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(参考資料3)平成27年10月 知事への説明内容
平成27年10月 現地建替え案(A案) 現地建替え案(B案) 概 要 概 要 【医療機能】 ○ 機能は現在と同じ ⇒ 救急、災害、島しょ医療等 ○ 病床数は現在より縮小(476床→400床)災害時は600床に増床 【改築手法】 ○ 本館で運営を継続しつつ別館、看護学校等を解体し、2020年までに 現地改築(看護学校等を含む全体工事完了は2022年) ◎ 全面休止を避けるため、段階的な整備を実施 【医療機能】 A案と同様 【改築手法】 ○ 看護学校を残して段階的に整備 ○ 第一段階はER(救命センター)、外来、検査・放射線、病棟の一部(100床程度) ○ その後3年で病棟建設、2025年に全面開設 配置イメージ 配置イメージ 段階的に改築 病院(1) → (2) 本館と別館の接続部分を分割し、解体・ 建設を段階的に行う (別館解体→新病院建設→本館解体) 想定スケジュール 参考資料3 知事への説明内容(1/3) ◎オリンピックは新施設で対応 (1) 2020年までに現地改築を行うことは現実的には困難 〇 居ながら改築であり、騒音や振動が患者に与える影響は甚大かつ長期間 〇 計画・設計が1年、工事が2年など、スケジュールに無理がある (多摩・小児総合、松沢病院、駒込病院(改修)は計画から開設まで6年以上) (2) 完成後(2020年)の使い勝手に問題あり 〇 車両(工事・救急・一般)が輻輳し歩行者の安全確保に問題 〇 VIP出入口が狭い上に住宅街に近接、遺体搬送が他の搬入動線と同一など 想定スケジュール ◎オリンピックは現施設で対応(そのために必要な改修は実施) 2025年までに病院の現地改築を行うことは可能だが下記の課題あり 〇 〇 〇 〇 二段階整備のため、コストや工期に無駄が生じる上、大幅な診療制限となる その間、医師等の定数維持が困難となり、完成後の医師等の確保が懸念される 運営を継続しながらの改築のため、騒音や振動の影響は解消されない 2つに分割した免震構造物を接続するリスクについて十分な検証が必要 平成27年10月 知事への説明内容(2/3) 青山への移転改築案(C案) 新病院のコンセプト オリンピックのレガシーとして ① 都心部唯一の基幹災害拠点病院としての機能を抜本的に強化する ② 新たに、スポーツ医学に基づく医療や、国際化に対応した医療に取組む 具体的な機能 災 害・救 急 スポーツ・国際化 ・ 地震、風水害、NBC災害、テロ等への対応 ・ 都民の健康を支えるためスポー ツ医学に基づく医療を提供 + 更なる検討 ・ 免震構造、非常時に病床倍増、強固なインフラ ・ 多発性外傷、広範囲熱傷等の特殊疾病に対応 ・ 島しょ患者の迅速な受入れ 想定スケジュール ・ 外国人にとっても安全・安心の 医療環境を整備 主な課題 〇 国との用地交渉と膨大な用地取得費の確保 〇 病院以外に整備する施設の検討 〇 地域との合意形成(ヘリポート運用を含む) 平成27年10月 知事への説明内容(3/3) 現地建替え案と移転改築案の比較 現地建替え案(B案) 青山への移転改築案(C案) 交通アクセス 広尾駅(日比谷線)、渋谷駅、新橋駅などから のバスが中心 渋谷駅、原宿駅、表参道駅にJR・私鉄・地下 鉄が複数 医療環境 医療機関の多い立地にあり、患者獲得に苦戦 (病床利用率は60~70%で推移) 大病院が相対的に不足する世田谷区周辺に至近 運営への影響 入院8割、外来5割の休止 →医師等の確保にも影響 休止なし →医師等の確保に影響なし 災害対応力 段階整備のため免震性確保が困難 免震性は十分に確保 災害医療の機能拡張は不可 新たな機能拡張が見込める 震災時にも周辺道路は交通規制対象外のため、 一般車両による渋滞が発生するおそれ 震災時には国道246号線が緊急自動車専用路 となり一般車両通行不可(迅速な救急搬送が可 能) 地元調整 比較的容易 不透明 コスト 土地取得費用は不要 土地取得費用が必要 工期長期化と施工の複雑さから工事費増大 単純な工事であり工期は短く工事費は比較的少 ない 次世代の改築が不可能 敷地拡張は不可 次世代の改築スペースの確保が可能 隣接都有地(コスモス青山等)の活用も視野 将来性 こどもの城跡地が取得可能ならば、青山への移転改築の方向性を確認