、次のとおりです。 1.療養諸費 6月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院5, 654千円、入院外8, 542千円、歯科2, 665千円、診療費合計 で16, 861千円となりました。 平成27年度組合負担額の前年度同期比では入院36. 69%減、入院外3. 87%減、歯科18. 16%減、診療費計で 18. 16%減と前年度よりも低い水準で推移しています。 一方、調剤は2. 61%増となっています。 療養諸費 区 分 件数 第1種 入 院 医 組合員 入院外 第 2 種 入 院 組 合 員 及 び 科 世 帯 員 入院外 歯 科 費 用 額 一 部 負 担 金 他 薬剤一部負担金 負 組合負担額 円 円 円 2 13 821, 700 575, 190 246, 510 246 313 4, 730, 970 3, 314, 890 1, 403, 248 14 211 7, 132, 520 5, 078, 339 1, 916, 806 690 967 7, 403, 000 5, 227, 197 1, 805, 839 計 952 1, 504 20, 088, 190 14, 195, 616 第1種組合員 114 172 1, 131, 020 第2種組合員 及 び 世 帯 員 260 452 計 374 624 (565) 489(枚数) (回数) 68) (15) (4 調 剤 入院時食事療養費 訪 日数 問 看 護 1 26 - 療 養 費 移 送 1 円 1, 360 19, 232 7, 833 4, 341 0 369, 964 10, 729 4, 506 5, 372, 403 0 520, 171 21, 101 8, 940 792, 719 337, 296 0 1, 005 9, 921 1, 873 2, 662, 970 1, 872, 464 707, 750 0 82, 756 10, 242 1, 621 3, 793, 990 2, 665, 183 1, 045, 046 0 83, 761 10, 144 1, 688 9, 135, 610 6, 416, 489 2, 040, 498 0 678, 623 18, 682 4, 066 313, 282 191, 602 105, 300 - 16, 380 20, 885 139 20, 450 14, 315 6, 135 - 133, 567 93, 622 39, 945 - - 0 - 0 0 0 - 33, 485, 089 23, 576, 827 8, 609, 327 本 計 5, 488 - 95, 686, 323 67, 359, 102 25, 087, 826 前 年 度 同 期 比 98. 5 - 86. 2 85. 8 84. 3 2.その他組合の諸給付 6月分のその他の諸給付は、高額療養費16件 1, 353, 198円、出 産 育 児 一 時 金3件1, 260, 000円、 傷病手当金1件90, 000円を給付しました。 0 円 410, 850 509, 466 1, 842 累 0 12, 832 費 度 円 - 137, 375 療 養 諸 費 合 計 年 法 1 件 当 り 1 人 当 り 額 費 用 額 費 用 額 担 円 - - 0 20, 450 9 5, 137 59 0 0 0 0 1, 298, 935 18, 179 14, 902 0 3, 239, 395 17, 436 42, 527 115. 6 87. 5 89. 3 - その他組合の諸給付 種 別 件 数 金 額 備 考 円 高 額 療 養 費 16 出産育児一時金 3 葬 祭 費 傷 病 手 当 金 合 計 - 1 20 1, 353, 198 1, 260, 000 第1種組合員1人 第2種組合員2人 - 90, 000 第1種組合員1人 2, 703, 198 38 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 3.保険給付費支払額の状況 6月分の保険給付費は26, 280千円で、前年に比 べ1, 828千円の減少となっています。 平成27年度 保険給付費支払額の状況 共済会の諸給付金の状況 平成26年度 平成27年度 26年度実績月平均 27年度当初予算月平均 30,818 29,184 26,280 25,761 22,713 4.共済会の諸給付金の状況 6月 分 の 共 済 会 の 諸 給 付 は 傷 病 見 舞 金14件 1, 325, 000円、傷病給付金6件1, 040, 000円を給付 しました。 種 別 件数 金額 備 考 円 傷 病 見 舞 金 14 1, 325, 000 会員3人 傷 病 給 付 金 6 1, 040, 000 会員1人 死 亡 弔 慰 金 - - 出 産 給 付 金 - - 介 護 手 当 金 - - 高齢者褒賞給付金 - - 生存退会給付金 - 合 20 計 - 2, 365, 000 ◎マイナンバー制度 (社会保障・税番号制度) について 今月よりお住まいの市町村役場から、12桁の個人番号(マイナンバー)通知カードが送付されていますが、 平成28年1月から医師国保の各種届出には、法令によりマイナンバーの記載が必要になります。 今後、医師国保では、加入者全員のマイナンバーを取得する必要がありますが、具体的な方法については、 後日お知らせいたします。 また、取得したマイナンバーは、法令に基づき取り扱いや管理方法に関する規程・方針等を定め、利用でき る職員を限定して厳格に管理いたします。 送付された通知カードは、随時利用することになりますので、紛失しないようご注意の上保管して下さい。 マイナンバー制度の詳細は、『内閣官房』のホームページをご覧下さい。 ※内閣官房ホームページht t p: / / www. cas . go. j p/ j p/ s ei s aku/ bangos ei do/ 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 39 企業年金基金だより(No. 1) 山形県医療機関厚生年金基金 会議報告 第59回代議員会報告 日 時 平成27年9月17日 16:00~17:30 決定事項 場 所 ホテルメトロポリタン山形 のぼり路の間 1.平成26年度決算について 出 席 者 理 事 長 松下鈆三郎 2.清算人の就任について 選定理事 佐藤 忠宏、横川 弘明 以上、了承と決定。 互選理事 仁科 盛之、門馬 孝 報告事項 矢尾板信孝、松本みつ子 選定代議員 後藤 慎一 選定監事 小原 正久 互選監事 鬼満 圭一 準備委員会委員 三條 典男 常務理事 荒井早香枝 みずほ信託銀行 制度管理企画部 調査役 齋藤 歩 年金コンサルティング部 参事役 土産田乙夫 仙台支店 法人営業部 営業第二課長 関口 智則 営業第二課長代理 白坂 公一 1.厚生年金基金解散及びすこやか企業年金基金 設立認可申請について 2.解散認可後の清算スケジュール(目安)につ いて 3.厚生年金基金からすこやか企業年金基金への 残余財産の仮交付について 4.年金資産のキャッシュ化について 5.業務経理で保有する資産(預貯金)のすこや か企業年金基金への移換について 6.未納先への対応について 以上、了承と決定。 第80回理事会報告 第3回後継年金制度設立準備委員会報告 決定事項 協議事項 1.第59回代議員会の開催について 1.理事長職務執行者の選任について 2.第59回代議会に提出する議案について 2.年金信託契約、業務委託契約について 以上、了承と決定。 10月1日付信託口座設定予定 3.諸規程について 報告事項 代議員会にて一括して報告 4.年金資産運用開始時期について 10月29日代議員会を経て、運用開始予定 ◎山形県医療機関厚生年金基金解散およびすこや か企業年金基金設立認可について平成27年10 月1日付で認可されました。 認可申請にあたりましては、様々な書類をご 提出いただくなどご協力を賜り厚く御礼申し上 げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。 40 山形県医師会会報 平成27年10月 第770号 編 集 後 記 10月は、ニュースの多い月となりました。ノー て、文科省に異動されました。人事異動は行政の ベル賞の受賞からはじまり、マイナンバー制度の 宿命でありますが、現在は、行政と密接な関係を 導入、医療事故調査制度の開始、TPP大筋合意、 築き上げていかないと医療の現場の意見が反映さ 内閣改造と紙面をひときわにぎわす一か月となり れた医療政策を構築することはできず、その意味 ました。また、厚労省の人事異動も大幅なものと で、頻繁な人事異動はなんとも歯がゆいものを感 なり、昨年、来県していただき、地域医療構想等 じます。めげずに、また、新たな交流ができる糸 に関してご講演いただきました、医政局地域医療 口を模索していきたいと思っております。 計画課、医師確保等地域医療対策室長の佐々木昌 (中目千之) 弘先生は文科省高等教育局医学教育課企画官とし 平成27年10月5日 印刷 平成27年10月10日 発行 山 形 県 医 師 会 会 報 第770号 ¥ 540 本会会誌の誌代540円は、 山形県医師 発 行 者 德 永 正 靱 編 集 委 員 中 目 千 之 〃 〃 〃 清 治 邦 夫 中 條 明 夫 島 貫 隆 夫 山形県医師会 会会費賦課微収規程第2条別表に定め 発 行 所 一般社団法人 2473 山形市松栄一丁目6番73号 〒990TEL023-666-5200 FAX023-647-7757 る会費の中に含まれる。 印 刷 所 ㈱ 誠 文 堂 印 山形市本町一丁目7番50号 刷 「山形県女性医師支援ステーション」 OPEN 「山形県女性医師支援ステーション」とは 女性医師・女子医学生の皆様が、山形県で医師として活躍いただけるよう ❶ ワンストップの専門相談窓口を開設します。 ❷ ホームページ上で、女性医師・女子医学生の方が必要とする情報を一元的に提供します。 ❸ インターネット上で交流できる掲示版を設置します。 「山形県女性医師支援ステーション」の概要 ❶ 相談窓口 女性医師・女子医学生の皆様が、医師として働き続けていくうえでの不安や悩みに対する 専門の相談窓口を設けております。 専門の相談員が、秘密を厳守のうえ応対しますので、お気軽に御相談ください。 相談は以下の方法により、受け付けております。 メール ホームページの相談フォーム 電 話 023-666-6868(月∼金 9:00∼17:00) FAX 023-647-7757 ❷ ホームページ 育児情報、介護情報、就業・復職情報、各種支援制度、イベント情報等を提供します。 URL:http://www.yamagata-joi-support-station.jp 表 紙 写 真 ❸ 交流掲示版 「里山の秋」 女性医師・女子医学生同士で情報交換、質問等ができる交流掲示板を 利用できます。 (ホームページ上からアクセス) 山形市 柘 植 更 一 開設場所 青い空、白い雲、緑の里山、黄金色に稲穂が垂れる。日本に生まれ、山形に住ん 問合わせ先 で、良かったと感じる一瞬。 一般社団法人 山形県医師会内 山形県健康福祉部地域医療対策課 医師・看護師確保対策室 電話 023-630-2258 FAX 023-630-2301 E-mail [email protected] 一般社団法人山形県医師会事務局 電話 023-666-5200 FAX 023-647-7757 E-mail [email protected] 平成27年9月 DIC2125 第770号 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 平成27年10月10日発行 平成27年10月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第770号 製造販売元 コーアイセイ株式会社 山 形 市 若 葉 町 13 番 45 号